JPH08321867A - 電話機 - Google Patents

電話機

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Publication number
JPH08321867A
JPH08321867A JP7128194A JP12819495A JPH08321867A JP H08321867 A JPH08321867 A JP H08321867A JP 7128194 A JP7128194 A JP 7128194A JP 12819495 A JP12819495 A JP 12819495A JP H08321867 A JPH08321867 A JP H08321867A
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JP
Japan
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data
redial
telephone number
telephone
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JP7128194A
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English (en)
Inventor
Tadashi Adachi
直史 安達
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Sony Group Corp
Original Assignee
Aiwa Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】リダイヤルデータの検索時に相手が誰かを正
確、かつ容易に特定し得る電話機を提供する。 【構成】不揮発性メモリ16のリダイヤル領域には、発
呼及び着信に係る相手側の電話番号データをリダイヤル
データとして記憶させる。着信に係る相手側の電話番号
データは、例えば着信検出時にモデム回路12より出力
されるモデム信号の復調データより検出する。メモリ1
6の電話帳領域には、少なくとも名前データ、電話番号
データを含む電話帳データを記憶させる。リダイヤルデ
ータの検索時に、検索されたリダイヤルデータによる電
話番号を表示部17に表示させる。また、電話帳データ
に検索されたリダイヤルデータと同一の電話番号データ
があるときは、その電話番号データと対で記憶されてい
る名前データによる名前も表示部17に表示させる。電
話を掛けようとする相手を正確、かつ容易に特定し得
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、リダイヤル機能を有
する電話機に関する。詳しくは、検索されたリダイヤル
データと同一の電話番号データが電話帳データにあると
きは、検索されたリダイヤルデータによる電話番号と共
に、電話帳データに含まれる名前データを利用して名前
を表示することによって、リダイヤルデータの検索時に
相手を正確、かつ容易に特定できるようにした電話機に
係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、リダイヤル機能を有する電話機が
知られている。このリダイヤル機能とは、先に電話した
電話番号データをリダイヤルデータとしてデータ記憶手
段に記憶しておき、発呼時にはそのリダイヤルデータを
データ記憶手段より読み出して発呼動作を行い得る機能
である。データ記憶手段に複数件のリダイヤルデータを
記憶できるものにおいて、リダイヤルデータに基づいて
発呼動作を行う際には、表示部の表示を参照しながら複
数件のリダイヤルデータを検索して所望のリダイヤルデ
ータを得た後に発呼動作を開始させる。このようなリダ
イヤル機能は、使用者が電話帳等から相手側の電話番号
を探すと共に、その電話番号をキー入力する手間を省く
ことができ、非常に便利なものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、デー
タ記憶手段にはリダイヤルデータとしての電話番号デー
タのみが記憶されているため、リダイヤルデータの検索
時に表示部には電話番号のみが表示される。よって、相
手が誰かを正確に特定することは困難であった。
【0004】そこで、この発明では、リダイヤルデータ
の検索時に相手が誰かを正確、かつ容易に特定できるよ
うにした電話機を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明に係る電話機
は、リダイヤルデータとしての電話番号データを記憶す
る第1のデータ記憶手段と、少なくとも名前データおよ
び電話番号データを含む電話帳データを記憶する第2の
データ記憶手段と、第1のデータ記憶手段に記憶されて
いるリダイヤルデータを検索するリダイヤルデータ検索
手段と、リダイヤルデータ検索手段で検索されたリダイ
ヤルデータによる電話番号を表示する表示手段と、第2
のデータ記憶手段に記憶されている電話帳データにリダ
イヤルデータ検索手段で検索されたリダイヤルデータと
同一の電話番号データがあるとき、この電話番号データ
と対で記憶されている少なくとも名前データによる名前
を表示手段に表示させる表示制御手段とを備えるもので
ある。
【0006】
【作用】第1のデータ記憶手段には、例えば発呼や着信
に係る相手側の電話番号データがリダイヤルデータとし
て記憶される。着信に係る相手側の電話番号データは、
例えば着信検出時に回線信号より検出され、また例えば
通話可能状態で相手側よりDTMF信号の形式で送信さ
れてくる。第2のデータ記憶手段には、少なくとも名前
データ、電話番号データを含む電話帳データが記憶され
る。電話帳データは、例えば電話帳データの登録操作で
記憶される。
【0007】第1のデータ記憶手段に記憶されているリ
ダイヤルデータは、例えばリダイヤルデータに基づいて
発呼動作を行う際に、リダイヤルデータ検索手段によっ
て検索される。この場合、検索されたリダイヤルデータ
による電話番号が表示手段に表示される。また、第2の
データ記憶手段に記憶されている電話帳データに検索さ
れたリダイヤルデータと同一の電話番号データがあると
きは、この電話番号データと対で記憶されている少なく
とも名前データによる名前も表示手段に表示される。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照しながら、この発明の一実
施例について説明する。本例においては、例えば電話回
線を介して送信されてくる呼出信号に挿入されている発
信側の電話番号データを示すモデム信号より発信側の電
話番号データを検出し、これを着信に係る相手側の電話
番号データとして利用される。この場合、呼出信号とし
ての断続信号のうち信号のない期間に電話番号データを
示すモデム信号が挿入されている。なお、このような電
話番号データを示すモデム信号を着信側に送信するか否
かは発信側で設定できるようになっている。また例え
ば、通話可能状態で相手側よりDTMF信号の形式で送
信されてくる電話番号データを検出し、これを着信に係
る相手側の電話番号データとして利用される。
【0009】図1は、本例の電話機の構成を示してい
る。本例の電話機は、回線の接続、非接続を制御するた
めの回線制御部1、音声信号の経路を制御するための音
声経路制御部2、システムコントローラとしてのマイク
ロコンピュータ(以下、「マイコン」という)3を有し
ている。電話回線を介して伝送されてきた音声信号は回
線制御部1を通して音声経路制御部2に供給され、この
音声経路制御部2よりハンドセット(送受話器)4の受
話器(スピーカ)あるいはスピーカ5に供給される。音
声経路制御部2における音声経路はマイコン3によって
設定される。この場合、音声経路制御部2よりマイコン
3には音声経路の状態を示す信号が供給され、マイコン
3ではこの信号に基づいて音声経路制御部2の音声経路
を管理することになる。
【0010】例えば、ハンドセット4がオフフック状態
とされてハンドセット4の使用モードにあるときは、音
声経路制御部2よりハンドセット4の受話器に音声信号
が供給されるように音声経路が設定される。また、後述
するスピーカキーが押圧されてスピーカ5の使用モード
にあるときは、音声経路制御部2よりスピーカ5に音声
信号が供給されるように音声経路が設定される。また、
留守録モードに設定された状態で受信音声信号の録音が
行われるときは、音声経路制御部2より後述する音声録
再部に音声信号が供給されると共にスピーカ5にも音声
信号が供給されるように音声経路が設定される。スピー
カ5にも音声信号が供給されることで録音される受信音
声信号のモニタが可能となる。
【0011】また、ハンドセット4の送話器(マイクロ
ホン)あるいはマイクロホン6より出力される音声信号
は音声経路制御部2を通して回線制御部1に供給され、
この回線制御部1を介して電話回線に送出される。この
場合、上述したハンドセット4の使用モードにあるとき
は、ハンドセット4の送話器より出力される音声信号が
音声経路制御部2より回線制御部1に供給されるように
音声経路が設定される。また、上述したスピーカ5の使
用モードにあるときは、マイクロホン6より出力される
音声信号が音声経路制御部2より回線制御部1に供給さ
れるように音声経路が設定される。
【0012】また、本例の電話機は、着信検出時にマイ
コン3の制御でもって呼出音を出力するための呼出音出
力部7、発呼時にマイコン3の制御でもって相手側の電
話番号に対応したDTMF(Dual Tone Multiple Frequ
ency)信号を出力するDTMF変調部8、通話可能状態
で相手側より送られてくるDTMF信号を「*」、
「#」の特殊入力キーや「0」〜「9」のテンキーに対
応した受信データに変換するDTMF復調部14を有し
ている。
【0013】呼出音出力部7はスピーカやブザー等を有
して構成される。また、DTMF変調部8より発呼時に
出力されるDTMF信号は音声経路制御部2および回線
制御部1を介して電話回線に供給される。DTMF復調
部14より出力される受信データはマイコン3に供給さ
れる。
【0014】また、本例の電話機は、着信検出を行うた
めの着信(リンガ)検出部9、ハンドセット4がオンフ
ック状態にあるかオフフック状態にあるかを検出するフ
ック状態検出部10、発信側(発呼側)で回線切断され
たか否かを検出するための回線切断検出部11、電話回
線を通じて送られてくるモデム信号を復調してディジタ
ル信号を得るためのモデム回路12、留守録モードで受
信音声信号を録音すると共に、録音された受信音声信号
や予め録音されている応答メッセージ(音声信号)を後
述するキー入力部の操作やマイコン3の制御でもって再
生するための音声録再部13を有している。
【0015】着信検出部9には電話回線より回線制御部
1を介して回線信号が供給される。この着信検出部9で
は交換機より断続的に供給される16Hzの呼出信号が
検出され、この呼出信号の供給期間で例えばハイレベル
「H」の着信検出信号が形成される。着信検出部9より
出力される着信検出信号はマイコン3に供給される。
【0016】フック状態検出部10は、回線制御部1に
配されているフックスイッチHS(図1には図示せず)
に連動して動作するスイッチを有して構成される。フッ
クスイッチHSは、周知のように、ハンドセット4がオ
フフック状態にあるときはオン状態となって回線が直流
閉結(直流ループ閉成)の状態となると共に、ハンドセ
ット4がオンフック状態にあるときはオフ状態となって
回線が直流開放(直流ループ開放)の状態となる。この
フック状態検出部10より出力されるフック状態検出信
号はマイコン3に供給される。
【0017】回線切断検出部11には電話回線より回線
制御部1を介して回線信号が供給される。発信側による
回線切断の場合、交換機より400Hzの連続信号(ダ
イヤルトーン信号)、あるいは400Hzの断続信号
(ビジートーン信号)が送られてくるか、または無音状
態となる。回線切断検出部11では、上述した各状態の
いずれかを回線信号より検出することで回線切断が検出
される。この回線切断検出部11より出力される回線切
断検出信号はマイコン3に供給される。
【0018】モデム回路12には電話回線より回線制御
部1を介して回線信号が供給される。交換機より電話回
線を通じて送信されてくるモデム信号はモデム回路12
で復調されてディジタルデータとなる。このモデム回路
12より出力されるディジタルデータはマイコン3に供
給される。マイコン3は、後述するように着信検出時に
モデム回路12より出力されるディジタルデータより相
手側の電話番号データを検出することとなる。ここで、
電話番号データは、例えば図3に示すように、その前後
にスタートビットとストップビットが付加されると共
に、スタートビットの前に電話番号データであることを
示すヘッダが付加された形式で送られてくる。マイコン
3では、ヘッダ等の情報に基づいて電話番号データが検
出される。
【0019】音声録再部13は、音声信号の記憶手段と
して例えば半導体メモリを有して構成される。音声録再
部13の動作はマイコン3によって制御され、この音声
録再部13よりマイコン3にはその動作状態を示す信号
が供給される。音声録再部13では、後述するキー入力
部の操作で留守録モードに設定されている場合、受信音
声信号の録音が行われる。音声録再部13より再生され
る音声信号は音声経路制御部2を介してスピーカ5に供
給され、このスピーカ5より再生音声が出力される。
【0020】また、音声録再部13の半導体メモリの所
定アドレスには、留守録モードで発信側(発呼側)に送
信すべき応答メッセージが予め録音されている。マイコ
ン3の制御に基づいて音声録再部13で再生される応答
メッセージは、音声経路制御部2および回線制御部1を
介して電話回線に送出される。この応答メッセージは、
例えば、留守録モードに設定されており、用件を録音す
る旨を伝えるメッセージである。
【0021】また、マイコン3には、電話番号等を入力
するためのテンキー、左右上下のカーソル移動キー、ス
ピーカ5の使用モードとするためのスピーカキー、電話
帳データを登録するための操作キー、留守録モードに設
定するためのモード設定キー、音声録再部13の再生動
作等を操作するための操作キー、各動作モードから待ち
受けモードに強制的に戻すための中止キー、リダイヤル
データや電話帳データを検索した後に発呼動作に移行さ
せるための通話キー、後述する不揮発性メモリに書き込
まれた文字メッセージデータを読み出して表示部に文字
メッセージを表示させるための文字送出キー等が配され
たキー入力部15が接続される。
【0022】また、マイコン3には、留守録モードの設
定情報、リダイヤルデータ、電話帳データ、文字メッセ
ージデータ等が記憶される不揮発性メモリ16、液晶表
示素子等で構成される表示部17、カウンタ等で構成さ
れるタイマ18が接続される。表示部17には、発呼時
にキー入力部15の操作で入力される電話番号、リダイ
ヤルデータや電話帳データの検索時のデータ内容、シス
テムの状態等が表示される。不揮発性メモリ16に記憶
される各件の電話帳データには、それぞれ名前データ、
電話番号データ、登録番号データ等が含まれている。
【0023】また、図1には図示せずも、回線制御部1
のフックスイッチHSと並列に接続スイッチが配され
る。この接続スイッチのオンオフはマイコン3によって
制御される。例えば、キー入力部15のスピーカキーが
押圧されてスピーカ5の使用モードとされるときは、そ
の接続スイッチがオンとされ、ハンドセット4がオンフ
ックの状態にあっても、回線は直流閉結の状態とされ
る。また例えば、留守録モードで着信を検出して所定時
間経過後は、自動的に上述した接続スイッチがオンとさ
れて回線は直流閉結の状態とされる。なお、スピーカ5
の使用モードで上述した接続スイッチがオンとされて回
線が直流閉結の状態にあるとき、キー入力部15のスピ
ーカキーが押圧されると、その接続スイッチはオフとさ
れて回線は直流開放の状態となる。
【0024】図2は、回線制御部1等の構成例を示して
いる。図示のように、電話回線は2線/4線変換回路1
aを介して音声経路制御部2に接続される。また、電話
回線に上述したフックスイッチHSが挿入接続されると
共に、このフックスイッチHSと並列にマイコン3でオ
ンオフが制御される接続スイッチ1bが接続される。ま
た、着信検出部9、回線切断検出部11およびモデム回
路12には、それぞれ直流カット用のコンデンサ1cを
介して電話回線が接続され、これにより着信検出部9、
回線切断検出部11およびモデム回路12に回線信号が
供給される。
【0025】また、フック状態検出部10はフックスイ
ッチHSと連動してオンオフ動作する接続スイッチ10
aを有して構成される。接続スイッチ10aの一端は電
源端子に接続され、その他端は抵抗器10bを介して接
地される。そして、接続スイッチ10aおよび抵抗器1
0bの接続点に得られる信号がフック状態検出信号とし
てマイコン3に供給される。
【0026】以上の構成において、ハンドセット4をオ
フフック状態とするか、あるいはキー入力部15のスピ
ーカキーを押圧して回線を直流閉結の状態とした後に、
キー入力部15のキー操作で相手側の電話番号を入力す
ると、発呼動作が行われる。また、リダイヤルデータや
電話帳データを検索した後にキー入力部15の通話キー
を押圧することで、リダイヤルデータや電話帳データを
使用した発呼動作が行われる。
【0027】発呼動作では、マイコン3の制御でもって
DTMF変調部8より相手側の電話番号に対応したDT
MF信号が出力され、このDTMF信号が音声経路制御
部2および回線制御部1を介し、さらに電話回線を通じ
て交換機(図示せず)に送信される。これにより、相手
側との回線が接続されて通話可能状態となる。発呼に係
る相手側の電話番号データは、不揮発性メモリ16のリ
ダイヤル領域にリダイヤルデータとして記憶される。
【0028】リダイヤルデータや電話帳データの検索が
行われる場合、表示部17には検索されたデータに係る
表示が行われる。例えば、リダイヤルデータの検索時に
は、検索されたリダイヤルデータによる電話番号が表示
される。この場合、検索されたリダイヤルデータと同一
の電話番号データが電話帳データにあるときは、その電
話番号データと対で記憶されている名前データによる名
前も表示される。なお、上述した電話番号データと対で
記憶されているその他のデータ(会社、所属等のデー
タ)による表示を同時に行うようにしてもよい。また、
電話帳データの検索時には、検索された電話帳データに
よる電話番号、名前、登録番号等が表示される。
【0029】また、待ち受けの状態で、電話回線を通じ
て呼び出し信号が送信されてくると、着信検出部9で着
信が検出され、マイコン3の制御によって呼出音出力部
7より呼出音が出力される。この着信検出時に、モデム
回路12の出力データよりマイコン3で発信側の電話番
号データが検出される。マイコン3で発信側の電話番号
データが検出されるとき、マイコン3の制御によって表
示部17にその電話番号データよる電話番号が表示され
る。そして、不揮発性メモリ16の電話帳領域に記憶さ
れている電話帳データに、検出された電話番号データと
同一の電話番号データがあるときは、対として記憶され
ている電話帳データに含まれる名前データに基づいて表
示部17に発信者の名前も表示される。このようにマイ
コン3で検出される発信側の電話番号データは、着信に
係る相手側の電話番号データであり、不揮発性メモリ1
6のリダイヤル領域にリダイヤルデータとして記憶され
る。
【0030】また、呼出音出力部7より呼出音が出力さ
れている状態で、ハンドセット4をオフフック状態とす
るか、あるいはキー入力部15のスピーカキーを押圧す
ることで応答することができる。この応答操作によっ
て、フックスイッチHSまたは接続スイッチ1bがオン
状態となって回線が直流閉結の状態となる。これによ
り、相手側との回線が接続されて通話可能状態となる。
なお、回線が接続されて通話可能状態にある場合、ハン
ドセット4をオンフック状態とするか、あるいはキー入
力部15のスピーカキーを押圧することで回線が切断さ
れる。
【0031】また、留守録モードに設定されている場
合、上述した呼出音の出力動作が所定時間だけ行われた
後に自動的に接続スイッチ1bがオン状態となって回線
が直流閉結の状態となり、相手側との回線が接続されて
通話可能状態となる。そして、発呼側に受信音声信号が
録音される旨の応答メッセージが送信された後、音声録
再部13で録音が開始される。この場合、上述したよう
に音声経路制御部2よりスピーカ5にも受信音声信号が
供給されるため、このスピーカ5によって録音される受
信音声信号のモニタが可能となる。
【0032】なお、このように音声録再部13で受信音
声信号の録音が行われている場合であっても、ハンドセ
ット4をオフフック状態とするか、あるいはキー入力部
15のスピーカキーを押圧することで応答でき、ハンド
セット4、またはスピーカ5およびマイクロホン6を使
用して通話が可能となる。この場合には、マイコン3の
制御によって音声録再部13における録音が終了され
る。
【0033】また、留守録中、あるいは通話中に相手側
よりDTMF信号による文字メッセージデータが送られ
てくるとき、DTMF復調部14より出力される受信デ
ータはマイコン3の制御に基づいて変換フォーマット
(図示せず)を参照して文字データに変換され、その文
字データが不揮発性メモリ16の文字メッセージ領域に
書き込まれると共に、その文字データによる文字メッセ
ージが表示部17に表示される。
【0034】同様に、留守録中、あるいは通話中に相手
側よりDTMF信号で電話番号データが送られてくると
き、DTMF復調部14より出力される受信データより
マイコン3によって電話番号データが抽出される。この
電話番号データは、着信に係る相手側の電話番号データ
として、不揮発性メモリ16のリダイヤル領域に書き込
まれると共に、その電話番号データによる電話番号が表
示部17に表示される。上述せずも、電話番号データの
前には電話番号データ送信コマンド(例えば*5*5)
が配されていると共に、その電話番号データの後には電
話番号データ送信終了コマンド(例えば*8*8)が配
されているため、マイコン3は電話番号データのみを良
好に抽出できる。
【0035】なお、上述したように発呼に係る相手側の
電話番号データや着信に係る相手側の電話番号データが
不揮発性メモリ16のリダイヤル領域にリダイヤルデー
タとして記憶される場合、不揮発性メモリ16のリダイ
ヤル領域に既に記憶されているリダイヤルデータに、記
憶しようとする電話番号データと同一の電話番号データ
があるときは、重複して記憶されることが禁止される。
【0036】本例において、マイコン3は、図4のフロ
ーチャートに沿って、発呼時や着信検出時のリダイヤル
データ(電話番号データ)の記憶動作を制御する。
【0037】まず、待ち受け中に、ステップST101
で発呼動作があったか否かを判定し、ステップST10
2で着信検出されたか否かを判定する。ステップST1
01で発呼動作があったときは、ステップST103で
リダイヤルデータの記憶モードとし、ステップST10
4で不揮発性メモリ16のリダイヤル領域に記憶されて
いるリダイヤルデータに発呼に係る電話番号データと同
一のデータがあるか否かを判定する。
【0038】ステップST104で同一のデータがない
と判定するときは、ステップST105で最大件数が記
憶済みであるか否かを判定し、記憶済みであると判定す
るときはステップST106でリダイヤル領域より最も
古いリダイヤルデータを消去した後にステップST10
7に進む。ステップST105で最大件数が記憶済みで
ないと判定するときは直接ステップST107に進む。
【0039】また、ステップST104で同一のデータ
があると判定するときは、ステップST108でリダイ
ヤル領域より発呼に係る電話番号データと同一データで
あるリダイヤルデータを消去した後にステップST10
7に進む。ステップST107では、発呼に係る電話番
号データを最も新しいリダイヤルデータとして不揮発性
メモリ16のリダイヤル領域に記憶し、記憶動作を終了
する。
【0040】また、ステップST102で着信が検出さ
れるときは、ステップST109でモデム回路12の出
力データより発信側の電話番号データが検出されたか否
かを判定する。電話番号データが検出されないと判定す
るときは、リダイヤルデータの記憶モードにすることな
く、動作を終了する。一方、電話番号データが検出され
たと判定するときは、ステップST103でリダイヤル
データの記憶モードとし、以後は上述した発呼に係る電
話番号データの記憶動作と同様に、モデム回路12の出
力データより検出された発信側の電話番号データの記憶
動作を実行する。
【0041】なお、図4のフローチャートは、発呼時、
着信検出時のリダイヤルデータの記憶動作を示したもの
であるが、上述したように留守録中あるいは通話中に相
手側よりDTMF信号で送られてくる相手側の電話番号
データを不揮発性メモリ16のリダイヤル領域に記憶す
る場合も、マイコン3は、図4のフローチャートのステ
ップST103以降の動作をもって同様に実行する。
【0042】このように本例においては、発呼あるいは
着信に係る相手側の電話番号データの全てが不揮発性メ
モリ16のリダイヤル領域にリダイヤルデータとして記
憶される。この場合、不揮発性メモリ16のリダイヤル
領域に既に記憶されているリダイヤルデータに、記憶し
ようとする電話番号データと同一のデータがあるとき
は、リダイヤル領域に記憶されている記憶しようとする
電話番号データと同一データであるリダイヤルデータが
消去された後にその電話番号データが最も新しいリダイ
ヤルデータとしてリダイヤル領域に記憶される。
【0043】また本例において、マイコン8は、図5、
図6のフローチャートに沿って、不揮発性メモリ16の
リダイヤル領域に記憶されたリダイヤルデータおよび電
話帳領域に記憶された電話帳データの検索動作を制御す
る。
【0044】まず、ステップST11で待受中に上方向
のカーソル移動キー(「↑」キー)または下方向のカー
ソル移動キー(「↓」キー)が押圧されるとき、ステッ
プST12で待ち受けモードからリダイヤルデータ検索
モードに切り換える。そして、ステップST13で不揮
発性メモリ16のリダイヤル領域にリダイヤルデータ
(電話番号データ)があるか否かを判定する。
【0045】ステップST13で、リダイヤル領域にリ
ダイヤルデータが1件以上記憶されているときは、ステ
ップST14でXを1に設定した後に、ステップST1
5で表示部17を制御してX番目のリダイヤルデータ、
従って1番目のリダイヤルデータ(最も新しいリダイヤ
ルデータ)による電話番号を表示させる。
【0046】次に、ステップST5で、不揮発性メモリ
16の電話帳領域に記憶されている電話帳データに、X
番目のリダイヤルデータと同一の電話番号データがある
か否かを判定する。同一の電話番号データがあるとき
は、ステップST6で表示部17を制御してその電話番
号データと対で記憶されている名前データによる名前も
表示させ、ステップST16に進む。一方、同一の電話
番号データがないときは、直ちにステップST16に進
む。
【0047】ステップST16では、タイマ18をリセ
ットしてカウント動作を開始させた後に、ステップST
17で「↑」キーが押圧されたか否かを判定する。
「↑」キーが押圧されたと判定するときは、ステップS
T18でXがリダイヤル領域に記憶されているリダイヤ
ルデータの件数Xmaxと一致しているか否かを判定し、
一致していないときはステップST19でXをインクリ
メントした後に、ステップST15に戻って表示部17
にX番目のリダイヤルデータ、従って時間的にひとつ前
のリダイヤルデータによる電話番号を表示させると共
に、電話帳データにそのリダイヤルデータと同一の電話
番号データがあるときはステップST6で表示部17に
名前も表示させる。
【0048】また、ステップST17で「↑」キーが押
圧されていないと判定するときは、ステップST20で
「↓」キーが押圧されたか否かを判定する。「↓」キー
が押圧されたと判定するときは、ステップST21でX
が1であるか否かを判定する。X=1でないと判定する
ときは、ステップST22でXをデクリメントした後
に、ステップST15に戻って表示部17にX番目のリ
ダイヤルデータ、従って時間的に1つ後のリダイヤルデ
ータによる電話番号を表示させると共に、電話帳データ
にそのリダイヤルデータと同一の電話番号データがある
ときはステップST6で表示部17に名前も表示させ
る。
【0049】また、ステップST20で「↓」キーが押
圧されていないと判定するときは、ステップST23で
中止キーが押圧されているか否かを判定し、中止キーが
押圧されていると判定するときはステップST24でリ
ダイヤルデータ検索モードより待ち受けモードにする。
ステップST23で中止キーが押圧されていないと判定
するときは、ステップST25で所定時間(例えば30
秒)が経過したか否かを判定し、所定時間が経過したと
きはステップST24でリダイヤルデータ検索モードよ
り待ち受けモードにする。
【0050】また、ステップST25で所定時間が経過
していないと判定するときは、ステップST26で着信
を検出したか否か判定し、着信を検出したと判定すると
きはステップST27でリダイヤルデータ検索モードよ
り呼び出しモードにし、呼出音出力部7を制御して呼出
音を出力させる。ステップST26で着信を検出してい
ないと判定するときは、ステップST28で通話キーが
押圧されたか否かを判定し、押圧されていないと判定す
るときは、ステップST17に戻る。ステップST28
で通話キーが押圧されていると判定するときは、ステッ
プST29でリダイヤルデータ検索モードより発呼モー
ドにし、検索されたリダイヤルデータ(表示部17に表
示されている)による発呼動作を実行する。
【0051】また、ステップST13でリダイヤルデー
タがないと判定するとき、あるいはステップST18で
Xがリダイヤルデータの件数Xmaxと一致していると判
定するときは、ステップST31でリダイヤルデータ検
索モードより電話帳データ検索モードに切り換える。そ
して、ステップST32で不揮発性メモリ16の電話帳
領域に電話帳データがあるか否かを判定する。
【0052】ステップST32で電話帳領域に電話帳デ
ータがあると判定するときは、ステップST33でNを
1に設定した後に、ステップST34で表示部17を制
御してN番目の電話帳データ、従って1番目の電話帳デ
ータ(最初の電話帳データ)による登録番号、名前、電
話番号等を表示させる。そして、ステップST35でタ
イマ18をリセットしてカウント動作を開始させた後
に、ステップST36で「↑」キーが押圧されたか否か
を判定する。「↑」キーが押圧されたと判定するとき
は、ステップST37でNが電話帳領域に記憶されてい
る電話帳データの件数Nmaxと一致しているか否かを判
定し、一致していないと判定するときはステップST3
8でNをインクリメントした後に、ステップST34に
戻って表示部17にN番目の電話帳データ、従ってひと
つ後の電話帳データに係る表示をさせる。
【0053】また、ステップST36で「↑」キーが押
圧されていないと判定するときは、ステップST39で
「↓」キーが押圧されたか否かを判定する。「↓」キー
が押圧されたと判定するときは、ステップST40でN
が1であるか否かを判定する。N=1でないと判定する
ときは、ステップST41でNをデクリメントした後
に、ステップST34に戻って表示部17にN番目の電
話帳データ、従って1つ前の電話帳データに係る表示を
させる。
【0054】また、ステップST39で「↓」キーが押
圧されていないと判定するときは、ステップST42で
は中止キーが押圧されているか否かを判定し、中止キー
が押圧されていると判定するときはステップST43で
電話帳データ検索モードより待ち受けモードにする。ス
テップST42で中止キーが押圧されていないと判定す
るときは、ステップST44で所定時間(例えば30
秒)が経過したか否かを判定し、所定時間が経過したと
きはステップST43で電話帳データ検索モードより待
ち受けモードにする。
【0055】また、ステップST44で所定時間が経過
していないと判定するときは、ステップST45で着信
を検出したか否か判定し、着信を検出したと判定すると
きはステップST46で電話帳データ検索モードより呼
び出しモードにし、呼出音出力部7を制御して呼出音を
出力させる。ステップST45で着信を検出していない
と判定するときは、ステップST47で通話キーが押圧
されたか否かを判定し、押圧されていないと判定すると
きは、ステップST36に戻る。ステップST47で通
話キーが押圧されていると判定するときは、ステップS
T48で電話帳データ検索モードより発呼モードにし、
検索された電話帳データ(表示部17に表示されてい
る)による発呼動作を実行する。
【0056】また、ステップST32で電話帳領域に電
話帳データがないと判定するときは、ステップST49
でリダイヤル領域にリダイヤルデータがあるか否かを判
定し、リダイヤルデータがないと判定するときは、ステ
ップST50で電話帳データ検索モードから待ち受けモ
ードにする。
【0057】また、ステップST37でNが電話帳領域
に記憶されている電話帳データの件数Nmaxと一致して
いると判定するとき、あるいはステップST49でリダ
イヤルデータがあると判定するときは、ステップST5
1で電話帳データ検索モードよりリダイヤルデータ検索
モードに切り換えた後、ステップST14に戻ってXを
1に設定し、ステップST15で表示部17を制御して
X番目のリダイヤルデータ、従って1番目のリダイヤル
データ(最も新しいリダイヤルデータ)による電話番号
を表示させるると共に、電話帳データにそのリダイヤル
データと同一の電話番号データがあるときはステップS
T6で表示部17に名前も表示させる。そして、ステッ
プST16に進む。
【0058】また、ステップST21でX=1であると
判定するときは、ステップST52でリダイヤルデータ
検索モードより電話帳データ検索モードに切り換える。
そして、ステップST53で不揮発性メモリ16の電話
帳領域に電話帳データがあるか否かを判定する。ステッ
プST53で電話帳領域に電話帳データがあると判定す
るときは、ステップST54でNをNmaxに設定した後
に、ステップST34で表示部17を制御してN番目の
電話帳データ、従ってNmax番目の電話帳データ(最後
の電話帳データ)による登録番号、名前、電話番号を表
示させる。そして、ステップST35に進む。
【0059】ステップST53で電話帳領域に電話帳デ
ータがないと判定するときは、ステップST55でリダ
イヤル領域にリダイヤルデータがあるか否かを判定し、
リダイヤルデータがないと判定するときは、ステップS
T56で電話帳データ検索モードから待ち受けモードに
する。
【0060】また、ステップST40でNが1であると
判定するとき、あるいはステップST55でリダイヤル
データがあると判定するときは、ステップST57で電
話帳データ検索モードよりリダイヤルデータ検索モード
に切り換えた後、ステップST58でXをXmaxに設定
し、ステップST15で表示部17を制御してX番目の
リダイヤルデータ、従ってXmax番目のリダイヤルデー
タ(最も古いリダイヤルデータ)による電話番号を表示
させると共に、電話帳データにそのリダイヤルデータと
同一の電話番号データがあるときはステップST6で表
示部17に名前も表示させる。そして、ステップST1
6に進む。
【0061】なお、図5のリダイヤルデータの検索動作
のステップST14〜ステップST16の動作フロー
は、図7のステップST7〜ステップST16のように
動作フローであってもよい。すなわち、ステップST1
4よりステップST7に進む。同様に、ステップST1
9,ST22,ST58よりステップST7に進む。
【0062】ステップST7では、不揮発性メモリ16
の電話帳領域に記憶されている電話帳データに、X番目
のリダイヤルデータと同一の電話番号データがあるか否
かを判定する。同一の電話番号データがあるときは、ス
テップST8で、表示部17を制御してX番目のリダイ
ヤルデータによる電話番号を表示させると共に、その電
話番号データと対で記憶されている名前データによる名
前も表示させて、ステップST16に進む。一方、同一
の電話番号データがないときは、ステップST9で表示
部17を制御してX番目のリダイヤルデータによる電話
番号を表示させて、ステップST16に進む。
【0063】上述した検索動作では、待受中に「↑」キ
ーまたは「↓」キーが押圧されるときはリダイヤルデー
タ検索モードとなってリダイヤルデータの検索が開始さ
れ、不揮発メモリ16のリダイヤル領域にリダイヤルデ
ータがあるときは1番目のリダイヤルデータ(最も新し
いリダイヤルデータ)による電話番号が表示部17に表
示される。
【0064】そして、1番目のリダイヤルデータ(最も
新しいリダイヤルデータ)が検索されて表示部17にそ
れによる電話番号が表示されている状態で「↓」キーが
押圧されるときリダイヤルデータの検索が終了し、自動
的に電話帳データ検索モードに移行して電話帳データの
検索が開始され、不揮発性メモリ16の電話帳領域に電
話帳データがあるときはNmax番目の電話帳データ(最
後の電話帳データ)による名前、電話番号、登録番号が
表示部17に表示される。
【0065】また、Xmax番目のリダイヤルデータ(最
も古いリダイヤルデータ)が検索されて表示部17にそ
れによる電話番号が表示されている状態で「↑」キーが
押圧されるときリダイヤルデータの検索が終了し、自動
的に電話帳データ検索モードに移行して電話帳データの
検索が開始され、不揮発性メモリ16の電話帳領域に電
話帳データがあるときは1番目の電話帳データ(最初の
電話帳データ)による名前、電話番号、登録番号が表示
部17に表示される。
【0066】また、Nmax番目の電話帳データが検索さ
れて表示部17にそれによる名前、電話番号、登録番号
が表示されている状態で「↑」キーが押圧されるとき電
話帳データの検索が終了し、自動的にリダイヤルデータ
検索モードに移行してリダイヤルデータの検索が開始さ
れ、不揮発性メモリ16のリダイヤル領域にリダイヤル
データがあるときは1番目のリダイヤルデータによる電
話番号が表示部17に表示される。
【0067】また、1番目の電話帳データが検索されて
表示部17にそれによる名前、電話番号、登録番号が表
示されている状態で「↓」キーが押圧されるとき電話帳
データの検索が終了し、自動的にリダイヤルデータ検索
モードに移行してリダイヤルデータの検索が開始され、
不揮発性メモリ16のリダイヤル領域にリダイヤルデー
タがあるときはXmax番目のリダイヤルデータによる電
話番号が表示部17に表示される。
【0068】図8は、上述したような「↑」キー、
「↓」キーの押圧操作によるリダイヤルデータ検索モー
ドと電話帳データ検索モードの間の移行状態を示してい
る。
【0069】本例によれば、リダイヤルデータの検索時
に、検索されたリダイヤルデータによる電話番号が表示
部17に表示されると共に、電話帳データにそのリダイ
ヤルデータと同一の電話番号データがあるときはその電
話番号データと対で記憶されている名前データによる名
前も表示部17に表示される。そのため、電話を掛けよ
うとする相手を正確、かつ容易に特定できる。また、表
示部17に名前を表示させるために、不揮発性メモリの
リダイヤル領域にリダイヤルデータと一緒に予め名前デ
ータを記憶させておくものでなく、不揮発性メモリのリ
ダイヤル領域の記憶容量を有効に活用できる。
【0070】また、発呼あるいは着信に係る相手側の電
話番号データの全てが不揮発性メモリ16のリダイヤル
領域にリダイヤルデータとして記憶される。そのため、
着信した電話に対してもリダイヤルデータを使用した発
呼動作を行わせて掛け直しをすることができ、掛け直し
が容易となる利益がある。
【0071】また、不揮発性メモリ16のリダイヤル領
域に既に記憶されているリダイヤルデータに、記憶しよ
うとする電話番号データと同一のデータがあるときは、
リダイヤル領域に記憶されている記憶しようとする電話
番号データと同一データであるリダイヤルデータが消去
された後にその電話番号データが最も新しいリダイヤル
データとしてリダイヤル領域に記憶される。そのため、
不揮発性メモリ16のリダイヤル領域に同一のリダイヤ
ルデータが重複して記憶されることがなく、リダイヤル
領域の記憶容量を有効に活用できる。
【0072】なお、上述実施例は、モデム信号によって
電話番号データが送信されてくる電話機の例を示した
が、この発明は発信側の電話番号データが送られてくる
ISDN(Integrated Services Digital Network)電
話機や携帯電話機等にも同様に適用できることは勿論で
ある。
【0073】
【発明の効果】この発明によれば、第1のデータ記憶手
段より検索されたリダイヤルデータによる電話番号が表
示手段に表示されると共に、第2のデータ記憶手段の電
話帳データにそのリダイヤルデータと同一の電話番号デ
ータがあるときはその電話番号データと対で記憶されて
いる名前データによる名前も表示手段に表示されるた
め、電話を掛けようとする相手を正確、かつ容易に特定
できる。また、表示手段に名前を表示させるために、第
1のデータ記憶手段にリダイヤルデータと一緒に予め名
前データを記憶させておくものでなく、第1のデータ記
憶手段の記憶容量を有効に活用できる利益がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る電話機の実施例を示す系統図で
ある。
【図2】回線制御部等の構成例を示す系統図である。
【図3】電話番号データの構成を説明するための図であ
る。
【図4】発呼時、着信検出時のリダイヤルデータの記憶
動作を説明するためのフローチャートである。
【図5】リダイヤルデータ、電話帳データの検索動作を
説明するためのフローチャート(1/2)である。
【図6】リダイヤルデータ、電話帳データの検索動作を
説明するためのフローチャート(2/2)である。
【図7】リダイヤルデータの検索動作の他の例を説明す
るためのフローチャートである。
【図8】リダイヤルデータ検索モードと電話帳データ検
索モードの間の移行状態を示す図である。
【符号の説明】
1 回線制御部 2 音声経路制御部 3 マイクロコンピュータ 4 ハンドセット 5 スピーカ 6 マイクロホン 7 呼出音出力部 8 DTMF変調部 9 着信検出部 10 フック状態検出部 11 回線切断検出部 12 モデム回路 13 音声録再部 14 DTMF復調部 15 キー入力部 16 不揮発性メモリ 17 表示部 18 タイマ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リダイヤルデータとしての電話番号デー
    タを記憶する第1のデータ記憶手段と、 少なくとも名前データおよび電話番号データを含む電話
    帳データを記憶する第2のデータ記憶手段と、 上記第1のデータ記憶手段に記憶されているリダイヤル
    データを検索するリダイヤルデータ検索手段と、 上記リダイヤルデータ検索手段で検索されたリダイヤル
    データによる電話番号を表示する表示手段と、 上記第2のデータ記憶手段に記憶されている電話帳デー
    タに上記リダイヤルデータ検索手段で検索されたリダイ
    ヤルデータと同一の電話番号データがあるとき、この電
    話番号データと対で記憶されている少なくとも名前デー
    タによる名前を上記表示手段に表示させる表示制御手段
    とを備えることを特徴とする電話機。
JP7128194A 1995-05-26 1995-05-26 電話機 Pending JPH08321867A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7128194A JPH08321867A (ja) 1995-05-26 1995-05-26 電話機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
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Publications (1)

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JPH08321867A true JPH08321867A (ja) 1996-12-03

Family

ID=14978786

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7128194A Pending JPH08321867A (ja) 1995-05-26 1995-05-26 電話機

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JP (1) JPH08321867A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015026924A (ja) * 2013-07-25 2015-02-05 沖電気工業株式会社 情報処理装置、及び情報処理システム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015026924A (ja) * 2013-07-25 2015-02-05 沖電気工業株式会社 情報処理装置、及び情報処理システム

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