JPH07312532A - 振動子 - Google Patents

振動子

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JPH07312532A
JPH07312532A JP10267394A JP10267394A JPH07312532A JP H07312532 A JPH07312532 A JP H07312532A JP 10267394 A JP10267394 A JP 10267394A JP 10267394 A JP10267394 A JP 10267394A JP H07312532 A JPH07312532 A JP H07312532A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cover
throughholes
sealing glass
hole
vibrating
Prior art date
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Pending
Application number
JP10267394A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Tawara
博 田原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP10267394A priority Critical patent/JPH07312532A/ja
Publication of JPH07312532A publication Critical patent/JPH07312532A/ja
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  • Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は振動子に関するもので、貫通孔の気
密性を高めるものである。 【構成】 カバー2,3の貫通孔16,17内は導電体
18と封止ガラス22で封口している。封止ガラス22
は貫通孔16,17外には決して突出させない。このた
め貫通孔16,17内には外部電極4,5の一部が流入
することとなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は水晶等の振動子に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来の、この種振動子は、振動板と、こ
の振動板の表、裏面を覆うとともに、その外周部で前記
振動板の外周部を挟持した第1,第2のカバーとを備
え、前記振動板は、前記第1,第2のカバーによる挟持
部内方に舌片状の振動部を有し、この振動部の表、裏面
には励振用電極を形成していた。
【0003】従来振動部の表、裏の励振用電極のリード
電極と第1、または第2のカバー外の外部電極との接続
は、第1、あるいは第2のカバーの貫通孔内に設けた導
電体を介して行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例では第1、
あるいは第2のカバーに設けた貫通孔は導電体だけで封
口していたので、気密性が低いという問題があった。
【0005】そこで本発明は、貫通孔部分における気密
性を高めることを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】そしてこの目的を達成す
るために本発明は、振動板と、この振動板の表、裏面を
覆うとともに、その外周部で前記振動板の外周部を挟持
した第1,第2のカバーと、これらの第1、または第2
のカバーの少なくとも一方の振動板とは反対側面に設け
た外部電極とを備え、前記振動板は、前記第1,第2の
カバーによる挟持部内方に舌片状の振動部を有し、この
振動部の表、裏面には励振用電極を形成し、これらの
表、裏面の励振用電極からはそれぞれ振動部の根元部分
を介してリード電極を引出し、これら表、裏のリード電
極の一方は第1の接続部を形成し、他方のリード電極
は、前記一方のリード電極側に貫通後、第2の接続部を
形成し、これらの第1,第2の接続部は第1、あるいは
第2のカバーの貫通孔内面に設けた半導体を介してそれ
ぞれ前記第1,第2の外部電極と導通させ、前記カバー
の貫通孔内に封止ガラスを、この貫通孔の外部電極側に
突出させない状態で流入させ、この封止ガラスの外部電
極側の貫通孔内には、前記外部電極を流入させたもので
ある。
【0007】
【作用】以上の構成とすれば、第1、または第2のカバ
ーの貫通孔は、導電体だけでなく、その外面側が封止ガ
ラスで覆われることとなるので、気密性が高くなる。
【0008】またこの場合封止ガラスは貫通孔内だけに
とどめ、決して外方には出さず、この状態で貫通孔の封
止ガラス外面側には外部電極の一部を流入させているの
で、この外部電極も封口体の一部となることによってさ
らに気密性が高まり、しかも封止ガラス、外部電極の一
部を貫通孔内に流入させる結果、この貫通孔部分におい
て前記封止ガラスや外部電極が突出して平面度が保て
ず、実装性が悪化することもない。
【0009】
【実施例】図1において1は振動板で、板厚100μm
の水晶板で構成されている。振動板1の表、裏面には、
板厚400μmの水晶板よりなるカバー2,3が直接接
合されている。尚、この図1における4,5は、外部電
極でカバー3の裏面の対角線部分に配置されている。前
記振動板1は、図2及び図3に示すように、その内方に
U字状の切溝6が形成され、これにより舌片状の振動部
7が形成されている。この振動部7の表、裏面には、励
振用電極8,9が形成され、各々振動部7の根元部分1
0を介してそのリード電極11,12が引き出されてい
る。この内リード電極11の端部は、図2から図5に示
すごとく、振動板1をスルーホール13により貫通し、
その後図3に示すごとく振動部7の側方を通って根元部
10の反対側に延長されて接続部14を形成している。
またリード電極12は、根元部10側において接続部1
5を形成している。そしてこれらの接続部14,15に
対応するカバー3に形成された貫通孔16,17内の導
電体18を介して各々外部電極4,5に接続されてい
る。尚カバー2,3は、その外周部で振動板1の表、裏
面の外周部を挟持し、また直接接合されているものであ
るが、それは振動板1の切溝6の外周部において、接合
されているのであって、リード電極11が振動部7の側
方を通過している部分については、その外方においてカ
バー3と接合されている。そして、このように振動板1
の裏面側において、振動部7の側方に、リード電極11
を形成するために、図5,図6から明らかなように、振
動板1は、カバー2,3との挟持部分だけを板厚を厚く
し、振動部7及びリード電極11,12を形成する部分
などは、エッチングによりその板厚を薄くしている。図
4は、このエッチング工程後の振動板1を明確に表して
おり、枠線19に対応する裏面部分がエッチングにより
その板厚が薄くなっているのである。また、この枠線1
9の外周部分がカバー2,3によって挟持接合される部
分であり、この図4からも明らかなように、振動板1の
長手方向側の挟持幅20は、短方向の挟持幅21よりも
広くしている。
【0010】また図3のごとくリード電極11を振動部
7の側方に設けたので、当然のこととして、振動部7
は、振動板1の中心部より一方側へずれている。
【0011】尚、根元部分10における切溝6の切込み
は図4のごとく、半円形状となっており、これにより過
大な衝撃が加わった際にも、クラックが生じにくくなる
のである。
【0012】それでは本実施例における特徴部分につい
て説明する。すなわち本実施例においては図5,図6に
示すごとくカバー3に設けた貫通孔16,17は振動板
1側が径小となった円錐形状をしており、この内面に金
を蒸着、あるいはスパッタリングにより付着させ、導電
体18を形成している。
【0013】この導電体18の上方は貫通孔16,17
の上方径小部分を封口するとともに、上記接続部14,
15に電気的に接続され、またこの導電体18の下方
は、カバー3の振動板1とは反対側面において、貫通孔
16,17の開口縁に広がっている。
【0014】この状態で前記貫通孔16,17の上方径
小部を覆った導電体18部分を覆うごとく貫通孔16,
17内に流動状態としたアモルファス系のガラスが流入
され(この時カバー3は図5,図6とは反転されて上方
に位置している。)、封止ガラス22となる。
【0015】この封止ガラス22は図5,図6からも明
らかなように決して貫通孔16,17外には出さず、こ
の貫通孔16,17内に位置している。
【0016】したがって、この状態で外部電極4,5を
スクリーン印刷等で形成すれば、その貫通孔16,17
部分は図1,図5,図6のごとく、この貫通孔16,1
7内に若干落ち込むようになる。
【0017】このことは外部電極4,5の平面度を維持
するために非常に重要なことであり、封止ガラス22が
貫通孔16,17外に突出すれば当然のこととしてそれ
に対応する外部電極4,5部分に突起が形成され、それ
により平面度が保てず、実装が困難なものとなる。
【0018】また封止ガラス22が多量すぎて導電体1
8のカバー3外面の端部まで覆ってしまうと外部電極
4,5との電気的な接続が行えなくなるのに対し、本実
施例では封止ガラス22は貫通孔16,17外には決し
てはみ出さないので、この電気的導通が阻害されること
もない。
【0019】なお封止ガラス22の熱膨張係数は、カバ
ー2,3を形成している材料と近似するものを選択する
ことが好ましく、本実施例ではカバー2,3が水晶製で
あるので、これに対応して材料を選択している。
【0020】
【発明の効果】以上のように本発明は、振動板と、この
振動板の表、裏面を覆うとともに、その外周部で前記振
動板の外周部を挟持した第1,第2のカバーと、これら
の第1、または第2のカバーの少なくとも一方の振動板
とは反対側面に設けた外部電極とを備え、前記振動板
は、前記第1,第2のカバーによる挟持部内方に舌片状
の振動部を有し、この振動部の表、裏面には励振用電極
を形成し、これらの表、裏面の励振用電極からはそれぞ
れ振動部の根元部分を介してリード電極を引出し、これ
ら表、裏のリード電極の一方は第1の接続部を形成し、
他方のリード電極は、前記一方のリード電極側に貫通
後、第2の接続部を形成し、これらの第1,第2の接続
部は第1、あるいは第2のカバーの貫通孔内面に設けた
半導体を介してそれぞれ前記第1,第2の外部電極と導
通させ、前記カバーの貫通孔内に封止ガラスを、この貫
通孔の外部電極側に突出させない状態で流入させ、この
封止ガラスの外部電極側の貫通孔内には、前記外部電極
を流入させたものである。
【0021】そして以上の構成とすれば、第1、または
第2のカバーの貫通孔は、導電体だけでなく、その外面
側が封止ガラスで覆われることとなるので、気密性が高
くなる。
【0022】またこの場合封止ガラスは貫通孔内だけに
とどめ、決して外方には出さず、この状態で貫通孔の封
止ガラス外面側には外部電極の一部を流入させているの
で、この外部電極も封口体の一部となることによってさ
らに気密性が高まり、しかも封止ガラス、外部電極の一
部を貫通孔内に流入させる結果、この貫通孔部分におい
て前記封止ガラスや外部電極が突出して平面度が保て
ず、実装性が悪化することもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の斜視図
【図2】図1の振動板の表面状態を説明するための分解
斜視図
【図3】図1の振動板の裏面状態を説明するための分解
斜視図
【図4】振動板の上面図
【図5】図4の振動板にカバー2,3を接合した振動子
のA−A断面図
【図6】図4の振動板にカバー2,3を接合した振動子
のB−B断面図
【符号の説明】
1 振動板 2 カバー 3 カバー 4 外部電極 5 外部電極 7 振動部 9 励振用電極 10 根元部 11 リード電極 12 リード電極 14 接続部 15 接続部 16 貫通孔 17 貫通孔 18 導電体 22 封止ガラス

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 振動板と、この振動板の表、裏面を覆う
    とともに、その外周部で前記振動板の外周部を挟持した
    第1,第2のカバーと、これらの第1、または第2のカ
    バーの少なくとも一方の振動板とは反対側面に設けた外
    部電極とを備え、前記振動板は、前記第1,第2のカバ
    ーによる挟持部内方に舌片状の振動部を有し、この振動
    部の表、裏面には励振用電極を形成し、これらの表、裏
    面の励振用電極からはそれぞれ振動部の根元部分を介し
    てリード電極を引出し、これら表、裏のリード電極の一
    方は第1の接続部を形成し、他方のリード電極は、前記
    一方のリード電極側に貫通後、第2の接続部を形成し、
    これらの第1,第2の接続部は第1、あるいは第2のカ
    バーの貫通孔内面に設けた半導体を介してそれぞれ前記
    第1,第2の外部電極と導通させ、前記カバーの貫通孔
    内に封止ガラスを、この貫通孔の外部電極側に突出させ
    ない状態で流入させ、この封止ガラスの外部電極側の貫
    通孔内には、前記外部電極を流入させた振動子。
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