JPH08326321A - 高層建築物の施工方法 - Google Patents

高層建築物の施工方法

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Publication number
JPH08326321A
JPH08326321A JP13811495A JP13811495A JPH08326321A JP H08326321 A JPH08326321 A JP H08326321A JP 13811495 A JP13811495 A JP 13811495A JP 13811495 A JP13811495 A JP 13811495A JP H08326321 A JPH08326321 A JP H08326321A
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JP
Japan
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floor
pillar
building
jack
constructed
Prior art date
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Application number
JP13811495A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideo Tanijiri
秀雄 谷尻
Fumiya Ishiguro
文矢 石黒
Takashi Arai
高志 荒井
Ryoji Yoshitake
亮二 吉武
Masao Kato
将夫 加藤
Yasuto Morishima
靖人 森島
Nobuhiro Takasaki
信博 高崎
Yasuo Yokoyama
泰雄 横山
Shigeo Akiyama
茂雄 秋山
Fumihiro Kinemori
史浩 甲森
Yoshinori Kumita
良則 組田
Hiroyoshi Watabe
博善 渡部
Mutsumi Sugisaki
睦 杉▲さき▼
Derin Goodon
ゴードン・デリン
Yukihiro Watabe
幸浩 渡部
Kazumi Nagashima
一美 永島
Toshio Matsuda
敏夫 松田
Tomohiro Ishii
友博 石井
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Fujita Corp
Original Assignee
Fujita Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 最上階の建築物を構築し、ジャッキアップし
ながら下階を順次構築する高層建築物の施工方法を提供
する。 【構成】 構築すべき建築物Aの最上階に1層階分伸縮
するジャッキ柱aを下階柱に立設し、最上階と屋根5と
からなる上階層Fmを構築し、最上階下部の天井の走行
クレーンに建築部材の組立装置bを懸架し、上昇階を構
築する毎に昇降路10を伸延し、組立装置に建築部材を
供給する垂直昇降装置cと、地上部荷捌き場Gに設置さ
れて建築部材を搬送する台車が走行する水平搬送装置d
と、各装置の自動制御装置eとを有し、ジャッキ柱に支
持された上昇階を1層分ジャッキアップしてその階の下
部に1層階の構築空間Kを形成し、搬送装置より順次建
築部材を搬送して組立装置により大梁2,小梁3よりな
る軸組及び床材4を組立て、同床材上コンクリート打設
装置を介して床コンクリートを打設し、外壁組立装置f
を介して外壁部材6を所定位置に取付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高層建築物を建設する
施工方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、建築物の最上階をジャッキアップ
して構築する施工方法においては、例えば、構築する建
築物の下層階の躯体上に仮支柱を立設し、同仮支柱の上
部に建物の最上階となる柱、梁、屋根が構築された屋根
構造体と、前記仮支柱を下層階を反力として上昇するリ
フトアップ装置と、架構フレームに天井走行レールを設
け水平搬送するトロリーホイストを設置し、さらに、揚
重装置を備えた建設装置によって、リフトアップ装置に
連動した仮支柱に支持された屋根構造体を上昇して前記
揚重装置より地上から建築部材の供給を受けて天井走行
レールを走行するトロリーホイストによって取付け位置
まで搬送して、その下階の躯体を組立て、以下前記工程
を繰り返して上方に構築され、全天候型として天候に左
右されることなく、労働環境の向上、自動化を目的とし
た建築物の施工方法がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】最上階、或は仮設屋根
に覆われて全天候型として天候に左右されることなく下
方から上方に構築する建物の建設装置によって構築され
る施工方法においては、前記最上階或は仮設屋根を上昇
させる手段として仮設柱にリフトアップ装置を装着して
上昇させたり、本設柱あるいは仮設柱に油圧ジャッキ等
によるジャッキ装置を設けて上昇するものであり、その
殆どが油圧ジャッキに他の構造体を利用してシリンダー
を上下させて上昇するのであるが、油圧ジャッキの伸縮
長の範囲(ストローク)が短く数回に亘って反復操作す
るため操作が煩雑であり、また、仮設柱に支持され下部
構造体を反力とする場合は屋根構造体の構造にも限界が
あり、最上階或は仮設屋根の重量が制約される。
【0004】また、構築に伴う建築資材の垂直水平搬送
は、先行して構築された仮設の屋根、あるいは上方の構
造物の下方に、天井を走行する天井走行クレーンに電動
で走行するホイストはワイヤーロープを巻き出して建物
の外部あるいは内部の昇降路より特別な治具や台付けワ
イヤーを用いて建築部材に直接玉掛けして建築部材を懸
吊して所定の位置に垂直、水平に搬送し取付られている
が、このような搬送、取付け装置による施工には、次の
ような問題がある。
【0005】台付けワイヤーを用いて建築部材に直接玉
掛けして、同建築部材を吊下げて垂直、水平に搬送する
搬送においては、台付けワイヤーを建築部材に掛けた
り、外す作業を入力で行なうため省力化ができない。ま
た、治具への脱着や台付けワイヤーを用いての玉掛けは
吊位置が不案内で、取付位置が正確に計測されず自動化
に適さない。
【0006】さらには垂直搬送と水平搬送が同一の搬送
装置によって行なわれるため、搬送、取付けまでの時間
を要し、高層になるにつれてさらにその時間を要する。
本発明は、前記従来技術の有する問題点に鑑みて提案さ
れるもので、その目的とするところは、最上階の建築物
を構築しジャッキアップしながら下階を順次構築する施
工方法によって、精度の良い施工管理と構築される全工
程において建築部材の搬送、取付を自動化し、危険な高
所作業を無くし全天候による労働環境の向上と、現場の
作業者を低減し省力の効果と工期短縮による経済性に優
れた高層建築物の施工方法を提供する。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに本発明に係る高層建築物の施工方法は、構築すべき
建築物の最上階に一階層分を伸縮するジャッキ柱を下階
の柱に立設し、前記ジャッキ柱に最上階と屋根からなる
上昇階を構築し、前記最上階下部の天井に走行レーンを
設置し、前記走行レーンに走行自在に懸装れた複数の組
立て装置と、前記上昇階を上昇しながら構築する毎に昇
降路が伸延し前記組立て装置に建築部材を供給する垂直
搬送装置と、地上部に設置されて軌道を走行自在に建築
部材を搬送する台車が走行する水平搬送装置と、前記各
装置を自動制御室に設置された制御装置からなる建設装
置によって構築される高層建築物の施工法において、前
記ジャッキ柱に支持された上昇階を一階層分ジャッキア
ップして上昇階下部に一階層分の構築空間を形成し、同
ジャッキ柱を収縮して前記搬送装置より本設柱の供給を
受けて組立装置により本設柱を所定の位置に搬送して立
設し、前記本設柱間に前記搬送装置より大梁の供給を受
けて組立装置により大梁を所定の位置に大梁を取付け、
続いて、前記搬送装置より小梁の供給を受けて大梁間に
小梁を取付け、続いて、前記大梁・小梁によって構成さ
れたフレームに前記搬送装置より供給される床材を取
付、同床材に組立装置のコンクリート打設装置によって
床コンクリートを打設して1階を構築する工程からな
り、前記工程を繰り返し下方より上方へ所定階数を構築
し、最終階を構築後は、ジャッキ柱を解体撤去して本設
の柱と入れ替えて、外装取付装置により上昇階に先付け
された外装部材を所定の位置に取付け、しかるのち前記
各装置を解体撤去して高層の建築物を構築するものであ
る。
【0008】請求項2の発明によれば、前記柱の組立は
前記組立装置に設けられた柱取付装置によって行なわれ
るように構成されている。請求項3の発明によれば、前
記大梁の組立は前記組立装置に設けられた大梁取付装置
によって行なわれるように構成されている。請求項4の
発明によれば、前記小梁の組立は前記組立装置に設けら
れた小梁取付装置によって行なわれるように構成されて
いる。
【0009】請求項5の発明によれば、前記床の組立は
前記組立装置に設けられた床取付装置によって行なわれ
るように構成され、床コンクリートの打設はコンクリー
ト打設装置によって行なわれるものである。さらに、請
求項6の発明によれば、外装カーテンウォールは前記上
昇階に設けられた外装取付装置によって組立てられるよ
うに構成されている。
【0010】
【作用】本発明は前記のように構成されているので、建
築物の最上階をジャッキアップして構築する構築工法に
おいては、構築すべき建築物の最上階に一階層分を伸縮
するジャッキ柱を下階の柱に立設し、前記ジャッキ柱に
最上階と屋根からなる上昇階を構築し、前記最上階下部
の走行レーンを設置し、前記走行レーンに走行自在に懸
装された複数の組立装置と、前記上昇階を上昇しながら
構築される毎に昇降路が伸延し前記組立て装置に建築部
材を供給する垂直搬送装置と、地上部に設置されて軌道
を走行自在に建築部材を搬送する台車が走行する水平搬
送装置と、前記各装置を自動制御する制御装置からなる
建設装置によって、前記ジャッキ柱を1階層全体を一斉
にジャッキアップして上昇階と下階との間に1階層の構
築空間を形成して、地上部にそれぞれの建築部材専用の
台車を軌道上を走行自在に搬送する水平搬送装置によっ
て荷捌き場から建築部材は専用台車に移載して搬送し、
更に同建築部材を積載した専用台車は垂直搬送装置の昇
降架台に直接移乗せしめ、昇降路を垂直搬送装置によっ
て昇降して組立装置に送るものである。
【0011】同組立装置には柱専用の取付装置が装備さ
れていて、前記搬送装置より本設柱の供給を受けて所定
の位置に搬送し、前記ジャッキ柱を収縮して本設柱を建
て込んで下部柱と接合して立設し、続いて、前記組立装
置に設けられている大梁取付装置によって前記搬送装置
から大梁の供給を受けて前記本設柱間の所定の位置に大
梁を取付け、続いて、前記組立装置に設けられている小
梁取付装置によって前記搬送装置より小梁の供給を受け
て同小梁を前記大梁間に取付け、続いて前記組立装置の
床取付装置によって前記大梁・小梁によって構成された
フレームに前記搬送装置から供給されるデッキプレー
ト、床補強鉄筋等の床材を取付け、同床材上に前記組立
装置のコンクリート打設装置によって床コンクリートを
打設し、続いて外装カーテンウォールは上昇階に設けら
れた外装取付装置によって地上より所定位置に吊上げて
同位置に取付けることによって建築物の1階層を構築
し、以下前記工程を繰り返して所定階数を構築し、最終
階を構築した後は、ジャッキ柱を解体撤去して本設の柱
と入れ替えて、前記外装取付装置により上昇階に先付け
された外装部材を所定の位置に取付け、各装置を解体撤
去して所要階層の高層建築物を構築する。
【0012】而して、建築部材の搬送は専用の搬送台車
によって水平搬送し、同搬送台車を垂直搬送装置に直接
移乗し、垂直搬送装置によって取付け作業階にまで搬送
し、天井部に走行自在に懸装された組立装置の各取付装
置によって所定の位置に搬送し、同位置に取付けるもの
である。前記の操作は自動制御装置室のオペレーターに
より自動制御される操作装置を操作することにより自動
制御され、各部材は所定位置に搬送、取付けられる。
【0013】また、ジャッキ柱の1本毎の操作は柱取付
け手順に従って操作し、上昇階を一斉にジャッキアップ
する際は全機を同調させて所定の高さに自動上昇する。
この際、上昇階には屋根部が形成されているため、風
雨、直射日光を防ぎ全天候に対応して作業が計画的に行
なわれるとともに、作業環境が向上する。
【0014】
【実施例】以下、本発明に係る高層建築物の施工方法に
ついて図示の実施例によって説明する。図1は本発明の
高層建築物の施工方法を説明する建築物の一部を省略し
て示した縦断面図である。
【0015】Aは本発明の高層建築物で建設装置によっ
て施工中の建築物で、柱1と梁2と小梁3と床4と屋根
5と外壁6(外装カーテンウォール)で構成され、本実
施例においてはF1 からFn階まで構築されてFxは構
築中の作業階を示す。先ず建設装置の構成について説明
する。構築すべき建築物の塔屋Fzを含む最上階Fyか
らなる上昇階Fmと、同上昇階Fmをジャッキアップす
るジャッキ柱aと、最上階下部の天井に架設した走行レ
ールLに走行自在に懸装された組立装置bと、地上階か
ら前記上昇階Fmに通じる垂直昇降装置cと、地上階G
に設けられた水平搬送装置dと、前記上昇階Fmに配設
された自動制御室eと外壁取付装置fと地上の荷捌き場
Gに配設された天井走行クレーンgとから構成されてい
る。e1 ,e2 は自動制御室eに設けた自動制御装置及
び自動操作装置である。
【0016】図2は地上階の建設装置の平面図を示し、
図3は上昇階下部に設置された走行レーンL1 ,L2
3 と組立装置を示す平面図である。次に図4乃至図9
を参照して施工の手順を説明する。図4は本発明による
施工方法による第1の工程を示し、構築すべき建築物の
塔屋を含む最上階Fに一階層分を伸縮するジャッキ柱a
を構築階Fxのジャッキ柱が収縮された状態で本設柱1
01に立設され、前記建設装置が設置されている。F1
・F2 は既に構築されている。a1 はジャッキ柱aの伸
縮ロッド、30は跳ね出し水平梁、31は仮受柱、32
は電動チェーンブロック、40は仮囲い、10は垂直昇
降装置cの昇降路である。
【0017】図5は次の工程を示し、ジャッキ柱の全1
階層をジャッキアップして最上階とその下階に構築空間
Kを形成する。図6は次の工程を示し、本設柱1′は地
上部の荷捌き場Gの走行クレーンgによりトラックより
荷卸されて、起伏装置付搬送台車d2 (図2参照)に移
載し、水平に搬送しそのまま垂直搬送する昇降架台c1
に移載して組立装置へと搬送される。
【0018】組立装置bには柱取付装置20が装備され
ていて、前記起伏装置付柱搬送台車d2 によって柱は起
立されて柱取付装置20に取着されて天井に設置されて
いる走行レーンL1 〜L3 をトラバーサーd1 を介し所
定位置に搬送され、(図3参照)ジャッキ柱の伸縮ロッ
ドa1 を一旦退縮して前記柱を建て込み、エレクション
ピース102によって仮固定し、ジャッキ柱の挟持装置
2 により柱頭部を挟持して固定され、柱接合部は後刻
溶接される。
【0019】図7は次の工程を示し、大梁の取付けは地
上部の荷捌き場Gの走行クレーンgによりトラックより
荷卸しして、大梁搬送台車d3 に移載し、荷捌き場G上
を水平に搬送しそのまま垂直搬送する昇降架台c1 に移
乗して組立装置へと搬送される。組立装置bには大梁取
付装置22が装備されており、前記したように荷捌き場
Gより搬送されてきた大梁2が取着られて天井に設置さ
れている走行レーンL1〜L3 によりトラバーサーd1
を介し所定位置に搬送され相隣る前記本設柱1間に取付
けられる。
【0020】図8は次の工程を示し、小梁3も前記大梁
2と同様に組立装置bに搬送される。同組立装置bには
小梁取付装置24が装備されており、小梁搬送台車dよ
り小梁取付装置24で取り込み、天井に設置されている
走行レーンL1 〜L3 をトラバーサーd1 を介し所定位
置に搬送され前記大梁2間に取付けられる。図9は次の
工程を示し、デッキプレートや補強鉄筋等の床材4′前
記と同様に搬送台車dで搬送されて組立装置bの床取付
け装置26により吊下されて大梁2及び小梁3上に配設
されて、組立装置bに装備されたコンクリート打設装置
27(伸縮するコンクリート供給管28とコンクリート
打設口29から構成)にコンクリートを供給して床にコ
ンクリートを打設する。
【0021】次に、外壁取付装置f(上昇階上部に跳ね
出した水平梁30と水平梁先端に仮受柱31が垂設され
水平梁には電動チェーンブロック32が吊架され、前記
水平梁は躯体内部にスライドするようになっている。)
によって地上部から外壁部材6′を電動チェーンブロッ
ク32により吊上げて所定の位置に取付けられる。図
中、40(点線)は上昇階を覆う仮囲いである。
【0022】前記した各装置は各工程手順に従って自動
制御室eに設けられた制御装置e1と操作装置e2 をオ
ペレーターが操作して自動的に駆動・停止の操作を行な
う。このようにして前記の工程により1階層を構築し、
前記の工程を繰り返して所定階数を構築し、最終階を構
築後は、ジャッキ柱aを解体撤去して本設の柱と入れ替
えて、外装取付装置の水平梁30を引き込んで上昇階に
先付けされた外装部材6を所定の位置に取付け、各装置
を解体撤去して高層の建築物が構築される。
【0023】図10は前記施工手順を示すフローチャー
ト図面である。
【0024】
【発明の効果】本発明に係る高層建築物の施工方法によ
れば前記したように、構築すべき建築物の最上階に1階
層分を伸縮するジャッキ柱を下階の柱に立設し、ジャッ
キ柱と最上階と屋根からなる上昇階が構築され、前記上
昇階下部に平面的に網羅された走行レーンが設けられ、
同レーンを走行自在に複数の組立装置が懸装されて、前
記ジャッキ柱により1階層分をジャッキアップして下階
を構築する作業空間を形成するジャッキ柱は下階の本設
柱毎に立設され、上昇階を均等に支持されるよう建築物
の規模に応じ設置することができ、特別な反力を必要と
せず、本設柱を取付ける毎に伸縮させて取り付け、本設
柱をジャッキ柱で挟持するため地震や風圧等の水平応力
に対は安全に作用する。
【0025】また、1階層の構築に際して各部材の供給
を、水平搬送装置と垂直搬送装置によって構築する組立
作業階に搬送し、組立装置は各部材の取付装置により、
前記したように搬送された建築部材の供給を受けて取付
け、組立を別工程で行なうので作業効率が格段と向上し
建て方の工期が短縮する。さらに、前記水平搬送装置と
垂直搬送装置と組立装置と組立装置の取付装置による一
連操作を自動操作で行なうことにより搬送時間が短縮さ
れ、しかも省力化が図られ、安全性が向上される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る高層建築物の施工方法の一実施例
を示し、建設装置と一部施工中の建築物の縦断面図であ
る。
【図2】地上部に設置された建設装置の平面図である。
【図3】上昇階下部に設置された走行レーンと組立装置
の配置を示す組立作業階の平面図である。
【図4】本発明に係る施工工程を示し、ジャッキ柱が退
縮した状態を示す建築物の縦断面図である。
【図5】次の工程を示し、ジャッキ柱をジャッキアップ
して最上階とその下階に構築空間を形成する状態を示す
縦断面図である。
【図6】次の工程を示し、柱組立装置による柱の取付け
を示す建築物の縦断面図である。
【図7】次の工程を示し、大梁組立装置による大梁の取
付けを示す建築物の縦断面図である。
【図8】次の工程を示し、小梁組立装置による小梁の取
付けを示す建築物の縦断面図である。
【図9】次の工程を示し、床組立装置によって床の取付
けと、コンクリート打設装置によって床コンクリートの
打設と外装取付け装置による外装取付けを示す建築物の
縦断面図である。
【図10】本発明に係る構築物の施工手順を示すフロー
チャート図である。
【符号の説明】
A 建築物 Fm 上昇階 a ジャッキ柱 a1 ジャッキ柱伸縮ロッド部 a2 挟持装置 b 組立装置 b′ トラバーサーにより移行した組立
装置 c 垂直昇降装置 c1 昇降架台 d 水平搬送装置 d1 トラバーサー e 自動制御室 e1 自動制御装置 e2 自動操作装置 f 外装組立装置 g 天井走行クレーン G 地上荷捌き場 L 走行レール L1 ,L2 ,L3 走行レーン K 構築空間 Fx 構築階 Fy 最上階 Fz 塔屋 1 柱 1′ 搬送中の柱 101 下階の柱 102 エレクションピース 2 大梁 2′ 搬送中の大梁 3 小梁 3′ 搬送中の小梁 4 床 4′ 搬送中の床材 5 屋根 6 外壁部材(外装カーテンウォー
ル) 10 昇降路 11 ガイドレール 20 柱取付装置 22 大梁取付装置 24 小梁取付装置 26 床取付装置 27 コンクリート打設装置 28 伸縮式コンクリート供給管 29 コンクリート打設口 30 跳ねだし水平梁 31 仮受柱 32 電動チェーンブロック 40 仮囲い
フロントページの続き (72)発明者 吉武 亮二 東京都渋谷区千駄ヶ谷四丁目6番15号 株 式会社フジタ内 (72)発明者 加藤 将夫 東京都渋谷区千駄ヶ谷四丁目6番15号 株 式会社フジタ内 (72)発明者 森島 靖人 東京都渋谷区千駄ヶ谷四丁目6番15号 株 式会社フジタ内 (72)発明者 高崎 信博 東京都渋谷区千駄ヶ谷四丁目6番15号 株 式会社フジタ内 (72)発明者 横山 泰雄 東京都渋谷区千駄ヶ谷四丁目6番15号 株 式会社フジタ内 (72)発明者 秋山 茂雄 東京都渋谷区千駄ヶ谷四丁目6番15号 株 式会社フジタ内 (72)発明者 甲森 史浩 東京都渋谷区千駄ヶ谷四丁目6番15号 株 式会社フジタ内 (72)発明者 組田 良則 東京都渋谷区千駄ヶ谷四丁目6番15号 株 式会社フジタ内 (72)発明者 渡部 博善 東京都渋谷区千駄ヶ谷四丁目6番15号 株 式会社フジタ内 (72)発明者 杉▲さき▼ 睦 東京都渋谷区千駄ヶ谷四丁目6番15号 株 式会社フジタ内 (72)発明者 ゴードン・デリン 東京都渋谷区千駄ヶ谷四丁目6番15号 株 式会社フジタ内 (72)発明者 渡部 幸浩 東京都渋谷区千駄ヶ谷四丁目6番15号 株 式会社フジタ内 (72)発明者 永島 一美 東京都渋谷区千駄ヶ谷四丁目6番15号 株 式会社フジタ内 (72)発明者 松田 敏夫 東京都渋谷区千駄ヶ谷四丁目6番15号 株 式会社フジタ内 (72)発明者 石井 友博 東京都渋谷区千駄ヶ谷四丁目6番15号 株 式会社フジタ内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 構築すべき建築物の最上階に一階層分を
    伸縮するジャッキ柱を下階の柱に立設し、前記ジャッキ
    柱に最上階と屋根からなる上昇階を構築し、前記最上階
    下部の天井に走行レーンを設置し、前記走行レーンに走
    行自在に懸装れた複数の組立て装置と、前記上昇階を上
    昇しながら構築する毎に昇降路が伸延し前記組立て装置
    に建築部材を供給する垂直搬送装置と、地上部に設置さ
    れて軌道を走行自在に建築部材を搬送する台車が走行す
    る水平搬送装置と、前記各装置を自動制御室に設置され
    た制御装置からなる建設装置によって構築される高層建
    築物の施工法において、前記ジャッキ柱に支持された上
    昇階を一階層分ジャッキアップして上昇階下部に一階層
    分の構築空間を形成し、同ジャッキ柱を収縮して前記搬
    送装置より本設柱の供給を受けて組立装置により本設柱
    を所定の位置に搬送して立設し、前記本設柱間に前記搬
    送装置より大梁の供給を受けて組立装置により大梁を所
    定の位置に大梁を取付け、続いて、前記搬送装置より小
    梁の供給を受けて大梁間に小梁を取付け、続いて、前記
    大梁・小梁によって構成されたフレームに前記搬送装置
    より供給される床材を取付、同床材に組立装置のコンク
    リート打設装置によって床コンクリートを打設して1階
    を構築する工程からなり、前記工程を繰り返し下方より
    上方へ所定階数を構築し、最終階を構築後は、ジャッキ
    柱を解体撤去して本設の柱と入れ替えて、外装取付装置
    により上昇階に先付けされた外装部材を所定の位置に取
    付け、しかるのち前記各装置を解体撤去して高層の建築
    物を構築することを特徴とする高層建築物の施工方法。
  2. 【請求項2】 前記柱は前記組立装置に設けられた柱取
    付装置によって組立る請求項1記載の高層建築物の施工
    方法。
  3. 【請求項3】 前記大梁の組立は組立装置に設けられた
    大梁取付装置によって組立る請求項1記載の高層建築物
    の施工方法。
  4. 【請求項4】 前記小梁の組立は、前記組立装置に設け
    られた小梁取付装置によって組立る請求項1記載の高層
    建築物の施工方法。
  5. 【請求項5】 前記床材の組立は前記組立装置に設けら
    れた床取付装置により組立て、同床材には前記コンクリ
    ート打設装置によって床コンクリートを打設する請求項
    1記載の高層建築物の施工方法。
  6. 【請求項6】 前記外装部材は上昇階に設けられた前記
    外装取付装置によって組立る請求項1記載の高層建築物
    の施工方法。
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