JP2502419B2 - 衛星受信装置 - Google Patents

衛星受信装置

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JP2502419B2
JP2502419B2 JP3208121A JP20812191A JP2502419B2 JP 2502419 B2 JP2502419 B2 JP 2502419B2 JP 3208121 A JP3208121 A JP 3208121A JP 20812191 A JP20812191 A JP 20812191A JP 2502419 B2 JP2502419 B2 JP 2502419B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、人工衛星からの送信電
波を受波する受信アンテナからの受信信号を受けて、該
受信信号に含まれる所定チャンネルの信号を復調する衛
星受信装置に関し、特に受信アンテナの受信状態を制御
可能な衛星受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、人工衛星から送信されてくる
垂直及び水平偏波の電波を受信できるように、人工衛星
からの送信電波を受波するプローブの角度を調整可能に
構成された受信アンテナが知られている。
【0003】またこうした受信アンテナからの受信信号
を受けて所望チャンネルの信号を復調する衛星受信装置
には、予め、人工衛星から送信されてくる電波の偏波面
毎に、受信アンテナからの受信信号レベルが最大となる
プローブの角度を記憶しておき、受信チャンネルの偏波
面に応じてその記憶したプローブ角度を読み出し、受信
アンテナのプローブ角度を自動調整する機能が付加され
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで近年では、多
数の通信衛星が実用化されており、これら多数の通信衛
星からの送信電波の中から、所望衛星,所望チャンネル
の信号を自動選局できる機能を有する衛星受信装置が望
まれている。
【0005】しかし上記従来の衛星受信装置では、受信
アンテナの方向を変えて、受信する人工衛星を変更した
場合には、その変更した人工衛星が送信してくる電波の
偏波面に対応してプローブの角度調整をやり直す必要が
あり、上記要求に応えることができなかった。
【0006】本発明はこうした問題に鑑みなされたもの
で、受信する人工衛星を変更した場合にも、その変更し
た人工衛星が送信してくる電波の偏波面に対応してプロ
ーブの角度を自動調整することのできる衛星受信装置を
提供することを目的としてなされた。
【0007】
【課題を解決するための手段】即ち、上記目的を達成す
るためになされた本発明は、図1に例示する如く、受信
電波の偏波面に対応して傾き角度を調整可能なプローブ
を備え、該プローブにより、送信チャンネルに応じて水
平又は垂直偏波の電波を送信してくる人工衛星からの送
信電波を受波すると共に、受信すべき電波を送信してく
る人工衛星に向けてアンテナ方向を調整可能な受信アン
テナに接続される衛星受信装置であって、該受信アンテ
ナからの受信信号に含まれる所望チャンネルの信号を選
局・復調して外部に出力する選局手段と、該選局手段が
選局・復調する受信信号のチャンネル及び該信号を送信
してくる人工衛星を外部から指定すると共に、上記プロ
ーブの角度調整指令を入力するための操作部と、上記受
信アンテナにて送信電波を受信可能な複数の人工衛星の
各々に対して、該人工衛星から送信されてくる垂直及び
水平偏波の電波に対応した上記プローブの角度が予め格
納された角度データ記憶手段と、上記操作部から上記選
局手段が選局・復調する受信信号のチャンネル及び人工
衛星が指定されると、該指定されたチャンネル及び人工
衛星に対応した角度データを上記角度データ記憶手段か
ら読み出し、上記プローブの角度を該読み出した角度デ
ータに対応した角度に制御すると共に、上記受信アンテ
ナの方向を上記指定された人工衛星方向に制御する受信
アンテナ制御手段と、上記操作部を介して上記プローブ
の角度調整指令が入力されると、該指令に応じて上記プ
ローブの角度を変化させるプローブ角度調整手段と、該
プローブ角度調整手段が上記プローブの角度を変化させ
ると、上記角度データ記憶手段に記憶された角度データ
のうち、現在送信電波を受信している人工衛星及びその
チャンネルに対応した偏波面に対する角度データを、変
化後のプローブ角度に対応した角度データに書換えると
共に、その変化後のプローブ角度から現在受信している
チャンネルの偏波面と直交する偏波面に対するプローブ
角度を演算して、該偏波面に対する角度データ記憶手段
内の角度データを、該演算した プローブ角度に対応した
角度データに書換える角度データ更新手段と、を備えた
ことを特徴とする。
【0008】
【作用】上記のように構成された本発明の衛星受信装置
においては、受信アンテナにて送信電波を受信可能な複
数の人工衛星の各々に対して、人工衛星から送信されて
くる垂直及び水平偏波の電波に対応したプローブの角度
が予め格納された角度データ記憶手段が備えられてい
る。
【0009】そして操作部から選局手段が選局・復調す
る受信信号のチャンネル及びその信号を送信してくる人
工衛星が指定されると、受信アンテナ制御手段が、その
指定されたチャンネル及び人工衛星に対応した角度デー
タを角度データ記憶手段から読み出し、受信アンテナに
おけるプローブの角度を、その読み出した角度データに
対応した角度に制御すると共に、受信アンテナの方向を
その指定された人工衛星方向に制御する。
【0010】また操作部を介してプローブの角度調整指
令が入力されると、プローブ角度調整手段が、その指令
に応じて、プローブの角度を変化させる。そして、プロ
ーブ角度調整手段がプローブ角度を変化させると、角度
データ更新手段が、角度データ記憶手段に記憶された角
度データのうち、現在送信電波を受信している人工衛星
及びそのチャンネルに対応した偏波面に対する角度デー
タを、変化後のプローブ角度に対応した角度データに書
換えると共に、その変化後のプローブ角度から現在受信
しているチャンネルの偏波面と直交する偏波面に対する
プローブ角度を演算して、その偏波面に対する角度デー
タ記憶手段内の角度データを、その演算したプローブ角
度に対応した角度データに書換える。
【0011】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面と共に説明す
る。まず図2は本実施例の衛星受信装置2の構成を表す
概略構成図である。図2に示す如く本実施例の衛星受信
装置2には、支柱4に固定された反射鏡6と、支持腕8
を介して反射鏡6の焦点位置に配設された受信部10と
からなる受信アンテナとしてのパラボラアンテナ12が
接続されている。
【0012】パラボラアンテナ12の受信部10は、人
工衛星から送信されてくる垂直又は水平偏波の電波を選
択的に受信する偏波面切換器14と、その受信した垂直
又は水平偏波の信号を所定周波数帯(例えば1GHz
帯)の電気信号に変換して出力するダウンコンバータ1
6とから構成されており、衛星受信装置2には、そのダ
ウンコンバータ16から出力される受信信号の中から、
特定チャンネル(以下、チャンネルを単にCHと記載す
る。)のテレビ信号を抽出して復調する選局手段として
の選局回路20が備えられている。
【0013】また衛星受信装置2には、選局回路20に
て復調されたテレビ信号を映像信号と音声信号とに分離
する映像・音声分離回路22、及び、映像・音声分離回
路22にて分離された映像信号に画像情報を重畳する所
謂スーパーインポーズ用の画像情報重畳回路24が備え
られており、映像・音声分離回路22にて分離された音
声信号は音声信号出力端子26を介して外部に出力さ
れ、映像・音声分離回路22にて分離された映像信号は
画像情報重畳回路24,映像信号出力端子28を介して
外部に出力される。
【0014】また次にパラボラアンテナ12の支柱4に
は、モータにより支柱4を回動させてアンテナ方向を調
整するアンテナ方向調整機構30が設けられており、衛
星受信装置2には、そのアンテナ方向調整機構30を駆
動してアンテナ方向を所望の衛星方向に制御するための
制御信号を発生するアンテナ方向制御信号発生回路32
が備えられている。
【0015】一方パラボラアンテナ12の偏波面切換器
14は、図3及び図4に示す如く、円形導波管40a及
び方形導波管40bが一体形成された中空の筐体40
と、筐体40の軸心部分に支持具42を介して回動自在
に配設され、円形導波管40aを通過してくる人工衛星
からの送信電波を受波して方形導波管40bに導くプロ
ーブ44と、サーボモータ46により支持具42(延い
てはプローブ44)を回動させる回動装置48とを備
え、回動装置48により、プローブ44の角度を受信す
べき送信電波の偏波面に対応させることができるように
されている。尚円形導波管40aの先端は、誘電損失の
少ないポリカーボネート等の合成樹脂にて形成されたキ
ャップ49で保護されており、また方形導波管40bの
プローブ44とは反対側端部にはダウンコンバータ16
が設けられている。
【0016】また回動装置48は、上記のようにプロー
ブ44を回動させてプローブ角度を調整するものである
が、その調整は、図5に示す如く、標準的な垂直偏波V
に対応した図4に示す鉛直方向のプローブ角度を−45
°とし、この角度−45°からプローブ44を図4にお
ける左方向に90°回動させることによって得られる、
標準的な水平偏波Hに対応した水平方向のプローブ角度
を45°としたときの中心角度0°から−方向(垂直偏
波方向)に60°,+方向(水平偏波方向)に60°の
範囲で実行できるようにされている。即ち、回動装置4
8には、所定周期(例えば20msec.)で入力されるパ
ルス信号のパルス幅に応じて、図7に示す如く水平偏波
H側,及び垂直偏波V側にて、夫々、プローブ角度を0
〜60°の範囲で回動させる駆動回路が備えられてい
る。
【0017】このため衛星受信装置2には、プローブ角
度を選局回路20が選局する受信CHの偏波面に対応さ
せるために、図2に示す如く、回動装置48に対してそ
の偏波面に対応したパルス幅の制御信号を出力する偏波
切換制御信号発生回路34が備えられている。
【0018】また衛星受信装置2において、この偏波切
換制御信号発生回路34やアンテナ方向制御信号発生回
路32の制御信号発生動作,選局回路20の選局動作,
及び画像情報重畳回路24の画像情報重畳動作は、CP
U36a,ROM36b,RAM36c,入出力ポート
36d等からなる周知のマイクロコンピュータ36によ
り制御される。即ち、マイクロコンピュータ36は、操
作部38を介して使用者により指定された受信衛星及び
受信CHに応じて、アンテナ方向制御信号発生回路3
2,偏波切換制御信号発生回路34,及び選局回路20
を駆動することにより、アンテナ方向,プローブ角度,
及び選局回路20の選局周波数を夫々自動調整し、また
操作部38を介してプローブ角度の調整指令が入力され
ると、偏波切換制御信号発生回路34を駆動してプロー
ブ角度を変更すると共に、画像情報重畳回路24を駆動
して映像信号にプローブ角度の調整状態を表す画像情報
を重畳させる。
【0019】以下、このようにマイクロコンピュータ3
6にて実行される各種制御処理について図8〜図10に
示すフローチャートに沿って説明する。尚、マイクロコ
ンピュータ36のRAM36cは、当該衛星受信装置2
の電源OFF時にその記憶内容が消滅しないように図示
しないバッテリにより常時電源供給を受けており、その
中には、前記図7に示したパラボラアンテナ12のプロ
ーブ角度に対応した偏波切換制御信号のパルス幅を表す
パルス幅データ、パラボラアンテナ12にて受信可能な
衛星(本実施例では、JCSAT1,JCSAT2,ス
ーパーバードA,スーパーバードB)毎に設定された、
送信電波の偏波面V,Hに対応した受信CH及びプロー
ブ角度を表す図6に示す角度データ、受信衛星に対応し
たアンテナ方向を表すアンテナ方向データ、所望衛星の
所望CHの信号を選局回路20にて選局させるために各
衛星,各CH毎に設定された選局周波数データ等が格納
されている。
【0020】またこれら各データはRAM36c内に格
納されているため、必要に応じて変更可能であり、その
内の角度データは、プローブ角度の調整指令によりプロ
ーブ角度を変更すると同時に書き換えられる。まず図8
は、操作部38を介して使用者により受信衛星が指定さ
れたときに実行される受信衛星変更処理を表すフローチ
ャートである。
【0021】図8に示す如くこの処理が開始されると、
ステップ110にて、その指定された受信衛星の衛星名
を読み込む。そして続くステップ120では、その読み
込んだ衛星名に対応したアンテナ方向をRAM36cに
記憶されているアンテナ方向データから読み出し、その
読み出したアンテナ方向に対応した制御信号をアンテナ
方向制御信号発生回路32から出力させる、といった手
順でアンテナ方向の調整処理を行なう。尚この制御信号
の出力により、アンテナ方向調整機構30が、パラボラ
アンテナ12の方向を指定された受信衛星方向に調整す
る。
【0022】こうしてアンテナ方向の調整がなされる
と、今度は続くステップ130に移行して、指定された
受信衛星における前回の受信CHを読み込み、次ステッ
プ140にて、その読み込んだ受信CHと受信衛星の衛
星名とから、選局回路20にてその受信CHの信号を選
局させるための選局周波数をRAM36cに記憶されて
いる選局周波数データから読み出し、選局回路20の選
局周波数をその読み出した選局周波数に変更する。尚こ
の選局周波数の変更により、選局回路20は、上記指定
された受信衛星の前回の受信CHの信号を選局するよう
になる。
【0023】次にステップ150では、上記衛星名と受
信CHに対応したパラボラアンテナ12のプローブ角度
を、RAM36cに記憶されている図6に示した角度デ
ータから読み込む。そして続くステップ160では、そ
の読み込んだプローブ角度に対応した偏波切換制御信号
のパルス幅を、RAM36cに記憶されている図7に示
したパルス幅データから読み出し、偏波切換制御信号発
生回路34が出力する制御信号のパルス幅をその読み出
したパルス幅に変更する。
【0024】また次にステップ170では、偏波面切換
器14の電源をONし、ステップ180にてその後所定
時間(モータや制御信号発生回路34を長持ちさせるた
めと、消費電力削減のため、約15sec.)経過したか否
かを判断することにより、所定時間経過するのを待ち、
所定時間経過すると、ステップ190にて、偏波面切換
器14の電源をOFFして、当該処理を終了する。
【0025】尚上記ステップ150〜ステップ190の
処理により、偏波面切換器14の回動装置48が、プロ
ーブ角度を偏波切換制御信号のパルス幅に対応した角度
に調整し、この結果プローブ角度は、受信CHの偏波面
に対応した角度となる。次に図9は、操作部38を介し
て使用者により受信CHが指定されたときに実行される
受信CH変更処理を表すフローチャートである。
【0026】図9に示す如くこの処理が開始されると、
ステップ210にて、その指定された受信CHを読み込
む。そして続くステップ220では、上記ステップ14
0と同様、その読み込んだ受信CHと現在の受信衛星の
衛星名とに基づき選局回路20の選局周波数を変更し、
選局回路20にて、上記指定された受信CHの信号を選
局させる。
【0027】次にステップ230では、指定された受信
CHと現在の受信衛星の衛星名とに基づき、受信CHの
送信電波の偏波面を、RAM36cに記憶されている図
6に示した角度データから読み込む。そして続くステッ
プ240では、その読み込んだ偏波面が、前回の受信C
Hの偏波面から変化したか否かを判断する。そして偏波
面が変化していなければ、そのまま当該処理を終了し、
偏波面が変化している場合には、ステップ250に移行
する。
【0028】ステップ250では、その受信CHの偏波
面に対応したパラボラアンテナ12のプローブ角度を上
記角度データから読み込む。そして続くステップ260
では、上記ステップ160と同様、偏波切換制御信号発
生回路34が出力する制御信号のパルス幅を、ステップ
250にて読み込んだプローブ角度に対応したパルス幅
に変更する。またこのステップ260の処理実行後は、
ステップ270にて偏波面切換器14の電源をONし、
ステップ280にてその後所定時間(例えば15sec.)
経過したか否かを判断することにより、所定時間経過す
るのを待ち、所定時間経過すると、ステップ290に
て、偏波面切換器14の電源をOFFする、といった手
順で、偏波面切換器14の回動装置48により、プロー
ブ角度を受信CHの偏波面に対応した角度に調整させ
る。
【0029】次に図10は操作部38を介して使用者に
よりプローブ角度の調整指令が入力されたときに実行さ
れるプローブ角度調整処理を表している。尚このプロー
ブ角度の調整指令は、操作部38に設けられている+キ
ー又は−キーを操作することにより入力される。
【0030】図10に示す如くこの処理が開始される
と、まずステップ310にて、現在の受信衛星の衛星名
及び受信CHを読み込み、続くステップ320にて、そ
の読み込んだ衛星名及び受信CHに対応した送信電波の
偏波面及びプローブ角度をRAM36cに記憶されてい
る図6に示した角度データから読み込む。
【0031】次にステップ330では、プローブ角度の
調整指令が、操作部38の+キーの操作によるものか或
は−キーの操作によるものかを判断し、+キーの操作に
よるものであれば、ステップ340に移行して、上記読
み込んだプローブ角度を1°増加し、逆に−キーの操作
によるものであれば、ステップ350に移行して、上記
読み込んだプローブ角度を1°減少させる。
【0032】このように操作部38のキー操作に対応し
て、ステップ320にて読み込んだ現在の受信衛星,受
信CHのプローブ角度を1°増加又は減少させると、今
度はステップ360に移行して、その変更されたプロー
ブ角度に基づき、現在の受信CHの送信電波の偏波面と
直交する偏波面に対するプローブ角度を算出する。そし
て続くステップ370では、図6に示した角度データの
内、現在の受信衛星に対して設定されているプローブ角
度を、各偏波面毎に上記ステップ340〜ステップ36
0にて求めたプローブ角度に更新する。
【0033】即ち、例えば現在の受信衛星がJCSAT
1で、受信CHが「5」であり、+キーの操作によりプ
ローブ角度の調整指令がなされた場合、図6に示す如
く、現在の受信CHのプローブ角度は「−45°」であ
ることから、ステップ340にて、その受信CHのプロ
ーブ角度が「−44°」に変更され、またステップ36
0にて、現在の受信CHの偏波面(垂直偏波)と直交す
る他の偏波面(水平偏波)のプローブ角度が「+46°
(=−44°+90°)」として算出され、ステップ3
70にて、その算出結果に応じて、図6に示した受信衛
星JCSAT1の角度データの中の垂直偏波のプローブ
角度が「−44°」,水平偏波のプローブ角度が「+4
6°」に書換えられる。
【0034】こうして角度データが更新されると、今度
はステップ380に移行して、上記算出した現在の受信
CHのプローブ角度に対応した偏波切換制御信号のパル
ス幅を図7のパルス幅データから読み出し、偏波切換制
御信号発生回路34が出力する制御信号のパルス幅をそ
の読み込んだパルス幅に変更し、次ステップ390にて
偏波面切換器14の電源をONする。
【0035】また続くステップ400では、画像情報重
畳回路24を駆動して、映像・音声分離回路22にて分
離された映像信号に、上記更新した角度データ,現在の
受信衛星,受信CH,及びその偏波面を表す画像データ
を重畳させることにより、角度データの画面表示を行な
う。
【0036】尚この画像データは、図11に示す如く、
例えば画面左上に受信衛星名を、画面右上に受信CH及
び偏波面を、画面下中央部に変更後の角度データを、夫
々表示するように作成され、受信CHのテレビ画像上に
所定の色で識別表示される。このように上記更新した角
度データの画面表示を実行すると、ステップ410に移
行して、プローブ角度調整のためのキー操作が再度なさ
れたか否かを判断し、キー操作がなされていれば、再度
ステップ330に移行し、上記更新したプローブ角度を
再度更新する(ステップ330〜ステップ370)と共
に、その更新したプローブ角度に応じてパラボラアンテ
ナ12のプローブ角度を実際に変更させ(ステップ38
0,ステップ390)、その更新した角度データを画面
表示する(ステップ400)。
【0037】一方ステップ410にてプローブ角度調整
のためのキー操作がなされていないと判断されると、ス
テップ420に移行して、上記ステップ400の処理を
実行した後、所定時間(例えば15sec.)経過したか否
かを判断し、所定時間経過していなければ再度ステップ
410に移行する。即ちステップ400の処理実行後
は、所定時間の間、プローブ角度調整のためのキー操作
が再度なされるのを待つ。そしてステップ420にて、
所定時間経過したと判断されると、ステップ430に移
行して、偏波面切換器14の電源をOFFし、ステップ
440にて、画像情報重畳回路24の動作を停止するこ
とにより角度データの画面表示を消し、当該処理を終了
する。
【0038】以上説明したように本実施例の衛星受信装
置2においては、操作部38を介して受信衛星が指定さ
れると、パラボラアンテナ12の方向をその受信衛星方
向に制御すると共に、前回の受信CHの信号を選局回路
20にて選局できるように、その受信CHの送信電波の
偏波面に対応してパラボラアンテナ12のプローブ角度
を調整し、選局回路20の選局周波数を変更する。
【0039】また操作部38を介して受信CHが指定さ
れると、その受信CHの信号を選局回路20にて選局で
きるように、その受信CHの送信電波の偏波面に対応し
てパラボラアンテナ12のプローブ角度を調整し、選局
回路20の選局周波数を変更する。
【0040】このため本実施例の衛星受信装置2によれ
ば、外部から受信衛星及び受信CHを指定することによ
り、多数の通信衛星からの送信電波の中から、所望衛
星,所望CHの信号を自動選局させることができる。ま
た本実施例の衛星受信装置2においては、操作部38を
介してプローブ角度の調整指令が入力されると、その指
令に応じて、角度データを更新すると共に、パラボラア
ンテナ12のプローブ角度を実際に変更し、更にその更
新された角度データを画像表示させる。このためプロー
ブ角度の調整を、単にテレビ画面にて画像の良・否を確
認しつつ行なうことができるだけでなく、テレビ画面上
にてプローブ角度を確認しながら実行できる。また図1
1に示す如く、テレビ画面上には、調整したプローブ角
度だけでなく、その調整範囲も表示されるため、プロー
ブ角度の調整をより簡単に実行できる。
【0041】また更に本実施例では、プローブ角度の調
整時に、現在の受信CHの送信電波の偏波面に対応した
プローブ角度を調整すると、その偏波面と直交する他方
の偏波面のプローブ角度を計算で求め、そのプローブ角
度をも更新するようにしているため、プローブ角度の調
整を各偏波面毎に実行する必要がなく、プローブ角度の
調整がより簡単になる。
【0042】尚本実施例においては、角度データを記憶
したRAM36cが角度データ記憶手段に相当し、マイ
クロコンピュータ36にて実行される受信衛星変更処理
及び受信CH変更処理が受信アンテナ制御手段に相当
し、プローブ角度調整処理がプローブ角度調整手段及び
角度データ更新手段に相当する。
【0043】ここで上記実施例では、プローブ角度の調
整処理を、角度データから現在の受信CHの偏波面に対
応したプローブ角度を読み出し、そのプローブ角度を1
°単位で変更するようにしたため、プローブ角度の調整
時には、テレビ画面上にて画像が最も鮮明になる点を見
つけるようにすればよい。しかし画像が最も鮮明になる
点を見つけるのは難しく、実際にはその付近でプローブ
角度が設定されてしまう。このため例えば、プローブ角
度の調整処理を、角度データから現在の受信CHの偏波
面と直交する偏波面のプローブ角度を読み出し、そのプ
ローブ角度を1°単位で変更するようにすれば、プロー
ブ角度の調整時には、テレビ画面上にて画像が最も悪く
なる点を見つければよいこととなり、その調整作業を簡
単に、しかもより正確に行なうことが可能となる。
【0044】またこのように上記実施例では、プローブ
角度の調整を、テレビ画面上で画像を見ながら行なうよ
うにしたが、パラボラアンテナ12からの受信信号のレ
ベルを検出する検出回路を設け、プローブ角度の調整指
令により、この検出回路からの検出信号が最大となるよ
うにプローブ角度を自動調整するようにしてもよい。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように本発明の衛星受信装
置においては、操作部を介して人工衛星及びチャンネル
を指定すると、受信アンテナの方向及びプローブ角度
を、その指定された人工衛星及びチャンネルの偏波面に
応じて、予め設定された値に調整する。このため本発明
の衛星受信装置によれば、多数の人工衛星からの送信電
波の中から、所望衛星からの所望チャンネルの信号を自
動選局することができる。また、操作部を介してプロー
ブの角度調整指令が入力されると、その指令に応じてプ
ローブの角度を変化させ、その変化後のプローブ角度に
基づき、現在送信電波を受信している人工衛星及びその
チャンネルに対応した偏波面に対する角度データを書換
え、更に、その変化後のプローブ角度から現在受信して
いるチャンネルの偏波面と直交する偏波面に対するプロ
ーブ角度を演算して、その偏波面に対する角度データを
書換える。このため、例えば、受信アンテナを設置した
りその設置位置を変更した際に、各人工衛星毎或は受信
状態が悪い人工衛星に対して、角度調整指令を入力して
プローブ角度調整を行うようにすれば、その人工衛星に
対する角度データを、その人工衛星からの垂直及び水平
偏波の電波を受信するのに最適な角度データに書換える
ことができ、その後、プローブ角度調整を行った人工衛
星からの送信電波を良好に受信できるようになる。ま
た、プローブ角度調整を行った際には、そのとき電波を
受信している人工衛星及びチャンネルに対応した偏波面
に対する角度データを書換えるだけでなく、そのチャン
ネルの偏波面と直交する偏波面に対する角度データも演
算して書換えるので、プローブ角度の調整及び角度デー
タの書換えを、1つの人工衛星に対して各偏波面毎に実
行する必要がなく、プローブの角度調整を簡単に行うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成を例示するブロック図である。
【図2】実施例の衛星受信装置2の構成を表す概略構成
図である。
【図3】偏波面切換器14の構成を表す断面図である。
【図4】図3におけるA−A線断面を表す断面図であ
る。
【図5】偏波面切換器14によるプローブ角度の調整動
作を説明する説明図である。
【図6】受信衛星毎に送信電波の偏波面に対応した受信
CH及びプローブ角度が設定された角度データの構成を
表す説明図である。
【図7】プローブ角度に対応して偏波切換制御信号のパ
ルス幅が設定されたパルス幅データの構成を表す説明図
である。
【図8】マイクロコンピュータ36にて実行される受信
衛星変更処理を表すフローチャートである。
【図9】マイクロコンピュータ36にて実行される受信
CH変更処理を表すフローチャートである。
【図10】マイクロコンピュータ36にて実行されるプ
ローブ角度調整処理を表すフローチャートである。
【図11】プローブ角度の調整時に映像信号に重畳され
る画像データの構成を表す説明図である。
【符号の説明】
2…衛星受信装置 12…パラボラアンテナ 14
…偏波面切換器 16…ダウンコンバータ 20…選局回路 22…
映像・音声分離回路 24…画像情報重畳回路 30…アンテナ方向調整機
構 32…アンテナ方向制御信号発生回路 34…偏波切
換制御信号発生回路 36…マイクロコンピュータ 38…操作部 40
…筐体 44…プローブ 46…サーボモータ 48…回動
装置

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信電波の偏波面に対応して傾き角度を
    調整可能なプローブを備え、該プローブにより、送信チ
    ャンネルに応じて水平又は垂直偏波の電波を送信してく
    る人工衛星からの送信電波を受波すると共に、受信すべ
    き電波を送信してくる人工衛星に向けてアンテナ方向を
    調整可能な受信アンテナに接続される衛星受信装置であ
    って、 受信アンテナからの受信信号に含まれる所望チャンネ
    ルの信号を選局・復調して外部に出力する選局手段と、 選局手段が選局・復調する受信信号のチャンネル及び
    該信号を送信してくる人工衛星を外部から指定すると共
    に、上記プローブの角度調整指令を入力するための操作
    部と、 上記受信アンテナにて送信電波を受信可能な複数の人工
    衛星の各々に対して、該人工衛星から送信されてくる垂
    直及び水平偏波の電波に対応した上記プローブの角度が
    予め格納された角度データ記憶手段と、上記操作部から上記選局手段が選局・復調する受信信号
    のチャンネル及び人工衛星が指定されると、該指定され
    たチャンネル及び人工衛星に対応した角度データを 上記
    角度データ記憶手段から読み出し、上記プローブの角度
    を該読み出した角度データに対応した角度に制御すると
    共に、上記受信アンテナの方向を上記指定された人工衛
    星方向に制御する受信アンテナ制御手段と、 上記操作部を介して上記プローブの角度調整指令が入力
    されると、該指令に応じて上記プローブの角度を変化さ
    せるプローブ角度調整手段と、 該プローブ角度調整手段が上記プローブの角度を変化さ
    せると、上記角度データ記憶手段に記憶された角度デー
    タのうち、現在送信電波を受信している人工衛星及びそ
    のチャンネルに対応した偏波面に対する角度データを、
    変化後のプローブ角度に対応した角度データに書換える
    と共に、その変化後のプローブ角度から現在受信してい
    るチャンネルの偏波面と直交する偏波面に対するプロー
    ブ角度を演算して、該偏波面に対する角度データ記憶手
    段内の角度データを、該演算したプローブ角度に対応し
    た角度データに書換える 角度データ更新手段と、を備えたこと を特徴とする衛星受信装置。
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