JPH0834165B2 - 希土類・鉄系樹脂結合型磁石 - Google Patents

希土類・鉄系樹脂結合型磁石

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JPH0834165B2
JPH0834165B2 JP62325704A JP32570487A JPH0834165B2 JP H0834165 B2 JPH0834165 B2 JP H0834165B2 JP 62325704 A JP62325704 A JP 62325704A JP 32570487 A JP32570487 A JP 32570487A JP H0834165 B2 JPH0834165 B2 JP H0834165B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、基本組成が希土類金属,鉄,ボロンからな
る超急冷法でつくられた磁石粉末に有機物バインダーを
加えた後、円筒形状に成形した磁石に有機物コーティン
グを浸漬法により有機物液中に漬けて施した耐酸化性に
すぐれた高性能希土類,鉄系樹脂結合型磁石に関する。
〔従来の技術〕
永久磁石は、大きく分けてフエライト磁石,アルニコ
磁石,希土類磁石の3つに分けられるが、近年のOA機
器,FA機器の小型化,高効率化に伴ない、希土類磁石の
需要が大きく伸びてきた。
希土類磁石は、その組成から希土類,コバルト系と希
土類,鉄系に大別される。希土類,鉄系磁石は、1983年
にゼネラルモータース社と住友特殊金属が発表した磁石
で共にNd,Fe,Bを主成分としているが、GM社は、その製
造方法に超急冷法を採用しているのに対し住友特殊金属
は、焼結法を採用している。超急冷法の場合、厚み20μ
m位のリボン状の磁石粉末が得られ、その一つ一つの中
は、単磁区粒子の臨界半径よりも微細なサブミクロンオ
ーダー(0.1〜0.5μm)の結晶粒より構成されている。
従って177μm以下のバルク状粉末に粉砕しても保磁力
が出る状態に保持されているので樹脂結合型磁石の原料
として利用できる。以上の原料を使用して、熱硬化性樹
脂または熱可塑性樹脂を加えた磁石は、複雑な形状に成
形できる樹脂結合磁石の利点を生かして、肉薄な同筒状
磁石や、板状の磁石等に成形され、電子機器等に使用さ
れていた。しかし、組成中に鉄分が多く含まれているた
め錆やすく、モータースピーカ,リレー等に組み込んだ
場合に、錆又は酸化による磁石性能低下のために著しく
性能を低下させていた。そこで、その表面に有機物をス
プレーにより吹き付けてコーティングを施して耐酸化性
を得ていた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、希土類,鉄系樹脂結合型磁石の円筒形
状のもの、特に内径/高さが5以下のものに有機物コー
ティングをスプレーにより吹付けても、内側にまで有機
物がとどかないためコーティング膜厚が極めて薄くな
る、また、厚くコーティングしようとすると外側に厚く
コーティングされすぎてしまい、寸法が制御できなくな
るという問題点を有していた。そこで本発明は、従来の
このような問題点を解決するため、磁石表面に有機物を
浸漬法により磁石を有機物液中に漬けてコーティングし
て、スプレーによる吹付けでは、コーティングしにくい
内側部分に樹脂をコーティングして、空気,水分,溶
剤,薬品等を遮断し、酸化防止,錆防止することを目的
とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記問題を解決するために本発明の希土類,鉄系樹脂
結合型磁石は、希土類金属、鉄、ボロンを主成分とし、
超急冷法で製造された磁石粉末に有機物バインダーを加
えて成形した円筒状の成形体を有機物の液中に浸漬し
て、前記円筒状成形体の少なくとも内周面および外周面
に膜厚2〜100μmの有機被膜を形成してなる希土類・
鉄系樹脂結合型磁石であって、 前記円筒状成形体の外径に対する内径の比率が、1/6
〜24/25の範囲内であり、 前記円筒状成形体の前記内周面および前記外周面に前
記有機被膜がほぼ均一に形成されていることを特徴とす
る。
また、本発明において、前記円筒状成形体の内径は、
1mm以上であるのが好ましい。
また、磁石粉末の組成は、前記鉄の一部をコバルト等
の鉄以外の遷移金属で置換したものでもよい。
本発明に使用する有機物コーティング材は、四フッ化
エチレン等を含むフッ素樹脂,エポキシ樹脂,ナイロン
樹脂,メラミン樹脂,アクリル樹脂,フエノール樹脂,
シリコン系樹脂である。
コーティング膜厚は、2μm未満では、樹脂結合型磁
石が有している、微細な空孔うめることができないため
耐酸化性が無く100μmを超えると作業時間が長くなり
高コストになる。なお、基本組成が、希土類金属,鉄,
ボロンからなる超急冷法により製造した希土類磁石粉末
としては、原子比で8〜18%,73〜88%,4〜9%であり
希土類金属は、Y,La,Ce,Pr,Sm,Nd,Eu,Gd,Tb,Dy単体及び
2種以上の混合物、そして鉄の一部をAl,Co,Nd,Ga等の
うちの1種以上の遷移金属で置換したものとする。この
ような磁石粉末は、有機物バインダーを加えられ、加圧
成形により円筒状の成形体とされる。この円筒状成形体
の内周面と外周面に形成されるコーティング膜(有機被
膜)をほぼ均一なものとするために、円筒状成形体の外
径に対する内径の比率は、1/6〜24/25の範囲内とされ
る。
〔実施例〕
実施例1 原子比がNd14Fe80B8である超急冷法により得られた粉
末と177μmに粉砕した後、エポキシ樹脂を加え圧縮成
形した。この成形品を150℃において1時間熱硬化させ
磁石を製造した後に樹脂コーティングを施した。第1表
に磁石寸法(外径×内径×高さ[単位:mm]),有機物
コーティングの種類,膜厚,方法,及び60℃×95%(湿
度)の条件下に500H置いた後の錆発生の状態を調査した
結果を示す。
No.11,12の比較例に示したようにブロック形状では、
スプレー及び浸漬のどちらのコーティング方法において
も良好にコーティングされている。
No.1,3,6,9の円筒形状の磁石のように浸漬法により有
機物コーティングを2μm以上施した場合には、良好な
防錆力を示す。
しかし、No.2,4,7,8のように円筒形状の磁石にスプレ
ー吹付けでコーティングした場合には、コーティング膜
厚の平均値が2μm以上でも、内側の膜厚が薄いため錆
が発生している。
また、No.5のようにコーティング膜厚が2μm以下で
あると、防錆力が得られていない。
実施例2 原子比がNd14Fe77Co4B5であり超急冷法により得られ
た磁石粉末を177μmに粉砕した後に、エポキシ樹脂を
加え圧縮成形した磁石と、ナイロン12とを加え混合後射
出成形又は押出成形した磁石を得た。
これらの磁石の磁気性能は、それぞれ、第2表に示す
とおりであった。測定磁場は25KOeであり25℃の気温で
V,S,M,により測定した。
これらの性能を有する磁石にフッ素樹脂コーティング
を約20μm施した後60℃×95%×500Hの耐食試験を行っ
た後の結果を第3表に示す。
第3表により、円筒形状の磁石においては、コーティ
ング方法による耐食性の差が明らかに出ており浸漬法に
より、磁石を有機物の液中に漬けてコーティングしたも
のの方が高い耐食性を示している。
〔発明の効果〕 以上述べたように、本発明は、希土類,鉄系樹脂結合
型磁石の円筒形状のものが、スプレー吹付によってコー
ティングしにくいため浸漬法により有機物コーティング
を2〜100μmの膜厚で施したため大変すぐれた耐食性
を有する磁石を製造することができた。このことは、モ
ーター,スピーカ,センサー等に使用されている希土
類,鉄系樹脂結合型磁石の形状の制限がなくなり幅広い
応用ができるようになるという効果を有している。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】希土類金属、鉄、ボロンを主成分とし、超
    急冷法で製造された磁石粉末に有機物バインダーを加え
    て成形した円筒状の成形体を有機物の液中に浸漬して、
    前記円筒状成形体の少なくとも内周面および外周面に膜
    厚2〜100μmの有機被膜を形成してなる希土類・鉄系
    樹脂結合型磁石であって、 前記円筒状成形体の外径に対する内径の比率が、1/6〜2
    4/25の範囲内であり、 前記円筒状成形体の前記内周面および前記外周面に前記
    有機被膜がほぼ均一に形成されていることを特徴とする
    希土類・鉄系樹脂結合型磁石。
  2. 【請求項2】前記円筒状成形体の内径が1mm以上である
    特許請求の範囲第1項に記載の希土類・鉄系樹脂結合型
    磁石。
  3. 【請求項3】前記鉄の一部を鉄以外の遷移金属で置換し
    た特許請求の範囲第1項または第2項に記載の希土類・
    鉄系樹脂結合型磁石。
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