JPH08337443A - 光ファイバの着色方法、及び光ファイバの着色装置 - Google Patents

光ファイバの着色方法、及び光ファイバの着色装置

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JPH08337443A
JPH08337443A JP7144899A JP14489995A JPH08337443A JP H08337443 A JPH08337443 A JP H08337443A JP 7144899 A JP7144899 A JP 7144899A JP 14489995 A JP14489995 A JP 14489995A JP H08337443 A JPH08337443 A JP H08337443A
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inert gas
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linear velocity
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 硬化装置に供給する不活性ガス流量を線速に
応じて適正に供給し、0〜60m/min の遅い線速のと
きでも必要以上の不活性ガスを硬化装置内に流すことな
く、着色開始時の低速時から着色材の硬化反応を適正に
行わせ、コストの低減を図る。 【構成】 光ファイバ心線にコーティングダイスにおい
て着色材を被覆した後、不活性ガスを連続的に供給する
硬化装置内を通過させて紫外線を照射し着色材を硬化す
る光ファイバの着色方法において、光ファイバ心線の線
速を検出し、該線速に対応して不活性ガスの流量を制御
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ファイバ心線を着色
する方法に係り、特に光ファイバ心線の線速が変化した
ときに硬化炉に適量の不活性ガスを供給して不活性ガス
を無駄に使用することのない光ファイバの着色方法、及
びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】光ファイバ線引き装置において光ファイ
バプリフォームを電気炉等の加熱炉で加熱溶融して引き
出し、紡糸して製造されるガラスファイバである光ファ
イバ素線は、このままの状態では表面に傷がつきやす
く、また機械的強度も弱いので樹脂コーティングを1次
被覆、2次被覆と施し、光ファイバ心線を形成してい
る。このような光ファイバ心線は、側圧等の大きな外力
が加わると、光ファイバ心線に微小な曲り(マイクロベ
ンディング)を生じ、伝送損失が増加するので、スペー
サを用いて複数の光ファイバ心線を撚り込んでスペーサ
形光ファイバケーブルとして用いている。このようなス
ペーサ形光ファイバケーブルは、有限長であるため、長
距離配設する場合には、途中で接続することになる。こ
の接続に当たっては、光ファイバ心線の接続を間違うこ
となく完全に行うため光ファイバ心線に着色を施すこと
が行われている。
【0003】そこで、まず、光ファイバプリフォームを
電気炉等の加熱炉で加熱溶融して引き出し、紡糸して製
造された光ファイバ素線をコーティングダイスによっ
て、アクリル酸塩、アクリル酸エステル、アクリル酸樹
脂などのアクリレート樹脂(UV硬化樹脂)を一次被覆
として塗布し、硬化炉において紫外線を照射して光ファ
イバに被覆されたUV硬化樹脂を硬化し、さらに、UV
硬化樹脂を二次被覆として塗布し、硬化炉において紫外
線を照射して光ファイバに被覆されたUV硬化樹脂を硬
化して得た光ファイバ心線をドラムに巻き取る。そし
て、このドラムに巻き取った光ファイバ心線を従来は、
図6に示す如き光ファイバの着色方法によって着色して
いる。すなわち、ドラム1に巻き取られた光ファイバ心
線2を繰出しプーリー3を介してコーティングダイス4
送り、このコーティングダイス4によって、各種色に着
色されたUV硬化樹脂(着色材)を塗布する。このコー
ティングダイス4で着色材を塗布された光ファイバ心線
2は、硬化装置5に送られ、硬化装置5において紫外線
を照射して着色材を硬化して着色し、キャプスタン6に
よって引き取られ、ドラム7に巻き取って製造してい
た。この硬化装置5における硬化反応は、UVランプに
よって紫外線を照射して行われるが、紫外線を照射した
際、硬化装置5内に酸素が多量にあると硬化反応が低下
してしまい、十分硬化しない状態が生じる。このため、
硬化装置5内に硬化反応を低下させる要因となる酸素濃
度を低下させるために、不活性ガスを定量的に供給して
硬化反応が十分に行える酸素濃度にすることが行われて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一般に硬化装置5内の
酸素濃度は、硬化装置5内の容積が一定しているので、
図7に示す如く、硬化装置5内に供給する不活性ガスの
流量を多くすると低くなるため、硬化装置5内に供給す
る不活性ガスの流量を変化させることによって硬化装置
5内の酸素濃度を管理することができる。そして、硬化
装置5内の酸素濃度は、光ファイバ心線2に被覆された
着色材の硬化反応の速度に影響を与え、硬化装置5内の
酸素濃度が低いほど、着色材の硬化反応の速度が早く、
硬化装置5内を通過する所要時間も少なくて済む。した
がって、硬化装置5内においてUVランプによって紫外
線を照射して光ファイバ心線2に被覆された着色材を硬
化する場合、硬化装置5内に供給される不活性ガスの流
量が多ければ短時間で硬化反応が得られ、硬化装置5内
に供給される不活性ガスの流量が少なく硬化装置5内の
酸素濃度が高くても硬化装置5内を通過する際の所要時
間が長ければ十分な硬化反応を得ることができる。
【0005】光ファイバ心線2を着色する場合、ドラム
1から繰り出される光ファイバ心線2の走行速度は、着
色開始時に一気に安定速度(60m/min )に達するの
ではなく、着色開始時の低速(0〜60m/min )から
徐々に安定して走行する高速に達する。ところが、光フ
ァイバ心線2に被覆した着色材を硬化させる際の硬化装
置5内に供給される不活性ガスの流量は、従来、着色開
始直後から、安定して走行する製造線速時に適量な設定
値に固定された状態に設定されている。
【0006】しかし、着色開始直後の線速の遅い時点
(0〜60m/min )は、光ファイバ心線2の単位時間
当りの紫外線照射量が増加するため、低線速時の不活性
ガス流量は、製造線速時の設定値以下でも着色材が十分
硬化することができる。このようなことから、従来の硬
化装置5内への不活性ガス流量の設定値は、線速60m
/min 以下の低線速域では不活性ガスの供給過剰である
ことが判明し、従来方法では低線速時に必要以上の不活
性ガスを使用していたことになる。
【0007】本発明の目的は、硬化装置に供給する不活
性ガス流量を線速に応じて適正に供給し、0〜60m/
min の遅い線速のときでも必要以上の不活性ガスを硬化
装置内に流すことなく、着色開始時の低速時から着色材
の硬化反応を適正に行わせ、コストの低減を図ろうとい
うことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、光ファイバ心線にコーティングダイスにおいて着色
材を被覆した後、不活性ガスを連続的に供給する硬化装
置内を通過させて紫外線を照射し着色材を硬化する光フ
ァイバの着色方法において、光ファイバ心線の線速を検
出し、該線速に対応して不活性ガスの流量を制御するよ
うにしたものである。
【0009】請求項2に記載の発明は、光ファイバ心線
の線速を、光ファイバ心線を牽引するキャプスタンの回
転速度を検出し、この回転速度に基づいて演算するよう
にしたものである。
【0010】請求項3に記載の発明は、走行する光ファ
イバ心線に合成樹脂製の着色材を連続的に被覆するコー
ティングダイスと,不活性ガスを連続的に取り込み紫外
線を照射して前記光ファイバ心線が通過する間に着色材
を硬化する硬化装置と,表面に着色材を被覆硬化した光
ファイバ心線を懸架して誘導するキャプスタンと,前記
硬化装置内に供給する不活性ガスの流量を制御するマス
フローコントローラと,前記光ファイバ心線の走行速度
に応じて不活性ガスの量を前記硬化装置へ供給するよう
に前記マスフローコントローラを制御する制御ユニット
とによって構成したものである。
【0011】
【作用】請求項1に記載の発明によると、コーティング
ダイスで光ファイバ心線に着色材を被覆した後、不活性
ガスを連続的に供給する硬化装置内を通過させて紫外線
を照射し着色材を硬化させた後、引き取るキャプスタン
の回転速度から線速を検出し、この線速に合わせて硬化
装置内へ供給する不活性ガス流量を制御するため、硬化
装置に供給する不活性ガス流量を線速に応じて適正に供
給し、0〜60m/min の遅い線速のときでも必要以上
の不活性ガスを硬化装置内に流すことなく、着色開始時
の低速時から着色材の硬化反応を適正に行わせ、コスト
の低減ができる。
【0012】請求項2に記載の発明によると、光ファイ
バ心線の線速を、光ファイバ心線を牽引するキャプスタ
ンの回転速度を検出し、この回転速度に基づいて演算す
るようにしてあるため、光ファイバ心線に直接接触せず
に光ファイバ心線の線速を検出できる。
【0013】請求項3に記載の発明によると、制御ユニ
ットによって、キャプスタンの回転速度から光ファイバ
心線の走行速度を演算し、この光ファイバ心線の走行速
度に応じた不活性ガスの量を硬化装置へ供給するように
マスフローコントローラを制御するため、硬化装置に供
給する不活性ガス流量を線速に応じて適正に供給し、0
〜60m/min の遅い線速のときでも必要以上の不活性
ガスを硬化装置内に流すことなく、着色開始時の低速時
から着色材の硬化反応を適正に行わせ、コストの低減が
できる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。図
1、図2には、本発明に係る光ファイバの着色方法及び
光ファイバの着色装置の一実施例が示されている。図
中、図6に図示の従来例と同一の符号の付されているも
のは同一の部材・同一の機能を有するものである。本実
施例が図6に図示の従来例と異なる点は、硬化装置5内
にマスフローコントローラ(以下、MFCと称する)8
を介して不活性ガスを供給するようにしている点と、制
御ユニット9を設け、硬化装置5において着色材を硬化
して引き取るキャプスタン6の回転数から光ファイバ心
線2の線速を検出し、この検出した光ファイバ心線2の
線速に応じてMFC8の開度を調整して供給流量を制御
している点である。
【0015】キャプスタン6は、図2に示す如く、軸6
1を中心に回転し、光ファイバ心線2がスムーズに走行
するように誘導するもので、ロータリーエンコーダが構
成されている。このキャプスタン6のエンコーダ部は、
回転をデジタル信号で検出する検出部62と、この検出
部62で検出した信号を検出信号として出力する出力部
63とを備えている。
【0016】MFC8は、図2に示す如く、不活性ガス
を送通する管路81内にバルブ82を設け、このバルブ
82を駆動装置83によって回転し、このバルブ82を
動かすことによってバルブ82の開度を変えられる構成
となっている。したがって、MFC8は、硬化装置5内
に供給する不活性ガスの流量を、流入開口面積(バルブ
の開度)の調整をすることによって制御するようになっ
ている。
【0017】制御ユニット9は、図2に示す如く、CP
U91と、ROM92と、RAM93と、I/O94と
によって構成されている。そして、この制御ユニット9
は、図2に示す如く、CPU91と、ROM92と、R
AM93とキャプスタン6の出力部63から出力される
回転数信号をI/O94を介してCPU91に取り込
み、この回転数から光ファイバ心線2の線速を検出す
る。
【0018】硬化装置5内におけるカラーリングの線速
と硬化エネルギー量との関係は、図4に示す如く硬化装
置5内における紫外線の照射量を一定にすると、カラー
リングの線速が遅いときには、着色材に対する硬化エネ
ルギー量が高く、カラーリングの線速が速くなるにつれ
硬化エネルギー量は低下することが判る。また、硬化装
置5内に供給される不活性ガス流量とカラーリングの線
速との関係は、図5に示す如き関係を有し、常に十分な
硬化を得るため必要な不活性ガスの流量は、線速が低い
場合(例えば、線速10m/min の時)、少なく(不活
性ガス流量が6リットル/min )、線速が高くなる(例
えば、線速40m/min の時)のに応じて多く(不活性
ガス流量16リットル/min )していき、安定して走行
する製造線速になったときに一定量供給(20リットル
/min )すれば良いことが判る。この図5に図示のカラ
ーリングの線速に対する必要不活性ガス流量Lは、スタ
ート時の線速Vが10m/min と低いときから、50m
/min まで変化するとき、 L=0.3V+3 但)V:線速 なる式で求められた数値となる。したがって、例えば、
線速Vが10m/min であれば、不活性ガス流量Lは、
6リットル/min となり、線速Vが30m/minであれ
ば、不活性ガス流量Lは、12リットル/min となり、
線速Vが50m/min であれば、不活性ガス流量Lは、
18リットル/min となる。したがって、これらの中間
の線速の場合、例えば、線速Vが25m/min のとき
は、不活性ガス流量Lは、10.5リットル/min とい
うことになる。また、線速Vが60m/min を越えると
硬化装置5内に供給される不活性ガスの流量Lは、20
リットル/min の一定とする。
【0019】この図5に示す如き不活性ガス流量と、カ
ラーリングの線速との関係は、制御ユニット9のROM
92に予め記憶されている。カラーリングの線速に対す
る必要不活性ガス流量については、制御ユニット9でキ
ャプスタン6の回転数を取り込んで、この回転数に基づ
き光ファイバ心線2の走行速度を求め、この線速からそ
の都度不活性ガスの供給流量を演算して求めるのでもよ
いが、光ファイバ心線2の走行速度に対応する必要不活
性ガス供給量をマップにした制御マップを予め制御マッ
ト9のROM92に記憶しておいて、光ファイバ心線2
の走行速度を演算し、この走行速度に対応する不活性ガ
スの供給量を制御マップから求めるようにした方が処理
を簡単にすることができる。
【0020】したがって、光ファイバ心線2の線速(例
えば、30m/min )が求まれば、その時の線速に対す
る適正な不活性ガス流量(12リットル/min )が求ま
り、MFC8の硬化装置5内に供給する不活性ガスの流
入開口面積をバルブ82を駆動装置83によって回転さ
せて調整することによって適正な量の不活性ガスを硬化
装置5に供給することができる。
【0021】次に、本実施例の動作について説明する。
まず、ドラム1から光ファイバ心線2を繰出しプーリー
3を介してコーティングダイス4を通し、さらに硬化装
置5を通してキャプスタン6に懸架後、ドラム7に巻き
付けて準備する。スタートの準備が整うと、硬化装置5
のUVランプを照射すると共に、不活性ガスの供給を開
始し、コーティングダイス4に各種色に着色されたUV
硬化樹脂(着色材)の供給を開始して、同時にキャプス
タン6を回転させて、光ファイバ心線2の走行させてド
ラム7で光ファイバ心線2の巻取を開始する。
【0022】着色装置が駆動すると、ドラム1から光フ
ァイバ心線2を繰出しプーリー3を介してコーティング
ダイス4に送り、このコーティングダイス4で各種色に
着色されたUV硬化樹脂(着色材)を塗布する。このコ
ーティングダイス4で着色材を塗布された光ファイバ心
線2は、硬化装置5に送られ、硬化装置5において紫外
線を照射して着色材を硬化して着色し、キャプスタン6
によって引き取られ、ドラム7に巻き取って製造する。
【0023】このように光ファイバ心線2が走行し始め
ると、制御ユニット9でキャプスタン6の回転数を取り
込み、この回転数に基づいて、CPU91が光ファイバ
心線2の走行速度を演算し、この光ファイバ心線2の走
行速度に対応する必要不活性ガス供給量を予めROM9
2に記憶されている制御マップ(図5に図示のカラーリ
ングの線速に対する不活性ガス流量)から求め、この制
御マップに基づく適正量になるようにMFC8のバルブ
82の開度を調整して不活性ガスの供給流量を制御す
る。スタート時の線速が、例えば10m/min であれ
ば、不活性ガスの流量は6リットル/min となる。
【0024】この制御ユニット9によるキャプスタン6
の回転数の取り込みMFC8を制御するフィードバック
制御は、一定周期(例えば、1sec 毎)で行い、その周
期毎にキャプスタン6の回転数に基づく光ファイバ心線
2の走行速度を演算し、この走行速度に対応する不活性
ガスの適正供給流量にMFC8を制御する。このように
MFC8を制御して不活性ガスの適正供給流量を線速に
応じて制御すると、図5に示す如き特性に基づいた制御
を行うことができる。
【0025】この制御ユニット9のCPU91における
制御フローチャートが図3に示されている。図におい
て、光ファイバ心線2が走行し始めると、ステップ10
において、キャプスタン6の回転数を取り込み光ファイ
バ心線2の線速Vを演算する。そして、ステップ11に
おいて、演算した光ファイバ心線2の線速Vが60m/
min に達したか否かを判定し、ステップ11において、
光ファイバ心線2の線速Vが60m/min に達していな
いと判定すると、ステップ12において、ステップ10
で演算した光ファイバ心線2の線速Vから、不活性ガス
の適正流量Lは、 L=0.3V+3 なる式で演算して求める(又は、予め記憶されている制
御マップから求める)。ステップ12において不活性ガ
スの適正流量Lが求まると、ステップ13において、M
FC8の不活性ガスの供給流量をステップ12において
求めた不活性ガスの適正流量Lに設定し、ステップ10
に戻る。
【0026】ステップ11において、演算した光ファイ
バ心線2の線速Vが60m/min に達していると判定す
ると、ステップ14において、MFC8の不活性ガスの
流量Lを20リットル/min に設定する。
【0027】したがって、本実施例によれば、着色開始
直後から従来不活性ガス供給過剰になっていた低速域
(0〜60m/min )における不活性ガス流量を適正化
し、高価な不活性ガスの使用を低減することができる。
【0028】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、硬化装
置に供給する不活性ガス流量を線速に応じて適正に供給
し、0〜60m/min の遅い線速のときでも必要以上の
不活性ガスを硬化装置内に流すことなく、着色開始時の
低速時から着色材の硬化反応を適正に行わせ、コストの
低減を図ることができる。
【0029】請求項2に記載の発明によれば、光ファイ
バ心線に直接接触せずに光ファイバ心線の線速を検出で
きる。
【0030】請求項3に記載の発明によれば、硬化装置
に供給する不活性ガス流量を線速に応じて適正に供給
し、0〜60m/min の遅い線速のときでも必要以上の
不活性ガスを硬化装置内に流すことなく、着色開始時の
低速時から着色材の硬化反応を適正に行わせ、コストの
低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光ファイバの着色方法の実施例を
示す模式図である。
【図2】図1に図示の光ファイバ心線の線速検出手段の
詳細図である。
【図3】図1に図示の制御ユニットの制御フローチャー
トである。
【図4】不活性ガス流量を一定にしたときのカラーリン
グ速度に対する硬化エネルギーの特性図である。
【図5】カラーリング速度に対する不活性ガスの最適な
供給量を示す特性図である。
【図6】従来の光ファイバの着色方法を示す模式図であ
る。
【図7】硬化装置内の酸素濃度と不活性ガス流量との関
係を示す図である。
【符号の説明】
1………………………………………………ドラム 2………………………………………………光ファイバ心
線 3………………………………………………プーリー 4………………………………………………コーティング
ダイス 5………………………………………………硬化装置 6………………………………………………キャプスタン 7………………………………………………ドラム 8………………………………………………MFC 9………………………………………………制御ユニット

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ファイバ心線にコーティングダイスに
    おいて着色材を被覆した後、不活性ガスを連続的に供給
    する硬化装置内を通過させて紫外線を照射し着色材を硬
    化する光ファイバの着色方法において、光ファイバ心線
    の線速を検出し、該線速に対応して不活性ガスの流量を
    制御するようにしたことを特徴とする光ファイバの着色
    方法。
  2. 【請求項2】 上記光ファイバ心線の線速は、上記光フ
    ァイバ心線を牽引する上記キャプスタンの回転速度を検
    出し、該回転速度に基づいて演算するようにしたもので
    ある請求項1記載の光ファイバの着色方法。
  3. 【請求項3】 走行する光ファイバ心線に合成樹脂製の
    着色材を連続的に被覆するコーティングダイスと,不活
    性ガスを連続的に取り込み紫外線を照射して前記光ファ
    イバ心線が通過する間に着色材を硬化する硬化装置と,
    表面に着色材を被覆硬化した光ファイバ心線を懸架して
    誘導するキャプスタンと,前記硬化装置内に供給する不
    活性ガスの流量を制御するマスフローコントローラと,
    前記光ファイバ心線の走行速度に応じて不活性ガスの量
    を前記硬化装置へ供給するように前記マスフローコント
    ローラを制御する制御ユニットとによって構成してなる
    光ファイバの着色装置。
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