JPH0832441A - 論理回路及びこの回路を用いたデコーダ装置 - Google Patents

論理回路及びこの回路を用いたデコーダ装置

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JPH0832441A
JPH0832441A JP6161778A JP16177894A JPH0832441A JP H0832441 A JPH0832441 A JP H0832441A JP 6161778 A JP6161778 A JP 6161778A JP 16177894 A JP16177894 A JP 16177894A JP H0832441 A JPH0832441 A JP H0832441A
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JP6161778A
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Michio Okubo
教夫 大久保
Makoto Suzuki
鈴木  誠
Yoshinobu Nakagome
儀延 中込
Hideyuki Takahashi
英行 高橋
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】2個の2入力NANDゲートを1個のゲートで
実現する。 【構成】NMOS122とPMOS112の直列回路
と、NMOS121とPMOS111の直列回路とを並
列接続した一方の接続点aと、端子109との間にNM
OS123を接続し、各直列回路内の接続点c,d間に
PMOS113を接続し、NMOS121とPMOS1
11の制御電極を端子100に接続し、NMOS122
とPMOS112の制御電極を端子101に接続し、N
MOS123とPMOS113の制御電極を端子102
に接続する。端子106は接続点cに、端子107は接
続点dに接続する。端子108に高電位、端子109に
低電位を印加し、信号A0を端子101に、A0の論理
否定信号NA0を端子100に、信号A1を端子102
に入力すると、A1とA0の2入力NAND出力S0が
端子106に、A1とNA0の2入力NAND出力S1
が端子107に現れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は論理回路及びこの回路を
用いたデコーダ装置に係り、特にVLSIチップに形成
されたメモリ、レジスタファイルのような半導体情報処
理装置に用いることができ、チップの占有面積低減に好
適な論理回路及びこの回路を用いたデコーダ装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のデコーダ回路としては、例えば、
「ディジタル・システムの設計(CQ出版社、199
0、p316)」に記載されるようなインバータおよび
否定論理積(以下、NANDと略す。)回路を用いて構
成されるものが知られている。この従来例により、4ビ
ット−16ビット・デコーダ回路を構成した場合の回路
図を図14に示す。図14において、入力信号A0とN
A0、A1とNA1、A2とNA2、A3とNA3はそ
れぞれ論理否定の関係にある。図14に示した回路は、
入力信号A0−A3をデコードして出力信号S0−S1
5を出力する。この回路動作を以下に示す。
【0003】入力信号(A3,A2,A1,A0)が、
(1,1,1,1)のとき出力信号S0が“0”その他
は“1”、(1,1,1,0)のとき出力信号S1が
“0”その他は“1”、(1,1,0,1)のとき出力
信号S2が“0”その他は“1”、(1,1,0,0)
のとき出力信号S3が“0”その他は“1”、(1,
0,1,1)のとき出力信号S4が“0”その他は
“1”、(1,0,1,0)のとき出力信号S5が
“0”その他は“1”、(1,0,0,1)のとき出力
信号S6が“0”その他は“1”、(1,0,0,0)
のとき出力信号S7が“0”その他は“1”、(0,
1,1,1)のとき出力信号S8が“0”その他は
“1”、(0,1,1,0)のとき出力信号S9が
“0”その他は“1”、(0,1,0,1)のとき出力
信号S10が“0”その他は“1”、(0,1,0,
0)のとき出力信号S11が“0”その他は“1”、
(0,0,1,1)のとき出力信号S12が“0”その
他は“1”、(0,0,1,0)のとき出力信号S13
が“0”その他は“1”、(0,0,0,1)のとき出
力信号S14が“0”その他は“1”、(0,0,0,
0)のとき出力信号S15が“0”その他は“1”、と
なる。
【0004】図14に示した各NAND回路の具体的構
成例としては、例えば図13に示すように、4個の並列
接続したpチャネル型MOSトランジスタ(以下、PM
OSトランジスタと称する。)と4個の直列接続したn
チャネル型MOSトランジスタ(以下、NMOSトラン
ジスタと称する。)から構成されるNAND回路を使用
することができる。論理値と電圧とは、“0”が低い電
位に相当するVSS、“1”が高い電位に相当するVD
Dに各々対応するものとすると、図13の回路動作は、
以下の通りである。入力信号A3,A2,A1,A0が
全て“1”のとき、PMOSトランジスタは全てオフ状
態となると共に、NMOSトランジスタが全てオン状態
となるので、出力信号S0は“0”になる。一方、入力
信号A3,A2,A1,A0のいずれか一つでも“0”
であれば、入力信号“0”が加えられるNMOSトラン
ジスタはオフ状態となり、同時に入力信号“0”が加え
られるPMOSトランジスタがオン状態となるので、出
力信号S0は“1”になる。すなわち、4入力のNAN
Dゲート動作をする。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】最近のVLSIチップ
に形成されたメモリ、レジスタファイルではメモリセル
の縮小化もさることながら、VLSIチップに形成され
るメモリ容量やレジスタ数の増加と共に、アドレス選択
やレジスタ選択のためのデコーダ回路の占有面積も増大
して10数%にもおよぶため、デコーダ回路の面積削減
が重要な課題となってきている。VLSIチップにおい
てチップ面積の削減は、VLSIチップの価格の低減に
つながるため、VLSIチップの高集積化と共に増大す
るデコーダ回路の面積削減は非常に重要である。
【0006】しかしながら、図13,図14に示したよ
うな従来のデコーダ回路構成は面積削減については十分
な配慮がなされておらず、その結果、VLSIチップに
形成されるメモリ容量やレジスタ数が増加すると共に、
デコーダ回路の面積が非常に大きくなってしまうという
問題点があった。さらに、デコーダ回路の面積が大きい
ことによって、VLSIチップ全体の面積が大きくな
り、VLSIチップの価格が高くなるという問題点があ
った。
【0007】そこで、本発明の目的は、少ない使用トラ
ンジスタ数で構成できる論理回路と、この論理回路を用
いて面積の小さなデコーダ回路とを提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る論理回路は、第1導電型の第1スイッ
チング素子すなわち図2の場合で言えばNMOSトラン
ジスタ122と第2導電型の第2スイッチング素子であ
るPMOSトランジスタ112とが直列接続された第1
直列回路と、第1導電型の第3スイッチング素子である
NMOSトランジスタ121と第2導電型の第4スイッ
チング素子であるPMOSトランジスタ111とが直列
接続された第2直列回路と、第1直列回路に並列接続さ
れた第2直列回路の一方の接続点aと、第1所定電位V
SSが印加される第1電源電圧端子109との間に設け
られた、m個の直列接続された第1導電型のスイッチン
グ素子すなわち図2の場合では2個のNMOSトランジ
スタ123,124から成るm個の制御電極を有する第
1スイッチング回路と、第1スイッチング素子と第2ス
イッチング素子の接続点cと、第3スイッチング素子と
第4スイッチング素子の接続点dとの間に設けられた、
m個の並列接続された第2導電型のスイッチング素子す
なわちPMOSトランジスタ113,114から成るm
個の制御電極を有する第2スイッチング回路と、第1直
列回路に並列接続された第2直列回路の他方の接続点b
に接続された第2所定電位VDDが印加される第2電源
電圧端子108と、第1スイッチング素子と第2スイッ
チング素子の各制御電極に接続された第1入力端子10
1と、第3スイッチング素子と第4スイッチング素子の
各制御電極に接続された第2入力端子100と、第1ス
イッチング素子と第2スイッチング素子との接続点cに
接続された第1出力端子106と、第3スイッチング素
子と第4スイッチング素子との接続点dに接続された第
2出力端子107と、前記第1スイッチング回路の各制
御電極と第2スイッチング回路の各制御電極とをそれぞ
れ接続したm個の入力端子102,103とから構成さ
れ、第1入力信号A0を前記第1入力端子101に印加
し、前記第1入力信号と論理否定の関係にある第2入力
信号NA0を前記第2入力端子100に印加することに
より、前記m個の入力端子102,103に入力される
各入力信号A1,A2と第1入力信号A0とのm+1個
の入力信号の論理演算結果S0が前記第1出力端子10
6に出力され、前記m個の入力端子に入力される各入力
信号A1,A2と第2入力信号NA0とのm+1個の論
理演算結果S1が前記第2出力端子107に出力される
ことを特徴とする。
【0009】上記論理回路において、第1入力端子は第
2スイッチング素子の制御端子にだけ接続し、第2入力
端子は第4スイッチング素子の制御端子にだけ接続し、
第1出力端子は第1スイッチング素子と第2スイッチン
グ素子との接続点cに接続すると共に第3スイッチング
素子の制御電極に接続し、第2出力端子は第3スイッチ
ング素子と第4スイッチング素子との接続点dに接続す
ると共に第1スイッチング素子の制御電極に接続するよ
うに構成してもよい。
【0010】また、前記第1導電型をnチャネル型と
し、前記第2導電型をpチャネル型とし、前記スイッチ
ング素子を電界効果型トランジスタとし、前記第1所定
電位を低電位とし、かつ、前記第2所定電位を高電位と
なるように構成することができる。
【0011】或いは、前記第1導電型をpチャネル型と
し、前記第2導電型をnチャネル型とし、前記スイッチ
ング素子を電界効果型トランジスタとし、前記第1所定
電位を高電位とし、かつ、前記第2所定電位を低電位と
するように構成することもできる。
【0012】そして、上記いずれかの論理回路の少なく
とも一つを用いてデコーダ装置を構成すれば好適であ
る。
【0013】
【作用】本発明に係る論理回路、すなわちm個の入力
と、互いに論理否定の関係にある2個の入力との合計m
+2個の入力及び2個の出力を有するように構成した1
個の論理ゲートによれば、第1導電型のスイッチング素
子をNMOSトランジスタ、第2導電型のスイッチング
素子をPMOSトランジスタとし、かつ、第1所定電位
を低電位及び第2所定電位を高電位とすることにより、
m+1個の入力を有するNANDゲート2個分として動
作し、或いは第1導電型のスイッチング素子をPMOS
トランジスタ、第2導電型のスイッチング素子をNMO
Sトランジスタとし、かつ、第1所定電位を高電位及び
第2所定電位を低電位とすることにより、m+1個の入
力を有する否定論理和(以下、NORと略す。)ゲート
2個分の動作をすることができる。
【0014】また、上記論理回路を用いてデコーダ装置
を構成すれば、デコーダのチップ上に占める面積を約半
分にすることができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明に係る論理回路及びこの回路を
用いたデコーダ装置の実施例について、図面を用いて詳
細に説明する。
【0016】<実施例1>図1は、本発明に係る論理回
路の一実施例を示す回路図であり、3入力2出力のNA
NDゲートである。図1において、参照符号122はN
MOSトランジスタ、112はPMOSトランジスタを
示し、両トランジスタ122,112は直列接続されて
第1直列回路を構成する。両トランジスタの各制御電極
は、入力端子101に接続される。同様にNMOSトラ
ンジスタ121とPMOSトランジスタ111も直列接
続されて第2直列回路を構成し、両トランジスタ12
1,111の各制御電極は入力端子100に接続され
る。この第1直列回路と第2直列回路は並列接続され、
一方の接続点aと、低電位VSSが印加される電源電圧
端子109との間に、第1スイッチング回路を構成する
NMOSトランジスタ123を接続する。また、NMO
Sトランジスタ122とPMOSトランジスタ112の
接続点cと、NMOSトランジスタ121とPMOSト
ランジスタ111の接続点dとの間に、第2スイッチン
グ回路を構成するPMOSトランジスタ113を接続す
る。さらに、第1直列回路と第2直列回路の他方の接続
点bには、高電位VDDが印加される電源電圧端子10
8を設ける。そして、第1スイッチング回路を構成する
NMOSトランジスタ123の制御電極と、第2スイッ
チング回路を構成するPMOSトランジスタ113の制
御電極とを入力端子102に接続する。また、接続点c
を第1出力端子106に接続し、接続点dを第2出力端
子107に接続する。なお、第1スイッチング回路及び
第2スイッチング回路をそれぞれ構成するMOSトラン
ジスタ数は同数であり、それぞれのMOSトランジスタ
数をmとすれば、本実施例はm=1の場合である。
【0017】次に、このように構成される論理回路の動
作を説明する。なお、論理値“0”は低い電位に相当す
るVSSに対応し、論理値“1”は高い電位に相当する
VDDに対応するものとする。電源電圧端子108には
高電位VDDを印加し、電源電圧端子109には低電位
VSを印加する。入力信号として、A0,A1、及びA
0の論理否定であるNA0を用い、入力信号A0を入力
端子101に入力し、入力信号A1を入力端子102に
入力し、入力信号NA0を入力端子100に入力する。
出力信号として、出力端子106からS0が出力され、
出力端子107からS1が出力される。ここで、出力信
号S0は、入力信号(A1,A0)が(“1”,
“1”)のときに“0”であり、その他の入力信号の組
合せでは“1”を出力する。また、出力信号S1は、入
力信号(A1,A0)が(“1”,“0”)のとき、す
なわち入力信号(A1,NA0)が(“1”,“1”)
のときに“0”であり、その他の入力信号の組合せでは
“1”を出力する。従って、一方の出力端子106には
入力信号(A1,A0)のNAND出力が現われ、他方
の出力端子107には(A1,NA0)のNAND出力
が現われ、2個の2入力NANDゲートの動作を1個の
ゲートで実現している。
【0018】更に、この回路動作の詳細を説明する。ま
ず、入力信号(A1,A0)が(“0”,“0”)、入
力信号NA0が“1”のとき、PMOSトランジスタ1
12が導通して、NMOSトランジスタ122は導通し
ないため、出力端子106に現われる出力信号S0は
“1”になる。またこの時、PMOSトランジスタ11
1は導通しないがPMOSトランジスタ112,113
が導通し、NMOSトランジスタ121が導通してもN
MOSトランジスタ123が導通しないので、出力端子
107に現われる出力信号S1は“1”になる。
【0019】入力信号(A1,A0)が(“0”,
“1”)、入力信号NA0が“0”のとき、PMOSト
ランジスタ112が導通しなくともPMOSトランジス
タ111,113が導通し、NMOSトランジスタ12
2が導通してもNMOSトランジスタ123が導通しな
いため、出力信号S0は“1”になる。またこの時、P
MOSトランジスタ111が導通して、NMOSトラン
ジスタ121が導通しないため、出力信号S1は“1”
になる。
【0020】入力信号(A1,A0)が(“1”,
“0”)、入力信号NA0が“1”のとき、PMOSト
ランジスタ112が導通して、NMOSトランジスタ1
22が導通しないため、出力信号S0は“1”になる。
またこの時、PMOSトランジスタ111,113が導
通せず、NMOSトランジスタ121,123が導通す
るため、出力信号Sは“0”になる。
【0021】入力信号(A1,A0)が(“1”,
“1”)、入力信号NA0が“0”のとき、PMOSト
ランジスタ112,113が導通せず、NMOSトラン
ジスタ122,123が導通するため、出力信号S0は
“0”になる。またこの時、PMOSトランジスタ11
1が導通して、NMOSトランジスタ121が導通しな
いため、出力信号S1は“1”になる。
【0022】従って、入力信号A1と入力信号A0との
否定論理積の論理演算結果が出力端子106に出力信号
S0として現われ、入力信号A1と入力信号NA0との
否定論理積の論理演算結果が出力端子107に出力信号
S1として現われ、2個の2入力NAND回路の動作を
本発明の1個の論理回路で実現できている。
【0023】<実施例2>図2は、本発明に係る論理回
路の別の実施例を示す回路図であり、4入力2出力のN
ANDゲートである。なお、図2において、図1に示し
た実施例1と同一の構成部分については、説明の便宜
上、同一の参照符号を付してその詳細な説明は省略す
る。すなわち、本実施例では、第1スイッチング回路及
び第2スイッチング回路をそれぞれ構成するMOSトラ
ンジスタ数mが異なり、m=2の場合である。2個のN
MOSトランジスタ123,124を直列接続した第1
スイッチング回路と、2個のPMOSトランジスタ11
3,114を並列接続した第2スイッチング回路とから
構成され、新たに入力信号A2が入力される入力端子1
03を追加し、NMOSトランジスタ124の制御電極
とPMOSトランジスタ114の制御電極とを入力端子
103に接続している点が実施例1と相違する。
【0024】このように構成される論理回路の動作は、
次の通りである。入力信号として、A0,A1,A2、
及びA0の論理否定であるNA0を用い、入力信号A0
を入力端子101に入力し、入力信号A1を入力端子1
02に入力し、入力信号A2を入力端子103に入力
し、そして入力信号NA0を入力端子100に入力す
る。出力信号として、出力端子106からS0が出力さ
れ、出力端子107からS1が出力される。ここで、出
力信号S0は、入力信号(A2,A1,A0)が
(“1”,“1”,“1”)のときに“0”であり、そ
の他の入力信号の組合せでは“1”を出力する。また、
出力信号S1は、入力信号(A2,A1,A0)が
(“1”,“1”,“0”)のとき、すなわち入力信号
(A2,A1,NA0)が(“1”,“1”,“1”)
のときに“0”であり、その他の入力信号の組合せでは
“1”を出力する。従って、一方の出力端子106には
入力信号(A2,A1,A0)のNAND出力が現わ
れ、他方の出力端子107には(A2,A1,NA0)
のNAND出力が現われ、2個の3入力NANDゲート
の動作を1個のゲートで実現している。
【0025】本実施例の更に詳細な回路動作は、入力信
号A2が増加した分の信号の組合せが増加するけれど
も、図1に示した実施例1の論理回路で説明した詳細な
動作と基本的には同様の動作であり、各トランジスタの
導通、非導通を追って行けばよいので、詳細な動作説明
は省略する。
【0026】<実施例3>図3は、本発明に係る論理回
路の更に別の実施例を示す回路図であり、5入力2出力
のNANDゲートである。なお、図3において、図1に
示した実施例1と同一の構成部分については、説明の便
宜上、同一の参照符号を付してその詳細な説明は省略す
る。すなわち、本実施例では、第1スイッチング回路及
び第2スイッチング回路をそれぞれ構成するMOSトラ
ンジスタ数mが異なり、m=3の場合である。3個のN
MOSトランジスタ123,124,125を直列接続
した第1スイッチング回路と、3個のPMOSトランジ
スタ113,114,115を並列接続した第2スイッ
チング回路とから構成され、新たに入力信号A2が入力
される入力端子103と、入力信号A3が入力される入
力端子104を追加し、NMOSトランジスタ124の
制御電極とPMOSトランジスタ114の制御電極とを
入力端子103に接続し、NMOSトランジスタ125
の制御電極とPMOSトランジスタ115の制御電極と
を入力端子104に接続している点が実施例1と相違す
る。
【0027】このように構成される論理回路の動作は、
次の通りである。入力信号として、A0,A1,A2,
A3、及びA0の論理否定であるNA0を用い、入力信
号A0を入力端子101に入力し、入力信号A1を入力
端子102に入力し、入力信号A2を入力端子103に
入力し、入力信号A3を入力端子104に入力し、そし
て入力信号NA0を入力端子100に入力する。出力信
号として、出力端子106からS0が出力され、出力端
子107からS1が出力される。ここで、出力信号S0
は、入力信号(A3,A2,A1,A0)が(“1”,
“1”,“1”,“1”)のときに“0”であり、その
他の入力信号の組合せでは“1”を出力する。また、出
力信号S1は、入力信号(A3,A2,A1,A0)が
(“1”,“1”,“1”,“0”)のとき、すなわち
入力信号(A3,A2,A1,NA0)が(“1”,
“1”,“1”,“1”)のときに“0”であり、その
他の入力信号の組合せでは“1”を出力する。従って、
一方の出力端子106には入力信号(A3,A2,A
1,A0)のNAND出力が現われ、他方の出力端子1
07には(A3,A2,A1,NA0)のNAND出力
が現われ、2個の4入力NANDゲートの動作を1個の
ゲートで実現している。
【0028】従来例の図13に示した4入力NANDゲ
ートを2個用いた場合には、MOSトランジスタ16個
必要となるのに対して、本実施例の5入力2出力のNA
NDゲートは同じ機能を10個のMOSトランジスタで
構成することができ、チップ占有面積を小さくすること
ができる。
【0029】なお、本実施例の更に詳細な回路動作は、
入力信号A2,A3が増加した分の信号の組合せが増加
するけれども、図1に示した実施例1の論理回路で説明
した詳細な動作と基本的には同様の動作であり、各トラ
ンジスタの導通、非導通を追って行けばよいので、詳細
な動作説明は省略する。
【0030】<実施例4>図4は、本発明に係る論理回
路のまた別の実施例を示す回路図であり、6入力2出力
のNANDゲートである。なお、図4において、図1に
示した実施例1と同一の構成部分については、説明の便
宜上、同一の参照符号を付してその詳細な説明は省略す
る。すなわち、本実施例では、第1スイッチング回路及
び第2スイッチング回路をそれぞれ構成するMOSトラ
ンジスタ数mが異なり、m=4の場合である。4個のN
MOSトランジスタ123,124,125,126を
直列接続した第1スイッチング回路と、4個のPMOS
トランジスタ113,114,115,116を並列接
続した第2スイッチング回路とから構成され、新たに入
力信号A2が入力される入力端子103と、入力信号A
3が入力される入力端子104と、入力信号A4が入力
される入力端子105を追加し、NMOSトランジスタ
124の制御電極とPMOSトランジスタ114の制御
電極とを入力端子103に接続し、NMOSトランジス
タ125の制御電極とPMOSトランジスタ115の制
御電極とを入力端子104に接続し、NMOSトランジ
スタ126の制御電極とPMOSトランジスタ116の
制御電極とを入力端子105に接続している点が実施例
1と相違する。
【0031】このように構成される論理回路の動作は、
次の通りである。入力信号として、A0,A1,A2,
A3,A4、及びA0の論理否定であるNA0を用い、
入力信号A0を入力端子101に入力し、入力信号A1
を入力端子102に入力し、入力信号A2を入力端子1
03に入力し、入力信号A3を入力端子104に入力
し、入力信号A4を入力端子105に入力し、そして入
力信号NA0を入力端子100に入力する。出力信号と
して、出力端子106からS0が出力され、出力端子1
07からS1が出力される。ここで、出力信号S0は、
入力信号(A4,A3,A2,A1,A0)が
(“1”,“1”,“1”,“1”,“1”)のときに
“0”であり、その他の入力信号の組合せでは“1”を
出力する。また、出力信号S1は、入力信号(A4,A
3,A2,A1,A0)が(“1”,“1”,“1”,
“1”,“0”)のとき、すなわち入力信号(A4,A
3,A2,A1,NA0)が(“1”,“1”,
“1”,“1”,“1”)のときに“0”であり、その
他の入力信号の組合せでは“1”を出力する。従って、
一方の出力端子106には入力信号(A4,A3,A
2,A1,A0)のNAND出力が現われ、他方の出力
端子107には(A4,A3,A2,A1,NA0)の
NAND出力が現われ、2個の5入力NANDゲートの
動作を1個のゲートで実現している。
【0032】本実施例の更に詳細な回路動作は、入力信
号A2,A3,A4が増加した分の信号の組合せが増加
するけれども、図1に示した実施例1の論理回路で説明
した詳細な動作と基本的には同様の動作であり、各トラ
ンジスタの導通、非導通を追って行けばよいので、詳細
な動作説明は省略する。
【0033】以上のように、第1及び第2スイッチング
回路を構成するトランジスタ数mを増加して、更に多入
力のNANDゲートを実現できるけれども、電源電圧と
動作速度を考慮すると、実用的には、5V電源の場合で
mは6程度、3V電源の場合でmは4程度が上限であ
る。これ以上トランジスタ数を増加して多入力のNAN
Dを構成しても、スイッチング回路内の直列接続したト
ランジスタのオン・オフ速度が直列抵抗の影響により遅
くなるため、実用的でなくなるからである。
【0034】<実施例5>上記実施例1〜4では本発明
に係る論理回路をNANDゲートに適用した場合につい
て説明したが、本実施例ではNORゲートに適用した場
合について説明する。図5は、本発明に係る論理回路の
更に別の実施例を示す回路図であり、3入力2出力のN
ORゲートである。図5において、参照符号212はN
MOSトランジスタ、222はPMOSトランジスタを
示し、両トランジスタ212,222は直列接続されて
第1直列回路を構成する。両トランジスタ212,22
2の各制御電極は、入力端子201に接続される。同様
にNMOSトランジスタ211とPMOSトランジスタ
221も直列接続されて第2直列回路を構成し、両トラ
ンジスタ211,221の各制御電極は入力端子200
に接続される。この第1直列回路と第2直列回路は並列
接続され、一方の接続点aと、高電位VDDが印加され
る電源電圧端子209との間に、第1スイッチング回路
を構成するPMOSトランジスタ223を接続する。ま
た、NMOSトランジスタ212とPMOSトランジス
タ222の接続点cと、NMOSトランジスタ211と
PMOSトランジスタ221の接続点dとの間に、第2
スイッチング回路を構成するNMOSトランジスタ21
3を接続する。さらに、第1直列回路と第2直列回路の
他方の接続点bには、低電位VSSが印加される電源電
圧端子208を設ける。そして、第1スイッチング回路
を構成するPMOSトランジスタ223の制御電極と、
第2スイッチング回路を構成するNMOSトランジスタ
213の制御電極とを入力端子202に接続する。ま
た、接続点cを第1出力端子206に接続し、接続点d
を第2出力端子207に接続する。なお、第1スイッチ
ング回路及び第2スイッチング回路をそれぞれ構成する
MOSトランジスタ数は同数であり、それぞれのMOS
トランジスタ数をmとすれば、本実施例はm=1の場合
である。
【0035】次に、このように構成される論理回路の動
作を説明する。なお、論理値“0”は低い電位に相当す
るVSSに対応し、論理値“1”は高い電位に相当する
VDDに対応するものとする。電源電圧端子208には
低電位VSSを印加し、電源電圧端子209には高電位
VDDを印加する。入力信号として、A0,A1、及び
A0の論理否定であるNA0を用い、入力信号A0を入
力端子201に入力し、入力信号A1を入力端子202
に入力し、入力信号NA0を入力端子200に入力す
る。出力信号として、出力端子206からS0が出力さ
れ、出力端子207からS1が出力される。ここで、出
力信号S0は、入力信号(A1,A0)が(“0”,
“0”)のときに“1”であり、その他の入力信号の組
合せでは“0”を出力する。また、出力信号S1は、入
力信号(A1,A0)が(“0”,“1”)のとき、す
なわち入力信号(A1,NA0)が(“0”,“0”)
のときに“1”であり、その他の入力信号の組合せでは
“0”を出力する。従って、一方の出力端子206には
入力信号(A1,A0)のNOR出力が現われ、他方の
出力端子207には(A1,NA0)のNOR出力が現
われ、2個の2入力NORゲートの動作を1個のゲート
で実現している。
【0036】更に、この回路動作の詳細を説明する。ま
ず、入力信号(A1,A0)が(“1”,“1”)、入
力信号NA0が“0”のとき、NMOSトランジスタ2
12が導通して、PMOSトランジスタ222は導通し
ないため、出力端子206に現われる出力信号S0は
“0”になる。またこの時、NMOSトランジスタ21
1は導通しないがNMOSトランジスタ213,212
が導通し、PMOSトランジスタ221が導通してもP
MOSトランジスタ223が導通しないので、出力端子
107に現われる出力信号S1は“0”になる。
【0037】入力信号(A1,A0)が(“1”,
“0”)、入力信号NA0が“1”のとき、NMOSト
ランジスタ212が導通しなくともNMOSトランジス
タ213,211が導通し、PMOSトランジスタ22
2が導通してもPMOSトランジスタ223が導通しな
いため、出力信号S0は“0”になる。またこの時、N
MOSトランジスタ211が導通して、PMOSトラン
ジスタ221が導通しないため、出力信号S1は“0”
になる。
【0038】入力信号(A1,A0)が(“0”,
“1”)、入力信号NA0が“0”のとき、NMOSト
ランジスタ212が導通して、PMOSトランジスタ2
22が導通しないため、出力信号S0は“0”になる。
またこの時、NMOSトランジスタ213,211が導
通せず、PMOSトランジスタ221,223が導通す
るため、出力信号S1は“1”になる。
【0039】入力信号(A1,A0)が(“0”,
“0”)、入力信号NA0が“1”のとき、NMOSト
ランジスタ213,212が導通せず、PMOSトラン
ジスタ222,223が導通するため、出力信号S0は
“1”になる。またこの時、NMOSトランジスタ21
1が導通して、PMOSトランジスタ221が導通しな
いため、出力信号S1は“0”になる。
【0040】従って、入力信号A1と入力信号A0との
否定論理和の論理演算結果が出力端子206に出力信号
S0として現われ、入力信号A1と入力信号NA0との
否定論理和の論理演算結果が出力端子207に出力信号
S1として現われ、2個の2入力NORゲートの動作を
本発明の1個の論理回路で実現できている。
【0041】また、図1に示した実施例1の回路構成と
比較すれば分かるように、本実施例の論理回路は、図1
の回路においてNMOSトランジスタ121,122,
123をそれぞれPMOSトランジスタに、PMOSト
ランジスタ111,112,113をそれぞれNMOS
トランジスタに置き換え、かつ、電源電圧端子108に
低電位VSSを印加し、電源電圧端子109に高電位V
DDを印加すれば得ることができる。
【0042】<実施例6>図6は、本発明に係る論理回
路のまた別の実施例を示す回路図であり、4入力2出力
のNORゲートである。なお、図6において、図5に示
した実施例5と同一の構成部分については、説明の便宜
上、同一の参照符号を付してその詳細な説明は省略す
る。すなわち、本実施例では、第1スイッチング回路及
び第2スイッチング回路をそれぞれ構成するMOSトラ
ンジスタ数mが異なり、m=2の場合である。2個のP
MOSトランジスタ223,224を直列接続した第1
スイッチング回路と、2個のNMOSトランジスタ21
3,214を並列接続した第2スイッチング回路とから
構成され、新たに入力信号A2が入力される入力端子2
03を追加し、PMOSトランジスタ224の制御電極
とNMOSトランジスタ214の制御電極とを入力端子
203に接続している点が実施例5と相違する。
【0043】このように構成される論理回路の動作は、
次の通りである。入力信号として、A0,A1,A2、
及びA0の論理否定であるNA0を用い、入力信号A0
を入力端子201に入力し、入力信号A1を入力端子2
02に入力し、入力信号A2を入力端子203に入力
し、そして入力信号NA0を入力端子200に入力す
る。出力信号として、出力端子206からS0が出力さ
れ、出力端子207からS1が出力される。ここで、出
力信号S0は、入力信号(A2,A1,A0)が
(“0”,“0”,“0”)のときに“1”であり、そ
の他の入力信号の組合せでは“0”を出力する。また、
出力信号S1は、入力信号(A2,A1,A0)が
(“0”,“0”,“1”)のとき、すなわち入力信号
(A2,A1,NA0)が(“0”,“0”,“0”)
のときに“1”であり、その他の入力信号の組合せでは
“0”を出力する。従って、一方の出力端子206には
入力信号(A2,A1,A0)のNOR出力が現われ、
他方の出力端子207には(A2,A1,NA0)のN
OR出力が現われ、2個の3入力NORゲートの動作を
1個のゲートで実現している。
【0044】本実施例の更に詳細な回路動作は、入力信
号A2が増加した分の信号の組合せが増加するけれど
も、図5に示した実施例5の論理回路で説明した詳細な
動作と基本的には同様の動作であり、各トランジスタの
導通、非導通を追って行けばよいので、詳細な動作説明
は省略する。
【0045】また、図2に示した実施例2の回路構成と
比較すれば分かるように、図2の回路においてNMOS
トランジスタ121,122,123,124をそれぞ
れPMOSトランジスタに、PMOSトランジスタ11
1,112,113,114をそれぞれNMOSトラン
ジスタに置き換え、かつ、電源電圧端子108に低電位
VSSを印加し、電源電圧端子109に高電位VDDを
印加すれば本実施例の論理回路を得ることができること
は言うまでもない。
【0046】<実施例7>図7は、本発明に係る論理回
路のまた別の実施例を示す回路図であり、5入力2出力
のNORゲートである。なお、図7において、図5に示
した実施例5と同一の構成部分については、説明の便宜
上、同一の参照符号を付してその詳細な説明は省略す
る。すなわち、本実施例では、第1スイッチング回路及
び第2スイッチング回路をそれぞれ構成するMOSトラ
ンジスタ数mが異なり、m=3の場合である。3個のP
MOSトランジスタ223,224,225を直列接続
した第1スイッチング回路と、3個のNMOSトランジ
スタ213,214,215を並列接続した第2スイッ
チング回路とから構成され、新たに入力信号A2が入力
される入力端子203と、入力信号A3が入力される入
力端子204を追加し、PMOSトランジスタ224の
制御電極とNMOSトランジスタ214の制御電極とを
入力端子203に接続し、PMOSトランジスタ225
の制御電極とNMOSトランジスタ215の制御電極と
を入力端子204に接続している点が実施例5と相違す
る。
【0047】このように構成される論理回路の動作は、
次の通りである。入力信号として、A0,A1,A2,
A3、及びA0の論理否定であるNA0を用い、入力信
号A0を入力端子201に入力し、入力信号A1を入力
端子202に入力し、入力信号A2を入力端子203に
入力し、入力信号A3を入力端子204に入力し、そし
て入力信号NA0を入力端子200に入力する。出力信
号として、出力端子206からS0が出力され、出力端
子207からS1が出力される。ここで、出力信号S0
は、入力信号(A3,A2,A1,A0)が(“0”,
“0”,“0”,“0”)のときに“1”であり、その
他の入力信号の組合せでは“0”を出力する。また、出
力信号S1は、入力信号(A3,A2,A1,A0)が
(“0”,“0”,“0”,“1”)のとき、すなわち
入力信号(A3,A2,A1,NA0)が(“0”,
“0”,“0”,“0”)のときに“1”であり、その
他の入力信号の組合せでは“0”を出力する。従って、
一方の出力端子206には入力信号(A3,A2,A
1,A0)のNOR出力が現われ、他方の出力端子20
7には(A3,A2,A1,NA0)のNOR出力が現
われ、2個の4入力NORゲートの動作を1個のゲート
で実現している。
【0048】本実施例の更に詳細な回路動作は、入力信
号A2,A3が増加した分の信号の組合せが増加するけ
れども、図5に示した実施例5の論理回路で説明した詳
細な動作と基本的には同様の動作であり、各トランジス
タの導通、非導通を追って行けばよいので、詳細な動作
説明は省略する。
【0049】また、図3に示した実施例3の回路構成と
比較すれば分かるように、図3の回路においてNMOS
トランジスタ121,122,123,124,125
をそれぞれPMOSトランジスタに、PMOSトランジ
スタ111,112,113,114,115をそれぞ
れNMOSトランジスタに置き換え、かつ、電源電圧端
子108に低電位VSSを印加し、電源電圧端子109
に高電位VDDを印加すれば本実施例の論理回路を得る
ことができる。
【0050】<実施例8>図8は、本発明に係る論理回
路の更に別の実施例を示す回路図であり、6入力2出力
のNORゲートである。なお、図8において、図5に示
した実施例5と同一の構成部分については、説明の便宜
上、同一の参照符号を付してその詳細な説明は省略す
る。すなわち、本実施例では、第1スイッチング回路及
び第2スイッチング回路をそれぞれ構成するMOSトラ
ンジスタ数mが異なり、m=4の場合である。4個のP
MOSトランジスタ223,224,225,226を
直列接続した第1スイッチング回路と、4個のNMOS
トランジスタ213,214,215,216を並列接
続した第2スイッチング回路とから構成され、新たに入
力信号A2が入力される入力端子203と、入力信号A
3が入力される入力端子204と、入力信号A4が入力
される入力端子205を追加し、PMOSトランジスタ
224の制御電極とNMOSトランジスタ214の制御
電極とを入力端子203に接続し、PMOSトランジス
タ225の制御電極とNMOSトランジスタ215の制
御電極とを入力端子204に接続し、PMOSトランジ
スタ226の制御電極とNMOSトランジスタ216の
制御電極とを入力端子205に接続している点が実施例
5と相違する。
【0051】このように構成される論理回路の動作は、
次の通りである。入力信号として、A0,A1,A2,
A3,A4、及びA0の論理否定であるNA0を用い、
入力信号A0を入力端子201に入力し、入力信号A1
を入力端子202に入力し、入力信号A2を入力端子2
03に入力し、入力信号A3を入力端子204に入力
し、入力信号A4を入力端子205に入力し、そして入
力信号NA0を入力端子200に入力する。出力信号と
して、出力端子206からS0が出力され、出力端子2
07からS1が出力される。ここで、出力信号S0は、
入力信号(A4,A3,A2,A1,A0)が
(“0”,“0”,“0”,“0”,“0”)のときに
“1”であり、その他の入力信号の組合せでは“0”を
出力する。また、出力信号S1は、入力信号(A4,A
3,A2,A1,A0)が(“0”,“0”,“0”,
“0”,“1”)のとき、すなわち入力信号(A4,A
3,A2,A1,NA0)が(“0”,“0”,
“0”,“0”,“0”)のときに“1”であり、その
他の入力信号の組合せでは“0”を出力する。従って、
一方の出力端子206には入力信号(A4,A3,A
2,A1,A0)のNOR出力が現われ、他方の出力端
子207には(A4,A3,A2,A1,NA0)のN
OR出力が現われ、2個の5入力NORゲートの動作を
1個のゲートで実現している。
【0052】本実施例の更に詳細な回路動作は、入力信
号A2,A3,A4が増加した分の信号の組合せが増加
するけれども、図5に示した実施例5の論理回路で説明
した詳細な動作と基本的には同様の動作であり、各トラ
ンジスタの導通、非導通を追って行けばよいので、詳細
な動作説明は省略する。
【0053】以上のように、第1及び第2スイッチング
回路を構成するトランジスタ数mを増加して、更に多入
力のNORゲートを実現できるけれども、電源電圧と動
作速度を考慮すると、実用的には、5V電源の場合でト
ランジスタ数mは6程度、3V電源の場合でmは4程度
が上限である。これ以上トランジスタ数を増加して多入
力のNORを構成しても、スイッチング回路内の直列接
続したトランジスタのオン・オフ速度が直列抵抗の影響
により遅くなるため、実用的でなくなるからである。
【0054】<実施例9>図9は、本発明に係る論理回
路のまた別の実施例を示す回路図であり、3入力2出力
のNANDゲートである。なお、図9において、図1に
示した実施例1と同一の構成部分については、説明の便
宜上、同一の参照符号を付してその詳細な説明は省略す
る。すなわち、本実施例では、NMOSトランジスタ1
21および122の各制御電極の接続位置が異なってい
る点が実施例1と相違する。NMOSトランジスタ12
1の制御電極は、PMOSトランジスタ112とNMO
Sトランジスタ122との接続点cの電位が印加される
ように、NMOSトランジスタ122の制御電極は、P
MOSトランジスタ111とNMOSトランジスタ12
1との接続点dの電位が印加されるように、それぞれ接
続されている。
【0055】このように構成される本実施例の回路動作
の詳細を説明する。まず、入力信号(A1,A0)が
(“0”,“0”)、入力信号NA0が“1”のとき、
PMOSトランジスタ111が導通しなくともPMOS
トランジスタ112,113が導通し、接続点c,dの
電位が高電位になってNMOSトランジスタ121,1
22が導通してもNMOSトランジスタ123が導通し
ないので、出力端子106に現われる出力信号S0およ
び出力端子107に現われる出力信号S1は共に“1”
になる。
【0056】入力信号(A1,A0)が(“0”,
“1”)、入力信号NA0が“0”のとき、PMOSト
ランジスタ112が導通しなくともPMOSトランジス
タ111,113が導通し、接続点dの電位が高電位に
なってNMOSトランジスタ122が導通するがNMO
Sトランジスタ123が導通しないので、出力信号S0
は“1”になる。この時、接点cの電位が高電位となっ
てNMOSトランジスタ121が導通しても、NMOS
トランジスタ123が導通せず、しかもPMOSトラン
ジスタ111が導通するため、出力信号S1は“1”に
なる。
【0057】入力信号(A1,A0)が(“1”,
“0”)、入力信号NA0が“1”のとき、PMOSト
ランジスタ112が導通して、接続点cの電位が高電位
となりNMOSトランジスタ121が導通し、しかもN
MOSトランジスタ123も導通しているので接続点d
の電位が下がってNMOSトランジスタ122は導通し
ないため、出力信号S0は“1”になる。またこの時、
PMOSトランジスタ111,113が導通せず、NM
OSトランジスタ121,123が導通するため、出力
信号S1は“0”になる。
【0058】入力信号(A1,A0)が(“1”,
“1”)、入力信号NA0が“0”のとき、PMOSト
ランジスタ112,113が導通せず、PMOSトラン
ジスタ111が導通するので、接続点dの電位は高電位
となってNMOSトランジスタ122が導通し、一方N
MOSトランジスタ123も導通しているため、出力信
号S0は“0”になる。またこの時、PMOSトランジ
スタ111が導通して接続点dの電位が高電位となるた
め、NMOSトランジスタ122が導通して接続点cの
電位が低電位となってNMOSトランジスタ121が導
通しないため、出力信号S1は“1”になる。
【0059】従って、本実施例でも、入力信号A1と入
力信号A0との否定論理積の論理演算結果が出力端子1
06に出力信号S0として現われ、入力信号A1と入力
信号NA0との否定論理積の論理演算結果が出力端子1
07にS1として現われ、2個の2入力NAND回路の
動作を本発明の1個の論理回路で実現できている。この
ように構成したことにより、入力端子100,101の
入力容量が小さくなり、実施例1の場合に比べて高速に
動作する。
【0060】<実施例10>図10は、本発明に係る論
理回路のまた更に別の実施例を示す回路図であり、4入
力2出力のNORゲートである。なお、図10におい
て、図6に示した実施例6と同一の構成部分について
は、説明の便宜上、同一の参照符号を付してその詳細な
説明は省略する。すなわち、本実施例では、PMOSト
ランジスタ221,222の各制御電極の接続位置が異
なっている点が実施例6と相違する。PMOSトランジ
スタ222の制御電極は、PMOSトランジスタ221
とNMOSトランジスタ211との接続部の電位が印加
されるように、PMOSトランジスタ221の制御電極
は、PMOSトランジスタ222とNMOSトランジス
タ212との接続部の電位が印加されるように、それぞ
れ接続されている。
【0061】このように構成される論理回路の動作は、
次の通りである。入力信号として、A0,A1,A2、
及びA0の論理否定であるNA0を用い、入力信号A0
を入力端子201に入力し、入力信号A1を入力端子2
02に入力し、入力信号A2を入力端子203に入力
し、そして入力信号NA0を入力端子200に入力す
る。出力信号として、出力端子206からS0が出力さ
れ、出力端子207からS1が出力される。ここで、出
力信号S0は、入力信号(A2,A1,A0)が
(“0”,“0”,“0”)のときに、PMOSトラン
ジスタ223,224が導通し、更に“1”の入力信号
NA0によりNMOSトランジスタ211が導通してP
MOSトランジスタ222を導通させるため“1”であ
り、その他の入力信号の組合せでは“0”を出力する。
【0062】また、出力信号S1は、入力信号(A2,
A1,A0)が(“0”,“0”,“1”)のとき、す
なわち入力信号(A2,A1,NA0)が(“0”,
“0”,“0”)のときに、PMOSトランジスタ22
3,224が導通し、更に“1”の入力信号A0により
NMOSトランジスタ212が導通してPMOSトラン
ジスタ221を導通させるため“1”であり、その他の
入力信号の組合せでは“0”を出力する。従って、一方
の出力端子206には入力信号(A2,A1,A0)の
NOR出力が現われ、他方の出力端子207には(A
2,A1,NA0)のNOR出力が現われ、2個の3入
力NORゲートの動作を1個のゲートで実現している。
このように構成したことにより、入力端子200,20
1の入力容量が小さくなり、実施例6の場合に比べて高
速に動作する。
【0063】<実施例11>図11は、図3に示した本
発明に係る5入力2出力のNAND回路をシンボル図で
表わしたものである。図11において、参照符号901
は5入力2出力のNAND回路を示し、入力信号NA
0,A0,A1,A2,A3及び出力信号S0,S1は
図3に示した同一参照符号の入力信号及び出力信号に対
応する。
【0064】この5入力2出力のNAND回路901を
用いて、例えば、図12に示すように4ビット−16ビ
ット・デコーダを構成することができる。図12は、8
個の5入力2出力NAND回路1001〜1008によ
り構成した場合である。入力信号として、A0,A1,
A2,A3およびそれぞれの論理否定であるNA0,N
A1,NA2,NA3を入力し、出力信号として16個
の出力信号S0〜S15を出力する。論理機能は、図1
4に示した従来技術による4ビット−16ビット・デコ
ーダと同じであるが、本発明に係る論理回路を用いたデ
コーダはゲート数を半分にでき、デコーダの面積を約半
分にすることが可能である。
【0065】以上、本発明の好適な実施例について説明
したが、本発明は上記実施例に限定されることなく、本
発明の精神を逸脱しない範囲内において種々の設計変更
をなし得ることは勿論であり、例えば、上記実施例にお
いては、MOSトランジスタを用いた回路に本発明を適
用したが、接合型電界効果トランジスタ、ショットキー
型トランジスタ、その他のスイッチング素子を用いた回
路にも本発明を適用することが可能である。
【0066】
【発明の効果】前述した実施例から明らかなように、本
発明に係る論理回路は、デコーダ回路を構成する際に、
2個の否定論理積回路(NAND回路)あるいは否定論
理和回路(NOR回路)が必要であるところを1個のゲ
ートに置き換えることができ、デコーダの面積を約半分
にすることが可能である。それにともない、VLSIチ
ップ全体の面積を大幅に削減することができ、VLSI
チップの価格を下げることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る論理回路の一実施例を示す回路図
であり、3入力2出力のNANDゲートの回路図であ
る。
【図2】本発明に係る論理回路の別の実施例を示す回路
図であり、4入力2出力のNANDゲートの回路図であ
る。
【図3】本発明に係る論理回路のまた別の実施例を示す
回路図であり、5入力2出力のNANDゲートの回路図
である。
【図4】本発明に係る論理回路のまた別の実施例を示す
回路図であり、6入力2出力のNANDゲートの回路図
である。
【図5】本発明に係る論理回路の更に別の実施例を示す
回路図であり、3入力2出力のNORゲートの回路図で
ある。
【図6】本発明に係る論理回路のまた更に別の実施例を
示す回路図であり、4入力2出力のNORゲートの回路
図である。
【図7】本発明に係る論理回路のまた別の実施例を示す
回路図であり、5入力2出力のNORゲートの回路図で
ある。
【図8】本発明に係る論理回路の更に別の実施例を示す
回路図であり、6入力2出力のNORゲートの回路図で
ある。
【図9】本発明に係る論理回路の別の実施例を示す回路
図であり、3入力2出力のNANDゲートの回路図であ
る。
【図10】本発明に係る論理回路のまた別の実施例を示
す回路図であり、4入力2出力のNORゲートの回路図
である。
【図11】本発明に係る5入力2出力NANDゲートの
シンボル図である。
【図12】本発明に係る論理回路を用いたデコーダ装置
の一実施例を示す回路図であり、5入力2出力NAND
ゲートを用いた4ビット−16ビット・デコーダであ
る。
【図13】従来技術の4入力NANDゲートの構成を示
す回路図である。
【図14】従来技術の4入力NANDゲートを用いた4
ビット−16ビット・デコーダの回路図である。
【符号の説明】
100〜105…入力端子、 106,107…出力端子、 108,109…電源電圧端子、 111〜116…PMOSトランジスタ、 121〜126…NMOSトランジスタ、 200〜205…入力端子、 206,207…出力端子、 208,209…電源電圧端子、 211〜216…NMOSトランジスタ、 221〜226…PMOSトランジスタ、 901…5入力2出力NANDゲート、 A0〜A4…入力信号、 NA0〜NA3…入力信号、 S0〜S15…出力信号、 VDD…高電位の電源電圧、 VSS…低電位の電源電圧。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 英行 東京都青梅市今井2326番地 株式会社日立 製作所デバイス開発センタ内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1導電型の第1スイッチング素子と第2
    導電型の第2スイッチング素子とが直列接続された第1
    直列回路と、 第1導電型の第3スイッチング素子と第2導電型の第4
    スイッチング素子とが直列接続された第2直列回路と、 第1直列回路に並列接続された第2直列回路の一方の接
    続点と、第1所定電位が印加される第1電源電圧端子と
    の間に設けられた、m個の直列接続された第1導電型の
    スイッチング素子から成るm個の制御電極を有する第1
    スイッチング回路と、 第1スイッチング素子と第2スイッチング素子の接続点
    と、第3スイッチング素子と第4スイッチング素子の接
    続点との間に設けられた、m個の並列接続された第2導
    電型のスイッチング素子から成るm個の制御電極を有す
    る第2スイッチング回路と、 第1直列回路に並列接続された第2直列回路の他方の接
    続点に接続された第2所定電位が印加される第2電源電
    圧端子と、 第1スイッチング素子と第2スイッチング素子の各制御
    電極に接続された第1入力端子と、 第3スイッチング素子と第4スイッチング素子の各制御
    電極に接続された第2入力端子と、 第1スイッチング素子と第2スイッチング素子との接続
    点に接続された第1出力端子と、 第3スイッチング素子と第4スイッチング素子との接続
    点に接続された第2出力端子と、 前記第1スイッチング回路の各制御電極と第2スイッチ
    ング回路の各制御電極とをそれぞれ接続したm個の入力
    端子とから構成され、 第1入力信号を前記第1入力端子に印加し、前記第1入
    力信号と論理否定の関係にある第2入力信号を前記第2
    入力端子に印加することにより、 前記m個の入力端子に入力される各入力信号と第1入力
    信号とのm+1個の入力信号の論理演算結果が前記第1
    出力端子に出力され、 前記m個の入力端子に入力される各入力信号と第2入力
    信号とのm+1個の論理演算結果が前記第2出力端子に
    出力されることを特徴とする論理回路。
  2. 【請求項2】第1導電型の第1スイッチング素子と第2
    導電型の第2スイッチング素子とが直列接続された第1
    直列回路と、 第1導電型の第3スイッチング素子と第2導電型の第4
    スイッチング素子とが直列接続された第2直列回路と、 第1直列回路に並列接続された第2直列回路の一方の接
    続点と、第1所定電位が印加される第1電源電圧端子と
    の間に設けられた、m個の直列接続された第1導電型の
    スイッチング素子から成るm個の制御電極を有する第1
    スイッチング回路と、 第1スイッチング素子と第2スイッチング素子の接続点
    と、第3スイッチング素子と第4スイッチング素子の接
    続点との間に設けられた、m個の並列接続された第2導
    電型のスイッチング素子から成るm個の制御電極を有す
    る第2スイッチング回路と、 第1直列回路に並列接続された第2直列回路の他方の接
    続点に接続された第2所定電位が印加される第2電源電
    圧端子と、 第2スイッチング素子の制御電極に接続された第1入力
    端子と、 第4スイッチング素子の制御電極に接続された第2入力
    端子と、 第1スイッチング素子と第2スイッチング素子との接続
    点に接続されると共に第3スイッチング素子の制御電極
    に接続された第1出力端子と、 第3スイッチング素子と第4スイッチング素子との接続
    点に接続されると共に第1スイッチング素子の制御電極
    に接続された第2出力端子と、 前記第1スイッチング回路の各制御電極と第2スイッチ
    ング回路の各制御電極をそれぞれ接続したm個の入力端
    子とから構成され、 第1入力信号を前記第1入力端子に印加し、前記第1入
    力信号と論理否定の関係にある第2入力信号を前記第2
    入力端子に印加することにより、 前記m個の入力端子に入力される各入力信号と第1入力
    信号とのm+1個の入力信号の論理演算結果が前記第1
    出力端子に出力され、 前記m個の入力端子に入力される各入力信号と第2入力
    信号とのm+1個の入力信号の論理演算結果が前記第2
    出力端子に出力されることを特徴とする論理回路。
  3. 【請求項3】前記第1導電型はnチャネル型であり、前
    記第2導電型はpチャネル型であり、前記スイッチング
    素子は電界効果型トランジスタであり、前記第1所定電
    位は低電位であり、かつ、前記第2所定電位は高電位で
    ある請求項1又は請求項2記載の論理回路。
  4. 【請求項4】前記第1導電型はpチャネル型であり、前
    記第2導電型はnチャネル型であり、前記スイッチング
    素子は電界効果型トランジスタであり、前記第1所定電
    位は高電位であり、かつ、前記第2所定電位は低電位で
    ある請求項1又は請求項2記載の論理回路。
  5. 【請求項5】請求項1〜4のいずれか1項に記載の論理
    回路の少なくとも一つを用いて構成したことを特徴とす
    るデコーダ装置。
JP6161778A 1994-07-14 1994-07-14 論理回路及びこの回路を用いたデコーダ装置 Pending JPH0832441A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7528631B2 (en) 2006-08-08 2009-05-05 Samsung Mobile Display Co., Ltd. Logic gate, scan driver and organic light emitting diode display using the same
US8354979B2 (en) 2006-08-08 2013-01-15 Samsung Display Co., Ltd. Logic gate, scan driver and organic light emitting diode display using the same

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