JP2005318407A - 放送用受信機付き携帯電話 - Google Patents
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Abstract
【課題】 様々な使用状態に対応してアンテナの偏波を変化することができ高い感度を有する放送用受信機付き携帯電話を提供すること。
【解決手段】 上部筐体3にアンテナ素子1及びアンテナ素子2を90度直交させて配置する。アンテナ素子1で受信された信号を移相回路8を介して電力分配器9へ入力し、アンテナ素子2で受信された信号を直接電力分配器9へ入力する。電力分配器9で合成された受信信号をテレビジョン受信回路10へ入力する。角度センサー11の検出出力を制御回路12に入力し、制御回路12は角度センサー11の検出結果に応じて移相回路8の位相変化量を制御するように構成する。
【選択図】 図1
【解決手段】 上部筐体3にアンテナ素子1及びアンテナ素子2を90度直交させて配置する。アンテナ素子1で受信された信号を移相回路8を介して電力分配器9へ入力し、アンテナ素子2で受信された信号を直接電力分配器9へ入力する。電力分配器9で合成された受信信号をテレビジョン受信回路10へ入力する。角度センサー11の検出出力を制御回路12に入力し、制御回路12は角度センサー11の検出結果に応じて移相回路8の位相変化量を制御するように構成する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、放送受信機能を有する携帯電話の表示部及びアンテナに関する。
携帯電話にテレビジョン受信機能を搭載する場合の技術的課題の一つとして、波長が約64cmから44cm程度と長いUHF帯受信用アンテナの構成方法がある。携帯電話の通信では、波長が37cm程度以下である800MHz帯以上の周波数が使用されており、電波の主偏波が垂直偏波であることに対し、テレビジョン放送用の電波においてはその主偏波は水平偏波が主流となっている。したがって、携帯電話用アンテナとは異なる仕様のUHF帯受信用アンテナが必要となる。
従来の携帯型のテレビジョン受信機のアンテナとしては、例えば特許文献1に開示されているような、モノポールアンテナと電池とでダイポールアンテナを構成し、受信機に対して垂直に配置されている構成が知られている。
また、特許文献2に記載されているような、人体装着時での使用状態に対応して、2つのループアンテナを直交するように配置し、偏波を切り替える構成が知られている。
特開2001−251131号公報
特開平10−84209号公報
しかしながら、上記説明した特許文献1に示されている従来のアンテナでは、主偏波が垂直偏波であるため水平偏波の電波に対する感度を高くできないという課題があった。
また、特許文献2に示されている従来のアンテナでは、主偏波方向を2つの異なる方向へ切り替えることは可能であるが、様々な使用状態に対応して主偏波方向を連続的制御することができないという問題があった。
また、上記の従来のアンテナでは、使用者が手で保持した状態におけるアンテナ性能確保について考慮されていないという課題があった。
また、上記の従来のアンテナでは、携帯電話の送信波の影響による受信感度劣化について考慮されていないという課題があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、様々な使用状態に対応してアンテナの偏波を変化することができ高い感度を有する放送用受信機付き携帯電話を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明に係る放送用受信機付き携帯電話は、表示部が搭載された筐体と、前記筐体に搭載された複数の放送受信用アンテナ素子と、前記複数の放送受信用アンテナ素子の信号を合成する手段と、前記筐体の傾き角度を検知する検出手段と、前記検出手段の検出結果に応じて前記複数の放送受信用アンテナ素子の信号位相を制御する制御手段と、を備えた、構成を採る。
上記構成によれば、様々な使用状態における筐体の傾き角度に対してアンテナの偏波方向を常に所定の方向に設定されるように制御することが可能となり、また使用者の手による影響を低減でき、高い受信性能が得られる。
また、本発明に係る放送用受信機付き携帯電話は、表示部が搭載された筐体と、前記筐体に搭載された複数の放送受信用アンテナ素子と、前記複数の放送受信用アンテナ素子の信号を合成する手段と、使用者の操作により前記複数の放送受信用アンテナ素子の信号位相を制御する制御手段と、を備えた構成を採る。
この構成によれば、使用者がアンテナの主偏波方向を変化するように制御することが可能となり、また使用者の手による影響を低減でき、常に高い受信性能が得られる。
また、本発明に係る放送用受信機付き携帯電話は、前記構成において、前記筺体は、前記表示部および前記複数の放送受信用アンテナ素子が搭載された第1筐体と、使用者の手で保持される第2筐体と、からなり、前記第1筐体と前記第2筐体とは連結手段により回動可能に連結されている、構成を採る。
この構成によれば、表示部や複数の放送受信用アンテナ素子が搭載された第1筐体を回転しても、アンテナの主偏波方向を変化するように制御することが可能となり、また使用者の手による影響を低減でき、常に高い受信性能が得られる。
また、本発明に係る放送用受信機付き携帯電話は、前記構成において、さらに、前記第1筐体内部に搭載された放送受信回路と、前記第2筐体に搭載された携帯電話通信用アンテナ素子と、前記第2筐体内部に搭載された携帯電話送受信回路とを備える、構成を採る。
この構成によれば、携帯電話の無線回路及びアンテナとテレビジョン受信部との電磁的なアイソレーションを高く設定でき遮蔽効果が確保され、携帯電話の送信波の影響による受信性能劣化を抑えられるので、高い受信性能が得られる。
以上説明したように、本発明によれば、様々な使用状態において筐体の傾き角度が変化しても常に適切なアンテナの主偏波方向が設定されるため高い受信性能が得られる。
また、様々な使用状態において使用者の操作によりアンテナの主偏波方向の調整ができるため高い受信性能が確保できる。
また、携帯電話の無線回路とテレビジョン受信部との電磁的なアイソレーションを高く設定でき遮蔽効果が確保され、携帯電話の送信波の影響による受信性能劣化を抑えられるので、高い受信性能が得られる。
以下、本発明に係る放送用受信機付き携帯電話の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1、図2及び図3は本発明に係る実施の形態1の放送用受信機付き携帯電話の基本的構成図である。図1に示すように、本実施の形態の放送用受信機付き携帯電話は、アンテナ素子1及びアンテナ素子2が搭載された上部筐体3と、2軸回転ヒンジ部4によって連結された下部筐体5から構成されている。
図1、図2及び図3は本発明に係る実施の形態1の放送用受信機付き携帯電話の基本的構成図である。図1に示すように、本実施の形態の放送用受信機付き携帯電話は、アンテナ素子1及びアンテナ素子2が搭載された上部筐体3と、2軸回転ヒンジ部4によって連結された下部筐体5から構成されている。
図1に示す状態では、上部筐体3が下部筐体5に対して90度直交するように開かれた状態を示している。これは、使用者が手6で下部筐体5を保持しながら上部筐体3に搭載された表示素子7に表示されるテレビジョン画像を鑑賞している状態である。この場合、表示素子7は横長画面、すなわち、画面の長手方向が水平になっているので、例えば通常のテレビジョン放送映像の鑑賞に適している。
図2に示す状態では、上部筐体3と下部筐体5が同一平面内で開かれた状態を示している。この場合、表示素子7は縦長画面、すなわち、画面の長手方向が垂直になっているので、例えば通常のテレビジョン放送映像の下部又は上部に文字情報などの追加情報が表示された画面の鑑賞に適している。
図1及び図2においては、アンテナ素子1及びアンテナ素子2は引き出された状態となっている。
図3に示す状態では、上部筐体3と下部筐体5を閉じた状態を示しており、ポケットや鞄に収納する携帯電話の待受状態に適している。この時、使用者はアンテナ素子1及びアンテナ素子2を上部筐体3に収納することができる。図3に示す状態においては、テレビジョン放送を受信しないことを想定している。こののように、携帯電話の上部筐体3と下部筐体5を閉じてポケットや鞄に収納している状態においては、アンテナ素子1及びアンテナ素子2を上部筐体3に収納することができるため、収納時にアンテナ素子が邪魔になることはない。
以下、アンテナ素子1及びアンテナ素子2の動作を図1及び図2を用いて詳細に説明する。
図1において、アンテナ素子1及びアンテナ素子2はテレビジョン受信用のモノポールアンテナとして動作する。これ以降、テレビジョン放送電波の周波数を600MHz(波長が50cm)として説明する。アンテナ素子1及びアンテナ素子2の全長は例えば、約6cm(約0.1波長)に設定される。アンテナ素子1及びアンテナ素子2を受信周波数で共振させるために電気長を4分の1波長とすることが望ましく、そのため通常、アンテナ素子1及びアンテナ素子2の内部にヘリカル形状又はミアンダ形状の波長短縮を行う素子が組み込まれる。
ここで、アンテナ素子1及びアンテナ素子2は上部筐体3の長手方向(方向13)に沿った端部に伸縮可能な構造で取り付けられる。アンテナ素子1は、その軸方向が上部筐体3の長手方向(方向13)に対して約45度傾斜して取り付けられている。一方、アンテナ素子2はその軸方向が上部筐体3の長手方向(方向13)に対して約45度傾斜して、かつアンテナ素子1とは対向する方向に向けて取り付けられている。このことにより、アンテナ素子1及びアンテナ素子2の主偏波方向は90度直交することになる。
アンテナ素子1で受信された信号は移相回路8を介して電力分配器9へ入力され、アンテナ素子2で受信された信号は直接電力分配器9へ入力される。移相回路8は、例えば、集中定数回路素子であるコイルやコンデンサで構成される回路であり、アンテナ素子1で受信された信号の位相を変化する機能を有している。
電力分配器9は、例えば、マイクロストリップ線路で構成されたウイルキンソン型電力分配器であり、アンテナ素子1及びアンテナ素子2で受信された信号を同一の重み付け(同一の振幅)で合成する機能を有する。電力分配器9で合成された受信信号はテレビジョン受信回路10へ入力される。
上部筐体3の内部には、角度センサー11が搭載されている。角度センサー11は重力センサーなどで構成され、上部筐体3の絶対的な傾き角度を検出する機能を有する。角度センサー11の検出出力は、制御回路12に入力され、制御回路12は角度センサー11の検出結果に応じて移相回路8の位相変化量を制御するように構成される。
ここで、例えば、図1に示すように上部筐体3の長手方向が水平方向に向けられて配置された場合において、角度センサー11の出力に応じて、移相回路8の位相変化量が180度に設定される。この場合、アンテナ素子1とアンテナ素子2が180度位相差(逆位相)で合成されることになる。この時、アンテナ素子1とアンテナ素子2の合成によって得られるアンテナの主偏波方向は方向13となり、水平偏波となる。一般に、テレビジョン放送電波の主偏波方向は水平である。したがって、この状態においては、テレビジョン放送電波の偏波方向とアンテナの偏波方向が一致するため高い受信感度性能が得られる。
次に、図2に示すように、上部筐体3の長手方向が垂直方向に向けられて配置された場合において、角度センサー11の出力に応じて、移相回路8の位相変化量が0度に設定される。この場合、アンテナ素子1とアンテナ素子2が同位相で合成されることになる。この時、アンテナ素子1とアンテナ素子2の合成によって得られるアンテナの主偏波方向は方向14となる。したがって、この状態においては、テレビジョン放送電波の偏波方向とアンテナの偏波方向が一致するため高い受信感度性能が得られる。
ここで、制御回路12では、例えば角度センサー11の検出結果に対して45度ステップでしきい値を設定しておき、このしきい値によって移相回路8の位相を0度又は180度に切り替えることで、上部筐体3の傾き角に応じてアンテナの主偏波方向が常に水平偏波に近い方向で設定されるように制御することができる。
また、アンテナ素子1及びアンテナ素子2は、上部筐体3に取り付けられており、図1及び図2のようにアンテナ素子を引き伸ばした状態であっても、通常下部筐体5を握る使用者の手6から一定の距離が隔てられることになる。これにより、アンテナ素子に与えられる手の影響を低減することができるため、高い受信性能が得られる。
また、下部筐体5の内部に搭載されている内蔵アンテナ素子15は、例えば、800MHz帯で動作する携帯電話通信の送受信用アンテナである。無線回路部16には、携帯電話通信の送受信回路が搭載されている。
このように、下部筐体5の内部に携帯電話送受信用のアンテナと送受信回路が搭載されており、テレビジョン受信用のアンテナと受信回路が上部筐体3の内部に搭載されている。したがって、携帯電話送受信用のアンテナと送受信回路とテレビジョン受信用のアンテナと受信回路との距離を離すことができ、携帯電話の送信波とテレビジョン受信系との間に電磁的なアイソレーションが確保される。このことにより、例えば、携帯電話の送信波がテレビジョン受信系に漏れ込むレベルを低減することができ、この漏れ込み信号によるテレビジョン受信への影響、例えば受信性能劣化を抑えることができる。
なお、アンテナ素子1及びアンテナ素子2は、本実施の形態に示すように、その電気長が4分の1波長に限らず、2分の1波長など他の電気長を有していてもよい。
また、アンテナ素子はヘリカル形状やミアンダ形状の素子を含むモノポール型に限らず、ダイポールアンテナ、マイクロストリップラインアンテナ、パッチアンテナ、スロットアンテナ、ループアンテナ又は逆F型アンテナなどであってもよく、二つのアンテナ素子の偏波方向を異なるように配置すればよい。
また、アンテナ素子の数は3以上であっても合成されたアンテナ全体の偏波が制御できる構成であればよい。
また、アンテナ素子を取り付ける部位は、本実施の形態に示すように上部筐体の長手方向に沿った端部に限らず、例えば、上部筐体の幅方向に沿った端部であってもよく、極力使用者の手から離れる位置に配置することが望ましい。
また、アンテナ素子の信号位相を制御する制御手段は、ハイブリッド回路、方向性結合器などであってもよい。さらには、受信回路を2系統準備しておき、検波処理段(ベースバンド信号処理)において位相を制御しながら合成するように構成してもよい。
また、アンテナ素子の構造は伸縮構造に限るものではなく、常時突出した構造であってもよい。
また、二つのアンテナ素子の主偏波方向の角度差は本実施の形態のような90度に限らず、一定の角度(例えば30度程度)以上の角度差があれば、移相回路の位相変化により主偏波方向を切り替えることができる。
(実施の形態2)
図4は本発明に係る実施の形態2の放送用受信機付き携帯電話の基本的構成図である。図4に示すように、本実施の形態の放送用受信機付き携帯電話は、制御ボタン17を備えており、使用者が親指18でこの制御ボタン17を押すことによりアンテナの主偏波方向を制御できるものである。
図4は本発明に係る実施の形態2の放送用受信機付き携帯電話の基本的構成図である。図4に示すように、本実施の形態の放送用受信機付き携帯電話は、制御ボタン17を備えており、使用者が親指18でこの制御ボタン17を押すことによりアンテナの主偏波方向を制御できるものである。
図4において、制御ボタン17の出力は制御信号19を介して制御回路20に入力される。制御回路20では、制御ボタン17が押される度に、移相回路8の位相変化量を制御するように動作する。
例えば、現在、移相回路8の位相変化量が180度であった場合に、制御ボタン17が1回押されると、位相変化量が0度に切り替えるように動作する。さらにもう一度制御ボタン17が押されると位相変化量が180度に設定されるように構成する。
このように構成することで、使用者が制御ボタン17を押すことで、アンテナの主偏波方向を水平から垂直へ、垂直から水平へ次々に変化することができる。
テレビジョン放送の電波は、一般に水平偏波が主流である。しかし、一部地域においては垂直偏波が用いられる場合もある。また、市街地などでは、建物など地物からの反射波によるマルチパス(多重波)伝搬環境となる。この多重反射により、放送される電波が水平偏波であっても、使用者が受信する位置における偏波は垂直偏波成分など水平偏波以外の成分が多く含まれることになる。
したがって、図4に示すように、使用者が表示素子7に表示されるテレビジョン映像を見ながら、アンテナの主偏波方向を変化することができれば、常によい受信状態に合わせることができる。
このように、本実施の形態によれば、使用者がアンテナの向きや携帯電話の向きを調節することなく、制御ボタンの操作により常に高い受信性能を得ることができる。
また、図1、図2において、電波伝搬環境によって決まる主偏波成分が何であっても、使用者が制御ボタンの操作を行うことにより、常に高い受信性能を得ることができる。
また、図1、図2において、携帯電話を開いた状態の画面が横長であっても、縦長であっても、それ以外のどのような状態であっても、使用者が制御ボタンの操作を行うことにより、常に高い受信性能を得ることができる。
さらに、図1、図2において、携帯電話の傾きがどのような傾きであっても、使用者が制御ボタンの操作を行うことにより、常に高い受信性能を得ることができる。
なお、位相変化量は0度、180度に限らず、例えば、90度や270度に制御するように構成すれば、水平偏波、垂直偏波に加えて、円偏波特性も得ることができ、左旋円偏波や右旋円偏波を得ることができる。
また、位相変化量を連続的に変化するように構成すれば、水平偏波、垂直偏波、円偏波に加えて楕円偏波特性も得ることができる。
また、位相変化量を制御することにより、指向性を変化することができる。
また、前記実施の形態1,2においては放送受信システムをテレビジョンとして説明したが、文字情報やFM帯放送など他の放送システムであっても同様な効果が得られることは言うまでもない。
また、前記実施の形態1,2においては、2軸回転ヒンジ部4により上部筐体3と下部筐体5とを2軸方向に回転する携帯電話を一例に説明したが、本発明では、これに限らず、上部筐体3と下部筐体5とが回転軸を介して取り付けられ回転するいわゆるリボルバタイプの携帯電話や、ヒンジ部により上部筐体3と下部筐体5が折れ曲がるいわゆる折り畳みタイプの携帯電話、さらには、ヒンジ部や回転軸がなく上部筐体3と下部筐体5とが一体式のストレートタイプの携帯電話であっても、放送用受信機付き携帯電話であれば勿論よい。
また、本発明の放送用受信機付き携帯電話は、電話(音声通話)機能と、放送受信機機能の他にデータ通信機能を有していても勿論よく、さらには、電話(音声通話)機能を持たずデータ通信機能を有する放送用受信機付きデータ通信装置も含むものである。
以上のように、本発明に係る放送用受信機付き携帯電話は、様々な使用状態において筐体の傾き角度が変化しても常に適切なアンテナの主偏波方向が設定されるため高い受信性能が得られる。また、様々な使用状態において使用者の操作によりアンテナの主偏波方向の調整ができるため高い受信性能が確保できる。また、携帯電話の無線回路とテレビジョン受信部との電磁的なアイソレーションを高く設定でき遮蔽効果が確保され、携帯電話の送信波の影響による受信性能劣化を抑えられるので、高い受信性能が得られる。このような効果により、本発明は、放送用受信機付き携帯電話の受信及び通信性能の改善に有用である。
1,2 アンテナ素子
3 上部筐体
4 2軸回転ヒンジ部
5 下部筐体
6 手
7 表示素子
8 移相回路
9 電力分配器
10 テレビジョン受信回路
11 角度センサー
12 制御回路
13,14 方向
15 内蔵アンテナ素子
16 無線回路部
17 制御ボタン
18 親指
19 制御信号
20 制御回路
3 上部筐体
4 2軸回転ヒンジ部
5 下部筐体
6 手
7 表示素子
8 移相回路
9 電力分配器
10 テレビジョン受信回路
11 角度センサー
12 制御回路
13,14 方向
15 内蔵アンテナ素子
16 無線回路部
17 制御ボタン
18 親指
19 制御信号
20 制御回路
Claims (4)
- 表示部が搭載された筐体と、
前記筐体に搭載された複数の放送受信用アンテナ素子と、
前記複数の放送受信用アンテナ素子の信号を合成する手段と、
前記筐体の傾き角度を検知する検出手段と、
前記検出手段の検出結果に応じて前記複数の放送受信用アンテナ素子の信号位相を制御する制御手段と、
を備えたことを特徴とする放送受信機付き携帯電話。 - 表示部が搭載された筐体と、
前記筐体に搭載された複数の放送受信用アンテナ素子と、
前記複数の放送受信用アンテナ素子の信号を合成する手段と、
使用者の操作により前記複数の放送受信用アンテナ素子の信号位相を制御する制御手段と、
を備えたことを特徴とする放送受信機付き携帯電話。 - 前記筺体は、
前記表示部および前記複数の放送受信用アンテナ素子が搭載された第1筐体と、使用者の手で保持される第2筐体と、からなり、
前記第1筐体と前記第2筐体とは連結手段により回動可能に連結されている、
ことを特徴とする請求項1または請求項2記載の放送受信機付き携帯電話。 - さらに、
前記第1筐体内部に搭載された放送受信回路と、
前記第2筐体に搭載された携帯電話通信用アンテナ素子と、
前記第2筐体内部に搭載された携帯電話送受信回路と、
を備えたことを特徴とする請求項3記載の放送受信機付き携帯電話。
Priority Applications (2)
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---|---|---|---|
JP2004135992A JP2005318407A (ja) | 2004-04-30 | 2004-04-30 | 放送用受信機付き携帯電話 |
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Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004135992A JP2005318407A (ja) | 2004-04-30 | 2004-04-30 | 放送用受信機付き携帯電話 |
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