JPH08332628A - 孔あけ機のための自動前送り装置を備えた孔あけスタンド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンクリート覆いに下から孔あけするための
構造簡単で調節容易な孔あけスタンドを提供する。 【解決手段】 手動孔あけ機（３０）のための孔あけス
タンドは長さ可変の支柱（２，４）を有し、この支柱に
沿って孔あけ機（３０）のための締付けチャック（２
０）が摺動可能に案内されている。ばね（５０）が孔あ
け機（３０）を前送り方向に押す。支柱（２，４）上に
調節可能な調節装置（４０）により孔あけ機（３０）は
ばね（５０）を経て押し上げられ、ばね（５０）は前送
り力を生成すべく押し縮められる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、孔あけ機のための
自動前送り装置付孔あけスタンドに係り、特にコンクリ
ート覆い、又は同様のものに孔をあけるための孔あけス
タンドに係る。

【０００２】

【従来の技術】コンクリート覆いは通常下から上向きに
孔あけされることによって、切削粉は重力により常に自
由に孔から下向きに落下できる。孔あけ作業は大きな力
を要する。なぜなら孔あけ機は手動で下から上向きに押
し付けられなければならないからである。この場合、作
業者は同時にあけられた孔から落下する切削粉に曝され
る。

【０００３】この作業は振動しやすい長いドリルを用い
るため危険でなくはなく、又同時に切削粉を吸い込むこ
とにより健康に害を与える。

【０００４】既にコンクリート覆いに孔あけ機を押し付
けるための自動液圧式前送り装置を備えた孔あけスタン
ドは知られている。そのような液圧式前送り装置は構造
的に複雑であり、それに相当して製造に費用がかかる。
そのためそれらは大きな直径のコンクリート孔の形成の
ための大きくて重い孔あけ機にのみ適している。液圧式
前送り装置はコンクリート覆いに小さな孔をあけるため
の手動孔あけ機については使われなかった。

【０００５】孔あけ機をコンクリート覆いに対し下から
押し付けるための揺動てこを備えた孔あけスタンドも知
られている。これらはより簡単な作業を可能にするが、
依然として作業者は孔から落下する粉に曝される。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】この発明の課題は、手
動孔あけ機用の自動前送り装置を備えた携帯用の簡単で
軽い孔あけスタンドを作り、それによって手動力の消耗
も無く又切削粉に曝されることなく上述の欠点を回避し
てコンクリートに孔あけすることができるようにするこ
とである。

【０００７】

【課題を解決するための手段】この課題の解決のため
に、本発明は、二つ入筒式に調節可能な棒よりなる長さ
可能な支柱と、前記二つの棒の一方の上に軸線方向に移
動可能に案内された孔あけ機のための担持装置と、前記
棒上に移動し係止可能で前記担持装置との間に配置され
た前送り圧縮ばねを経て前記担持装置を前送りするため
の調節装置とを有し、これにより前記孔あけ機に締め付
けられたドリルが孔あけ位置にて前記調節装置を経て前
記前送り圧縮ばねの圧縮により前記担持装置上にて前送
り力を及ぼされるようになっている孔あけスタンドを提
供する。

【０００８】

【発明の作用及び効果】コンクリート孔あけのために孔
あけスタンドは床とコンクリート覆いの間に設置され、
その際長さを変えることによりその空間の高さに適合さ
せる。そして最後に床と覆いの間でしっかりと固定され
る。続いて調節装置の作動により孔あけ機を伴う担持装
置は送り圧縮ばねによってドリルが覆いに接するまで上
向きに押しやられる。調節装置は続いて上向きに動かさ
れ、ドリルを必要な前送り力にて覆いに押し付けるまで
ばねは押し縮められる。孔あけスタンドはかくして設定
され、そして孔あけ機は遠隔制御によりスイッチを入れ
られてよい。覆いが孔あけされた後、孔あけ機は遠隔制
御によりスイッチを切られそして調節装置は前送りばね
を弛め、孔あけ機は孔あけ位置から遠ざかるよう下へ動
かされる。コンクリートの貫通孔は、かくして手動の力
の消耗なく又切削粉に曝されることなく簡単な孔あけス
タンドとして実施される。

【０００９】孔あけスタンドとしては、枠組み用に用い
られる如きありふれた長さ可変の支柱が用いられてよ
い。これらの支柱は、通常下側のスタンドパイプ或は棒
より成り、その中に上側の棒が移動可能に受け入れられ
ている。更にこれらの公知の支柱は、支柱の長さを変え
るための装置を有する。上の棒に、孔あけ機のための担
持装置と調節装置と前送り圧縮ばねが取り付けられれば
よい。この場合、前送り圧縮ばねはコイルばねであって
よく、コイルばねは孔あけ棒の周りに配置されてよい。

【００１０】孔あけ機を伴った担持装置を持ち上げ又前
送り圧縮ばねを押し縮めるための調節装置は上側の棒に
ねじリングを備えていてよく、このねじリングは上側棒
のねじ部に座していてよい。ねじリングは孔あけ機を伴
った担持装置の持ち上げと前送り圧縮ばねの押し縮めの
後、上側棒に係止されてよい。

【００１１】好ましくは、調節装置は棒上に移動可能な
第一の調節ヘッドを有し、調節ヘッドには回転可能な摩
擦ロールが取り付けられ、該摩擦ロールは前送り圧縮ば
ねによる荷重のもとに棒の滑り面と調節ヘッドの斜面の
間に自動的にくさび止め可能に且つくさび位置へ向かう
方向にばね荷重をかけられ、摩擦ロールが外から駆動さ
れることにより、調節ヘッドは棒上を移動し、担持装置
を孔あけ位置へ移動させ、又前送り圧縮ばねを押し縮め
る。又摩擦ロールはばね荷重に抗してくさび位置より離
れる方向に移動され、前送り圧縮ばねは調節ヘッドが反
対の方向に移動されて弛められ、担持装置は孔あけ位置
より離れる方向へ移動される。この場合、摩擦ロール
は、支柱の縦軸線に対し斜めに配置された長孔に装着さ
れてよく、調節ヘッドの両側にて案内装置により係合さ
れてよい。案内装置は取手を備えていてよく、前記斜面
は長孔の側面により形成され、前記側面は送り方向に棒
の走行面に近づくように収斂し、案内部材と調節ヘッド
の間にはばねが設けられ、このばねは摩擦ロールをくさ
び位置へ押しやる。

【００１２】支柱の長さを変えるための装置は摩擦駆動
装置より成っていてよく、第二の調節ヘッドを備え、摩
擦駆動装置は下側の棒に設けられている。長さ可変の支
柱のため摩擦駆動装置を備えた調節ヘッドは例えばＤＥ
−ＰＳ２６３０４４６に記載されている。第二の調節ヘ
ッドには回転可能な摩擦ロールが設けられており、この
摩擦ロールは上側の棒を経た荷重の作用のもとに上側棒
の走行面と調節ヘッドの斜面との間にくさび係合可能
に、くさび位置へ向かう方向にばね負荷をかけられてい
る。支柱はこの場合摩擦ロールの駆動により上側の棒が
下側の棒より抜き出されることにより長くされ、又支柱
を短くするためには摩擦ロールがくさび位置よりばね荷
重に抗して離れる方向へ移動され、これによって上側棒
は簡単に下側棒内へ再び押し込まれる。

【００１３】摩擦駆動装置を備えたこれら二つの調節ヘ
ッドに代えて、二つの棒の間にねじ係合装置を設け、そ
れを互いに回転させることにより棒の長さが必要な長さ
に調節されてよく、調節後ピン又は同様のものによりそ
れが係止されてよい。更に二つの直径方向に向かい合っ
た二つの孔が設けられ、一方の棒には一連の軸線方向に
隔置された孔が設けられ、支柱を必要な長さに調節する
にはピンが二つの棒の選択された孔に通されてよい。こ
の場合、支柱は床と覆いの間に補助くさびその他同様の
ものにより張設されてよい。

【００１４】孔あけ機の担持装置のための第一の調節ヘ
ッドと支柱の長さを変えるための第二の調節ヘッドと
は、第一の調節ヘッドは一つの棒（内側、上側の棒）に
移動可能に取り付けられ、又第二の調節ヘッドは他の一
つの棒（外側、下側の棒）に例えば溶接により設けられ
ていることを除き、実質的に同じ構造であってよい。更
に第一の調節ヘッドの斜めのくさび面は内側棒の走行面
に対し前送り圧縮ばねへ向けて上向きに収斂するのに対
し、第二の調節ヘッドの斜めのくさび面は、内側棒の走
行面に対し反対方向に収斂する。これら二つの調節ヘッ
ドは互いに１８０°異なった向きに配置されている。

【００１５】

【発明の実施の形態】本発明の実施例が図に示されてお
り、以下に実施例について説明する。

【００１６】この孔あけスタンドは図１に示されている
如く下の外側の中空の棒２と上の内側の中空の棒４とを
有する。上の内側の棒は、下の外側の棒２内に入筒式に
受け入れられている。支柱の長さを変えるために棒２と
４は長さ方向に相対的に互いにずらされる。下側棒２
は、その下端に拡大された足部２ａを有し、そして上側
の棒はその上端に拡大されたヘッド部４ａを有する。

【００１７】上部棒４には孔あけ機３０のための締付け
チャック２０を伴う担持装置１０が摺動可能に配置され
ている。担持装置１０は莢部１２を有する。その莢部は
その横断面形状に於いて棒４の横断面形状に合わせられ
ている。好ましくは棒２と４は四角形状を有するが、他
の形状例えば円形の棒の如きも同様に考えられる。孔あ
け機３０の充分な調整のために締付けチャック２０は支
柱に対して半径方向及び周方向に調節可能である。担持
装置１０の下には調節装置４０が上側の棒４上に設けら
れている。この調節装置は棒４に固定可能である。調節
装置４０と担持装置１０の間には前送り圧縮ばね５０が
上側の棒４上に設置されている。第一のばね座リング５
２がばね５０の上端と担持装置１０の間に設けられ、第
二のばね座リング５４がばね５０の下端と担持装置４０
の間に設けられている。調節装置４０の棒４上での上向
きの移動によりばね５０は孔あけ機に取り付けられたド
リル２２が覆いＤに孔あけされる位置に接するまで担持
装置１０と孔あけ機３０と共に押し上げられ、それから
更に必要な送り力にてドリルが覆い５０に対して押し付
けられるよう調節装置４０によるばね５０の下端の上方
への押し付けによりばね５０は圧縮される。

【００１８】次に図２と図３を参照して調節装置４０を
詳細に説明する。調節装置４０は摩擦駆動装置を備えた
第一の調節ヘッド１００を有する。この摩擦駆動装置は
摩擦ローラ１０２を有し、この摩擦ローラは調節ヘッド
１００の前壁１０６と後壁１０８の長孔１０４に装着さ
れている。この長孔１０４は支柱の縦軸線Ｘ−Ｘに対し
鋭角αに配置されており、角度の先端は上側棒４のヘッ
ド部４ａに向けられている。摩擦ロール１０２は中央部
分１０２ａを有し、該中央部分は上側棒４の走行面４′
に座している。摩擦ロール１０２は中央部分１０２ａの
両側により大きな直径を有する端部１０２ｂを有する。
これら両端は上側棒４の側面に向かい合っており、長孔
１０４内に移動可能に受け入れられ且つ案内されてい
る。前送り圧縮ばね５０により調節ヘッド１００は下へ
向けて押され、上向きに収斂する長孔１０４の斜めくさ
び面１０４′により摩擦ロール１０２は上側棒４の走行
面４′と該走行面に対向する長孔１０４のくさび面１０
４′の間にくさび止めされ、即ちロックされる。

【００１９】案内装置１３０が調節ヘッド１００にラグ
部１３４にて水平方向軸線Ｙ−Ｙの周りに枢動ピン１３
２により枢動可能に装着されている。この案内装置１３
０はＵ字型に形成され、調節ヘッド１００の前壁１０６
と後壁１０８に係合し且つその自由端部に半円径の切欠
き１３４ａを備えた２本の脚部１３０ａ、１３０ｂを備
えている。上記の切欠きには摩擦ロール１０２の端部１
０２ｂが受け入れられている。図１と図２に於いては前
側の脚部１３０ａは除去して示されている。Ｕ字型をし
た案内装置１３０の橋渡し部１３０ｃに取手１３６が設
けられている。コイルばね１３８が駆動ピン１３２に装
着され、案内装置１３０を時計廻り方向に押圧し、それ
に対応して摩擦ロール１０２を長孔１０４内にて走行面
４′とくさび面１０４′の間に上向きにくさび位置へ押
圧する。

【００２０】手動クランク１４０が摩擦ロール１０２の
横孔に揺動可能に設けられている。手動クランク１４０
の反時計廻り方向の回転により摩擦ロール１０２を経て
調節ヘッド１００は内側棒４上で上向きに動かされ、孔
あけ機３０を持上げ、前送りばね５０を圧縮する。上側
棒４へ向かう方向へ取手１３６の押し付けにより摩擦ロ
ール１０２は長孔１０４内にてくさび位置より離れるよ
う下向きに動かされ、調節ヘッド１００は、前送りばね
５０をゆるめ、孔あけ機３０を下げるよう上側の棒上を
自由に下方へ動くことができる。調節ヘッド１００は細
長い莢１４２を有し、その断面形状は上側棒４に適合し
ており、回転しないように棒に案内されている。下側の
ばね座リング５４は細長い莢１４２の上端に座してい
る。

【００２１】支柱の長さを変更するため、第二の調節ヘ
ッド１００′が設けられている。図１と図２を参照され
たい。第二の調節ヘッド１００′は担持装置１０の持ち
上げとばね５０の圧縮のための第一の調節ヘッド１００
に実質的に相当する。但し、第二の調節ヘッド１００′
は第一の調節ヘッド１００に対し１８０°回転されてお
り、即ち支柱の縦軸線Ｘ−Ｘと長孔１０４′縦軸の間の
角度α′の頂点は下側棒２の下端へ向けられている。更
に第二の調節ヘッド１００′は上側棒４上に摺動するの
ではなく、下側棒２に溶接により固定されている。第二
の調節ヘッド１００′の他の全ての構造部は第一の調節
ヘッド１００の構造部に同じであり、従ってこれらの構
造部の記述はここでは不必要であろう。

【００２２】荷重下に於いて第二の下側調節ヘッド１０
０′の摩擦ロール１０２′は自動的に上側棒４の走行面
４′とそれに向かい合った長孔１０４′のくさび面の間
にくさび止めされることは明らかであろう。コイルばね
１３８′は案内装置１３０′を経て摩擦ロール１０２′
を下向きにくさび位置へ押し付ける。支柱を長くするた
め摩擦ロール１０２′は時計廻り方向に手動クランク１
４０′により回転される。ばね１３８′に抗して下側棒
４に向かう方向に手動クランク１３６を押圧することに
より摩擦ロール１０２′はくさび位置より外れるように
上向きに動かされ、従って上側棒４は支柱を短くするよ
う下側棒２内に押し込められ得る。このスタンドは床に
下向きに孔をあけるためにも又垂直な壁に孔をあけるべ
く水平にも用いられ得る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の孔あけスタンドをそれに取り付けられ
た孔あけ機と共に示す図。

【図２】支柱の長さ変え担持装置を持ち上げ前送り圧縮
ばねを圧縮するための調節ヘッドの拡大図。

【図３】図２の線３−３に沿う断面図。

【符号の説明】

２，４…中空の棒 ２ａ…足部 ４ａ…ヘッド部 ４′…走行面 １０…担持装置 ２０…締付けチャック ２２…ドリル ３０…孔あけ機 ４０…調節装置 ５０…ばね ５２，５４…ばね座リング １００，１００′…調節ヘッド １０２，１０２′…摩擦ロール １０２ａ…中央部分 １０２ｂ…端部 １０４…長孔 １０４′…くさび面 １０６…前壁 １０８…後壁 １３０…案内装置 １３０ａ，１３０ｂ…脚部 １３０ｃ…橋渡し部 １３２…枢動ピン １３４ａ…切欠き １３６…取手 １３８…コイルばね １４０，１４０′…手動クランク １４２…莢

Claims (8)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】二つ入筒式に調節可能な棒よりなる長さ可
   能な支柱と、前記二つの棒の一方の上に軸線方向に移動
   可能に案内された孔あけ機のための担持装置と、前記棒
   上に移動し係止可能で前記担持装置との間に配置された
   前送り圧縮ばねを経て前記担持装置を前送りするための
   調節装置とを有し、これにより前記孔あけ機に締め付け
   られたドリルが孔あけ位置にて前記調節装置を経て前記
   前送り圧縮ばねの圧縮により前記担持装置上にて前送り
   力を及ぼされるようになっている孔あけスタンド。
2. 【請求項２】前記前送りばねは前記棒の周りに配置され
   たコイルばねである請求項１の孔あけスタンド。
3. 【請求項３】前記調節装置はねじリングを含み、該ねじ
   リングは前記棒のねじ部上に調節可能である請求項１又
   は２の孔あけスタンド。
4. 【請求項４】前記調節装置は前記棒上に移動可能な調節
   ヘッドを有し、前記調節ヘッドには回転可能な摩擦ロー
   ルが装着されており、前記摩擦ロールは前記前送りばね
   による荷重のもとに前記棒の走行面と前記調節ヘッドの
   斜面の間に自動的に噛み込むように係止可能であり且つ
   くさび位置へ向けてばね荷重をかけられており、これに
   よって前記担持装置を孔あけ位置へ前送りし、前記前送
   りばねを圧縮すべく、前記摩擦ロールが前記調節ヘッド
   の外から前記棒上に移動され、前記調節ヘッドが前記棒
   上に反対の方向に移動されることにより、前記前送り圧
   縮ばねを弛め、前記担持装置を孔あけ位置より引離すよ
   う、前記摩擦ロールはばね荷重に抗して前記くさび位置
   より離れる方向へ移動されるようになっている請求項１
   又は２の孔あけスタンド。
5. 【請求項５】前記摩擦ロールは前記支柱の縦軸線に対し
   斜めに配置された長孔内に配置され、調節ヘッドの両側
   にて取手を備えた案内装置により係合され、前記斜面は
   前記長孔の側面により形成され、前記斜面は前記棒の走
   行面に対し前送り方向に収斂しており、前記案内装置と
   前記調節ヘッド間に一つのばねが配置されており、該ば
   ねは前記摩擦ロールをくさび位置へ向けて押し付けてい
   る請求項４の孔あけスタンド。
6. 【請求項６】前記二つの棒の間には前記支柱の長さ変化
   のために一つの調節可能なねじ装置を備えている請求項
   １〜５のいずれかの孔あけスタンド。
7. 【請求項７】前記棒の一方に設けられた横孔と、前記棒
   の他方に軸線方向に隔置された一連の孔とを有し、前記
   支柱の長さを調節すべく前記一方の横孔とそれに整合し
   た他方の棒の孔とにピンが通されるようになっている請
   求項１〜５のいずれかの孔あけスタンド。
8. 【請求項８】前記支柱の長さを変えるため前記棒の一方
   は調節ヘッドを備え、該調節ヘッドには回転可能な摩擦
   ロールが装着されており、該摩擦ロールは荷重の作用の
   もとに他方の棒により該他方の棒の走行面と前記調節ヘ
   ッドの斜面との間にくさび位置へ向けてくさび止めされ
   るようばね荷重をかけられており、前記支柱は前記摩擦
   ロールが外から駆動されることにより長くされ、又該支
   柱の長さを短かくすべく前記摩擦ロールはばね荷重に抗
   して前記係止位置より離れる方向へ移動される請求項１
   〜５のいずれかの孔あけスタンド。