JP2004021055A - レーザプリンタ - Google Patents

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Masami Shiratori
白鳥 正己
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Funai Electric Co Ltd
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Abstract

【課題】部品点数を増加することなく、組み立て時の作業性を向上させることが可能なレーザプリンタを提供する。
【解決手段】このレーザプリンタは、第2側板5側に突出するようにアーム部材12の第2側板5側の第2側面部分12cに一体的に設けられた突起部12eと、この突起部12eと係合するとともに、アーム部材12の回動範囲を規制するために、第2側板5に設けられた長穴部5aとを備え、第1側板4に第1ギア9が取り付けられた状態で、第2ギア10に取り付けられたアーム部材12の第1側板4側の第1側面部分12aを第1側板4に取り付けることが可能なように、第1ギア9と第1側板4との間にアーム部材12の板厚Aよりも大きい隙間Bが設けられていることを特徴とする。
【選択図】図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、レーザプリンタなどの画像形成装置に関し、特に、ギアによって駆動を伝達する機構を備えたレーザプリンタなどの画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ギアによって駆動を伝達する機構を備えた装置として、減速装置や画像形成装置などが知られている。従来の減速装置は、実開昭37−5032号公報などに開示されている。また、従来の画像形成装置としては、ファクシミリ装置やレーザプリンタなどがあり、特開平11−343055号公報などに開示されている。以下、本願明細書では、画像形成装置の一例として、レーザプリンタを例にとって説明する。
【0003】
図6は、従来のレーザプリンタの内部構成を示した斜視図である。図7は、図6に示した従来のレーザプリンタのギアボックスの内部構成を示した分解斜視図である。図8は、図7に示したギアボックスの内部に配置されたアーム部材を示した拡大斜視図であり、図9は、図8に示したアーム部材の平面図である。まず、図6〜図9を参照して、従来のレーザプリンタの構造について説明する。
【0004】
従来のレーザプリンタでは、図6に示すように、用紙上にトナーを転写するためのトナータンク部と感光体(図示せず)とを有するトナーカートリッジ101が脱着可能に設けられている。トナーカートリッジ101の奥側には、トナーカートリッジ101によって転写された用紙上のトナーを定着させるための定着ユニット102が設けられている。この定着ユニット102には、定着ローラ(図示せず)と、加圧ローラ(図示せず)と、定着ローラと一体的に回転するギア102aとが設けられている。そして、加熱された定着ローラが加圧ローラにより押圧された状態で、定着ローラと加圧ローラとの間にトナーが転写された用紙を通過させることによって、用紙上のトナーが定着される。また、トナーカートリッジ101の側方には、ギアボックス103が設けられている。
【0005】
このギアボックス103は、図7に示すように、複数のギアを回転可能に取り付けることが可能な複数のギア軸を有する第1側板104と、第1側板104と対向するように取り付けられた第2側板105と、第1側板104と第2側板105との間に第1側板104の複数のギア軸に回転可能に取り付けられた複数のギアとを備えている。また、第2側板105には、第1側板104と第2側板105との間に配置された複数のギアを駆動するためのモータ106がブラケット106aを介して取り付けられている。そして、第1側板104と第2側板105との間に配置された複数のギアは、感光体、給排紙ローラ(図示せず)および用紙搬送ローラ(図示せず)などにモータ106の駆動が伝達されるように配置されている。具体的には、モータ106の駆動を各ギアに伝達するための2個の駆動伝達ギア107がモータ106のシャフトに設けられたギア106bとかみ合うように配置されている。そして、2個の駆動伝達ギア107の駆動は、複数の伝達ギア108を介して、感光体、給排紙ローラおよび用紙搬送ローラなどに伝達される。また、第1側板104と第2側板105との間には、定着ユニット102(図6参照)にモータ106の駆動を伝達するために、第1ギア109、第2ギア110、揺動ギア111およびアーム部材112からなるギア列113が配置されている。
【0006】
第1ギア109は、小径部109aを有するとともに、複数の伝達ギア108の1個とかみ合うように配置されている。そして、第2ギア110は、第1ギア109の小径部109aとかみ合うように配置されている。また、アーム部材112が、第2ギア110の回転中心を支点として回動するとともに、第2ギア110を挟み込むように取り付けられている。このアーム部材112は、図8および図9に示すように、第1側板104(図7参照)側の第1側面部分112aと、第1側面部分112aと連結部分112bを介して接続された第2側板105(図7参照)側の第2側面部分112cとを含んでいる。
【0007】
また、図7に示すように、アーム部材112の第1側面部分112aには、第1側板104側に突出するように突起部112dが設けられている。この突起部112dは、第1側板104に設けられた長穴部104aと係合している。これにより、アーム部材112は、第1側板104の長穴部104aの長さの範囲内のみで回動するように規制される。また、アーム部材112には、第1側板104の対応の突出部(図示せず)および第2側板105の対応の突出部105aにそれぞれはめ込まれる穴部112eおよび112fが設けられている。そして、アーム部材112には、揺動ギア111が第2ギア110とかみ合うように回転可能に取り付けられている。この揺動ギア111が定着ローラと一体的に回転するギア102a(図6参照)とかみ合うことにより定着ユニット102(図6参照)が駆動される。また、揺動ギア111は、回動するアーム部材112に取り付けられているので、第2ギア110の回転方向によって、揺動ギア111は、定着ローラと一体的に回転するギア102aとかみ合ったりかみ合わなかったりする。これにより、第2ギア110の回転方向を制御することによって、用紙排出時のみ定着ユニット102が駆動される。
【0008】
次に、図7を参照して、従来のギアボックス103の組み立て作業としては、まず、揺動ギア111をアーム部材112に取り付ける。そして、第2ギア110を挟み込むように、揺動ギア111が取り付けられたアーム部材112を第2ギア110に取り付ける。次に、第1ギア109の小径部109aと第2ギア110とをかみ合わせた状態で、第1ギア109とアーム部材112が取り付けられた第2ギア110とを同時に第1側板104に取り付ける。この際、アーム部材112の穴部112eを第1側板104の対応の突出部にはめ込むとともに、アーム部材112の突起部112dと第1側板104の長穴部104aとを係合させる。これにより、ギア列113が組み立てられる。そして、2個の駆動伝達ギア107および複数の伝達ギア108を第1側板104に取り付けた後、モータ106が取り付けられた第2側板105を第1側板104に対向するように取り付ける。この際、第2側板105の突出部105aにアーム部材112の穴部112fをはめ込む。このようにして、従来のギアボックス103の組み立て作業が行われる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図7に示した従来のギア列113では、上記のように、第1ギア109の小径部109aと第2ギア110とをかみ合わせた状態で、第1ギア109とアーム部材112が取り付けられた第2ギア110とを同時に第1側板104に取り付ける必要があった。すなわち、第1ギア109を先に第1側板104に取り付けた場合には、第1ギア109によって第1側板104の長穴部104aが塞がれる。このため、アーム部材112が取り付けられた第2ギア110を第1側板104に取り付ける際に、アーム部材112の突起部112dを第1側板104の長穴部104aに係合させるのが困難であるとともに、アーム部材112の穴部112eを第1側板104の対応の突出部にはめ込むのが困難になる。また、アーム部材112が取り付けられた第2ギア110を先に第1側板104に取り付けた場合には、第1ギア109を第1側板104の対応のギア軸(図示せず)に取り付ける際に、第1ギア109の大径部と第2ギア110とが当たるので、第1ギア109の小径部109aと第2ギア110とがかみ合うように第1ギア109を取り付けるのが困難である。このため、上述したように、第1ギア109の小径部109aと第2ギア110とをかみ合わせた状態で、第1ギア109とアーム部材112が取り付けられた第2ギア110とを同時に第1側板104に取り付ける必要があった。その結果、組立作業が複雑になるので、組み立て時の作業性を向上させるのが困難であるという問題点があった。
【0010】
そこで、従来、上述した特開平11−343055号公報において、組み立て時の作業性を向上させるためのギア列が提案されている。この特開平11−343055号公報では、駆動側ギアと従動側ギアとが別々の側板に取り付けられているとともに、駆動側ギアの駆動を従動側ギアに伝達するために、所定の支点を中心として回動する揺動ギアが配置されている。
【0011】
しかしながら、特開平11−343055号公報では、従動側ギアを取り付けるための側板と、駆動側ギアの駆動を従動側ギアに伝達するための揺動ギアと、揺動ギアを所定の支点を中心として回動させるためのアームとが新たに追加されている。このため、部品点数が以前に比べて増加するという問題点がある。
【0012】
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、
この発明の目的は、部品点数を増加することなく、組み立て時の作業性を向上させることが可能なレーザプリンタを提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1におけるレーザプリンタは、複数のギアを回転可能に取り付けることが可能な複数のギア軸を有する第1側板と、第1側板と対向するように取り付けられた第2側板と、第1側板と第2側板との間に第1側板に回転可能に取り付けられ、モータの駆動を伝達するための第1ギアと、第1側板に回転可能に取り付けられ、第1ギアの駆動が伝達される第2ギアと、第2ギアの回転中心を支点として回動するとともに、第2ギアを挟み込むように取り付けられ、第1側板側に位置する第1部分と第1部分と連結部分を介して接続された第2側板側に位置する第2部分とを含むアーム部材と、アーム部材に回転可能に取り付けられ、定着ユニットに駆動を伝達するための揺動ギアとを備えたレーザプリンタにおいて、第2側板側に突出するようにアーム部材の第2側板側の第2部分に一体的に設けられた突起部と、アーム部材の第2側板側の第2部分に設けられた突起部と係合するとともに、アーム部材の回動範囲を規制するように、第2側板に設けられた長穴部とを備え、第1側板に第1ギアが取り付けられた状態で、第2ギアに取り付けられたアーム部材の第1側板側の第1部分を第1側板に取り付けることが可能なように、第1ギアと第1側板との間にアーム部材の板厚よりも大きい隙間が設けられていることを特徴とする。
【0014】
請求項1では、上記のように、第2側板側に突出するようにアーム部材の第2側板側の第2部分に突起部を設けるとともに、アーム部材の突起部が係合する長穴部を第2側板に設け、かつ、第1側板に第1ギアが取り付けられた状態で、第2ギアに取り付けられたアーム部材の第1側板側の第1部分を第1側板に取り付けることが可能なように、第1ギアと第1側板との間にアーム部材の板厚よりも大きい隙間を設けることによって、第2ギアに取り付けられたアーム部材の第1側板側の第1部分を第1側板に取り付ける際に、従来のように、アーム部材の突起部と第1側板の長穴部とを係合させる必要がないので、第1ギアを第1側板に取り付けた後に、第1ギアを動かすことなく、第2ギアに取り付けられたアーム部材の第1側板側の第1部分を第1側板に取り付けることができる。これにより、第1ギアとアーム部材が取り付けられた第2ギアとを第1側板に別々に取り付けることができるので、組み立て時の作業性を向上させることができる。また、突起部をアーム部材の第2側板側の第2部分に一体的に設けることによって、突起部をアーム部材の第2側板側の第2部分に設けたとしても、部品点数が増加することがない。
【0015】
請求項2における画像形成装置は、複数のギアを回転可能に取り付けることが可能な第1側板と、第1側板と対向するように取り付けられた第2側板と、第1側板と第2側板との間に第1側板に回転可能に取り付けられた第1ギアと、第1側板に回転可能に取り付けられ、第1ギアの駆動が伝達される第2ギアと、第2ギアの回転中心を支点として回動するとともに、第2ギアを挟み込むように取り付けられたアーム部材と、アーム部材に回転可能に取り付けられた揺動ギアと、第2側板側に突出するようにアーム部材の第2側板側に設けられた突起部と、アーム部材の第2側板側に設けられた突起部と係合するとともに、第2側板に設けられた長穴部とを備える。
【0016】
請求項2では、上記のように、第2側板側に突出するようにアーム部材の第2側板側に突起部を設け、かつ、アーム部材の突起部が係合する長穴部を第2側板に設けることによって、第2ギアに取り付けられたアーム部材の第1側板側を第1側板に取り付ける際に、従来のように、アーム部材の突起部と第1側板の長穴部とを係合させる必要がないので、第1ギアを第1側板に取り付けた後に、第2ギアに取り付けられたアーム部材の第1側板側を第1側板に取り付けることができる。これにより、第1ギアとアーム部材が取り付けられた第2ギアとを第1側板に別々に取り付けることができるので、組み立て時の作業性を向上させることができる。
【0017】
請求項3における画像形成装置は、請求項2の構成において、第1側板に第1ギアが取り付けられた状態で、第2ギアに取り付けられたアーム部材の第1側板側の部分を第1側板に取り付けることが可能なように、第1ギアと第1側板との間にアーム部材の板厚よりも大きい隙間が設けられている。このように構成すれば、第1ギアを第1側板に取り付けた後に、第1ギアを動かすことなく、第2ギアに取り付けられたアーム部材の第1側板側の部分を第1側板に取り付けることができる。
【0018】
請求項4における画像形成装置は、請求項2または3の構成において、アーム部材の第2側板側に設けられた突起部は、アーム部材の第2側板側に一体的に設けられている。このように構成すれば、突起部をアーム部材の第2側板側に設けたとしても、部品点数が増加することがない。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0020】
図1は、本発明の一実施形態によるレーザプリンタの内部構成を示した斜視図である。図2は、図1に示した一実施形態によるレーザプリンタのギアボックスの内部構成を示した分解斜視図である。図3は、図2に示したギアボックスの第1ギア、第2ギア、アーム部材および第1側板の一部を示した部分拡大図である。図4は、図2に示したギアボックスの内部に配置されたアーム部材を示した拡大斜視図であり、図5は、図4に示したアーム部材の平面図である。まず、図1〜図5を参照して、本実施形態によるレーザプリンタの構造について説明する。
【0021】
本実施形態によるレーザプリンタでは、図1に示すように、用紙上にトナーを転写するためのトナータンク部と感光体(図示せず)とを有するトナーカートリッジ1が脱着可能に設けられている。トナーカートリッジ1の奥側には、トナーカートリッジ1によって転写された用紙上のトナーを定着させるための定着ユニット2が設けられている。この定着ユニット2には、定着ローラ(図示せず)と、加圧ローラ(図示せず)と、定着ローラと一体的に回転するギア2aとが設けられている。そして、加熱された定着ローラが加圧ローラにより押圧された状態で、定着ローラと加圧ローラとの間にトナーが転写された用紙を通過させることによって、用紙上のトナーが定着される。また、トナーカートリッジ1の側方には、ギアボックス3が設けられている。
【0022】
このギアボックス3は、図2に示すように、複数のギアを回転可能に取り付けることが可能な複数のギア軸を有する第1側板4と、第1側板4と対向するように取り付けられた第2側板5と、第1側板4と第2側版5との間に第1側板4の複数のギア軸に回転可能に取り付けられた複数のギアとを備えている。また、第2側板5には、第1側板4と第2側板5との間に配置された複数のギアを駆動するためのモータ6がブラケット6aを介して取り付けられている。そして、第1側板4と第2側板5との間に配置された複数のギアは、感光体、給排紙ローラ(図示せず)および用紙搬送ローラ(図示せず)などにモータ6の駆動が伝達されるように配置されている。具体的には、モータ6の駆動を各ギアに伝達するための2個の駆動伝達ギア7がモータ6の
シャフトに設けられたギア6bとかみ合うように配置されている。そして、2個の駆動伝達ギア7の駆動は、複数の伝達ギア8を介して、感光体、給排紙ローラおよび用紙搬送ローラなどに伝達される。また、第1側板4と第2側板5との間には、定着ユニット2(図1参照)にモータ6の駆動を伝達するために、第1ギア9、第2ギア10、揺動ギア11およびアーム部材12からなるギア列13が配置されている。
【0023】
ここで、本実施形態では、図2に示すように、第1ギア9は、小径部9aを有するとともに、複数の伝達ギア8の1個とかみ合うように配置されている。また、第1側板4には、第1ギア9と第1側板4との間に、図3に示すように、アーム部材12の板厚Aよりも大きい隙間Bが形成されるようなボス部4bが設けられている。また、第2ギア10が、第1ギア9の小径部9aとかみ合うように配置されている。また、アーム部材12が、図2に示すように、第2ギア10の回転中心を支点として回動するとともに、第2ギア10を挟み込むように取り付けられている。
【0024】
このアーム部材12は、図4および図5に示すように、第1側板4(図2参照)側の第1側面部分12aと、第1側面部分12aと連結部分12bを介して接続された第2側板5(図2参照)側の第2側面部分12cとを含んでいる。なお、第1側面部分12aは、本発明の「第1部分」の一例であり、第2側面部分12cは、本発明の「第2部分」の一例である。また、アーム部材12には、第1側板4の対応の突出部4a(図3参照)および第2側版5の対応の突出部5b(図2参照)にそれぞれ嵌め込まれる穴部12fおよび12gが設けられている。そして、図3に示すように、アーム部材12の第1側面部分12aの端部12dが第1ギア9の下方に位置するように、アーム部材12の第1側面部分12aの穴部12fが第1側板4の対応の突出部4aに取り付けられている。
【0025】
また、本実施形態では、図2に示すように、アーム部材12の第2側板5側の第2側面部分12cに、第2側板5側に突出するように突起部12eが一体的に設けられている。この突起部12eは、第2側板5に設けられた長穴部5aと係合する。これにより、アーム部材12は、第2側板5の長穴部5aの長さの範囲内のみで回動するように規制される。また、アーム部材12には、揺動ギア11が第2ギア10とかみ合うように回転可能に取り付けられている。この揺動ギア11が定着ローラと一体的に回転するギア2a(図1参照)とかみ合うことにより定着ユニット2(図1参照)が駆動される。また、揺動ギア11は、回動するアーム部材12に取り付けられているので、第2ギア10の回転方向によって、揺動ギア11は、定着ローラと一体的に回転するギア2aとかみ合ったりかみ合わなかったりする。これにより、第2ギア10の回転方向を制御することによって、用紙排出時のみ定着ユニット2が駆動される。
【0026】
なお、図2および図3を参照して、本実施形態によるギアボックス3の組み立て作業としては、まず、揺動ギア11をアーム部材12に取り付ける。そして、第2ギア10を挟み込むように、揺動ギア11が取り付けられたアーム部材12を第2ギア10に取り付ける。
【0027】
次に、本実施形態では、第1側板4に第1ギア9を先に取り付ける。その後、図3に示すように、第2ギア10に取り付けられたアーム部材12を第1ギア9から離れる方向(図3中の矢印C方向)にずらしながら、第1ギア9の小径部9aと第2ギア10とがかみ合うように第2ギア10を第1側板4に取り付ける。そして、アーム部材12の第1側面部分12aが第1ギア9と第1側板4との間に設けられた隙間Bに到達したときに、第1ギア9から離れる方向(図3中の矢印C方向)にずらされたアーム部材12を元の位置に戻すことによって、アーム部材12の第1側面部分12aの穴部12fを第1側板4の突出部4aにはめ込む。これにより、ギア列13(図2参照)が組み立てられる。そして、図2に示すように、2個の駆動伝達ギア7および複数の伝達ギア8を第1側板4に取り付けた後、モータ6が取り付けられた第2側板5を第1側板4に対向するように取り付ける。このとき、アーム部材12の突起部12eと第2側板5の長穴部5aとを係合させるとともに、アーム部材12の穴部12gを第2側板5の対応の突出部5bにはめ込む。このようにして、本実施形態によるギアボックス3の組み立て作業が行われる。
【0028】
本実施形態では、上記のように、第2側板5側に突出するようにアーム部材12の第2側板5側の第2側面部分12cに突起部12eを設けるとともに、アーム部材12の突起部12eが係合する長穴部5aを第2側板5に設け、かつ、第1側板4に第1ギア9が取り付けられた状態で、第2ギア10に取り付けられたアーム部材12の第1側板4側の第1側面部分12aを第1側板4に取り付けることが可能なように、第1ギア9と第1側板4との間にアーム部材12の板厚Aよりも大きい隙間Bを形成するためのボス部4bを設けることによって、第2ギア10に取り付けられたアーム部材12の第1側板4側の第1側面部分12aを第1側板4に取り付ける際に、図7に示した従来のギア列113のように、アーム部材112の突起部112dと第1側板104の長穴部104aとを係合させる必要がない。これにより、第1ギア9を第1側板4に取り付けた後に、第1ギア9を動かすことなく、第2ギア10に取り付けられたアーム部材12の第1側板4側の第1側面部分12aを第1側板4に取り付けることができる。これにより、第1ギア9とアーム部材12が取り付けられた第2ギア10とを第1側板4に別々に取り付けることができるので、組み立て時の作業性を向上させることができる。
【0029】
また、本実施形態では、上記のように、突起部12eをアーム部材12の第2側板5側の第2側面部分12cに一体的に設けることによって、突起部12eをアーム部材12の第2側板5側の第2側面部分12cに設けたとしても、部品点数が増加することがない。
【0030】
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
【0031】
たとえば、上記実施形態では、本発明をレーザプリンタのギアボックスに適用する例を示したが、本発明はこれに限らず、レーザプリンタ以外の画像形成装置のギアボックスにも適用可能である。
【0032】
また、上記実施形態では、アーム部材12の回動範囲を規制するための突起部12eをアーム部材12に一体的に設けるようにしたが、本発明はこれに限らず、アーム部材に突起部を後付けするようにしてもよい。
【0033】
また、上記実施形態では、第1側板4と第1ギア9との間に、アーム部材12の板厚Aよりも大きい隙間B(図3参照)を形成するために、ボス部4bを第1側板4に設けて第1ギア9を取り付けるようにしたが、本発明はこれに限らず、第1ギア側に隙間Bを形成するためのボス部を設けるようにしてもよい。
【0034】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、部品点数を増加することなく、組み立て時の作業性を向上させることが可能なレーザプリンタを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態によるレーザプリンタの内部構成を示した斜視図である。
【図2】図1に示した一実施形態によるレーザプリンタのギアボックスの内部構成を示した分解斜視図である。
【図3】図2に示したギアボックスの第1ギア、第2ギア、アーム部材および第1側板の一部を示した部分拡大図である。
【図4】図2に示したギアボックスの内部に配置されたアーム部材を示した拡大斜視図である。
【図5】図4に示したアーム部材の平面図である。
【図6】従来のレーザプリンタの内部構成を示した斜視図である。
【図7】図6に示した従来のレーザプリンタのギアボックスの内部構成を示した分解斜視図である。
【図8】図7に示したギアボックスの内部に配置されたアーム部材を示した拡大斜視図である。
【図9】図8に示したアーム部材の平面図である。
【符号の説明】
2 定着ユニット
4 第1側板
5 第2側板
5a 長穴部
6 モータ
9 第1ギア
10 第2ギア
11 揺動ギア
12 アーム部材
12a 第1側面部分(第1部分)
12b 連結部分
12c 第2側面部分(第2部分)
12e 突起部

Claims (4)

  1. 複数のギアを回転可能に取り付けることが可能な複数のギア軸を有する第1側板と、前記第1側板と対向するように取り付けられた第2側板と、前記第1側板と前記第2側板との間に前記第1側板に回転可能に取り付けられ、モータの駆動を伝達するための第1ギアと、前記第1側板に回転可能に取り付けられ、前記第1ギアの駆動が伝達される第2ギアと、前記第2ギアの回転中心を支点として回動するとともに、前記第2ギアを挟み込むように取り付けられ、前記第1側板側に位置する第1部分と前記第1部分と連結部分を介して接続された前記第2側板側に位置する第2部分とを含むアーム部材と、前記アーム部材に回転可能に取り付けられ、定着ユニットに駆動を伝達するための揺動ギアとを備えたレーザプリンタにおいて、
    前記第2側板側に突出するように前記アーム部材の前記第2側板側の第2部分に一体的に設けられた突起部と、
    前記アーム部材の前記第2側板側の第2部分に設けられた突起部と係合するとともに、前記アーム部材の回動範囲を規制するために、前記第2側板に設けられた長穴部とを備え、
    前記第1側板に前記第1ギアが取り付けられた状態で、前記第2ギアに取り付けられた前記アーム部材の前記第1側板側の第1部分を前記第1側板に取り付けることが可能なように、前記第1ギアと前記第1側板との間に前記アーム部材の板厚よりも大きい隙間が設けられていることを特徴とする、レーザプリンタ。
  2. 複数のギアを回転可能に取り付けることが可能な第1側板と、
    前記第1側板と対向するように取り付けられた第2側板と、
    前記第1側板と前記第2側板との間に前記第1側板に回転可能に取り付けられた第1ギアと、
    前記第1側板に回転可能に取り付けられ、前記第1ギアの駆動が伝達される第2ギアと、
    前記第2ギアの回転中心を支点として回動するとともに、前記第2ギアを挟み込むように取り付けられたアーム部材と、
    前記アーム部材に回転可能に取り付けられた揺動ギアと、
    前記第2側板側に突出するように前記アーム部材の前記第2側板側に設けられた突起部と、
    前記アーム部材の前記第2側板側に設けられた突起部と係合するとともに、前記第2側板に設けられた長穴部とを備えた、画像形成装置。
  3. 前記第1側板に前記第1ギアが取り付けられた状態で、前記第2ギアに取り付けられた前記アーム部材の前記第1側板側の部分を前記第1側板に取り付けることが可能なように、前記第1ギアと前記第1側板との間に前記アーム部材の板厚よりも大きい隙間が設けられている、請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記アーム部材の前記第2側板側に設けられた突起部は、前記アーム部材の第2側板側に一体的に設けられている、請求項2または3に記載の画像形成装置。
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