JPH0832336A - ガラスアンテナ - Google Patents

ガラスアンテナ

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JPH0832336A
JPH0832336A JP16150994A JP16150994A JPH0832336A JP H0832336 A JPH0832336 A JP H0832336A JP 16150994 A JP16150994 A JP 16150994A JP 16150994 A JP16150994 A JP 16150994A JP H0832336 A JPH0832336 A JP H0832336A
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JP
Japan
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vertical
horizontal
length
antenna
sides
Prior art date
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Pending
Application number
JP16150994A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasunobu Miyazaki
宮崎恭信
Mitsuhisa Maekawa
前川充寿
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Central Glass Co Ltd
Original Assignee
Central Glass Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Central Glass Co Ltd filed Critical Central Glass Co Ltd
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Publication of JPH0832336A publication Critical patent/JPH0832336A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】GPS衛星などからの微弱電波を受信するのに
好適であり、自動車電話、パーソナル無線、実用化が進
められているパーソナルハンディフォン用などのアンテ
ナとしても使用可能なガラスアンテナを提供することを
目的とする。 【構成】本発明は、移動体用窓ガラスに配設されたガラ
スアンテナであって、垂直エレメントと該垂直エレメン
トの下部に接続され、その両側に配設される水平線条と
垂直線条から形成される略U字形状のエレメントと該U
字形状エレメントの両側の垂直線条から内側に向けて配
設された複数の水平線条から形成される第1のエレメン
ト31 と、水平線条あるいは第1のエレメントに沿った
形状の第2のエレメント32 を具備するとともに、それ
ぞれの一部を第1の給電点41 、第2の給電点42
し、第1の給電点に同軸ケーブルの内部導線を、第2の
給電点に外部導線を接続するようにしたことを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車、船、飛行機など
の移動体用の窓ガラスに設けたガラスアンテナに関し、
特にGPS(Grobal Positioning
System)衛星からの微弱電波を受信するのに好適
であり、自動車電話、パーソナル無線、業務用無線など
の極超短波帯の電波を送受信するためのガラスアンテナ
に関するものである。
【0002】
【従来の技術とその問題点】従来、GPS衛星からの微
弱電波を受信するアンテナとして直交ダイポールアンテ
ナ、ヘリカルアンテナなどとともに、マイクロストリッ
プアンテナが知られているが、いずれも突起したアンテ
ナであり、突出した構造となっているので、安全上、外
観上好ましくないばかりでなく、洗車時に支障になり、
さらに盗難や折損の恐れがあるなどの欠点があった。
【0003】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、GPS衛星からの微弱電波を受信するに好適
であり、自動車電話、パーソナル無線、実用化が進めら
れているパーソナルハンディフォン(PHS)用などの
アンテナとしても使用可能なガラスアンテナを提供する
ことを目的とする。
【0004】
【問題点を解決するための手段】本発明は、移動体用窓
ガラスに配設されたガラスアンテナであって、垂直エレ
メントと該垂直エレメントの下部に接続され、その両側
に配設される水平線条と垂直線条から形成される略U字
形状のエレメントと該U字形状エレメントの両側の垂直
線条から内側に向けて配設された複数の水平線条から形
成される第1のエレメントと、水平線条あるいは第1の
エレメントに沿った形状の第2のエレメントを具備する
とともに、それぞれの一部を第1の給電点、第2の給電
点とし、第1の給電点に同軸ケーブルの内部導線を、第
2の給電点に外部導線を接続するようにしたことを特徴
とするもので、第1のエレメントの垂直エレメントの先
端に水平線条を補助エレメントとして付加するか、ある
いは第1のエレメントの複数の水平線条のそれぞれに垂
直線条を補助エレメントとして付加し、移動体の窓の内
から外を見て右周りとなるようにしてもよい。
【0005】特に車両用の後部窓ガラスの加熱線条の下
部余白部あるいは上部余白部に配設すると好ましい。
【0006】
【作用】垂直エレメントと該垂直エレメントの下部に接
続され、その両側に左右対称に配設される水平線条と垂
直線条から形成される略U字形状のエレメントと該U字
形状エレメントの両側の垂直線条から内側に向けて配設
された複数の水平線条から形成される第1のエレメント
は、複数本の垂直線条と複数本の水平線条から形成さ
れ、GPS衛星などから送信される円偏波(右旋円)の
電波を受信するのに好適に作用し、さらに水平線条の本
数、長さなどを調節することによりインピーダンス調整
も行うことができる。
【0007】なお、第1のエレメントにおけるU字形状
エレメントの垂直線条と水平線条については、垂直方向
に配設された線条と水平方向に配設された線条を意味す
るものであり、その方向も若干垂直方向と水平方向から
30°程度まで外れたものを含み、また、線条の形状
も、直線だけでなく、ゆるやかに形成された曲線も含む
ものである。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明を詳細に説
明する。図1は本発明のガラスアンテナを自動車用後部
窓ガラスに設けた実施例1を示す正面図、図2〜図6は
それぞれ本発明の実施例1〜実施例5のアンテナ部分を
示す要部詳細図、図7は実施例1におけるアンテナの指
向特性図(前、後は自動車の向きを表す)である。
【0009】実施例1 単板ガラスを車両の後部窓ガラスとして装着した例であ
り、図1、図2に示すように、板ガラス1の車内側には
防曇用の加熱線条2と、防曇用加熱線条の下部余白部に
は、垂直エレメントと該垂直エレメントの下部に接続さ
れ、その両側に左右対称に配設される水平線条と垂直線
条から形成される略U字形状のエレメントと該U字形状
エレメントの両側の垂直線条から内側に向けて配設され
た複数の水平線条から形成される第1のエレメント31
と第1のエレメントに沿って配設される第2のエレメン
ト32 から構成される本発明のアンテナ3を、第1の給
電点41 、第2の給電点42 、防曇用加熱線条上部余白
部に設けた別のFMラジオ放送波などを受信する別のア
ンテナ5とともに下部余白部に導電ペーストによりスク
リーン印刷、焼成して形成する。
【0010】このような板ガラスを後部窓ガラスとして
装着した後、第1のエレメント31の給電点41 には同
軸ケーブルの内部導線を接続し、第2のエレメント32
の給電点42 には同軸ケーブルの外部導線を接続する。
【0011】このようにして得られたガラスアンテナの
各部の寸法を、第1のエレメント3 1 の垂直エレメント
の長さを40mm、略U字形状の水平線条の長さを20
mm、両側の垂直線条(若干傾いているが厳密な垂直方
向とは30°程度まで傾いたものも垂直線条とする)の
長さをそれぞれ58mm、両側の垂直線条から内側に向
けて配設された5本の水平線条の長さをそれぞれ上から
30mm、25mm、18mm、12mm、5mm、第
2のエレメント32 の水平線条の長さを40mm、両側
の垂直線条の長さをそれぞれ65mmとしたものによっ
て、1.575GHz(λは約190mm)の右旋円偏
波を受信したときの指向特性を測定して、クロスダイポ
ールアンテナを0dBとしたときの相対比で示すと図7
に示す指向特性図(平均受信利得は−10.5dB)が
得られ、市販されて実用に供されているマイクロストリ
ップアンテナがクロスダイポールアンテナに対して、平
均で約−10dBであるので、マイクロストリップアン
テナとほぼ同等の良好な結果が得られ、十分実用に供し
うることを確認した。
【0012】実施例2〜実施例5 図3に示す実施例2は第1のエレメント31 のU字形状
エレメントを直線で形成し、水平線条の本数を2本とす
るとともに、第2のエレメント32 を幅広の水平線条の
みとし、第1のエレメント31 に水平線条からなる補助
エレメント6を付加したもので、垂直エレメントの長さ
を40mm、U字形状の水平線条の長さを70mm、垂
直線条の長さを30mm、両側の垂直線条から内側に向
けて配設された2本の水平線条の長さをいずれも25m
m、補助エレメント6の長さを70mm、第2のエレメ
ント32 の幅を3mm、長さを70mmとしたものであ
る。
【0013】図4に示す実施例3は第1のエレメント3
1 のU字形状エレメントの水平線条を円弧状に形成し、
両側の垂直線条から内側に向けて配設されたそれぞれ2
本の水平線条の先端のいずれにも垂直線条から形成され
る補助エレメント7を付加し、移動体の窓の内から外を
見て右周りとなるように形成するとともに、第2のエレ
メント32 も第1のエレメントのU字形状エレメントに
沿って円弧状に形成したものであり、垂直エレメントの
長さを60mm、第1エレメント31 のU字形状エレメ
ントの円弧の半径を30mm、円弧の長さを94mm
(水平長さは60mm)、垂直線条の長さを35mm、
両側の垂直線条から内側に向けて配設された2本の水平
線条の長さをいずれも25mm、2本の水平線条の間隔
を15mm、補助エレメント7の垂直長さをそれぞれ1
2mm、第2のエレメント32 の円弧の半径を35m
m、円弧の長さを110mmとしたものである。
【0014】図5に示す実施例4は第1のエレメント3
1 のU字形状エレメントの両側の垂直線条から内側に向
けて配設される2本の水平線条の間隔を10mmとし、
長さが30mmの垂直線条から形成される補助エレメン
ト8を付加した以外は実施例3と同じ構成、寸法とした
ものである。
【0015】図6に示す実施例5は第1のエレメント3
1 におけるU字形状エレメントを上向きに狭く形成し垂
直エレメントを短くし、第2のエレメント32 を幅広の
直線形状に形成したものであり、第1のエレメント31
の垂直エレメントの長さを30mm、略U字形状の水平
線条の長さを80mm、両側の垂直線条の長さをそれぞ
れ47mm、両側の垂直線条から内側に向けて配設され
た4本の水平線条の長さをそれぞれ上から5mm、12
mm、18mm、25mm、第2のエレメント32 の水
平線条の長さを80mm、幅を3mmとしたものであ
る。
【0016】このようなアンテナによって、1.575
GHzの右旋円偏波を受信したときの受信利得を測定し
たところ、実施例2〜実施例4は実施例1を若干上回る
好結果が得られ、実施例5は実施例1とほぼ同等の結果
が得られた。
【0017】その他の実施例 以上、好適な実施例により説明したが、本発明はこれら
に限定されるものではなく、種々の応用が可能である。
【0018】第1のエレメントについて、垂直エレメン
トは20mmより短いと受信利得が低下するので、20
mm以上あった方がよく、70mm迄の範囲で適宜選択
すればよい。U字形状エレメントの水平線条の水平長さ
は20mmから80mmの範囲、垂直線条の長さは垂直
エレメントの高さとほぼ同じか、±10mmの範囲で、
水平線条の本数は2〜5本の範囲で、長さは垂直エレメ
ントに接触しない程度迄の範囲で、それぞれ選択すれば
よい。
【0019】第2のエレメントについては、実施例1〜
実施例5に示した例はいずれも第1のエレメントに沿っ
た形状に形成したが、例えば実施例3、実施例4などに
おいて、水平線条のみで形成してもよい。
【0020】補助エレメントについては、加熱線条との
容量結合、インーピーダンスの調整などを目的として第
1と第2のエレメントに直線形状、L字形状、あるいは
コ字形状のエレメントなどを付加することができる。
【0021】また、このアンテナ3の配置場所は車両の
後部窓ガラスの防曇用加熱線条下部余白部中央部以外に
も、下部余白部の側方部あるいは上部余白部に設けても
よく、さらに前部窓ガラスあるいはサンルーフなどに設
けてもよいし、さらに車両以外にも航空機、船などの窓
に設けてもよい。
【0022】
【発明の効果】本発明のガラスアンテナは、第1のエレ
メントを特異な形状にして、第2のエレメントと組み合
わせることにより、インピーダンス調整、チューニング
を容易にするとともに、GPS衛星からの微弱電波をそ
の到来方向が変わっても実用レベルで受信することがで
き、さらに自動車電話、パーソナル無線用のアンテナと
して使用することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のガラスアンテナを自動車用後部窓ガラ
スに設けた実施例1を示す正面図である。
【図2】本発明の実施例1におけるアンテナ部分のみを
示す要部詳細図である。
【図3】本発明の実施例2におけるアンテナ部分のみを
示す要部詳細図である。
【図4】本発明の実施例3におけるアンテナ部分のみを
示す要部詳細図である。
【図5】本発明の実施例4におけるアンテナ部分のみを
示す要部詳細図である。
【図6】本発明の実施例5におけるアンテナ部分のみを
示す要部詳細図である。
【図7】実施例1におけるアンテナの指向特性図(前、
後は自動車の向きを表す)である。
【符号の説明】
1 板ガラス 2 防曇用の加熱線条 31 第1のエレメント 32 第2のエレメント 3 本発明のアンテナ 41 第1の給電点 42 第2の給電点 5 別のアンテナ 6〜8 補助エレメント

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】移動体用窓ガラスに配設されたガラスアン
    テナであって、垂直エレメントと該垂直エレメントの下
    部に接続され、その両側に配設される水平線条と垂直線
    条から形成される略U字形状のエレメントと該U字形状
    エレメントの両側の垂直線条から内側に向けて配設され
    た複数の水平線条から形成される第1のエレメントと、
    水平線条あるいは第1のエレメントに沿った形状の第2
    のエレメントを具備するとともに、それぞれの一部を第
    1の給電点、第2の給電点とし、第1の給電点に同軸ケ
    ーブルの内部導線を、第2の給電点に外部導線を接続す
    るようにしたことを特徴とするガラスアンテナ。
  2. 【請求項2】第1のエレメントの垂直エレメントの先端
    に水平線条を補助エレメントとして付加したことを特徴
    とする請求項1記載のガラスアンテナ。
  3. 【請求項3】第1のエレメントの複数の水平線条のそれ
    ぞれに垂直線条を補助エレメントとして付加し、移動体
    の窓の内から外を見て右周りとなるようししたことを特
    徴とする請求項1記載のガラスアンテナ。
JP16150994A 1994-07-13 1994-07-13 ガラスアンテナ Pending JPH0832336A (ja)

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JP16150994A JPH0832336A (ja) 1994-07-13 1994-07-13 ガラスアンテナ

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006101443A (ja) * 2004-09-30 2006-04-13 Mazda Motor Corp 貼り付け型フィルムアンテナ
KR20190116391A (ko) 2017-06-16 2019-10-14 프리메탈스 테크놀로지스 재팬 가부시키가이샤 롤 교체 장치

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