JPH07226649A - 振動子 - Google Patents
振動子Info
- Publication number
- JPH07226649A JPH07226649A JP1633694A JP1633694A JPH07226649A JP H07226649 A JPH07226649 A JP H07226649A JP 1633694 A JP1633694 A JP 1633694A JP 1633694 A JP1633694 A JP 1633694A JP H07226649 A JPH07226649 A JP H07226649A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vibrating
- electrodes
- diaphragm
- lead
- covers
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は振動子に関するもので、生産性を高
めるものである。 【構成】 振動板１は、第１，第２のカバー２，３によ
る挟持部内方に舌片状の振動部６を有し、この振動部６
の表、裏面には励振用電極８，９を形成し、励振用電極
８，９からは根元部分１０を介してリード電極１１，１
２を引出し、一方は、根元側にて第１の接続部１５を形
成し、他方は、前記一方のリード電極側に貫通後、励振
動極９の側方を通って前記振動部６の遊端側に延長さ
れ、第２の接続部１４を形成している。
めるものである。 【構成】 振動板１は、第１，第２のカバー２，３によ
る挟持部内方に舌片状の振動部６を有し、この振動部６
の表、裏面には励振用電極８，９を形成し、励振用電極
８，９からは根元部分１０を介してリード電極１１，１
２を引出し、一方は、根元側にて第１の接続部１５を形
成し、他方は、前記一方のリード電極側に貫通後、励振
動極９の側方を通って前記振動部６の遊端側に延長さ
れ、第２の接続部１４を形成している。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は水晶等の振動子に関する
ものである。
ものである。
【０００２】
【従来の技術】従来のこの種振動子は、振動板と、この
振動板の表、裏面を覆うとともに、その外周部で前記振
動板の外周部を挟持した第１，第２のカバーとを備え、
前記振動板は、前記第１，第２のカバーによる挟持部内
方に舌片状の振動部を有し、この振動部の表、裏面には
励振用電極を形成していた。
振動板の表、裏面を覆うとともに、その外周部で前記振
動板の外周部を挟持した第１，第２のカバーとを備え、
前記振動板は、前記第１，第２のカバーによる挟持部内
方に舌片状の振動部を有し、この振動部の表、裏面には
励振用電極を形成していた。
【０００３】従来振動部の表、裏の励振用電極と第１，
第２のカバー外の外部電極との接続は、第１、あるいは
第２のカバーの内面に設けたリード電極を介して行って
いた。
第２のカバー外の外部電極との接続は、第１、あるいは
第２のカバーの内面に設けたリード電極を介して行って
いた。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例ではリード
電極は第１、あるいは第２のカバーの内面に形成する構
成としていたので、振動部の励振用電極とは別工程で形
成しなければならず、コストアップになるという問題が
あった。
電極は第１、あるいは第２のカバーの内面に形成する構
成としていたので、振動部の励振用電極とは別工程で形
成しなければならず、コストアップになるという問題が
あった。
【０００５】そこで本発明は、リード電極を励振用電極
と同工程で形成できるようにすることにより、生産性を
高めることを目的とするものである。
と同工程で形成できるようにすることにより、生産性を
高めることを目的とするものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】そしてこの目的を達成す
るために本発明は、振動部の表、裏面には励振用電極を
形成し、これらの表、裏面の励振用電極からはそれぞれ
振動部の根元部分を介してリード電極を引出し、これら
表、裏のリード電極の一方は、振動板の前記振動部の根
元側にて第１の接続部を形成し、他方のリード電極は、
前記一方のリード電極側に貫通後、励振動極の側方を通
って前記振動部の遊端側に延長され、この遊端側におい
て第２の接続部を形成し、これらの第１，第２の接続部
は第１、あるいは第２のカバーを貫通してそれぞれ第
１，第２の外部電極と導通させたものである。
るために本発明は、振動部の表、裏面には励振用電極を
形成し、これらの表、裏面の励振用電極からはそれぞれ
振動部の根元部分を介してリード電極を引出し、これら
表、裏のリード電極の一方は、振動板の前記振動部の根
元側にて第１の接続部を形成し、他方のリード電極は、
前記一方のリード電極側に貫通後、励振動極の側方を通
って前記振動部の遊端側に延長され、この遊端側におい
て第２の接続部を形成し、これらの第１，第２の接続部
は第１、あるいは第２のカバーを貫通してそれぞれ第
１，第２の外部電極と導通させたものである。
【０００７】
【作用】以上の構成とすれば、舌片状振動部の根元側に
おける第１の接続部とそれに延びるリード電極、および
遊端側の第２の接続部とそれに延びるリード電極は、こ
の振動部の表、裏の励振用電極と同工程にて形成するこ
とができるので、生産性の高いものとなるのである。
おける第１の接続部とそれに延びるリード電極、および
遊端側の第２の接続部とそれに延びるリード電極は、こ
の振動部の表、裏の励振用電極と同工程にて形成するこ
とができるので、生産性の高いものとなるのである。
【０００８】
【実施例】図１において１は振動板で、板厚１００μｍ
の水晶板で構成されている。振動板１の表、裏面には、
板厚４００μｍの水晶板よりなるカバーが直接接合され
ている。尚、この図１における４，５は、外部電極でカ
バー３の裏面の対角線部分に配置されている。前記振動
板１は、図２及び図３に示すように、その内方にＵ字状
の切溝６が形成され、これにより舌片状の振動部７が形
成されている。この振動部７の表、裏面には、励振用電
極８，９が形成され各々振動部７の根元部分１０を介し
てそのリード電極１１，１２が引き出されている。この
内リード電極１１の端部は、図２から図５に示すごと
く、振動板１をスルーホール１３により貫通し、その後
図３に示すごとく振動部７の側方を通って根元部１０の
反対側に延長されて接続部１４を形成している。またリ
ード部１２は、根元部１０側において接続部１５を形成
している。そしてこれらの接続部１４，１５に対応する
カバー３に形成された貫通孔１６，１７内の導電体１８
を介して各々外部電極４，５に接続されている。尚カバ
ー２，３は、その外周部で振動板１の表、裏面の外周部
を挟持し、また直接接合されているものであるが、それ
は振動板１の切溝６の外周部において、接合されている
のであってリード電極１１が振動部７の側方を通過して
いる部分については、その外方においてカバー３と接合
されている。そして、このように振動板１の裏面側にお
いて、振動部７の側方に、リード電極１１を形成するた
めに、図５，図６から明らかなように、振動板１は、カ
バー２，３との挟持部分だけを板厚を厚くし、振動部７
及びリード電極１１，１２を形成する部分などは、エッ
チングによりその板厚を薄くしている。図４は、このエ
ッチング工程後の振動板１を明確に表しており、枠線１
９に対応する裏面部分がエッチングによりその板厚が薄
くなっているのである。また、この枠線１９の外周部分
がカバー２，３によって挟持接合される部分であり、こ
の図４からも明らかなように、振動板１の長手方向側の
挟持幅２０は、短方向の挟持幅２１よりも広くしてい
る。
の水晶板で構成されている。振動板１の表、裏面には、
板厚４００μｍの水晶板よりなるカバーが直接接合され
ている。尚、この図１における４，５は、外部電極でカ
バー３の裏面の対角線部分に配置されている。前記振動
板１は、図２及び図３に示すように、その内方にＵ字状
の切溝６が形成され、これにより舌片状の振動部７が形
成されている。この振動部７の表、裏面には、励振用電
極８，９が形成され各々振動部７の根元部分１０を介し
てそのリード電極１１，１２が引き出されている。この
内リード電極１１の端部は、図２から図５に示すごと
く、振動板１をスルーホール１３により貫通し、その後
図３に示すごとく振動部７の側方を通って根元部１０の
反対側に延長されて接続部１４を形成している。またリ
ード部１２は、根元部１０側において接続部１５を形成
している。そしてこれらの接続部１４，１５に対応する
カバー３に形成された貫通孔１６，１７内の導電体１８
を介して各々外部電極４，５に接続されている。尚カバ
ー２，３は、その外周部で振動板１の表、裏面の外周部
を挟持し、また直接接合されているものであるが、それ
は振動板１の切溝６の外周部において、接合されている
のであってリード電極１１が振動部７の側方を通過して
いる部分については、その外方においてカバー３と接合
されている。そして、このように振動板１の裏面側にお
いて、振動部７の側方に、リード電極１１を形成するた
めに、図５，図６から明らかなように、振動板１は、カ
バー２，３との挟持部分だけを板厚を厚くし、振動部７
及びリード電極１１，１２を形成する部分などは、エッ
チングによりその板厚を薄くしている。図４は、このエ
ッチング工程後の振動板１を明確に表しており、枠線１
９に対応する裏面部分がエッチングによりその板厚が薄
くなっているのである。また、この枠線１９の外周部分
がカバー２，３によって挟持接合される部分であり、こ
の図４からも明らかなように、振動板１の長手方向側の
挟持幅２０は、短方向の挟持幅２１よりも広くしてい
る。
【０００９】また図３のごとくリード電極１１を振動部
７の側方に設けたので、当然のこととして、振動部７
は、振動板１の中心部より一方側へずれている。
７の側方に設けたので、当然のこととして、振動部７
は、振動板１の中心部より一方側へずれている。
【００１０】尚、根元部分１０における切溝６の切込み
は図４のごとく、半円形状となっており、これにより過
大な衝撃が加わった際にも、クラックが生じにくくなる
のである。
は図４のごとく、半円形状となっており、これにより過
大な衝撃が加わった際にも、クラックが生じにくくなる
のである。
【００１１】
【発明の効果】以上のように本発明は、振動板と、この
振動板の表、裏面を覆うとともに、その外周部で前記振
動板の外周部を挟持した第１，第２のカバーとを備え、
前記振動板は、前記第１，第２のカバーによる挟持部内
方に舌片状の振動部を有し、この振動部の表、裏面には
励振用電極を形成し、これらの表、裏面の励振用電極か
らはそれぞれ振動部の根元部分を介してリード電極を引
出し、これら表、裏のリード電極の一方は、振動板の前
記振動部の根元側にて第１の接続部を形成し、他方のリ
ード電極は、前記一方のリード電極側に貫通後、励振動
極の側方を通って前記振動部の遊端側に延長され、この
遊端側において第２の接続部を形成し、これらの第１，
第２の接続部は第１、あるいは第２のカバーを貫通して
それぞれ第１，第２の外部電極と導通させたものであ
る。
振動板の表、裏面を覆うとともに、その外周部で前記振
動板の外周部を挟持した第１，第２のカバーとを備え、
前記振動板は、前記第１，第２のカバーによる挟持部内
方に舌片状の振動部を有し、この振動部の表、裏面には
励振用電極を形成し、これらの表、裏面の励振用電極か
らはそれぞれ振動部の根元部分を介してリード電極を引
出し、これら表、裏のリード電極の一方は、振動板の前
記振動部の根元側にて第１の接続部を形成し、他方のリ
ード電極は、前記一方のリード電極側に貫通後、励振動
極の側方を通って前記振動部の遊端側に延長され、この
遊端側において第２の接続部を形成し、これらの第１，
第２の接続部は第１、あるいは第２のカバーを貫通して
それぞれ第１，第２の外部電極と導通させたものであ
る。
【００１２】そして、以上の構成とすれば、舌片状振動
部の根元側における第１の接続部とそれに延びるリード
電極、および遊端側の第２の接続部とそれに延びるリー
ド電極は、この振動部の表、裏の励振用電極と同工程に
て形成することができるので、生産性の高いものとなる
のである。
部の根元側における第１の接続部とそれに延びるリード
電極、および遊端側の第２の接続部とそれに延びるリー
ド電極は、この振動部の表、裏の励振用電極と同工程に
て形成することができるので、生産性の高いものとなる
のである。
【図１】本発明の一実施例の斜視図
【図２】その分解斜視図
【図３】その分解斜視図
【図４】振動板の上面図
【図５】図４の振動板にカバー２，３を接合した振動子
のＡ−Ａ断面図
のＡ−Ａ断面図
【図６】図４の振動板にカバー２，３を接合した振動子
のＢ−Ｂ断面図
のＢ−Ｂ断面図
１ 振動板 ２ カバー ３ カバー ７ 振動部 ９ 励振用電極 １０ 根元部 １１ リード電極 １２ リード電極 １４ 接続部 １５ 接続部
Claims (3)
- 【請求項１】 振動板と、この振動板の表、裏面を覆う
とともに、その外周部で前記振動板の外周部を挟持した
第１，第２のカバーとを備え、前記振動板は、前記第
１，第２のカバーによる挟持部内方に舌片状の振動部を
有し、この振動部の表、裏面には励振用電極を形成し、
これらの表、裏面の励振用電極からはそれぞれ振動部の
根元部分を介してリード電極を引出し、これら表、裏の
リード電極の一方は、振動板の前記振動部の根元側にて
第１の接続部を形成し、他方のリード電極は、前記一方
のリード電極側に貫通後、励振動極の側方を通って前記
振動部の遊端側に延長され、この遊端側において第２の
接続部を形成し、これらの第１，第２の接続部は第１、
あるいは第２のカバーを貫通してそれぞれ第１，第２の
外部電極と導通させた振動子。 - 【請求項２】 第１，第２のカバーの長手方向の振動板
挟持幅は、短方向の挟持幅よりも広くした請求項１に記
載の振動子。 - 【請求項３】 振動部の根元部分における切込みは略半
円形状とした請求項１または２に記載の振動子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1633694A JPH07226649A (ja) | 1994-02-10 | 1994-02-10 | 振動子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1633694A JPH07226649A (ja) | 1994-02-10 | 1994-02-10 | 振動子 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07226649A true JPH07226649A (ja) | 1995-08-22 |
Family
ID=11913585
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1633694A Pending JPH07226649A (ja) | 1994-02-10 | 1994-02-10 | 振動子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07226649A (ja) |
-
1994
- 1994-02-10 JP JP1633694A patent/JPH07226649A/ja active Pending
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