JPH0834025B2 - 再生装置 - Google Patents

再生装置

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JPH0834025B2
JPH0834025B2 JP62025771A JP2577187A JPH0834025B2 JP H0834025 B2 JPH0834025 B2 JP H0834025B2 JP 62025771 A JP62025771 A JP 62025771A JP 2577187 A JP2577187 A JP 2577187A JP H0834025 B2 JPH0834025 B2 JP H0834025B2
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track
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circuit
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正 深見
浩幸 井野
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Priority to AT88301001T priority patent/ATE101296T1/de
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は回転ヘッドを用いたディジタルオーディオテ
ープレコーダ等に用いて好適な再生装置に関し、特に再
生装置のトラッキングに関するものである。
〔発明の概要〕
本発明は、回転ヘッドを記録時の複数倍の速度で回転
させると共に、この回転ヘッドから得られる再生信号に
含まれる記録トラックの複数個所に記録されたトラック
番地信号と上記記録トラックを複数に分割するブロック
に対して記録されたブロック番地信号とを夫々抽出し、
この抽出されたブロック番地信号に基いて所定時間のタ
イミング信号を所定の位置で発生させ、上記トラック番
地信号から上記所定時間に含まれるトラック番地信号を
抽出し、上記所定時間に抽出されたトラック番地信号と
基準トラック番地信号とを比較し、この比較結果に応じ
て上記記録媒体の走行を制御するようにしたことによ
り、ノートラッキング方式を実行する場合において、基
準トラック番地信号と比較するための記録媒体の速度を
反映した再生トラック番地信号を確実に抽出することが
できるようにしたものである。
また本発明は、上記再生トラック番地が所定回数又は
所定時間抽出されないときは、上記タイミング信号の発
生位置をずらせるようにしたことにより、上記再生トラ
ック番地信号をより確実に抽出することができるように
したものである。
〔従来の技術〕
回転ヘッド型の記録再生装置として、例えばR-DAT方
式と呼ばれる回転ヘッド型のディジタルオーディオテー
プレコーダが開発されている。
次にこのR-DAT方式によるテープレコーダのテープフ
ォーマット及びデータフォーマットについて図面と共に
説明する。
第7図はテープフォーマットを示すもので、磁気テー
プ1には第1の回転磁気ヘッドA(以下単にヘッドAと
云う)によって記録されるトラック2Aと、第2の回転磁
気ヘッド(以下単にヘッドBと云う)によって記録され
るトラック2Bとが、このテープ1の長手方向に対して斜
めに交互に形成される。尚、ヘッドA、Bは互いにアジ
マス角の異るものが略180°の間隔を以ってドラムに設
けられている。そしてヘッドA、Bが1回転する間に、
各々略1/2回転でトラック2A、2Bが形成される。
1本のトラック2A(2B)は1セグメントと称され、19
6個のデータブロックに分割されている。そのうち両端
部の34個のブロック部分が夫々補助データ領域となり、
中央部の128ブロックがPCM領域となっている。上記補助
データ領域はさらに幾つかの区間に分割されており、各
区間には例えばサブコード、PLLラン・イン信号等の所
定の信号が記録されており、また無信号区間も設けられ
ている。また上記区間の一つには、トラッキングサーボ
用のパイロット信号となるATF信号が記録されている。
またPCM領域には、オーディオ信号をPCM化した信号が
他の所定のデータと共に記録されている。このPCM領域
は128個のデータブロックから成り、その1ブロックは
第8図のように構成されている。
第8図において、1ブロックは288ビットで構成さ
れ、その先頭に8ビット(1シンボル)のブロック同期
信号が付加され、次に8ビットのPCM-IDが付加される。
このPCM-IDの次に、ブロックアドレスが付加される。こ
のPCM-ID及びブロックアドレスの2シンボル(W1及び
W2)に関して、単純パリティのエラー検出符号化の処理
が行われ、8ビットのパリティがブロックアドレスの次
に付加される。ブロックアドレスは、第9図に示すよう
に、最上位ビット(MSB)を除く7ビットにより構成さ
れ、上記最上位ビットが“0"とされることにより、PCM
ブロックであることが示される。この7ビットのブロッ
クアドレスは(00)〜(7F)(16進表示)、即ち「0」
〜「127」と順次変化する。またブロックアドレスの下
位3ビットが(000)(010)(100)(110)の各EVENブ
ロックに記録されるPCM-IDが定められている。またブロ
ックアドレスの下位3ビットが(001)(011)(101)
(111)の各ODDブロックアドレスは、PCM-IDのオプショ
ナルコードが記録可能とされている。
上記PCM-ID中には、夫々2ビットのID1〜ID8と4ビッ
トのフレームアドレスとが含まれる。ID1〜ID7は、夫々
識別情報が定義されている。この識別情報としては、例
えばオーディオ用か他の用途かの識別、チャンネル数、
プリエンファシスのオン/オフ、プリエンファシスの特
性、サンプリング周波数の識別等である。
上記フレームアドレスは4ビットで構成されている。
トラック2Aと2Bとに同一のフレームアドレスが与えられ
ている。即ち、ヘッドA、Bの1回転で形成されるトラ
ック2A、2Bは同一のフレームアドレスを有している。こ
のフレームアドレスはEVENブロックアドレスのPCM-ID区
間(W1)に「0」〜「F」として順次に繰り返し記録さ
れる。
而して、上述したテープフォーマット及びデータフォ
ーマットを有するディジタルオーディオテープレコーダ
においては、再生時に上記ATF信号に基いてトラッキン
グサーボを行うようにしている。即ち、ヘッドA、Bか
ら得られる再生信号に含まれるATF信号に基いてトラッ
キングエラーを検出し、このエラー信号に基いてキャプ
スタンモータの速度、即ちテープ速度を制御することに
より、トラッキングをとるようにしている。
このようにATF信号を用いてトラッキングサーボを行
う方法は、ヘッドA、Bのドラムに対する取付け高さ及
び角度割り等の取付け精度に高精度を要求されると共
に、ドラムモータとキャプスタンモータとを共用するこ
とができない等の理由により、コストが高くなると云う
難点がある。
そこでこれらの難点を解消するために、ノートラッキ
ング方式と称されるテープ速度の制御方法が提案されて
いる。このノートラッキング方式は、再生信号から得ら
れる上記フレームアドレスを利用する方法であり、再生
フレームアドレスと基準フレームアドレスとを比較する
ことにより、テープ速度を制御するようにしたものであ
る。
第10図はノートラッキング方式を行うようにしたディ
ジタルオーディオテープレコーダのサーボ回路の一例を
示し、第11図はそのタイミングチャートを示すものであ
る。尚、この第10図の回路は、本発明の出願日と略同時
に本出願人により出願されているが、ここでは本発明の
先行する従来技術として開示する。
第10図において、供給リール2から繰り出されたテー
プ1はドラム3の周面に略90°巻付けられた後、キャプ
スタン4及びピンチローラ5により矢印a方向に走行さ
れて巻取りリール6に巻取られる。ドラム3にはアジマ
ス角の異るヘッドA、Bが略180°間隔で設けられてい
る。
再生時には、ヘッドA、Bは記録時の例えば2000r.p.
mから例えば2倍(2倍以上でもよい)の4000r.p.mで回
転される。このヘッドA、Bから交互に得られる再生信
号は再生アンプ7、8を通じてスイッチ9の接点a、b
に加えられる。スイッチ9はタイミング発生回路10から
得られる第11図に示すスイッチングパルスSWPにより接
点a、bを切換えられる。このスイッチ9からは第11図
に示す再生波形が得られる。この再生波形のA、Bは夫
々ヘッドA、Bの再生信号(RF信号)のエンベロープを
示す。この再生波形を有する再生信号はイコライザ11、
リミッタ12を通じて復調回路13に供給され、ここで1シ
ンボル10ビットから1シンボル8ビットに復調される。
記録時には1シンボルの8ビットは、低域成分をなるべ
く減少させるために10ビットの好ましいパターンに変換
するようなディジタル変調の処理を受けているので、こ
れを1シンボル8ビットの元の形に復調する必要があ
る。この復調された信号は後段の再生信号処理回路に供
給されると共に、再生フレームアドレス検出回路14に供
給されることにより、第11図に示すように再生フレーム
アドレスPFADが抽出される。この再生フレームアドレス
PFADは、テープ速度に応じた間隔で順次に得られる減算
回路15に供給される。
一方、タイミング発生回路10からは第11図に示すよう
な上記パルスSWPを16分割するパルス16×SWPが得られ、
このパルス16×SWPは1/16分周器16で16分周された後、
基準フレームアドレスカウンタ17でカウントされる。こ
のカウント値は第11図に示すように基準フレームアドレ
スRFADとして減算回路15に供給され、上記再生フレーム
アドレスPFADから減算されることにより、第11図に示す
減算値が得られる。
従って、この減算値はテープ速度を反映した値となっ
ている。本実施例においては、この減算値に応じてPWM
(パルス巾変調)化を行うことにより、テープ速度制御
信号を形成するようにしている。
このために先ず加算回路18において上記減算値に「+
8」の値を加算し、この加算値をラッチ回路19でラッチ
するようにしている。上記パルス16×SWPはカウンタか
ら成るクリア回路20で16個づつカウントされて第11図に
示すラッチパルスが発生され、このラッチパルスで上記
加算値がラッチされる。またパルス16×SWPはダウンカ
ウンタ21でカウントダウンされ、このカウント値と上記
ラッチされた加算値とが比較回路22で比較されることに
より、この比較回路22より第11図に示すような上記減算
値に応じてデューティ比が変化するコントロールパルス
を得ることができる。
第11図の例では、基準フレームアドレスRFAD「0」、
「1」、「2」に対して再生フレームアドレスPFADは
「2」、「3」、「4」……となっているので、上記減
算値は「2」である。従って、この例ではテープ速度を
遅くする必要がある。このために「+8」を加算して、
定常速度時におけるコントロールパルス(デューティ比
50%)のデューティ比をテープ速度を遅くする方向に決
定するようにしている。
上記コントロールパルスはローパスフィルタ23を通じ
ることにより、速度制御信号となり、加算器24及びドラ
イブ回路25を通じて上記キャプスタン4を駆動するキャ
プスタンモータ27の速度を制御する。このモータ27には
別に通常の速度サーボループが設けられていて、モータ
27の速度をFG(周波数発電機)等の速度検出器28で検出
し、この速度検出信号を周波数電圧変換回路29で電圧に
変換し、この電圧を加算器24で上記速度制御信号から減
算するようにしている。
以上説明したノートラッキング方式によれば、従来の
ATF信号を用いたトラッキングサーボ回路を省略するこ
とができる。またヘッドA、Bの取付け精度も特に高精
度である必要がない。さらにキャプスタンモータ27とド
ラムモータとを共用することができる、等の利点を得る
ことができる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上述したノートラッキング方式はテープに記録されて
いるフレームアドレスを有効に利用する方法であるが、
その再生フレームアドレスPFADの検出に関して次にのよ
うな問題がある。
ノートラッキング方式ではヘッドA、Bを記録時の複
数倍で回転させており、且つヘッドA、Bの走査軌跡
は、例えば第12図の矢印30、31等で示すように、必ずし
も隣接する2本のトラック2A、2Bを常に走査するとは限
らず、1回の走査で2本以上のトラックを横切って走査
することがある。例えばヘッドA、ヘッドBが1回の走
査で共に矢印31のように4本のトラック2A1、2B1、2
A2、2B2を斜めに横切った場合は、第13図に示すよう
に、各トラック2A1〜2B2から再生される略菱形を成す再
生波形A1、A2及びB1、B2が現われる。このとき再生波形
A1とA2またはB1とB2から抽出される再生フレームアドレ
スは異なった値となる。従って、第10図において減算回
路15で基準フレームアドレスRFADと比較すべき再生フレ
ームアドレスRFADを決めることができず、制御が不能と
なる。
この問題を解決する方法として、モータ27に付属する
パルスジェネレータから得られるパルスを基準として上
記異なる再生フレームアドレスからその一つを抽出する
ことが考えられる。しかしながらこの方法は、モータの
速度にばらつきがあるので、タイミングをとるのが非常
に困難であり、実現は殆ど不可能である。
従って、本発明は上記の問題を解決したノートラッキ
ング方式の再生装置を提供するものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明においては、上記回転ヘッドを記録時の速度の
複数倍で回転させる手段と、上記回転ヘッドから得られ
る再生信号に含まれる上記記録トラックの複数個所に記
録されたトラック番地信号(フレームアドレス)と上記
記録トラックを複数に分割するブロックに付加されたブ
ロック番地信号(ブロックアドレス)とを抽出する手段
と、上記ブロック番地信号に基いて所定時間のタイミン
グ信号を発生させる手段と、上記トラック番地信号から
上記タイミング信号の上記所定時間に含まれるトラック
番地信号PFADを抽出する手段と、上記所定時間に含まれ
るトラック番地信号と基準トラック番地信号RFADとを比
較する手段と、上記比較結果に応じて上記記録媒体の走
行を制御する手段とを設けている。
また本発明においては、上記各手段にさらに上記所定
時間に含まれるトラック番地信号が所定回数又は所定時
間抽出されないことを検出する手段と、この検出手段の
検出に応じて上記タイミング信号の発生位置をずらせる
手段とを設けている。
〔作用〕
例えば第13図のA1とA2またはB1とB2でトラック番地信
号と共に含まれるブロック番地信号は異なっているの
で、上記再生ブロック番地信号の所定の番地範囲に応じ
たタイミング信号を作ることにより、このタイミング信
号によって基準トラック番地信号と比較すべき再生フレ
ーム番地信号を決めることができる。
また上記比較すべき再生フレーム番地信号が信号のド
ロップアウト等により決定が困難となった場合は、上記
タイミング信号の発生をずらせることにより、他の所定
の番地範囲に応じたタイミング信号を得、これによって
上記比較すべき再生トラック番地信号を決定することが
できる。
〔実施例〕
第1図は前述した第10図のノートラッキング方式を行
うようにしたディジタルオーディオテープレコーダに本
発明を適用した場合の第1の実施例を示すもので、第10
図と対応する部分には同一符号を付してその説明を省略
する。
第1図において、前記再生フレームアドレス検出回路
14はW1/W2パリティチェック回路40、フレームアドレス
2重一致検出回路41、タイミング信号発生回路42、ブロ
ックアドレス検出回路43、タイミング変更信号発生回路
44及びレジスタ45等により図示のように構成されてい
る。
上記W1/W2パリティチェック回路40は前記復調回路13
から得られる再生信号のデータのうちW1、W2に関してP
=W1+W2を満足するパリティチェックを行い、チェック
の結果が正しいとき信号OKをフレームアドレス2重一致
検出回路41に送る。一方、ブロックアドレス検出回路43
は上記再生信号からブロックアドレスを検出して、タイ
ミング信号発生回路42に送る。このタイミング信号発生
回路42は検出されたブロックアドレスのうちの所定の範
囲、例えば「0」〜「127」の略中央部である「60」〜
「6F」の範囲と対応するパルス巾を有するタイミング信
号TMを作ってフレームアドレス2重一致検出回路41に加
える。
フレームアドレス2重一致検出回路41は上記パリティ
チェックがOKで、しかもフレームアドレスが2回続けて
同じときに、上記タイミング信号TMのパルス巾に含まれ
るフレームアドレスを上記再生信号から検出する。例え
ば前述した第12図の矢印31のようにヘッドAが1回の走
査で4本のトラック2A1〜2B2を走査して第13図のような
再生波形A1、A2が得られた場合、前述したように各再生
波形A1、A2に含まれるブロックアドレスはA1、A2で異な
る。そのうち上記「60」〜「6F」の範囲に含まれるブロ
ックアドレスを有する波形をA2であるとすると、この波
形A2から得られたトラック2A2のフレームアドレスが抽
出されてレジスタ45に加えられる。この抽出されたフレ
ームアドレスが前記再生フレームアドレスPFADとしてレ
ジスタ45から前記減算回路15に加えられ前記基準フレー
ムアドレスRFADと減算される。
またトラック2A1〜2B2のタイミング信号TMの範囲「6
0」〜「6F」と対応する部分に信号のドロップアウト等
がある場合はタイミング信号TMが発生されず、再生フレ
ームアドレスPFADの抽出ができなくなる。上記タイミン
グ変更信号発生回路44は、タイミング信号TMが所定回数
又は所定時間連続して発生しなかったことを検出して、
タイミング変更信号TMCをタイミング信号発生回路42に
送る。これによってタイミング信号発生回路42は「60」
〜「6F」の範囲とは異なる範囲、例えば「70」〜「7F」
の範囲と対応するパルス巾を有するタイミング信号TMを
発生する。これによって例えばヘッドAによるトラック
2A1〜2B1の再生波形A1、A2のうち「70」〜「7F」のブロ
ックアドレスを有する再生波形から再生フレームアドレ
スPFADを抽出することができる。
第2図は本発明の第2の実施例を示すもので第1図及
び第10図と対応する部分には同一符号を付してある。
この第2の実施例はヘッドA、Bの取付け誤差による
次の問題を解決するものである。
ヘッドA、Bがその取付け誤差によりドラム3の軸方
向に対して段差を以って取付けられている場合は、第3
図に示すようにヘッドA、Bの走査開始点がずれる。こ
のため第13図の再生波形A1、A2から得られる再生フレー
ムアドレスとB1、B2から得られる再生フレームアドレス
に連続性が無くなり、これらの再生フレームアドレスは
テープ速度を反映したものではなくなる。
そこでこの第2の実施例においては、第2図に示すよ
うに、ヘッドAの再生波形から再生フレームアドレスPF
ADAを抽出するヘッドA用再生フレームアドレス検出回
路14Aと、ヘッドBの再生波形から再生フレームアドレ
スPFADBを抽出するヘッドB用再生フレームアドレス検
出回路14Bとを設け、両検出回路14A、14Bを前記スイッ
チングパルスSWPによりヘッドA、Bの回転に応じて交
互に動作させるようにしている。そして両検出回路1
4A、14Bから得られる再生フレームアドレスPFADA、PFAD
Bをスイッチ47の接点a、bに夫々供給し、このスイッ
チ46を制御回路47からのスイッチング信号SWにより切換
えることにより、上記再生フレームアドレスPFADA又はP
FADBを選択し、これを再生フレームアドレスPFADとして
減算回路15に供給するようにしている。上記制御回路47
は検出回路14A、14Bから夫々得られるタイミング信号TM
A、TMBとスイッチングパルスSWPとに基いて上記スイッ
チング信号SWを形成する。
その場合、通常ではスイッチ46を接点a側に閉ざして
再生フレームアドレスPFADAが優先して選択されるよう
に成され、この再生フレームアドレスPFADAがドロップ
アウト等で抽出されない場合にスイッチ46を接点b側に
切換えて、再生フレームアドレスPFADBを選択するよう
に成される。
第4図は上記の動作を行う制御回路47のフローチャー
トを示す。
第4図において、先ずステップ(1)において、現
在、再生フレームアドレスPFADAが抽出されていること
を示すフラグ「AF1」が立てられているか否かを調べ
る。フラグ「AF1」が立てられていれば、ステップ
(2)に進んでPFADAを選択するように成し、次いでス
テップ(3)でPFADAを選択したことを示すフラグ「A
F2」を立てた後、ステップ(1)に戻る。
ステップ(1)でフラグ「AF1」が立てられていない
ことが判明した場合はステップ(4)に進んで、現在、
再生フレームアドレスPFADBが抽出されていることを示
すフラグ「BF1」が立てられているか否かを調べる。フ
ラグ「BF1」が立てられていれば、ステップ(5)に進
んでPFADBを選択するように成し、次いでステップ
(6)でPFADBを選択したことを示すフラグ「BF2」を立
てた後、ステップ(1)に戻る。
ステップ(1)及びステップ(4)においてフラグ
「AF1」及びフラグ「BF1」が立てられていないことが判
明した場合はステップ(7)に進んで、フラグが「A
F2」であるか「BF2」であるかが調べられる。フラグが
「AF2」であればステップ(8)に進んで、上記直前に
抽出されていたPFADAを補間したPFADAを求めこれを選択
した後、ステップ(1)に戻る。
ステップ(7)において、フラグが「BF2」であるこ
とが判明した場合は、ステップ(9)に進んで、上記直
前に抽出されていたPFADBを補間したPFADBを求めこれを
選択した後、ステップ(1)に戻る。尚、ステップ
(8)(9)における補間は前値補間等の従来公知のデ
ータ補間の手法が用いられる。
以上によれば、ヘッドA、Bに応じたチャンネルを別
々に考え、一方のチャンネルから得られる再生フレーム
アドレスPFDAA又はPFADBのみを基準にして速度制御を行
い、他方のチャンネルを捨てるように成し、また両チャ
ンネル共再生フレームアドレスが検出できない場合は直
前のチャンネルでの再生フレームアドレスを補間してい
るので、再生フレームアドレスPFADとして常に略テープ
速度を反映したものを得ることができる。
次に、第1図及び第2図における再生フレームアドレ
ス検出回路14、14A、14Bのフレームアドレス2重一致検
出回路41及びタイミング変更信号発生回路44の実施例を
第5図及び第6図について、第1図及び第2図と対応す
る部分には同一符号を付して説明する。
第5図はフレームアドレス2重一致回路41の実施例を
示す。
第5図において、前記パリティチエックが正しいとき
の信号OKとタイミング信号TMとがアンドゲート50に加え
られ、その出力をレジスタ51、52に書き込み信号として
加える。レジスタ51には前記復調回路13からの再生信号
が供給されており、上記書き込み信号により再生信号か
ら再生フレームアドレスが抜き出されてレジスタ51に取
り込まれてレジスタ52に転送され、さらにこの再生フレ
ームアドレスはEX−オアゲート(排他的オアゲート)53
及び前記レジスタ45に供給される。
上記EX−オアゲート53は現在及び前回に抜き出された
再生フレームアドレスが一致しているか否かを検出し、
一致していれば一致信号PUをパルス発生回路54に送る。
これに基いてパルス発生回路54はレジスタ45に書き込み
パルスを送り、これによりレジスタ45はレジスタ51から
の再生フレームアドレスを取り込んでPFAD(PFADA、PFA
DB)として出力する。
第6図はタイミング変更信号発生回路44の実施例を示
す。
第6図において、上述した一致信号PUによりモノマル
チ60がトリガされ、このモノマルチ60の出力はゲート回
路61にゲートパルスして加えられる。このゲート回路61
には上記スイッチングパルスSWPが供給されており、上
記ゲートパルスのパルス巾に応じたスイッチングパルス
SWPを通過させる。この通過したスイッチングパルスSWP
の個数は第5図のレジスタ51の出力とレジスタ52の出力
とが一致しない期間に応じた個数となっている。このス
イッチングパルスSWPはカウンタ62でカウントされ、こ
のカウント値が比較回路63で所定数nと比較される。
従って、レジスタ51、52の出力が一致しない期間がn
回連続すると比較回路63より一致信号が前述したタイミ
ング変更信号TMCとして出力される。
〔発明の効果〕
本発明によれば、ノートラッキング方式を実施する場
合において、フレームアドレス等のトラック番地信号を
用いると共にブロックアドレス等のブロック番地信号を
有効に利用しているので、回転ヘッドが1回の走査で複
数本のトラックを横切るような場合であっても、その再
生波形から基準フレームアドレス等の基準トラック番地
信号と比較すべき再生トラック番地信号を確実に抽出す
ることができる。
また記録トラックの一部に信号のドロップアウト等が
ある場合でも、上記タイミング信号の発生位置をずらせ
ることにより、上記再生トラック番地信号を抽出するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例を示すブロック図、第2
図は本発明の第2の実施例を示すブロック図、第3図は
回転ヘッドA、Bが段差を以って取付けられた場合の走
査開始点のずれを説明するための磁気テープの図、第4
図は第2の実施例を実行するフローチャート、第5図は
第1図のフレームアドレス2重一致検出回路の実施例を
示すブロック図、第6図は第1図のタイミング変更信号
発生回路の実施例を示すブロック図、第7図は本発明を
適用し得るテープフォーマットを示す図、第8図は上記
テープフォーマットにおけるPCMデータブロックフォー
マットを示す図、第9図は上記PCMデータフォーマット
におけるW1、W2のフォーマットを示す図、第10図は本発
明を適用し得るノートラッキング方式によるテープ速度
制御回路のブロック図、第11図は第10図のタイミングチ
ャート、第12図はノートラッキング方式による回転ヘッ
ドの走査軌跡と記録トラックとの関係を示す図、第13図
はノートラッキング方式による回転ヘッドの再生信号の
エンベロープ波形を示す図である。 なお図面に用いた符号において、 A、B……ヘッド 1……磁気テープ 4……キャプスタン 14……再生フレームアドレス検出回路 15……減算回路 17……基準フレームアドレスカウンタ 27……キャプスタンモータ 41……フレームアドレス2重一致検出回路 42……タイミング信号発生回路 43……ブロックアドレス検出回路 44……タイミング変更信号発生回路 である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録トラックの複数個所にトラック番地信
    号が記録されると共に上記記録トラックを複数に分割す
    るブロックに対してブロック番地信号が記録されている
    記録媒体を走行させ、この記録媒体を回転ヘッドを用い
    て再生するようにした再生装置において、 上記回転ヘッドを記録時の複数倍の速度で回転させ、 上記回転ヘッドから得られる再生信号に含まれる上記ト
    ラック番地信号と上記ブロック番地信号とを抽出し、 上記ブロック番地信号に基いて所定時間のタイミング信
    号を所定の位置で発生させ、 上記トラック番地信号から上記タイミング信号に基いて
    上記所定時間に含まれるトラック番地信号を抽出し、 上記所定時間に含まれるトラック番地信号と基準トラッ
    ク番地信号とを比較し、 上記比較結果に応じて上記記録媒体の走行を制御するよ
    うにした再生装置。
  2. 【請求項2】上記所定時間に含まれるトラック番地信号
    が所定回数又は所定時間抽出されないときは、上記タイ
    ミング信号の発生位置をずらせるようにした特許請求の
    範囲第1項に記載の再生装置。
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