JP2822032B2 - 透過型スクリーン用レンズ板 - Google Patents

透過型スクリーン用レンズ板

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JP2822032B2
JP2822032B2 JP62017867A JP1786787A JP2822032B2 JP 2822032 B2 JP2822032 B2 JP 2822032B2 JP 62017867 A JP62017867 A JP 62017867A JP 1786787 A JP1786787 A JP 1786787A JP 2822032 B2 JP2822032 B2 JP 2822032B2
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lenticular
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は透過型スクリーン用レンズ板に関する。 〔従来技術〕 テレビジョンや映画の画像を明室において拡大投影し
て鑑賞するための装置に透過型スクリーンが使用されて
いる。透過型スクリーンはCRTからの入射光を集光、拡
散等を行って進路を調節して画像を鑑賞し易いようにす
るものであり、この種の透過型スクリーンとしては、1
枚の透明合成樹脂基板の片面にレンチキュラーレンズ形
状を、他面にフレネルレンズ形状を熱プレス加工により
それぞれ形成してなるものや、フレネルレンズ又はレン
チキュラーレンズをそれぞれ、別体の樹脂基板に熱プレ
ス加工により形成したものを通常のラミネート法により
積層したものが知られている。 〔発明が解決しようとする問題点〕 しかしながら、上記スクリーンはフレネルレンズとレ
ンチキュラーレンズとによるモアレ模様の発生が強く、
画質が損なわれるという問題があり、また生産性の点で
未だ不充分なものであった。 本発明は上記の欠点を克服するとともに、生産性に優
れた透過型スクリーン用レンズ板を提供することを目的
とする。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明は、(1)透明合成樹脂基板の片面にレンチキ
ュラーレンズを形成してなる第1レンズ板と、紫外線又
は電子線硬化型樹脂よりなり且つ片面にフレネルレンズ
を形成してなる第2レンズ板とを、レンズが形成されて
いない側の面を各々対向させ且つ第1レンズ板と第2レ
ンズ板との間に光拡散性を有する微粒子を含有した厚さ
が5〜100μmのプライマー層を介在させて接合してな
ることを特徴とする透過型スクリーン用レンズ板、
(2)プライマー層が、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合
体からなることを特徴とする上記(1)記載の透過型ス
クリーン用レンズ板、(3)第1のレンズ板のレンチキ
ュラーレンズの光拡散方向を垂直方向となるように配置
し、これに他のレンチキュラーレンズ板を光拡散方向が
水平方向となるように組み合わせたことを特徴とする上
記(1)又は(2)記載の透過型スクリーン用レンズ
板、を要旨とする。 〔実施例〕 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。 第1図は発明透過型スクリーン用レンズ板の一実施例
を示すもので、図中1は第1レンズ板、2は第2レンズ
板、5は光拡散性を有する微粒子を含有してなるプライ
マー層である。上記第1レンズ板1は透明合成樹脂基板
の片面にレンチキュラーレンズ3が形成され、第2レン
ズ板2は片面にフレネルレンズ4が形成され、第1レン
ズ板1と第2レンズ板2とはレンズ3、4が形成されて
いない側の面を各々対向させて接合一体化されている。 第1レンズ板1を構成するための透明合成樹脂基板の
樹脂材質としては例えば、ポリメチルメタクリレート、
ポリカーボーネート、ポリスチレン、アクリル−スチレ
ンコポリマー、ポリメチルペンタン、ポリビニルナフタ
リン、セルロースエステル、ポリテトラフルオロエチレ
ン、ポリトリフルオロエチルメタクリレート、ポリナフ
チルメタクリレート、ポリ塩化ビニル、ポリエステル等
が挙げられる。 本発明における第2レンズ板2は紫外線又は電子線硬
化性樹脂により構成され、上記紫外線硬化性樹脂又は電
子線硬化性樹脂としては、ウレタン系アクリレート、エ
ポキシ系アクリレート、ポリエステル系アクリレート、
シリコン系アクリレート、チオール系アクリレート、フ
ッ素系アクリレート、脂肪族アクリレート、芳香族アク
リレート等の紫外線硬化性樹脂、或いは電子線硬化性樹
脂に増感剤、モノマー等を添加してなるものである。 プライマー層5は、第1図に示すように第1レンズ板
1と第2レンズ板2との間に介在させて、両レンズ板
1、2を接合一体化させるものである。本発明レンズ板
は、このプライマー層5により光拡散特性を向上させる
とともにモアレ模様の発生を低減させることができ、ま
た本発明におけるプライマー層が薄いことから、従来に
おいて第1レンズ板及び/又は第2レンズ板に光拡散性
を有する微粒子を含有させた場合に生じる画像のボケを
も充分に防止することができる。上記プライマー層5の
厚さは5〜100μであり、該層5が5μ未満の場合は光
拡散性能に劣り、逆に100μを超える場合は画像のボケ
が生じる。 上記プライマー層5は、第1レンズ板1を構成する透
明合成樹脂基板のレンチキュラーレンズ3が形成されて
いない側の面に形成され、例えば、ウレタン、エポキ
シ、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体等の樹脂に、ガラ
ス、シリカ、炭酸カルシウム、水酸化向アルミニウム等
の光拡散性を有する微粒子を含有したものを、ロールコ
ート、グラビアコート等により塗布形成することができ
る。 次に本発明のレンズ板の製造方法の1例について説明
する。 まず第2図に示すように、フレネルレンズ製造用金型
6に紫外線又は電子線硬化型樹脂7をロールコート、カ
ーテンコート、ナイフコート等により塗布し、この樹脂
の中へ透明合成樹脂基板の片面にレンチキュラーレンズ
3を、例えばキャスティング法により形成するととも
に、他面にロールコート法により塩化ビニル−酢酸ビニ
ル共重合体にガラスビーズを含有させた(含有率10%)
ものを塗布して50μ厚のプライマー層を形成した第1レ
ンズ板1のプライマー層側を浸漬する。次いで、第1レ
ンズ板1の表面側より紫外線又は電子線8を照射して紫
外線又は電子線硬化型樹脂7を硬化せしめて第2レンズ
板2を形成し、しかる後離型することにより第1図に示
す如き形状の透過型スクリーン用レンズ板を得ることが
できる。 また当然ながら本発明のレンズ板を透過型スクリーン
用レンズ板として用いる場合、レンチキュラーレンズの
光拡散方向が垂直方向となるように配置し、更に、通常
のレンチキュラーレンズ板を光拡散方向が水平方向にな
るように組み合わせて使用することも可能である。 〔発明の効果〕 以上説明したように、本発明透過型スクリーン用レン
ズ板は前記の如き構成からなる第1レンズ板及び第2レ
ンズ板を光拡散性を有する微粒子を含有したプライマー
層を介して接合一体化してなるため、1枚のレンズ板で
ありながら、入射光の集光、拡散の機能を有し、モアレ
模様の発生が少なく、しかも画像のボケがなく、その結
果、本発明レンズ板を透過型スクリーンとして用いた場
合、拡散角が大きく画像のシャープさを向上できる等の
効果がある。 また本発明によれば、2つのレンズ板の接合一体化が
第2レンズ板を紫外線又は電子線硬化性樹脂により構成
するため、製造が極めて容易であり、従って、生産性に
優れたものであるという利点がある。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明透過型スクリーン用レンズ板の一実施例
を示す縦断面図、第2図は本発明レンズ板の製造方法の
1例を示す縦断面図である。 1……第1レンズ板、2……第2レンズ板 3……レンチキュラーレンズ 4……フレネルレンズ 5……プライマー層 6……フレネルレンズ製造用金型 7……紫外線又は電子線硬化型樹脂 8……紫外線又は電子線

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.透明合成樹脂基板の片面にレンチキュラーレンズを
    形成してなる第1レンズ板と、紫外線又は電子線硬化型
    樹脂よりなり且つ片面にフレネルレンズを形成してなる
    第2レンズ板とを、レンズが形成されていない側の面を
    各々対向させ且つ第1レンズ板と第2レンズ板との間に
    光拡散性を有する微粒子を含有した厚さが5〜100μm
    のプライマー層を介在させて接合してなることを特徴と
    する透過型スクリーン用レンズ板。 2.プライマー層が、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体
    からなることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
    透過型スクリーン用レンズ板。 3.第1のレンズ板のレンチキュラーレンズの光拡散方
    向を垂直方向となるように配置し、これに他のレンチキ
    ュラーレンズ板を光拡散方向が水平方向となるように組
    み合わせたことを特徴とする特許請求の範囲第1項又は
    第2項記載の透過型スクリーン用レンズ板。
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