JPH0833575B2 - 反射型プロジェクションスクリーン - Google Patents
反射型プロジェクションスクリーンInfo
- Publication number
- JPH0833575B2 JPH0833575B2 JP2299186A JP29918690A JPH0833575B2 JP H0833575 B2 JPH0833575 B2 JP H0833575B2 JP 2299186 A JP2299186 A JP 2299186A JP 29918690 A JP29918690 A JP 29918690A JP H0833575 B2 JPH0833575 B2 JP H0833575B2
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- JP
- Japan
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- layer
- hairline
- screen
- embossing
- transparent resin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、プロジェクターを用いてテレビジョン画
像、スライド画像、映画画像、若しくはオーバーヘッド
プロジェクターを用いてOHP画像を映写するための反射
型のプロジェクションスクリーンに関する。
像、スライド画像、映画画像、若しくはオーバーヘッド
プロジェクターを用いてOHP画像を映写するための反射
型のプロジェクションスクリーンに関する。
(従来の技術) 従来より反射型プロジェクションスクリーンとして
は、その反射輝度を高め、視野角を拡げ、解像度を上げ
るため様々な工夫がなされてきており、例えば特開昭57
−19725「映写スクリーン」、特開昭60−53945「反射型
スクリーンの製造方法」などがあるが、スクリーンの層
構成が多層で複雑になり、またビーズなどをスクリーン
に適用して輝度を上げるようにしたものがあるが、ビー
ズ材料費や、スクリーン製造加工費にかなりのコストが
掛かる。また反射面の解像度を上げるために金属蒸着面
を酸にてエッチング処理をすることが行なわれているが
処理工程が増えて煩雑になり、コストが掛かることが考
えられる。
は、その反射輝度を高め、視野角を拡げ、解像度を上げ
るため様々な工夫がなされてきており、例えば特開昭57
−19725「映写スクリーン」、特開昭60−53945「反射型
スクリーンの製造方法」などがあるが、スクリーンの層
構成が多層で複雑になり、またビーズなどをスクリーン
に適用して輝度を上げるようにしたものがあるが、ビー
ズ材料費や、スクリーン製造加工費にかなりのコストが
掛かる。また反射面の解像度を上げるために金属蒸着面
を酸にてエッチング処理をすることが行なわれているが
処理工程が増えて煩雑になり、コストが掛かることが考
えられる。
(発明の目的) 本発明は、比較的低コストで、反射型スクリーン映写
画像の解像度を上げることを目的とするものである。
画像の解像度を上げることを目的とするものである。
(発明の構成) 本発明は、表面に微細凹凸状のヘアーライン加工を施
した1乃至数層の透明樹脂層と、前記透明樹脂層の裏面
側に前記ヘアーライン方向に対して角度を変えて交差す
る方向にヘアーライン加工を施した反射層とを備え、前
記反射層に接着層を介して織布層と隠蔽層とをこの順に
積層したことを特徴とする反射型プロジェクションスク
リーンである。
した1乃至数層の透明樹脂層と、前記透明樹脂層の裏面
側に前記ヘアーライン方向に対して角度を変えて交差す
る方向にヘアーライン加工を施した反射層とを備え、前
記反射層に接着層を介して織布層と隠蔽層とをこの順に
積層したことを特徴とする反射型プロジェクションスク
リーンである。
本発明を図面に従って詳細に説明する。
第1図は、本発明の反射型プロジェクションスクリー
ンの側面図であり、透明樹脂層1は、ポリ塩化ビニル、
ポルスチレンなどの透明樹脂フィルムの表面にエンボス
金型を用いて加熱加圧によりエンボス加工を行なって、
微細な凹凸状のヘアーラインエンボス1a(例えばエンボ
ス深さ0.01mm〜0.03mm前後)を施したものである。該樹
脂層1の厚さは、例えば0.07mm〜0.15mmである。該樹脂
層1のヘアーラインエンボス1aと反対面には、前記ヘア
ーラインエンボス1aに対して角度を変えて交差するよう
にヘアーラインエンボス2aを施して反射層2をラミネー
トあるいは接着剤を用いて接着して積層する。
ンの側面図であり、透明樹脂層1は、ポリ塩化ビニル、
ポルスチレンなどの透明樹脂フィルムの表面にエンボス
金型を用いて加熱加圧によりエンボス加工を行なって、
微細な凹凸状のヘアーラインエンボス1a(例えばエンボ
ス深さ0.01mm〜0.03mm前後)を施したものである。該樹
脂層1の厚さは、例えば0.07mm〜0.15mmである。該樹脂
層1のヘアーラインエンボス1aと反対面には、前記ヘア
ーラインエンボス1aに対して角度を変えて交差するよう
にヘアーラインエンボス2aを施して反射層2をラミネー
トあるいは接着剤を用いて接着して積層する。
前記反射層2としては、第2図に示すようなものであ
り、例えば(a)のように、銀色のアルミニュームシー
ト5(例えば厚さ0.02mm〜0.05mm前後)に、エンボス金
型を用いてヘアーラインエンボス2a(例えばエンボス深
さ0.01mm〜0.03mm前後)を施したもの、(b)のように
紙基材シート若しくはポリ塩化ビニル、ポリスチレン、
ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリカーボネートまた
はこれらの複合樹脂による樹脂基材などのシート6(例
えば厚さ0.2mmから0.4mm前後)の表面にアルミニューム
シート5を積層ラミネートした後に、該アルミ5表面
に、エンボス金型を用いて加圧若しくは加熱加圧により
ヘアーラインエンボス2aを施したもの、また、(c)の
ように樹脂基材シート7(例えば厚さ0.1mm〜0.3mm前後
の耐熱性樹脂など)の表面にヘアーラインエンボス2aを
施した後、該エンボス2a表面に、アルミなど金属粉をイ
ンキベヒクルに混練した銀色インキの塗布層、若しくは
アルミなど銀色の金属蒸着層2b(例えば蒸着厚さ0.1μ
m〜1μm)を、塗布法、若しくは蒸着法により施した
もの、あるいはまた、(d)のように樹脂基材シート7
(耐熱性樹脂など)の表面にヘアーラインエンボス2aを
施した後、該エンボス2aと反対面(平滑面)に、塗布
法、蒸着法によりアルミなど銀色のインキ塗布層、若し
くは金属蒸着層2bを施したもの、また(e)のように樹
脂基材シート7の表裏両面に、角度を変えてそれぞれヘ
アーラインエンボス2a、2cを施し、裏面のエンボス2c面
に、銀色インキ層、若しくは金属蒸着層2bを施したもの
である。
り、例えば(a)のように、銀色のアルミニュームシー
ト5(例えば厚さ0.02mm〜0.05mm前後)に、エンボス金
型を用いてヘアーラインエンボス2a(例えばエンボス深
さ0.01mm〜0.03mm前後)を施したもの、(b)のように
紙基材シート若しくはポリ塩化ビニル、ポリスチレン、
ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリカーボネートまた
はこれらの複合樹脂による樹脂基材などのシート6(例
えば厚さ0.2mmから0.4mm前後)の表面にアルミニューム
シート5を積層ラミネートした後に、該アルミ5表面
に、エンボス金型を用いて加圧若しくは加熱加圧により
ヘアーラインエンボス2aを施したもの、また、(c)の
ように樹脂基材シート7(例えば厚さ0.1mm〜0.3mm前後
の耐熱性樹脂など)の表面にヘアーラインエンボス2aを
施した後、該エンボス2a表面に、アルミなど金属粉をイ
ンキベヒクルに混練した銀色インキの塗布層、若しくは
アルミなど銀色の金属蒸着層2b(例えば蒸着厚さ0.1μ
m〜1μm)を、塗布法、若しくは蒸着法により施した
もの、あるいはまた、(d)のように樹脂基材シート7
(耐熱性樹脂など)の表面にヘアーラインエンボス2aを
施した後、該エンボス2aと反対面(平滑面)に、塗布
法、蒸着法によりアルミなど銀色のインキ塗布層、若し
くは金属蒸着層2bを施したもの、また(e)のように樹
脂基材シート7の表裏両面に、角度を変えてそれぞれヘ
アーラインエンボス2a、2cを施し、裏面のエンボス2c面
に、銀色インキ層、若しくは金属蒸着層2bを施したもの
である。
前記ヘアーラインエンボス1aとヘアーラインエンボス
2aのヘアーライン方向、またはヘアーラインエンボス2a
とヘアーラインエンボス2cのヘアーライン方向は90°ま
たは90°前後に交差するように異ならせて施すことがの
ぞましい。
2aのヘアーライン方向、またはヘアーラインエンボス2a
とヘアーラインエンボス2cのヘアーライン方向は90°ま
たは90°前後に交差するように異ならせて施すことがの
ぞましい。
次に、このように施された前記反射層2に、裏打層と
してガラスクロス、ポリエステル織布などの織布層3
(例えば厚さ0.05mm〜0.3mm前後)を、接着剤を介し
て、あるいは加熱しながらラミネートする。
してガラスクロス、ポリエステル織布などの織布層3
(例えば厚さ0.05mm〜0.3mm前後)を、接着剤を介し
て、あるいは加熱しながらラミネートする。
続いて前記織布層3に、隠蔽性のある黒色、若しくは
暗色に着色した不透明なポリ塩化ビニル、ポリカーボネ
ート、ポリスチレン、ポリプロピレンなど樹脂をラミネ
ート、若しくはコーティングして隠蔽層4(例えば厚さ
0.07mm〜0.3mm前後)を施すものである。
暗色に着色した不透明なポリ塩化ビニル、ポリカーボネ
ート、ポリスチレン、ポリプロピレンなど樹脂をラミネ
ート、若しくはコーティングして隠蔽層4(例えば厚さ
0.07mm〜0.3mm前後)を施すものである。
(発明の作用) 本発明スクリーンは、スクリーン表層の透明樹脂表面
とその透明樹脂裏面とに、あるいは前記透明樹脂表面と
その透明樹脂裏面とその透明樹脂裏面に積層された他の
透明樹脂裏面とにそれぞれヘアーライン状の微細凹凸面
を備え、最内層にあるヘアーライン若しくはその内層部
を、アルミ箔の貼り合わせ、蒸着加工処理によって金属
反射層としているので、従来の金属反射層を用いた反射
型スクリーンのように、単一の平面にヘアーラインの凹
凸による光拡散処理をして金属反射層を施したものとは
異なり、スクリーンに投映された画像光を、表面及び内
層の各々層にある各ヘアーラインによって、奥行きを持
たせ、相乗的に映像光を拡散させてスクリーン視野角を
拡げ、且つ金属反射層によってスクリーン表面外方に反
射させることができ、スクリーンの左右の観察可能な視
野角を過大に拡げることなく、適当な輝度を保持してプ
ロジェクターの画像光のぎらつきを防ぐことができる。
とその透明樹脂裏面とに、あるいは前記透明樹脂表面と
その透明樹脂裏面とその透明樹脂裏面に積層された他の
透明樹脂裏面とにそれぞれヘアーライン状の微細凹凸面
を備え、最内層にあるヘアーライン若しくはその内層部
を、アルミ箔の貼り合わせ、蒸着加工処理によって金属
反射層としているので、従来の金属反射層を用いた反射
型スクリーンのように、単一の平面にヘアーラインの凹
凸による光拡散処理をして金属反射層を施したものとは
異なり、スクリーンに投映された画像光を、表面及び内
層の各々層にある各ヘアーラインによって、奥行きを持
たせ、相乗的に映像光を拡散させてスクリーン視野角を
拡げ、且つ金属反射層によってスクリーン表面外方に反
射させることができ、スクリーンの左右の観察可能な視
野角を過大に拡げることなく、適当な輝度を保持してプ
ロジェクターの画像光のぎらつきを防ぐことができる。
(発明の効果) 本発明は、反射型スクリーンの金属反射層による反射
光のぎらつきを防ぎ、スクリーンの光拡散性を適度に調
整してスクリーン左右の視野角を適度に保持して輝度を
向上できるなどの効果を発揮するものである。
光のぎらつきを防ぎ、スクリーンの光拡散性を適度に調
整してスクリーン左右の視野角を適度に保持して輝度を
向上できるなどの効果を発揮するものである。
第1図は本発明スクリーンの側断面図、第2図は本発明
スクリーンにおける反射層の各実施態様を説明する側断
面図である。 1……透明樹脂層、1a……ヘアーライン、2……反射
層、2a……ヘアーライン、2b……蒸着層、2c……ヘアー
ライン、3……織布層、4……隠蔽層、5……アルミ
層、6……アルミ貼合基材層、7……透明樹脂基材層
スクリーンにおける反射層の各実施態様を説明する側断
面図である。 1……透明樹脂層、1a……ヘアーライン、2……反射
層、2a……ヘアーライン、2b……蒸着層、2c……ヘアー
ライン、3……織布層、4……隠蔽層、5……アルミ
層、6……アルミ貼合基材層、7……透明樹脂基材層
Claims (1)
- 【請求項1】表面に微細凹凸状のヘアーライン加工を施
した1乃至数層の透明樹脂層と、前記透明樹脂層の裏面
側に前記ヘアーライン方向に対して角度を変えて交差す
る方向にヘアーライン加工を施した反射層とを備え、前
記反射層に接着層を介して織布層と隠蔽層とをこの順に
積層したことを特徴とする反射型プロジェクションスク
リーン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2299186A JPH0833575B2 (ja) | 1990-11-05 | 1990-11-05 | 反射型プロジェクションスクリーン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2299186A JPH0833575B2 (ja) | 1990-11-05 | 1990-11-05 | 反射型プロジェクションスクリーン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04172334A JPH04172334A (ja) | 1992-06-19 |
JPH0833575B2 true JPH0833575B2 (ja) | 1996-03-29 |
Family
ID=17869258
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2299186A Expired - Lifetime JPH0833575B2 (ja) | 1990-11-05 | 1990-11-05 | 反射型プロジェクションスクリーン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0833575B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0675302A (ja) * | 1992-08-26 | 1994-03-18 | Toppan Printing Co Ltd | 明室用反射型スクリーン |
CN103946746A (zh) * | 2011-12-14 | 2014-07-23 | 株式会社有泽制作所 | 屏幕及屏幕制造方法 |
-
1990
- 1990-11-05 JP JP2299186A patent/JPH0833575B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04172334A (ja) | 1992-06-19 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |