JP2002147543A - 駆動伝達ギヤ装置およびそれを備える画像形成装置 - Google Patents
駆動伝達ギヤ装置およびそれを備える画像形成装置Info
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- JP2002147543A JP2002147543A JP2000341956A JP2000341956A JP2002147543A JP 2002147543 A JP2002147543 A JP 2002147543A JP 2000341956 A JP2000341956 A JP 2000341956A JP 2000341956 A JP2000341956 A JP 2000341956A JP 2002147543 A JP2002147543 A JP 2002147543A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 噛み合う一対のギヤで構成する駆動伝達ギヤ
装置において、はすば歯車を用いたときのようなスラス
ト方向への力の逃げをなくして駆動伝達効率の向上を図
るとともに、歯厚を大きくすることなく剛性を保ち、噛
み合い率を向上する。 【解決手段】 噛み合う一対のギヤの駆動側ギヤ10
に、一体成形で形成して、主ギヤ部12と従ギヤ部14
と連結部16を設ける。また、従動側ギヤ20に、一体
成形で形成して、駆動側ギヤの主ギヤ部12と噛み合う
主ギヤ部22と、駆動側ギヤ部の従ギヤ部14と噛み合
う従ギヤ部24を設ける。一方、駆動側ギヤの従ギヤ部
14を主ギヤ部12のピッチ円直径と同一とし、および
従動側ギヤの従ギヤ部24を主ギヤ部22のピッチ円直
径と同一とし、両従ギヤ部を各々の主ギヤ部12・22
より小さなモジュールとする。連結部は、外径D3を、
主ギヤ部12の歯底円直径D2以下とする。
装置において、はすば歯車を用いたときのようなスラス
ト方向への力の逃げをなくして駆動伝達効率の向上を図
るとともに、歯厚を大きくすることなく剛性を保ち、噛
み合い率を向上する。 【解決手段】 噛み合う一対のギヤの駆動側ギヤ10
に、一体成形で形成して、主ギヤ部12と従ギヤ部14
と連結部16を設ける。また、従動側ギヤ20に、一体
成形で形成して、駆動側ギヤの主ギヤ部12と噛み合う
主ギヤ部22と、駆動側ギヤ部の従ギヤ部14と噛み合
う従ギヤ部24を設ける。一方、駆動側ギヤの従ギヤ部
14を主ギヤ部12のピッチ円直径と同一とし、および
従動側ギヤの従ギヤ部24を主ギヤ部22のピッチ円直
径と同一とし、両従ギヤ部を各々の主ギヤ部12・22
より小さなモジュールとする。連結部は、外径D3を、
主ギヤ部12の歯底円直径D2以下とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複写機やプリン
タやファクシミリ、またはそれらの複合機などの画像形
成装置において、駆動源の駆動力を伝達して像担持体な
どを回転する駆動伝達ギヤ列に適用することができる。
詳しくは、そのような駆動伝達ギヤ列において、噛み合
う一対のギヤで構成する駆動伝達ギヤ装置に関する。お
よび、そのような駆動伝達ギヤ装置を備える画像形成装
置そのものに関する。
タやファクシミリ、またはそれらの複合機などの画像形
成装置において、駆動源の駆動力を伝達して像担持体な
どを回転する駆動伝達ギヤ列に適用することができる。
詳しくは、そのような駆動伝達ギヤ列において、噛み合
う一対のギヤで構成する駆動伝達ギヤ装置に関する。お
よび、そのような駆動伝達ギヤ装置を備える画像形成装
置そのものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば電子写真式の画像形成装置
では、像担持体の回転とともに、その表面を一様に帯電
し、次いで露光してその表面に書込みを行い、像担持体
上に静電潜像を形成して後、トナーを付着することによ
り現像して該像担持体上にトナー画像を形成し、そのト
ナー画像を転写して、用紙やOHPフィルム等の記録媒
体に記録を行う。
では、像担持体の回転とともに、その表面を一様に帯電
し、次いで露光してその表面に書込みを行い、像担持体
上に静電潜像を形成して後、トナーを付着することによ
り現像して該像担持体上にトナー画像を形成し、そのト
ナー画像を転写して、用紙やOHPフィルム等の記録媒
体に記録を行う。
【0003】ここで、像担持体は、一般に、駆動源の駆
動力を駆動伝達ギヤ列を介して伝達して回転する。この
ため、駆動伝達ギヤ列にバックラッシュがあると、ジタ
ーを発生し、また騒音を発生する問題があった。
動力を駆動伝達ギヤ列を介して伝達して回転する。この
ため、駆動伝達ギヤ列にバックラッシュがあると、ジタ
ーを発生し、また騒音を発生する問題があった。
【0004】バックラッシュを低減するためには、例え
ばギヤ間の噛み合い率を向上すればよい。そこで、従来
は、ギヤをはすばギヤとしたり、ギヤのモジュールを小
さくしたりして、ギヤ間の噛み合い率を向上していた。
ばギヤ間の噛み合い率を向上すればよい。そこで、従来
は、ギヤをはすばギヤとしたり、ギヤのモジュールを小
さくしたりして、ギヤ間の噛み合い率を向上していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、はすばギヤ
とすると、スラスト方向に力が逃げることから、駆動伝
達ギヤ列の伝達効率が低下する問題があった。また、モ
ジュールを小さくすると、強度不足となって歯厚を大き
くする必要を生じた。
とすると、スラスト方向に力が逃げることから、駆動伝
達ギヤ列の伝達効率が低下する問題があった。また、モ
ジュールを小さくすると、強度不足となって歯厚を大き
くする必要を生じた。
【0006】そこで、この発明の第1の課題は、上述し
たごとく噛み合う一対のギヤで構成する駆動伝達ギヤ装
置において、はすば歯車を用いたときのようなスラスト
方向への力の逃げをなくして駆動伝達効率の向上を図る
とともに、歯厚を大きくすることなく剛性を保ち、噛み
合い率を向上することにある。
たごとく噛み合う一対のギヤで構成する駆動伝達ギヤ装
置において、はすば歯車を用いたときのようなスラスト
方向への力の逃げをなくして駆動伝達効率の向上を図る
とともに、歯厚を大きくすることなく剛性を保ち、噛み
合い率を向上することにある。
【0007】この発明の第2の課題は、そのような駆動
伝達ギヤ装置において、一対のギヤの駆動側ギヤと従動
側ギヤの噛み合いにより複数の周波数帯が発生すること
を防ぐことにある。
伝達ギヤ装置において、一対のギヤの駆動側ギヤと従動
側ギヤの噛み合いにより複数の周波数帯が発生すること
を防ぐことにある。
【0008】この発明の第3の課題は、駆動側ギヤまた
は従動側ギヤにスラスト方向のガタがあっても、互いの
主ギヤ部と従ギヤ部との干渉を防止することにある。
は従動側ギヤにスラスト方向のガタがあっても、互いの
主ギヤ部と従ギヤ部との干渉を防止することにある。
【0009】この発明の第4の課題は、部品点数を少な
くするとともに、部品公差の積み上げによる精度の低下
を防止することにある。
くするとともに、部品公差の積み上げによる精度の低下
を防止することにある。
【0010】この発明の第5の課題は、ギヤ成形型を製
作する際にアンダーカットを生ずることなく、抜きを簡
単とし、型コストの低減を図ることにある。
作する際にアンダーカットを生ずることなく、抜きを簡
単とし、型コストの低減を図ることにある。
【0011】この発明の第6の課題は、成形用連結部を
対称としてギヤ成形時の偏りをなくすことにある。
対称としてギヤ成形時の偏りをなくすことにある。
【0012】この発明の第7の課題は、ギヤの製作精度
を緩めても噛み合い可能としてコストの低減を図ること
にある。
を緩めても噛み合い可能としてコストの低減を図ること
にある。
【0013】この発明の第8の課題は、一層駆動伝達効
率を向上することにある。
率を向上することにある。
【0014】この発明の第9の課題は、上述した課題を
解決した駆動伝達ギヤ装置を備える画像形成装置を得る
ことにある。
解決した駆動伝達ギヤ装置を備える画像形成装置を得る
ことにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】そのため、請求項1に記
載の発明は、上述した第1の課題を解決すべく、噛み合
う一対のギヤで構成する駆動伝達ギヤ装置において、前
記一対のギヤの駆動側ギヤに主ギヤ部と従ギヤ部とを設
けるとともに、従動側ギヤに、前記駆動側ギヤの主ギヤ
部と噛み合う主ギヤ部と、前記駆動側ギヤ部の従ギヤ部
と噛み合う従ギヤ部とを設ける一方、前記駆動側ギヤお
よび前記従動側ギヤの従ギヤ部を各々の主ギヤ部のピッ
チ円直径と同一とし、各々の主ギヤ部より小さなモジュ
ールとしてなる、ことを特徴とする。
載の発明は、上述した第1の課題を解決すべく、噛み合
う一対のギヤで構成する駆動伝達ギヤ装置において、前
記一対のギヤの駆動側ギヤに主ギヤ部と従ギヤ部とを設
けるとともに、従動側ギヤに、前記駆動側ギヤの主ギヤ
部と噛み合う主ギヤ部と、前記駆動側ギヤ部の従ギヤ部
と噛み合う従ギヤ部とを設ける一方、前記駆動側ギヤお
よび前記従動側ギヤの従ギヤ部を各々の主ギヤ部のピッ
チ円直径と同一とし、各々の主ギヤ部より小さなモジュ
ールとしてなる、ことを特徴とする。
【0016】請求項2に記載の発明は、上述した第2の
課題を解決すべく、請求項1に記載の駆動伝達ギヤ装置
において、駆動側ギヤおよび従動側ギヤの主ギヤ部のモ
ジュールを各々の従ギヤ部のモジュールの整数倍として
なる、ことを特徴とする。
課題を解決すべく、請求項1に記載の駆動伝達ギヤ装置
において、駆動側ギヤおよび従動側ギヤの主ギヤ部のモ
ジュールを各々の従ギヤ部のモジュールの整数倍として
なる、ことを特徴とする。
【0017】請求項3に記載の発明は、上述した第3の
課題を解決すべく、請求項1または2に記載の駆動伝達
ギヤ装置において、駆動側ギヤと従動側ギヤの少なくと
もいずれか一方の主ギヤ部と従ギヤ部の間に、その主ギ
ヤ部の歯底円直径以下の外径を有する連結部を設けてな
る、ことを特徴とする。
課題を解決すべく、請求項1または2に記載の駆動伝達
ギヤ装置において、駆動側ギヤと従動側ギヤの少なくと
もいずれか一方の主ギヤ部と従ギヤ部の間に、その主ギ
ヤ部の歯底円直径以下の外径を有する連結部を設けてな
る、ことを特徴とする。
【0018】請求項4に記載の発明は、上述した第4の
課題を解決すべく、請求項1、2または3に記載の駆動
伝達ギヤ装置において、駆動側ギヤおよび従動側ギヤを
一体成形で形成してなる、ことを特徴とする。
課題を解決すべく、請求項1、2または3に記載の駆動
伝達ギヤ装置において、駆動側ギヤおよび従動側ギヤを
一体成形で形成してなる、ことを特徴とする。
【0019】請求項5に記載の発明は、上述した第5の
課題を解決すべく、請求項4に記載の駆動伝達ギヤ装置
において、駆動側ギヤまたは従動側ギヤの主ギヤ部と従
ギヤ部の間にあって、軸方向から見て歯と歯とが重なり
合う部分に成形用連結部を形成してなる、ことを特徴と
する。
課題を解決すべく、請求項4に記載の駆動伝達ギヤ装置
において、駆動側ギヤまたは従動側ギヤの主ギヤ部と従
ギヤ部の間にあって、軸方向から見て歯と歯とが重なり
合う部分に成形用連結部を形成してなる、ことを特徴と
する。
【0020】請求項6に記載の発明は、上述した第6の
課題を解決すべく、請求項5に記載の駆動伝達ギヤ装置
において、駆動側ギヤまたは従動側ギヤにあって、主ギ
ヤ部の歯の歯先と従ギヤ部の一部の歯の歯先を一致し、
それらの間に成形用連結部を形成してなる、ことを特徴
とする。
課題を解決すべく、請求項5に記載の駆動伝達ギヤ装置
において、駆動側ギヤまたは従動側ギヤにあって、主ギ
ヤ部の歯の歯先と従ギヤ部の一部の歯の歯先を一致し、
それらの間に成形用連結部を形成してなる、ことを特徴
とする。
【0021】請求項7に記載の発明は、上述した第7の
課題を解決すべく、請求項1、2または3に記載の駆動
伝達ギヤ装置において、駆動側ギヤまたは従動側ギヤの
主ギヤ部と従ギヤ部にあって、それらの回転方向の相対
位置を調整可能としてなる、ことを特徴とする。
課題を解決すべく、請求項1、2または3に記載の駆動
伝達ギヤ装置において、駆動側ギヤまたは従動側ギヤの
主ギヤ部と従ギヤ部にあって、それらの回転方向の相対
位置を調整可能としてなる、ことを特徴とする。
【0022】請求項8に記載の発明は、上述した第8の
課題を解決すべく、請求項1ないし7のいずれか1に記
載の駆動伝達ギヤ装置において、駆動側ギヤおよび従動
側ギヤを、摺動性を有する樹脂材料で形成してなる、こ
とを特徴とする。
課題を解決すべく、請求項1ないし7のいずれか1に記
載の駆動伝達ギヤ装置において、駆動側ギヤおよび従動
側ギヤを、摺動性を有する樹脂材料で形成してなる、こ
とを特徴とする。
【0023】請求項9に記載の発明は、上述した第9の
課題を解決すべく、画像形成装置において、請求項1な
いし8のいずれか1に記載の駆動伝達ギヤ装置を備えて
なる、ことを特徴とする。
課題を解決すべく、画像形成装置において、請求項1な
いし8のいずれか1に記載の駆動伝達ギヤ装置を備えて
なる、ことを特徴とする。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ、この発
明の実施の形態につき説明する。図1にはこの発明に係
る駆動伝達ギヤ装置の正面を、図2にはその左側面を示
す。
明の実施の形態につき説明する。図1にはこの発明に係
る駆動伝達ギヤ装置の正面を、図2にはその左側面を示
す。
【0025】図示の駆動伝達ギヤ装置は、電子写真式画
像形成装置において、駆動源の駆動力を伝達して像担持
体などを回転する駆動伝達ギヤ列で用いるものであり、
そのような駆動伝達ギヤ列を構成する、個々に噛み合う
一対のギヤで、駆動側ギヤ10と従動側ギヤ20よりな
る。
像形成装置において、駆動源の駆動力を伝達して像担持
体などを回転する駆動伝達ギヤ列で用いるものであり、
そのような駆動伝達ギヤ列を構成する、個々に噛み合う
一対のギヤで、駆動側ギヤ10と従動側ギヤ20よりな
る。
【0026】駆動側ギヤ10は、一体成形で形成し、主
ギヤ部12と従ギヤ部14と連結部16とを設ける。
ギヤ部12と従ギヤ部14と連結部16とを設ける。
【0027】主ギヤ部12は、ピッチ円直径をD1とす
る。
る。
【0028】従ギヤ部14は、主ギヤ部12と同心で同
一のピッチ円直径D1とし、主ギヤ部12より小さなモ
ジュールとする。好ましくは、主ギヤ部12のモジュー
ルは、従ギヤ部14の整数倍のモジュールとする。
一のピッチ円直径D1とし、主ギヤ部12より小さなモ
ジュールとする。好ましくは、主ギヤ部12のモジュー
ルは、従ギヤ部14の整数倍のモジュールとする。
【0029】連結部16は、主ギヤ部12と同心でその
歯底円直径D2以下の外径D3であり、主ギヤ部12と
従ギヤ部14の間に設ける。
歯底円直径D2以下の外径D3であり、主ギヤ部12と
従ギヤ部14の間に設ける。
【0030】一方、従動側ギヤ20は、一体成形で形成
し、主ギヤ部22と従ギヤ部24とを設ける。
し、主ギヤ部22と従ギヤ部24とを設ける。
【0031】主ギヤ部22は、ピッチ円直径をD4と
し、駆動側ギヤ10の主ギヤ部12と噛み合う。
し、駆動側ギヤ10の主ギヤ部12と噛み合う。
【0032】従ギヤ部24は、駆動側ギヤ10の従ギヤ
部14と噛み合う。この従動側ギヤ20の従ギヤ部24
も、駆動側ギヤ10の従ギヤ部14と同様に、主ギヤ部
22と同心で同一のピッチ円直径D4とし、主ギヤ部2
2より小さなモジュールとする。好ましくは、主ギヤ部
22のモジュールは、従ギヤ部24の整数倍のモジュー
ルとする。
部14と噛み合う。この従動側ギヤ20の従ギヤ部24
も、駆動側ギヤ10の従ギヤ部14と同様に、主ギヤ部
22と同心で同一のピッチ円直径D4とし、主ギヤ部2
2より小さなモジュールとする。好ましくは、主ギヤ部
22のモジュールは、従ギヤ部24の整数倍のモジュー
ルとする。
【0033】そして、駆動側ギヤ10が回転すると、駆
動側ギヤ10の主ギヤ部12と従動側ギヤ20の主ギヤ
部22との主噛み合いにより、駆動力を伝達して従動側
ギヤ20を回転する。同時に、駆動側ギヤ10の従ギヤ
部14と従動側ギヤ20の従ギヤ部24との小さなモジ
ュール同士の従噛み合いにより、バックラッシュを低減
する。
動側ギヤ10の主ギヤ部12と従動側ギヤ20の主ギヤ
部22との主噛み合いにより、駆動力を伝達して従動側
ギヤ20を回転する。同時に、駆動側ギヤ10の従ギヤ
部14と従動側ギヤ20の従ギヤ部24との小さなモジ
ュール同士の従噛み合いにより、バックラッシュを低減
する。
【0034】これにより、はすば歯車を用いたときのよ
うなスラスト方向への力の逃げをなくして駆動伝達効率
の向上を図るとともに、歯厚を大きくすることなく剛性
を保ち、噛み合い率を向上してバックラッシュを低減す
ることができる。
うなスラスト方向への力の逃げをなくして駆動伝達効率
の向上を図るとともに、歯厚を大きくすることなく剛性
を保ち、噛み合い率を向上してバックラッシュを低減す
ることができる。
【0035】ところで、駆動側ギヤ10または従動側ギ
ヤ20の主噛み合いの回転数をw1、歯数をn1とし、
従噛み合いの回転数をw2、歯数をn2とするととも
に、主噛み合いのモジュールを従噛み合いのモジュール
の整数a倍とすると、 n2=a×n1 となる。
ヤ20の主噛み合いの回転数をw1、歯数をn1とし、
従噛み合いの回転数をw2、歯数をn2とするととも
に、主噛み合いのモジュールを従噛み合いのモジュール
の整数a倍とすると、 n2=a×n1 となる。
【0036】また、主ギヤ部12と従ギヤ部14、また
は主ギヤ部22と従ギヤ部24が一体ということから、
当然 w1=w2 となる。
は主ギヤ部22と従ギヤ部24が一体ということから、
当然 w1=w2 となる。
【0037】ここで、噛み合い周波数=回転数×歯数と
いうことを考慮すると、 主噛み合い周波数: f1=w1×n1 従噛み合い周波数: f2=w2×n2=w1×(a×n1)=a×w1×n
1=a×f1 となる。
いうことを考慮すると、 主噛み合い周波数: f1=w1×n1 従噛み合い周波数: f2=w2×n2=w1×(a×n1)=a×w1×n
1=a×f1 となる。
【0038】よって、駆動側ギヤ10および従動側ギヤ
20の主ギヤ部12・22のモジュールを各々の従ギヤ
部14・24のモジュールの整数a倍とすることによ
り、従ギヤ部14・24の噛み合い周波数f2を主ギヤ
部12・22の噛み合い周波数f1の整数a倍とし、駆
動側ギヤ10と従動側ギヤ20の噛み合いによって複数
の周波数帯が発生することを防ぎ、複数の周波数ピッチ
があらわれることを防止して、ジターや騒音などの駆動
伝達のむらを低減することができる。
20の主ギヤ部12・22のモジュールを各々の従ギヤ
部14・24のモジュールの整数a倍とすることによ
り、従ギヤ部14・24の噛み合い周波数f2を主ギヤ
部12・22の噛み合い周波数f1の整数a倍とし、駆
動側ギヤ10と従動側ギヤ20の噛み合いによって複数
の周波数帯が発生することを防ぎ、複数の周波数ピッチ
があらわれることを防止して、ジターや騒音などの駆動
伝達のむらを低減することができる。
【0039】例えば図3に示すように、従ギヤ部14・
24の歯数n2を主ギヤ部12・22の歯数n1の2倍
とすると、a=2となり、主噛み合いの噛み合い周波数
をf1とすると、従噛み合いの噛み合い周波数はf2=
2×f1となって、周波数帯は同一となる。
24の歯数n2を主ギヤ部12・22の歯数n1の2倍
とすると、a=2となり、主噛み合いの噛み合い周波数
をf1とすると、従噛み合いの噛み合い周波数はf2=
2×f1となって、周波数帯は同一となる。
【0040】さて、上述した例では、図4にも示すよう
に、駆動側ギヤ10の主ギヤ部12と従ギヤ部14の間
に、その主ギヤ部12と同心でその歯底円直径D2以下
の外径D3を持った連結部16を設ける。これにより、
駆動側ギヤ10または従動側ギヤ20にスラスト方向の
ガタがあっても、互いの主ギヤ部12・22と従ギヤ部
14・24との干渉を防止することができる。
に、駆動側ギヤ10の主ギヤ部12と従ギヤ部14の間
に、その主ギヤ部12と同心でその歯底円直径D2以下
の外径D3を持った連結部16を設ける。これにより、
駆動側ギヤ10または従動側ギヤ20にスラスト方向の
ガタがあっても、互いの主ギヤ部12・22と従ギヤ部
14・24との干渉を防止することができる。
【0041】なお、連結部は、駆動側ギヤ10の主ギヤ
部12と従ギヤ部14の間に限らず、もちろん従動側ギ
ヤ20の主ギヤ部22と従ギヤ部24の間に設けてもよ
く、また駆動側ギヤ10と従動側ギヤ20の双方に設け
ても、同様な効果を達成することができる。
部12と従ギヤ部14の間に限らず、もちろん従動側ギ
ヤ20の主ギヤ部22と従ギヤ部24の間に設けてもよ
く、また駆動側ギヤ10と従動側ギヤ20の双方に設け
ても、同様な効果を達成することができる。
【0042】また、上述した図示例では、駆動側ギヤ1
0および従動側ギヤ20を一体成形で形成するから、部
品点数を少なくするとともに、部品公差の積み上げによ
る精度の低下を防止することができる。
0および従動側ギヤ20を一体成形で形成するから、部
品点数を少なくするとともに、部品公差の積み上げによ
る精度の低下を防止することができる。
【0043】次に、図5ないし図8を参照し、他例につ
いて説明する。この他例では、図5および図6に示すよ
うに、駆動側ギヤ10の主ギヤ部12の歯底円直径D5
と連結部16の外径を同一とし、主ギヤ部12と従ギヤ
部14の間にあって、軸方向から見て歯と歯とが重なり
合う部分に、図中二点鎖線で示すごとく成形用連結部1
8を形成し、連結部16の外周から径方向に突出するよ
うに設ける。
いて説明する。この他例では、図5および図6に示すよ
うに、駆動側ギヤ10の主ギヤ部12の歯底円直径D5
と連結部16の外径を同一とし、主ギヤ部12と従ギヤ
部14の間にあって、軸方向から見て歯と歯とが重なり
合う部分に、図中二点鎖線で示すごとく成形用連結部1
8を形成し、連結部16の外周から径方向に突出するよ
うに設ける。
【0044】一方、この駆動側ギヤ10と噛み合う従動
側ギヤ20には、図7および図8に示すように、主ギヤ
部22と従ギヤ部24の間に連結部26を設け、その連
結部26の外径を主ギヤ部22の歯底円直径D6と同一
とする。そして、主ギヤ部22と従ギヤ部24の間にあ
って、軸方向から見て歯と歯とが重なり合う部分に、図
中二点鎖線で示すごとく成形用連結部28を形成し、連
結部26の外周から径方向に突出するように設ける。
側ギヤ20には、図7および図8に示すように、主ギヤ
部22と従ギヤ部24の間に連結部26を設け、その連
結部26の外径を主ギヤ部22の歯底円直径D6と同一
とする。そして、主ギヤ部22と従ギヤ部24の間にあ
って、軸方向から見て歯と歯とが重なり合う部分に、図
中二点鎖線で示すごとく成形用連結部28を形成し、連
結部26の外周から径方向に突出するように設ける。
【0045】このようにすると、ギヤ成形型を製作する
際にアンダーカットを生ずることなく、抜きが簡単とな
り、型コストの低減を図ることができる。
際にアンダーカットを生ずることなく、抜きが簡単とな
り、型コストの低減を図ることができる。
【0046】ところで、図5および図6に示す駆動側ギ
ヤ10では、主ギヤ部12と従ギヤ部14の歯先を一致
するように配置する。このような駆動側ギヤ10と噛み
合うためには、従動側ギヤ20では、主ギヤ部12と従
ギヤ部14の歯先はずらして配置することとなる。
ヤ10では、主ギヤ部12と従ギヤ部14の歯先を一致
するように配置する。このような駆動側ギヤ10と噛み
合うためには、従動側ギヤ20では、主ギヤ部12と従
ギヤ部14の歯先はずらして配置することとなる。
【0047】このような構成にすると、駆動側ギヤ10
では、軸方向から見て成形用連結部18と駆動側ギヤ1
0の歯を対称に位置させることができ、同時に従動側ギ
ヤ20では、連結部を形成する必要がなくなるから、非
対称な成形用連結部を形成しなくてもよくなる。
では、軸方向から見て成形用連結部18と駆動側ギヤ1
0の歯を対称に位置させることができ、同時に従動側ギ
ヤ20では、連結部を形成する必要がなくなるから、非
対称な成形用連結部を形成しなくてもよくなる。
【0048】すなわち、射出成形などの型を用いた樹脂
成形の場合、型内の溶けた樹脂の流れや冷えて固まって
いく過程などから、なるべく対称形であることが好まし
く、その意味からギヤ成形時の偏りを防止することがで
きる。
成形の場合、型内の溶けた樹脂の流れや冷えて固まって
いく過程などから、なるべく対称形であることが好まし
く、その意味からギヤ成形時の偏りを防止することがで
きる。
【0049】さて、上述した例では、駆動側ギヤ10お
よび従動側ギヤ20を一体成形で形成したが、駆動側ギ
ヤ10の主ギヤ部12と従ギヤ部14、または従動側ギ
ヤ20の主ギヤ部22と従ギヤ部24にあって、それら
主ギヤ部と従ギヤ部の回転方向の相対位置を調整可能と
してもよい。
よび従動側ギヤ20を一体成形で形成したが、駆動側ギ
ヤ10の主ギヤ部12と従ギヤ部14、または従動側ギ
ヤ20の主ギヤ部22と従ギヤ部24にあって、それら
主ギヤ部と従ギヤ部の回転方向の相対位置を調整可能と
してもよい。
【0050】例えば図9に示すように、駆動側ギヤ10
の主ギヤ部12と従ギヤ部14をトルクリミッタを用い
て連結し、回転時トルク以上のトルクがかかったとき
は、主ギヤ部12と従ギヤ部14の回転方向の相対位置
を変更調整可能とする。
の主ギヤ部12と従ギヤ部14をトルクリミッタを用い
て連結し、回転時トルク以上のトルクがかかったとき
は、主ギヤ部12と従ギヤ部14の回転方向の相対位置
を変更調整可能とする。
【0051】これにより、駆動伝達時に力を受けても逆
向きに回転するおそれがなく、同時に組付け時にトルク
リミッタが回転可能な力をかけることにより、従動側ギ
ヤ20の主ギヤ部22と従ギヤ部24の位置精度にあわ
せて、駆動側ギヤ10の主ギヤ部12と従ギヤ部14の
回転方向の相対位置を変更調整可能とする。
向きに回転するおそれがなく、同時に組付け時にトルク
リミッタが回転可能な力をかけることにより、従動側ギ
ヤ20の主ギヤ部22と従ギヤ部24の位置精度にあわ
せて、駆動側ギヤ10の主ギヤ部12と従ギヤ部14の
回転方向の相対位置を変更調整可能とする。
【0052】また、例えば図10に示すように、駆動側
ギヤ10の従ギヤ部14をワンウェイクラッチを用いて
主ギヤ部12に対して駆動側ギヤ10の回転方向に回転
可能に連結する。
ギヤ10の従ギヤ部14をワンウェイクラッチを用いて
主ギヤ部12に対して駆動側ギヤ10の回転方向に回転
可能に連結する。
【0053】これにより、駆動伝達時に力を受けても逆
向きに回転するおそれがなく、同時に従動側ギヤ20の
主ギヤ部22と従ギヤ部24の位置精度にあわせて、駆
動側ギヤ10の主ギヤ部12と従ギヤ部14の回転方向
の相対位置を変更調整可能とする。
向きに回転するおそれがなく、同時に従動側ギヤ20の
主ギヤ部22と従ギヤ部24の位置精度にあわせて、駆
動側ギヤ10の主ギヤ部12と従ギヤ部14の回転方向
の相対位置を変更調整可能とする。
【0054】このようにすると、ギヤの製作精度を緩め
ても、モジュールが小さい従ギヤ部14・24をうまく
噛み合わせることができ、製作コストの低減を図ること
ができる。
ても、モジュールが小さい従ギヤ部14・24をうまく
噛み合わせることができ、製作コストの低減を図ること
ができる。
【0055】なお、駆動側ギヤ10および従動側ギヤ2
0は、摺動性を有する樹脂材料で形成すると、一層駆動
伝達効率を向上することができる。摺動性を有する樹脂
材料としては、例えばポリアミド樹脂(PA)、ポリア
セタール樹脂(POM)、そして含油タイプの樹脂材な
どを用いる。
0は、摺動性を有する樹脂材料で形成すると、一層駆動
伝達効率を向上することができる。摺動性を有する樹脂
材料としては、例えばポリアミド樹脂(PA)、ポリア
セタール樹脂(POM)、そして含油タイプの樹脂材な
どを用いる。
【0056】
【発明の効果】以上説明したとおり、請求項1に係る発
明によれば、噛み合う一対のギヤのそれぞれに、相手の
主ギヤ部と噛み合う主ギヤ部と、相手の従ギヤ部と噛み
合う従ギヤ部とを設ける一方、従ギヤ部を各々の主ギヤ
部のピッチ円直径と同一とし、各々の主ギヤ部より小さ
なモジュールとするから、剛性の高いモジュールの大き
な主ギヤ部の噛み合いにより駆動力を伝達し、モジュー
ルの小さな従ギヤ部の噛み合いによりバックラッシュを
低減することができる。
明によれば、噛み合う一対のギヤのそれぞれに、相手の
主ギヤ部と噛み合う主ギヤ部と、相手の従ギヤ部と噛み
合う従ギヤ部とを設ける一方、従ギヤ部を各々の主ギヤ
部のピッチ円直径と同一とし、各々の主ギヤ部より小さ
なモジュールとするから、剛性の高いモジュールの大き
な主ギヤ部の噛み合いにより駆動力を伝達し、モジュー
ルの小さな従ギヤ部の噛み合いによりバックラッシュを
低減することができる。
【0057】これにより、はすば歯車を用いたときのよ
うなスラスト方向への力の逃げをなくして駆動伝達効率
の向上を図るとともに、歯厚を大きくすることなく剛性
を保ち、噛み合い率を向上してバックラッシュを低減す
ることができる。
うなスラスト方向への力の逃げをなくして駆動伝達効率
の向上を図るとともに、歯厚を大きくすることなく剛性
を保ち、噛み合い率を向上してバックラッシュを低減す
ることができる。
【0058】請求項2に係る発明によれば、駆動側ギヤ
および従動側ギヤの主ギヤ部のモジュールを各々の従ギ
ヤ部のモジュールの整数倍とするから、従ギヤ部の噛み
合い周波数を主ギヤ部の噛み合い周波数の整数倍とし、
駆動側ギヤと従動側ギヤの噛み合いによって複数の周波
数帯が発生することを防ぎ、複数の周波数ピッチがあら
われることを防止して、ジターや騒音などの駆動伝達の
むらを低減することができる。
および従動側ギヤの主ギヤ部のモジュールを各々の従ギ
ヤ部のモジュールの整数倍とするから、従ギヤ部の噛み
合い周波数を主ギヤ部の噛み合い周波数の整数倍とし、
駆動側ギヤと従動側ギヤの噛み合いによって複数の周波
数帯が発生することを防ぎ、複数の周波数ピッチがあら
われることを防止して、ジターや騒音などの駆動伝達の
むらを低減することができる。
【0059】請求項3に係る発明によれば、駆動側ギヤ
と従動側ギヤの少なくともいずれか一方の主ギヤ部と従
ギヤ部の間に、その主ギヤ部の歯底円直径以下の外径を
有する連結部を設けるから、駆動側ギヤまたは従動側ギ
ヤにスラスト方向のガタがあっても、互いの主ギヤ部と
従ギヤ部との干渉を防止することができる。
と従動側ギヤの少なくともいずれか一方の主ギヤ部と従
ギヤ部の間に、その主ギヤ部の歯底円直径以下の外径を
有する連結部を設けるから、駆動側ギヤまたは従動側ギ
ヤにスラスト方向のガタがあっても、互いの主ギヤ部と
従ギヤ部との干渉を防止することができる。
【0060】請求項4に係る発明によれば、駆動側ギヤ
および従動側ギヤを一体成形で形成するから、部品点数
を少なくするとともに、部品公差の積み上げによる精度
の低下を防止することができる。
および従動側ギヤを一体成形で形成するから、部品点数
を少なくするとともに、部品公差の積み上げによる精度
の低下を防止することができる。
【0061】請求項5に係る発明によれば、駆動側ギヤ
または従動側ギヤの主ギヤ部と従ギヤ部の間にあって、
軸方向から見て歯と歯とが重なり合う部分に成形用連結
部を形成するから、ギヤ成形型を製作する際にアンダー
カットを生ずることなく、抜きが簡単となり、型コスト
の低減を図ることができる。
または従動側ギヤの主ギヤ部と従ギヤ部の間にあって、
軸方向から見て歯と歯とが重なり合う部分に成形用連結
部を形成するから、ギヤ成形型を製作する際にアンダー
カットを生ずることなく、抜きが簡単となり、型コスト
の低減を図ることができる。
【0062】請求項6に係る発明によれば、駆動側ギヤ
または従動側ギヤにあって、主ギヤ部の歯の歯先と従ギ
ヤ部の一部の歯の歯先を一致し、それらの間に成形用連
結部を形成するから、成形用連結部を対称としてギヤ成
形時の偏りをなくすことができる。
または従動側ギヤにあって、主ギヤ部の歯の歯先と従ギ
ヤ部の一部の歯の歯先を一致し、それらの間に成形用連
結部を形成するから、成形用連結部を対称としてギヤ成
形時の偏りをなくすことができる。
【0063】請求項7に係る発明によれば、駆動側ギヤ
または従動側ギヤの主ギヤ部と従ギヤ部にあって、それ
らの回転方向の相対位置を調整可能とするから、ギヤの
製作精度を緩めても噛み合い可能としてコストの低減を
図ることができる。
または従動側ギヤの主ギヤ部と従ギヤ部にあって、それ
らの回転方向の相対位置を調整可能とするから、ギヤの
製作精度を緩めても噛み合い可能としてコストの低減を
図ることができる。
【0064】請求項8に係る発明によれば、駆動側ギヤ
および従動側ギヤを、摺動性を有する樹脂材料で形成す
るから、一層駆動伝達効率を向上することができる。
および従動側ギヤを、摺動性を有する樹脂材料で形成す
るから、一層駆動伝達効率を向上することができる。
【0065】請求項9に係る発明によれば、請求項1な
いし8のいずれか1に記載の駆動伝達ギヤ装置を備える
から、上述した効果を有する駆動伝達ギヤ装置を備えた
画像形成装置を得ることができる。
いし8のいずれか1に記載の駆動伝達ギヤ装置を備える
から、上述した効果を有する駆動伝達ギヤ装置を備えた
画像形成装置を得ることができる。
【図1】この発明に係る駆動伝達ギヤ装置の正面図であ
る。
る。
【図2】その左側面図である。
【図3】その駆動伝達ギヤ装置を構成する駆動側ギヤと
従動側ギヤの歯部の部分拡大正面図である。
従動側ギヤの歯部の部分拡大正面図である。
【図4】その駆動側ギヤの歯部の部分拡大正面図であ
る。
る。
【図5】他例の駆動伝達ギヤ装置における駆動側ギヤの
歯部の部分拡大正面図である。
歯部の部分拡大正面図である。
【図6】その斜視図である。
【図7】その従動側ギヤの歯部の部分拡大正面図であ
る。
る。
【図8】その斜視図である。
【図9】トルクリミッタにより位相調整を行う駆動側ギ
ヤの斜視図である。
ヤの斜視図である。
【図10】ワンウェイクラッチを用いて位相調整を行う
駆動側ギヤの斜視図である。
駆動側ギヤの斜視図である。
10 駆動側ギヤ 12 駆動側ギヤの主ギヤ部 14 駆動側ギヤの従ギヤ部 16 駆動側ギヤの連結部 18 駆動側ギヤの成形用連結部 20 従動側ギヤ 22 従動側ギヤの主ギヤ部 24 従動側ギヤの従ギヤ部 26 従動側ギヤの連結部 28 従動側ギヤの成形用連結部 D1 駆動側ギヤの主ギヤ部のピッチ円直径 D2 駆動側ギヤの主ギヤ部の歯底円直径 D3 駆動側ギヤの連結部の外径 D4 従動側ギヤの主ギヤ部のピッチ円直径
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 竹原 賢一 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 Fターム(参考) 2H071 CA02 CA05 DA15 3J009 DA11 DA16 DA18 EA04 EA05 EA11 EA21 EA32 EB01 EB15 EC02 FA17 FA18 3J030 AA11 AC02 BA01 BB03 BC01
Claims (9)
- 【請求項1】 噛み合う一対のギヤで構成する駆動伝達
ギヤ装置において、前記一対のギヤの駆動側ギヤに主ギ
ヤ部と従ギヤ部とを設けるとともに、従動側ギヤに、前
記駆動側ギヤの主ギヤ部と噛み合う主ギヤ部と、前記駆
動側ギヤ部の従ギヤ部と噛み合う従ギヤ部とを設ける一
方、前記駆動側ギヤおよび前記従動側ギヤの従ギヤ部を
各々の主ギヤ部のピッチ円直径と同一とし、各々の主ギ
ヤ部より小さなモジュールとしてなる、駆動伝達ギヤ装
置。 - 【請求項2】 前記駆動側ギヤおよび前記従動側ギヤの
主ギヤ部のモジュールを各々の従ギヤ部のモジュールの
整数倍としてなる、請求項1に記載の駆動伝達ギヤ装
置。 - 【請求項3】 前記駆動側ギヤと前記従動側ギヤの少な
くともいずれか一方の前記主ギヤ部と前記従ギヤ部の間
に、その主ギヤ部の歯底円直径以下の外径を有する連結
部を設けてなる、請求項1または2に記載の駆動伝達ギ
ヤ装置。 - 【請求項4】 前記駆動側ギヤおよび前記従動側ギヤを
一体成形で形成してなる、請求項1、2または3に記載
の駆動伝達ギヤ装置。 - 【請求項5】 前記駆動側ギヤまたは前記従動側ギヤの
前記主ギヤ部と前記従ギヤ部の間にあって、軸方向から
見て歯と歯とが重なり合う部分に成形用連結部を形成し
てなる、請求項4に記載の駆動伝達ギヤ装置。 - 【請求項6】 前記駆動側ギヤまたは前記従動側ギヤに
あって、前記主ギヤ部の歯の歯先と前記従ギヤ部の一部
の歯の歯先を一致し、それらの間に前記成形用連結部を
形成してなる、請求項5に記載の駆動伝達ギヤ装置。 - 【請求項7】 前記駆動側ギヤまたは前記従動側ギヤの
前記主ギヤ部と前記従ギヤ部にあって、それらの回転方
向の相対位置を調整可能としてなる、請求項1、2また
は3に記載の駆動伝達ギヤ装置。 - 【請求項8】 前記駆動側ギヤおよび前記従動側ギヤ
を、摺動性を有する樹脂材料で形成してなる、請求項1
ないし7のいずれか1に記載の駆動伝達ギヤ装置。 - 【請求項9】 請求項1ないし8のいずれか1に記載の
駆動伝達ギヤ装置を備えてなる、画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000341956A JP2002147543A (ja) | 2000-11-09 | 2000-11-09 | 駆動伝達ギヤ装置およびそれを備える画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000341956A JP2002147543A (ja) | 2000-11-09 | 2000-11-09 | 駆動伝達ギヤ装置およびそれを備える画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002147543A true JP2002147543A (ja) | 2002-05-22 |
Family
ID=18816603
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000341956A Pending JP2002147543A (ja) | 2000-11-09 | 2000-11-09 | 駆動伝達ギヤ装置およびそれを備える画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002147543A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007057886A (ja) * | 2005-08-25 | 2007-03-08 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
JP2008240880A (ja) * | 2007-03-27 | 2008-10-09 | Enplas Corp | 樹脂製歯車 |
JP2018087632A (ja) * | 2016-11-24 | 2018-06-07 | アイシン精機株式会社 | 歯車装置 |
US20200240503A1 (en) * | 2019-01-28 | 2020-07-30 | Ims Gear Se & Co. Kgaa | Gear for use in a gear transmission, gear pairing of a gear transmission and gear transmission with such a gear pair |
-
2000
- 2000-11-09 JP JP2000341956A patent/JP2002147543A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007057886A (ja) * | 2005-08-25 | 2007-03-08 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
JP2008240880A (ja) * | 2007-03-27 | 2008-10-09 | Enplas Corp | 樹脂製歯車 |
JP2018087632A (ja) * | 2016-11-24 | 2018-06-07 | アイシン精機株式会社 | 歯車装置 |
US20200240503A1 (en) * | 2019-01-28 | 2020-07-30 | Ims Gear Se & Co. Kgaa | Gear for use in a gear transmission, gear pairing of a gear transmission and gear transmission with such a gear pair |
US11927257B2 (en) * | 2019-01-28 | 2024-03-12 | IMS Gear SE &Co. KGaA | Gear for use in a gear transmission, gear pairing of a gear transmission and gear transmission with such a gear pair |
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