JPH08328017A - 液晶配向膜用材料 - Google Patents

液晶配向膜用材料

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JPH08328017A
JPH08328017A JP13379995A JP13379995A JPH08328017A JP H08328017 A JPH08328017 A JP H08328017A JP 13379995 A JP13379995 A JP 13379995A JP 13379995 A JP13379995 A JP 13379995A JP H08328017 A JPH08328017 A JP H08328017A
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JP
Japan
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meth
group
acrylate
polyimide
alkyl group
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Application number
JP13379995A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Tokuda
博之 徳田
Atsushi Hosoda
篤 細田
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DIC Corp
Original Assignee
Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】ポリイミド系樹脂(X)と分子中に炭素原子数
8〜24のアルキル基を有するビニル重合体(Y)とを
含む樹脂を必須の樹脂成分として含有してなる液晶配向
膜用材料に関する。 【効果】本発明の液晶配向膜用材料は、高温時でも高い
電圧保持率を有するため、安定で良好な表示が得られ、
かつ大きなプレチルド角が得られる液晶表示素子を作製
することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液晶配向膜用材料に関
するものであり、更に詳しくは高温での駆動時において
も良好な電圧保持特性の得られ、かつ大きなプレチルト
角の得られる液晶配向膜用材料に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶表示素子とは液晶の電気光学的変化
を利用した表示素子をいい、例えば電卓、電子時計、パ
ソコン、テレビなどの各分野に利用されている。
【0003】現在、ツイステッドネマティック型および
スーパーツイステッドネマティック型などの液晶表示素
子が知られているが、これら液晶表示素子においては、
用いる液晶分子の長軸を一定方向に配向させることが重
要である。
【0004】一般的には、この液晶分子の配向性制御の
ために、配向性、化学的安定性などの点に優れるポリイ
ミド薄膜、特にラビングされたポリイミド薄膜が液晶配
向膜として使用されている。この目的のために使用され
るポリイミドは、テトラカルボン酸、テトラカルボン酸
一無水物、テトラカルボン酸二無水物、テトラカルボン
酸モノエステル、テトラカルボン酸ジエステル、テトラ
カルボン酸トリエステル、テトラカルボン酸テトラエス
テルの如きテトラカルボン酸類とジアミン化合物とを反
応させ合成される。
【0005】液晶配向膜であるポリイミド薄膜を液晶表
示素子用の電極基板上に形成させる方法としては、まず
目的とするポリイミドの前駆体であるポリアミック酸ま
たはポリアミック酸エステルの状態とし、このポリアミ
ック酸またはポリアミック酸エステルの溶液を基板に塗
布し、その後200〜350℃に加熱することにより有
機溶媒を揮発させるとともにポリアミック酸またはポリ
アミック酸エステルを脱水閉環させてイミド化反応を生
起させる方法、あるいは耐熱性に優れ有機溶剤に可溶な
ポリイミドを得た後、これを適する溶媒に溶かした溶液
を基板に塗布し、その後加熱することにより有機溶媒を
揮発させ薄膜を形成させる方法などが知られている。
【0006】近年、今後のLCDパネルの主流となると
期待されているアクティブマトリクス型液晶表示素子
(以下、これをAM−LCDと略す)が開発され、画像
が鮮明で動きの速い動画表示も可能となってきた。しか
しそれに合わせ、液晶配向膜に対する要求性能も非常に
高度なものになってきている。
【0007】例えばAM−LCDでは各画素に印加され
た電圧がフレーム周期の間保持されないと表示品位が著
しく低下する。従って、この特性を表す電圧保持率は液
晶配向膜材料として重要な特性であり、高い電圧保持
率、特に液晶表示素子の温度が上昇しても安定した高い
電圧保持率を持った液晶配向膜材料が要求されている。
【0008】また、表示素子用セル内に注入された液晶
分子はプレチルト角で表される傾き角で分子の一端を立
ち上げた形でラビング方向に配向するが、AM−LCD
では欠陥を防止するなどの目的で、安定した高いプレチ
ルト角値が要求されている。
【0009】これらの問題に対して、例えば特開平2−
287324号公報および特開平5−341291号公
報に記載されているように、特異な構造を有するテトラ
カルボン酸無水物あるいはジアミン化合物を原料に用い
たポリイミド樹脂を液晶配向膜用材料として用いること
によって優れた電圧保持特性を得る方法が提案されてい
る。
【0010】しかしこれらの方法では、プレチルト角が
低いという問題点を有していた。また特殊な構造を有す
る化合物を原料として用いなければならないため、テト
ラカルボン酸類およびジアミン化合物の組み合わせに制
限を受け、目的とする液晶配向膜特性を得られない場合
があった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこうした技術
的背景に立脚しつつ、特殊な構造を有するテトラカルボ
ン酸類あるいはジアミン化合物を原料として用いること
なく合成することができ、しかも高温時でも高い電圧保
持率が得られ、かつ大きなプレチルト角が得られる液晶
配向膜用材料を提供することを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】そこで発明者らは、上述
した如き従来技術における欠点の存在という現状に鑑み
て創意検討を重ねた結果、本発明を完成させるに至っ
た。
【0013】すなわち本発明は、ポリイミド系樹脂
(X)と分子中に炭素原子数8〜24のアルキル基を有
するビニル重合体(Y)とを含む樹脂を必須の樹脂成分
として含有してなる液晶配向膜用材料、好ましくは分子
中に炭素原子数8〜24のアルキル基を有するビニル重
合体(Y)が、(メタ)アクリロイル基を有する単量体
を構成成分とすることを特徴とする液晶配向膜材料に関
する。
【0014】この必須の樹脂成分を構成する異なった二
種類の樹脂セグメント(X)及び(Y)を、以下それぞ
れ本発明のポリイミドセグメント及び本発明のビニル重
合体セグメントと略す。
【0015】ここで本発明においてポリイミド系樹脂と
は、ポリイミド及びその前駆体を総称するものとする。
すなわち完全にイミド化された樹脂の他にその前駆体の
ポリアミック酸及びポリアミック酸が部分的にイミド化
されたものを含む。
【0016】本発明の共重合樹脂を構成する異なった二
種類の樹脂セグメントの一方が、本発明のポリイミドセ
グメントである。この本発明のポリイミドセグメントの
合成は方法論的には特別な点はなく、例えばテトラカル
ボン酸類とジアミン化合物とを、有機溶媒を用い目的と
するポリイミド組成となる割合にて配合しポリアミック
酸を経由して目的とするポリイミドを合成する方法のよ
うな公知のポリイミド合成方法を用いることができ、ま
た入手可能な工業製品、ポリイミド系樹脂類などが使用
できる。
【0017】本発明のポリイミドセグメントを得るため
に用いられるテトラカルボン酸類としては特に限定され
るものではないが、例えば、ピロメリット酸、2,3,
6,7−ナフタレンテトラカルボン酸、1,2,5,6
−ナフタレンテトラカルボン酸、1,4,5,8−ナフ
タレンテトラカルボン酸、2,3,6,7ーアントラセ
ンテトラカルボン酸、1,2,5,6−アントラセンテ
トラカルボン酸、3,3’,4,4’−ビフェニルテト
ラカルボン酸、2,3,3’,4−ビフェニルテトラカ
ルボン酸、ビス(3,4−ジカルボキシフェニル)エー
テル、3,3’,4,4’−ベンゾフェノンテトラカル
ボン酸、ビス(3,4−ジカルボキシフェニル)スルホ
ン、ビス(3,4−ジカルボキシフェニル)メタン、
2,2−ビス(3,4−ジカルボキシフェニル)プロパ
ン、1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2,2
−ビス(3,4−ジカルボキシフェニル)プロパン、ビ
ス(3,4−ジカルボキシフェニル)ジメチルシラン、
ビス(3,4−ジカルボキシフェニル)ジフェニルシラ
ン、2,3,4,5−ピリジンテトラカルボン酸、2,
6−ビス(3,4−ジカルボキシフェニル)ピリジン、
エチレングリコールビス(トリメリット酸)、1,3−
プロパンジオールビス(トリメリット酸)、1,4−ブ
タンジオールビス(トリメリット酸)、1,5−ペンタ
ンジオールビス(トリメリット酸)、1,6−ヘキサン
ジオールビス(トリメリット酸)、1,8−オクタンジ
オールビス(トリメリット酸)、1,10−デカンジオ
ールビス(トリメリット酸)、1,16−ヘキサデカン
ジオールビス(トリメリット酸)などの如き芳香族テト
ラカルボン酸およびこれらの一無水物、二無水物、モノ
アルキルエステル、ジアルキルエステル、トリアルキル
エステル、テトラアルキルエステル;5−(2,5−ジ
オキソテトラヒドロ−3−フラニル)−3−メチル−3
−シクロヘキセン−1,2−ジカルボン酸、ビシクロ
[2,2,1]ヘプタン−2,3,5,6−テトラカル
ボン酸、1−アルキル−ビシクロ[2,2,1]ヘプタ
ン−2,3,5,6−テトラカルボン酸、1,2,3,
4−シクロブタンテトラカルボン酸、1,2,3,4−
シクロペンタンテトラカルボン酸、1,2,4,5−シ
クロヘキサンテトラカルボン酸、2,3,5−トリカル
ボキシシクロペンチル酢酸3,4−ジカルボキシ−1,
2,3,4−テトラヒドロ−1−ナフタレンコハク酸、
ビシクロ[2,2,2]オクト−7−エン−2,3,
5,6−テトラカルボン酸、3,5,6−トリカルボキ
シノルボルナン−2−酢酸、デカヒドロナフタレン−
1,4,5,8−テトラカルボン酸、4,8−ジメチル
−1,2,3,5,6,7−ヘキサヒドロナフタレン−
1,2,5,6−テトラカルボン酸、3,3’−ビシク
ロヘキシル−1,1’,2,2’−テトラカルボン酸な
どの如き脂環式テトラカルボン酸およびこれらの一無水
物、二無水物、モノアルキルエステル、ジアルキルエス
テル、トリアルキルエステル、テトラアルキルエステ
ル;1,2,3,4−ブタンテトラカルボン酸、2,
2,6,6−ヘプタンテトラカルボン酸などの如き脂肪
族テトラカルボン酸およびこれらの一無水物、二無水
物、モノアルキルエステル、ジアルキルエステル、トリ
アルキルエステル、テトラアルキルエステルが挙げられ
る。これら上述のテトラカルボン酸類は、単独使用でも
2種類以上の併用でよいことは勿論のことである。この
中でも上記の如き脂環族構造または脂肪族構造を有する
テトラカルボン酸類が好ましく、これらの脂環族構造ま
たは脂肪族構造を有するテトラカルボン酸類のうちで
も、5−(2,5−、ジオキソテトラヒドロ−3−フラ
ニル)−3−メチル−3−シクロヘキセン−12−ジカ
ルボン酸類、ビシクロ[2,2,1]ヘプタン−2,
3,5,6−テトラカルボン酸類、1−アルキル−ビシ
クロ[2,2,1]ヘプタン−2,3,5,6−テトラ
カルボン酸類、1,2,3,4−シクロブタンテトラカ
ルボン酸類及び2,3,5−トリカルボキシシクロペン
チル酢酸類が特に好ましい。
【0018】本発明のポリイミドセグメントを得るため
に用いられるジアミン化合物としては特に限定されるも
のではないが、例えば、o−、m−およびp−フェニレ
ンジアミン、2,4−ジアミノトルエン、1,4−ジア
ミノ−2−メトキシベンゼン、2,5−ジアミノキシレ
ン、1,3−ジアミノ−4−クロロベンゼン、1,4−
ジアミノ−3−クロロベンゼン、1,4−ジアミノ−
2,5−ジクロロベンゼン、1,4−ジアミノ−2−ブ
ロモベンゼン、1,3−ジアミノ−4−イソプロピルベ
ンゼン、1,4−ジアミノ−2−クロロ−5−メチルベ
ンゼン、5−ニトロ−m−フェニレンジアミン、4,
4’−ジアミノジフェニルメタン、3,4’−ジアミノ
ジフェニルメタン、4,4’−ジアミノ−3,3’,
5,5’−テトラメチルジフェニルメタン、4,4’−
ジアミノ−3,3’,5,5’−テトラエチルジフェニ
ルメタン、4,4’−ジアミノ−3,3’−ジメチルジ
フェニルメタン、4,4’−ジアミノ−3,3’−ジエ
チルジフェニルメタン、4,4’−ジアミノ−3,3’
−ジメチル−5,5’−ジエチルジフェニルメタン、
4,4’−ジアミノ−2,2’,3,3’−テトラクロ
ロジフェニルメタン、4,4’−ジアミノ−3,3’−
ジクロロジフェニルメタン、4,4’−ジアミノジフェ
ニルエタン、4,4’−ジアミノジフェニル−2,2−
プロパン、4,4’−ジアミノジフェニルエーテル、
3,4’−ジアミノジフェニルエーテル、4,4’−ジ
アミノ−3,3’−ジメチルジフェニルエーテル、4,
4’−ジアミノ−3,3’−ジエチルジフェニルエーテ
ル、3,3’−ジメチル−4,4’−ジアミノビフェニ
ル、3,3’−ジエチル−4,4’−ジアミノビフェニ
ル、3,3’,5,5’−テトラメチル−4,4’−ジ
アミノビフェニル、3,3’,5,5’−テトラエチル
−4,4’−ジアミノビフェニル、3,3’−ジメトキ
シ−4,4’−ジアミノビフェニル、2,2’,5,
5’−テトラクロロ−4,4’−ジアミノビフェニル、
2,2’−ジクロロ−4,4−ジアミノ−5,5’−ジ
メトキシビフェニル、ベンチジン、4,4’−ジアミノ
ジフェニルスルフィド、4,4’−ジアミノジフェニル
スルホン、3,3’−ジアミノジフェニルスルホン、
2,2−ビス[4−(4−アミノフェノキシ)フェニ
ル]プロパン、ビス[4−(4−アミノフェノキシ)フ
ェニル]スルホン、ビス[4−(3−アミノフェノキ
シ)フェニル]スルホン、4,4−ビス(4−アミノフ
ェノキシ)ビフェニル、ビス[4−(4−アミノフェノ
キシ)フェニル]エーテル、1,4−ビス(4−アミノ
フェノキシ)ベンゼン、1,3−ビス(4−アミノフェ
ノキシ)ベンゼン、1,3−ビス(3−アミノフェノキ
シ)ベンゼン、1,4−ビス[1−(4−アミノフェニ
ル)−1−メチルエチル]ベンゼン、1,3−ビス[1
−(4−アミノフェニル)−1−メチルエチル]ベンゼ
ン、トリメチレングリコール−ビス−(4−アミノベン
ゾエート)、1,2−ビス(2−アミノフェニルチオ)
エタン、4,4’−ジアミノベンズアニリド、9,10
−ビス(4−アミノフェニル)アントラセン、9,9−
ビス(4−アミノフェニル)−10−ヒドロアントラセ
ン、9,9−ビス(4−アミノフェニル)フルオレン、
o−トリジンスルホン、2,2’−ジアミノスチルベ
ン、4,4’−ジアミノスチルベン、3,3’−ジアミ
ノベンゾフェノン、3,4’−ジアミノベンゾフェノ
ン、4,4’−ジアミノベンゾフェノン、4,5−ジア
ミノナフタレン、3,4’−ジアミノベンズアニリドの
如き芳香族ジアミン化合物;4,4’−ジアミノジフェ
ニルヘキサフルオロプロパン、3,3’−ジアミノジフ
ェニルヘキサフルオロプロパン、2,2−ビス[4−
(4−アミノフェノキシ)フェニル]ヘキサフルオロプ
ロパン、4,4’−ビス−2−(4−アミノフェノキシ
フェニルヘキサフルオロイソプロピル)ジフェニルエー
テル、2,2−ビス−(3−アミノ−4,5−ジメチル
フェニル)ヘキサフルオロプロパン、2,2’−トリフ
ルオロジメチル−4,4’−ジアミノビフェニルの如き
フッ素含有ジアミン化合物;1,4−ジアミノシクロヘ
キサン、1,3−ジアミノシクロヘキサン、4,4’−
ジアミノジシクロヘキシルメタン、4,4’−ジアミノ
−3,3’−ジメチルジシクロヘキシルメタン、1,3
−ジアミノメチルベンゼン、1,4−ジアミノメチルベ
ンゼン、1,3−ジアミノメチルシクロヘキサン、1,
4−ジアミノメチルシクロヘキサン、1,3−プロパン
ジアミン、テトラメチレンジアミン、ペンタメチレンジ
アミン、ヘキサメチレンジアミン、ヘプタメチレンジア
ミン、オクタメチレンジアミン、ノナメチレンジアミ
ン、4,4’−ジメチルヘプタメチレンジアミン、イソ
ホロンジアミン、テトラヒドロジシクロペンタジエニレ
ンジアミン、ヘキサヒドロ−4,7−メタノインダニレ
ンジメチレンジアミン、3(4),8(9)−ビス(ア
ミノエチル)トリシクロ[5,2,1,02,6]デカン
の如き脂肪族または脂環族ジアミン化合物;一般式
(V)
【0019】
【化5】
【0020】(式中、R”はメチル基、エチル基、プロ
ピル基、ブチル基の如きアルキル基;シクロヘキシル基
の如きシクロアルキル基;フェニル基の如き芳香族基ま
たはアルケニル基を表し、mは1〜4の整数、nは1〜
20の整数を表す)で表されるジアミノオルガノシロキ
サン化合物;および一般式(VI)
【0021】
【化6】
【0022】(式中、R”は前記と同じ、nは1〜20
の整数を表す)で表されるジアミノオルガノシロキサン
化合物などが挙げられる。これら上述したジアミン化合
物は、単独使用でも2種類以上の併用でよいことは勿論
のことである。
【0023】本発明に用いるテトラカルボン酸類とジア
ミン化合物の使用割合は、テトラカルボン酸類の量に対
してジアミン化合物の量が50〜200モル%好ましく
は80〜120モル%である。50モル%以下あるいは
200モル%以上使用した場合、得られるポリイミドの
分子量が低く、薄膜化が困難となる。
【0024】本発明のポリイミドセグメントを合成する
際に用いることのできる有機溶媒としては、特に制限は
なく、例えば1−メチル−2−ピロリドン、1−アセチ
ル−2−ピロリドン、N,N−ジメチルアセトアミド、
N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジエチルホル
ムアミド、ピリジン、ジメチルスルホキシド、γ−ブチ
ロラクトン、テトラメチル尿素、ジメチルスルホン、ヘ
キサメチルホスホルアミド、N−メチル−ε−カプロラ
クタムの如き非プロトン性極性溶媒;m−クレゾール、
キシレノール、フェノール、ハロゲン化フェノールの如
きフェノール系溶媒などが挙げられる。
【0025】本発明のポリイミドセグメントを合成する
際の有機溶媒に対する固形分濃度には特に制限はなく、
通常は0.1〜40重量%、好ましくは1〜35重量%
である。
【0026】本発明のポリイミドセグメントを合成する
際には、反応触媒として例えばトリエチルアミン、ピリ
ジン、ルチジンの如き塩基性化合物;無水酢酸、無水プ
ロピオン酸、無水トリフルオロ酢酸の如き脱水剤を用い
ることができる。またベンゼン、トルエン、キシレンな
どを適量加え、脱水閉環反応により生じる水を共沸にて
反応系から除去し脱水閉環反応を促進することもでき
る。
【0027】本発明のポリイミドセグメントは、上述し
たテトラカルボン酸類とジアミン化合物から合成され
る。その際、その前駆体としてポリアミック酸を経由す
るが、ポリイミドの溶解性あるいは塗布する基板への密
着性を調製するなどの目的のためにポリアミック酸から
のイミド変換率を100%未満とすることができる。
【0028】本発明のポリイミドセグメントにおいて、
関係式ηinh=(lnηrel)/cで表される対数粘度
(式中、ηrelは相対粘度を、cは濃度を表す)は通
常、1−メチル−2−ピロリドン中、30℃、c=0.
5g/dlの条件において0.05〜5dl/g、好ま
しくは0.05〜3dl/gである。
【0029】本発明の共重合樹脂を構成する異なった二
種類の樹脂セグメントのもう一方が、本発明のビニル重
合体セグメントである。本発明のビニル重合体セグメン
ト中の高分子鎖は、単独重合体、ランダム共重合体、交
互共重合体、ブロック共重合体あるいはグラフト共重合
体のいずれでも良い。
【0030】この本発明のビニル重合体セグメントの合
成においては方法論的には特別な点はなく、ありふれた
公知の方法で合成できる化合物や、入手可能な工業製品
類などが使用でき、公知の単量体のラジカル、カチオ
ン、アニオン単独重合、共重合、ブロック共重合により
合成できる。勿論、重合手段は熱重合、光重合のいずれ
でもよい。
【0031】本発明のビニル重合体セグメントは、分子
中に直鎖状または分岐状の炭素原子数8〜24のアルキ
ル基を有するエチレン性不飽和単量体の1種を単独重合
するか、または2種以上を共重合するか、或いはこれら
の単量体と共重合が可能な他のビニル単量体とを共重合
して得られる単独重合体、ランダム共重合体、交互重合
体、ブロック共重合体、或いはグラフト共重合体が含ま
れる。この直鎖状または分岐状の炭素原子数8〜24の
アルキル基としては特に限定されるものではないが、例
えばn−オクチル基、n−ノニル基、n−デシル基、n
−ウンデシル基、n−ドデシル基、n−トリデシル基、
n−テトラデシル基、n−ペンタデシル基、n−ヘキサ
デシル基、n−ヘプタデシル基、n−オクタデシル基、
n−ノナデシル基、n−イコシル基、n−ヘンイコシル
基、n−ドコシル基、n−トリコシル基、n−テトラコ
シル基などの如き直鎖状アルキル基;イソオクチル基、
イソノニル基、イソデシル基イソ、イソウンデシル基、
イソドデシル基、イソトリデシル基、イソテトラデシル
基、イソペンタデシル基、イソヘキサデシル基、イソヘ
プタデシル基、イソオクタデシル基、イソノナデシル
基、イソイコシル基、イソヘンイコシル基、イソドコシ
ル基、イソトリコシル基、イソテトラコシル基、ネニル
基、ネロリジル基、ファルネジル基などの如き分岐状ア
ルキル基が挙げられる。
【0032】本発明に使われる分子中に炭素原子数8〜
24のアルキル基を有するエチレン性不飽和単量体とし
ては、(メタ)アクリル酸エステル類、クロトン酸エス
テル類、マレイン酸モノエステル及びジエステル類、フ
マール酸モノ及びジエステル類、イタコン酸モノエステ
ル及びジエステル類、クロトン酸モノエステル及びジエ
ステル類、イソクロトン酸モノエステル及びジエステル
類、(メタ)アクリルアミド類、ビニルエーテル類、ビ
ニルエステル類、アルキルビニル類等が挙げられ、これ
らのエステルおよびエーテル等のうち、炭素原子数8〜
24のアルキル基を有する(メタ)アクリル酸エステル
類が好ましい。
【0033】この(メタ)アクリル酸エステル類として
は、分子中に直鎖状または分岐状の炭素原子数8〜24
のアルキル基を有するアルキルアルコールまたはアルキ
ルハライドと(メタ)アクリル酸またはその酸クロリド
またはそのエステルとを常法に従って反応させて得るこ
とができる。
【0034】この炭素原子数8〜24のアルキル基を有
する(メタ)アクリル酸エステル類としては特に限定さ
れるものではないが、例えば(メタ)アクリル酸n−オ
クチル、(メタ)アクリル酸n−ノニル、(メタ)アク
リル酸n−デシル、(メタ)アクリル酸n−ウンデシ
ル、(メタ)アクリル酸n−ドデシル、(メタ)アクリ
ル酸n−トリデシル、(メタ)アクリル酸n−テトラデ
シル、(メタ)アクリル酸n−ペンタデシル、(メタ)
アクリル酸n−ヘキサデシル、(メタ)アクリル酸n−
ヘプタデシル、(メタ)アクリル酸n−オクタデシル、
(メタ)アクリル酸n−ノナデシル、(メタ)アクリル
酸n−イコシル、(メタ)アクリル酸n−ヘンイコシ
ル、(メタ)アクリル酸n−ドコシル、(メタ)アクリ
ル酸n−トリコシル、(メタ)アクリル酸n−テトラコ
シルなどの如き直鎖状アルキル基を有する(メタ)アク
リル酸エステル類;(メタ)アクリル酸イソオクチル、
(メタ)アクリル酸イソノニル、(メタ)アクリル酸イ
ソデシル、(メタ)アクリル酸イソウンデシル、(メ
タ)アクリル酸イソドデシル、(メタ)アクリル酸イソ
トリデシル、(メタ)アクリル酸イソテトラデシル、
(メタ)アクリル酸イソペンタデシル、(メタ)アクリ
ル酸イソヘキサデシル、(メタ)アクリル酸イソヘプタ
デシル、(メタ)アクリル酸イソオクタデシル、(メ
タ)アクリル酸イソノナデシル、(メタ)アクリル酸イ
ソイコシル、(メタ)アクリル酸イソヘンイコシル、
(メタ)アクリル酸イソドコシル、(メタ)アクリル酸
イソトリコシル、(メタ)アクリル酸イソテトラコシ
ル、(メタ)アクリル酸ネニル、(メタ)アクリル酸ネ
ロリジル、(メタ)アクリル酸ファルネジルなどの如き
分岐状アルキル基を有する(メタ)アクリル酸エステル
類が挙げられる。
【0035】上述の如き分子中に長鎖アルキル基を有す
るエチレン性不飽和単量体と共重合可能な他のエチレン
性不飽和単量体としては、特定するものではないが、例
を挙げれば、エチレン、プロピレン、ブテン−1、イソ
ブチレンもしくは4−メチルペンテン−1の如きオレフ
ィン類;ブタジエン、イソプレン、ブタジエンの如きジ
エン類、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル
酸エチル、(メタ)アクリル酸n−ブチル、(メタ)ア
クリル酸イソブチル、(メタ)アクリル酸ヘキシル、
(メタ)アクリル酸ヒドロキシエチル、(メタ)アクリ
ル酸2−メトキシエチル、(メタ)アクリル酸2−エト
キシエチル、(メタ)アクリル酸2−ブトキシエチル、
(メタ)アクリル酸シクロヘキシル、(メタ)アクリル
酸ベンジルもしくはケイ素を含有する(メタ)アクリロ
イルオキシ型マクロモノマーの如き各種(メタ)アクリ
レート類;スチレン、α−メチルスチレンもしくはp−
メチルスチレンの如き各種の芳香族ビニル単量体類;ビ
ニルピリジン、ビニルイミダゾール、ビニルピロリドン
もしくはビニルカルバゾールの如き含複素環ビニル単量
体;(メタ)アクリルアミドもしくはN−メトキシメチ
ル(メタ)アクリルアミドの如き各種のアミド結合含有
ビニル単量体類;(メタ)アクリロニトリル、酢酸ビニ
ルなど、あるいは(メタ)アクリル酸、クロトン酸、マ
レイン酸、フマル酸もしくはイタコン酸の如きカルボキ
シル基含有ビニル単量体類;グリシジル(メタ)アクリ
レートもしくはβ−メチルグリシジル(メタ)アクリレ
ートの如きエポキシ基含有ビニル単量体類;マレイン酸
もしくはフマル酸などの不飽和ジカルボン酸と炭素原子
数1〜7の1価アルコールとのジエステル類の如きビニ
ル単量体などが挙げられる。
【0036】これらの中でも他のエチレン性不飽和単量
体は、(メタ)アクリロイル基を有する単量体が好まし
く、具体的には例えば(メタ)アクリル酸メチル、(メ
タ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸n−ブチ
ル、(メタ)アクリル酸イソブチル、(メタ)アクリル
酸ヘキシル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシル、
(メタ)アクリル酸2−メトキシエチル、(メタ)アク
リル酸2−エトキシエチル、(メタ)アクリル酸2−ブ
トキシエチル、(メタ)アクリル酸シクロヘキシルもし
くは(メタ)アクリル酸ベンジルの如き各種(メタ)ア
クリレート類;(メタ)アクリルアミドもしくはN−メ
トキシメチル(メタ)アクリルアミドの如き各種のアミ
ド結合含有ビニル単量体類;(メタ)アクリロニトリ
ル;ケイ素を含有する(メタ)アクリロイルオキシ型マ
クロモノマー等が挙げられる。
【0037】本発明のビニル重合体セグメント中の高分
子鎖の数平均分子量は特に制限されないが、200から
50万、好ましくは400から20万である。また本発
明のビニル重合体セグメント中の高分子鎖の多分散度
(Mw/Mn)は、ほぼあるいは丁度1から10の間で
分子量分布のピークが1ピークあるいは2ピーク以上の
分散物、好ましくは多分散度が1から6であり1ピーク
の分子量分布である。しかし特殊な性質を発現させるた
めに、2ピークあるいはそれ以上のピークの分子量分布
を持った高分子鎖を応用することもできる。
【0038】本発明の共重合樹脂は、上述した本発明の
ポリイミドセグメント及び本発明のビニル重合体セグメ
ントをその樹脂構造の中に含んでいる。この本発明の共
重合樹脂の合成においては方法論的には特別な点はな
く、ありふれた公知の方法により合成できる。例えば、
本発明のビニル重合体セグメントの高分子鎖に本発明の
ポリイミドセグメントと反応できる官能基を1個または
2個以上結合させ、次いで本発明のポリイミドセグメン
トと反応させてもよい。本発明のポリイミドセグメント
と反応できる官能基の例としては、ヒドロキシ基、カル
ボキシル基、クロロフォルミル基、アミノ基、イソシア
ナート基、酸無水物構造を含む官能基などが挙げられ
る。これらの官能基を有する重合体の合成においては方
法論的には特別な点はなく、ありふれた公知の方法によ
り合成できる。例えば官能基を有する単量体の共重合、
官能基を有するラジカル連鎖移動剤を用いた連鎖移動重
合や官能基を有するラジカル重合開始剤を用いた重合に
よる分子鎖末端への官能基の導入、官能基を有するアニ
オン重合開始剤を用いた重合や官能基を有する停止剤で
アニオン重合成長末端をエンドキャップすることによる
分子鎖末端への官能基の導入などが挙げられる。
【0039】また本発明の共重合樹脂の合成において、
ポリイミド系樹脂の高分子鎖中に重合を開始できる官能
基を導入し、次いでその存在下に、エチレン性不飽和二
重結合を有する単量体を重合させることにより合成して
もよい。このポリイミド系樹脂の高分子鎖中に導入する
重合を開始できる官能基の例としては、ペルオキシ基、
アゾ基などの熱重合開始基;アセトフェノン誘導体に代
表される分子内結合開裂型 光重合開始基、ベンゾフェ
ノン誘導体やベンゾイン誘導体に代表される分子間水素
引き抜き型光重合開始基などの光重合開始基などが挙げ
られる。
【0040】本発明の共重合樹脂は、上述した方法によ
る合成反応の後、反応物より公知の技術によって分離す
ることができる。例えば、沈澱法、蒸発法、抽出、浸
積、クロマトグラフなどを用いることができる。特に、
未反応のエチレン性不飽和二重結合を有する単量体や本
発明のポリイミドセグメントと反応しなかったエチレン
性不飽和二重結合を有する単量体を構成成分とする重合
体などが反応系に残っている場合、本発明の共重合樹脂
を溶解せずその他の未反応物のみを溶解させる適当な溶
媒を用いて再沈精製を行うことができる。本発明の共重
合樹脂が未反応物を含まない場合は、当然ながらこの行
程は省略することができる。
【0041】本発明の共重合樹脂を構成する異なった二
種類の樹脂セグメントの比率には特に制限はないが、両
方の合計量に対し本発明のポリイミドセグメントが50
〜99.9重量%が好ましく、60〜99重量%がさら
に好ましい。本発明のポリイミドセグメントが99.9
重量%以上の場合、得られるプレチルト角が若干不十分
となる。また本発明のポリイミドセグメントが50重量
%以下の場合、得られる電圧保持率およびプレチルト角
は良いもののガラス転移点が低下するため、液晶表示素
子作製時に必要とされる塗膜物性が若干不十分となる。
【0042】本発明の共重合樹脂は、本発明のポリイミ
ドセグメントと同じ構造を有するポリイミド系樹脂また
は本発明の共重合樹脂と相溶性のある他の構造を有する
ポリイミド系樹脂と混合し用いることができる。
【0043】本発明の液晶配向膜用材料は薄膜化するた
め、通常、本発明の共重合樹脂を有機溶媒を用いて溶解
させた固形分濃度0.1〜30重量%、好ましくは0.
5〜20重量%の溶液として調製される。この調製用の
溶媒としては、前述した本発明のポリイミドセグメント
を合成する際に使用した有機溶媒、アルコール類、ケト
ン類、エステル類、エーテル類、ハロゲン化炭化水素
類、炭化水素類などの有機溶媒の内、本発明の共重合樹
脂を目的とする濃度にて析出させない範囲で単一、また
は2種類以上の混合溶媒が用いられる。
【0044】本発明による液晶配向膜用材料の利点は、
第一に高いプレチルド角が得られること、第二に高温時
でも高い電圧保持特性を有すること、第三にテトラカル
ボン酸類およびジアミン化合物の組み合わせに制限を受
けることなく目的とする特性を有する液晶配向膜を得る
ことができることなどである。
【0045】
【実施例】次に、本発明をより詳細に説明するために合
成例、実施例、比較例および応用例を挙げる。なお各例
中の部及び%は、すべて重量基準である。
【0046】合成例1[片末端にアミノ基を有するメタ
クリル酸メチル−アクリル酸nオクタデシル共重合体
(75:25)の合成] メタクリル酸メチルエステル(以下、MMAと略す)7
5g、アクリル酸nオクタデシル(以下、SAと略す)
25g、システアミン塩酸塩22.7g及びアゾビスイ
ソブチロニトリル(以下、AIBNと略す)1.5gを
ジメチルホルムアミド290gに溶解し、窒素を流通し
ながら85℃で3時間反応させた。この反応溶液をヘキ
サンに注いで沈澱させ、クロロホルム/ヘキサン及びア
セトン/水にて再沈精製を行い白色粉末を得た。
【0047】1H−NMRにより分析した結果、この生
成物は片末端にアミノ基を有するMMA及びSAからな
る共重合体であることが確認された。この重合体を以
下、重合体(A)と略記する。
【0048】合成例2[片末端にアミノ基を有するメタ
クリル酸メチル−アクリル酸nオクタデシル共重合体
(60:40)の合成] 単量体として、MMA60gとSA40gを用いて合成
例1の実験を繰り返し、片末端にアミノ基を有するMM
A及びSAからなる共重合体を得た。この重合体を以下
重合体(B)と略記する。
【0049】合成例3[片末端にアミノ基を有するメタ
クリル酸メチル−メタクリル酸nオクタデシル共重合体
(75:25)の合成] MMA75gとメタクリル酸nオクタデシル(以下、S
MAと略記する)25gを用いて合成例1の実験を繰り
返し、片末端にアミノ基を有するMMA及びSMAから
なる共重合体を得た。この重合体を以下、重合体(C)
と略記する。
【0050】合成例4[片末端にアミノ基を有するメタ
クリル酸nオクタデシル単独重合体の合成] SMA100g、システアミン塩酸塩22.7g及びア
ゾビスイソブチロニトリル(以下、AIBNと略す)
1.5gをジメチルホルムアミド290gに溶解し、窒
素を流通しながら85℃で3時間反応させた。この反応
溶液を水に注いで沈澱させ、THF/メタノールにて再
沈精製を行い、片末端にアミノ基を有するSMAからな
る重合体を得た。この重合体を以下重合体(E)と略記
する。
【0051】合成例5[片末端にアミノ基を有するメタ
クリル酸メチル−アクリル酸イソオクタデシル共重合体
(75:25)の合成] MMA75gとアクリル酸イソオクタデシル(共栄社化
学社製「IS−A」、以下、ISAと略記する)25g
を用いて合成例1の実験を繰り返し、片末端にアミノ基
を有するMMA及びISAからなる共重合体を得た。こ
の重合体を以下、重合体(F)と略記する。
【0052】合成例6(片末端にアミノ基を有するポリ
メタクリル酸メチルの合成) 単量体としてMMA100gを用い合成例1の実験を繰
り返し、片末端にアミノ基を有するポリMMAを得た。
この重合体を以下、重合体(G)と略記する。
【0053】実施例1 5−(2,5−ジオキソテトラヒドロ−3−フラニル)
−3−メチル−3−シクロヘキセン−1、2−ジカルボ
ン酸二無水物(大日本インキ化学製、商品名エピクロン
B−4400。以下、MCTCと略す)2.1g、重合
体(A)1.02g及びピリジン0.1gとを1−メチ
ル−2−ピロリドン(以下、NMPと略す)10gに溶
解し、窒素を流通しながら50℃で反応させ、片末端に
酸無水物基を有するMMA−SA共重合体溶液を得た。
次にジアミノジフェニルメタン(以下、DDMと略す)
7.93gをNMP96.5gに溶解し、MCTC8.
68gを窒素を流通しながら少量づつ添加し室温で5時
間反応させた後、前記のMMA−SA共重合体溶液を全
量添加して更に12時間反応させ、ポリ(MMA−S
A)セグメントを含むポリアミック酸の溶液を得た。次
に無水酢酸16.3gとピリジン16.3gの混合溶液
を添加し、50℃で3時間反応してイミド化を完結させ
た。この反応液をメタノールに注ぎ、析出した固形分を
乾燥し、ポリ(MMA−SA)セグメントを5%含有す
るポリイミド−ポリ(MMA−SA)共重合体を得た。
この共重合体をγ−ブチロラクトンに溶解し固形分4%
の溶液を調製した後、1μmのメンブレンフィルターで
濾過し液晶配向膜評価用試料とした。
【0054】実施例2 MCTC2.1g、重合体(A)2.02g及びピリジ
ン0.1gとをNMP10gに溶解し、窒素を流通しな
がら50℃で反応させ、片末端に酸無水物基を有するM
MA−SA共重合体溶液を得た。次にDDM7.93g
をNMP96.5gに溶解し、MCTC8.68gを窒
素を流通しながら少量づつ添加し室温で5時間反応させ
た後、前記のMMA−SA共重合体溶液を全量添加して
更に12時間反応させ、ポリ(MMA−SA)セグメン
トを含むポリアミック酸の溶液を得た。次いで、この溶
液をイミド化を行うことなくそのままメタノールに注ぎ
再沈精製し乾燥して、ポリ(MMA−SA)セグメント
を10%含有するポリアミック酸−ポリ(MMA−S
A)共重合体を得た。この共重合体をγ−ブチロラクト
ンに溶解し固形分4%の溶液を調製した後、1μmのメ
ンブレンフィルターで濾過し液晶配向膜評価用試料とし
た。 実施例3 重合体(A)の量を6.01gに増量した以外は実施例
1の実験を繰り返し、ポリ(MMA−SA)セグメント
を30%含有するポリイミド−ポリ(MMA−SA)共
重合体を得た。次いで実施例1と同様にして液晶配向膜
評価用試料を調製した。
【0055】実施例4 DDM7.93gをNMP94gに溶解し、MCTC1
0.67gを窒素を流通しながら少量づつ添加し室温で
5時間反応させ、ポリアミック酸を合成した。次に無水
酢酸16.3gとピリジン16.3gの混合液を添加
し、50℃で3時間反応させイミド化を完結させた。反
応液をメタノールに注ぎ析出した固形分を乾燥し、DD
MとMCTCとを構成成分とするポリイミドを得た。こ
のポリイミド2部と実施例3で合成したポリ(MMA−
SA)セグメントを30%含有するポリイミド−ポリ
(MMA−SA)共重合体1部を混合し、混合物中のポ
リ(MMA−SA)セグメントの含有量が10%になる
ように調整した。この混合物をγ−ブチロラクトンに溶
解し固形分4%の溶液を調製した後、1μmのメンブレ
ンフィルターで濾過し液晶配向膜評価用試料とした。
【0056】実施例5 重合体(A)の代わりに重合体(B)4.32gを用い
た以外は実施例1の実験を繰り返し、ポリ(MMA−S
A)セグメントを20%含むポリイミド−ポリ(MMA
−SA)共重合体を得た。次いで実施例1と同様にして
液晶配向膜評価用試料を調製した。
【0057】実施例6 DDM7.93gとMCTC10.78gをNMP94
gを溶媒としポリアミック酸を合成した後、重合体
(C)4.32gを添加し、室温で12時間反応を継続
した。引き続き、実施例1と同様にしてイミド化反応を
行い、ポリ(MMA−SMA)セグメントを20%含む
ポリイミド−ポリ(MMA−SMA)共重合体を得た。
次いで実施例1と同様にして液晶配向膜評価用試料を調
製した。
【0058】実施例7 MCTC2.1g、2,2’−アゾビス[2−(ヒドロ
キシメチル)プロピオニトリル](和光純薬工業製、商
品名VF−077)0.31g及びピリジン0.1gと
をNMP10gに溶解し、窒素を流通しながら、40℃
で反応させアゾ開始剤溶液を得た。次にDDM7.93
gを、NMP96.5gに溶解し、MCTC8.68g
を窒素を流通しながら少量づつ添加し、室温で5時間反
応させた後、前記のアゾ開始剤溶液を全量添加して更に
12時間させ、アゾ基を含むポリアミック酸の溶液を得
た。次に無水酢酸16.3gとピリジン16.3gの混
合液を添加し、50℃で3時間反応してイミド化を完結
させた。続いてこれにMMA12.04gとアクリル酸
オクチル(以下、OAと略す)4.02gの混合液を添
加し80℃で5時間反応させた。この反応液をメタノー
ルに注ぎ、析出した固形分を乾燥し、ポリ(MMA−O
A)セグメント[以下、この部分を重合体(D)と略
す]を20%含むポリイミド−ポリ(MMA−OA)共
重合体を得た。次いで実施例1と同様にして液晶配向膜
評価用試料を調製した。
【0059】実施例8 重合体(A)の代わりに重合体(E)2.02gを用い
た以外は実施例1の実験を繰り返し、ポリSMAセグメ
ントを10%含むポリイミド−ポリSMA共重合体を得
た。次いで実施例1と同様にして液晶配向膜評価用試料
を調製した。
【0060】実施例9 重合体(A)の代わりに重合体(F)2.02gを用い
た以外は実施例1の実験を繰り返し、ポリ(MMA−S
A)セグメントを10%含むポリイミド−ポリ(MMA
−ISA)共重合体を得た。次いで実施例1と同様にし
て液晶配向膜評価用試料を調製した。
【0061】実施例10 ビシクロ[2,2,1]ヘプタン−2,3,5,6−テ
トラカルボン酸二無水物(以下、BHTCAと略す)
1.9gと重合体(A)4.32gをNMPを溶媒とし
窒素を流通しながら50℃で反応させ、片末端に酸無水
物基を有するMMA−SA共重合体溶液を得た。次にD
DM7.93gをNMP94gに溶解し、BHTCA
7.7gを窒素を流通しながら少量づつ添加し室温で5
時間反応した後、前記の共重合体溶液を全量添加して1
2時間反応した。次いでこの反応液を実施例1と同様に
して無水酢酸とピリジンの混合液で脱水イミド化しメタ
ノールで再沈精製し、ポリ(MMA−SA)セグメント
を20%含むポリイミド−ポリ(MMA−SA)共重合
体を得た。この共重合体をγ−ブチロラクトンに溶解し
固形分4%の溶液を調製した後、1μmのメンブレンフ
ィルターで濾過し液晶配向膜評価用試料とした。
【0062】実施例11 BHTCA1.9gと重合体(A)4.32gをNMP
を溶媒とし窒素を流通しながら50℃で反応させ、片末
端に酸無水物基を有するMMAーSA共重合体溶液を得
た。次にジアミノジフェニルエーテル(以下、DDEと
略す)8.01gをNMP94gに溶解し、BHTCA
7.7gを窒素を流通しながら少量づつ添加し室温で5
時間反応した後、前記の共重合体溶液を全量添加して1
2時間反応した。次いでこの反応液を実施例1と同様に
して無水酢酸とピリジンの混合液で脱水イミド化しメタ
ノールで再沈精製し、ポリ(MMA−SA)セグメント
を20%含むポリイミド−ポリ(MMA−SA)共重合
体を得た。この共重合体をγ−ブチロラクトンに溶解し
固形分4%の溶液を調製した後、1μmのメンブレンフ
ィルターで濾過し液晶配向膜評価用試料とした。
【0063】実施例12 1,2,3,4−シクロブタンテトラカルボン酸二無水
物(以下、CBDAと略す)1.50gと重合体(A)
1.29gとピリジン0.1gをNMP10gを溶媒と
し窒素を流通しながら50℃で反応させ、片末端に酸無
水物基を有するポリ(MMA−SA)溶液を得た。次に
2,2−ビス[4−(4−アミノフェノキシ)フェニル
プロパン(以下、BAPと略す)16.42gをNMP
96.5gに溶解し窒素を通じながらCBDA6.50
gを少量づつ添加し室温で5時間反応した後、前記のポ
リ(MMA−SA)溶液を全量添加して12時間反応
し、反応液をメタノールに注ぎ析出した沈澱を乾燥し
て、ポリ(MMA−SA)セグメントを5%含むポリア
ミック酸−ポリ(MMA−SA)共重合体を得た。この
共重合体をγ−ブチロラクトンに溶解し固形分4%の溶
液を調製した後、1μmのメンブレンフィルターで濾過
し液晶配向膜評価用試料とした。
【0064】実施例13 2、3、5トリカルボキシシクロペンチル酢酸二無水物
(以下、TCAと略す)1.81と重合体(A)0.9
5gをNMP10gを溶媒とし窒素を流通しながら50
℃で反応させ、片末端に酸無水物基を有するポリ(MM
A−SA)溶液を得た。次にDDM7.93gをNMP
94gに溶解し、TCA7.33gを窒素を通じながら
少量づつ添加して12時間反応した。次いでこの反応液
を実施例1と同様にして無水酢酸とピリジンの混合液で
脱水イミド化しメタノールで再沈精製し、ポリ(MMA
−SA)セグメントを5%含むポリイミド−ポリ(MM
A−SA)共重合体を得た。この共重合体をγ−ブチロ
ラクトンに溶解し固形分4%の溶液を調製した後、1μ
mのメンブレンフィルターで濾過し液晶配向膜評価用試
料とした。
【0065】比較例1 DDM7.93gをNMP94gに溶解し、MCTC1
0.67gを窒素を流通しながら少量づつ添加し室温で
5時間反応させ、ポリアミック酸を合成した。次に無水
酢酸16.3gとピリジン16.3gの混合液を添加
し、50℃で3時間反応させイミド化を完結させた。反
応液をメタノールに注ぎ、析出した固形分を乾燥し、D
DMとMCTCとを構成成分とするポリイミドを得た。
次いで実施例1と同様にして液晶配向膜評価用試料を調
製した。
【0066】比較例2 DDMの代わりにDDE8.01gを、またMCTCの
代わりにBHTCA9.45gを用いた以外は比較例1
と同様にして、BHTCAとDDEとを構成成分とする
ポリイミドを得た。次いで実施例1と同様にして液晶配
向膜評価用試料を調製した。
【0067】比較例3 BPAの16.41gをNMP94gに溶解し窒素を流
通しながらCBDA7.84gを少量づつ添加し5時間
反応させ、ポリアミック酸を合成した。この反応液をメ
タノールに注ぎ析出した沈澱を濾過し、乾燥した。次に
ポリマーをNMPに濃度重量4%溶解し、1μmのメン
ブレンフィルターで濾過し液晶配向膜評価用試料とし
た。
【0068】比較例4 MCTCの代わりにTCA9.08gを用いた以外は比
較例1と同様にして、TCAとDDMとを構成成分とす
るポリイミドを得た。次いで実施例1と同様にして液晶
配向膜評価用試料を調製した。
【0069】比較例5 重合体(A)の代わりに重合体(F)2.06gを用い
た以外は実施例1の実験を繰り返し、ポリMMAセグメ
ントを10%含むポリイミド−ポリMMA共重合体を得
た。なお、この共重合体はC8〜20の長鎖アルキルキ
を含んでおらず、本特許の請求範囲以外の樹脂である。
次いで実施例1と同様にして液晶配向膜評価用試料を調
製した。
【0070】応用例 実施例及び比較例で調製したポリイミド溶液及びポリア
ミック酸溶液を液晶配向膜用材料として用いて、プレチ
ルト角および電圧保持率の測定を行った。この測定に用
いるガラス基板の作製に際し、ポリイミド溶液の場合は
ITO透明電極付きのガラス基板にスピンナーを用いて
スピンコートした後180℃にて1時間乾燥させた。ま
たポリアミック酸溶液の場合は、同様にスピンコートし
た後80℃にて5分さらに180℃にて1時間熱処理を
施し、ポリイミド塗膜を形成させた。
【0071】電圧保持率は、セルギャップ5μmのTN
セルを作製してこれにTFT用液晶「RDP−4021
0」(ロディック社製)を注入し、フレーム周期16ミ
リ秒、パルス幅64マイクロ秒、印加電圧4.5Vの条
件下で、23℃及び70℃の恒温槽中にて測定した。
【0072】結果を表1に示す。
【0073】
【表1】
【0074】*注釈 ビニル重合体セグメントの種類は次の通りである。 A:MMA75%、SA25%からなる共重合体 B:MMA60%、SA40%からなる共重合体 C:MMA75%、SMA25%からなる共重合体 D:MMA75%、OA25%からなる共重合体 E:SMAの単独重合体 F:MMA75%、ISA25%からなる共重合体 G:MMAの単独重合体
【0075】
【発明の効果】本発明の液晶配向膜用材料は、高温時で
も高い電圧保持率を有するため、安定で良好な表示が得
られ、かつ大きなプレチルド角が得られる液晶表示素子
を作製することができる。また本発明の液晶配向膜用材
料は、特殊な構造を有するテトラカルボン酸類あるいは
ジアミン化合物を原料として用いることなく合成するこ
とができるため、テトラカルボン酸類およびジアミン化
合物の組み合わせに制限を受けることなく、目的とする
特性を有する液晶配向膜を得ることができるという格別
顕著な効果を有する。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポリイミド系樹脂(X)と分子中に炭素原
    子数8〜24のアルキル基を有するビニル重合体(Y)
    とを含む樹脂を必須の樹脂成分として含有してなる液晶
    配向膜用材料。
  2. 【請求項2】分子中に炭素原子数8〜24のアルキル基
    を有するビニル重合体(Y)が、炭素原子数8〜24の
    アルキル基を有するエチレン性不飽和単量体(a)の単
    独重合体、又は炭素原子数8〜24のアルキル基を有す
    るエチレン性不飽和単量体とこれと共重合可能な他のエ
    チレン性不飽和単量体(b)との共重合体であることを
    特徴とする請求項1記載の材料。
  3. 【請求項3】炭素原子数8〜24のアルキル基を有する
    エチレン性不飽和単量体(a)が、(メタ)アクリル酸
    エステルであることを特徴とする請求項2記載の材料。
  4. 【請求項4】共重合可能な他のエチレン性不飽和単量体
    (b)が(メタ)アクリル酸エステルであることを特徴
    とする請求項2又は3記載の材料。
  5. 【請求項5】ポリイミド系樹脂(X)が、分子中に脂肪
    族構造及び/または脂環族構造を有することを特徴とす
    る請求項1〜4のいずれか1項記載の材料。
  6. 【請求項6】ポリイミド系樹脂(X)が、分子中に下記
    一般式(I)で表される構造単位を有することを特徴と
    する請求項1〜5のいずれか1項記載の材料。 【化1】 (式中、Rは2価の有機基を表す)
  7. 【請求項7】ポリイミド系樹脂(X)が、分子中に下記
    一般式(II)で表される構造単位を有することを特徴と
    する請求項1〜6のいずれか1項記載の材料。 【化2】 (式中、Rは2価の有機基を表し、R’は水素原子また
    は低級アルキル基を表す)
  8. 【請求項8】ポリイミド系樹脂(X)が、分子中に下記
    一般式(III)で表わされる構造単位を有することを特
    徴する請求項1〜7のいずれか1項記載の材料。 【化3】 (式中、Rは2価の有機基を表す)
  9. 【請求項9】ポリイミド系樹脂(X)が、分子中に下記
    一般式(IV)で表わされる構造単位を有することを特徴
    する請求項1〜8のいずれか1項記載の材料。 【化4】 (式中、Rは2価の有機基を表す)
  10. 【請求項10】ポリイミド系樹脂(X)とビニル重合体
    (Y)との重量比が、(X)/(Y)=99.9/0.
    1〜50/50であることを特徴とする請求項1〜7の
    いずれか1項記載の材料。
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