JPH08334943A - プロセスカートリッジの駆動装置 - Google Patents

プロセスカートリッジの駆動装置

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JPH08334943A
JPH08334943A JP7163110A JP16311095A JPH08334943A JP H08334943 A JPH08334943 A JP H08334943A JP 7163110 A JP7163110 A JP 7163110A JP 16311095 A JP16311095 A JP 16311095A JP H08334943 A JPH08334943 A JP H08334943A
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Katsumi Sakamaki
克己 坂巻
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電子写真式の画像形成装置において、プロセ
スカートリッジの像担持体(感光体)を均一な速度で回
転駆動するとともに、装置の大型化、生産コストの増大
を回避する。 【構成】 画像形成装置本体に設けられた駆動モータ7
1から減速機構74を介して、プロセスカートリッジ2
0の感光体21および現像ローラ24等に駆動力を伝達
する。駆動モータ71から感光体21までの駆動力伝達
経路にある駆動力伝達ギア75には二つのギア76、7
7が噛み合わされ、駆動力が分割される。感光体駆動用
ギア76に伝達された駆動力によって感光体21が駆動
され、現像ローラ駆動用ギア77に伝達された駆動力に
よって、現像ローラ、帯電ローラ、クリーニングブラシ
等が駆動され、感光体の下流側には負荷が作用しないも
のとする。これにより大きな負荷が作用することによっ
て生じる回転ムラが、感光体に伝播するのが防止され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機やプリンタ等の
電子写真式の画像形成装置に用いられ、装置本体に対し
て着脱可能に装着されたプロセスカートリッジの像担持
体及び現像装置等に駆動源からの駆動力を伝達するプロ
セスカートリッジの駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、複写機等の電子写真式画像形
成装置において、プロセスカートリッジを用いるものが
知られている。プロセスカートリッジは、図7に示すよ
うに、像担持体121と該像担持体121の周囲に配置
される帯電装置123、現像装置124及びクリーニン
グ装置125等を一体的に内包しており、画像形成装置
本体に着脱可能に装着される。このようなプロセスカー
トリッジ120を用いると、像担持体121の交換や現
像装置124内の現像剤の補給等をプロセスカートリッ
ジ120の交換によって簡便に行うことができ、また内
包される各装置を、プロセスカートリッジとして一体に
支持することによって少ないスペースに配置でき、相互
の位置を正確に設定することができるという利点があ
る。このようなプロセスカートリッジを用いた画像形成
装置では、画像形成装置本体に配置された駆動モータか
らの回転駆動力は、回転数が数十分の一に減速して伝達
され、プロセスカートリッジの各装置が駆動される。
【0003】図8は、駆動モータからプロセスカートリ
ッジ内の各装置へ駆動力を伝達する駆動装置として従来
から知られているものの駆動力伝達経路を示すブロック
図である。このプロセスカートリッジの駆動装置では、
画像形成装置本体100に配置された駆動モータ171
の駆動力は、減速機構174により減速された後、駆動
力伝達ギア175を経て、プロセスカートリッジ120
に支持される像担持体駆動用ギア176へ伝達され、像
担持体121が駆動される。像担持体駆動用ギア176
へ伝達された駆動力は、さらに現像ローラ126、帯電
ローラ127、クリーニングブラシ128、そして画像
形成装置本体側に設けられている転写ローラ(図示しな
い)等に伝達される。このような駆動力の伝達は、像担
持体駆動用ギア176と噛み合わされたギア177を介
して、又は像担持体の支持軸の像担持体駆動用ギアと反
対側の端部に設けられているギア179を介して行われ
る。
【0004】上述のようなプロセスカートリッジの駆動
装置では、像担持体駆動用ギア176には、駆動力の伝
達方向における下流側の現像ローラ駆動用ギア177や
帯電ローラ駆動用ギア178の負荷が作用する。このよ
うな負荷が大きくなると、噛み合わされたギアのバック
ラッシュ等によって像担持体の回転にムラが生じる。ま
た、近年はギアがプラスチックギアとなっており、噛み
合わされたギアとギアとの間で作用する力の変動によっ
て像担持体の周速度が変動する。その結果、形成される
画像に縞状の濃淡(バンディング)や像の伸縮が発生す
るという欠点がある。特に、レーザービームの走査を行
い、この走査方向と直角方向に順次潜像を形成してゆく
画像形成装置では、縞状の濃淡は顕著にあらわれ、カラ
ー画像を形成する場合には色ムラの原因となる。このよ
うな縞状の濃淡は、図9(a)に示すように、プロセス
の進行方向に生じるもので、15Hz〜100Hz程度
で像担持体の回転速度にムラが生じることに起因し、例
えばプロセス速度50mm/sec で20Hzのムラが発
生すると、画像上で2.5mm程度のピッチとなる。ま
た、図9(b)に示すように、プロセスの進行方向に一
様な像面積率が50%の中間調の像を形成すると、図9
(c)に示すような1%程度の画像濃度の変動となる。
【0005】このような問題点を回避するプロセスカー
トリッジの駆動装置としては、従来より、特開平6−5
1576号公報に記載されるものがある。この公報に記
載の装置は、駆動源181から像担持体121へ駆動力
を伝達する経路を、他の装置へ駆動力を伝達する経路と
は別個に設けるものである(図10)。また、像担持体
専用の駆動源を設け、他の装置とは別の駆動力によって
駆動させる技術も開示されている。これらの技術では、
いずれも像担持体に駆動力を伝達する経路が他の装置に
駆動力を伝達する経路とは別になっているので、他の装
置を駆動するための負荷によって回転ムラが生じても、
像担持体の回転に影響を及ぼすことを回避できる。した
がって、像担持体の周方向の振動すなわち周速度のムラ
の発生を抑止することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来技術では次のような問題点がある。すなわち、駆動
力を像担持体へ伝達する経路が、他の装置へ駆動力を伝
達する経路とは別個に設けられているので、それぞれに
ついて駆動力を伝達する部材および減速機構が必要とな
り、用いる部材が大幅に増加して生産コストの高騰や装
置の大型化を招く。さらに、駆動モータも像担持体専用
のものを用いる場合は、生産コストの増大や装置が大型
化するという問題が顕著となる。
【0007】本発明は、上述の問題点に鑑みてなされた
もので、その目的は、部材数の増加を極力抑えて、生産
コストの高騰や装置の大型化を回避するとともに、像担
持体を均一な速度で回転することのできるプロセスカー
トリッジの駆動装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、請求項1に記載の発明は、 画像形成装置本体に
着脱自在に装着されたプロセスカートリッジの、像担持
体と該像担持体上に形成された静電潜像を可視化する現
像装置とに、前記画像形成装置本体に設けられた駆動モ
ータから駆動力を伝達するプロセスカートリッジの駆動
装置において、前記駆動モータから前記像担持体へ駆動
力を伝達する経路に、駆動力を分割する分岐手段を有
し、この分岐手段で分割された駆動力によって現像装置
を駆動するものとする。
【0009】請求項2に記載の発明は、 請求項1に記
載のプロセスカートリッジの駆動装置において、 前記
「駆動力を伝達する経路」の画像形成装置本体に支持さ
れた部分に、 駆動力を減速しながら伝達する減速機構
と、 前記プロセスカートリッジに支持された部分と係
合して駆動力を伝達する駆動力伝達部材とを有し、プロ
セスカートリッジに支持された部分に、 前記駆動力伝
達部材と着脱可能に係合される第1の被伝達部材と、
前記分岐手段として、前記駆動力伝達部材と着脱可能に
係合される第2の被伝達部材とを有するものとする。
【0010】請求項3に記載の発明は、 請求項1に記
載のプロセスカートリッジの駆動装置において、 前記
「駆動力を伝達する経路」の画像形成装置本体に支持さ
れた部分に、 駆動力を減速しながら伝達する減速機構
と、 前記プロセスカートリッジに支持された部分と係
合して駆動力を伝達する駆動力伝達部材とを有し、プロ
セスカートリッジに支持された部分に、 前記駆動力伝
達部材と着脱可能に係合される被伝達部材と、 前記分
岐手段とを有し、 該分岐手段は、前記駆動力伝達部材
から前記被伝達部材へ伝達された後の駆動力を分割する
ものとする。
【0011】上記請求項1に記載の駆動モータは、像担
持体と、現像装置等その他のプロセスカートリッジに内
包される装置又は画像形成装置本体に支持される装置と
を駆動するためのものである。上記請求項1、請求項
2、又は請求項3に記載の「駆動力を伝達する経路」
は、複数のギアの組み合わせで構成されるものの他、プ
ーリーとベルト等の他の手段を用いることも考えられ
る。ただし、上記のようにギアの組み合わせとするのが
望ましい。また、ギアの組み合わせで構成する場合、平
歯車の他、はす歯歯車、かさ歯車、ウォームギア等を適
宜組み合わせることもできる。
【0012】請求項1、請求項2、又は請求項3に記載
の分岐手段は、前記「駆動力を伝達する経路」の途中か
ら経路を分岐し、駆動源からの駆動力を分割して複数の
装置へ伝達するものである。分岐手段は、「駆動力を伝
達する経路」を構成する歯車のひとつに複数の歯車を噛
み合わせたり、「駆動力を伝達する経路」において一つ
の回転軸に複数の歯車を固着し、それぞれに他の歯車を
噛み合わせたりする構成を採用することができる。
【0013】請求項1、請求項2、又は請求項3に記載
の駆動装置において、分岐手段で分割された駆動力は、
さらに分割されることにより2以上の装置へ伝達された
り、1つの装置へ伝達された後さらに他の装置へ伝達さ
れるようになっていてもよい。請求項2に記載の第1の
被伝達部材は、駆動力伝達部材からの駆動力を像担持体
へ伝達する経路を構成するものであり、第2の被伝達部
材は、駆動力伝達部材からの駆動力を、現像装置または
その他のプロセスカートリッジに内包される像担持体以
外の装置へ伝達する経路を構成するものである。
【0014】
【作用】請求項1に記載の発明に係るプロセスカートリ
ッジの駆動装置では、駆動モータからの駆動力は分岐手
段まで1つの経路で伝達された後分割される。分割され
た駆動力のうち1つは像担持体へ伝達され、他の駆動力
は現像装置または帯電装置等へ伝達される。したがっ
て、像担持体へ伝達される回転駆動力には現像ローラ等
他の装置を駆動するための負荷が作用せず、バックラッ
シュや噛み合わされたギア間で作用する力の変動にとも
なう振動、すなわち回転ムラの発生が低減される。ま
た、伝達経路で分岐された駆動力によって現像ローラ、
帯電ローラ等が駆動されるために、これらの負荷によっ
て多少の回転ムラが発生しても、これらの回転ムラは上
流側の分岐手段に伝達され、さらに像担持体側へ伝達さ
れる間に振動成分が減衰し、像担持体の回転にはほとん
ど影響を与えない。このため、像担持体は回転ムラを生
じることなく、ほぼ一定の速度で回転駆動され、この表
面に形成される画像に濃度ムラや色調のムラが生じるの
が回避される。
【0015】請求項2に記載の発明に係るプロセスカー
トリッジの駆動装置では、駆動モータからの駆動力は減
速機構によって減速された後、駆動力伝達部材から、プ
ロセスカートリッジに支持される第1の被伝達部材及び
第2の被伝達部材へ分割して伝達される。従って、多く
の部材を必要とする減速機構を重複して設けること無
く、像担持体への駆動力を伝達する経路と他の装置への
駆動力を伝達する経路とを分割し、像担持体を安定した
速度で回転させることができる。また、一つの駆動力伝
達部材からプロセスカートリッジ側の二つの被伝達部材
に駆動力を伝達することによって、プロセスカートリッ
ジに多くの部材を設けることなく駆動力の伝達経路を分
岐し、像担持体に駆動力を伝達することができる。
【0016】請求項3に記載の発明に係るプロセスカー
トリッジの駆動装置では、駆動モータからの駆動力は減
速機構を経て、駆動力伝達部材から、プロセスカートリ
ッジに支持された被伝達部材に伝達される。そしてその
後、分岐手段によって分割され、複数の経路で伝達され
る。したがって、画像形成装置本体に支持された駆動モ
ータからプロセスカートリッジへ駆動力を伝達する間の
経路が単一であり、プロセスカートリッジを容易に着脱
することが可能となる。
【0017】
【実施例】以下、本発明に係るプロセスカートリッジの
駆動装置の実施例を、図面に基づいて具体的に説明す
る。図1は、本発明に係るプロセスカートリッジの駆動
装置が用いられるレーザープリンタを示す概略構成図で
ある。このレーザープリンタ1は、外部からの信号に基
づいて像光(レーザービーム)を発生させるレーザー露
光装置10と、感光体ドラム21(像担持体)上に静電
潜像を形成し、これにトナーを付着させてトナー像とす
る手段が搭載されたプロセスカートリッジ20と、記録
媒体をトナー像と対向する位置に送り込む用紙搬送装置
30と、感光体ドラム21上に形成されたトナー像を記
録媒体上へ転写する転写装置40と、トナー像が転写さ
れた記録媒体にトナー像を定着させる定着装置50とが
備えられている。また、このレーザープリンタ1は上面
に開口部を有し、この開口部には開閉蓋60が蝶着され
ており、この開閉蓋60を開放した状態とすると、プロ
セスカートリッジ20をガイドレール(図示せず)に添
って着脱できるようになっている。
【0018】プロセスカートリッジ20のハウジング2
2内には、感光体ドラム21が一部をハウジング22の
外に露出して回転可能に支持されている。この感光体ド
ラム21は外周面に感光体層を有し、一様に帯電した後
にレーザー露光装置10から像光を照射することによっ
て周面に静電潜像を形成できるようになっている。感光
体ドラム21の周囲には、感光体ドラム21の感光体層
へ電荷を移入して感光体層を一様に帯電させる帯電ロー
ラ23、外周面にトナーを担持して回転し、トナーを感
光体ドラム21上の静電潜像に付着させる現像ローラ2
4、トナー像の転写後に感光体ドラム21の外周面に残
留するトナーを清掃するクリーニングブラシ25が配置
されている。
【0019】図2は、請求項1又は請求項2に記載の発
明の一実施例であるプロセスカートリッジの駆動装置を
示す概略構成図である。このプロセスカートリッジの駆
動装置70では、レーザープリンタ1の本体に、駆動モ
ータ71と、駆動モータの回転軸72に固定された回転
軸ギア73から駆動力が伝達され、この駆動力を減速し
つつ伝達する減速機構74と、減速された駆動力が伝達
される駆動力伝達ギア(駆動力伝達部材)75とが支持
されている。また、プロセスカートリッジ20の側面外
側には、前記駆動力伝達ギア75と噛み合わされ、感光
体ドラム21に駆動力を伝達する感光体駆動用ギア76
(第1の被伝達部材)と、駆動力伝達ギア75と噛み合
わされ、現像ローラ24に駆動力を伝達する現像ローラ
駆動用ギア77(第2の被伝達部材)とが支持されてい
る。
【0020】上記駆動モータ71は、回転数を一定に保
つように制御されるサーボモータやステッピングモータ
等が用いられる。上記減速機構74は複数のギアによっ
て構成されるものであり、噛み合わされるギアの比によ
って回転速度を低減し、感光体ドラム21及び現像ロー
ラ24等を所定の速度で回転駆動するようになってい
る。
【0021】上記のようなレーザープリンタでは、外部
装置からデジタルの画像信号が入力されると、感光体ド
ラム21、帯電ローラ23が駆動され、感光体ドラム2
1の表面が一様に帯電される。そして、上記画像信号に
基づいて点滅するレーザービームが照射され、感光体ド
ラム21上に静電潜像が形成される。この静電潜像は感
光体ドラム21の回転により現像ローラ24との対向位
置へ搬送され、現像ローラ24からトナーが転移されて
トナー像となる。このトナー像は転写装置40によって
記録用紙上に転写され、定着装置50で加熱・加圧され
ることによって記録用紙に融着される。
【0022】このような画像形成動作が実行される間
は、感光体ドラム21、現像ローラ24、帯電ローラ2
3、クリーニングブラシ25、現像剤攪拌部材(図示せ
ず)等が回転駆動されるが、これらの部材の駆動はレー
ザープリンタ1の本体に支持された駆動モータ71によ
り、プロセスカートリッジの駆動装置70を介して行な
われる。
【0023】駆動モータ71によって発生した回転駆動
力は、図2および図3に示すように、回転軸ギア73、
減速機構74を介して駆動力伝達ギア75に伝達され
る。そして、駆動力伝達ギア75とそれぞれかみ合わさ
れた感光体駆動用ギア76と現像ローラ駆動用ギア77
に別個に駆動力が伝達される。さらに、現像ローラ駆動
用ギア77からは、図3に示すように、現像剤攪拌部材
駆動用ギア78に駆動力が伝達される。また、駆動力伝
達ギア75と同じ軸に固着された他のギア(図示せず)
から帯電ローラ23、そして転写ローラ(図示せず)、
クリーニングブラシ25へ回転駆動力が伝達される。こ
のように、駆動モータからの回転駆動力は駆動力伝達ギ
ア75から被伝達ギアである感光体駆動用ギア76およ
び現像ローラ駆動用ギア77へ伝達されるときに分岐さ
れ、感光体ドラム21を駆動する経路の負荷は最小限に
押えられており、負荷にともなう回転ムラの発生は抑止
される。また、現像ローラ24や帯電ローラ23の回転
駆動にともなう負荷によって多少の回転ムラが生じても
感光体ドラム21の回転に与える影響は小さく、感光体
ドラムを一様な速度で回転駆動することができる。
【0024】また、本実施例のプロセスカートリッジの
駆動装置では、駆動モータ71から感光体ドラム21ま
でと、駆動モータ71から現像ローラ24までの駆動力
を伝達する経路のうち、駆動モータ71から駆動力伝達
ギア75までを共通とすることによって、この分のギア
の増加を抑えながら、感光体ドラム21を一定の速度で
回転させることができる。なお、本実施例において、現
像ローラ駆動用ギア77から帯電ローラ23やクリーニ
ングブラシ25へ駆動力を伝達することもできる。
【0025】図4は、請求項1又は請求項3に記載の発
明の一実施例であるプロセスカートリッジの駆動装置を
示す概略構成図である。本実施例のプロセスカートリッ
ジの駆動装置では、駆動力伝達ギア85に、プロセスカ
ートリッジ220に支持される被伝達ギア89(被伝達
部材)が噛み合わされており、この被伝達ギア89に感
光体駆動用ギア86と現像ローラ駆動用ギア87(分岐
手段)とが噛み合わされている。
【0026】このプロセスカートリッジの駆動装置で
は、駆動モータ81からの駆動力は減速機構84を介し
て駆動力伝達ギア85へ伝達され、プロセスカートリッ
ジ220に支持される被伝達ギア89に入力される。そ
して、被伝達ギア89から感光体駆動用ギア86及び現
像ロール駆動用ギア87へ分割して伝達される。したが
って、プロセスカートリッジ220の着脱の際に、接続
または切り離されるギアは、駆動力伝達ギア85と被伝
達ギア89の1対のみでよく、簡便かつ容易にプロセス
カートリッジの着脱を行うことができる。なお、本実施
例においても、現像ローラ駆動用ギア87にクリーニン
グブラシ25等へ駆動力を伝達するギアを噛み合わせ、
現像ローラ駆動用ギア87からさらに下流へ駆動力を伝
達するようにしてもよい。
【0027】図5は、請求項1に記載の発明の他の実施
例であるプロセスカートリッジの駆動装置を示す概略構
成図である。このプロセスカートリッジの駆動装置で
は、減速機構94に含まれる一つのギア94aに二つの
駆動力伝達ギア95a,95bが噛み合わされており、
これらのそれぞれにプロセスカートリッジの感光体駆動
用ギア96と現像ローラ駆動用ギア97とが噛み合わさ
れている。そしてプロセスカートリッジの着脱により、
駆動力伝達用ギア95aと感光体駆動用ギア96との
間、駆動力伝達用ギア95bと現像ローラ駆動用ギア9
7との間でギアの噛み合わせが接続または切り離される
ようになっている。
【0028】このようなプロセスカートリッジの駆動装
置でも、駆動モータ91の回転駆動力は減速機構のギア
94aから二つの駆動力伝達ギア95a,95bへ伝達
されることによって分岐され、感光体ドラム21および
現像ローラ24等に伝えられる。従って、感光体ドラム
21の回転に速度ムラが生じるのを抑止することができ
る。
【0029】なお、上記各実施例は、全て単色の画像形
成装置において備えられた1つのプロセスカートリッジ
を駆動するものであるが、請求項1乃至請求項3に記載
の発明は、それぞれ、図6のようにカラー画像形成装置
301に備えられた複数のプロセスカートリッジ320
を駆動するそれぞれのプロセスカートリッジの駆動装置
に適用することもできる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明に係るプロセスカートリッジの駆動装置では、駆動
モータから像担持体へ駆動力を伝達する経路に分岐手段
を有し、この分岐手段で分割された駆動力によって現像
装置またはクリーニング装置等が回転駆動されるので、
現像装置やクリーニング装置の負荷による回転ムラの影
響が像担持体にほとんど及ばず、像担持体は一定の速度
で駆動される。このため、像担持体上に形成される画像
は濃度ムラや色調ムラのない良好なものとなる。また、
駆動モータからの駆動力は分岐手段までは1つの経路で
伝達されるので、分岐手段までの駆動力伝達経路を構成
する部材の重複を回避し、駆動装置を簡単な構造とする
ことができる。
【0031】請求項2に記載の発明に係るプロセスカー
トリッジの駆動装置では、駆動モータからの駆動力は、
画像形成装置本体に支持された駆動力伝達部材から、プ
ロセスカートリッジに支持される第1の被伝達部材及び
第2の被伝達部材へ分割して伝達されるので、プロセス
カートリッジに多くの部材を設けることなく駆動力の伝
達経路を分岐し、像担持体に駆動力を伝達することがで
きる。また、多くの部材を必要とする減速機構を重複し
て設けること無く、像担持体へ駆動力を伝達する経路を
他の装置への駆動力を伝達する経路と分離し、像担持体
を安定した速度で回転させることができる。
【0032】請求項3に記載の発明に係るプロセスカー
トリッジの駆動装置では、駆動モータからの駆動力は単
一の経路でプロセスカートリッジ内へ伝達されるので、
装置本体に対してプロセスカートリッジを着脱する時
に、駆動力伝達経路の接続および切り離される部位が最
小限に抑えられ、プロセスカートリッジを簡便かつ容易
に着脱することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1から請求項3に記載の発明に係るプロ
セスカートリッジの駆動装置が用いられるレーザープリ
ンタを示す概略構成図である。
【図2】請求項1又は請求項2に記載の発明の一実施例
であるプロセスカートリッジの駆動装置を示す概略構成
図である。
【図3】図2の実施例における駆動モータからの駆動力
の伝達経路を示すブロック図である。
【図4】請求項1又は請求項3に記載の発明の一実施例
であるプロセスカートリッジの駆動装置を示す概略構成
図である。
【図5】請求項1に記載の発明の他の実施例であるプロ
セスカートリッジの駆動装置を示す概略構成図である。
【図6】請求項1、請求項2、又は請求項3に記載の発
明に係るプロセスカートリッジの駆動装置が用いられた
画像形成装置の他の例を示す概略構成図である。
【図7】従来から知られているプロセスカートリッジの
一例を示す概略構成図である。
【図8】従来のプロセスカートリッジの駆動装置におけ
る駆動モータからの駆動力の伝達経路を示すブロック図
である。
【図9】従来のプロセスカートリッジの駆動装置を用い
た画像形成装置における問題点を説明する図である。
【図10】従来から知られているプロセスカートリッジ
の駆動装置の他の例における駆動モータからの駆動力の
伝達経路を示すブロック図である。
【符号の説明】
20 プロセスカートリッジ 21 感光体ドラム 22 ハウジング 23 帯電ローラ 24 現像ローラ 25 クリーニングブラシ 70 プロセスカートリッジの駆動装置 71,81,91 駆動モータ 73 回転軸ギア 74,84,94 減速機構 75,85,95 駆動力伝達ギア 76,86,96 感光体駆動用ギア 77,87,97 現像ローラ駆動用ギア 89 被伝達ギア

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成装置本体に着脱自在に装着され
    たプロセスカートリッジの、像担持体と該像担持体上に
    形成された静電潜像を可視化する現像装置とに、前記画
    像形成装置本体に設けられた駆動モータから駆動力を伝
    達するプロセスカートリッジの駆動装置において、 前記駆動モータから前記像担持体へ駆動力を伝達する経
    路に、駆動力を分割する分岐手段を有し、この分岐手段
    で分割された駆動力によって現像装置を駆動することを
    特徴とするプロセスカートリッジの駆動装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のプロセスカートリッジ
    の駆動装置において、 前記「駆動力を伝達する経路」の画像形成装置本体に支
    持された部分に、 駆動力を減速しながら伝達する減速機構と、 前記プロセスカートリッジに支持された部分と係合して
    駆動力を伝達する駆動力伝達部材とを有し、 プロセスカートリッジに支持された部分に、 前記駆動力伝達部材と着脱可能に係合される第1の被伝
    達部材と、 前記分岐手段として、前記駆動力伝達部材と着脱可能に
    係合される第2の被伝達部材とを有することを特徴とす
    るプロセスカートリッジの駆動装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のプロセスカートリッジ
    の駆動装置において、 前記「駆動力を伝達する経路」の画像形成装置本体に支
    持された部分に、 駆動力を減速しながら伝達する減速機構と、 前記プロセスカートリッジに支持された部分と係合して
    駆動力を伝達する駆動力伝達部材とを有し、 プロセスカートリッジに支持された部分に、 前記駆動力伝達部材と着脱可能に係合される被伝達部材
    と、 前記分岐手段とを有し、 該分岐手段は、前記駆動力伝達部材から前記被伝達部材
    へ伝達された後の駆動力を分割するものであることを特
    徴とするプロセスカートリッジの駆動装置。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU711976B2 (en) * 1996-08-29 1999-10-28 Canon Kabushiki Kaisha Process cartridge, electrophotographic image forming apparatus and electrophotographic image forming apparatus transmissions method
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JP2007057886A (ja) * 2005-08-25 2007-03-08 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
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