JPH08340231A - 振動子 - Google Patents

振動子

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JPH08340231A
JPH08340231A JP14718595A JP14718595A JPH08340231A JP H08340231 A JPH08340231 A JP H08340231A JP 14718595 A JP14718595 A JP 14718595A JP 14718595 A JP14718595 A JP 14718595A JP H08340231 A JPH08340231 A JP H08340231A
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JP
Japan
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vibrating
diaphragm
electrodes
lead
electrode
Prior art date
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Pending
Application number
JP14718595A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuhiro Furukawa
光弘 古川
Keizaburo Kuramasu
敬三郎 倉増
Hideki Higashiya
秀樹 東谷
Takamichi Hattori
孝道 服部
Seiichiro Sakaguchi
誠一郎 坂口
Zenichi Tsuru
善一 鶴
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP14718595A priority Critical patent/JPH08340231A/ja
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  • Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、振動子に関するもので、生産性の
高さと小サイズで、エネルギー損失の小さい振動子を提
供するものである。 【構成】 振動板1は、第1、第2のカバー2,3によ
る挟持部内方に舌片状の振動部9を有し、この振動部9
の表、裏面には励振用電極10,11を形成し、励振用
電極10,11からは根元部分12を介してリード電極
13,14を引出し、一方は、根元側にて第1の接続部
16を形成し、他方は、切溝8の外側壁とそれに接する
振動板1の表、裏面にコ字状に設けたリード電極部を介
して前記振動部9の遊端側に引き回され、第2の接続部
15を形成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は水晶等の振動子に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種振動子は、振動板と、この
振動板の表、裏面を覆うとともに、その外周部で前記振
動板の外周部を挟持した第1、第2のカバーとを備え、
前記振動板は、前記第1、第2のカバーによる挟持部内
方に舌片状の振動部を有し、この振動部の表、裏面には
励振用電極を形成していた。
【0003】従来振動部の表、裏の励振用電極と第1、
第2のカバー外の外部電極との接続は、これらの表、裏
面の励振電極からそれぞれ振動部の根元部分を介してリ
ード電極を引出し、これら表、裏のリード電極の一方
は、振動板の前記振動部の根元側にて第1接続部を形成
し、他方のリード電極は、前記一方のリード電極側に貫
通後、励振電極の側方を通って前記振動部の遊端側に延
長され、この遊端側において第2の接続部を形成し、こ
れら第1、第2の接続部は第1、あるいは第2のカバー
を貫通し、それぞれ第1、第2の外部電極と接続してい
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例では、一方
のリード電極は、振動部の根元部分を介して、振動板の
前記振動部の根元側にて第1接続部を形成し、他方のリ
ード電極は、前記一方のリード電極側に貫通後、励振電
極の側方を通って前記振動部の遊端側に延長され、この
遊端側において第2の接続部を形成していたため、リー
ド電極部分の配線距離が長くなるため、配線抵抗が高く
なりエネルギー損失が発生するという問題があった。
【0005】従来例の構成では、配線抵抗を下げエネル
ギー損失を低減するには、リード電極の電極厚みを厚く
する方法、リード電極の幅を広くする方法が考えられ
る。ただし、前者の方法では、励振用電極とリード電極
を同工程で形成することはできなくなり、生産性は低く
なりコストが高くなる。後者の方法では、リード電極幅
を広くした分、振動子の大きさも大きくなり、サイズが
大きくなりコストが高くなるという欠点があった。
【0006】そこで本発明は、低配線抵抗でエネルギー
損失の小さい振動子を提供するものであり、かつ、小型
サイズで、しかもリード電極と励振用電極と同工程でリ
ード電極を形成できるようにし、生産性を高めることを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】そしてこの目的を達成す
るために本発明は、振動部の表、裏面には励振用電極を
形成し、これらの表、裏面の励振用電極からはそれぞれ
振動部の根元部分を介してリード電極を引出し、これら
表、裏のリード電極の一方は、振動板の前記振動部の根
元側にて第1の接続部を形成し、他方のリード電極は、
前記振動板の舌片状の振動部の周囲に設けられた切溝の
外側壁とそれに接する振動板の表、裏面にコ字状に設け
られたリード電極部を介して、前記振動部の遊端側に引
出し、この遊端側において第2の接続部を形成し、これ
らの第1、第2の接続部は第1、あるいは第2のカバー
を貫通してそれぞれ第1、第2の外部電極と導通させた
ものである。
【0008】
【作用】以上の構成とすれば、舌片状振動部の根元側に
おける第1の接続部とそれに延びるリード電極、および
遊端側の第2の接続部とそれに延びるリード電極は、こ
の振動部の表、裏の励振用電極と同工程にて形成するこ
とができるので、生産性の高いものとなるのである。か
つ、遊端側の第2の接続部に延びるリード電極は最短距
離で結ばれ、その幅も広くなるため、従来例と同様小型
サイズのまま、しかも配線抵抗を低くしエネルギー損失
を低減できるものとなるのである。
【0009】
【実施例】本発明による実施例を説明する。図1におい
て1は振動板で、板厚100μmの水晶板で構成されて
いる。振動板1の表、裏面には、板厚400μmの水晶
板よりなるカバー2,3が水晶同士の直接接合により接
合されている。尚、この図1における4,5は貫通孔
で、カバー3の裏面の対角線部分に配置され、外部電極
6,7は両端に形成されている。前記振動板1は、図2
および図3に示すように、その内方に略U字状の切溝8
が形成され、これにより舌片状の振動部9が形成されて
いる。この振動部9の表、裏面には、励振用電極10,
11が形成され、各々振動部9の根元部分12を介して
そのリード電極13,14が引き出されている。この内
リード電極13の端部は、図2から図6に示すごとく、
切溝8の一端部分を介して振動部9の励振用電極11側
に延長され、この切溝8の外側壁と振動板1の表、裏面
を図7のごとくコ字状に覆った状態で反対側に引き回さ
れ、リード電極14側の面において接続部15を形成し
ている。また、リード電極14は、根元部分12側にお
いて接続部16を形成している。そしてこれら接続部1
5,16に対応するカバー3に形成された貫通孔4,5
内の導電体17を介して各々外部電極6,7に接続され
ている。尚カバー2,3は、その外周部で振動板1の
表、裏面の外周部を挟持し、また直接接合されているも
のであるが、それは振動板1の切溝8の外周部において
接合されているのであって、リード電極13が振動部9
の側方を通過している部分については、その外側におい
てカバー3と接合されている。そして、図5〜図7から
明らかなように、振動部1は、カバー2,3との挟持部
分だけを板厚を厚くし、振動部9およびリード電極1
3,14を形成する部分などはエッチングによりその板
厚を薄くしている。図4、図7は、このエッチング工程
後の振動板1を明確に表しており、枠線18に対応する
両面部分がエッチングによりその板厚が薄くなっている
のである。
【0010】
【発明の効果】以上のように本発明は、振動板と、この
振動板の表、裏面を覆うとともに、その外周部で前記振
動板の外周部を挟持した第1、第2のカバーとを備え、
前記振動板は、前記第1、第2のカバーによる挟持部内
方に舌片状の振動部を有し、この振動部の表、裏面には
励振用電極を形成し、これらの表、裏面の励振用電極か
らはそれぞれ振動部の根元部分を介してリード電極を引
出し、これら表、裏のリード電極の一方は、振動板の前
記振動部の根元側にて第1の接続部を形成し、他方のリ
ード電極は、前記振動板の舌片状の振動部の周囲に設け
られた切溝の外側壁とそれに接する振動板の表、裏面に
コ字状に設けられたリード電極部を介して、前記振動部
の遊端側に引出され、この遊端側において第2の接続部
を形成し、これらの第1、第2の接続部は第1、あるい
は第2のカバーを貫通してそれぞれ第1、第2の外部電
極と導通させたものである。
【0011】そして、以上の構成とすれば、舌片状振動
部の根元側における第1の接続部とそれに延びるリード
電極、および遊端側の第2の接続部とそれに延びるリー
ド電極は、この振動部の表、裏の励振用電極と同工程に
て形成することができるので、生産性の高いものとなる
のである。かつ、遊端側の第2の接続部に延びるリード
電極は最短距離で結ばれ、しかもコ字状となってその幅
も広くなるため、従来例と同様の小型サイズのまま、配
線抵抗を低くしエネルギー損失を低減できるものとなる
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の斜視図
【図2】その分解斜視図
【図3】その分解斜視図
【図4】本発明の振動板の上面図
【図5】図4の振動板にカバー2,3を接合した振動子
のA−A断面図
【図6】図4の振動板にカバー2,3を接合した振動子
のB−B断面図
【図7】図4の振動板にカバー2,3を接合した振動子
のC−C断面図
【符号の説明】
1 振動板 2 カバー 3 カバー 4 貫通孔 5 貫通孔 6 外部電極 7 外部電極 8 切溝 9 振動部 10 励振用電極 11 励振用電極 12 根元部 13 リード電極 14 リード電極 15 接続部 16 接続部 17 導電体 18 枠線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 服部 孝道 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 坂口 誠一郎 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 鶴 善一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 振動板と、この振動板の表、裏面を覆う
    とともに、その外周部で前記振動板の外周部を挟持した
    第1、第2のカバーとを備え、前記振動板は、前記第
    1、第2のカバーによる挟持部内方に舌片状の振動部を
    有し、この振動部の表、裏面には励振用電極を形成し、
    これらの表、裏面の励振用電極からはそれぞれ振動部の
    根元部分を介してリード電極を引出し、これら表、裏の
    リード電極の一方は、振動板の前記振動部の根元側にて
    第1の接続部を形成し、他方のリード電極は、前記振動
    板の舌片状の振動部の周囲に設けられた切溝の外側壁と
    それに接する振動板の表、裏面にコ字状に設けられたリ
    ード電極部を介して、前記振動部の遊端側に引出され、
    この遊端側において第2の接続部を形成し、これらの第
    1、第2の接続部は第1、あるいは第2のカバーを貫通
    してそれぞれ第1、第2の外部電極と導通させた振動
    子。
JP14718595A 1995-06-14 1995-06-14 振動子 Pending JPH08340231A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11284484A (ja) * 1998-03-26 1999-10-15 Toyo Commun Equip Co Ltd Uhf帯基本波水晶振動子及びフィルタ
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