JPH10117092A - 部品供給装置 - Google Patents

部品供給装置

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JPH10117092A
JPH10117092A JP8267030A JP26703096A JPH10117092A JP H10117092 A JPH10117092 A JP H10117092A JP 8267030 A JP8267030 A JP 8267030A JP 26703096 A JP26703096 A JP 26703096A JP H10117092 A JPH10117092 A JP H10117092A
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pallet
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preventing member
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JP8267030A
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Inventor
Junichi Kojima
純一 小嶋
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トレイパレットを駆動したときのトレイから
の部品の飛び出しを防いで、生産性を向上させ、歩留
り、製品の信頼性をも良くするようにする。 【解決手段】 部品6をトレイ1に載せ、更にそのトレ
イ1をトレイパレット2に載せた状態で駆動するものに
おいて、そのトレイパレット2の駆動時にトレイ1上に
位置してトレイ1からの部品6の飛び出しを防止する飛
び出し防止部材31を具えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は部品をトレイに載
せ、更にそのトレイをトレイパレットに載せた状態で駆
動する部品供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、例えばQFP(Quad Flat Packag
e)部品やBGA(Ball Grid Array)部品といった半導体
部品をプリント回路基板に自動的に実装する部品実装装
置が供されている。これらの部品実装装置はトレイとト
レイパレットを使用して部品を供給するのが一般的であ
る。
【0003】図9はそのトレイ1とトレイパレット2と
を示しており、トレイパレット2にトレイ1が載置され
ている。又、トレイパレット2には、トレイ1が搬送中
に位置ずれを起こさないように、前面ストッパ3と側面
ストッパ4とが設けられ、更に背面にトレイクランプ5
が設けられていて、このトレイクランプ5によりトレイ
1をそれらのストッパ3,4に押し当てるようになって
いる。トレイクランプ5は矢印で示す前後方向に位置調
整可能であり、トレイ1の寸法がその方向に異なった場
合にも適用可能となっている。
【0004】図10はトレイ1の一部を拡大して示す。
トレイ1は格子状に仕切られており、前記QFP部品等
の部品6がその格子目に1つずつ収納されて載せられて
いる。その理由は、QFP部品等のリード6aが細く、
弱いことによる。このようなリード6aを有する部品6
は、例えばテープフィーダのような形態による供給は、
テープの巻き込みによるリード6aの変形、損傷が発生
するため、採用できない。このため、トレイ1に収納し
た形態で供給されるのである。
【0005】通常のケースでは、プリント回路基板には
複数のIC部品が実装される。そこで、トレイパレット
2も複数用意されている。図11はその複数のトレイパ
レット2を一括して扱うためのトレイマガジン7を示し
ている。このトレイマガジン7は、持ち運び用のハンド
ル8のほか、持ち運び時のトレイパレット2の落下を防
止する押え板9、及びその止めをするノブ10を有して
いる。トレイマガジン7の内側壁には溝11が設けられ
ており、ここにトレイパレット2が嵌挿されて、トレイ
パレット2は一定のピッチPでトレイマガジン7に収納
されている。
【0006】図12は実装装置内のトレイマガジン7の
収納状態を示している。トレイマガジン7はトレイエレ
ベータ12に収納され、このトレイエレベータ12内で
トレイマガジン7が昇降される。これに対して、トレイ
エレベータ11外の所定の高さ位置にはトレイパレット
駆動装置であるトレイパレット取り出し機構13が設け
られており、一枚のトレイパレット2が取り出されるよ
うになっている。
【0007】図13はトレイエレベータ12内からトレ
イパレット取り出し機構13にかけての構成をより詳細
に示している。トレイマガジン7の下方に存するのはト
レイマガジン7を昇降させるための昇降機構14であ
り、詳細な説明は省くが、例えばボールねじと、駆動モ
ータ、直線ガイド等から成る1軸ロボットである。トレ
イマガジン7には複数の品種のトレイパレット2が、例
えば1段目にA品種、2段目にB品種といった具合に収
納されている。
【0008】又、トレイパレット取り出し機構13も1
軸ロボットであり、架台15の上面に直線ガイド16が
配置され、これと同方向にタイミングベルト17が2個
のプーリ18,19間に架けられて設けられている。プ
ーリ18,19のうち、プーリ18は駆動モータ20の
シャフト21に直結されている。タイミングベルト17
の1か所には連結部22が設けられており、これに連結
金具23が連結されている。
【0009】連結金具23の下端部は上記直線ガイド1
6に沿って移動可能なガイドホルダ24に結合されてお
り、上端部に空圧ロボットハンド25が結合されてい
る。空圧ロボットハンド25の先端には1組の爪25a
が設けられており、これらの爪25aはトレイパレット
2の端部を把持するのに適した形状を成している。そし
て、その爪25aで把持したときのトレイパレット2の
下面と一致する高さ位置には、スライドレール26が複
数の支柱27により支持されて設けられている。更に、
スライドレール26の反トレイマガジン7側部分の上方
には、XYZ三方向に動くロボット28が配置され、こ
れに吸着ノズル29が具えられている。
【0010】この構成で、部品6の供給は下記のように
して行なわれる。まず、今、トレイマガジン7の2段目
のトレイパレット2を取り出すものと仮定する。図示し
ないコンピュータ及び制御機器の働きにより、昇降機構
14が起動し、トレイマガジン7を上昇又は下降させて
2段目のトレイパレット2の下面がスライドレール26
の上面と一致する高さで停止する。
【0011】この後、駆動モータ20が図13で反時計
方向の回転を行うことにより、タイミングベルト17が
移動を始め、これに連結部22及び連結金具23により
連結された空圧ロボットハンド25が、トレイマガジン
7内に進入する。このとき、図示しないバルブの切り換
えにより、空圧ロボットハンド25の爪25aは開いて
いる。
【0012】そして、その後の図示しないバルブの切り
換えにより、空圧ロボットハンド25の爪25aは閉じ
て2段目のトレイパレット2を把持する。次に、駆動モ
ータ20が今度は時計方向の回転を行うことにより、空
圧ロボットハンド25はトレイパレット2を把持したま
ま後退を始める。
【0013】この結果、2段目のトレイパレット2はト
レイマガジン7内から引き出される。その引き出し先に
はスライドレール26が存するため、引き出されたトレ
イパレット2が落下することはない。所定の位置まで達
した後、空圧ロボットハンド25は停止する。この後、
上方のXYZロボット28が部品6の上に移動してき
て、吸着ノズル29を降下させ、部品6をその吸着ノズ
ル29で吸着して上昇し、次の行程部分へ搬送する。
【0014】なお、次の行程は詳細な説明は割愛する
が、視覚認識手段を使って部品6の形状、位置、角度等
を読み取り、これらの上方から位置補正をして、プリン
ト回路基板の所定位置に実装する作業が行われる。
【0015】別の部品6を実装する場合は、上述のトレ
イパレット2を逆の手順でトレイマガジン7内に挿入
し、トレイマガジン7の所定ピッチの上昇又は下降を行
った後、別のトレイパレット2を取り出せば良い。かく
して、複数種類の部品6を選択してプリント回路基板に
実装することができる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のものの場
合、大きく分けて次の2つの問題点を有していた。第1
に、トレイ搬送効率の悪さである。QFP等の部品6は
一般的に軽くて薄い部品である。このため、トレイパレ
ット2を高速で駆動すると、その反動で部品6がトレイ
1から飛び出す不具合を生じる。この傾向は、駆動速度
が高く、部品6が薄く、軽いものほど著しい。
【0017】よって、トレイパレット2の搬送速度をあ
まり高くすることはできず、これが搬送効率を悪くして
いた。ことに、多品種の部品6を実装するケースでは、
多品種のトレイパレット2を搬送する必要があり、毎回
のトレイパレット2の搬送速度の低さは、全体の効率の
大幅な悪化を招き、生産性の悪化につながっていた。
【0018】第2に、歩留り、信頼性の悪さである。上
述のように、トレイパレット2を高速で動かすと、反動
で部品6が飛び出す。飛び出さないまでも、トレイ1上
の部品6が浮き上がり、周囲の壁と接触することによる
リード6aの曲り、変形を生じることがある。これらの
部品は製品として使用することができず、歩留りを悪く
し、信頼性を悪くすることにつながっていた。
【0019】本発明は上述の事情に鑑みてなされたもの
であり、従ってその目的は、トレイ搬送効率が良くて生
産性を向上でき、歩留り、信頼性をも良くし得る部品供
給装置を提供するにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の部品供給装置においては、部品をトレイに
載せ、更にそのトレイをトレイパレットに載せた状態で
駆動するものにあって、そのトレイパレットの駆動時に
上記トレイ上に位置してトレイからの部品の飛び出しを
防止する飛び出し防止部材を具えたことを特徴とする。
【0021】このものによれば、トレイパレットを駆動
したとき、飛び出し防止部材がトレイの上方に位置して
トレイからの部品の飛び出しを防止する。よって、トレ
イパレットの搬送速度を高くしても差支えなくなり、搬
送効率を良くすることができる。又、トレイからの部品
の飛び出しがなくなることにより、部品がトレイの周囲
の壁と接触することによるリードの曲り、変形を生じる
こともなくなる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1実施例につ
き、図1及び図2を参照して説明する。まず、図1及び
図2においては、先の図9ないし図13と同一の部分に
は同一の符号を付しており、その説明は省略して、異な
る部分のみを述べる。すなわち、この第1実施例におい
ては、トレイマガジン7とトレイパレット2の引き出し
停止位置との間のスライドレール26上方に、飛び出し
防止部材31を配置した点が、従来のものと相違する。
【0023】この飛び出し防止部材31は、例えば板状
で、そのトレイパレット搬送方向の両端部の下側にはそ
れぞれ面取り32を施しており、それによって、トレイ
パレット2が下を通過するときに浮き上がった部品6と
干渉するのを回避するようにしている。
【0024】飛び出し防止部材31の高さは図2に示す
4組の支持金具33によって定めており、その高さは搬
送される部品6の上面よりわずかに高い位置が好まし
く、このため、各支持金具33の上部にはアジャスタボ
ルト34とロックボルト35とを設けていて、アジャス
タボルト34による高さ調整後、ロックボルト35を締
め付けて固定する。従って、これらアジャスタボルト3
4とロックボルト35は飛び出し防止部材31の高さ位
置を調整する調整手段として機能する。又、飛び出し防
止部材31は、トレイパレット取り出し機構13、及び
XYZロボット28の吸着ノズル29と干渉しないもの
としている。
【0025】次に、上記構成のものの作用を述べる。図
1に示すように、トレイパレット2が空圧ロボットハン
ド25に把持されてトレイマガジン7内から引き出され
る。これに伴い、トレイ1に載せた部品6も移動され徐
々に加速される。しかし、その引き出されて移動する部
品6の直上には飛び出し防止部材31が存し、これによ
って部品6の飛び出し、浮き上がりが抑制されるから、
トレイパレット2搬送中の加速度や、振動等による外力
が加わっても、部品6がトレイ1より飛び出すことはな
い。
【0026】そしてその後、トレイパレット2は減速さ
れ、部品取り出し位置で停止する。この位置には飛び出
し防止部材31は配置されておらず、従って、XYZロ
ボット28の吸着ノズル29は飛び出し防止部材31に
干渉されず部品6の取り出しを行うことができる。
【0027】このように本構成のものでは、トレイパレ
ット2を駆動したときのトレイ1からの部品6の飛び出
しを、飛び出し防止部材31によって防止することがで
きる。よって、トレイパレット2の搬送速度を高くして
も差支えなく、高速でそのトレイパレット2の搬送を行
うことにより、搬送効率を良くすることができ、生産性
を向上することができる。
【0028】又、トレイ1からの部品6の飛び出しがな
くなることにより、部品6がトレイ1の周囲の壁と接触
することによるリード6aの曲り、変形を生じることも
なくなるもので、これにより、歩留りを良くし得、製品
の信頼性も良くすることができる。
【0029】以上に対して、図3及び図4は本発明の第
2実施例を示すもので、このものでは、トレイパレット
駆動装置としてXY両方向に動く駆動装置41を具え、
この駆動装置41にトレイパレット2が人手又は自動機
械により載せられて駆動搬送される。そして、停止後、
YZ両方に動くロボット42により部品6はピックアッ
プされ、認識カメラ43上で認識処理をされた後にプリ
ント回路基板44上に移されて実装される。
【0030】この装置では、YZロボット42による部
品6の取り出し位置は一定であり、これに対して、駆動
装置41がその取り出し位置に部品6を搬送するように
動く。駆動装置41が動く領域の上方には、部品6より
わずかに高い位置を保つようにして飛び出し防止部材4
5を配置している。この飛び出し防止部材45はトレイ
パレット2の駆動中から駆動停止後もトレイ1及びトレ
イパレット2上に位置するもので、駆動装置41の動作
領域全部を覆う大きさを有する平板から成っている。そ
して、この飛び出し防止部材45の、上記ロボット42
による部品6の取り出し位置には、部品6を取り出すた
めの取出口46を有している。
【0031】このものでも、ロボット42による部品6
の取り出し位置以外の部品6の直上には飛び出し防止部
材45が存するから、トレイパレット2を駆動したとき
のトレイ1からの部品6の飛び出しを防止することがで
きる。
【0032】なお、この場合、及び先の第1実施例の場
合、飛び出し防止部材45,31を、トレイ1上の部品
6を透視することが可能な材質例えば透明なガラス板か
ら成るものとすることにより、搬送中のトレイパレット
2を作業者が外部より見たとき、トレイ1上の部品6の
残り状況を透視して容易に把握することができる。
【0033】図5は本発明の第3実施例を示すもので、
このものでは、飛び出し防止部材31の高さ位置を自動
調整することが可能な調整機構51を調整手段として具
えており、この調整機構51は、モータ52、ボールね
じ53、及び支持シャフト54を左右対称的に有してい
る。
【0034】この構成で、今、新たなトレイパレット2
をトレイマガジン7から引き出す前の状態とする。この
とき、図示しない制御装置は目標のトレイパレット2上
のトレイ1及び部品6の高さのデータを図示しないメモ
リから読み取り、それよりわずかに高い位置となるよう
にモータ52の回転角度を決定する。
【0035】この後、指令パルスによりモータ52が起
動し、その回転がボールねじ53に伝わって、飛び出し
防止部材31が支持シャフト54により昇降以外の運動
を拘束されつつボールねじ53に沿って上下に螺進退移
動し、所定の高さ位置に位置決めされる。よって、第1
実施例のものに比し、自動で飛び出し防止部材31の高
さ位置の調整ができるもので、作業者の手間を不要なら
しめることができる。
【0036】図6及び図7は本発明の第4実施例を示す
もので、このものでは、飛び出し防止部材61を、トレ
イパレット2の駆動時にその駆動方向と同方向にほゞ同
速で駆動する駆動機構62を有している。
【0037】この駆動機構62では、1軸水平ロボット
63の移動ベース64に連結ブロック65の一端部を結
合しており、連結ブロック65の他端部はL形金具66
に結合している。L形金具66には2個のローラフォロ
ア67を配置しており、これらはブロックガイド68を
挟む形でねじ止めしている。ブロックガイド68の両端
部はそれぞれブロックガイド支柱69により支持してい
る。そして、連結ブロック65の中央部に、L字板から
成る飛び出し防止部材61を取り付けており、その取り
付け位置は部品6の高さに合わせて調整手段としての調
整用長孔70により調整可能としている。
【0038】この構成では、新たなトレイパレット2を
トレイマガジン7から引き出す際には飛び出し防止部材
61はトレイマガジン7に隣接した位置(図7中C位
置)で待機している。
【0039】次いで、空圧ロボットハンド25がトレイ
パレット2を把持して移動を開始すると、これに同期し
て1軸水平ロボット63の移動ベース64が同方向にほ
ゞ同速度で移動を開始することにより、飛び出し防止部
材61も同方向にほゞ同速度で移動を開始する。そし
て、完全にトレイパレット2が停止するD位置まで、ト
レイ1の直上に位置しながら移動を続ける。
【0040】又、飛び出し防止部材61はXYZロボッ
ト28の吸着ノズル29が降下する際には、ピックアッ
プの障害とならないようにE位置まで退避する。更に、
トレイパレット2をトレイマガジン7に戻すときには、
再びD位置まで移動した後、やはりトレイパレット2の
移動と同期してC位置まで追従する。
【0041】この結果、第1実施例のものより広い範囲
で部品6の飛び出しを防止することができる。又、部品
6と飛び出し防止部材61との相対速度差は小さいた
め、搬送中に部品6が浮き上がって飛び出し防止部材6
1に接することがあっても、その衝撃力は第1実施例の
固定式飛び出し防止部材31に比べ小さくすることがで
き、部品6の損傷を少なくできて、歩留り、信頼性を良
くするのに一層の効果がある。
【0042】図8は本発明の第5実施例を示すもので、
このものでは、飛び出し防止部材31が、トレイパレッ
ト2の駆動搬送時にトレイ1上の部品6の有無を検知す
る検知手段としてのラインセンサ71を有している。ラ
インセンサ71の長さはトレイ1の全横幅に渡るものと
している。又、それと対向する位置には、トレイ1及び
トレイパレット2に形成した透光孔72,73を挟んで
ライン照明74を配置している。
【0043】この構成では、トレイパレット2が初めて
トレイマガジン7より引き出されるとき、ライン照明7
4が点灯しており、その光を遮るものがないため、直接
ラインセンサ71に受光される。ここで、部品6を載せ
たトレイ1及びトレイパレット2が通過すると、部品6
の存するところは光が通過しないため暗く、部品6の存
しないところは光が通過するため明るいことによる、部
品6の有無の検知がなされる。これに対して、トレイ1
の行数、列数は既知であるから、上述の検知情報によ
り、制御装置はトレイ1の何行、何列目に部品6が有る
か無いかの判断ができる。
【0044】このようにトレイ1の部品6の有無を検
知、判断する理由は下記のとおりである。一般的にトレ
イ1への部品6のセットは人手によってなされる。よっ
て、むらなセットの可能性がある。又、供給するワーク
としての数は購入数の関係からいつもトレイ1の格子目
の全部を埋めるとは限らない。更に、段取り換え等で、
生産を途中で打ち切って、再開した場合、途中まで部品
6を消費したトレイ1が存する場合もある。
【0045】このように実生産を行うと、いつも部品6
がトレイ1に満杯で供給されるとは限られず、それらの
管理が煩雑化する。又、部品6が満杯にないトレイ1を
使用すると、あるべき位置に部品6がないことにより、
取り出しエラーが発生する。エラーにならないとして
も、取り出そうとする無駄な動きをすることになるか
ら、生産効率が悪くなる。
【0046】これに対して、本実施例では、あると判断
された位置の部品6を吸着するようにXYZロボット2
8を制御すれば良いから、管理が容易化し、エラーの発
生や生産効率の低下を防止することができる。
【0047】以上、本発明の実施例を述べたが、本発明
はそれらに限られず、例えば飛び出し防止部材の形状や
各機構の配置等の点につき、要旨を逸脱しない範囲内で
適宜変更して実施し得る。
【0048】
【発明の効果】本発明は以上説明したとおりのもので、
下記の効果を奏する。請求項1の部品供給装置によれ
ば、トレイパレットを駆動したときのトレイからの部品
の飛び出しを、飛び出し防止部材により防止できて、ト
レイパレットの搬送速度を高くすることができ、もって
搬送効率を良くでき、生産性を向上することができる。
又、トレイからの部品の飛び出しがなくなることによ
り、部品の損傷もなくすことができるから、歩留りを良
くし得、製品の信頼性を良くすることもできる。
【0049】請求項2の部品供給装置によれば、部品の
取り出し位置以外の部品の直上に飛び出し防止部材が存
することにより、上述同様にトレイパレットを駆動した
ときのトレイからの部品の飛び出しを防止できて、同様
の効果が得られる。請求項3の部品供給装置によれば、
搬送中のトレイパレットを作業者が外部より見たとき、
トレイ上の部品の残り状況を飛び出し防止部材を間に透
視して容易に把握することができる。
【0050】請求項4の部品供給装置によれば、部品の
高さの違いに飛び出し防止部材の高さ位置を合わせるこ
とができて、より確実に部品の飛び出しを防止すること
ができる。請求項5の部品供給装置によれば、部品6の
飛び出しをより広い範囲で防止できると共に、部品の損
傷を少なくできて、歩留り、信頼性を良くするのに一層
の効果を奏する。
【0051】請求項6の部品供給装置によれば、トレイ
上の部品の有無の検知に基づいて、有ると判断された位
置の部品のみを取り出すように制御すれば良いから、管
理が容易化し、エラーの発生や生産効率の低下を防止す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す部品供給装置全体の
縦断側面図
【図2】飛び出し防止部材の機能状態の斜視図
【図3】本発明の第2実施例を示す部品供給装置全体の
斜視図
【図4】飛び出し防止部材の取出口の機能状態の拡大斜
視図
【図5】本発明の第3実施例を示す図2相当図
【図6】本発明の第4実施例を示す図2相当図
【図7】図1相当図
【図8】本発明の第5実施例を示す図1相当図
【図9】従来例を示すトレイパレット部分の斜視図
【図10】トレイの一部と部品の拡大斜視図
【図11】トレイマガジンの斜視図
【図12】トレイエレベータからトレイパレット取り出
し機構にかけての斜視図
【図13】図1相当図
【符号の説明】
1はトレイ、2はトレイパレット、6は部品、7はトレ
イマガジン、13はトレイパレット取り出し機構(トレ
イパレット駆動装置)、14は昇降機構、16は直線ガ
イド、17はタイミングベルト、18,19はプーリ、
20は駆動モータ、23は連結金具、25は空圧ロボッ
トハンド、25aは爪、26はスライドレール、28は
XYZロボット、29は吸着ノズル、31は飛び出し防
止部材、34はアジャスタボルト(調整手段)、35は
ロックボルト(調整手段)、41は駆動装置(トレイパ
レット駆動装置)、42はYZロボット、43は認識カ
メラ、44はプリント回路基板、45は飛び出し防止部
材、46は取出口、51は調整機構(調整手段)、52
はモータ、53はボールねじ、54は支持シャフト、6
1は飛び出し防止部材、62は駆動機構、63は1軸水
平ロボット、64は移動ベース、65は連結ブロック、
67はローラフォロア、68はブロックガイド、70は
調整用長孔(調整手段)、71はラインセンサ(検知手
段)、72,73は透光孔、74はライン照明を示す。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 部品をトレイに載せ、更にそのトレイを
    トレイパレットに載せた状態で駆動するものにおいて、
    そのトレイパレットの駆動時に前記トレイ上に位置して
    トレイからの部品の飛び出しを防止する飛び出し防止部
    材を具えたことを特徴とする部品供給装置。
  2. 【請求項2】 飛び出し防止部材が、トレイパレットの
    駆動停止後もトレイ上に位置するものであって、その駆
    動停止後にトレイ上から部品を取り出すための取出口を
    有することを特徴とする請求項1記載の部品供給装置。
  3. 【請求項3】 飛び出し防止部材が、トレイ上の部品を
    透視することが可能な材質から成っていることを特徴と
    する請求項1記載の部品供給装置。
  4. 【請求項4】 飛び出し防止部材の高さ位置を調整する
    ことが可能な調整手段を有することを特徴とする請求項
    1記載の部品供給装置。
  5. 【請求項5】 飛び出し防止部材を、トレイパレットの
    駆動時にその駆動方向と同方向にほゞ同速で駆動する駆
    動機構を有することを特徴とする請求項1記載の部品供
    給装置。
  6. 【請求項6】 飛び出し防止部材が、トレイパレットの
    駆動時にトレイ上の部品の有無を検知する検知手段を有
    することを特徴とする請求項1記載の部品供給装置。
JP8267030A 1996-10-08 1996-10-08 部品供給装置 Pending JPH10117092A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002214288A (ja) * 2000-12-20 2002-07-31 Hanmi Co Ltd 半導体パッケージ装置切断用ハンドラ・システム
JP2002270622A (ja) * 2001-03-09 2002-09-20 Ueno Seiki Kk 電子部品自動ハンドリング装置用電子部品保持機構及び電子部品保持方法
JP2010199468A (ja) * 2009-02-27 2010-09-09 Panasonic Corp 電子部品実装装置
JP2010199467A (ja) * 2009-02-27 2010-09-09 Panasonic Corp 電子部品実装装置
JP2021034653A (ja) * 2019-08-28 2021-03-01 ヤマハ発動機株式会社 トレイ収納装置及び部品実装装置

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