JPH08337320A - 側面に未乾燥ペーストを有するワークの炉自動搬送装置 - Google Patents

側面に未乾燥ペーストを有するワークの炉自動搬送装置

Info

Publication number
JPH08337320A
JPH08337320A JP17268995A JP17268995A JPH08337320A JP H08337320 A JPH08337320 A JP H08337320A JP 17268995 A JP17268995 A JP 17268995A JP 17268995 A JP17268995 A JP 17268995A JP H08337320 A JPH08337320 A JP H08337320A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
work
jig
rack
workpiece
transfer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP17268995A
Other languages
English (en)
Inventor
Fumio Fukumitsu
文雄 福光
Kusuo Miyagawa
九州男 宮川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Metal SMI Electronics Device Inc
Original Assignee
Sumitomo Metal SMI Electronics Device Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Metal SMI Electronics Device Inc filed Critical Sumitomo Metal SMI Electronics Device Inc
Priority to JP17268995A priority Critical patent/JPH08337320A/ja
Publication of JPH08337320A publication Critical patent/JPH08337320A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
  • Special Conveying (AREA)
  • Specific Conveyance Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 少なくとも側面に未乾燥ペーストを有するワ
ークを搬送するに際し、該ワークの位置ずれの防止がで
き、かつ高能率で自動搬送が行えるワークの炉自動搬送
装置を提供する。 【構成】 ワークを載置した複数枚のワーク載置用治具
を収納したラックの供給と、ワーク載置用治具を一枚毎
に取り出し、所定位置に供給する治具取り出し・供給
と、該供給位置においてワーク載置用治具から複数枚の
ワークを、吸着パッドにより一括して、炉内に搬入する
搬送コンベアへの移載と、空になったラックの排出と、
空になった前記ワーク載置用治具の排出を自動化してい
る。前記吸着パッドとして、前記ワークを載置したワー
ク載置用治具のワーク間距離と、該ワーク内の吸着可能
間隔距離の何れよりも狭い吸着パッドを用い、またウォ
ーキングビームを用いてラック供給している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、側面に未乾燥ペースト
を有するワークの炉自動搬送装置に係り、より詳細に
は、該ワークを搬送する際、該ワークの位置ずれの防止
ができ、かつ自動搬送が行えるワークの炉自動搬送装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体用セラミックパッケージにおいて
は、パッケージ本体を封止するためにパッケージ封止用
リッドの側面、または表面、あるいは側面と表面に半田
ペーストを印刷・塗布したり、また該パッケージ本体の
露出導体を電解メッキ処理するために、側面、または表
面、あるいは側面と表面に金属導体ペーストがメタライ
ズされている。そして、これらのパッケージ封止用リッ
ドやパッケージ本体(以下、ワークという)は、その側
面、または表面、あるいは側面と表面に、前記ペースト
を印刷・塗布した後、ワーク載置用治具に載せ、次のリ
フロー工程に搬送される。
【0003】このワークの搬送は、手作業で、該ワーク
を前記ワーク載置用治具に移載し、所定位置まで搬送し
た後、該ワーク載置用治具からワークを取り出し、該ワ
ークをリフロー炉に搬送・移載する。このようなワーク
を搬送・移載するには、通常、ワークを面接触吸着し
て搬送する方法、ペーストの塗布されていないワーク
中央部を吸着パッドで吸着して搬送する方法、画像処
理センサーを用いた自動ハンドリング装置で、ワークの
位置ずれやペースト付着部を確認しながら搬送・移載す
る方法を用いている。
【0004】しかし、これらの搬送・移載方法におい
て、前記方法の場合、搬送・移載の際に未乾燥状態の
ペーストが付着するおそれがあり、また方法の場合、
ワーク載置用治具上で、ワークの位置ずれが生じ、更に
方法の場合、単ピース毎の搬送形態を採るため、その
搬送能率が悪く、かつ設備コストが高くなるという問題
がある。
【0005】ところで、本発明者は、このような問題に
鑑み、先に、『側面、または表面、あるいは側面と表面
に、ペーストを塗布した複数個のワークを所定間隔で載
置できる大きさの表面平坦性を有する耐熱性板からなる
ワーク載置用治具において、該耐熱性板の表面の各ワー
ク載置対応位置に、該ワーク裏面の外周縁を除く一部と
当接して該ワークを浮き上がらせる凸部を設け、該凸部
が、少なくとも前記ペーストの乾燥温度に耐える耐熱性
を有し、かつJISA硬度が、30度〜50度の範囲の
熱硬化性樹脂で形成されたワーク載置用治具』(特願平
6−331032号明細書参照)を提案した。そして、
この治具を用いた場合、前記ペーストの未乾燥ワークの
搬送時、該ワークの位置ずれを最小限にすることができ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述したよう
なワーク載置用治具を用いた場合であっても、ワーク
載置用治具からリフロー炉ラインにワークを移載すると
き、ワーク載置用治具の搬送ラインにおいて、該ワー
ク載置用治具を起動、停止するとき、等においてワーク
の位置ずれが発生する、という課題の残ることが分かっ
た。
【0007】本発明は、以上のような課題に対処して創
作したものであって、その目的とする処は、少なくとも
側面に未乾燥ペーストを有するワークを搬送するに際
し、該ワークの位置ずれの防止ができ、かつ高能率で自
動搬送が行えるワークの炉自動搬送装置を提供すること
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】そして、上記課題を解決
するための手段としての側面に未乾燥ペーストを有する
ワークの炉自動搬送装置は、少なくとも側面に塗布され
たペーストが未乾燥状態のセラミック基板等のワークを
炉内に搬送するための側面に未乾燥ペーストを有するワ
ークの炉自動搬送装置であって、該ワークを載置した複
数枚のワーク載置用治具を収納したラックを供給するラ
ック供給手段と、該ラック供給手段で供給されたラック
から前記ワーク載置用治具を一枚毎に取り出し、所定位
置に供給する治具供給手段と、該治具供給手段で供給さ
れたワーク載置用治具から複数枚のワークを吸着パッド
により一括して、該ワークを炉内に搬入する搬送コンベ
アに移載するワーク移載手段と、前記治具供給手段で前
記ワーク載置用治具を取り出し空になったラックを排出
する空ラック排出手段、および該ワーク移載手段でワー
クを搬送コンベアに移載して空になった前記ワーク載置
用治具を排出する空ワーク載置用治具排出手段を有し、
前記ワーク移載手段における吸着パッドとして、前記ワ
ークを載置したワーク載置用治具のワーク間距離と、該
ワーク内の吸着可能間隔距離の何れよりも狭い吸着パッ
ドを用い、また前記ラック供給手段として、ウォーキン
グビームを用いてなる構成としている。
【0009】請求項2の側面に未乾燥ペーストを有する
ワークの炉自動搬送装置は、前記請求項1の装置におい
て、前記治具供給手段が、ワーク載置用治具を載置する
治具搬送台と、該ワーク載置用治具を一枚毎押し出すプ
ッシャーと、該プッシャーを支持するガイド、および該
プッシャーを治具取り出し個所−ワーク移載個所間で往
復動させるタイミングベルト駆動機構からなる構成とし
ている。
【0010】
【作用】本発明の側面に未乾燥ペーストを有するワーク
の炉自動搬送装置は、該ワークを複数枚載置・収納した
ワーク載置用治具を積載した治具収納ラックをラック供
給手段によって、治具取り出し個所に搬送すると共に、
該個所で治具を一枚毎に逐次取り出し、該ワークを炉内
に搬入する搬送コンベアに移載するワーク移載手段のワ
ーク受け渡し個所に搬送し、更に該ワーク受け渡し個所
から吸着パッドにより複数枚のワークを、一括して、前
記搬送コンベアに連続・自動的に移載・搬送できる。
【0011】ここで、請求項1のワークの炉自動搬送装
置は、前記ラック供給手段として、ウォーキングビーム
を用いることで、前記治具収納ラックの起動・停止の際
のショックを最小限とすることができ、また前記ワーク
移載手段における吸着パッドとして、前記ワークを載置
したワーク載置用治具のワーク間距離と、該ワーク内の
吸着可能間隔距離の何れよりも狭幅の吸着パッドを用い
ることで、該ワーク載置用治具上のワークに位置ずれが
生じた場合であっても、該吸着パッドが前記未乾燥ペー
ストに付着することを防止できる。
【0012】また、請求項2のワークの炉自動搬送装置
は、前記プッシャーをエアシリンダでなく、タイミング
ベルト駆動機構を用いて治具取り出し個所−ワーク受け
渡し個所間で往復動させているので、該往復動を微妙に
コントロールでき、該ワークを治具収納ラックからワー
ク載置用治具を一枚毎取り出し、搬送する際のショック
を軽減することができる。
【0013】
【実施例】以下、図面を参照しながら、本発明を具体化
した実施例について説明する。ここに、図1〜図8は、
本発明の実施例を示し、図1は全体外観を示す平面図、
図2は治具収納ラック供給・排出ラインの概略断面図、
図3は図2の平面図、図4は治具供給ラインの平面図、
図5は治具供給ラインの治具取り出し側の前面図、図6
は治具供給ラインの治具受け取り側の側面図、図7はワ
ーク移載機の概略正面図、図8は治具上のワークと吸着
パッドとの関係を示す平面図である。
【0014】本実施例は、側面および表面に半田ペース
トを印刷・塗布し、未乾燥状態の半導体セラミックパッ
ケージのパッケージ封止用リッド(ワーク)をリフロー
炉に搬送して、該半田ペーストをリフローするための自
動化装置であって、図1に示すように、概略すると、治
具収納ラック供給部1と、治具取り出し・受け渡し部
3、ワーク移載部5、空ラック排出部7、および空治具
排出部9の5つの部分から構成されている。
【0015】治具収納ラック供給部1は、複数個のワー
クwを載置したワーク載置用治具2を積み重ね・収納し
たラック4を、治具取り出し・受け渡し部3の治具取り
出し個所Aに供給するためのラインであって、図2、3
に示すように、ベルト搬送部11とウォーキングビーム
搬送部12とから構成されている。ベルト搬送部11
は、ベルト駆動によるコンベアベルト13とラック載置
・誘導レール14とからなる搬送ライン15の途中に、
適宜間隔で複数個(図面では2個)のストッパシリンダ
16が設けられ、このストッパシリンダ16によってラ
ック4をストックできる。コンベアベルト13は、3個
のスプロケット17間に張設され、スピードコントロー
ルモータ18を駆動源として回転駆動し、逐次、ラック
4をウォーキングビーム搬送部12に供給する。
【0016】ベルト搬送部11の搬送ライン先端部位に
は、ウォーキングビーム搬送部12が配設され、ラック
4を治具取り出し・受け渡し部3の治具取り出し個所A
に供給し、かつ空になったラック4を空ラック排出部7
に排出でき、ウォーキングビーム搬送部12は、ラック
4を載置するビーム23と、該ビーム23を前後動させ
るラック・ピニオン20と、ラック・ピニオン20を駆
動させるタイミングベルトによるピニオン駆動機構2
1、およびビーム23をガイドするリニアガイド22と
からなり、ベルト搬送部11から送り出されたラック4
は、ビーム23上に載置されて、このビーム23の移動
によって、ラック一時ストック部24を介して治具取り
出し個所Aに供給できる構成とされている。なお、25
は、ビーム23の移動位置を検出するセンサーであっ
て、該センサー25で検出した信号によってピニオン駆
動機構21を制御する。
【0017】また、ラック一時ストック部24は、ラッ
ク4を保持する4本のピローブロック26を備え、この
ピローブロック26が形成する内部空間にピニオン駆動
機構21が設けられていて、ビーム23とピニオン駆動
機構21は、一体としてエアシリンダ27で、LMガイ
ド28を介して昇降自在の構成とされている。そして、
ビーム23は、ウォーキングビーム搬送部12にベルト
搬送部11からラック4が供給される際、前記ベルト搬
送部11の搬送ラインと同一平面上に位置し、ビーム2
3の移動によって、このビーム23上のラック4が、ラ
ック一時ストック部24に移動した際、エアシリンダ2
7によって下降状態し、ピローブロック26の上端に設
けられているラック受け28に載置されて保持・ストッ
クされる。そして、このラック一時ストック部24のラ
ック搬送方向前方には、治具取り出し・受け渡し部3の
治具取り出し個所Aが設けられている。
【0018】治具取り出し・受け渡し部3は、図4、図
5に示すように、治具収納ラック供給部1で治具取り出
し個所Aに供給されたラック4からワーク載置用治具2
を一枚毎、押し出し、このワーク載置用治具2をワーク
移載部5のワーク受け渡し個所(治具位置決め部)Bに
搬送・供給するラインである。該ラインは、ラック4か
らワーク載置用治具2を押し出すプッシャー31と、こ
のプッシャー31をモーター32によって駆動するタイ
ミングベルト駆動機構33、ワーク載置用治具4を搬送
する搬送台34、およびラック4を昇降させるリフト部
35とから構成されている。プッシャー31は、治具取
り出し個所Aとワーク受け渡し個所Bとの間に配設さ
れ、供給ローダベース板36上に配設されているレール
37にLMガイド38を介して摺動自在に取り付けら
れ、該LMガイド38は、レール37に沿って配設さ
れ、タンミングベルト駆動機構(治具取り出し個所Aと
ワーク受け渡し個所Bに設けられているプーリ39間に
張設されたタイミングベルト40をモーター32を用い
て往復駆動させる駆動機構)33に固定されている。リ
フト部35は、四隅にラック受け43を有し、このラッ
ク受け43をエアシリンダ(図示せず)によって昇降さ
せる構成とされている。なお、41は、LMガイド38
を介してプッシャー31の位置を検出するセンサーであ
る。そして、ワーク受け渡し個所Bには、ワーク移載部
5が設けられている。
【0019】ワーク移載部5は、治具取り出し・受け渡
し部3を介して搬送・供給されたワーク載置用治具2を
ワーク受け渡し個所Bで位置決めすると共に、このワー
ク載置用治具2からワークwをリフロー炉搬送ライン5
1に搬入する部分であって、図6、7に示すように、ワ
ーク載置用治具2の位置決めをするリンク機構52と、
このリンク機構52で位置決めしたワーク載置用治具2
から複数個のワークwを一括してリフロー炉搬送ライン
51に移載するワーク移載機53から構成されている。
リンク機構52は、ワーク受け渡し個所Bの下面にT金
具55を介して取り付けられているエアシリンダ56
と、該下面に保持部材57を介して軸支され、一端がエ
アシリンダ56のロッド58に軸支されているリンク6
0とからなり、リンク60がシリンダ56のロッド58
の伸縮によって直立・傾動してワーク載置用治具2を移
動させ、その位置決めを行える構成とれている。リンク
60の先端部には緩衝用の弾性体61が取り付けられて
いる。ここで、リンク機構52を用いたのは、エア圧に
よるシリンダを用いた場合と異なり、緩やかな動きを与
えることができ、ワーク載置用治具2にかかる起動・停
止時の瞬間のショックをショックを吸収することにあ
る。ワーク移載機53は、図7に示すように、吸着ボッ
クス65の下部に設けられた吸着パッド66と、吸着ボ
ックス65を昇降させるエアシリンダ67と、吸着パッ
ド66に吸引力を付与するエアポンプ68と、ワーク受
け取り個所Bとリフロー炉搬送ライン51間で吸着ボッ
クス65を往復させるガイド(図示せず)から構成され
ている。吸着パッド66は、図8に示すように、ワーク
wを載置したワーク載置用治具2のワーク間距離xと、
該ワークw内の吸着可能間隔距離yの何れよりも狭幅の
パッドを用いている。ここで、aは、未乾燥状態の半田
ペースト部である。このようなパッドを用いることで、
ワークwのずれによって、該ワークwが隣接するワーク
wに付着するのを防止できる。
【0020】前記空ラック排出部7は、図1に示すよう
に、治具取り出し・受け渡し部2でワーク載置用治具2
が空になったラック4を治具取り出し個所Aから排出す
るためのラインで、ウォーキングビームによるウォーキ
ングビーム排出部81と、ベルト排出部82から構成さ
れている。ウォーキングビーム排出部81とベルト排出
部82は、前記ラック供給部1におけるウォーキングビ
ーム搬送部12とベルト搬送部11と同じ構成とされて
いる。また、空治具排出部9は、ワーク移載部5におい
て、ワーク移載機53でワークwが移載され、空になっ
たワーク載置用治具2を排出するためのラインであっ
て、治具吸着移載機91と、治具排出用コンベア92か
ら構成されている。治具吸着移載機91は、ワーク移載
部5におけるワーク移載機53と同じ構成からなる。こ
こで、ラック4は、収納したワーク載置用治具2を押し
出すプッシャー31を通過させ得ることができる構成、
ここでは、プッシャー移動方向の前後壁下端から上端近
傍まで開口するのプッシャー挿通用切欠を備えた構成か
らなる。
【0021】そして、本実施例の自動化装置は、複数個
のワークwを載置したワーク載置用治具2を積み重ね・
収納した複数個のラック4を、治具収納供給部1に載置
すると、該ラック4が治具取り出し個所Aに搬送される
と共に、該治具取り出し個所Aでラック4からワーク載
置用治具2が一枚毎に取り出され、更に治具取り出し・
受け渡し部3を介してワーク受け渡し個所Bに搬送・位
置決めされた後、該ワーク受け取り個所Bで、ワーク移
載部5の所定の吸着パッド66を備えたワーク移載機5
3によりワーク載置用治具2からワークwが一括してリ
フロー炉搬送ライン51に移載され、また前記治具取り
出し個所Aでワーク載置用治具2が取り出されて空にな
ったラック4は、空ラック排出部7を通じて排出され、
また前記ワーク受け取り個所Bでワークwが移載されて
空になったワーク載置用治具2は、空治具排出部9を通
じて排出され、これらの各搬送工程を連続し、かつ該搬
送時にワークw、ワーク載置用治具2にショックがかか
るのを最小限にできると共に、該搬送時におけるワーク
w、ワーク載置用治具2の位置ずれを防止し、ワークw
の未乾燥状態のペーストによる隣接するワークwの付着
等の発生を防止できる。
【0022】具体的には、図1〜3において、まず治具
収納ラック供給部1のベルト搬送部11のコンベアベル
ト13とラック載置・誘導レール14による搬送ライン
15に、複数個のワークwを載置したワーク載置用治具
2を積み重ね・収納した複数個のラック4を載せると、
該ラック4が途中でストッパシリンダ16で、その搬送
を停止され、常時、一個のラック4が、搬送ライン15
からウォーキングビーム搬送部12のビーム23上に送
り出されると共に、このビーム23がラック・ピニオン
20によって搬送方向前方に移動し、ラック一時ストッ
ク部24において、センサー25が、これを検出し、こ
の検出信号によって、ビーム23の移動が停止し、この
ラック4がビーム23に載っている状態で、エアシリン
ダ27によってビーム23が下動し、このラック4がラ
ック受け28で保持・ストックされる。また、先に、こ
のラック一時ストック部24に保持・ストックされてい
たラック4は、同時に治具取り出し個所Aに供給され、
リフト部35に保持される。そして、ウォーキングビー
ム搬送部12のビーム23は、前記下動した状態で、元
の位置に復帰し、再び、上動してラック4を、順次、治
具取り出し個所Aに供給する。
【0023】そして、治具取り出し・受け渡し部3の治
具取り出し個所Aにおいて、ラック4はリフト部35に
よって所定位置まで下動した後、タイミングベルト駆動
機構33を駆動して、プッシャー31を移動させると、
このプッシャー31によって、ラック4からワーク載置
用治具2が一枚毎、送り出される。ここで、前記所定位
置とは、リフト部35によって、ラック4の収納され、
残っている一番下側に位置するワーク載置用治具2が、
プッシャー31によって押し出せる位置をいう。従っ
て、この位置にラック4を下降させておく。そして、こ
の送り出されたワーク載置用治具2は、プッシャー31
に押されながら、タイミングベルト駆動機構33の駆動
によって、搬送台34上を移動してワーク受け取り個所
Bに供給される(図1、図4、図5参照)。従って、ワ
ーク載置用治具2をラック4から一枚毎取り出し・搬送
する際のショックを軽減することができる。また、ワー
ク載置用治具2が、ワーク受け取り個所Bに供給される
と、タイミングベルト駆動機構33が停止した後、リン
ク機構52が作動して、ワーク載置用治具2の位置決め
が行われる。すなわち、エアシリンダ56が作動して、
保持部材57に軸支されたリンク60が傾動・起立し
て、その先端に設けられている弾性体61がワーク載置
用治具2を所定位置に押すことで、その位置決めが行な
われる。これによって、ワーク載置用治具2の位置決め
が緩やかに行われるため、該位置決めの際のショックを
少なくできる。
【0024】次に、ワーク移載部5のワーク移載機53
が、位置決めされたワーク載置用治具2の上方に移動
し、更に、このワーク移載機53の吸着パッド66が下
動して、ワーク載置用治具2に載置・対応するワークw
を吸着し、このワークwがリフロー炉搬送ライン51に
移載される。なお、リフロー炉搬送ライン51へのワー
クwの供給は、図示しない外部設定器により設定された
供給タイミングで行われる。また、ワークwが取り出さ
れて空になったワーク載置用治具2は、治具吸着移載機
91によって排出され、治具取り出し個所Aで、ワーク
載置用治具2が全て取り出されたラック4は、リフト部
35によって上動状態とされ、空ラック排出部7のウォ
ーキングビームによるウォーキングビーム排出部81
と、ベルト排出部82を介して排出される。
【0025】そして、以上の作業をワークwの載置され
たワーク載置用治具2を収納したラック4が無くなるま
で、繰り返えされる。これにより、ワークwの載置した
ワーク載置用治具2を搬送する際、このワーク載置用治
具2にかかるショックを軽減できので、ワーク載置用治
具2に載置されているワークwの位置ずれを防止でき
る。従って、ワークwの側面に印刷・塗布されている未
乾燥状態のペーストによって、隣接するワークwが付着
するのを防止できる。
【0026】なお、本発明は、上述した実施例に限定さ
れるものでなく、本発明の要旨を変更しない範囲内で変
形実施できる構成を含む。
【0027】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
の側面に未乾燥ペーストを有するワークの炉自動搬送装
置によれば、ラック供給手段として、ウォーキングビー
ムを用いることで、前記治具収納ラックの起動・停止の
際のショックを最小限とすることができ、また前記ワー
ク移載手段における吸着パッドとして、前記ワークを載
置したワーク載置用治具のワーク間距離と、該ワーク内
の吸着可能間隔距離の何れよりも狭幅の吸着パッドを用
いるので、該ワーク載置用治具上のワークに位置ずれが
生じた場合であっても、該吸着パッドが前記未乾燥ペー
ストに付着することを防止できるという効果を有する。
【0028】また、請求項2のワークの炉自動搬送装置
によれば、前記プッシャーをタイミングベルト駆動機構
で治具取り出し個所−ワーク受け渡し個所間で往復動さ
せているので、該ワークを治具収納ラックからワーク載
置用治具を一枚毎取り出し、搬送する際のショックを軽
減することができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例を示す全体外観を示す平面図
である。
【図2】 治具収納ラック供給・排出ラインの概略断面
図である。
【図3】 図2の平面図である。
【図4】 治具供給ラインの平面図である。
【図5】 治具供給ラインの治具取り出し側の前面図で
ある。
【図6】 治具供給ラインの治具受け取り側の側面図で
ある。
【図7】 ワーク移載機の概略正面図である。
【図8】 治具上のワークと吸着パッドとの関係を示す
平面図である。
【符号の説明】
1・・・治具収納ラック供給部、2・・・ワーク載置用
治具、3・・・治具取り出し・受け渡し部、4・・・ラ
ック5・・・ワーク移載部、7・・・空ラック排出部、
9・・・空治具排出部、11・・・ベルト搬送部、12
・・・ウォーキングビーム搬送部、13・・・コンベア
ベルト、14・・・ラック載置・誘導レール、15・・
・搬送ライン、16・・・ストッパシリンダ、17・・
・スプロケット、18・・・スピードコントロールモー
タ、20・・・ラック・ピニオン、21・・・ピニオン
駆動機構、22・・・リニアガイド、23・・・ビー
ム、24・・・ラック一時ストック部、25・・・セン
サー、26・・・ピローブロック、27・・・エアシリ
ンダ、28・・・ラック受け部、31・・・プッシャ
ー、32・・・モーター、33・・・タイミングベルト
駆動機構、34・・・搬送台、35・・・リフト部、3
6・・・供給ローダベース板、37・・・レール、38
・・・LMガイド、39・・・プーリ、40・・・タイ
ミングベルト、41・・・センサー、51・・・リフロ
ー炉搬送ライン、52・・・リンク機構、53・・・ワ
ーク移載機、55・・・T金具、56・・・エアシリン
ダ、57・・・保持部材、58・・・ロッド、60・・
・リンク、61・・・弾性体、65・・・吸着ボック
ス、66・・・吸着パッド、67・・・エアシリンダ、
68・・・エアポンプ、81・・・ウォーキングビーム
排出部、82・・・ベルト排出部、91・・・治具吸着
移載機、92・・・治具排出用コンベア

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも側面に塗布されたペーストが
    未乾燥状態のセラミック基板等のワークを炉内に搬送す
    るための側面に未乾燥ペーストを有するワークの炉自動
    搬送装置であって、該ワークを載置した複数枚のワーク
    載置用治具を収納したラックを供給するラック供給手段
    と、該ラック供給手段で供給されたラックから前記ワー
    ク載置用治具を一枚毎に取り出し、所定位置に供給する
    治具供給手段と、該治具供給手段で供給されたワーク載
    置用治具から複数枚のワークを吸着パッドにより一括し
    て、該ワークを炉内に搬入する搬送コンベアに移載する
    ワーク移載手段と、前記治具供給手段で前記ワーク載置
    用治具を取り出し空になったラックを排出する空ラック
    排出手段、および該ワーク移載手段でワークを搬送コン
    ベアに移載して空になった前記ワーク載置用治具を排出
    する空ワーク載置用治具排出手段を有し、前記ワーク移
    載手段における吸着パッドとして、前記ワークを載置し
    たワーク載置用治具のワーク間距離と、該ワーク内の吸
    着可能間隔距離の何れよりも狭い吸着パッドを用い、ま
    た前記ラック供給手段として、ウォーキングビームを用
    いてなることを特徴とする側面に未乾燥ペーストを有す
    るワークの炉自動搬送装置。
  2. 【請求項2】 前記治具供給手段が、ワーク載置用治具
    を載置する治具搬送台と、該ワーク載置用治具を一枚毎
    押し出すプッシャーと、該プッシャーを支持するガイ
    ド、および該プッシャーを治具取り出し個所−ワーク移
    載個所間で往復動させるタイミングベルト駆動機構から
    なる請求項1に記載の側面に未乾燥ペーストを有するワ
    ークの炉自動搬送装置。
JP17268995A 1995-06-14 1995-06-14 側面に未乾燥ペーストを有するワークの炉自動搬送装置 Pending JPH08337320A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17268995A JPH08337320A (ja) 1995-06-14 1995-06-14 側面に未乾燥ペーストを有するワークの炉自動搬送装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17268995A JPH08337320A (ja) 1995-06-14 1995-06-14 側面に未乾燥ペーストを有するワークの炉自動搬送装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08337320A true JPH08337320A (ja) 1996-12-24

Family

ID=15946540

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17268995A Pending JPH08337320A (ja) 1995-06-14 1995-06-14 側面に未乾燥ペーストを有するワークの炉自動搬送装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08337320A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007248041A (ja) * 2006-02-17 2007-09-27 Ibiden Co Ltd 乾燥用治具組立装置、乾燥用治具分解装置、乾燥用治具循環装置、セラミック成形体の乾燥方法、及び、ハニカム構造体の製造方法
CN103420161A (zh) * 2013-08-19 2013-12-04 深圳市华智新宇科技有限公司 一种贴片电感摆料装置
CN105540242A (zh) * 2015-12-31 2016-05-04 武汉文林科技有限公司 用于层压机的拨动式自动转料装置
CN107934500A (zh) * 2017-12-21 2018-04-20 厦门讯诺自动化科技有限公司 起泡器金属网分料供给装置
CN109264375A (zh) * 2017-10-23 2019-01-25 中日龙(襄阳)机电技术开发有限公司 冲压自动上下料带分装的装置

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007248041A (ja) * 2006-02-17 2007-09-27 Ibiden Co Ltd 乾燥用治具組立装置、乾燥用治具分解装置、乾燥用治具循環装置、セラミック成形体の乾燥方法、及び、ハニカム構造体の製造方法
CN103420161A (zh) * 2013-08-19 2013-12-04 深圳市华智新宇科技有限公司 一种贴片电感摆料装置
CN105540242A (zh) * 2015-12-31 2016-05-04 武汉文林科技有限公司 用于层压机的拨动式自动转料装置
CN109264375A (zh) * 2017-10-23 2019-01-25 中日龙(襄阳)机电技术开发有限公司 冲压自动上下料带分装的装置
CN109264375B (zh) * 2017-10-23 2024-05-03 中日龙(襄阳)机电技术开发有限公司 冲压自动上下料带分装的装置
CN107934500A (zh) * 2017-12-21 2018-04-20 厦门讯诺自动化科技有限公司 起泡器金属网分料供给装置
CN107934500B (zh) * 2017-12-21 2024-02-27 厦门讯诺科技有限公司 起泡器金属网分料供给装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0715171A (ja) 部品装着装置
RU2002115083A (ru) Способ и устройство для переноса пленочных пакетов
JP7164319B2 (ja) 搬送装置、実装装置、搬送方法
KR20000011438A (ko) 전자부품실장장치및전자부품실장방법
JPH0964148A (ja) ウェーハリングの供給・返送装置
JPH08337320A (ja) 側面に未乾燥ペーストを有するワークの炉自動搬送装置
JP2000118681A (ja) トレイ搬送装置及び方法
EP0259489B1 (en) Working apparatus
JP2001024389A (ja) 部品供給装置
JPH07321496A (ja) 電子部品の搬送搭載装置
JP2003094259A (ja) 基板搬送ライン
KR101231191B1 (ko) 칩 트레이 공급장치
JP2003192130A (ja) 部品搬送収納方法及びその装置
JP2520508Y2 (ja) 部品整列装置
JPS60153306A (ja) プリント板給排装置
JPH0532315A (ja) 先入れ先出しバツフア装置
CN215542400U (zh) 一种pcba板涂胶载具的装载设备
JPH10117092A (ja) 部品供給装置
JPH11145695A (ja) 部品装着装置
JPH09129658A (ja) 移動転写部を有するボンディング装置
JP2622832B2 (ja) 板状体の搬送方法
JP2000124675A (ja) 電子部品実装装置
JP4439706B2 (ja) 表面実装機および部品実装システム
JPH05278855A (ja) 物品供給装置
CN116493901A (zh) 一种萃盘上下料装置