JPH08325107A - 抗菌剤 - Google Patents

抗菌剤

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JPH08325107A
JPH08325107A JP15855995A JP15855995A JPH08325107A JP H08325107 A JPH08325107 A JP H08325107A JP 15855995 A JP15855995 A JP 15855995A JP 15855995 A JP15855995 A JP 15855995A JP H08325107 A JPH08325107 A JP H08325107A
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JP
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formula
optically active
carboxylic acid
acid ester
hydroxydodecanoate
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JP15855995A
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English (en)
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Kazutoshi Sakurai
和俊 桜井
Masaya Ishida
賢哉 石田
Shigeyoshi Numazawa
成能 沼澤
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Takasago International Corp
Original Assignee
Takasago International Corp
Takasago Perfumery Industry Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来技術の難点を解消し、優れた抗菌性を有
するのみでなく、それと同時に皮膚に対する刺激性のな
い抗菌剤及びそれを含有する化粧料を提供することを目
的とする。 【構成】本発明は、次の一般式(1) 【化1】 (式中、R1は炭素数6〜12のアルキル基を示し、R2
は炭素数1〜3のアルキル基を示し、*印は不斉炭素原
子であることを示す)で表わされる光学活性はα−ヒド
ロキシ脂肪族カルボン酸エステルを有効成分として含有
することを特徴とする抗菌剤、及び、該光学活性なα−
ヒドロキシ脂肪族カルボン酸エステルを抗菌成分として
含有する化粧料を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光学活性なα−ヒドロ
キシ脂肪族カルボン酸エステルを含有する抗菌剤及び該
光学活性なα−ヒドロキシ脂肪族カルボン酸エステルを
抗菌性成分として含有する化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】化粧料において、一般に抗菌剤として使
われるものとしてはパラベン(パラオキシ安息香酸エス
テル)があり、また、ラセミ体のα−ヒドロキシドデカ
ン酸メチルについても、黄色葡萄球菌、連鎖球菌、清酒
酵母に対して抗菌性を示すことが報告されているが(A
nthony J. Conley and Jon
J. Kabara, Antimicrobial
Agent and Chemotherapy)、こ
れよりもさらに高い抗菌活性を示し、また、真菌、緑膿
菌、黄色葡萄球菌、清酒酵母、皮膚常在菌、枯草菌、ア
クネ菌といった多くの菌に抗菌性を有する抗菌剤が求め
られていた。
【0003】さらに、安全性に関する社会的関心が高ま
りつつある中で、抗菌剤についても、安全であって安心
して使用することができるものが求められている。
【0004】抗菌活性のあることで知られるヒノキチオ
ールに関しては、優れた抗菌性を持ちながら、蓄積性、
光毒性、着色性(光により赤変する)があるために、そ
の使用量あるいは使用形態を考慮する必要があるとされ
ている。
【0005】また、その他の化合物についても、抗菌性
はあっても皮膚刺激等があるために安心して使用できな
かったり、あるいはその使用量が制限されるなど、実質
的に抗菌性を持つ化合物でも有効に化粧料や香粧品に応
用することが難しかった。
【0006】例えば、特公平4−48765号公報に
は、2−ヒドロキシオクタン酸は抗菌性を有するが、好
ましくはPH3〜5、特に好ましくはPH3.8〜4.
5の酸性下でないと効果的に抗菌性が発揮されないこ
と、及び、8個より多い炭素原子を有する長鎖のヒドロ
キシアルカン酸は、皮膚に刺激を与える傾向があること
が報告されている。しかしながら、化粧料等のように人
の肌に直接触れるようなものにおいて、酸性であること
は好ましくない。
【0007】従って、皮膚への刺激がなく安全で、PH
7程度で抗菌性が効果的に発揮される抗菌剤が望まれて
いた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、より優れた抗菌性を有し安全な抗菌剤及びその有効
成分を抗菌成分として含有する化粧料を提供することに
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】このような実情におい
て、本発明者らは鋭意研究を行った結果、光学活性なα
−ヒドロキシ脂肪族カルボン酸エステルが優れた抗菌活
性を持ち安全であること、及び、この光学活性なα−ヒ
ドロキシ脂肪族カルボン酸エステルを化粧品、香粧品に
使用した場合でも、その機能を損なうことなく十分に発
揮できることを見出し、本発明を完成した。
【0010】すなわち本発明は、次の一般式(1)
【化2】 (式中、R1は炭素数6〜12のアルキル基を示し、R2
は炭素数1〜3のアルキル基を示し、*印は不斉炭素原
子であることを示す)で表わされる光学活性なα−ヒド
ロキシ脂肪族カルボン酸エステルを有効成分として含有
することを特徴とする抗菌剤、及び、該光学活性なα−
ヒドロキシ脂肪族カルボン酸エステルを抗菌成分として
含有する化粧料に関するものである。
【0011】以下に本発明を詳細に説明する。
【0012】本発明で使用する光学活性なα−ヒドロキ
シ脂肪族カルボン酸エステル(1)における置換基R1
は、炭素数6〜12のアルキル基を示すが、好ましくは
炭素数8〜10のアルキル基、さらに好ましくは炭素数
10のアルキル基であり、また、このアルキル基として
は直鎖のものが好ましい。すなわち、このα−ヒドロキ
シ脂肪族カルボン酸エステル(1)は、好ましくはR1
が炭素数8〜10のアルキル基、さらに好ましくはR1
が炭素数10の直鎖アルキル基であるときに高い抗菌性
を示すのである。
【0013】また、上記α−ヒドロキシ脂肪族カルボン
酸エステル(1)における置換基R2は、炭素数1〜3
のアルキル基を示し、これらはいずれも好ましいもので
あるが、さらにはメチル基、エチル基が好ましく、特に
メチル基が好ましい。
【0014】上記α−ヒドロキシ脂肪族カルボン酸エス
テル(1)における符号*は、当該符号の付された炭素
が不斉炭素原子であることを示すが、本発明で使用する
光学活性なα−ヒドロキシ脂肪族カルボン酸エステル
(1)は、次の一般式(1a)又は(1b)で表わされ
る(R)−体又は(S)−体のどちらであっても良い。
【化3】
【0015】本発明で使用するα−ヒドロキシ脂肪族カ
ルボン酸エステル(1)としては、具体的には、(R)
−又は(S)−α−ヒドロキシドデカン酸メチル、
(R)−又は(S)−α−ヒドロキシドデカン酸エチ
ル、(R)−又は(S)−α−ヒドロキシドデカン酸n
−プロピル、(R)−又は(S)−α−ヒドロキシドデ
カン酸イソプロピル、(R)−又は(S)−α−ヒドロ
キシデカン酸メチル、(R)−又は(S)−α−ヒドロ
キシデカン酸エチル、(R)−又は(S)−α−ヒドロ
キシデカン酸n−プロピル、(R)−又は(S)−α−
ヒドロキシデカン酸イソプロピル、(R)−又は(S)
−α−ヒドロキシオクタン酸メチル、(R)−又は
(S)−α−ヒドロキシオクタン酸エチル、(R)−又
は(S)−α−ヒドロキシオクタン酸n−プロピル、
(R)−又は(S)−α−ヒドロキシオクタン酸イソプ
ロピル、(R)−又は(S)−α−ヒドロキシテトラデ
カン酸メチル、(R)−又は(S)−α−ヒドロキシテ
トラデカン酸エチル、(R)−又は(S)−α−ヒドロ
キシテトラデカン酸n−プロピル、(R)−又は(S)
−α−ヒドロキシテトラデカン酸イソプロピルを例示す
ることができる。
【0016】なお、本発明においては、(R)−又は
(S)−α−ヒドロキシドデカン酸メチル、(R)−又
は(S)−α−ヒドロキシドデカン酸エチル、(R)−
又は(S)−α−ヒドロキシドデカン酸n−プロピル、
(R)−又は(S)−α−ヒドロキシドデカン酸イソプ
ロピルが好ましく、さらには(R)−又は(S)−α−
ヒドロキシドデカン酸エチル、(R)−又は(S)−α
−ヒドロキシドデカン酸n−プロピル、(R)−又は
(S)−α−ヒドロキシドデカン酸イソプロピルが、特
に(R)−又は(S)−α−ヒドロキシドデカン酸エチ
ルが好ましい。
【0017】本発明で使用する上記光学活性なα−ヒド
ロキシ脂肪族カルボン酸エステル(1)は、特開昭63
−316744号公報に開示されているように、α−オ
キソ脂肪族カルボン酸をルテニウム−光学活性ホスフィ
ン触媒の存在下に不斉水素化することにより光学活性な
α−ヒドロキシ脂肪族カルボン酸とし、次いでエステル
化反応を行うことにより得ることができる。あるいは、
α−オキソ脂肪族カルボン酸エステルをルテニウム−光
学活性ホスフィン触媒の存在下に不斉水素化することに
よっても得ることができる。
【0018】上記反応においては、使用するルテニウム
−光学活性ホスフィン触媒の(R)−体、又は(S)−
体を選択することにより、所望する立体配置を有する光
学活性なα−ヒドロキシ脂肪族カルボン酸エステルを得
ることができる。
【0019】このようにして得られた光学活性なα−ヒ
ドロキシ脂肪族カルボン酸エステル(1)は、ラセミ体
のα−ヒドロキシ脂肪族カルボン酸エステル、さらに光
学活性なα−ヒドロキシ脂肪族カルボン酸と比べ、広い
範囲の菌(真菌、緑膿菌、黄色葡萄球菌、清酒酵母、皮
膚常在菌、枯草菌、アクネ菌、黒麹カビ)に対して十分
な抗菌活性を示すものである。
【0020】即ち、ラセミ体のα−ヒドロキシドデカン
酸メチルでは、真菌、緑膿菌、黄色葡萄球菌、清酒酵
母、皮膚常在菌、枯草菌、アクネ菌のそれぞれに対して
は100ppmの最小発育阻止濃度(MIC)を示し、
黒麹カビに対しては500ppmのMICを示した。
【0021】一方、本発明の光学活性なα−ヒドロキシ
脂肪族カルボン酸エステル(1)は、多くの菌に対して
低いMIC値を有することがわかった。中でも、特にメ
チルエステル、エチルエステルが多くの菌に対してMI
Cで50ppm以下の活性を持つことがわかった。ま
た、他のプロピルエステル、イソプロピルエステルも、
真菌、緑膿菌、黄色葡萄球菌、清酒酵母、皮膚常在菌、
枯草菌、アクネ菌に対して低いMIC値(25ppm)
を持つことがわかった。これは、化粧料において抗菌剤
として一般に使われるパラベン(パラオキシ安息香酸エ
ステル)よりもはるかに抗菌性が優れていることを示す
ものである。
【0022】すなわち、フレフグランスジャーナル19
76年、16 P.62にはパラベン(パラオキシ安息
香酸ブチル)の抗菌性について記載されているが、その
抗菌活性は真菌(Rhizopus nigrican
s)、緑膿菌(Pseudomonas aerugi
nosa)、黄色葡萄球菌(Staphylococc
us avrenus)、清酒酵母(Saccharo
myces vvarum)、枯草菌(Bacillu
s subtilis)、黒麹カビ(Aspergil
lus niger)に対して、それぞれ250、>2
000、250、125、62.5、125ppm(M
IC)程度である。
【0023】ところが、同じα−ヒドロキシ脂肪族カル
ボン酸エステル(1)でも、R2のアルキル基の炭素数
が4個である(R)−又は(S)−α−ヒドロキシドデ
カン酸n−ブチルでは、アクネ菌についてのみMICで
33ppmの活性を示し、良好であるが、その他の真
菌、緑膿菌、黄色葡萄球菌、清酒酵母、皮膚常在菌、枯
草菌に対しては500ppmのMICであるため、α−
ヒドロキシ脂肪族カルボン酸エステル(1)におけるR
2は炭素数1〜3個のアルキル基であることが好ましい
ことがわかった。
【0024】また、本発明の光学活性なα−ヒドロキシ
脂肪族カルボン酸エステル(1)は、皮膚への刺激性の
ないことがわかった。すなわち、後述するモルモットを
用いた試験例2において、光学活性なα−ヒドロキシ脂
肪族カルボン酸においては濃度5%において一次刺激が
認められるのに対し、本発明の光学活性なα−ヒドロキ
シ脂肪族カルボン酸エステル(1)においては、濃度5
%において一次刺激は認められなかった。
【0025】さらに、人間の皮膚に対するパッチテスト
(試験例3)においても、本発明の光学活性なα−ヒド
ロキシ脂肪族カルボン酸エステル(1)は皮膚に対する
刺激が全く認められず、安全性の高いものであることが
わかった。
【0026】すなわち、特公平4−48765号公報の
15欄32〜35行には、「8個より多い炭素原子を有
する長鎖のヒドロキシアルカン酸は、皮膚に刺激を与え
る傾向があるため、この試験においては試験しなかっ
た」と記載されているが、本発明の光学活性なα−ヒド
ロキシ脂肪族カルボン酸エステル(1)では、10%の
濃度(ラノリン溶液)でも皮膚への刺激は全く認められ
ず、痛みも全く感じられない安全性の高いものであるこ
とがわかったのである。
【0027】α−ヒドロキシ脂肪族カルボン酸は、皮膚
の老化防止効果、肌荒れ改善、しわ改善、保湿効果、抗
菌性といった機能を持つことで知られているが、しかし
ながらその効果はpH4程度の酸性下でないと十分に発
揮されるものではなく、化粧料などに使用するとしても
困難が伴い、又は、中性条件下においては、その効果が
十分に発揮できなかった。
【0028】これに対し、本発明の光学活性なα−ヒド
ロキシ脂肪族カルボン酸エステル(1)は、広範な液性
条件において使用できるが、好ましくはpH7程度、具
体的にはpH6〜8、特に好ましくはpH6.5〜7.
5の範囲において十分にその効果が発揮され、皮膚に直
接触れることを考えるとpH7程度が好ましい化粧料な
どに応用し易く、また、蓄積性、光毒性、着色性等がな
いため、安全で抗菌剤、化粧料等の製品に応用しても製
品本来のもつべき特性を損なうことなく、その効果を十
分に発揮することができる。
【0029】以上から、本発明の光学活性なα−ヒドロ
キシ脂肪族カルボン酸エステル(1)を抗菌剤に使用す
れば、広い範囲の菌に十分な抗菌活性を持ち、皮膚への
刺激性のない安全な抗菌剤を提供することができる。
【0030】さらに、本発明の光学活性なα−ヒドロキ
シ脂肪族カルボン酸エステル(1)を抗菌成分として化
粧品(香粧品を含む)に用いれば、本発明の光学活性な
α−ヒドロキシ脂肪族カルボン酸エステル(1)が優れ
た抗菌性を持つために、清潔感、清涼感のある製品を提
供でき、しかも、皮膚への刺激がないため安心して、本
来持つべき製品の特性を損なうことなく使用することが
できる。
【0031】本発明の光学活性なα−ヒドロキシ脂肪族
カルボン酸エステル(1)の使用量は特に制限されず、
当該化合物(1)をそのまま用いてもよいが、製品にお
ける使用形態、バランス等を考慮すると、0.005〜
20重量%、好ましくは0.01〜5重量%を有効成分
として抗菌剤に使用することが例示できる。
【0032】本発明の光学活性なα−ヒドロキシ脂肪族
カルボン酸エステル(1)を含有する抗菌剤は、水、エ
チルアルコール、イソプロピルアルコール等のアルコー
ルやグリセリン等の溶媒あるいは基剤、香料、保留剤、
その他の添加物を必要に応じ加えることができる。
【0033】また、前記光学活性なα−ヒドロキシ脂肪
族カルボン酸エステル(1)を抗菌成分として化粧料に
用いる場合にも、その使用量は特に限定されないが、光
学活性はα−ヒドロキシ脂肪族カルボン酸エステル
(1)が0.005〜20重量%、好ましくは0.01
〜5重量%、さらに好ましくは0.01〜0.1重量%
となるように化粧料に使用すれば良い。
【0034】なお、化粧料としては、シャンプー、リン
ス、香料、香水、コロン、ヘアートニック、ヘアコンデ
イショナー、ヘアメイク、ヘアークリーム、ポマード、
育毛料、その他毛髪用化粧料、アイシャドウ、白粉、ク
リーム、口紅、乳液、その他の化粧料基剤や、ボデイー
ソープ、洗顔剤、化粧料洗剤、石鹸、皿洗い洗剤、洗濯
用洗剤、ソフナー、消毒用洗剤、防臭洗剤、芳香剤、消
臭剤、防臭剤、マスキング剤、制汗剤、入浴剤、ファー
ニチアケアー、殺菌剤、消毒剤、殺虫剤、漂白剤、歯
磨、マウスウオッシュ、トイレットペーパー等のトイレ
タリー、その他の各種保健衛生類などを例示することが
でき、それらに光学活性なα−ヒドロキシ脂肪族カルボ
ン酸エステル(1)のユニークな機能を付与するために
適当量を配合し、商品価値を高めることができる。
【0035】
【実施例】以下、試験例及び実施例により本発明をさら
に詳細に説明する。
【0036】合成例1 (R)−α−ヒドロキシドデカン酸メチルの合成: (1)α−オキソドデカン酸メチルの合成 マグネシウム23g(1.0モル)、乾燥テトラヒドロ
フラン(以下、THFと略記する)60ml、ヨウ素2
0mgを1リットルのフラスコに入れ、ここに臭化エチ
ル1mlを加えた後、ドライヤーで加熱した。マグネシ
ウムが発泡し始めたら撹拌し、ヨウ素の色が消えた後に
臭化デシル222.19g(1.0モル)をTHF62
0mlに溶かして滴下した。滴下中、温度を30〜40
℃に保った。滴下終了後、45℃で15時間撹拌してグ
リニヤ試薬を調製した。
【0037】シュウ酸ジメチル106g(0.9モル)
をTHF800mlに溶かして−50℃に冷却し、この
溶液に上記調製したグリニヤ試薬を3時間で滴下した。
滴下終了後、さらに3時間撹拌した。この反応溶液から
減圧下でTHFを回収した後、2N−塩酸400ml中
へ10℃以下に冷却しながら加えた。ここに酢酸エチル
を500ml加え、分液して有機層を取り出し飽和食塩
水にて洗浄した。水洗し、乾燥した後に濃縮し、減圧蒸
留を行なって124.3g(0.545モル)のα−オ
キソドデカン酸メチルを得た。 理論収率 54.5% b.p. 109℃/0.45mmHg
【0038】(2)(R)−α−ヒドロキシドデカン酸
メチルの合成:α−オキソドデカン酸メチル22.8g
(0.1モル)を予め窒素置換した200mlのオート
クレーブに仕込み、ここにメタノール110ml及びR
2Cl4[(+)−T−BINAP]2NEt3(T−B
INAPは2,2’−ビス[ジ(p−トリル)ホスフィ
ノ]−1,1’−ビナフチルを示し、Etはエチル基を
示す)90mg(0.1ミルモル)の塩化メチレン溶液
0.1mlを加え、水素圧35atm、35℃で18時
間撹拌した。溶媒を除去し、さらに蒸留して(R)−α
−ヒドロキシドデカン酸メチルを21.8g(0.95
モル)得た。 理論収率 95% 転化率 99.2%(ガスクロマ
トグラフィーの測定による) b.p. 100℃/0.35mmHg 光学純度9
3.0%e.e. [α]D 25 −5.00(C=0.2、CHCl3
【0039】なお、光学純度の決定は、得られた(R)
−α−ヒドロキシドデカン酸メチルを(R)−及び
(S)−α−メトキシ−α−トリフルオロメチルフェニ
ル酢酸クロリドとを反応させてエステル化合物としたも
のを、HPLC分析することにより決定した。
【0040】合成例2 (R)−α−ヒドロキシドデカン酸エチルの合成: (1)α−オキソドデカン酸エチルの合成 シュウ酸ジメチル106gの代わりにシュウ酸ジエチル
26.2g(0.2モル)を用いた以外は合成例1の
(1)と同様に反応を行ない、α−オキソドデカン酸エ
チルを24.4g(0.1モル)得た。 理論収率 50% b.p. 135℃/0.5mmHg
【0041】(2)(R)−α−ヒドロキシドデカン酸
エチルの合成:α−オキソドデカン酸メチルの代わりに
α−オキソドデカン酸エチル20gを用いた以外は合成
例1の(2)と同様にして反応を行ない、(R)−α−
ヒドロキシドデカン酸エチルを19.0g得た。 b.p. 102℃/0.35mmHg m.p.
35℃ 光学純度 93.0%e.e. [α]D 25 −4.50(C=1.0、CHCl3
【0042】合成例3 (R)−α−ヒドロキシドデカン酸イソプロピルの合
成: (1)(R)−α−ヒドロキシドデカン酸の合成 合成例1で得られた(R)−α−ヒドロキシドデカン酸
メチル21.6(0.094モル)をメタノール200
mlに溶かし、ここに苛性ソーダ水溶液(NaOH4.
0g(0.1モル)、水100ml)を加え室温で3時
間撹拌した。加水分解が終了した後、メタノールを40
℃以下で回収し、水100mlを加え、トルエン100
mlで抽出して未反応物を除去した。水層を取り出し2
N−塩酸を加え酸性(pH4)にして酢酸エチル100
mlで抽出した。酢酸エチルを留去すると結晶化(粗結
晶19.74g)したので、30倍量のヘプタンより再
結晶して(R)−α−ヒドロキシドデカン酸を16.8
g(0.078モル)得た。 理論収率 82.8% m.p. 78℃ [α]D 25 −3.27(C=0.978、CHCl3
【0043】(2)(R)−α−ヒドロキシドデカン酸
イソプロピルの合成:(R)−α−ヒドロキシドデカン
酸10.8g(0.05モル)、イロプロピルアルコー
ル50ml、触媒量のp−トルエンスルホン酸0.05
g及びトルエン100mlの混合物を14時間加熱還流
した。過剰のイソプロピルアルコールを留去し、冷却し
た後に有機層を5%炭酸ソーダ水溶液で洗浄し、乾燥し
た後、有機層を留去し蒸留して(R)−α−ヒドロキシ
ドデカン酸イソプロピルを11.6g(0.045モ
ル)得た。 理論収率 89.9% b.p. 135℃/0.4mmHg m.p. 3
3℃ [α]D 25 +4.55(C=1.142、CHCl3) 合成例1の(2)と同様にして光学純度を求めたとこ
ろ、95%e.e.であった。
【0044】試験例1 抗菌活性試験 抗菌剤試料として、表1の各化合物をエタノールあるい
はジメチルスルホキシド(DMSO)に溶解し、被験溶
液を調製した。次いで、ブレインハートインフェージョ
ン培地(日水製薬株式会社製)10g、乾燥ブイヨン(日
水製薬株式会社製)10g、酵母エキス粉末(Difco Labora
tories製)4g、及び寒天14gを蒸留水1000mlに加えて加
温して溶解させ、試験管に10mlずつ分注して高圧滅菌
し、このものを再度加熱して溶液状態に保持した。ここ
へ、先に調製した被験溶液を各々5〜200μlずつ添
加して混合した後、内径90mmのプラスチックシャー
レに流し込んで固化した。尚、被験溶液の代わりに対照
コントロールとして本発明の光学活性なα−ヒドロキシ
脂肪族カルボン酸エステル(1)を含有しないエタノー
ルあるいはDMSOを用い、同様に処理した。
【0045】固化したシャーレを9区分に分け、各々の
区画に被験微生物の蒸留水懸濁液(菌数または胞子数は
106〜109/mlとした)を5μlずつ接種して、3
0℃で48時間培養し、各菌の生育の有無を肉眼で観察
して、微生物の生育しない最小発育阻止濃度(MIC,
ppm)を求めた。尚、対照コントロールにおいては、
各菌共にプラスチックシャーレ一に生育がみられた。
【0046】菌は、表1に示された真菌(Candida trop
icalis AHU 3410)、緑膿菌(Pseudmonas aeruginosa I
FO 13275)、黄色葡萄球菌(Staphylococcus aureus IA
M 1011)、清酒酵母(Saccharomyces cerevisiae IFO 2
030)、皮膚常在菌(Corynebactrium minutissiumum AT
CC 23348)、枯草菌(Basillus subtilis IFO 3009)、
アクネ菌(Propionibacterium acnes JCM 6473)、黒麹
カビ(Aspergillus niger IAM 2534 )について行っ
た。
【0047】
【表1】 カッコ内の数値は文献値を示す(Anthony J.Conley and
Jon J. Kabara, Antimicrobial Agent and Chemothera
py, 4, 501 (1973))。
【0048】参考試験例1 化合物を表2のように代えた以外は試験例1と同様にし
て、最小発育阻止濃度(MIC,ppm)を求めた。
【0049】
【表2】
【0050】試験例2 皮膚一次刺激テスト モルモット10匹に対し、各被験化合物の一次刺激テス
トを行った。濃度は5%(重量%、アセトン溶液)に調
製した。その結果、光学活性なα−ヒドロキシ脂肪族カ
ルボン酸では強い陽性の皮膚反応が認められたのに対
し、本発明の光学活性なα−ヒドロキシ脂肪族カルボン
酸エステル(1)については、一次刺激は認められなか
った。
【0051】
【表3】 なお、表中、「−」は一次刺激が認められなかったこと
を示し、「+」は一次刺激が認められたことを示す。
【0052】試験例3 パッチテスト (R)-α-ヒドロキシデカン酸メチル、(R)-α-ヒドロキシ
デカン酸エチル及び(R)-α-ヒドロキシドデカン酸エチ
ルをそれぞれ10重量%の濃度でラノリンに溶解させ、
この溶液をパッチ(フィンチェンバー、大正製薬株式会
社製)に塗布した。このパッチを30人の被験者の上腕
の内側に貼り、24時間後にパッチをはずして皮膚刺激
があるかどうかチェックし、さらに24時間後に皮膚刺
激の有無を調べた。尚、コントロールとしてラノリンだ
けのパッチを用いて比較した。
【0053】その結果、30人全員が、最初の24時間
後及び次の24時間後にも皮膚刺激は認められなかっ
た。従って、本発明の光学活性なα−ヒドロキシ脂肪族
カルボン酸エステル(1)は、実際の人間の皮膚に対し
ても非常に安全性の高いことが確認された。
【0054】尚、α−ヒドロキシ脂肪族カルボン酸につ
いては、前述のように特公平4−48765号公報に
は、皮膚に刺激を与えることが記載されており、また、
試験例2において一次刺激があったため本試験例につい
ては行わなかった。
【0055】実施例1 抗菌剤 (R)−α−ヒドロキシドデカン酸メチル5重量部を8
0v/v%のエタノール95重量部に溶解して液状抗菌
剤を得た。本抗菌剤は化粧料、日用品、香粧品、保健衛
生品、医薬品等に有利に利用することができた。この抗
菌剤を5×5cmの布片に塗り付け、ポテトデキストロ
ース寒天培地に1枚ずつ張り付け、30日間培養して菌
成育テストを行った。この結果、試験例1でテストした
菌、即ちアクネ菌、真菌、緑膿菌、黄色葡萄球菌、清酒
酵母、皮膚常在菌、枯草菌、黒麹カビの成育は全く認め
られなかった。
【0056】実施例2 抗菌剤 (R)−α−ヒドロキシドデカン酸イソプロピル5重量
部をイロプロピルアルコール95重量部に溶解して液状
抗菌剤を得た。本抗菌剤は化粧料、日用品、香粧品、保
健衛生品、医薬品等に有利に利用することができた。こ
の抗菌剤について、実施例1と同様にして菌成育テスト
を行った。その結果、菌の成育は全く認められなかっ
た。
【0057】実施例3 抗菌剤 実施例1で得られた抗菌剤50重量部と5w/w%グリ
セリン50重量部とを混合し、液状抗菌剤を得た。本抗
菌剤は化粧料、日用品、香粧品、保健衛生品、医薬品等
に有利に利用することができた。この抗菌剤について、
実施例1と同様にして菌成育テストを行った。その結
果、菌の成育は全く認められなかった。
【0058】実施例4 消毒剤 次の処方を均一に混合し消毒剤100gを調製した。 成分 配合割合(重量%) (R)−α−ヒドロキシドデカン酸エチル 0.6 エタノール 1.8 イソプロピルアルコール 0.9 キシレノール 1.5 香料 1.0 石けん 15.0 水 79.2 この消毒剤について、実施例1と同様にして菌成育テス
トを行った。その結果、菌の成育は全く認められなかっ
た。
【0059】実施例5 以下の処方を常法に従って混合し、クリームAを100
g調製した。 成分 配合割合(重量%) ミツロウ 10 固形パラフィン 5 ワセリン 15.5 流動パラフィン 39 ソルビタンセスキオレエート 15 精製水 15 香料 0.5
【0060】次に、上記クリームAの処方に(R)-α-ヒ
ドロキシドデカン酸メチルをクリームAに対して0.0
1重量%となるように加えて混合したものをクリームB
1とした。このクリームA及びB1をそれぞれ5×5c
mの布片に塗り付け、その各々をポテトデキストロース
寒天培地に1枚ずつ張り付け、30日間培養して菌生育
テストを行った。この結果、クリームB1では、試験例
1でテストした菌、即ちアクネ菌、真菌、緑膿菌、黄色
葡萄球菌、清酒酵母、皮膚常在菌、枯草菌、黒麹カビの
生育は全く認められなかった。しかしながら、本発明の
(R)-α-ヒドロキシドデカン酸メチルを添加していない
クリームAでは3日後に菌が検出され、菌の生育が認め
られた。
【0061】実施例6 上記実施例5で調製したクリームAの処方に(R)-α-ヒ
ドロキシドデカン酸エチルをクリームAに対して0.0
1重量%となるように加えて混合したものをクリームB
2とし、このクリームB2について、実施例5と同様に
して菌生育テストを行った。その結果、クリームB2で
は、菌の生育は全く認められなかった。
【0062】実施例7 上記実施例5で調製したクリームAの処方に(S)-α-ヒ
ドロキシドデカン酸メチルをクリームAに対して0.0
1重量%となるように加えて混合したものをクリームB
3とし、このクリームB3について、実施例5と同様に
して菌生育テストを行った。その結果、クリームB3で
は、菌の生育は全く認められなかった。
【0063】参考調製例1 以下の処方を常法に従って混合し、ローションを100
g調製した。 成分 配合割合(重量%) (R)-α-ヒト゛ロキシト゛テ゛カン酸メチル 0.05 グリセリン 2 1,3−ブチレングリコール 2 クエン酸ナトリウム 0.1 エタノール 15 ポリエチレンオレイルエーテル 0.5 精製水 残部
【0064】参考調製例2 以下の処方を常法に従って混合し、クリームを100g
調製した。 成分 配合割合(重量%) (R)-α-ヒト゛ロキシト゛テ゛カン酸エチル 0.05 ミツロウ 0.2 1,3−ブチレングリコール 2 セタノール 4 精製ラノリン 10 スクアラン 30 ポリオキシエチレンソルビタン モノラウレート 2 色素 0.003 精製水 残部
【0065】参考調製例3 (R)-α-ヒドロキシドデカン酸エチルの代わりに(R)-α-
ヒドロキシドデカン酸イソプロピルを用いた以外は、参
考調製例2と同様にしてクリームを100g調製した。
【0066】参考調製例4 以下の処方を常法に従って混合し、シャンプー組成物を
100g調製した。 成分 配合割合(重量%) (R)-α-ヒト゛ロキシト゛テ゛カン酸メチル 0.05 デカン酸 0.05 ラウリル硫酸トリエタノールアミン 18.5 ヒドロキシプロピルメチル セルロース 15 ラウリル硫酸アンモニウム 8 コカマイド 4 パルミチン酸 0.3 1,3−ジメチロール−5,5− ジメチルヒダントン 0.15 エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム 0.05 クエン酸 少量 食塩 少量 香料 0.85 水 残部
【0067】参考調製例5 以下の処方を常法に従って混合し、洗剤を100g調製
した。 成分 配合割合(重量%) (S)-α-ヒト゛ロキシト゛テ゛カン酸イソフ゜ロヒ゜ル 0.05 セネシオン酸 0.1 白色ワセリン 6 スルホン酸アルキルアリル ポリエーテル 50 コレステロール 2 水 残部
【0068】
【発明の効果】本発明の光学活性なα−ヒドロキシ脂肪
族カルボン酸エステル(1)を含有する抗菌剤及び該光
学活性なα−ヒドロキシ脂肪族カルボン酸エステル
(1)を抗菌成分として含有する化粧料は、優れた抗菌
性を有し、また、皮膚刺激がないため安全で安心して使
用することができ、又、PH7程度においてもその効果
を損なうことなく発揮できる付加価値の高い優れたもの
である。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の一般式(1) 【化1】 (式中、R1は炭素数6〜12のアルキル基を示し、R2
    は炭素数1〜3のアルキル基を示し、*印は不斉炭素原
    子であることを示す)で表わされる光学活性なα−ヒド
    ロキシ脂肪族カルボン酸エステルを有効成分として含有
    することを特徴とする抗菌剤。
  2. 【請求項2】 一般式(1)における置換基R1が炭素
    数10のアルキル基である請求項1に記載の抗菌剤。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の一般式(1)で表わされ
    る光学活性なα−ヒドロキシ脂肪族カルボン酸エステル
    を抗菌成分として含有する化粧料。
  4. 【請求項4】 一般式(1)における置換基R1が炭素
    数10のアルキル基である請求項3に記載の化粧料。
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