JPH08323016A - 弾球遊技機の電源コネクタ保護装置 - Google Patents

弾球遊技機の電源コネクタ保護装置

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JPH08323016A
JPH08323016A JP15874195A JP15874195A JPH08323016A JP H08323016 A JPH08323016 A JP H08323016A JP 15874195 A JP15874195 A JP 15874195A JP 15874195 A JP15874195 A JP 15874195A JP H08323016 A JPH08323016 A JP H08323016A
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ball
case
game
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Kunio Matsumoto
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 接続状態の電源コネクタを確実に保護でき、
接触等によるコネクタピンの屈曲、電源コネクタの破
損、脱落等を確実に防止できる弾球遊技機の電源コネク
タ保護装置を提供する。 【構成】 遊技盤9 を後側から押さえて固定する裏機構
板36に、ケース47に収納された制御基板48を装着し、制
御基板48の外周側に対応してケース47に切り欠き部111
を形成すると共に、この切り欠き部111 内で制御基板48
に電源用のコネクタピン114 を突設し、切り欠き部111
を経てケース47の外側からコネクタピン114 に電源コネ
クタ118 を着脱自在に接続するようにした弾球遊技機に
おいて、ケース47に、制御基板48に装着された回路部品
を覆うカバー部105 を基部側よりも高く構成し、このカ
バー部105 に、電源コネクタ118 を着脱自在に取り囲む
ようにコネクタ保護部112 を一体に形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パチンコ機、アレンジ
ボール機、雀球機等の弾球遊技機の電源コネクタ保護装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】パチンコ機等の弾球遊技機は、多数の表
示灯、ソレノイド等を各種の遊技部品に組み込むと共
に、発射モータ、払い出しモータ等を備え、遊技動作の
制御から遊技球の払い出し動作の制御までの全てに電子
制御方式を採用している。
【0003】そこで、従来の弾球遊技機では、前枠の後
側下部に固定された電源トランスに電源コードを接続
か、又は前枠に装着された遊技盤を押さえる裏機構板
に、制御ケースに収納された制御基板を装着し、制御基
板に電源用のコネクタピンを突設して、制御ケースの外
側からコネクタピンに電源コネクタを着脱自在に接続す
る方法が採用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の電源コードを電
源トランスに接続する方法では、構造的に下端である反
面、電源コードを容易に着脱し得ない欠点がある。一
方、基板にコネクタピンを設け、このコネクタピンに電
源コネクタを接続する方法では、電源コードを簡単に着
脱できるので、弾球遊技機を島側に取り付ける際の運
搬、施工等が容易であると共に、修理、点検等の際にも
便利である。
【0005】しかし、基板にコネクタピンを固定して置
き、このコネクタピンに電源コネクタを着脱自在に接続
する構造では、通常、2本のコネクタピンで接続状態の
電源コネクタを支持するだけであるため、電源コネクタ
に接触するか又は電源コードを引っ張れば、コネクタピ
ンが屈曲するか又は電源コネクタがコネクタピンから脱
落する欠点がある。
【0006】本発明は、かかる従来の課題に鑑み、接続
状態の電源コネクタを確実に保護でき、接触等によるコ
ネクタピンの屈曲、電源コネクタの破損、脱落等を確実
に防止できる弾球遊技機の電源コネクタ保護装置を提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、遊技盤9 を後側から押さえて固定する裏機構板36
に、ケース47に収納された制御基板48を装着し、制御基
板48の外周側に対応してケース47に切り欠き部111 を形
成すると共に、この切り欠き部111 内で制御基板48に電
源用のコネクタピン114 を突設し、切り欠き部111 を経
てケース47の外側からコネクタピン114 に電源コネクタ
118 を着脱自在に接続するようにした弾球遊技機におい
て、ケース47に、制御基板48に装着された回路部品を覆
うカバー部105 を基部側よりも高く構成し、このカバー
部105 に、電源コネクタ118 を着脱自在に取り囲むよう
にコネクタ保護部112 を一体に形成したものである。
【0008】請求項2に記載の本発明は、請求項1に記
載の発明において、切り欠き部111の中間にコネクタ保
護部112 を配置し、このコネクタ保護部112 でケース47
のカバー部105 と基部側とを一体に連結したものであ
る。
【0009】請求項3に記載の本発明は、請求項1又は
2に記載の発明において、コネクタ保護部112 に対応し
てカバー部105 に指挿入用の凹部124 を形成し、コネク
タピン114 に対して指挿入用の凹部124 と反対側でコネ
クタ保護部112 の壁部123 に指挿入用の切り欠き部125
を形成したものである。
【0010】
【作用】電源コネクタ118 を接続する場合には、ケース
47の切り欠き部111 を経てケース47の外側から制御基板
48のコネクタピン114 に電源コネクタ118 を接続する。
この接続状態では、電源コネクタ118 をコネクタ保護部
112 で取り囲んでいるので、電源コネクタ118 に誤って
接触した場合等でも安全であり、コネクタピン114 の屈
曲、電源コネクタ118 の脱落、破損等を防止できる。
【0011】コネクタ保護部112 は、回路部品を覆うケ
ース47のカバー部105 を基部側よりも高く構成して、こ
のカバー部105 に一体に形成しており、カバー部105 で
コネクタ保護部112 を補強できる。しかも、切り欠き部
111 の中間にコネクタ保護部112 があり、このコネクタ
保護部112 でケース47のカバー部105 と基部側とを一体
に連結するため、コネクタ保護部112 でケース47を補強
でき、ケース47に切り欠き部111 があるにも拘わらず、
その損傷を少なくできる。
【0012】コネクタ保護部112 に対応してカバー部10
5 に指挿入用の凹部124 を形成し、コネクタピン114 に
対して指挿入用の凹部124 と反対側でコネクタ保護部11
2 の壁部123 に指挿入用の切り欠き部125 を形成すれ
ば、電源コネクタ118 の着脱操作が容易である。このた
め、コネクタ保護部112 と電源コネクタ118 との隙間を
少なくして、電源コネクタ118 のグラツキ等を確実に防
止できる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳述
する。図1はカード式アレンジボール機の正面図であ
り、1 はアレンジボール機本体で、矩形枠状の外枠2
と、この外枠2 の前面に左右方向の一端側のヒンジ3 に
より縦軸廻りに開閉自在に枢着された前枠4 とによって
構成されている。このアレンジボール機本体1 は、カー
ド式自動球貸し機5 と共に左右に並べた状態で島構造体
に装着されている。前枠4 には窓孔6 と、この窓孔6 に
上下に配置され且つ開閉自在に枢支されたガラス扉7 及
び前面板8 を備え、窓孔6 に対応して前枠4の後側に遊
技盤9 が着脱自在に装着されている。
【0014】なお、カード式自動球貸し機5 は、プリペ
イドカードを挿脱自在に挿入するカード挿入口10を備
え、そのカード挿入口10にプリペイドカードを挿入した
時にカード挿入表示灯11が点灯するようになっている。
遊技盤9 の前面には、発射された遊技球を案内するガイ
ドレール12が設けられると共に、このガイドレール12に
よって取り囲まれた中央部に画像表示装置13、上入球口
14、左入球口15、右入球口16、下部入球装置17及び下部
カバー18が配置されている。
【0015】前面板8 には上皿19が設けられ、この上皿
19の上縁部に球貸し操作部20が、前縁部に球抜きレバー
21が夫々設けられている。前枠4 の下部には下皿22と発
射装置23用の発射ハンドル24が夫々設けられている。な
お、前枠4 には大当たり表示灯25、遊技表示灯26等が設
けられ、また遊技盤9 には表示灯27等が設けられてい
る。
【0016】図2はアレンジボール機の背面図を示す。
図2において、28は発射装置23の発射モーターで、図3
及び図4に示すように、前枠4 の後側に固定され、その
回転軸29に固定されたカム30等を介して打撃槌31を駆動
するようになっている。打撃槌31は前枠4 に枢支され、
発射ハンドル24を操作した時に、上皿19から発射レール
32上に1個づつ供給される遊技球を打撃してガイドレー
ル12へと発射するようになっている。発射モーター28は
モーター取り付け台33を介して前枠4 に固定され、また
モーター取り付け台33には発射モーター28を制御する発
射制御基板34が取り付けられている。
【0017】35は裏カバーで、遊技盤9 の後側に突出す
る画像表示装置13、入球口14〜16等の各遊技部品と、そ
の下側の下部入球装置17とを後側から覆うように、遊技
盤9の裏面側に装着されている。
【0018】36は裏機構板で、前枠4 側に装着された遊
技盤9 を後側から押さえて固定するためのものであり、
前枠4 の後側に左右方向の一端側のヒンジ37により縦軸
廻りに開閉自在に枢支され、且つ遊技盤9 を押さえ付け
る閉状態でロックレバー39により前枠4 側にロックする
ようになっている。裏機構板36には、遊技盤9 の裏カバ
ー35に対応する位置に開口窓40が形成され、裏機構板36
で遊技盤9 を固定した時に、この開口窓40から裏カバー
35が後方に突出するようになっている。
【0019】41は賞球を貯留する賞球タンクで、裏カバ
ー35の上側で裏機構板36の後側に装着されている。42は
賞球払い出し装置で、払い出しモーター43を備えると共
に、裏カバー35のヒンジ37側近傍で裏機構板36の裏面側
の左右一側に縦長状に装着されており、賞球タンク41か
ら供給される賞球を所要数づつ上皿19へと払い出すよう
に構成されている。
【0020】44は通路ユニットで、下部入球装置17及び
賞球払い出し装置42の下側で裏機構板36に装着されてい
る。通路ユニット44には、賞球払い出し装置42から払い
出された遊技球を上皿19に案内する球払い出し通路と、
上皿19の満杯時に賞球払い出し装置42からの遊技球を下
皿22に溢流させる溢流通路と、下部入球装置17からの遊
技球を島側に回収する回収通路とを備えている。
【0021】45は裏カバー35の下部に装着された遊技制
御ケースで、この遊技制御ケース45にはゲーム時に遊技
盤9 側の遊技動作を制御するIC素子等の回路部品を装
着した遊技制御基板46が組み込まれている。47は払い出
し制御ケースで、賞球払い出し装置42の払い出し動作の
制御を司るIC素子等の回路部品を装着した払い出し制
御基板48が組み込まれている。
【0022】49は球貸し制御ケースで、この球貸し制御
ケース49には自動球貸し機5 を使用する時に、球貸し操
作部20からの指令に応じて賞球払い出し装置42を作動さ
せて貸し球を上皿19に払い出させるための球貸し制御基
板50が組み込まれている。払い出し制御ケース47及び球
貸し制御ケース49は、下部入球装置17及び裏カバー35の
下側近傍で裏機構板36の通路ユニット44の後側に装着さ
れている。
【0023】遊技盤9 は、図3及び図6に示すように、
下セット板52の上側で三方枠51に後側から着脱自在に嵌
合され、且つ裏機構板36により後側から押さえて固定さ
れている。三方枠51は、前枠4 に形成された窓孔6 を左
右及び上側から取り囲むように門形状に構成され、前枠
4 の裏面側に固定されている。そして、三方枠51の下部
側に下セット板52が装着されている。
【0024】画像表示装置13は、図1、図5及び図6に
示すように、遊技盤9 に前側から着脱自在に装着され且
つ表示窓53を形成する窓枠54と、表示窓53の後部側に配
置された液晶型の画像表示部55と、この画像表示部55を
前側から覆い且つ画像表示部55の画像を透視可能な保護
板56とを備えている。
【0025】窓枠54は矩形状であって、前端側の外周に
フランジ状の取り付け部54a が一体に形成され、遊技盤
9 の開口57に前側から嵌合された状態で、取り付け部54
a が遊技盤9 の前面側にネジ等で着脱自在に固定されて
いる。
【0026】窓枠54には、表示窓53の上側の取り付け部
54a に廂部58がネジ等で固定されている。廂部58は左右
両端部が窓枠54の左右各縁部の上端側にわたるように表
示窓53の上縁部側に左右方向に配置されており、取り付
け部54a から前方に突出すると共に、上方から落下する
遊技球を左右両側に振り分けるように中央が高くなる円
弧状に形成されている。
【0027】なお、窓枠54の下縁部は、表示窓53内に入
った遊技球が下縁部から前側に出やすくなるように前下
がり状に構成されている。窓枠54の左右縁部は、画像表
示部55の視野を極力制限しないように、前側の間隔が大
になる前広がり状になっている。
【0028】画像表示部55及び保護板56は、その上側が
若干後側になるように後ろ傾斜状に配置されている。画
像表示部55は偏平な矩形状であって、これを駆動するた
めの駆動用回路部品を装着した駆動基板55a と共に表示
部ケース59内に組み込まれている。駆動基板55a には、
入球口14〜16に遊技球が入球した時に3桁の数字図柄を
一定時間だけ変動表示する図柄表示機能と、その停止図
柄が「7・7・7」等の当たり図柄の時に当たり表示す
る大当たり表示機能、入賞役の成立を表示する入賞役表
示機能、入賞得点を表示する入賞得点表示機能、ゲーム
回数を表示するゲーム回数表示機能、及びゲーム中にそ
の他の所定の遊技情報を画像表示する遊技情報機能を有
し、その各機能に基づいて画像表示部55に各画像を表示
させるようになっている。
【0029】表示部ケース59は前ケース60と後ケース61
とに二分割され、その前ケース60側が遊技盤9 の裏面側
に固定された球集合板62に後側から着脱自在に装着され
ている。前ケース60には、その下端に一対の係合部63
が、上端に一対の取り付け部64が夫々形成されている。
後ケース61には4個の取り付け爪65を介して中継基板66
が着脱自在に装着されている。
【0030】球集合板62は各入球口14〜16に入球した遊
技球を下側に案内する案内通路67〜69を一体に備え、遊
技盤9 の裏面側にネジ等で装着されている。球集合板62
には、画像表示部55に対応する中央部に開口部70が形成
され、この開口部70の下端側に左右一対の係合受け部71
が、開口部70の上側の案内通路67の通路壁にネジ取り付
け部72a が、更に開口部70の左上部にネジ取り付け部72
b を有する取り付け台72が夫々一体に形成されている。
そして、一対の係合受け部71に前ケース60の一対の係合
部63が上側から係脱自在に係止され、また一対のネジ取
り付け部72a,72b に前ケース60の取り付け部64がネジ73
により着脱自在に固定されている。なお、前ケース60の
各取り付け部64は、球集合板62の案内通路67及び取り付
け台72に夫々後側から当接されている。
【0031】保護板56は透明な合成樹脂材料製であっ
て、上下方向の中央部が前側に突出するように円弧状に
湾曲させて構成されている。そして、この保護板56の周
囲には、窓枠54の外周に後側から嵌合する嵌合縁74が一
体に形成されており、その嵌合縁74を矩形状の窓枠54の
後端部側に嵌合させた状態で、その上端側の左右一対の
取り付け部75と、左右の両下端部の取り付け部76とが窓
枠54の各ボス部にネジ77,78 等で着脱自在に固定されて
いる。
【0032】各入球口14〜16は、入球した遊技球を遊技
盤9 の裏側に通過させるようになっており、遊技盤9 の
後側で球集合板62の各案内通路67〜69に連通されてい
る。なお、案内通路67には、上入球口14に入球した遊技
球を検出するように球検出スイッチ67a が設けられてい
る。上入球口15,16 は球検出スイッチ付きである。
【0033】下部入球装置17は、図5乃至図7に示すよ
うに、16個の入球口79を有する入球ケース80と、入球
口79等に入球した遊技球を集球して通路ユニット44の回
収通路側に案内する集球ケース81と、入球口79に入球し
た遊技球を検出する入球検出スイッチ82とを備え、遊技
盤9 の開口部83に後側から嵌合させて、遊技盤9 の裏面
側に着脱自在に固定されている。
【0034】入球ケース80には、横一列状に入球口79が
形成され、この各入球口79は遊技盤9 の開口部83から前
側に突出している。集球ケース81は遊技盤9 の裏面側に
装着されており、この集球ケース81内には入球ケース80
の左右両側に球通路84が形成されている。そして、この
集球ケース81の左右の球通路84に対応するように、球集
合板62に各案内通路67〜69が設けられており、各入球口
14〜16に入球した遊技球を入球ケース80の左右両側の球
通路84を経て集球ケース81内に案内するようになってい
る。各入球検出スイッチ82は各入球口79に対応してスイ
ッチ基板85に装着され、またスイッチ基板85には遊技球
の入球位置を表示する入球位置表示装置86が設けられて
いる。
【0035】なお、中継基板66にはフラットケーブル87
等を介してスイッチ基板85が接続されると共に、遊技盤
9 側のその他の各電気部品がリード線等を介して接続さ
れている。裏カバー35は、図5及び図6に示すように、
画像表示装置13、入球口14〜16等の各遊技部品、球集合
板62、中継基板66等から下部入球装置17に跨がって、こ
れら全体を後側から覆うように、遊技盤9 の裏面側に取
り付けベース88を介して着脱自在に装着されている。
【0036】裏カバー35は遊技盤9 側が開放した箱状で
あって、この裏カバー35の上部側には後方に膨らむ膨ら
み部89が設けられている。膨らみ部89側は、遊技盤9 の
後側に大きく突出する遊技部品を装着した場合にも、そ
の遊技部品が膨らみ部89内に十分収まり得るように後側
に突出して形成されている。一方、裏カバー35の膨らみ
部89の下側は、その内部に下部入球装置17が収まる程度
であるため、膨らみ部89の上後壁部90よりも突出量が小
さくなるように構成されており、その下後壁部91に遊技
制御ケース45が着脱自在に装着されている。
【0037】裏カバー35の上後壁部90と下後壁部91は共
に遊技盤9 と略平行になっており、その上後壁部90には
点検窓92と、この点検窓92を開閉自在に塞ぐ窓蓋93とが
設けられている。膨らみ部89の下側の中間底壁部94、即
ち、裏カバー35の上後壁部90と下後壁部91との間の中間
底壁部94には、中継基板66等からのフラットケーブル95
を引き出す引き出し孔96が左右方向に形成されている。
【0038】裏カバー35は、裏機構板36の閉時には裏機
構板36の開口窓40に嵌合している。裏機構板36には、裏
カバー35の右側壁部に近接して賞球払い出し装置42が上
下方向に装着され、この賞球払い出し装置42の払い出し
モーター43が裏カバー35側に突出して設けられている。
【0039】遊技制御ケース45は、図2及び図6に示す
ように、左右方向に長い横長矩形状のケース本体98と、
このケース本体98の開口側に着脱自在に装着された前蓋
99とを備え、内部に遊技制御基板46が収納されている。
遊技制御ケース45は裏カバー35の下後壁部に形成された
4個の係合溝100 と、この各係合溝100 に対応して前蓋
99側に形成された4個のL字状の係合片101 とにより裏
カバー35に着脱自在に装着されている。ケース本体98に
は、上下両縁部に切り欠き部102,103 が形成され、この
各切り欠き部102,103 を介してケース本体98内の遊技制
御基板46にコネクタを介してケーブルを接続するように
なっている。なお、前蓋99の外側にはシールド板が装着
されている。
【0040】払い出し制御ケース47及び球貸し制御ケー
ス49は、図7乃至図10に示すように、取り付けベース
104 を介して通路ユニット44の後側に装着されている。
払い出し制御ケース47は、図9乃至図14に示すよう
に、左右方向に長い矩形状であって、後側に盛り上がっ
たカバー部105 と、このカバー部105 の周囲に一体に形
成された段部106 と、この段部106 の周囲に一体に形成
された基部側のスカート部107 とを備え、そのスカート
部107 に嵌合し且つ段部106 に当接するように4個のネ
ジ109 で払い出し制御基板48が着脱自在に固定されてい
る。
【0041】スカート部107 にはその左右両端から上下
に突出する突出部108 と、右端から側方に突出する上下
一対の突出部110 とが夫々設けられている。段部106 に
はカバー部105 の上下及び左右に切り欠き部111 が形成
され、またカバー部105 の下側には切り欠き部111 の中
間部分にコネクタ保護部112 が一体に形成されている。
【0042】払い出し制御基板48には、賞球払い出し装
置42の払い出しモーター43等を制御するIC素子等の回
路部品が中央部にプリント配線され、その回路部品がカ
バー部105 により覆われて保護されている。払い出し制
御基板48には、その周縁部に各切り欠き部111 に対応し
て基板接続コネクタ113 、電源用コネクタピン114 及び
その他のコネクタ115 等が配置されている。
【0043】基板接続コネクタ113 は上下の突出部110
間において、払い出し制御基板48から球貸し制御ケース
49側に突出部110 と同程度突出するように、払い出し制
御基板48の球貸し制御ケース49側の端縁に固定されてい
る。電源用コネクタピン114は2本であり、その上側近
傍のコネクタ係止部116 と組み合わせて払い出し制御基
板48に固定されている。
【0044】電源用コネクタピン114 には、電源コード
117 の一端の電源コネクタ118 が着脱自在に接続されて
いる。電源コネクタ118 は、2個の雌型接触子を有する
コネクタ本体119 と、このコネクタ本体119 に一体に形
成された係合爪120 とを備え、電源用コネクタピン114
に接続した時に係合爪120 がコネクタ係止部116 に係脱
自在に係合するようになっている。係合爪120 はその操
作部121 をコネクタ本体119 と共に摘んで、操作部121
をコネクタ本体119 側に操作すれば、コネクタ係止部11
6 から離脱するようになっている。
【0045】コネクタ保護部112 は、払い出し制御ケー
ス47の下縁側の長い切り欠き部111の途中にあり、カバ
ー部105 から下側に突出する左右一対の側壁122 と、こ
の側壁122 の下端部間を左右に連結する下壁部123 とを
一体に備えている。そして、下壁部123 はコネクタ保護
部112 でカバー部105 とその基部側の段部106 とを一体
に連結するように段部106 に接続されている。そして、
コネクタ保護部112 に対応してカバー部105 に指挿入用
の凹部124 が形成され、またコネクタピン114に対して
指挿入用の凹部124 と反対側の下壁部123 に指挿入用の
切り欠き部125が形成され、これらの凹部124 と切り欠
き部125 とに指を挿入してコネクタ本体119 と操作部12
1 とを摘むようになっている。
【0046】払い出し制御ケース47の上縁部の切り欠き
部111 側のコネクタ115 は、フラットケーブル165 を介
して遊技制御ケース45の下縁部の切り欠き部103 側のコ
ネクタ166 に接続されている。つまり、払い出し制御基
板48と遊技制御基板46は、フラットケーブル165 を介し
て着脱自在に接続されている。
【0047】球貸し制御ケース49は、図15乃至図18
に示すように、略正方形状であって、払い出し制御ケー
ス47と同様に、後側に盛り上がったカバー部126 と、こ
のカバー部126 の上下に一体に形成された段部127a,127
b と、このカバー部126 の一部から各段部127a,127b に
亘って一体に形成されたスカート部128 とを備え、その
スカート部128 に嵌合し且つ段部127bに当接するように
4個のネジ50a で球貸し制御基板50が着脱自在に固定さ
れている。スカート部128 にはその左右両端から上下に
突出する左右一対の突出部128aが設けられている。カバ
ー部126 及び段部127aには左右に切り欠き部129 が形成
され、また左端側には払い出し制御ケース47の上下一対
の突出部110 間に嵌合すように突出部130 が形成されて
いる。
【0048】球貸し制御基板50には、カード式アレンジ
ボール機の場合に、球貸し操作部20と自動球貸し機5 と
払い出し制御基板48とを接続するインターフェース用の
回路部品が中央部にプリント配線され、その回路部品が
カバー部126 により覆われて保護されている。球貸し制
御基板50には、その左右両側に各切り欠き部129 に対応
して基板接続コネクタ131 、コネクタ132a,132b が配置
されている。基板接続コネクタ131 は、払い出し制御ケ
ース47の右側で取り付けベース104 に球貸し制御ケース
49を装着した時に、払い出し制御ケース47の基板接続コ
ネクタ113 に着脱自在に接続するようになっている。コ
ネクタ132bはケーブルを介して自動球貸し機5 に接続さ
れている。
【0049】なお、基板接続コネクタ113 は雄型構造、
基板接続コネクタ131 は雌型構造となっている。通路ユ
ニット44は裏機構板36の下部で発射装置23と左右方向の
反対側に偏位して配置されており、その後壁板44a にシ
ールド板104aを介在した状態で取り付けベース104 がネ
ジにより着脱自在に装着されている。
【0050】取り付けベース104 は左右方向に長い矩形
状であって、左右方向の摺動レール133 が上下両端に、
また上下の摺動レール133 間を一体に接続する上下方向
のストッパー壁134,135 が左右両端に夫々一体に形成さ
れている。摺動レール133 及び左端のストッパー壁134
は取り付けベース104 から後側に同一高さだけ突出し、
右端のストッパー壁135 は摺動レール133 等の半分弱程
度の高さとなっている。
【0051】各摺動レール133 は、払い出し制御ケース
47及び球貸し制御ケース49を左右方向に摺動自在に案内
し保持するためのもので、この各摺動レール133 には取
り付けベース104 との間で各制御ケース47,49 の突出部
108,128aを挟むように、左端側の1箇所と右側中間の2
箇所との3箇所に相対向方向に突出する係合爪136 〜13
8 が形成されている。
【0052】各係合爪136 〜138 は、払い出し制御ケー
ス47の左端がストッパー壁134 に当接し、且つこの払い
出し制御ケース47の一対の突出部110 と球貸し制御ケー
ス49の突出部130 とが嵌合するように、両制御ケース4
7,49 を取り付けベース104 に装着した時に、各制御ケ
ース47,49 の各突出部108,128aが係合するようになって
いる。そして、係合爪138 とストッパー壁135 との間に
は、球貸し制御ケース49の突出部128aが後側から嵌脱で
きる程度の間隔が形成されている。
【0053】取り付けベース104 には、左端がストッパ
ー壁134 に当接する位置で払い出し制御ケース47を係止
するロック爪139 と、払い出し制御ケース47に当接する
位置で球貸し制御ケース49を係止するロック爪140 とが
設けられている。各ロック爪139,140 は取り付けベース
104 に一体に形成され、後側から押圧した時に各制御ケ
ース47,49 から離脱するように係脱操作可能に構成され
ている。
【0054】取り付けベース104 には、アレンジボール
機本体1 の梱包時等に電源コード117 を折り曲げて格納
するコード格納部142 が設けられている。球貸し操作部
20は、球貸しスイッチ143 、精算スイッチ144 及び金額
表示部145 を備え、図8に示すように、リード線146 、
コネクタ147 、リード線148 等を介して球貸し制御基板
50のコネクタ132aに接続されている。
【0055】下セット板52は前面板8 の後側で前枠4 に
固定されている。下セット板52には、図3及び図4に示
すように、発射装置23の発射レール32、この発射レール
32上の遊技球を検出する槌先検出スイッチ152 、擬音発
生用のスピーカー153 及び前枠側基板154 等が装着され
ている。
【0056】前枠側基板154 は、発射装置23の上側近傍
で且つこの発射装置23と払い出し制御ケース47との間に
対応する位置に配置され、且つ下セット板52の後側の取
り付けボス部155 にネジ156 等で着脱自在に装着されて
いる。この前枠側基板154 には、発射装置23の発射モー
ター28を制御する回路部品の他、前枠4 側に装着される
大当たり表示灯25、槌先検出スイッチ152 、スピーカー
153 等の付属機器類に関連する回路部品が装着され、周
縁部のコネクタ157 を介して大当たり表示灯25等が接続
されている。
【0057】前枠側基板154 は、コネクタ158,159 、フ
ラットケーブル160 を介して払い出し制御基板48に着脱
自在に接続されている。コネクタ158 は前枠側基板154
の裏面側にあり、このコネクタ158 に対応して裏機構板
36に開口部161 が形成されている。開口部161 は、裏機
構板36の後側からフラットケーブル160 の一端のコネク
タ159 を挿脱できるように上下方向に長く構成され、こ
の開口部161 を経て前枠側基板154 のコネクタ158 にコ
ネクタ159 を着脱自在に接続するようになっている。
【0058】前枠側基板154 は、コネクタ162 、ケーブ
ル163 を介して発射装置23の発射制御基板34に着脱自在
に接続されている。なお、自動球貸し機5 、遊技制御基
板46、払い出し制御基板48、球貸し制御基板50、前枠側
基板154 、発射制御基板34、賞球払い出し装置42等は、
図19に示すように接続されている。167 は外部接続端
子基板、168 は球切れスイッチ、169 は補給切れスイッ
チである。
【0059】上記構成において、ゲームに際しては、自
動球貸し機5 のカード挿入口10にカードを挿入した後、
球貸しスイッチ143 を操作すると、その操作回数に応じ
た払い出し指令が球貸し制御基板50を経て払い出し制御
基板48側に送られるので、賞球払い出し装置42の払い出
しモーター43が作動し、賞球タンク41からの遊技球を繰
り出して払い出して行く。そして、この賞球払い出し装
置42により払い出された遊技球は、通路ユニット44の払
い出し通路を経て上皿19へと払い出されて行く。
【0060】なお、球貸しスイッチ143 を操作すると、
その操作回数に応じてカードの残額が順次減額され、カ
ードの金額が金額表示部145 に表示される。ゲーム時に
は、上皿19に遊技球を入れた状態で発射装置23の発射ハ
ンドル24を操作すると、発射モーター28が作動してカム
体30により打撃槌31を駆動して、その打撃槌31によって
発射レール32上の遊技球をガイドレール12に沿って遊技
盤9上に順次発射する。なお、1ゲームに付き、16個
の遊技球を発射する。
【0061】遊技盤9 に沿って落下する遊技球は、上入
球口14等に入球するか、又は下部入球装置17の16個の
入球口79の何れかに入球する。上入球口14等に入球した
遊技球は、遊技盤9 の裏側に通過して球集合板62の各案
内通路67〜69を経て集球ケース81内に落下し、また下部
入球装置17の入球口79に入球した遊技球は、遊技盤9の
裏側に通過して集球ケース81内に落下する。そして、集
球ケース81内を経て通路ユニット44の回収通路を介して
島側に回収されて行く。
【0062】下部入球装置17の入球口79に遊技球が入球
すると、その入球位置を各入球検出スイッチ82が検出し
て、その検出信号を遊技制御基板46側で処理を行い、入
賞役の成立か否かを判定し、入賞役が成立した時に、そ
の難易度に応じた得点を計上する。この時にも画像表示
部55に入賞役の成否、得点等を表示する。
【0063】また上入球口14に遊技球が入球すると、球
集合板62の案内通路67を通る時に、球検出スイッチ67a
が遊技球を検出して、画像表示装置13の画像表示部55に
変動図柄が表示され、その各図柄が一定時間だけ変動す
る。そして、その停止図柄が「7・7・7」等の当たり
図柄であれば、一定の条件下で入賞得点を増加させる
等、遊技者に利益を還元する。
【0064】案内通路67から落下する遊技球は、入球ケ
ース80と集球ケース81との間の球通路84を経て集球ケー
ス81へと入る。遊技盤9 の交換時には、遊技制御基板46
に接続されたケーブル等を外した後、ロックレバー39を
外して裏機構板36をヒンジ37廻りに開放し、前枠4 から
遊技盤9 を取り外す。そして、別の遊技盤9 を三方枠51
に嵌合させて前枠4 にセットし、ヒンジ37廻りに裏機構
板36を回動させ、この裏機構板36により遊技盤9 を後側
から押さえた後、ロックレバー39で裏機構板36を固定す
る。この時、遊技盤9 の裏カバー35は裏機構板36の開口
窓40に嵌合して後側に突出する。
【0065】裏機構板36を固定した後、その開口部161
にコネクタ159 を挿入して、フラットケーブル160 を前
枠側基板154 のコネクタ158 に接続する。また遊技制御
基板46と払い出し制御基板48とをフラットケーブル165
等を介して接続する。
【0066】遊技盤9 にはその裏面側に画像表示装置1
3、中継基板66等を覆う裏カバー35を装着しているが、
この裏カバー35には膨らみ部89を上部側に、その下側
に、遊技制御基板46を入れた遊技制御ケース45を配置し
ているので、この膨らみ部89を含む裏カバー35内の容積
を十分に確保できる。従って、裏カバー35の膨らみ部89
内に、遊技盤9 からの突出量の大きい遊技部品でも十分
に組み込むことが可能となり、遊技盤9 に装着する遊技
部品を自由に選択できる。
【0067】裏カバー35は下部入球装置17までをも覆う
大きさであり、下部入球装置17に対応する部分の後方へ
の突出量を膨らみ部89に比べて小さくし、この部分の裏
カバー35の後側に遊技制御ケース45を設けているので、
膨らみ部89の後側に遊技制御ケース45を設ける場合に比
較して、遊技制御ケース45が大きく後方に突出し過ぎる
ことがなく、膨らみ部89の後方への突出量を十分に確保
できる。また裏カバー35で下部入球装置17を覆っている
ため、下部入球装置17を裏カバー35で保護でき、下部入
球装置17の損傷等を少なくできる。
【0068】しかも、膨らみ部89と遊技制御ケース45と
を上下に近接させて配置し、遊技制御ケース45を左右方
向に長い横長矩形状に構成しているので、遊技制御ケー
ス45を裏カバー35の下部側に配置することによって、膨
らみ部89の上下方向に大きさを十分に確保できる。
【0069】裏カバー35の膨らみ部89と遊技制御ケース
45は、遊技盤9 から後方への突出量が略同じであり、膨
らみ部89側の上後壁部90と遊技制御ケース45のケース本
体98の後壁とを略面一状にしているので、膨らみ部89及
び遊技制御ケース45が後方に大きく出すぎることがな
く、アレンジボール機を小さく梱包でき、また島側への
装着時に、他の物と干渉することがない。
【0070】制御系は、遊技盤9 側の遊技動作を制御す
るための回路部品を装着した遊技制御基板46と、賞球払
い出し装置42の払い出し動作を制御するための回路部品
を装着した払い出し制御基板48とを備え、遊技制御基板
46を遊技制御ケース45内に収納して裏カバー35の後側下
部に、払い出し制御基板48を払い出し制御ケース47内に
収納して裏カバー35の下側で裏機構板36に夫々装着して
いるため、従来に比較して裏カバー35側に装着する遊技
制御基板46を小さくすることができる。
【0071】しかも、遊技制御基板46の大きさが小さく
なると共に、この遊技制御基板46を裏カバー35の後側下
部に装着しているので、裏カバー35の容積、特に膨らみ
部89の上下方向の寸法を大にして、裏カバー35内の容積
を十分に確保することが可能である。
【0072】また、遊技制御基板46と払い出し制御基板
48とを備えて、遊技制御基板46を収納する遊技制御ケー
ス45を裏カバー35側に、払い出し制御基板48を収納する
払い出し制御ケース47を裏機構板36に夫々設けているた
め、遊技盤9 を交換してゲーム内容を変更する場合に
は、遊技盤9 と不可分の関係にある遊技制御基板46側を
廃棄すれば良く、部品等の無駄を極力少なくできる。
【0073】遊技制御ケース45を裏カバー35の後側下部
に、払い出し制御ケース47を裏カバー35の下側で裏機構
板36に夫々装着し、遊技制御基板46と払い出し制御基板
48とを着脱自在なケーブル165 で接続しているので、両
制御基板46,48 を分離しているにも拘わらず、両制御基
板46,48 を上下に近接してコンパクトに配置することが
できる。この場合、遊技制御ケース45及び払い出し制御
ケース47を横長状に構成し、この遊技制御ケース45と払
い出し制御ケース47とを上下に近接させて配置すること
により、裏カバー35側の膨らみ部89の大きさを大にでき
ると共に、裏機構板36側の裏カバー35から下側の長さを
短くできる。従って、裏カバー35内の容積を十分に確保
しながらも、全体を小型化することが可能である。
【0074】また遊技制御ケース45の下縁部に切り欠き
部103 を、払い出し制御ケース47の上縁部に切り欠き部
111 を夫々形成し、この各切り欠き部103,111 に対応し
て各制御基板46,48 にコネクタ166,115 を設け、この各
制御基板46,48 のコネクタ166,115 をケーブル165 を介
して着脱自在に接続すれば、各制御基板46,48 をケーブ
ル165 、コネクタで容易に接続でき、しかもケーブル16
5 の長さを極力短くできる利点がある。
【0075】遊技制御基板46とは別に払い出し制御基板
48を設け、裏カバー35の下側で裏機構板36の後側に、払
い出し制御基板48に球貸し制御基板50とを左右に近接さ
せて配置し、且つ払い出し制御基板48と球貸し制御基板
50とを基板接続コネクタ113,131 で着脱自在に接続して
いるため、カード式のアレンジボール機を製作する場合
には、前枠4 側は球貸し操作部20付きのものを別に準備
するが、通常機用の内部機構に球貸し制御基板50を追加
する程度で容易にカード式用を製作でき、しかも両制御
基板48,50 をコンパクトに設けることができる。
【0076】また、払い出し制御基板48を賞球払い出し
装置42と同じ裏機構板36側に設けているので、払い出し
制御基板48と賞球払い出し装置42とを接続するリード線
を裏機構板42に沿って配線することができ、リード線の
断線を少なくできる。一方、遊技制御基板46と払い出し
制御基板48が裏カバー35と裏機構板36とに分かれるが、
遊技制御基板46と払い出し制御基板48は多くの情報を伝
達できるようにケーブルで接続すれば良く、リード線に
比較して断線等は生じ難く、別段問題はない。
【0077】しかも、払い出し制御基板48と球貸し制御
基板50を左右に近接させて配置しているので、両制御基
板48,50 を上下に配置する場合に比較して、裏機構板36
の裏カバー35から下側の長さを短くでき、裏機構板36の
小型化を図ることが可能である。
【0078】払い出し制御基板48を収納する払い出し制
御ケース47の一側方に、球貸し制御基板50を収納する球
貸し制御ケース49を左右方向に摺動自在に設け、両基板
接続コネクタ113,131 を球貸し制御ケース49の摺動方向
に着脱自在にしているため、球貸し制御ケース49を裏機
構板36に容易に装着でき、着脱も容易である。更に、球
貸し制御ケース49の摺動方向と基板接続コネクタ113,13
1 の着脱方向が同じであり、球貸し制御ケース49の摺動
により基板接続コネクタ113,131 を着脱できるため、基
板接続コネクタ113,131 を容易に着脱できる。
【0079】遊技制御基板46を裏カバー35の後側下部
に、払い出し制御基板48を裏カバー35よりも下側で裏機
構板36の後側に設ける一方、前枠側基板154 を、遊技盤
9 の下側の発射装置23と払い出し制御基板48との間で前
枠4 の後側に設けているので、遊技制御基板46と払い出
し制御基板48と前枠側基板154 との各基板46,48,154 を
無理なく効率的に配置できる。
【0080】しかも、遊技制御基板46と払い出し制御基
板48と前枠側基板154 との各基板46,48,154 を無理なく
効率的に配置できる上に、遊技制御基板46と払い出し制
御基板48、前枠側基板154 と発射装置23、及び前枠側基
板154 と払い出し制御基板48を夫々ケーブルを介して着
脱自在に接続しているので、各基板46,48,154 を短いケ
ーブル、リード線等で容易に効率的に接続できる。
【0081】遊技盤9 を下側から受ける下セット板52に
前枠側基板154 があるため、下セット板52を前枠側基板
154 の取り付けに適した構造にでき、前枠側基板154 の
取り付けが容易である。また前枠側基板154 のコネクタ
158 に対応して裏機構板36に開口部161 を形成し、裏機
構板36の後側から開口部161 を経てケーブル160 の一端
のコネクタ159 を前記コネクタ158 に着脱自在に接続す
れば、裏機構板36の前後両側に前枠側基板154 と払い出
し制御基板48とがあるにも拘わらず、ケーブル160 を介
して両者を容易に接続でき、裏機構板36を迂回させるよ
うにケーブル160 を張る必要がない。
【0082】画像表示装置13には、その画像表示部55と
保護板56とをその上側が後方になるように後ろ傾斜状に
設けており、遊技者の目の位置よりも下側に設けて反射
を少なくしても、保護板56を通して画像表示部55の画像
を容易に見ることができ、画像を容易に確認できる。ま
た保護板56を上下方向の中央部が前側に突出するように
円弧状に湾曲させることにより、極く簡単な構造で容易
に安価に製造できると共に、保護板56が平坦状の場合に
比較して反射を少なくできる。
【0083】しかも、保護板56の周縁部に、窓枠54の後
端部に外周から嵌合する嵌合縁74を形成し、保護板56を
矩形状の窓枠54の後端部に設けているので、窓枠54の後
端部に保護板56を容易に固定できる。また窓枠54と保護
板56を別体にしているため、保護板56が湾曲状であるに
も拘わらず、両者の成形が容易である。
【0084】画像表示部55を傾斜状に設ける一方、画像
表示部55の上部側を、開口部70の上側で球集合板62から
後方に突出する案内通路67〜69に対応させて装着してい
るので、入球口14〜16の位置、案内通路67〜69を開口部
70の上側にも配置できる。
【0085】更に球集合板62に、開口部70の下側に係止
部71を設け、画像表示部55を収容するケース59の下部を
係止部71に着脱自在に係止し、このケース59の上部側を
案内通路67〜69に当接させて球集合板62に着脱自在に固
定すれば、球集合板62を画像表示部62の取り付け用に利
用できると共に、画像表示部55を容易に着脱自在に装着
できる。
【0086】電源コネクタ118 を払い出し制御基板48に
接続する場合、コネクタピン114 に接続するが、電源コ
ネクタ118 を取り囲むようにコネクタ保護部112 がある
ため、コネクタピン114 に電源コネクタ118 を接続した
状態において、電源コネクタ118 に誤って接触した場合
等でも、コネクタピン114 の屈曲、電源コネクタ118の
脱落、破損等を防止できる。
【0087】また払い出し制御ケース47には、払い出し
制御基板48に装着された回路部品を覆うカバー部105 を
基部側よりも高く構成しており、このカバー部105 にコ
ネクタ保護部112 を一体に形成しているため、カバー部
105 でコネクタ保護部112 を補強できる。しかも、切り
欠き部111 の中間にコネクタ保護部112 があり、このコ
ネクタ保護部112 で払い出し制御ケース47のカバー部10
5 と基部側とを一体に連結しているため、このコネクタ
保護部112 で払い出し制御ケース47を補強でき、払い出
し制御ケース47に切り欠き部111 があるにも拘わらず、
その損傷を少なくできる。
【0088】なお、指挿入用の凹部124 及び切り欠き部
125 は、払い出し制御ケース47の下部に設けられている
が、払い出し制御ケース47の上部又は左右に設けてもよ
い。更に、左右の側壁122 に一対の切り欠き部125 を設
けてもよい。以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明は実施例に限定されるものではない。例えば、実施例
ではアレンジボール機を例示しているが、パチンコ機等
の弾球遊技機においても同様に実施できる。
【0089】
【発明の効果】請求項1に記載の本発明によれば、遊技
盤9 を後側から押さえて固定する裏機構板36に、ケース
47に収納された制御基板48を装着し、制御基板48の外周
側に対応してケース47に切り欠き部111 を形成すると共
に、この切り欠き部111 内で制御基板48に電源用のコネ
クタピン114 を突設し、切り欠き部111 を経てケース47
の外側からコネクタピン114 に電源コネクタ118 を着脱
自在に接続するようにした弾球遊技機において、ケース
47に、制御基板48に装着された回路部品を覆うカバー部
105 を基部側よりも高く構成し、このカバー部105 に、
電源コネクタ118を着脱自在に取り囲むようにコネクタ
保護部112 を一体に形成しているので、次のような顕著
な効果を奏する。
【0090】 電源コネクタ118 を着脱自在に取り囲
むようにコネクタ保護部112 を設けているので、コネク
タピン114 に電源コネクタ118 を接続した状態におい
て、電源コネクタ118 に誤って接触した場合等でも、コ
ネクタピン114 の屈曲、電源コネクタ118 の脱落、破損
等を防止できる。
【0091】 ケース47に、制御基板48に装着された
回路部品を覆うカバー部105 を基部側よりも高く構成
し、このカバー部105 にコネクタ保護部112 を一体に形
成しているので、カバー部105 でコネクタ保護部112 を
補強できる。
【0092】請求項2に記載の本発明によれば、請求項
1に記載の発明において、切り欠き部111 の中間にコネ
クタ保護部112 を配置し、このコネクタ保護部112 でケ
ース47のカバー部105 と基部側とを一体に連結している
ので、次のような顕著な効果を奏する。
【0093】 コネクタ保護部112 でカバー部105 と
基部側とを一体に連結しているので、このコネクタ保護
部112 でケース47を補強でき、ケース47に切り欠き部11
1 があるにも拘わらず、その損傷を少なくできる。
【0094】請求項3に記載の本発明によれば、請求項
1又は2に記載の発明において、コネクタ保護部112 に
対応してカバー部105 に指挿入用の凹部124 を形成し、
コネクタピン114 に対して指挿入用の凹部124 と反対側
でコネクタ保護部112 の壁部123 に指挿入用の切り欠き
部125 を形成しているので、次のような顕著な効果を奏
する。
【0095】 コネクタ保護部112 と電源コネクタ11
8 との隙間を少なくできるので、電源コネクタ118 のグ
ラツキ等を確実に防止できる。 コネクタ保護部112 と電源コネクタ118 との隙間を
少なくしても、電源コネクタ118 を容易に着脱できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すアレンジボール機の正
面図である。
【図2】本発明の一実施例を示すアレンジボール機の背
面図である。
【図3】本発明の一実施例を示す前枠下部の背面図であ
る。
【図4】図3のA−A矢視拡大断面図である。
【図5】本発明の一実施例を示す遊技盤の一部断面背面
図である。
【図6】図5のB−B矢視拡大断面図である。
【図7】図2のC−C矢視拡大断面図である。
【図8】図2のD−D矢視拡大断面図である。
【図9】本発明の一実施例を示す払い出し制御ケース及
び球貸し制御ケースの正面図である。
【図10】図9のE−E矢視拡大断面図である。
【図11】本発明の一実施例を示す取り付けベースの背
面図である。
【図12】図9のF−F矢視拡大断面図である。
【図13】本発明の一実施例を示す払い出し制御ケース
の右側面図である。
【図14】本発明の一実施例を示す払い出し制御ケース
の装着状態の正面断面図である。
【図15】本発明の一実施例を示す球貸し制御ケースの
装着状態の正面断面図である。
【図16】図15のG−G矢視拡大断面図である。
【図17】図15のH−H矢視拡大断面図である。
【図18】本発明の一実施例を示す球貸し制御ケースの
左側面図である。
【図19】本発明の一実施例を示すブロック線図であ
る。
【符号の説明】
9 遊技盤 36 裏機構板 47 払い出し制御ケース 48 払い出し制御基板 105 カバー部 111 切り欠き部 112 コネクタ保護部 114 コネクタピン 118 電源コネクタ 123 壁部 124 凹部 125 切り欠き部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技盤(9) を後側から押さえて固定する
    裏機構板(36)に、ケース(47)に収納された制御基板(48)
    を装着し、制御基板(48)の外周側に対応してケース(47)
    に切り欠き部(111) を形成すると共に、この切り欠き部
    (111) 内で制御基板(48)に電源用のコネクタピン(114)
    を突設し、切り欠き部(111) を経てケース(47)の外側か
    らコネクタピン(114) に電源コネクタ(118) を着脱自在
    に接続するようにした弾球遊技機において、ケース(47)
    に、制御基板(48)に装着された回路部品を覆うカバー部
    (105) を基部側よりも高く構成し、このカバー部(105)
    に、電源コネクタ(118) を着脱自在に取り囲むようにコ
    ネクタ保護部(112) を一体に形成したことを特徴とする
    弾球遊技機の電源コネクタ保護装置。
  2. 【請求項2】 切り欠き部(111) の中間にコネクタ保護
    部(112) を配置し、このコネクタ保護部(112) でケース
    (47)のカバー部(105) と基部側とを一体に連結したこと
    を特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機の電源コネク
    タ保護装置。
  3. 【請求項3】 コネクタ保護部(112) に対応してカバー
    部(105) に指挿入用の凹部(124) を形成し、コネクタピ
    ン(114) に対して指挿入用の凹部(124) と反対側でコネ
    クタ保護部(112) の壁部(123) に指挿入用の切り欠き部
    (125) を形成したことを特徴とする請求項1又は2に記
    載の弾球遊技機の電源コネクタ保護装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2000300783A (ja) * 1999-04-26 2000-10-31 Fuji Shoji:Kk 弾球遊技機

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