JP4834354B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複写機、プリンタ、及びFAX等の画像形成装置に関する。
この種の画像形成装置においては、例えば帯電手段により一様に帯電された像担持体上に露光手段により画像データに基づき偏光された光を照射して、像担持体上に静電潜像を形成する。そして、現像手段により像担持体上の静電潜像にトナーを供給してトナー画像を形成する。この像担持体上のトナー画像を転写手段により転写材に転写した後、定着装置で転写材上のトナーを加熱加圧して定着させる。転写後の像担持体表面は、クリーニング手段によって転写残トナーが除去され、除電装置によって除電される。また、この種の画像形成装置においては、像担持体表面に潤滑剤を供給する潤滑剤供給手段を設けたものがある。像担持体表面に潤滑剤を供給することにより、像担持体表面の摩擦係数を低下させてトナーフィルミングの発生を防止し、転写効率向上や残留トナー等の付着物のクリーニング性向上を図ることができる。
ところで、上記画像形成装置において、現像剤担持体は、一般に装置本体側から入力される駆動力が複数のギヤを介して伝達されることにより回転駆動する。しかし、複数のギヤが噛み合いながら回転するとき、歯同士が次々に噛み合うことにより微小な衝撃が発生する。かかる周期的な衝撃は噛み合い衝撃と称せられ、かかる噛み合い衝撃が一秒間当りに発生する回数は噛み合い周波数と称せられる。この噛み合い衝撃は現像剤担持体を介して像担持体に伝えられ、像担持体表面の線速が微小ではあるが周期的に変動する。これによって転写材に転写された画像上に、トナー濃度と薄い部分と濃い部分が所定のピッチ幅で繰り返される、所謂バンディング(以下、第1のバンディングと称す)が生じてしまう。
同様に、像担持体に接触して回転する回転体、例えば帯電手段である帯電ローラ、クリーニング手段であるクリーニングローラ、潤滑剤供給手段である塗布ブラシローラ等も、装置本体側から入力される駆動力が複数のギヤを介して伝達されることにより回転駆動される。この時、複数のギヤが噛み合いながら回転すると、上述したようにギヤ同士で周期的な噛み合い衝撃が発生する。この噛み合い衝撃も回転体を介して回転体と接触する像担持体に伝えられ、像担持体の線速が微小ではあるが周期的に変動する。これによって転写材に転写された画像上に、所謂バンディング(以下、第2のバンディングと称す)が生じてしまう。ここで、上述した第1のバンディングと第2のバンディングのピッチ幅が互いに近似すると、第1のバンディングと第2のバンディングが重なって現れるいわゆるモアレによってバンディングが目立ってしまう。
本発明は以上の問題点に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、画像上でバンディングのモアレが発生しにくく、高画質な画像を形成することが可能な画像形成装置を提供することである。
上記目的を達成するために、像担持体と、該像担持体上にトナー像を現像する現像剤担持体と、入力される駆動力を該現像剤担持体に伝達する複数の現像駆動伝達ギヤと、該像担持体に接触して回転する回転体と、入力される駆動力を該回転体に伝達する複数の回転体駆動伝達ギヤとを備える画像形成装置において、上記現像駆動伝達ギヤのうち装置本体側に設けられた本体側現像駆動ギヤの噛み合い周波数と少なくともひとつの上記回転体駆動伝達ギヤの噛み合い周波数との差が、該本体側現像駆動ギヤの噛み合い周波数に対して10%以上であることを特徴とするものである。
この画像形成装置においては、本体側現像駆動ギヤの噛み合い周波数成分が振動源となって像担持体に伝播し、像担持体上の画像に第1のバンディングとなって現れる。また、回転体駆動伝達ギヤの噛み合い周波数成分も振動源となって像担持体に伝播し、像担持体上の画像に第2のバンディングとなって現れる。このとき、本体側現像駆動ギヤの噛み合い周波数と回転体駆動伝達ギヤの噛み合い周波数とが所定値以上離れているので、第1のバンディングのピッチ幅と第2のバンディングのピッチ幅も所定値以上離れることになる。よって、画像上で第1のバンディングと第2のバンディングとのモアレが発生しにくい。なお、複数ある回転体駆動伝達ギヤの噛み合い周波数が互いに異なる場合には、少なくとも1以上の回転体駆動伝達ギヤの噛み合い周波数が上記条件を満たしていれば、バンディングのモアレの発生を抑制する効果がある。
請求項2の画像形成装置においては、像担持体と、該像担持体上にトナー像を現像する現像剤担持体と、入力される駆動力を該現像剤担持体に伝達する複数の現像駆動伝達ギヤと、該像担持体に接触して回転する回転体と、入力される駆動力を該回転体に伝達する複数の回転体駆動伝達ギヤとを備える画像形成装置において、上記現像駆動伝達ギヤのうち上記現像剤担持体の回転軸上に設けられた最終現像駆動伝達ギヤの噛み合い周波数と少なくともひとつの上記回転体駆動伝達ギヤの噛み合い周波数との差が、該最終現像駆動伝達ギヤの噛み合い周波数に対して10%以上であることを特徴とするものである。
この画像形成装置においては、最終現像駆動伝達ギヤの噛み合い周波数成分が振動源となって像担持体に伝播し、像担持体上の画像に第1のバンディングとなって現れる。また、回転体駆動伝達ギヤの噛み合い周波数成分も振動源となって像担持体に伝播し、像担持体上の画像に第2のバンディングとなって現れる。このとき、最終現像駆動伝達ギヤの噛み合い周波数と回転体駆動伝達ギヤの噛み合い周波数とが所定値以上離れているので、第1のバンディングのピッチ幅と第2のバンディングのピッチ幅も所定値以上離れることになる。よって、画像上で第1のバンディングと第2のバンディングとのモアレが発生しにくい。なお、複数ある回転体駆動伝達ギヤの噛み合い周波数が互いに異なる場合には、少なくとも1以上の回転体駆動伝達ギヤの噛み合い周波数が上記条件を満たしていれば、バンディングのモアレの発生を抑制する効果がある。
請求項3の画像形成装置は、請求項1又は2の画像形成装置において、上記回転体は、上記像担持体を一様に帯電する帯電ローラ、該像担持体上の転写残トナーをクリーニングするクリーニングローラ、該像担持体上に潤滑剤を供給する潤滑剤供給ローラの少なくとも何れかであることを特徴とするものである。
請求項4の画像形成装置は、請求項1、2、又は3の画像形成装置において、上記像担持体と上記現像剤担持体と上記回転体とが一体になって装置本体に脱着可能に構成されることを特徴とするものである。
請求項5の画像形成装置は、請求項1、2、3、又は4の画像形成装置において、上記本体側現像駆動ギヤ又は最終現像駆動伝達ギヤの噛み合い周波数による画像上のピッチが0.5mmより小さいことを特徴とするものである。
請求項6の画像形成装置は、請求項1、2、3、又は4の画像形成装置において、上記本体側現像駆動ギヤ又は最終現像駆動伝達ギヤの噛み合い周波数による画像上のピッチが2.0mmより大きいことを特徴とするものである。
本発明によれば、画像上でバンディングのモアレが発生しにくく、高画質な画像を形成することが可能な画像形成装置を提供できるという優れた効果がある。
以下、本発明を画像形成装置であるタンデム型カラープリンタ(以下、プリンタという)に適用した場合の実施形態について説明する。図1は、このプリンタの内部構成を示す概略構成図である。このプリンタは、図1に示すように、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンダ(M)、黒(K)の各色のトナー画像が形成される像担持体である感光体ドラム1Y、1C、1M、1Kを備えている。以下、各符号の添字Y、M、C、Kは、それぞれイエロー、シアン、マゼンダ、黒用の部材であることを示す。この感光体ドラム1Y、1C、1M、1Kに形成されたトナー画像は、所定のタイミングで中間転写ベルト2に1次転写され、中間転写ベルト2上で4色重ね合わせのトナー画像が形成される。中間転写ベルト2上の4色重ね合わせのトナー画像は、中間転写ベルト2と転写ローラ3とのニップ部において、給紙カセット4からレジストローラ対7によって所定のタイミングで給紙される転写材8に転写される。トナー画像が転写された転写材8は、定着装置9でトナー画像が定着された後、排紙トレイ10上に排出される。
上記感光体ドラム1Y、1C、1M、1Kの周囲にはそれぞれ、各感光体ドラム1表面を帯電する図示しない帯電装置、各感光体ドラム1表面に形成される静電潜像を現像してトナー画像を形成する現像装置5Y、5C、5M、5K、中間転写ベルト2にトナー画像が転写された後の各感光体1表面をクリーニングするクリーニング装置6Y、6C、6M、6K等を備えている。例えば、イエロー用の感光体ドラム1Yは、帯電装置により一様に帯電され、図示しない露光装置により画像データに基づいて変調されたレーザ光が照射されて静電潜像が形成される。感光体ドラム1Y上の静電潜像は、現像装置5Yの現像スリーブ51に担持されたトナーによって現像される。感光体1Y上に現像されたトナー画像は、中間転写ベルト2に転写される。トナー画像が転写された後の感光体ドラム1Yの表面は、クリーニング装置6Yのクリーニングブラシローラ61によって転写残トナーがクリーニングされ、次の画像形成に備えられる。他の感光体ドラム1C、1M、1Kについても、同様にトナー画像が形成される。
なお、上記感光体ドラム1Y、1C、1M、1Kと、現像装置5Y、5C、5M、5Kと、クリーニング装置6Y、6C、6M、6Kとは、プロセスカートリッジ100Y、100C、100M、100Kとして一体的に構成される。装置本体からプロセスカートリッジ100Yを着脱する際は一つの動作で感光体ドラム1Yと現像装置5Yとクリーニング装置6Yの全てを着脱することが可能となっている。
また、上記クリーニング装置6には、後述するように、感光体ドラム1に潤滑剤を供給する潤滑剤供給手段を設けてもよい。この潤滑剤供給手段は、例えば潤滑剤を感光体ドラム1に供給する潤滑剤塗布ブラシローラ62とを備えている。潤滑剤供給手段を設けることにより、感光体ドラム1表面の摩擦係数を低下させてトナーフィルミングの発生を防止し、転写効率向上や残留トナー等の付着物のクリーニング性向上を図ることができる。
次に、本実施形態に係るプリンタの特徴部について説明する。図2は、プロセスカートリッジの内部構成を示す概略構成図である。図3は、プロセスカートリッジの内部構成を示す斜視図である。図4は、クリーニング装置内のギヤの構成を示す構成図である。なお、プロセスカートリッジ100Y、100C、100M、100Kは、用いるトナー色が異なる以外は同一の構成をとるので、添字を省略してプロセスカートリッジ100について説明する。
図2及び3に示すように、現像装置5では、装置本体側に設けられた装置本体側現像駆動ギヤである現像駆動ギヤ52からの駆動力がアイドラギヤ53を介して最終現像駆動伝達ギヤである現像スリーブギヤ54に伝達される。そして、この現像スリーブギヤ54と同軸上に設けられた現像スリーブ51が回転する。クリーニング装置6では、装置本体側に設けられた感光体クリーニング駆動ジョイント63により駆動力が入力され、被駆動ジョイント64を介して潤滑剤塗布ブラシローラ62が回転する。そして、図4に示すように、潤滑剤塗布ブラシローラ62と同軸上に設けられた最終回転体駆動伝達ギヤである潤滑剤塗布ブラシローラギヤ65からアイドラギヤ66、67を介してクリーニングブラシローラギヤ68に駆動力が伝達される。そして、このクリーニングブラシローラギヤ68と同軸上に設けられたクリーニングブラシ61が回転する。なお、プロセスカートリッジ100は、感光体ドラムの軸1aとプロセスカートリッジ100の側板に設けられた従基準110を基に位置決めされた状態で装置本体内に搭載される。また、感光体ドラム1の軸1aと現像スリーブ51の軸はそれぞれ面板50に軸支され、感光体ドラム1と現像スリーブ51との軸間は、感光体ドラム1の軸1aと面板50に設けられた従基準55を基に決定される。
図5は、現像装置内のギヤの構成を示す構成図である。図6は、クリーニング装置内のギヤの構成を示す構成図である。図5に示すように、現像駆動ギヤ52の回転数をT1(rpm)、歯数をt1(歯)とすると、現像駆動ギヤ52の噛み合い周波数f1(Hz)は、次式(1)のようになる。
f1=T1/60×t1(Hz)・・・(1)
ここで、現像駆動ギヤ52、アイドラギヤ53、現像スリーブギヤ54は直列のギヤ列であるためどのギヤも噛み合い周波数はf1となる。
また、現像駆動ギヤ52の噛み合い周波数成分f1が振動源となって感光体ドラム1に伝播すると、感光体ドラム1の線速が周期的に変動し、画像上にピッチ幅x1(mm)の第1のバンディングとなって現れる。ピッチ幅x1は、感光体ドラム1の線速をV(mm/sec)とすると、次式(2)となる。
x1=V/f1=60×V/(t1×T1)(mm)・・・(2)
また、図6に示すように、潤滑剤塗布ブラシローラギヤ65の回転数をT2(rpm)、歯数をt2(歯)とすると、潤滑剤塗布ブラシローラギヤ65の噛み合い周波数f2(Hz)は、次式(3)のようになる。
f2=T2/60×t2(Hz)・・・(3)
ここで潤滑剤塗布ブラシローラギヤ65、アイドラギヤ66、67、クリーニングブラシローラギヤ68は直列のギヤ列であるためどのギヤも噛み合い周波数はf2となる。
また、潤滑剤塗布ブラシローラギヤ65、クリーニングブラシローラギヤ68の噛み合い周波数成分f2が振動源となって感光体ドラム1に伝播すると、感光体ドラム1の線速が周期的に変動し、画像上にピッチ幅x2のバンディングとなって現れる。ピッチ幅x2は、感光体ドラム1の線速をV(mm/sec)とすると、次式(4)となる。
x2=V/f2=60×V/(t2×T2)(mm)・・・(4)
ところで、プロセスカートリッジ100のように、感光体1と現像装置5とクリーニング装置6とが一体に構成されている場合には、互いに振動が伝播しやすく、同時に第1のバンディングと第2のバンディングが発生しやすくなる。一方、現像駆動ギヤ52の噛み合い周波数f1と、潤滑剤塗布ブラシローラギヤ65の噛み合い周波数f2の周波数との差が小さいと、第1のバンディングのピッチ幅x1と第2のバンディングのピッチ幅x2との差が小さくなる。その結果、転写材8上に形成される画像でバンディングがモアレによって強調されてしまう。そこで、本実施形態では、現像駆動ギヤ52の噛み合い周波数f1と潤滑剤塗布ブラシローラギヤ65の噛み合い周波数f2との差(以下、噛み合い周波数差と称す)が現像駆動ギヤ52の噛み合い周波数f1に対して±10%離れるようにする。
図7は、噛み合い周波数差とモアレの発生度との関係を示す特性図である。表1は、噛み合い周波数差とモアレの状態の関係を示す表である。図1及び表1に示すように、噛み合い周波数差が±10%未満となる場合には、モアレの発生度が高くなり、バンディングが目立ってしまうことがわかる。
Figure 0004834354
噛み合い周波数差を±10%以上とするためには、例えば以下に示す方法により現像装置5及びクリーニング装置6を構成するとよい。
現像装置5の現像スリーブギヤ54の歯数を変更し、且つ現像駆動ギヤ52の回転数T1を変更することで、現像スリーブ51の回転数を一定に保ったまま現像駆動ギヤ52の噛み合い周波数f1を変更するとよい。具体的には現像スリーブ51の回転数が一定で、現像スリーブギヤ54の歯数を多くすることで、現像スリーブギヤ54の噛み合い周波数が大きくなり、これと直列に噛み合う現像駆動ギヤ52の噛み合い周波数f1も大きくなる。なお、現像スリーブ51の回転数を変更可能な場合はこちらを変更してもよい。
また、クリーニング装置6のローラの径及び感光体クリーニング駆動ジョイント63の駆動入力軸の回転数を変更することにより、クリーニングブラシローラ61や潤滑剤塗布ブラシローラ62の周速を変更せずに噛み合い周波数f2を変更してもよい。クリーニングブラシローラ61や潤滑剤塗布ブラシローラ62の周速を変更しないため、クリーニング性能及び潤滑剤塗布性能を損なうことはない。
また、現像装置5又はクリーニング装置6のギヤ列のモジュールを変更することにより噛み合い周波数を変更してもよい。具体的にはクリーニング装置6内のギヤのモジュールを1.0から0.5に変更することにより回転数T2が一定のまま歯数t2が2倍になり、噛み合い周波数f2を2倍にすることができる。なおモジュールが小さくなると軸間ピッチ変動に対して余裕度が小さくなるため、部品公差の積み上がりにより軸間ピッチの変動幅が大きくなってしまいやすい。よって、現像駆動ギヤ52とアイドラギヤ53との間の駆動伝達ギヤでは、モジュールを小さく変更するよりは、ユニット内で軸間ピッチがある程度保証されるクリーニング装置6の駆動伝達ギヤのモジュールを大きく変更する方が望ましい。
ところで、図8に示すように、空間周波数とバンディングの見えやすさとの関係は、人間の視覚特性から、空間周波数が凡そ0.5〜2.0本/mmの範囲(図中NG領域)での変化が目に付きやすいと言われている。よって、人間の知覚特性として判断が難しくなる空間周波数2.0(本/mm)以上となるように、現像駆動ギヤ52の噛み合い周波数によるバンディングピッチx1が0.5(mm)以下となるようにするとよい。また、人間の知覚特性として判断が難しくなる空間周波数0.5本/mm以下となるように、現像駆動ギヤ52の噛み合い周波数によるバンディングピッチx1が2.0(mm)以下となるようにするとよい。現像装置5において、現像スリーブ51の回転数は一定に保ったままでも、例えば現像駆動ギヤ52の回転数と現像スリーブギヤ54の歯数を変更することでバンディングピッチx1を変更することができる。これにより、振動を低減しなくてもバンディングを画像上目立たなくすることが可能となる。
なお、上記実施形態に係る現像装置5では、現像駆動ギヤ52、アイドラギヤ53、現像スリーブギヤ54は、直列のギヤ列であるため、どのギヤも噛み合い周波数f1となる。しかし、噛み合い周波数が複数のギヤで互いに異なる場合がある。一般に、図5に示すように、駆動入力が本体側駆動伝達ギヤである現像駆動ギヤ52によるギヤ駆動である場合には、この現像駆動ギヤ52の噛み合い周波数f1を主成分する振動が感光体ドラム1に伝播する振動の中で最大となりやすい。その理由としては本体側に保持されたギヤとユニット側に保持されたギヤの噛み合い部分であり、ギヤピッチを固定することが難しくこの部分で振動が発生しやすい。よって、現像駆動ギヤ52で駆動入力され、且つ噛み合い周波数が複数のギヤで互いに異なる場合には、装置本体側に設けられた現像駆動ギヤ52の噛み合い周波数を基準とするとよい。また、現像装置5への駆動入力はカップリング結合によってもよい。その場合には、現像スリーブ51と同軸上に設けられた最終現像駆動伝達ギヤである現像スリーブギヤ54の噛み合い周波数を主成分とする振動が感光体ドラム1に伝播する振動の中で最大となりやすい。その理由としては最も感光体ドラム1に近い現像スリーブ51を駆動するギヤであり、感光体ドラム1近傍にあるためにより感光体ドラム1への振動伝播の影響が強くなる。よって、ギヤによる駆動入力ではなく、且つ噛み合い周波数が複数のギヤで互いに異なる場合には、現像スリーブギヤ54の噛み合い周波数を基準とするとよい。
また、上記実施形態に係るクリーニング装置6においても、潤滑剤塗布ブラシローラギヤ65、アイドラギヤ66、67、クリーニングブラシローラギヤ68は、直列のギヤ列であるため、どのギヤも噛み合い周波数f2となる。しかし、噛み合い周波数がそれぞれのギヤで異なる場合がある。その場合には、クリーニング装置6内の少なくともひとつの回転体駆動伝達ギヤの噛み合い周波数が、本体側現像駆動伝達ギヤ又は最終現像駆動伝達ギヤに対して10%以上離れていれば、モアレの抑制効果が得られると考えられる。また、各々の回転体駆動伝達ギヤの噛み合い周波数を現像装置5内の本体側現像駆動ギヤ又は最終現像駆動伝達ギヤの噛み合い周波数に対してそれぞれ互いに±10%以上離すようにしてもよい。一般に、図3に示すように、駆動入力が感光体クリーニング駆動ジョイント64によるカップリング結合である場合には、上述したようにクリーニングブラシローラ61又は潤滑剤塗布ブラシ62と同軸上に設けられた最終回転体駆動伝達ギヤであるクリーニングブラシローラギヤ68又は潤滑剤塗布ブラシローラギヤ65の噛み合い周波数f2を主成分とする振動が感光体ドラム1に伝播しやすい。よって、その場合には、クリーニングブラシローラギヤ68又は潤滑剤塗布ブラシローラギヤ65の噛み合い周波数のみを10%以上離れるように設定するとよい。また、クリーニング装置6への駆動入力は、ギヤ入力によってもよい。その場合には、上述したように装置本体側に設けられた本体側回転体駆動ギヤの噛み合い周波数を主成分とする振動が感光体ドラム1に伝播しやすいため、本体側回転体駆動ギヤの噛み合い周波数のみを10%以上離れるように設定してもよい。
以上、本実施形態に係る画像形成装置によれば、本体側現像駆動ギヤである現像駆動ギヤ52の噛み合い周波数f1と回転体駆動伝達ギヤである潤滑剤塗布ブラシローラギヤ65の噛み合い周波数f2との差が、現像駆動ギヤ52の噛み合い周波数f1に対して10%以上離れている。そのため、現像駆動ギヤ52の噛み合い周波数f1が振動源となって画像上に現れる第1のバンディングのピッチ幅と、潤滑剤塗布ブラシローラギヤ65の噛み合い周波数f2が振動源となって画像上に現れる第2のバンディングのピッチ幅とが離れている。よって、画像上で第1のバンディングと第2のバンディングとのモアレが発生しにくく、高画質な画像を得ることができる。
また、本実施形態に係る画像形成装置によれば、最終現像駆動伝達ギヤである現像スリーブギヤ54の噛み合い周波数と、回転体駆動伝達ギヤ、例えば潤滑剤塗布ブラシローラギヤ65の噛み合い周波数f2との差が現像スリーブギヤの噛み合い周波数に対して10%以上離れている。そのため、現像スリーブギヤ54の噛み合い周波数が振動源となって画像上に現れる第1のバンディングのピッチ幅と、潤滑剤塗布ブラシローラギヤ65の噛み合い周波数f2が振動源となって画像上に現れる第2のバンディングのピッチ幅とが離れている。よって、画像上で第1のバンディングと第2のバンディングとのモアレが発生しにくく、高画質な画像を得ることができる。
また、本実施形態に係る画像形成装置によれば、感光体ドラム1と現像装置5とクリーニング装置6とがプロセスカートリッジ100として一体に構成されている。そのため、現像装置5内のギヤの噛み合いによる振動とクリーニング装置6内のギヤの噛み合いによる振動が互いに伝播し、同時に第1のバンディングと第2のバンディングが発生しやすい。しかし、第1のバンディングのピッチ幅と第2のバンディングのピッチ幅とが離れているため、バンディングのモアレが発生しにくく、高画質な画像を得ることができる。
また、本実施形態に係る画像形成装置によれば、現像駆動ギヤ52の噛み合い周波数によるバンディングピッチx1が0.5(mm)以下である。よって、人間の目でバンディングが見えにくくなり、振動を低減しなくてもバンディングを画像上目立たなくすることが可能となる。
また、本実施形態に係る画像形成装置によれば、現像駆動ギヤ52の噛み合い周波数によるバンディングピッチx1が2.0(mm)以上である。よって、人間の目でバンディングが見えにくくなり、振動を低減しなくてもバンディングを画像上目立たなくすることが可能となる。
本実施形態に係るプリンタの内部構成を示す概略構成図。 同プリンタのプロセスカートリッジの内部構成を示す構成図。 同プロセスカートリッジの内部構成を示す構成図。 同プロセスカートリッジのクリーニング装置内のギヤの構成を示す構成図。 現像装置内のギヤの構成を示す構成図。 クリーニング装置内のギヤの構成を示す構成図。 噛み合い周波数差とモアレの発生度との関係を示す特性図。 空間周波数とバンディングの見えやすさの関係を示す特性図。
符号の説明
1 感光体
5 現像装置
6 クリーニング装置
51 現像スリーブ
52 現像駆動ギヤ
53 アイドラギヤ
54 現像スリーブギヤ
61 クリーニングブラシローラ
62 潤滑剤塗布ブラシローラ
63 感光体クリーニング駆動ジョイント
64 被駆動ジョイント
65 潤滑剤塗布ブラシローラギヤ
66 アイドラギヤ
67 アイドラギヤ
68 クリーニングブラシローラギヤ

Claims (6)

  1. 像担持体と、該像担持体上にトナー像を現像する現像剤担持体と、入力される駆動力を該現像剤担持体に伝達する複数の現像駆動伝達ギヤと、該像担持体に接触して回転する回転体と、入力される駆動力を該回転体に伝達する複数の回転体駆動伝達ギヤとを備える画像形成装置において、
    上記現像駆動伝達ギヤのうち装置本体側に設けられた本体側現像駆動ギヤの噛み合い周波数と少なくともひとつの上記回転体駆動伝達ギヤの噛み合い周波数との差が、該本体側現像駆動ギヤの噛み合い周波数に対して10%以上であることを特徴とする画像形成装置。
  2. 像担持体と、該像担持体上にトナー像を現像する現像剤担持体と、入力される駆動力を該現像剤担持体に伝達する複数の現像駆動伝達ギヤと、該像担持体に接触して回転する回転体と、入力される駆動力を該回転体に伝達する複数の回転体駆動伝達ギヤとを備える画像形成装置において、
    上記現像駆動伝達ギヤのうち上記現像剤担持体の回転軸上に設けられた最終現像駆動伝達ギヤの噛み合い周波数と少なくともひとつの上記回転体ギヤの噛み合い周波数との差が、該最終現像ギヤの噛み合い周波数に対して10%以上であることを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1又は2の画像形成装置において、
    上記回転体は、上記像担持体を一様に帯電する帯電ローラ、該像担持体上の転写残トナーをクリーニングするクリーニングローラ、該像担持体上に潤滑剤を供給する潤滑剤供給ローラの少なくとも何れかであることを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1、2、又は3の画像形成装置において、
    上記像担持体と上記現像剤担持体と上記回転体とが一体になって装置本体に脱着可能に構成されることを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1、2、3、又は4の画像形成装置において、
    上記本体側現像駆動ギヤ又は最終現像駆動伝達ギヤの噛み合い周波数による画像上のピッチが0.5mmより小さいことを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項1、2、3、又は4の画像形成装置において、
    上記本体側現像駆動ギヤ又は最終現像駆動伝達ギヤの噛み合い周波数による画像上のピッチが2.0mmより大きいことを特徴とする画像形成装置。
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