JP4088156B2 - 光活性共重合体 - Google Patents

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Description

本発明は、新規な光活性共重合体及びその使用、液晶用配向層としての非構造化及び構造化光学素子及び多層系の構造におけるその使用、単独使用又は少なくとも1種の他の光活性共重合体と混合しての使用に関する。
液晶装置の成功裡な作動は、この装置内の液晶分子の、これら分子に付与された配向を採用しかつ維持する能力に依るものである。液晶分子の配向は装置の液晶分子の配向方向を定める配向層の使用によって達成され、結果として分子の縦軸は配向層によって定められた配向方向に配向される。この方向配向に加えて、配向層は液晶分子に傾斜角度を付与することもできるので、分子は配向層の表面と平行に配向するよりむしろその表面に対してある角度で分子自身を配向する。
1°〜15°の傾斜角度はネマティック液晶表示装置(LCD)にとって一般的なことである。しかしながらLCDに使用される幾つかの電気光学的効果のためには、非常に高い予備傾斜角度を有する配向層が必要である。縦方向配向ネマティック(VAN)LCDには、例えば、表面から測定して85°〜90°の予備傾斜角度が必要である。混成配向ネマティック(HAN)LCDの場合、基材の一方における予備傾斜角度は上記範囲内になければならないが、他の基材の傾斜角度は低い(通常0°〜10°)。
構造化及び非構造化配向層を製造する方法は当業者にとって周知である。しかしながら、例えばポリイミドのような通例使用される一軸方向にラビングされた重合体配向層には、ラビング工程中に塵が発生し、薄膜トランジスタが破壊され、かつ構造化が不充分であるような一連の欠点がある。従ってラビング工程では構造化層を形成することができない。配向方向を偏光による照射によって予め決めることができる配向層は以前より公知である。この手段によれば、ラビング工程に固有の問題を回避することができる。さらに、異なる配向を有する領域を設けて、例えば非特許文献1に記載されているように配向層を構造化することができる。この工程において線状偏光で照射することにより誘導された重合体結合光反応性桂皮酸基を二量化することは、異方性の重合体網状構造を製造するために採用される。これらの光配向重合体網状構造は、構造化又は非構造化液晶配向層が必要とされる場合は必ず使用することができるものである。
特許文献1及び2(両方ともF. Hoffmann-La Roche AG)さらに特許文献3(Rolic AG)には、液晶用のそのような異方性架橋光構造化配向層の合成に原則として好適な桂皮酸重合体が記述されている。特許文献4及び5に記載されている化合物の場合、線状偏光を照射すると、所望の配向を誘導することに加えて、同時に傾斜角度を形成することができる。従って、表面配向及び傾斜角度を含めて構造化する層を形成することができる。
しかしながら、光構造化配向層には、ある用途、特にTFT表示装置に使用すると、隣接する液晶混合物が不充分な電気抵抗値を有するという欠点がある。TFT表示装置において、液晶媒体の抵抗値が過剰に低いと「保持率」が不適切になり、このことは電圧がスイッチオフにされた後の表示装置における電圧低下の処置ではある。しかしながら、保持率の値が低い場合、時間と共に明るさ及びコントラストが所望しない変化を起こし、このためグレートーンの諧調が不安定になる。
最近、保持率が改良された配向層の光活性材料は、特許文献6(Rolic AG)、特許文献7、8(両方ともSamsung Electron Devices Co., Ltd.)、特許文献9(Rolic AG)及び特許文献10(鐘淵化学工業株式会社)に記述されている。特許文献11、12及び13において、一方で光活性重合体及び他方でポリイミドを含む重合化合物の混合物が提案されている。そのような混合物の欠点は、それらの混和性に制限があることである。しかしながら、光活性重合体の含有量が低いと、方向性が損なわれるとともに配向される液晶層のコントラスト率が低減され、一方ポリイミドの含有率が低下すると、保持率が不充分となる。特許文献14及び15には、側鎖に光反応性桂皮酸基を取り込んだポリイミドが記述されている。
LCDに使用される配向層に必要な通常重要な特性は、傾斜角度の光安定性である。特に高い光強度を用いる表示装置、例えば投射表示装置において、公知の光配向材料では、所定の傾斜角度が時間とともに変化することがしばしば観察される。しかしながら、傾斜角度のそのような変化は、露光の際の連続的な画像コントラストの損失に導く。従って、長期間に亘って改善された安定性を示す、良好な配向性と同時に変更可能な大きさの傾斜角度を誘導する能力とを有する光配向材料が必要とされている。さらに、必要に応じて、高い電圧保持率が達成可能でなければならない。
意外にも、請求項1記載による光活性共重合体は少なくとも部分的にこれらの要件を達成することが見出された。
EP−A−0611786 WO−A−96/10049 EP−A−0763552 EP−A−0763552 WO−A−96/10049 WO−A−99/49360 特開平10−1925296号公報 特開平10−232400号公報 WO−A−99/15576 WO−A−99/51662 WO−A−99/49360 特開平10−195296号公報 特開平10−232400号公報 WO−A−99/15576 WO−A−99/51662 EP−A−0611981 EP−A−0689084 EP−A−0753785 WO−A−98/52077 EP−A−0860455 WO−A−00/59966 PCT/EP00/06788 米国特許第5,454,974号明細書 Jpn. J. Appl. Phys.、31巻(1992)、2155−64(Schadt等) Plast. Eng. 第36巻(1996)(ポリイミド、基礎及び応用)
従って、本発明の第一態様は、光反応性基を取り込んだ側鎖と同時に一般式I:
Figure 0004088156
(式中、
環の合計数は、(場合により存在する縮合系における環数を含めて)少なくとも2個であり、かつ多くとも6個であり;
ここで破線は、重合体主鎖への結合を表し;
2は、2〜5個の環を含む脂環式環系又は縮合環系を表し、この系において1個以上の非隣接CH2基は場合により酸素によって置き換えられ、系は、非置換であるか、あるいはフッ素によって置換されるか、又は直鎖状若しくは分枝状のアルキル残基(それは、非置換であるか、又はシアノ若しくはハロゲノによって一置換されているか、又はハロゲノによって多置換され、かつ1〜18個の炭素原子を有し、ここで1個以上の非隣接CH2基はQ基によって独立して置換されていてもよく、Qは−O−、−CO−、−CO−O−、−O−CO−、−Si(CH32−O−Si(CH32−、−NR2−、−NR2−CO−、−CO−NR2−、−NR2−CO−O−、−O−CO−NR2−、−NR2−CO−NR2−、−CH=CH−、−C≡C−、−O−CO−O−を表し、R2は水素又は低級アルキルを表す)によって置換され;
1、A3は、それぞれ互いに独立して、芳香族基又は脂環式基を表し、この芳香族基又は脂環式基は、非置換であるか、あるいはフッ素、塩素、シアノ基によって、又は環状、直鎖状若しくは分枝状のアルキル残基(それは、非置換であるか、又はシアノ若しくはハロゲノによって一置換されているか、又はハロゲノによって多置換され、かつ1〜18個の炭素原子を有し、ここで1個以上の非隣接CH2基は、独立して、Qによって置き換えられてもよく、Q及びR2は、上記と同義であるが、但し−CH=CH−、−C≡C−は芳香族環と共役していない)によって置換されており;
1は、直鎖状又は分枝状のアルキレン残基(それは、非置換であるか、又はシアノ若しくはハロゲノによって一置換されているか、又はハロゲノによって多置換され、かつ1〜24個の炭素原子を有し、ここで1個以上の非隣接CH2基は、独立して、Qによって置き換えられてもよく、Q及びR2は、上記と同義である)のような単一の共有結合又はスペーサー単位を表し;
1、Z2は、直鎖状又は分枝状のアルキレン残基(それは、非置換であるか、又はシアノ若しくはハロゲノによって一置換されているか、又はハロゲノによって多置換され、かつ1〜8個の炭素原子を有し、ここで1個以上の非隣接CH2基は、独立して、Qによって置き換えられてもよく、Q及びR2は、上記と同義である)のような単一の共有結合又はスペーサー単位を表し;
CH2r−O−、−(CH2r−CO−、−(CH2r−CO−O−、−(CH2r−O−CO−、−(CH2r−CO−NR2−、−(CH2r−NR2−CO−、−(CH2r−NR2−、−(CH2r−O−(CH2s−、−(CH2r−CO−O−(CH2s−、−(CH2r−O−CO−(CH2s−、−(CH2r−NR2−CO−(CH2s−、−(CH2r−NR2−CO−O−(CH2s−、−(CH2r−O−(CH2s−O−、−(CH2r−CO−O−(CH2s−O−、−(CH2r−O−CO−(CH2s−O−、−(CH2r−NR2−CO−(CH2s−O−、−(CH2r−NR2−CO−O−(CH2s−O−であり、またポリスチレン、ポリイミド、ポリアミド酸又はポリアミド酸エステル骨格鎖に結合されている場合、さらに−O−(CH2r−、−CO−O−(CH2r−、 R1は、水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、又は直鎖状若しくは分枝状のアルキル残基(それは、非置換であるか、又はシアノ若しくはハロゲノによって一置換されているか、又はハロゲノによって多置換され、かつ1〜18個の炭素原子を有し、ここで1個以上の非隣接CH2基は、独立して、Qによって置き換えられてもよく、Q及びR2は、上記と同義であるが、但し−CH=CH−、−C≡C−基は芳香族環に直接結合されていない)であり;
n及びmはそれぞれ独立して(m+n)≦2となるように0、1又は2であり;
qは0又は1を表す)
で示される側鎖を含有する光活性共重合体を提供する。
「脂環式」という用語は、シクロプロパン、シクロブタン、シクロペンタン、シクロペンテン、シクロヘキサン、シクロヘキセン、及びシクロヘキサジエンのような3〜10個の炭素原子を有する非芳香性炭素環式又は複素環式環系を含むと理解されたい。
「芳香族性」という用語は、フラン、フェニル、ピリジン、ピリミジン、ナフタレン又はテトラリン単位のような5、6又は10個の環状原子を含む場合により置換された炭素環式基及び複素環式基を含むと理解されたい。
「低級アルキル」という用語は、1〜6個の炭素原子、好ましくは1〜3個の炭素原子を有する直鎖及び分枝状炭化水素基を含むと理解されたい。メチル、エチル、プロピル及びイソプロピル基が特に好ましい。
更なる態様において、本発明はまた光反応性混合物を形成するための一般式Iの重合体の使用、及び液晶用配向層としての単独使用又は混合使用を提供する。そのような配向層は、非構造化又は構造化(パターン化、マルチドメイン)されていてもよく、またLCDの構造及び非構造化及び構造化光学素子及び非吸収性カラーフィルタ、線状及び円形の偏光子、光学遅延層等の多層系の構造において有利に使用することもできる。これら多層系は、例えば、特許文献16、17、18(すべてF. Hoffmann-La Roche AG)及び19(Rolic AG)に例示されている。
新規な光活性材は、優れた配向を示し、かつ非常に高い予備傾斜角度を概して誘導する。他の光反応性重合体との混合物において、材料を使用することによって1°〜90°の全範囲において定められた予備傾斜角度を達成することができる。意外にも、このように調節された予備傾斜角度は、強い可視光を非常に長い時間照射すると安定する。
好ましい環A2は、非置換の5員又は6員環、又は2〜5個の縮合環の場合により置換された基であり、ここで1個又は2個の非隣接CH2基は場合により酸素によって置き換えられる。
さらに好ましい環A2は、シクロペンタン−1,3−ジイル、シクロヘキサン−1,4−ジイル、デカリン−2,6−ジイル、ペルヒドロフェナントレン−2,7−ジイル、ペルヒドロアントラセン−2,6−ジイル、あるいは天然由来の少なくとも2環式のジテルペン又はトリテルペンの基、又はステロイド、最も好ましくはコレステロール又はコレスタノールからなる群より選ばれる縮合環系を取り込んだ基である。
最も好ましい環A2は、トランス−デカリン−2,6−ジイル、トランス,トランス−ペルヒドロフェナントレン−2,7−ジイル、あるいは天然由来の少なくとも2環式のジテルペン若しくはトリテルペンの基又はステロイドから、より好ましくはコレステロール又はコレスタノールから選択された縮合環系を取り込んだ基である。
好ましい環A1及びA3は、互いに独立して、非置換の飽和した5又は6員環の脂環式環、あるいはフッ素又は塩素によって、又は直鎖状若しくは分枝状のアルキル残基(それは、非置換であるか、あるいはフッ素で一置換又は多置換され、かつ1〜12個の炭素原子を有し、ここで1個以上の非隣接CH2基が−O−、−CO−O−、−O−CO−、−NR2−CO−、−CO−NR2−、−NR2−CO−O−、−O−CO−NR2−、−CH=CH−、−C≡C−、−O−CO−O−によって独立して置換されていてもよいが、但し−CH=CH−、−C≡C−は芳香族環と共役しておらず、R2は水素原子又は低級アルキルを表す)によって場合により置換された6員の芳香族環である。
さらに好ましい環A1及びA3は、非置換シクロペンタン−1,3−ジイル、シクロヘキサン−1,4−ジイル、又は1,4−フェニレン(それは、非置換であるか、又はフッ素若しくは塩素によって一置換若しくは多置換されている)、又は直鎖状若しくは分枝状のアルキル残基(それは、非置換であるか、又はフッ素によって一置換若しくは多置換され、かつ1〜12個の炭素原子を有し、ここで1個以上の非隣接CH2基が−O−、−CO−O−、−O−CO−、−CH=CH−、−C≡C−によって独立して置換されていてもよいが、但し−CH=CH−及び−C≡C−は芳香族環と共役していない)である。
本発明の説明において好ましい「スペーサー単位」S1は、単結合、−CH2−、又は−(CH2r−によって表される直鎖状又は分枝状のアルキレン基であり、さらにまた−(−O−CO−(CH2r−、−NR2−CO−(CH2r−、−CO−NR2−(CH2r−、−NR2−(CH2r−、−O−(CH2r−CO−O−、−O−(CH2r−O−CO−、−O−(CH2r−CO−NR2−、−O−(CH2r−NR2−、−O−(CH2r−O−、−O−(CH2r−NR2−CO−、−NR2−(CH2r−CO−O−、−NR2−(CH2r−O−、−NR2−(CH2r−NR2−、−NR2−(CH2r−O−CO−、−CO−NR2−(CH2r−O−、−CO−NR2−(CH2r−NR2−、−CO−NR2−(CH2r−O−CO−、−O−CO−(CH2r−CO−、−O−CO−(CH2r−O−、−O−CO−(CH2r−NR2−、−O−CO−(CH2r−CO−O−、−O−CO−(CH2r−CO−NR2−、−O−CO−(CH2r−NR2−CO−、−O−(CH2r−O−(CH2s−、−O−(CH2r−CO−O−(CH2s−、−O−(CH2r−NR2−CO−(CH2s−、−O−(CH2r−NR2−CO−O−(CH2s−、−O−(CH2r−CO−O−(CH2s−O−、−O−(CH2r−O−(CH2s−O−、−O−(CH2r−NR2−CO−(CH2s−O−、−O−(CH2r−NR2−CO−O−(CH2s−O−、−CO−O−(CH2r−O−(CH2s−、−CO−O−(CH2r−O−(CH2s−O−であって、ここでr及びsはそれぞれ1〜20、特に2〜12の整数であるが、但しr+s≦21、特に≦15であり、またR2は水素又は低級アルキルを表す。
さらに好ましい「スペーサー単位」S1は、単結合、−CH2−、又は−(CH2r−によって表される直鎖状アルキレン基であり、さらに(CH2r−O−、−(CH2r−CO−O−、−(CH2r−O−CO−、−(CH2r−CO−NH−、−(CH2r−NH−CO−、−(CH2r−NH−CO−(CH2s−、−(CH2r−NH−CO−O−(CH2s−、−(CH2r−O−(CH2s−O−、−(CH2r−NH−CO−(CH2s−O−、−(CH2r−NH−CO−O−(CH2s−O−であり、またポリスチレン、ポリイミド、ポリアミド酸又はポリアミド酸エステル骨格鎖に結合されている場合、さらに−O−(CH2r−、−CO−O−(CH2r−、−CO−NH−(CH2r−、−O−CO−(CH2r−、−O−CO−(CH2r−CO−O−、−O−(CH2r−O−CO−、−O−(CH2r−CO−NH−、−O−(CH2r−NH−CO−、−CO−O−(CH2r−O−、−CO−NH−(CH2r−O−、−O−(CH2r−O−、−O−(CH2r−NH−CO−(CH2s−、−O−(CH2r−O−(CH2s−O−、−O−CO−(CH2r−O−(CH2s−O−、−CO−O−(CH2r−O−(CH2s−O−、−O−(CH2r−NH−CO−(CH2s−O−、−O−CO−(CH2r−NH−CO−(CH2s−O−であって、ここでr及びsはそれぞれ2〜12の整数であり、かつr+sの合計≦15である。
1の最も好ましい「スペーサー単位」は、単結合、−CH2−、−(CH2r−によって表される直鎖状アルキレン基であり、さらにまた−(CH2r−O−、−(CH2r−CO−O−、−(CH2r−O−CO−、−(CH2r−O−(CH2s−O−、−(CH2r−NH−CO−O−(CH2s−O−であり、またポリスチレン、ポリイミド、ポリアミド酸又はポリアミド酸エステル骨格鎖に結合されている場合、さらに−O−(CH2r−、−CO−O−(CH2r−、−O−CO−(CH2r−、−O−CO−(CH2r−CO−O−、−O−(CH2r−O−CO−、−CO−O−(CH2r−O−、−O−(CH2r−O−、−O−(CH2r−O−(CH2s−O−、−O−CO−(CH2r−O−(CH2s−O−、−CO−O−(CH2r−O−(CH2s−O−であって、ここでr及びsはそれぞれ2〜8の整数であり、かつr+sの合計≦8である。
好ましい「スペーサー単位」S1の例としては、1,2−エチレン、1,3−プロピレン、1,4−ブチレン、1,5−ペンチレン、1,6−ヘキシレン、1,7−ヘプチレン、1,8−オクチレン、1,9−ノニレン、1,10−デシレン、1,11−ウンデシレン、1,12−ドデシレン、3−メチル−1,4−ブチレン、3−プロピレン−オキシ、3−プロピレンオキシカルボニル、2−エチレン−カルボニルオキシ、4−ブチレン−オキシ、4−ブチレンオキシ−カルボニル、3−プロピレン−カルボニルオキシ、5−ペンチレンオキシ、5−ペンチレンオキシカルボニル、4−ブチレン−カルボニル−オキシ、6−ヘキシレンオキシ、6−ヘキシレンオキシ−カルボニル、5−ペンチレン−カルボニルオキシ、7−ヘプチレンオキシ、7−ヘプチレン−オキシ−カルボニル、6−ヘキシレン−カルボニルオキシ、8−オクチレンオキシ、8−オクチレンオキシカルボニル、7−ヘプチレン−カルボニル−オキシ、9−ノニレンオキシ、9−ノニレンオキシカルボニル、8−オクチレン−カルボニルオキシ、10−デシレン−オキシ、10−デシレン−オキシ−カルボニル、9−ノニレン−カルボニルオキシ、11−ウンデシレンオキシ、11−ウンデシレン−オキシ−カルボニル、10−デシレン−カルボニルオキシ、12−ドデシレンオキシ、12−ドデシレン−オキシ−カルボニル、11−ウンデシレン−カルボニルオキシ、3−プロピレンイミノ−カルボニル、4−ブチレンイミノ−カルボニル、5−ペンチレンイミノ−カルボニル、6−ヘキシレンイミノ−カルボニル、7−ヘプチレンイミノ−カルボニル、8−オクチレンイミノ−カルボニル、9−ノニレンイミノ−カルボニル、10−デシレンイミノ−カルボニル、11−ウンデシレンイミノ−カルボニル、12−ドデシレンイミノ−カルボニル、2−エチレン−カルボニル−イミノ、3−プロピレン−カルボニル−イミノ、4−ブチレン−カルボニル−イミノ、5−ペンチレン−カルボニル−イミノ、6−ヘキシレン−カルボニル−イミノ、7−ヘプチレン−カルボニル−イミノ、8−オクチレン−カルボニル−イミノ、9−ノニレン−カルボニル−イミノ、10−デシレン−カルボニル−イミノ、11−ウンデシレン−カルボニル−イミノ、6−(3−プロピレン−イミノ−カルボニル−オキシ)−ヘキシレン、6−(3−プロピレン−オキシ)−ヘキシレン、6−(3−プロピレン−オキシ)−ヘキシレンオキシ、6−(3−プロピレン−イミノ−カルボニル−オキシ)−ヘキシレンオキシ、6−(3−プロピレン−イミノ−カルボニル)ヘキシル、6−(3−プロピレンイミノ−カルボニル)ヘキシルオキシ、1,2−エチレン−ジオキシ、1,3−プロピレンジオキシ、1,4−ブチレンジオキシ、1,5−ペンチレン−ジオキシ、1,6−ヘキシレン−ジオキシ、1,7−ヘプチレンジオキシ、1,8−オクチレンジオキシ、1,9−ノニレンジオキシ、1,10−デシレン−ジオキシ、1,11−ウンデシレンジオキシ、1,12−ドデシレン−ジオキシ等である。
1及びZ2の好ましい基は、単一の共有結合、あるいは非置換であるか、又はフッ素によって一置換、多置換され、1〜8個の炭素原子を有する直鎖状若しくは分枝状のアルキレン残基であり、ここで1個以上の非隣接CH2基が−O−、−CO−、−CO−O−、−O−CO−、−NR2−CO−、−CO−NR2−、−NR2−CO−O−、−O−CO−NR2−、−CH=CH−、−C≡C−、−O−CO−O−によって独立して置換されていてもよいが、但し−CH=CH−及び−C≡C−は芳香族環と共役しておらず、かつR2は水素原子又は低級アルキルを表す。
1及びZ2のさらに好ましい基は、単一の共有結合又は1〜6個の炭素原子を有する直鎖状又は分枝状のアルキレン残基であり、ここで1個以上の非隣接CH2基が−O−、−CO−O−、−O−CO−、−CH=CH−、−C≡C−、−O−CO−O−によって独立して置換されていてもよいが、但し−CH=CH−及び−C≡C−は芳香族環と共役していない。
1及びZ2の最も好ましい基は、単一の共有結合又は1〜4個の炭素原子を有する直鎖状又は分枝状のアルキレン残基であり、ここで1個又は2個の非隣接CH2基が−O−、−CO−O−、−O−CO−によって独立して置換されていてもよい。
好ましくは、R1は、水素原子、フッ素原子、塩素原子、シアノ基、又は直鎖状若しくは分枝状のアルキル残基(それは、非置換であるか、シアノ又はハロゲノによって一置換され、又はフッ素によって多置換され、かつ1〜18個の炭素原子を有し、ここで1個以上の非隣接CH2基は−O−、−CO−、−CO−O−、−O−CO−、−NR2−CO−、−CO−NR2−、−NR2−CO−O−、−O−CO−NR2−、−CH=CH−、−C≡C−、−O−CO−O−によって独立して置換されていてもよいが、但し−CH=CH−及び−C≡C−は芳香族環に直接結合されておらず、かつR2は水素原子又は低級アルキルを表す)である。
1のより好ましい基は、水素原子、フッ素原子、塩素原子、シアノ基、又は非置換で1〜12個の炭素原子を有する直鎖状又は分枝状のアルキル残基であり、ここで1個以上の非隣接CH2基は−O−、−CO−、−CO−O−、−O−CO−、−CH=CH−、−C≡C−、−O−CO−O−によって独立して置換されていてもよいが、但し−CH=CH−及び−C≡C−は芳香族環に直接結合されていない。
n及びmは、それぞれ式Iの下部構造における環の合計数が縮合系における環の数を含めて2〜5であるように選択されることが好ましい。
式Iの下部構造において、m及びnは環の合計数が縮合系における環を含めて3又は4であるように選択されることがさらに好ましい。
qは、環A1がジテルペン、トリテルペン又はステロイドの基から選択される場合以外、1であることが好ましい。後者の場合、qは0の値を有する。
本発明の側鎖共重合体は、式Iの側鎖に加えて、光環化を受けることができる光反応性基を取り込んだ側鎖を含んでいる。そのような側鎖は一般に光配向用重合体に使用され、かつ例えば特許文献1、2、3、20、21及び22から当業者にとって公知である。
好ましくは、光反応性基を取り込んだそのような側鎖が、一般式II又はIII:
Figure 0004088156
(式中、
ここで破線は、重合体主鎖への結合を示し;
1は、上記と同義であり;
Bは、非置換であるか、あるいはフッ素、塩素、シアノ基によって、又は直鎖状若しくは分枝状のアルキル残基(それは、非置換であるか、又はシアノ若しくはハロゲノによって一置換されているか、又はハロゲノによって多置換され、かつ1〜18個の炭素原子を有し、ここで1個以上の非隣接CH2基は、独立して、Qによって置き換えられていてもよく、Q及びR2は、上記と同義である)によって置換された芳香族基又は脂環式基を表し;
1、P2は光反応性基を表し;
3は、水素原子、又は直鎖状若しくは分枝状のアルキル残基(それは、非置換であるか、又はシアノ若しくはハロゲノによって一置換されているか、又はハロゲノによって多置換され、かつ1〜18個の炭素原子を有し、ここで1個以上のCH2基は、独立して、Qによって置き換えられてもよく、Q及びR2は、上記と同義である)であり;
pは0又は1である)
の下部構造である。
好ましい光反応性基P1及びP2は、光環化を受けかつ一般式IV及びV:
Figure 0004088156
(式中、
ここで破線は、それぞれB又はS1への結合を示し;
Cは、非置換であるか、あるいはフッ素、塩素若しくはシアノ基によって、又は環状、直鎖状若しくは分枝状のアルキル残基(それは、非置換であるか、又はシアノ若しくはハロゲノによって一置換されているか、又はハロゲノによって多置換され、かつ1〜18個の炭素原子を有し、ここで1個以上の非隣接CH2基は、独立して、Qによって置き換えられていてもよく、Q及びR2は、上記と同義であり)によって置換されたフェニレンを表すか、あるいはCは、さらにピリミジン−2,5−ジイル、ピリジン−2,5−ジイル、2,5−チオフェニレン、2,5−フラニレン、又は1,4−若しくは2,6−ナフチレンであり;
Eは、−OR4、−NR56、又は環Cのオルト位置に結合されてクマリン単位を形成する酸素原子を表し、ここでR4、R5及びR6は、水素原子又は環状、直鎖状若しくは分枝状のアルキル残基(それは、非置換であるか、又はハロゲノによって一置換されるか、又はハロゲノによって多置換され、かつ1〜18個の炭素原子を有し、ここで1個以上のCH2基は−O−、−CO−、−CO−O−、−O−CO−、−CH=CH−によって独立して置換されていてもよいが、但し酸素原子は互いに直接結合されておらず、又はR5及びR6が互いに結合されて5〜8個の原子で脂環式環を形成する)であり;
X、Yは、互いに独立して、水素、フッ素、塩素、シアノ基、又は場合によりフッ素によって置換される1〜12個の炭素原子を有するアルキルを表し、このアルキルにおいて1個以上の非隣接CH2基が−O−、−CO−O−、−O−CO−及び/又はCH=CH−によって場合により置換されている)
をそれぞれ有する基を有する。
より好ましい基P1及びP2は、一般式IV及びV
(式中、Cは、非置換であるか、あるいは直鎖状又は分枝状のアルキル残基(それは、非置換であるか、又はフッ素によって一置換若しくは多置換され、かつ1〜18個の炭素原子を有し、ここで1個以上の非隣接CH2基が−O−、−CO−、−CO−O−、−O−CO、−CH=CH−によって独立して置換されていてもよく、Cは、さらに2,5−フラニレン、1,4−若しくは2,6−ナフチレンを表す)によって置換されているフェニレンを表し;
Eは−OR4又は−NHR5を表し、ここでR4及びR5は、環状、直鎖状又は分枝状のアルキル残基(それは、非置換であるか、又はフッ素によって一置換若しくは多置換され、かつ1〜18個の炭素原子を有し、かつ1個以上の非隣接CH2基は−O−によって独立して置換されていてもよく)であり;
X、Yは水素原子である)
をそれぞれ有する。
式Iの側鎖と光反応性側鎖とが結合されている本発明による共重合体の重合体骨格鎖は、一般的に重合体を光配向するために使用されるものであり、かつそれは当業者にとって周知である。これらの例は、例えば特許文献1、2、3、20、9及び21に公表されている。
本発明における好ましい重合体骨格鎖は、アクリレート、メタクリレート、2−クロロアクリレート、2−フェニルアクリレート、場合によりN−低級アルキルで置換されたアクリルアミド、メタクリルアミド、2−クロロアクリルアミド、2−フェニルアクリルアミド、ビニルエーテル、ビニルエステル、スチレン誘導体、シロキサン、イミド、アミド酸、及びこれらのエステル、アミドイミド、マレイン酸誘導体、フマル酸誘導体から形成される重合体である。
より好ましい重合体骨格鎖は、アクリレート、メタクリレート、場合によりN−低級アルキルで置換されたアクリルアミド、メタクリルアミド、ビニルエーテル、ビニルエステル、スチレン誘導体、イミド、アミド酸及びこれらのエステル、及びアミドイミドから形成される重合体である。
特に好ましい重合体骨格鎖は、アクリレート、メタクリレート、場合によりN−低級アルキルで置換されたアクリルアミド、メタクリルアミド、ビニルエーテル、ビニルエステル及びスチレン誘導体から形成される重合体である。
最も好ましい重合体骨格鎖は、ポリアクリレート、ポリメタクリレート、ポリビニルエーテル及びポリビニルエステルである。
本発明による共重合体における光反応性側基に対する式Iの側基の割合は、通常50%以下、好ましくは25%以下、最も好ましくは20%以下である。
本発明の共重合体は、単独で、又は好ましくは少なくとも1種の他の光反応性重合体又は共重合体との混合物の状態で使用することができる。従って、本発明の更なる態様は、本発明の共重合体を含む光反応性混合物を含む。混合する相手は、光配向特性が公知の成分であり、これらの成分は、例えば特許文献1、2、3、20、14、21及び22に例示されている。
本発明の共重合体との混合物の好ましい成分は、アクリレート、メタクリレート、場合によりN−低級アルキルで置換されたアクリルアミド、メタクリルアミド、ビニルエーテル、ビニルエステル、スチレン誘導体、イミド、アミド酸及びこれらのエステル及びアミドイミドに基づく光反応性重合体であり、ここで側鎖は光反応性基として式II又はIIIの下部構造を含む。
本発明の共重合体との混合物のより好ましい成分は、光反応性側鎖として桂皮酸又はクマリン誘導体を組み込んだイミド、アミド酸、又はアミド酸エステルに基づく光重合体である。
最も好ましいのは、ポリアクリレート、ポリメタクリレート、ポリビニルエーテル及びポリビニルエステルに基づく本発明の共重合体と、ポリイミド、ポリアミド酸及びポリアミド酸エステルに基づく光反応性重合体とを含む混合物である。
混合物における本発明による共重合体の含有量は、広い範囲で変更できるが、成分の混和性によって左右される。好ましくは、共重合体が25重量%以下、より好ましくは15重量%以下、最も好ましくは10重量%以下である。
式Iの重合体は容易に入手できることを特徴とする。この重合体は当業者に公知である方法を使用して製造されていてもよい。
アクリレート、メタクリレート、アクリルアミド、メタクリルアミド及びスチレン誘導体を繰り返しのモノマー単位として含む本発明の共重合体は、原則として2つの異なる工程に従って製造することができる。予め形成されたモノマーの直接重合に加えて、反応性光活性誘導体の官能性重合体との重合体類似反応も可能性として存在する。
直接重合の場合、最初にモノマー及びコモノマーを個々の成分から別々に製造する。共重合体の形成は、続けてUV放射又は熱の影響下で、又はラジカル又はイオン触媒の作用によって、それ自体公知の方法で行う。ペルオキソ二硫酸カリウム、過酸化ジベンゾイル、アゾビスイソブチロニトリル又は過酸化ジ−tert−ブチルはラジカル開始剤の例である。イオン触媒は、フェニルリチウム又はナフチルナトリウムのようなアルカリ有機化合物、又はBF3、AlCl3、SnCl3又はTiCl4のようなルイス酸である。モノマーは溶液、懸濁液、乳濁液又は物質中において重合することができる。
第二工程において、重合体は予め形成された官能性重合体及び適切な官能化側鎖誘導体から重合体類似反応で製造することも可能である。例えばエステル化、エステル交換、アミド化、エーテル化のような多くの公知の工程は重合体類似反応に適している。
そのような共重合体は、1000〜5000000、しかしながら好ましくは5000〜2000000、しかしながら特に有利には10000〜1000000の分子量MWを有する。
本発明によるポリアミド酸及びポリイミドの製造は、一般的にポリイミドの文献、例えば非特許文献2にしばしば記載されている方法と同様に行う。
例えば、ポリアミド酸を製造するための重縮合反応は、γ−ブチロラクトン、N、N−ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリドン又はN、N−ジメチルホルムアミドのような極性非プロトン有機溶媒の溶液において行う。殆どの場合、ジアンヒドリド及びジアミンの等モル量、即ち1無水物基当たり1アミノ基を使用する。重合体の分子量を安定化させることが所望される場合、この目的のためには、2種の成分のうち過剰な量又は理論量未満の1成分を添加するか、又はジカルボン酸1無水物又はモノアミンの形で単官能化合物を添加することが可能である。そのような単官能化合物の例としては、マレイン酸無水物、フタル酸無水物、アニリン等がある。反応は100℃未満の温度で行うことが好ましい。
ポリアクリレート、ポリメタクリレート、ポリスチロールのような比較的極性の低い重合体と、ポリアミド酸、ポリイミド及びポリアミド酸エステルのような極性重合体とを含む混合物を製造するために、重縮合反応は極性の少ない重合体の存在下で行うこともできる。
ポリイミド単独又はポリイミドと他種の重合体との混合物を形成するためのポリアミド酸の環化は、加熱によって、即ち水の除去を伴う縮合によって、又は試薬による他のイミド化反応によって行うことができる。純粋に熱的に行う場合、ポリアミド酸のイミド化は完全なものとは限らない。即ち結果として生じるポリイミドはある割合で依然としてポリアミド酸を含んでいる恐れがある。イミド化反応は一般的に60〜250℃、しかしながら好ましくは200℃未満の温度で行う。かなり低い温度でイミド化を達成するためには、水の除去を容易にする試薬を反応混合物に追加的に混合する。そのような試薬としては、例えば酢酸無水物、プロピオン酸無水物、フタル酸無水物、トリフルオロ酢酸無水物のような酸無水物、及びトリエチルアミン、トリメチルアミン、トリブチルアミン、ピリジン、N、N−ジメチルアニリン、ルチジン、コリジン等のような第三級アミンからなる混合物がある。この場合に使用する試薬の量は、縮合されるべきポリアミド酸の1当量につき少なくともアミンの2当量及び酸無水物の4当量が好ましい。
イミド化反応は、支持体への塗布前、又は塗布後のみに行うことができる。後者の変法は、特に当該ポリイミドが通例の溶媒において難溶性である時に好ましい。
本発明によるポリアミド酸及びポリイミドは、好ましくは0.05〜10dL/g、より好ましくは0.05〜5dL/gの範囲内の固有粘度を有する。ここで固有粘度(ηinh=1nηrel/C)は、0.5g/100mlの濃度で重合体を含む溶液についてN−メチル−2−ピロリドンを溶媒として使用する30℃での粘度を測定することによって決定される。
本発明による重合体鎖を合成するモノマー形成ブロックの数は、広い範囲内で変更することができる。その数は一般的に2〜2000であるが、特に3〜200である。
本発明による共重合体及び重合体混合物は、基材に対する重合体の接着性をさらに向上させるためのシラン含有化合物及びエポキシ含有架橋剤のような添加剤を含んでもよい。シラン接着助剤の例は、例えば非特許文献2のような文献に記載されている。上述のエポキシ含有架橋剤としては、好ましくは4,4′−メチレン−ビス−(N、N−ジグリシジルアニリン)、トリメチロールプロパントリグリシジルエーテル、ベンゼン−1,2,4,5−テトラカルボン酸1,2:4,5−N、N′−ジグリシジルジイミド、ポリエチレングリコールジグリシジルエーテル、N、N−ジグリシジル−シクロヘキシルアミン等が挙げられる。
本発明による共重合体及び重合体混合物は、光増感剤、ホトラジカル発生剤及び/又はカチオン性光重合開始剤のような添加剤を含んでもよい。そのような添加剤の例としては、2,2−ジメトキシ−フェニルエタノン、ジフェニルメタノンとN、N−ジメチルベンゼンアミン又はエチル4−(ジメチルアミノ)ベンゾエートとの混合物、キサントン、チオキサントン、IRGACURE(登録商標)184、369、500、651及び907(Ciba)、ミヒラーケトン、トリアリールスルホニウム塩等がある。
本発明による共重合体及び重合体混合物は、支持体に塗布可能であり、かつ必要な場合もあるイミド化工程後に、線状偏光による照射、即ち光反応性基を含む側鎖の環状付加によって架橋させることが可能であり、このため、照射される光の偏向方向によるけれども、配向層と接触する液晶の配向及び傾斜角度の好ましい方向が得られる。それゆえ、本発明による分子単位の空間的に選択できる照射によって、表面の非常に特定の領域が配向されかつこの領域には定められた傾斜角度を付与することができる。同時に、このように形成された配向層は、環状付加によっても安定化される。
従って、本発明はまた液晶用配向層としての本発明による重合体の使用、さらに表示装置の液晶セル、光学構成素子の層、特に混成層素子の形成におけるその使用にも関する。
そのような配向層は、例えば重合体材料の溶液を最初に製造し、次に好ましくは0.05〜50μmの厚さの均質な層を形成するように、この溶液を支持体に塗布することによって形成することができる。支持体には、さらに電極層(例えば、インジウムスズ酸化物(ITO)で被覆されたガラス板)のような構成素子を場合により付与してもよい。重合体材料の溶液を塗布するためには、スピンコーティング、ミニスカスコーティング、ワイヤーコーティング、スロットコーティング、オフセット印刷、フレキソ印刷、グラビア印刷のようなさまざまな塗布技術を使用してもよい。次に場合により、先行するイミド化の後、配向すべき領域は、偏光子及び場合によりパターン又は構造を形成するためのマスクを使用して、例えば高圧水銀蒸気ランプ、キセノンランプ又はパルスUVレーザーで照射することができる。照射時間は、材料及び使用する光源の出力によって定められる。二量化も、例えば架橋反応に適している放射のみを通過させるフィルタを使用して、均質な層を照射することによって行うことができる。
本発明の更なる態様は、
a)配向層が、式Iの側鎖を含む光反応性共重合体を含有することを特徴とする、少なくとも1種の配向層を有する光学又は電子光学装置;及び
b)非構造化及び構造化光学素子及び多層系の構造における式Iの側鎖を含む光反応性共重合体の使用である。
本発明による重合体を以下の実施例によって、より詳細に説明する。実施例においてTgはガラス温度を表す。相対分子量(Mn)は、ポリスチレン標準で溶媒としてTHFを使用して35℃のゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)によって測定された。
実施例1
ポリ−コレステリル−2−メタクリレート−co−6−〔4−(2−メトキシカルボニルビニル)フェニルオキシ〕ヘキシル−2−メタクリレート(1:4)
Figure 0004088156
乾燥ジメチルホルムアミド(DMF)3.2ml中のコレステリル−2−メタクリレート0.115g(0.25mmol)及び6−〔4−(2−メトキシカルボニルビニル)フェニルオキシ〕ヘキシル−2−メタクリレート0.35g(1.01mmol)(EP−A−0763552に従って調製)及びα、α′−アゾビシクロヘキサンカルボニトリル(ACN)3.1mg(0.032mmol)の混合物を、密閉可能な管内で脱気した。次に、管をアルゴン下で密閉し、80℃で15時間撹拌した。次に反応混合物をテトラヒドロフラン(THF)5mlで希釈し、メタノール400ml中に沈殿し、ろ過して回収した。重合体をTHF(4.0ml)からメタノール300ml中に再沈殿し、ポリ−(コレステリル−2−メタクリレート)−co−6−〔4−(2−メトキシカルボニルビニル)フェニルオキシ〕−ヘキシル−2−メタクリレート(1:4)0.35gを白色の固体として得た;Mn=1.85×105、pdi=4.23。
出発原料として使用したコレステリル−2−メタクリレートを、次の手順に従って調製した:
10℃のCH2Cl250ml中のコレステロール2g(5.2mmol)、2−メタクリル酸0.49g(5.7mmol)及びN、N−ジメチルアミノピリジン0.09gの溶液に、CH2Cl2 20ml中のジシクロヘキシルカルボジイミド(DCC)1.5gの溶液を徐々に添加した。次に、溶液を室温で15時間撹拌し、次にろ過し、その後溶液を蒸発乾固した。酢酸エチル/ヘキサン(1:9)使用のシリカゲル上で残渣をクロマトグラフィーに付し、アクリレート1.2gを無色の固体として得た。
以下の化合物を同様の方法で調製した:
ポリ−コレステリル−2−メタクリレート−co−6−〔4−(2−メトキシカルボニルビニル)フェニルオキシ〕ヘキシル−2−メタクリレート(1:9)、
n=2.3×105、pdi=2.47;
ポリ−2−(コレステリルカルバモイル)エチル−2−メタクリレート−co−6−〔4−(2−メトキシカルボニルビニル)フェニルオキシ〕ヘキシル−2−メタクリレート(1:4);
ポリ−コレステリル−2−メタクリレート−co−6−〔4−(2−メトキシカルボニルビニル)ベンゾイルオキシ〕ヘキシル−2−メタクリレート(1:4)、
n=7.6×104、pdi=2.46;
ポリ−コレステリル−2−メタクリレート−co−6−〔4−(2−メトキシカルボニルビニル)ベンゾイルオキシ〕ヘキシル−2−メタクリレート(1:9)、
n=3.7×105、pdi=7.03;
ポリ−コレステリル−2−メタクリレート−co−6−〔2−メトキシ−4−(2−メトキシカルボニルビニル)フェニルオキシ〕ヘキシル−2−メタクリレート(1:5);
ポリ−コレステリル−2−メタクリレート−co−6−〔2−メトキシ−4−(2−メトキシカルボニルビニル)フェニルオキシ〕ヘキシル−2−メタクリレート(1:9);
ポリ−6−(コレステリル)ヘキシル−2−メタクリレート−co−6−〔4−(2−メトキシカルボニルビニル)フェニルオキシ〕ヘキシル−2−メタクリレート(1:9);
ポリ−6−(コレステリル)ヘキシル−2−メタクリレート−co−6−〔4−(2−メトキシカルボニルビニル)フェニルオキシ〕ヘキシル−2−メタクリレート(1:9);
ポリ−全トランス−〔2−(フェニル)デカヒドロ−6−ナフチル〕メチル−co−6−〔4−(2−メトキシカルボニルビニル)フェニルオキシ〕ヘキシル−2−メタクリレート(1:4);
ポリ−全トランス−〔2−(フェニル)デカヒドロ−6−ナフチル〕メチル−co−6−〔4−(2−メトキシカルボニルビニル)ベンゾイルオキシ〕ヘキシル−2−メタクリレート(1:4);
ポリ−全トランス−〔6−〔2−(フェニル)デカヒドロ−6−ナフチル〕メチルオキシ〕ヘキシル−co−6−〔4−(2−メトキシカルボニルビニル)ベンゾイルオキシ〕ヘキシル−2−メタクリレート(1:4)。
実施例2
ポリ−3−〔(E)−4−〔(E)−4−(4−メチルフェニル)シクロヘキシル〕シクロヘキシル〕プロピル−2−メタクリレート−co−2−〔4−(2−メトキシカルボニルビニル)フェニルオキシ〕エチル−2−メタクリレート(1:3)
Figure 0004088156
乾燥テトラヒドロフラン(THF)19ml中の3−〔トランス−4−〔トランス−4−(4−メチルフェニル)シクロヘキシル〕シクロヘキシル〕プロピル−2−メタクリレート0.31g(0.8mmol)及び2−〔4−(2−メトキシカルボニルビニル)−フェニルオキシ〕エチル−2−メタクリレート0.7g(2.41mmol)(EP−A−0763552による調製)及びα、α′−アゾイソブチロニトリル(AIBN)5.3mg(0.032mmol)の混合物を、密閉可能な管内で脱気した。次に管はアルゴン下で密閉し、57℃で15時間撹拌した。重合体を、ジエチルエーテル500ml中に沈殿し、ろ過して回収した。重合体をTHF(6.0ml)からメタノール300ml中に再沈殿し、ポリ−3−〔(E)−4−〔(E)−4−(4−メチルフェニル)シクロヘキシル〕シクロヘキシル〕プロピル−2−メタクリレート−co−2−〔4−(2−メトキシカルボニルビニル)フェニルオキシ〕エチル−2−メタクリレート(1:3)0.58g(80%)を白色の固体として得た;Mn=8.15×104、pdi=2.16。
出発原料として使用した3−〔トランス−4−〔トランス−4−(4−メチルフェニル)シクロヘキシル〕シクロヘキシル〕−プロピル−2−メタクリレートを、次の手順に従って調製した:
0℃のCH212 60ml中の、特許文献23に従って調製した3−〔トランス−4−〔トランス−4−(4−メチルフェニル)シクロヘキシル〕シクロヘキシル〕プロプロパノール3g(9.54mmol)、2−メタクリル酸1.94g及びN、N−ジメチルアミノピリジン0.33gの溶液に、CH2Cl220ml中のジシクロヘキシルカルボジイミド(DCC)5.5gの溶液を徐々に添加した。次に、溶液を室温で72時間撹拌した。次に有機相を、ろ過し、水で洗浄し、Na2SO4で乾燥し、ろ過し、そして蒸発乾固した。ヘキサン/エーテル(19:1)使用のシリカゲル上で残渣をクロマトグラフィー付し、アクリレート2.73gを無色の固体として得た。
次の化合物を同様の方法で調製した。
ポリ−3−〔トランス−4−〔トランス−4−(4−メチルフェニル)シクロヘキシル〕シクロヘキシル〕−プロピル−2−メタクリレート−co−2−〔2−メトキシ−4−(2−メトキシカルボニルビニル)フェニルオキシ〕エチル−2−メタクリレート(1:3)、
n=9.1×104、pdi=2.08;
ポリ−3−〔トランス−4−〔トランス−4−(4−メチルフェニル)シクロヘキシル〕シクロヘキシル〕−プロピル−2−メタクリレート−co−2−〔4−(2−メトキシカルボニルビニル)フェニルオキシ〕エチル−2−メタクリレート(1:9);
ポリ−3−〔トランス−4−〔トランス−4−(4−メチルフェニル)シクロヘキシル〕シクロヘキシル〕−プロピル−2−メタクリレート−co−2−〔2−メトキシ−4−(2−メトキシカルボニルビニル)フェニルオキシ〕エチル−2−メタクリレート(1:9)、
n=9.8×104、pdi=2.58;
ポリ−3−〔トランス−4−〔トランス−4−(4−メチルフェニル)シクロヘキシル〕シクロヘキシル〕−プロピル−2−メタクリレート−co−6−〔4−(2−メトキシカルボニルビニル)ベンゾイルオキシ〕ヘキシル−2−メタクリレート(1:9);
ポリ−3−〔トランス−4−〔−4−(4−シアノフェニル)フェニル〕シクロヘキシル〕プロピル−2−メタクリレート−co−2−〔4−(2−メトキシカルボニルビニル)フェニルオキシ〕エチル−2−メタクリレート(1:3)、
n=8.75×104、pdi=2.27;
ポリ−3−〔トランス−4−〔−4−(4−シアノフェニル)フェニル〕シクロヘキシル〕プロピル−2−メタクリレート−co−2−〔2−メトキシ−4−(2−メトキシカルボニルビニル)フェニルオキシ〕エチル−2−メタクリレート(1:3)、
n=7.9×104、pdi=2.17;
ポリ−3−〔トランス−4−〔トランス−4−(3,4−ジフルオロフェニル)シクロヘキシル〕シクロヘキシル〕プロピル−2−メタクリレート−co−2−〔4−(2−メトキシカルボニルビニル)フェニルオキシ〕エチル−2−メタクリレート(1:3)、
n=7.4×104、pdi=2.29;
ポリ−3−〔トランス−4−〔トランス−4−(3,4−ジフルオロフェニル)シクロヘキシル〕シクロヘキシル〕プロピル−2−メタクリレート−co−2−〔2−メトキシ−4−(2−メトキシカルボニルビニル)フェニルオキシ〕エチル−2−メタクリレート(1:3)、
n=8.5×104、pdi=2.14;
ポリ−3−〔トランス−4−〔トランス−4−(3,4−ジフルオロフェニル)シクロヘキシル〕シクロヘキシル〕−プロピル−2−メタクリレート−co−2−〔2−メトキシ−4−(2−メトキシカルボニルビニル)フェニルオキシ〕エチル−2−メタクリレート(1:9);
ポリ−3−〔トランス−4−(4−メトキシフェニル)シクロヘキシル〕プロピル−2−メタクリレート−co−2−〔2−メトキシ−4−(2−メトキシカルボニルビニル)フェニルオキシ〕エチル−2−メタクリレート(1:3);
ポリ−3−〔トランス−4−(4−メトキシフェニル)シクロヘキシル〕プロピル−2−メタクリレート−co−2−〔2−メトキシ−4−(2−メトキシカルボニルビニル)フェニルオキシ〕エチル−2−メタクリレート(1:9)。
実施例3
ポリイミド
1,2,3,4−シクロブタンテトラカルボン酸二無水物0.199g(1.02mmol)を、テトラヒドロフラン3.5ml中の3,5−ジアミノ安息香酸コレステリルエステル0.059g(0.113mmol)及び3,5−ジアミノ安息香酸6−〔2−メトキシ−4−(2−メトキシカルボニル−ビニル)フェニルオキシ〕ヘキシルエステル0.45g(1.02mmol)の溶液に添加した。次に、撹拌を23℃で2時間行った。次に、さらに1,2,3,4−シクロブタンテトラカルボン酸二無水物0.022g(0.113mmol)を添加した。その後、混合物を室温で22時間反応させた。重合体混合物をTHF3.5mlで希釈し、ジエチルエーテル200ml中に沈殿し、ろ過して回収した。重合体を、ろ過後にTHF(10ml)から水600ml中に再沈殿し、真空下に室温で乾燥後、ポリアミド酸0.687gをベージュ色の粉末の形態で得た;〔η〕=0.57dL/g。
出発原料として使用した3,5−ジアミノ安息香酸コレステリルエステル及び3,5−ジアミノ安息香酸6−〔2−メトキシ−4−(2−メトキシカルボニルビニル)フェニルオキシ〕ヘキシルエステルを、次の手順によって調製した:
3,5−ジニトロ安息香酸コレステリルエステル
Figure 0004088156
コレステロール3.89g(10.1mmol)、3,5−塩化ジニトロベンゾイル2.44g(10.5mmol)及び4−ジメチルアミノピリジン12.3mgを、ジクロロメタン76mlに溶解した。その後、溶液を0℃に冷却し、次にピリジン4.1mlを25分間に渡って滴加した。0℃で4.75時間後、反応混合物をジクロロメタンと水とに分離し、有機相を、重炭酸ナトリウムの飽和溶液で洗浄し、そして繰り返し水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、ロータリーエバポレーターによって濃縮した。トルエンを使用したシリカゲル100g上で残渣をクロマトグラフィーに付し、3,5−ジニトロ安息香酸コレステリルエステル5.56g(95%)を黄色の粉末として得た。
3,5−ジアミノ安息香酸コレステリルエステル
Figure 0004088156
3,5−ジニトロ安息香酸コレステリルエステル5.54g(9.54mmol)及び塩化アンモニウム2.0g(37.39mmol)を、メタノール:水9:1からなる混合物80ml中に懸濁した。次に、亜鉛粉末12.48g(191mmol)を一度に添加し、結果として形成された混合物を40℃で撹拌した。4.5時間後、さらにメタノール:水9:1 20mlを濃懸濁液に添加し、反応を4.25時間続けた。次に反応混合物を室温に冷却し、メタノール/水(9:1)100mlで希釈し、その後ジクロロメタンと水とに分離した。有機相を、重炭酸ナトリウムの飽和溶液で洗浄し、繰り返し水で洗浄し、次に硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、蒸発によって濃縮した。トルエン/酢酸エチル(7.3)を使用したシリカゲル100g上で残渣をクロマトグラフィーに付し、高い真空下で乾燥後、ペースト状化合物2.82gを得た。
実施例4
高い傾斜角度を有するセルの調製
光反応性共重合体ポリ−3−〔トランス−4−〔トランス−4−(4−メチルフェニル)シクロヘキシル〕シクロヘキシル〕プロピル−2−メタクリレート−co−2−〔2−メトキシ−4−(2−メトキシカルボニルビニル)フェニルオキシ〕エチル−2−メタクリレート(1:3)(調製は実施例1参照)の2重量%溶液を、シクロペンタノンを溶媒として使用して調製した。溶液を室温で30分間撹拌した。
この溶液を、2枚のITO(インジウムスズ酸化物)を塗布したガラス板上に2000rpmでスピンコートし、次に150℃で30分間乾燥した。
次に、両方の基材を、350Wの高圧水銀灯の偏向した紫外線に1分間露光した。基材位置におけるuv光の強度は1.1mW/cm2と測定された。
被覆面側を内側に向けて、2枚の板を20μmの厚さのガラス棒をスペーサーとして使用して平行な液晶セルに組み立てた。セルには、ネマティック液晶混合物MLC12000−000(Merck)を105℃で充填した。この温度は、液晶混合物の透明化温度(Tc=90℃)よりも充分に高い。その後、セルを3℃/分の冷却速度で95℃まで、0.3℃/分の冷却速度で95℃〜85℃まで、そして5℃/分の冷却速度で85℃〜25℃まで冷却した。冷却手順を適用すると、透明化温度を通過している間に液晶混合物のストレスのない配向が可能になる。セルを偏光顕微鏡で調べたところ、配向状態が優れていることがわかった。顕微鏡に導入された傾斜補償器によれば、液晶分子の長軸の配向は、光重合体を光配向するために使用されたUV−光の偏向方向に平行であることがわかった。
光配向された層によって液晶材料に発生した傾斜角度を、標準的な結晶回転方法を使用して測定した。Autronics Melchersからの市販装置TBA105をこの目的で使用した。予備傾斜角度は、表面に対して89.1°と評価された。
実施例5
中間傾斜角度を有するセルの調製
実施例4の手順に正確に従って、第二の平行セルを調製した。しかしながら、実施例4と異なり、シクロペンタノンにおける実施例1からの光反応性共重合体ポリ−3−〔トランス−4−〔トランス−4−(3,4−ジフルオロフェニル)シクロヘキシル〕シクロヘキシル〕−プロピル−2−メタクリレート−co−2−〔2−メトキシ−4−(2−メトキシカルボニル−ビニル)フェニルオキシ〕エチル−2−メタクリレート(1:3)の2重量%溶液を使用した。
この溶液を、その後実施例4の条件を使用して光配向された両基材に塗布した。
結晶回転測定から、49.6°の予備傾斜角度が観察された。
実施例6
ブレンドを使用した配向層の調製
溶液1:特許文献9に開示されかつスイスのRolic Research Ltd.からROP−401として入手可能な種類の光反応性ポリアミド酸(9部)及び実施例1からのポリ−(コレステリル−2−メタクリレート)−co−6−〔4−(2−メトキシカルボニル−ビニル)フェニルオキシ〕−ヘキシル−2−メタクリレート(1:4)(1部)の混合物を、シクロペンタノンに添加し、合計2重量%の重合体溶液を形成した。次に混合物を室温で10分間撹拌し、透明な溶液を得た。
溶液2:光反応性ポリアミド酸ROP−401(97部)及びポリ−(コレステリル−2−メタクリレート)−co−6−〔4−(2−メトキシカルボニルビニル)−フェニルオキシ〕ヘキシル−2−メタクリレート(1:4)(3部)の溶液を、溶液1の製法に従って調製した。
溶液1及び溶液2をそれぞれ0.2μmのテフロンフィルタでろ過し、インジウムスズ酸化物(ITO)が予め塗布されているガラス板に3000回転/分のスピンコーティング装置で60秒間に渡って塗布した。次に、結果として形成された膜を130℃で15分間予備乾燥し、次に200℃で1時間イミド化し、ポリイミドを形成した。
そのように被覆されたガラス板を、次に350W高圧水銀蒸発灯の線状に偏向したUV光で15秒間照射した。ジアクリレートの液晶混合物を、次にスピンコーティングによって照射した層に塗布し、その後等方性UV光によって5分間架橋した。偏光顕微鏡の下で、配向された液晶分子の一軸方向に二重に屈折された層が観察され、かつ1500:1の高コントラスト率が測定された。傾斜補償器を使用して、配向方向がポリイミド層照射に使用したUV光の偏向方向に一致していることが確認された。
実施例7
既定の高い傾斜角度を有する配向層の形成
実施例6による溶液1で被覆された2枚のガラス板を、線状に偏向したUV光で4分間照射し、この時の光の入射方向は板の垂線に対して40°傾斜していた。光の偏向方向は、光の入射方向及び板の垂線によって画定された面内に維持した。照明された面が互いに向き合いかつ照明の以前の偏向方向が平行となるように、両板の間隔を20μmとするセルを設けた。次に、セルには、Merckからの液晶混合物MLC12000−000を100℃で充填した(等方性の相)。次に、セルを0.1℃/分〜2℃/分の範囲の速度で室温まで徐々に冷却した。交差している偏光子の間に一様に配向された液晶層が観察された。結晶回転方法によって測定されたこの平行なセルの傾斜角度は70°であった。
実施例8
既定の小さい傾斜角度を有する配向層の形成
実施例7と同じ手順に従って、しかしながら実施例6の溶液2を使用して、5.5°の傾斜角度を達成した。
実施例9
傾斜角度の光学的安定度
定められた5.5°の傾斜角度を示す配向層を有する実施例8によるセルに対して、収束されたハロゲンランプを使用して光安定性の実験を行った。サンプルに対する光衝撃は400nmでカットオフを有し、かつ照射度は3W/cm2であった。600時間の照射時間後、傾斜角度に重大な変化は観察されなかった。
実施例10
電圧保持率(VHR)の測定
実施例6による溶液2で被覆された2枚のガラス板は、線状に偏向したUV光で4分間垂直に照射した。照明された面が互いに向き合いかつ以前の照明の偏向方向が平行となるように、両板の間隔を20μmとするセルが設けられた。次に、このセルは120℃で高い真空下で14時間保持され、その後MerckからのTFT液晶混合物MLC12000−000を真空中で室温で充填した。交差している偏光子の間に一様に配向された液晶層が観察された。電圧保持率(VHR)をテストする前に、セルは最初に50時間120℃でエージングされた。V0(t=0におけるV)=0.2Vの場合の64μsの電圧サージの電圧減少V(T=20msにおいて)を、T=20msの期間に渡って測定した。次にVHR=Vrms(t=T)/V0で測定した電圧保持率は、室温で99%、80℃で88%であった。

Claims (38)

  1. 光反応性基を取り込んだ側鎖と同時に一般式I:
    Figure 0004088156
    (式中、
    環の合計数は、場合により存在する縮合系における環数を含めて少なくとも2個であり、かつ多くとも6個であり;
    ここで破線は、重合体主鎖への結合点を表し;
    2は、2〜5個の環を含む脂環式環系又は縮合環系を表し、この系において1個以上の非隣接CH2基は、場合により酸素によって置き換えられ、系は、非置換であるか、あるいはフッ素によって置換されるか、又は直鎖状若しくは分枝状のアルキル残基(それは、非置換であるか、又はシアノ若しくはハロゲノによって一置換されているか、又はハロゲノによって多置換され、かつ1〜18個の炭素原子を有し、ここで1個以上の非隣接CH2基は、独立して、Q基によって置き換えられていてもよく、Qは、−O−、−CO−、−CO−O−、−O−CO−、−Si(CH32−O−Si(CH32−、−NR2−、−NR2−CO−、−CO−NR2−、−NR2−CO−O−、−O−CO−NR2−、−NR2−CO−NR2−、−CH=CH−、−C≡C−、−O−CO−O−を表し、R2は、水素又は1〜6個の炭素原子を有する直鎖状若しくは分枝状の炭化水素基を表す)によって置換され;
    1、A3は、それぞれ互いに独立して、芳香族基又は脂環式基を表し、この芳香族基又は脂環式基は、非置換であるか、あるいはフッ素、塩素若しくはシアノ基によって置換されるか、又は環状、直鎖状若しくは分枝状のアルキル残基(それは、非置換であるか、又はシアノ若しくはハロゲノによって一置換されているか、又はハロゲノによって多置換され、かつ1〜18個の炭素原子を有し、ここで1個以上の非隣接CH2基は、独立して、Qによって置き換えられていてもよく、Q及びR2は、上記と同義であるが、但し−CH=CH−、−C≡C−は、芳香族環と共役していない)によって置換され;
    1は、直鎖状又は分枝状のアルキレン残基(それは、非置換であるか、又はシアノ若しくはハロゲノによって一置換されているか、又はハロゲノによって多置換され、かつ1〜24個の炭素原子を有し、ここで1個以上の非隣接CH2基は、独立して、Qによって置き換えられていてもよく、Q及びR2は、上記と同義である)であるスペーサー単位あるいは単結合を表し;
    1、Z2は、直鎖状又は分枝状のアルキレン残基(非置換であるか、又はシアノ若しくはハロゲノによって一置換されているか、又はハロゲノによって多置換され、かつ1〜8個の炭素原子を有し、ここで1個以上の非隣接CH2基は、独立して、Qによって置き換えられていてもよく、Q及びR2は、上記と同義である)であるスペーサー単位あるいは単結合を表し;
    1は、水素原子、ハロゲン原子、シアノ基又は直鎖状若しくは分枝状のアルキル残基(それは、非置換であるか、又はシアノ若しくはハロゲノによって一置換されているか、又はハロゲノによって多置換され、かつ1〜18個の炭素原子を有し、ここで1個以上の非隣接CH2基は、独立して、Qによって置き換えられてもよく、Q及びR2は、上記と同義であるが、但し−CH=CH−、−C≡C−基は芳香族環に直接結合されていない)であり;
    n及びmは、それぞれ独立して(m+n)≦2となるように0、1又は2であり;
    qは、0又は1を表す)
    で示される側鎖を含有し、
    光反応性基を取り込んだ側鎖が、一般式II又はIII:
    Figure 0004088156
    (式中、
    ここで破線は、重合体主鎖への結合を示し;
    1 は、上記と同義であり;
    Bは、非置換であるか、あるいはフッ素、塩素、シアノ基によって、又は直鎖状若しくは分枝状のアルキル残基(それは、非置換であるか、又はシアノ若しくはハロゲノによって一置換されているか、又はハロゲノによって多置換され、かつ1〜18個の炭素原子を有し、ここで1個以上の非隣接CH 2 基は、独立して、Qによって置き換えられていてもよく、Q及びR 2 は、上記と同義である)によって置換された芳香族基又は脂環式基を表し;
    1 、P 2 は光反応性基を表し;
    3 は、水素原子、又は直鎖状若しくは分枝状のアルキル残基(それは、非置換であるか、又はシアノ若しくはハロゲノによって一置換されているか、又はハロゲノによって多置換され、かつ1〜18個の炭素原子を有し、ここで1個以上のCH 2 基は、独立して、Qによって置き換えられてもよく、Q及びR 2 は、上記と同義である)であり;
    pは0又は1である)
    で示され、
    ここで、P 1 及びP 2 が、光環化を受け、かつ一般式IV及びV:
    Figure 0004088156
    (式中、
    ここで、破線は、それぞれB又はS 1 への結合を示し;
    Cは、非置換であるか、あるいはフッ素、塩素若しくはシアノ基によって、又は環状、直鎖状若しくは分枝状のアルキル残基(それは、非置換であるか、又はシアノ若しくはハロゲノによって一置換されているか、又はハロゲノによって多置換され、かつ1〜18個の炭素原子を有し、ここで1個以上の非隣接CH 2 基は、独立して、Qによって置き換えられていてもよく、Q及びR 2 は、上記と同義であり)によって置換されたフェニレンを表すか、あるいはCは、ピリミジン−2,5−ジイル、ピリジン−2,5−ジイル、2,5−チオフェニレン、2,5−フラニレン、又は1,4−若しくは2,6−ナフチレンであり;
    Eは、−OR 4 、−NR 5 6 、又は環Cのオルト位置に結合されてクマリン単位を形成する酸素原子を表し、ここでR 4 、R 5 及びR 6 は、水素原子、又は環状、直鎖状若しくは分枝状のアルキル残基(それは、非置換であるか、又はハロゲノによって一置換され、又はハロゲノによって多置換され、かつ1〜18個の炭素原子を有し、ここで1個以上のCH 2 基は−O−、−CO−、−CO−O−、−O−CO−、−CH=CH−によって独立して置換されていてもよいが、但し酸素原子は互いに直接結合されておらず、又はR 5 及びR 6 が互いに結合されて5〜8個の原子で脂環式環を形成する)であり;
    X、Yは、互いに独立して、水素、フッ素、塩素、シアノ、又は場合によりフッ素によ って置換される1〜12個の炭素原子を有するアルキルを表し、このアルキルにおいて1個以上の非隣接CH 2 基が−O−、−CO−O−、−O−CO−及び/又はCH=CH−によって場合により置換されている)
    を有する基をそれぞれ含む、光活性共重合体。
  2. 2が、非置換の5員又は6員環、又は2〜5個の縮合環の場合により置換された基であり、ここで1個又は2個の非隣接CH2基は、場合により酸素によって置き換えられている、請求項1に記載の光活性共重合体。
  3. 2が、シクロペンタン−1,3−ジイル、シクロヘキサン−1,4−ジイル、デカリン−2,6−ジイル、ペルヒドロフェナントレン−2,7−ジイル、ペルヒドロアントラセン−2,6−ジイル、あるいは天然由来の少なくとも2環式のジテルペン若しくはトリテルペンの基、又はステロイドから選ばれる縮合環系を取り込んだ基である、請求項1に記載の光活性共重合体。
  4. 2が、トランス−デカリン−2,6−ジイル、トランス,トランス−ペルヒドロフェナントレン−2,7−ジイル、あるいは天然由来の少なくとも2環式のジテルペン若しくはトリテルペンの基、又はステロイドから選ばれる縮合環系を取り込んだ基である、請求項1に記載の光活性共重合体。
  5. 1及びA3が、互いに独立して、非置換であるか、あるいはフッ素若しくは塩素によって、又は直鎖状若しくは分枝状のアルキル残基(それは、非置換であるか、あるいはフッ素によって一置換されているか、多置換され、かつ1〜12個の炭素原子を有し、ここで1個以上の非隣接CH2基が−O−、−CO−O−、−O−CO−、−NR2−CO−、−CO−NR2−、−NR2−CO−O−、−O−CO−NR2−、−CH=CH−、−C≡C−、−O−CO−O−によって独立して置換されていてもよいが、但し−CH=CH−、−C≡C−は芳香族環と共役しておらず、R2は水素原子又は1〜6個の炭素原子を有する直鎖状若しくは分枝状の炭化水素基を表す)によって場合により置換されている、飽和した5員又は6員の脂環式環又は6員の芳香族環である、請求項1に記載の光活性共重合体。
  6. 環A1及びA3が、非置換シクロペンタン−1,3−ジイル、シクロヘキサン−1,4−ジイル又は1,4−フェニレンであり、この1,4−フェニレンは、非置換であるか、あるいはフッ素若しくは塩素によって、又は直鎖状若しくは分枝状のアルキル残基(それは、非置換であるか、あるいはフッ素によって一置換されるか又は多置換され、かつ1〜12個の炭素原子を有し、ここで1個以上の非隣接CH2基が−O−、−CO−O−、−O−CO−、−CH=CH−、−C≡C−によって独立して置換されていてもよいが、但し−CH=CH−及び−C≡C−は芳香族環と共役していない)によって一置換又は多置換されている、請求項1〜4のいずれか1項に記載の光活性共重合体。
  7. 1が、単結合、−CH2−、又は−(CH2r−によって表される直鎖状若しくは分枝状のアルキレン基及びまた−(CH2r−O−、−(CH2r−CO−、−(CH2r−CO−O−、−(CH2r−O−CO−、−(CH2r−CO−NR2−、−(CH2r−NR2−CO−、−(CH2r−NR2−、−(CH2r−O−(CH2s−、−(CH2r−CO−O−(CH2s−、−(CH2r−O−CO−(CH2s−、−(CH2r−NR2−CO−(CH2s−、−(CH2r−NR2−CO−O−(CH2s−、−(CH2r−O−(CH2s−O−、−(CH2r−CO−O−(CH2s−O−、−(CH2r−O−CO−(CH2s−O−、−(CH2r−NR2−CO−(CH2s−O−、−(CH2r−NR2−CO−O−(CH2s−O−であり、またポリスチレン、ポリイミド、ポリアミド酸又はポリアミド酸エステル骨格鎖に結合されている場合、S1はまた−O−(CH2r−、−CO−O−(CH2r−、−O−CO−(CH2r−、−NR2−CO−(CH2r−、−CO−NR2−(CH2r−、−NR2−(CH2r−、−O−(CH2r−CO−O−、−O−(CH2r−O−CO−、−O−(CH2r−CO−NR2−、−O−(CH2r−NR2−、−O−(CH2r−O−、−O−(CH2r−NR2−CO−、−NR2−(CH2r−CO−O−、−NR2−(CH2r−O−、−NR2−(CH2r−NR2−、−NR2−(CH2r−O−CO−、−CO−NR2−(CH2r−O−、−CO−NR2−(CH2r−NR2−、−CO−NR2−(CH2r−O−CO−、−O−CO−(CH2r−CO−、−O−CO−(CH2r−O−、−O−CO−(CH2r−NR2−、−O−CO−(CH2r−CO−O−、−O−CO−(CH2r−CO−NR2−、−O−CO−(CH2r−NR2−CO−、−O−(CH2r−O−(CH2s−、−O−(CH2r−CO−O−(CH2s−、−O−(CH2r−NR2−CO−(CH2s−、−O−(CH2r−NR2−CO−O−(CH2s−、−O−(CH2r−CO−O−(CH2s−O−、−O−(CH2r−O−(CH2s−O−、−O−(CH2r−NR2−CO−(CH2s−O−、−O−(CH2r−NR2−CO−O−(CH2s−O−、−CO−O−(CH2r−O−(CH2s−、−CO−O−(CH2r−O−(CH2s−O−であり、ここでr及びsはそれぞれ1〜20、但しr+s≦21であり、R2は水素又は1〜6個の炭素原子を有する直鎖状若しくは分枝状の炭化水素基を表す、請求項1〜6のいずれか1項に記載の光活性共重合体。
  8. 1が、単結合、−CH2−、又は−(CH2r−によって表される直鎖状アルキレン基、及びまた−(CH2r−O−、−(CH2r−CO−O−、−(CH2r−O−CO−、−(CH2r−CO−NH−、−(CH2r−NH−CO−、−(CH2r−NH−CO−(CH2s−、−(CH2r−NH−CO−O−(CH2s−、−(CH2r−O−(CH2s−O−、−(CH2r−NH−CO−(CH2s−O−、−(CH2r−NH−CO−O−(CH2s−O−であり、またポリスチレン、ポリイミド、ポリアミド酸又はポリアミド酸エステル骨格鎖に結合されている場合、S1はまた−O−(CH2r−、−CO−O−(CH2r−、−CO−NH−(CH2r−、−O−CO−(CH2r−、−O−CO−(CH2r−CO−O−、−O−(CH2r−O−CO−、−O−(CH2r−CO−NH−、−O−(CH2r−NH−CO−、−CO−O−(CH2r−O−、−CO−NH−(CH2r−O−、−O−(CH2r−O−、−O−(CH2r−NH−CO−(CH2s−、−O−(CH2r−O−(CH2s−O−、−O−CO−(CH2r−O−(CH2s−O−、−CO−O−(CH2r−O−(CH2s−O−、−O−(CH2r−NH−CO−(CH2s−O−、−O−CO−(CH2r−NH−CO−(CH2s−O−であり、ここでr及びsはそれぞれ2〜12の整数であり、かつr+sの合計≦15である、請求項1〜6のいずれか1項に記載の光活性共重合体。
  9. 1が、単結合、−CH2−、又は−(CH2r−によって表される直鎖状アルキレン基、及びまた−(CH2r−O−、−(CH2r−CO−O−、−(CH2r−O−CO−、−(CH2r−O−(CH2s−O−、−(CH2r−NH−CO−O−(CH2s−O−であり、またポリスチレン、ポリイミド、ポリアミド酸又はポリアミド酸エステル骨格鎖に結合されている場合、S1はまた−O−(CH2r−、−CO−O−(CH2r−、−O−CO−(CH2r−、−O−CO−(CH2r−CO−O−、−O−(CH2r−O−CO−、−CO−O−(CH2r−O−、−O−(CH2r−O−、−O−(CH2r−O−(CH2s−O−、−O−CO−(CH2r−O−(CH2s−O−、−CO−O−(CH2r−O−(CH2s−O−であり、ここでr及びsはそれぞれ2〜8の整数であり、かつr+sの合計≦10である、請求項1〜6のいずれか1項に記載の光活性共重合体。
  10. 1及びZ2の少なくとも一方が、単結合又は直鎖状若しくは分枝状のアルキレン残基(それは、非置換であるか、又はフッ素によって一置換されるか若しくは多置換され、かつ1〜8個の炭素原子を有し、ここで1個以上の非隣接CH2基が−O−、−CO−、−CO−O−、−O−CO−、−NR2−CO−、−CO−NR2−、−NR2−CO−O−、−O−CO−NR2−、−CH=CH−、−C≡C−、−O−CO−O−によって独立して置換されていてもよいが、但し−CH=CH−及び−C≡C−は芳香族環と共役しておらず、かつR2は水素原子又は1〜6個の炭素原子を有する直鎖状若しくは分枝状の炭化水素基を表す)である、請求項1〜9のいずれか1項に記載の光活性共重合体。
  11. 1及びZ2の少なくとも一方が、単結合又は1〜6個の炭素原子を有する直鎖状又は分枝状のアルキレン残基であり、ここで1個以上の非隣接CH2基が−O−、−CO−O−、−O−CO−、−CH=CH−、−C≡C−、−O−CO−O−によって独立して置換されていてもよいが、但し−CH=CH−及び−C≡C−は芳香族環と共役していない、請求項1〜9のいずれか1項に記載の光活性共重合体。
  12. 1及びZ2の少なくとも一方が、単結合又は1〜4個の炭素原子を有する直鎖状又は分枝状のアルキレン残基であり、ここで1個又は2個の非隣接CH2基が−O−、−CO−O−、−O−CO−によって独立して置換されていてもよい、請求項1〜9のいずれか1項に記載の光活性共重合体。
  13. 1が、水素原子、フッ素原子、塩素原子、シアノ基又は直鎖状若しくは分枝状のアルキル残基(それは、非置換であるか、又はシアノ若しくはハロゲノによって一置換されるか、若しくはフッ素によって多置換され、かつ1〜18個の炭素原子を有し、ここで1個以上の非隣接CH2基は−O−、−CO−、−CO−O−、−O−CO−、−NR2−CO−、−CO−NR2−、−NR2−CO−O−、−O−CO−NR2−、−CH=CH−、−CC−、−O−CO−O−によって独立して置換されていてもよいが、但し−CH=CH−及び−C≡C−は芳香族環に直接結合されておらず、かつR2は水素原子又は1〜6個の炭素原子を有する直鎖状若しくは分枝状の炭化水素基を表す)である、請求項1〜12のいずれか1項に記載の光活性共重合体。
  14. 1が、水素原子、フッ素原子、塩素原子、シアノ基、又は非置換で1〜12個の炭素原子を有する直鎖状若しくは分枝状のアルキル残基であり、ここで1個以上の非隣接CH2基は−O−、−CO−、−CO−O−、−O−CO−、−CH=CH−、−C≡C−、−O−CO−O−によって独立して置換されていてもよいが、但し−CH=CH−及び−C≡C−は芳香族環に直接結合されていない、請求項1〜12のいずれか1項に記載の光活性共重合体。
  15. n及びmが、式Iにおける環の合計数が縮合系における環の数を含めて2〜5になるようにそれぞれ選択される、請求項1〜14のいずれか1項に記載の光活性共重合体。
  16. m及びnが、環の合計数が縮合系における環を含めて3又は4になるように選択される、請求項1〜14のいずれか1項に記載の光活性共重合体。
  17. 環A1がジテルペン、トリテルペン又はステロイドの基から選択される場合を除いて、qが、1である、請求項1〜16のいずれか1項に記載の光活性共重合体。
  18. 1が、ステロイドの基であり、かつqが、0の値を有する、請求項17に記載の光活性共重合体。
  19. 光反応性基を取り込んだ側鎖が光環化を受けることができる、請求項1〜18のいずれか1項に記載の光活性共重合体。
  20. Cが、非置換であるか、又は直鎖状若しくは分枝状のアルキル残基(それは、非置換であるか、又はフッ素によって一置換若しくは多置換され、かつ1〜18個の炭素原子を有し、ここで1個以上の非隣接CH2基が−O−、−CO−、−CO−O−、−O−CO、−CH=CH−によって独立して置換されていてもよい)によって置換されたフェニレンを表すか、あるいはCは、2,5−フラニレン、1,4−若しくは2,6−ナフチレンを表し;
    Eが、−OR4又は−NHR5を表し、ここでR4及びR5は、環状、直鎖状又は分枝状のアルキル残基(それは、非置換であるか、又はフッ素によって一置換若しくは多置換され、1〜18個の炭素原子を有し、ここで1個以上の非隣接CH2基は−O−によって独立して置換されていてもよく)であり;
    X、Yが、水素原子である、請求項に記載の光活性共重合体。
  21. 式Iの側鎖と光反応性側鎖とが結合されている重合体骨格鎖が、アクリレート、メタクリレート、2−クロロアクリレート、2−フェニルアクリレート、場合によりN−低級アルキル(低級アルキルは、1〜6個の炭素原子を有する直鎖状若しくは分枝状の炭化水素基を表す)で置換されたアクリルアミド、メタクリルアミド、2−クロロアクリルアミド、2−フェニルアクリルアミド、ビニルエーテル、ビニルエステル、スチレン誘導体、シロキサン、イミド、アミド酸及びこれらのエステル、アミドイミド、マレイン酸誘導体、フマル酸誘導体から形成されている、請求項1〜20のいずれか1項に記載の光活性共重合体。
  22. 骨格鎖が、アクリレート、メタクリレート、場合によりN−低級アルキル(低級アルキルは、1〜6個の炭素原子を有する直鎖状若しくは分枝状の炭化水素基を表す)で置換されたアクリルアミド、メタクリルアミド、ビニルエーテル、ビニルエステル、スチレン誘導体、イミド、アミド酸及びこれらのエステル及びアミドイミドから形成されている、請求項21に記載の光活性共重合体。
  23. 骨格鎖が、アクリレート、メタクリレート、場合によりN−低級アルキル(低級アルキルは、1〜6個の炭素原子を有する直鎖状若しくは分枝状の炭化水素基を表す)で置換されたアクリルアミド、メタクリルアミド、ビニルエーテル、ビニルエステル及びスチレン誘導体から形成されている、請求項21に記載の光活性共重合体。
  24. 骨格鎖が、ポリアクリレート、ポリメタクリレート、ポリビニルエーテル及びポリビニルエステルから形成されている、請求項21に記載の光活性共重合体。
  25. 光反応性側基に対する式Iの側基の数の割合が、50%以下である、請求項1〜24のいずれか1項に記載の光活性共重合体。
  26. 少なくとも1種の成分が請求項1〜25のいずれか1項に記載の光活性共重合体であり、かつ少なくとも1種の他の成分が、アクリレート、メタクリレート、場合によりN−低級アルキル(低級アルキルは、1〜6個の炭素原子を有する直鎖状若しくは分枝状の炭化水素基を表す)で置換されたアクリルアミド、メタクリルアミド、ビニルエーテル、ビニルエステル、スチレン誘導体、イミド、アミド酸及びこれらのエステル又はアミドイミドに基づいており、これらの化合物において側鎖が光反応性基として式II又はIIIを含む光反応性重合体又は共重合体である、少なくとも2種の成分を含む重合体混合物。
  27. 他の光反応性重合体又は共重合体が、光反応性側鎖として桂皮酸又はクマリン誘導体を取り込んだイミド、アミド酸又はアミド酸エステルに基づいている、請求項26に記載の混合物。
  28. 請求項1〜25のいずれか1項に記載の光活性共重合体が、ポリアクリレート、ポリメタクリレート、ポリビニルエーテル又はポリビニルエステルに基づいており、かつ他の光反応性重合体又は共重合体が、ポリイミド、ポリアミド酸又はポリアミド酸エステルに基づいている、請求項26に記載の混合物。
  29. 請求項1〜25のいずれか1項に記載の光活性共重合体の含有量が、25重量%以下である、請求項2628のいずれか1項に記載の混合物。
  30. 請求項1〜25のいずれか1項に記載の1個以上の共重合体、又は請求項2629のいずれか1項に記載の混合物を、少なくとも部分的に架橋した形態で含む重合体層。
  31. 請求項1〜25のいずれか1項に記載の1個以上の共重合体、又は請求項2629のいずれか1項に記載の混合物を、少なくとも部分的に架橋した形態で含む液晶用配向層。
  32. 請求項1〜25のいずれか1項に記載の1個以上の共重合体、又は請求項2629のいずれか1項に記載の混合物を、少なくとも部分的に架橋した形態で含む光学又は電気光学装置。
  33. 請求項1〜25のいずれか1項に記載の1個以上の共重合体、又は請求項2629のいずれか1項に記載の混合物を、少なくとも部分的に架橋した形態で含む光学構成素子。
  34. 液晶用配向層における、請求項1〜25のいずれか1項に記載の光活性共重合体又は請求項2629のいずれか1項に記載の混合物の使用。
  35. 光学又は電気光学装置の構造における配向層としての、請求項1〜25のいずれか1項に記載の光活性共重合体又は請求項2629のいずれか1項に記載の混合物の使用。
  36. 光学構成素子の構造における配向層としての、請求項1〜25いずれか1項に記載の光活性共重合体又は請求項2629のいずれか1項に記載の混合物の使用。
  37. 非構造化及び構造化光学素子における配向層としての、請求項1〜25のいずれか1項に記載の光活性共重合体又は請求項2629のいずれか1項に記載の混合物の使用。
  38. 多層系における配向層としての、請求項1〜25のいずれか1項に記載の光活性共重合体又は請求項2629のいずれか1項に記載の混合物の使用。
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