JPH08251275A - 電話機 - Google Patents

電話機

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Publication number
JPH08251275A
JPH08251275A JP7052861A JP5286195A JPH08251275A JP H08251275 A JPH08251275 A JP H08251275A JP 7052861 A JP7052861 A JP 7052861A JP 5286195 A JP5286195 A JP 5286195A JP H08251275 A JPH08251275 A JP H08251275A
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JP
Japan
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recording
voice signal
signal
received voice
unit
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Application number
JP7052861A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Otake
旭 大竹
Tadashi Adachi
直史 安達
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Group Corp
Original Assignee
Aiwa Co Ltd
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Filing date
Publication date
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  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】留守録モードにおける実質的な録音可能件数の
減少を回避し得る電話機を提供する。 【構成】マイコン8はTDMA処理部4で分離した制御
データより呼出データを検出することで着信検出する。
キー入力部12のキー操作で留守録モードに設定でき
る。音声録再部10を構成する半導体メモリの容量等か
ら、留守録モードでの最大録音可能件数及び最大録音可
能時間が予め決められている。留守録モードに設定され
ている状態で外線着信があると、マイコン8は音声録再
部10を制御し、音声コーデック部5で復号化されて得
られる受信音声信号を録音する。ただし、受信音声信号
が有効でないとき、例えば無音信号であるとき、あるい
はDTMF信号であるとき、マイコン8は受信音声信号
を音声録再部10で録音しないように制御すると共に、
留守録モードにおける累積録音時間及び累積録音件数が
増加しないように制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、留守録機能を有する
電話機に関する。詳しくは、留守録モードにおいて録音
される受信音声信号が有効なものでないと判別されると
きは累積録音件数のカウント値が増加しないように制御
することによって、実質的な録音可能件数の減少を回避
しようとした電話機に係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、留守録機能を有する電話機が周知
である。この種の電話機では、留守録モードに設定され
ている場合、外線着信があると自動的に応答して通話状
態となり、受信音声信号がテープカセットや半導体メモ
リ等に録音される構成となっている。
【0003】この場合、テープカセットや半導体メモリ
等の記録媒体の容量の関係から、通常、最大録音可能件
数や最大録音可能時間が規定され、累積録音件数が最大
録音可能件数に達した後、あるいは累積録音時間が最大
録音可能時間に達した後には、受信音声信号の録音が行
われなくなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したような従来の
留守録機能を有する電話機では、留守録モードで外線着
信に対して応答して通話状態となる場合、必ず受信音声
信号の録音が行われると共に、累積録音件数のカウント
アップが行われる。しかし、録音される受信音声信号に
は有効でないものも存在している。例えば、発呼者が何
も用件を言わないために受信音声信号が無音信号である
場合、受信音声信号がDTMF信号である場合等であ
る。このように受信音声信号が有効でないものであると
きは、実質的な録音可能件数および録音可能時間の減少
を招くことになる。
【0005】そこで、この発明では、留守録モードにお
ける実質的な録音可能件数の減少を回避し得る電話機を
提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る電話機
は、録音手段で録音される受信音声信号が有効か否かを
判別する有効性判別手段と、有効性判別手段で受信音声
信号が有効でないと判別されるとき、受信音声信号の累
積録音件数をカウントするカウント手段がカウント動作
を行わないように制御するカウント制御手段とを備える
ものである。
【0007】
【作用】留守録モードに設定されている場合、録音手段
によって受信音声信号が録音される。有効性判別手段は
このように録音される受信音声信号が有効であるか否か
を判別する。有効性判別手段で受信音声信号が有効であ
ると判別されるときはカウント手段がカウント動作を行
って累積録音件数を増加させる。逆に、有効性判別手段
で受信音声信号が有効でないと判別されるときはカウン
ト制御手段の制御によってカウント手段はカウント動作
を行わないため、累積録音件数を増加させない。
【0008】
【実施例】以下、図1を参照しながら、この発明の第1
実施例について説明する。本例は簡易型携帯電話機(P
HS:Personal Handyphone System)に適用した例であ
る。
【0009】本例の簡易型携帯電話機は、基地局との無
線通信を行うための無線部2、π/4シフトQPSKの
変調および復調の処理を行うためのディジタル変復調部
3、複数チャネル分のスロットの多重信号を取り扱うた
めのTDMA(Time Division Multiple Access:時分
割多元接続)処理部4、音声信号の圧縮符号化およびそ
の復号化の処理を行うための音声コーデック部5、シス
テムコントローラとしてのマイクロコンピュータ(以
下、「マイコン」という)8を有している。
【0010】アンテナ1で受信された基地局からの信号
は無線部2を介してディジタル変復調部3に供給されて
π/4シフトQPSK復調処理される。このディジタル
変復調部3で復調された信号、すなわち複数チャネル分
のスロットの時分割多重信号はTDMA処理部4に供給
される。TDMA処理部4では、マイコン8の制御によ
って、複数チャネル分のスロットの多重信号より予め設
定されたスロットが選択されると共に、その選択された
スロットより圧縮音声データおよび制御データが分離さ
れる。
【0011】TDMA処理部4より出力される制御デー
タはマイコン8に供給される。また、TDMA処理部4
より出力される圧縮音声データは音声コーデック部5に
供給されて復号化処理(誤り訂正処理も含む)が行われ
た後にアナログ信号に変換される。そして、音声コーデ
ック部5より出力される受信音声信号は受話器を構成す
るスピーカ6に供給される。
【0012】また、送話器を構成するマイクロホン7よ
り出力される送信音声信号は音声コーデック部5に供給
されて圧縮符号化処理(誤り訂正符号化処理も含む)が
行われた後にTDMA処理部4に供給される。TDMA
処理部4では、音声コーデック部5より供給される圧縮
音声データが予め設定されたスロットとして時分割多重
化処理される。この場合、マイコン8より出力される制
御データもそのスロットに多重化処理される。TDMA
処理部4で多重化処理された信号はディジタル変復調部
3に供給されてπ/4シフトQPSK変調処理が行われ
る。そして、ディジタル変復調部3より出力される変調
信号は無線部2を介してアンテナ1に供給されて基地局
に送信される。
【0013】上述せずも、パワーオンの状態で所定の基
地局のエリアに入ると、その基地局との間で無線通信が
行われ、その基地局のエリアにいるという位置登録が行
われる。この位置登録は制御チャネルとして決められた
通信周波数およびスロット位置を使用して行われる。こ
の場合、無線部2の送受信周波数およびTDMA処理部
4で選択されるスロットの位置がそれぞれ制御チャネル
の通信周波数およびスロット位置と一致するように制御
される。なお、位置登録後は制御チャネルでの受信状態
で待機するように制御される。また、上述した音声信号
の送受信は後述するように通話チャネルを使用して行わ
れる。
【0014】また、本例の簡易型携帯電話機は、DTM
F(Dual Tone Multiple Frequency)信号を「*」、
「#」の特殊入力キーや「0」〜「9」のテンキーに対
応したキーデータに変換するDTMF復調部9、留守録
モードで受信音声信号を録音すると共に、録音された受
信音声信号や予め録音されている応答メッセージ(音声
信号)を後述するキー入力部の操作やマイコン8の制御
でもって再生するための音声録再部10、着信が検出さ
れたときにマイコン8の制御でもって呼出音を出力する
ための呼出音出力部11、DTMF信号に対応したキー
データを文字データに変換するための変換フォーマット
記憶部21を有している。呼出音出力部11はスピーカ
やブザー等を有して構成される。
【0015】DTMF復調部9には音声コーデック部5
で復号化処理されて得られる受信音声信号が供給され
る。受信音声信号がDTMF信号であるとき、DTMF
復調部9からはそのDTMF信号に対応したキーデータ
が出力され、このキーデータはマイコン8に供給され
る。これにより、マイコン8は、受信音声信号がDTM
F信号であることを認識できる。
【0016】音声録再部10は、音声信号の記憶手段と
して例えば半導体メモリを有して構成される。また、音
声録再部10は受信音声信号のレベルが所定レベル以上
であるか否かを判別するレベル判別手段を備えており、
その判別結果はマイコン8に供給される。この音声録再
部10の動作はマイコン8によって制御され、音声録再
部10よりマイコン8にはその動作状態を示す信号が供
給される。
【0017】音声録再部10では、後述するキー入力部
の操作で留守録モードに設定されている場合で、しかも
音声コーデック部5で復号化処理されて得られる受信音
声信号(DTMF信号を除く)が所定レベル以上となる
ときは、マイコン8の制御に基づいて録音処理が行われ
る。
【0018】音声録再部10の半導体メモリの所定アド
レスには、後述するように留守録モードで発呼側に送信
すべき応答メッセージ(音声信号)が予め録音されてい
る。マイコン8の制御に基づき音声録再部10で再生さ
れる応答メッセージは音声コーデック部5に供給され、
マイクロホン7より出力される音声信号と同様の処理が
施されてアンテナ1より基地局に送信される。
【0019】また、本例の簡易型携帯電話機では、マイ
コン8に、電話番号等を入力するためのテンキーや特殊
入力キー、留守録モードに設定するためのモード設定キ
ー、音声録再部10の再生動作等を操作するための操作
キー等が配されたキー入力部12、オンフック状態から
オフフック状態あるいはその逆とするための通話キー1
3、システムの状態や送信されてきた文字メッセージ等
を表示するための表示部14が接続される。
【0020】また、マイコン8に、留守録モードにおけ
る累積録音時間をカウントするためのタイマ(タイマ
A)15、留守録モードにおいて1件毎に録音開始から
の時間をカウントするためのタイマ(タイマB)16、
留守録モードにおける累積録音件数をカウントするため
のカウンタ17、留守録モードにおいて着信時に呼出音
をカウントするためのカウンタ18、留守録モードの設
定情報や送信されてきた文字メッセージのデータ等を格
納するための不揮発性メモリ19が接続される。タイマ
15,16は、例えばカウンタで構成される。
【0021】以上の構成において、キー入力部12のキ
ー操作で相手側の電話番号を入力した後に通話キー13
を押圧すると、まずマイコン8より制御データとして電
話番号データ等がTDMA処理部4に供給されて制御チ
ャネルでもって基地局に送信される。これにより、相手
側との回線接続が行われて通話可能状態となる。
【0022】ここで、通話は通話チャネルを使用して行
われるが、回線接続処理時に制御チャネルを使用して基
地局より通話チャネルの通信周波数およびスロット位置
のデータが制御データとして送信されてTDMA処理部
4よりマイコン8に供給される。マイコン8は、通信周
波数データに基づいて無線部2を制御して送受信周波数
が通話チャネルの通信周波数と一致するようにすると共
に、スロット位置データに基づいてTDMA処理部4で
選択されるスロットを設定する。よって、通話は基地局
より通知された通話チャネルを使用して行われる。
【0023】また、制御チャネルを使用して基地局より
制御データとして呼出データが送信され、この呼出デー
タがTDMA処理部4よりマイコン8に供給されて着信
が検出されると、マイコン8によって呼出音出力部11
が制御されて呼出音の出力動作が行われる。この呼び出
し動作が行われている状態で、通話キー13の押圧によ
る応答があると、マイコン8より制御データとして応答
データがTDMA処理部4に供給されて基地局に制御チ
ャネルでもって送信される。これにより、相手側との回
線接続が行われて通話可能状態となる。この場合も、通
話は基地局より通知された通話チャネルを使用して行わ
れる。なお、上述したように基地局より制御データとし
て呼出データが送信される場合は制御チャネルが使用さ
れるが、この呼出データには電話番号データ等の識別デ
ータが付加されているので、マイコン8は自己に対する
呼出データであることを認識できる。
【0024】また、上述したように呼出データがTDM
A処理部4よりマイコン8に供給されて着信が検出され
る場合、留守録モードに設定されているときは、呼出音
が所定回数だけ出力された後に自動的に応答して通話可
能状態となる。そして、発呼側に受信音声信号が録音さ
れる旨の応答メッセージが送信された後、音声録再部1
0で受信音声信号の録音が開始される。
【0025】本例において、マイコン8にTDMA処理
部4より制御データとして呼出データが供給されて外線
着信が検出される場合、マイコン8は、図2および図3
のフローチャートに沿ってシステムの動作を制御する。
【0026】まず、ステップST1で、不揮発性メモリ
19の留守録設定情報を参照して留守録モードに設定さ
れているか否かを判定する。留守録モードに設定されて
いないときは、ステップST2で呼出音出力部11を制
御して呼出音の出力を開始させ、通常の着信動作に入
る。ステップST1で留守録モードに設定されていると
きは、ステップST3で呼出音の出力回数をカウントす
るためのカウンタ18のカウント動作を開始させると共
に、ステップST4で呼出音出力部11を制御して呼出
音の出力を開始させる。
【0027】次に、ステップST5で発呼側で回線切断
があったか否か判定し、ステップST6で通話キー13
の押圧による応答があるか否かを判定し、さらにステッ
プST7でカウンタ18のカウント出力を参照して呼出
音の出力回数がN1、例えば5であるか否かを判定す
る。なお、発呼側で回線切断したという情報は、基地局
より制御データとして送られてくる。ステップST5で
発呼側で回線切断されたと判定するときは、ステップS
T8で呼出音出力部11からの呼出音の出力を停止させ
る。ステップST6で応答があると判定するときは、ス
テップST9で呼出音出力部11からの呼出音の出力を
停止させた後、ステップST10で回線を接続した通話
可能状態とする。これにより、留守録モードに設定され
ている場合であっても、呼出音の出力回数がN1となる
前に通話キー13を押圧して応答することで、通話可能
状態となる。
【0028】ステップST7で呼出音の出力回数がN1
であると判定するときは、受信音声信号を録音するため
の制御に入る。すなわち、ステップST11で留守録モ
ードにおける累積録音件数をカウントするカウンタ17
のカウント出力を参照して、累積録音件数がN2未満、
例えば50件未満であるか否かを判定し、ステップST
12で留守録モードにおける累積録音時間をカウントす
るタイマ(タイマA)15のカウント出力を参照して、
累積録音時間がT1未満、例えば20分未満であるか否
かを判定する。なお、上述せずも、カウンタ17および
タイマ15は、キー入力部12のキー操作で留守録モー
ドに設定される際にリセットされる。
【0029】ステップST11で累積録音件数がN2
満でないとき、あるいはステップST12で累積録音時
間がT1未満でないとき、ステップST13で呼出音出
力部11からの呼出音の出力を停止させた後、ステップ
STST14で回線を接続した通話可能状態とする。そ
して、ステップST15で音声録再部10の半導体メモ
リの所定アドレスよりメッセージA、すなわち留守録モ
ードに設定されているが、用件は録音できない旨を伝え
るメッセージを読み出して音声コーデック部5に供給し
て発呼側に送信した後、ステップST16で通話切断
(回線切断)の状態とする。
【0030】ステップST11で累積録音件数がN2
満であり、かつステップST12で累積録音時間がT1
未満であるとき、ステップST17で呼出音出力部11
からの呼出音の出力を停止させた後、ステップST18
で回線を接続した通話可能状態とする。そして、ステッ
プST19で音声録再部10の半導体メモリの所定アド
レスよりメッセージB、すなわち留守録モードに設定さ
れており、用件を録音する旨を伝えるメッセージを読み
出して音声コーデック部5に供給して発呼側に送信した
後、ステップST20で音声録再部10を制御して録音
待機状態とする。
【0031】そして、ステップST21で発呼側で回線
切断があったか否か判定し、ステップST22で音声録
再部10より供給される受信音声信号のレベル判別結果
に基づいて音声受信状態にあるか否かを判定する。ステ
ップST21で発呼側で回線切断したと判定するとき
は、ステップST16で通話切断(回線切断)の状態と
する。ステップST22で受信音声信号のレベルが所定
レベル以上で音声受信状態にあると判定されるときは、
ステップST23でDTMF復調部9の出力に基づいて
受信音声信号がDTMF信号であるか否かを判定する。
【0032】ステップST23で受信音声信号がDTM
F信号であると判定するときは、ステップST24で音
声録再部10の録音待機状態を解除した後、ステップS
T25で文字メッセージの受信状態とする。この状態
で、DTMF復調部9の出力データ(キーデータ)が文
字メッセージを示すものであるときは、変換フォーマッ
ト記憶部21で文字データに変換し、その文字データを
不揮発性メモリ19に格納する。なお、不揮発性メモリ
19に格納された文字メッセージのデータは、キー入力
部12の操作でもって読み出すことができ、表示部14
にはそのデータによる文字メッセージが表示される。
【0033】ステップST23で受信音声信号がDTM
F信号でないと判定するときは、ステップST26で音
声録再部10を制御して録音を開始し、ステップST2
7で1件毎に録音開始からの時間をカウントするタイマ
(タイマB)16のカウント動作を開始させ、ステップ
ST28でタイマ(タイマA)15のカウント動作を再
開させて録音時間の累積を開始させる。
【0034】そして、ステップST29で受信音声信号
がDTMF信号であるか否かを判定し、ステップST3
0でタイマ16のカウント出力を参照して録音開始後T
2、例えば45秒経過したか否かを判定し、ステップS
T31でタイマ15のカウント出力を参照して累積録音
時間がT1未満であるか否かを判定し、さらにステップ
ST32で発呼側で回線切断したか否かを判定する。ス
テップST29で受信音声信号がDTMF信号であると
判定するときは、ステップST33で音声録再部10を
制御して録音を停止し、それまでの録音内容を消去する
と共に、ステップST34でタイマ15を制御して累積
録音時間を録音開始前に戻した後に、ステップST25
に進んで文字メッセージの受信状態とする。
【0035】これにより、最初に発呼側の音声(用件)
が録音された後に文字メッセージを示すDTMF信号が
送られてくる場合は、DTMF信号が送られてくる前に
録音された音声(用件)は無効扱いされて消去される。
例えば、「今から文字を送ります」という音声(用件)
が録音された後にDTMF信号が送られてくる場合は、
「今から文字を送ります」という音声(用件)は消去さ
れることとなる。
【0036】ステップST30で録音開始後T2が経過
したと判定するとき、ステップST31で累積録音時間
がT1未満でないと判定するとき、あるいはステップS
T32で発呼側で回線切断されたと判定するときは、ス
テップST35で録音を終了し、ステップST36でタ
イマ(タイマA)15のカウント動作を停止させて累積
録音時間の累積を停止させ、ステップST37でカウン
タ17の累積録音件数をインクリメントした後に、ステ
ップST38で通話切断(回線切断)の状態とする。
【0037】このように本例においては、留守録モード
に設定されている状態で、受信音声信号のレベルが所定
レベル以上でなく、例えば無音信号であるとき、あるい
は受信音声信号がDTMF信号であるときは、音声録再
部10で受信音声信号の記録は行われず、累積録音時間
および累積録音件数は増加しないように制御される。さ
らに、受信音声信号が最初は音声(用件)でその後にD
TMF信号となるときは、録音された最初の音声(用
件)は無効とされて消去され、累積録音時間および累積
録音件数が増加しないように制御される。したがって、
実質的な録音可能件数および録音可能時間の減少を良好
に回避できる。
【0038】次に、図4を参照しながら、この発明の第
2実施例について説明する。本例も簡易型携帯電話機
(PHS)に適用した例である。この図4において、図
1と対応する部分には同一符号を付し、その詳細説明は
省略する。
【0039】図において、マイコン8Aは図1の例のマ
イコン8に対応するものであり、後述するように外線着
信時の制御動作が異なる他は、同様に構成される。音声
録再部10Aは図1の例の音声録再部10に対応するも
のであり、受信音声信号のレベルが所定レベル以上であ
るか否かを判別するレベル判別手段を備えていない他
は、同様に構成される。音声録再部10Aが上述したよ
うに受信音声信号のレベル判別手段を備えていないこと
から、本例ではレベル判別部20が設けられる。レベル
判別部20には音声コーデック部5で復号化されて得ら
れる受信音声信号が供給される。そして、このレベル判
別部20では受信音声信号のレベルが所定レベル以上で
あるか否かが判別され、その判別結果はマイコン8Aに
供給される。本例は以上のように構成され、その他は図
1の例と同様に構成される。
【0040】本例において、外線着信時における留守録
時の動作が一部異なることを除き、その他の動作は図1
の例と同様である。本例において、マイコン8AにTD
MA処理部4より制御データとして呼出データが供給さ
れて外線着信が検出される場合、マイコン8Aは、図5
および図6のフローチャートに沿ってシステムの動作を
制御する。
【0041】まず、ステップST41で、不揮発性メモ
リ19の留守録設定情報を参照して留守録モードに設定
されているか否かを判定する。留守録モードに設定され
ていないときは、ステップST42で呼出音出力部11
を制御して呼出音の出力を開始させ、通常の着信動作に
入る。ステップST41で留守録モードに設定されてい
るときは、ステップST43で呼出音の出力回数をカウ
ントするためのカウンタ18のカウント動作を開始させ
ると共に、ステップST44で呼出音出力部11を制御
して呼出音の出力を開始させる。
【0042】次に、ステップST45で基地局より送ら
れてくる制御データに基づいて発呼側で回線切断があっ
たか否か判定し、ステップST46で通話キー13の押
圧による応答があるか否かを判定し、さらにステップS
T47でカウンタ18のカウント出力を参照して呼出音
の出力回数がN1、例えば5であるか否かを判定する。
ステップST45で発呼側が回線切断したと判定すると
きは、ステップST48で呼出音出力部11からの呼出
音の出力を停止させる。ステップST46で応答がある
と判定するときは、ステップST49で呼出音出力部1
1からの呼出音の出力を停止させた後、ステップST5
0で回線を接続した通話可能状態とする。これにより、
留守録モードに設定されている場合であっても、呼出音
の出力回数がN1となる前に通話キー13を押圧して応
答することで、通話が可能となる。
【0043】ステップST47で呼出音の出力回数がN
1であると判定するときは、受信音声信号を録音するた
めの制御に入る。すなわち、ステップST51で留守録
モードにおける累積録音件数をカウントするカウンタ1
7のカウント出力を参照して、累積録音件数がN2
満、例えば50件未満であるか否かを判定し、ステップ
ST52で留守モードにおける累積録音時間をカウント
するタイマ(タイマA)15のカウント出力を参照し
て、累積録音時間がT1未満、例えば20分未満である
か否かを判定する。なお、上述せずも、カウンタ17お
よびタイマ15は、キー入力部12のキー操作で留守録
モードに設定される際にリセットされる。
【0044】ステップST51で累積録音件数がN2
満でないとき、あるいはステップST52で累積録音時
間がT1未満でないとき、ステップST53で呼出音出
力部11からの呼出音の出力を停止させた後、ステップ
ST54で回線を接続した通話可能状態とする。そし
て、ステップST55で音声録再部10Aの半導体メモ
リの所定アドレスよりメッセージA、すなわち留守録モ
ードに設定されているが、用件は録音できない旨を伝え
るメッセージを読み出して音声コーデック部5に供給し
て発呼側に送信した後、ステップST56で通話切断
(回線切断)の状態とする。
【0045】ステップST51で累積録音件数がN2
満であり、かつステップST52で累積録音時間がT1
未満であるとき、ステップST57で呼出音出力部11
からの呼出音の出力を停止させた後、ステップST58
で回線を接続した通話可能状態とする。そして、ステッ
プST59で音声録再部10Aの半導体メモリの所定ア
ドレスよりメッセージB、すなわち留守録モードに設定
されており、用件を録音する旨を伝えるメッセージを読
み出して音声コーデック部5に供給して発呼側に送信し
た後、ステップST60で録音有効フラグをリセットす
る。すなわち、マイコン10AのRAM(図示せず)の
録音有効フラグのビットデータを“0”にリセットす
る。
【0046】そして、ステップST61で音声録再部1
0Aを制御して録音を開始し、ステップST62で1件
毎に録音開始からの時間をカウントするタイマ(タイマ
B)16のカウント動作を開始させ、ステップST63
でタイマ(タイマA)15のカウント動作を再開させて
録音時間の累積を開始させる。
【0047】次に、ステップST64で受信音声信号が
DTMF信号であるか否かを判定し、ステップST65
でレベル判別部20の判別結果に基づき、受信音声信号
のレベルが所定レベルL1未満であるか否か、つまり受
信音声信号が無音信号であるか否かを判定し、ステップ
ST66でタイマ16のカウント出力を参照して録音開
始後T2、例えば45秒経過したか否かを判定し、ステ
ップST67でタイマ15のカウント出力を参照して累
積録音時間がT1未満であるか否かを判定し、さらにス
テップST68で発呼側で回線切断されたか否かを判定
する。
【0048】ステップST64で受信音声信号がDTM
F信号であると判定するときは、ステップST69で音
声録再部10Aを制御して録音を停止し、それまでの録
音内容を消去すると共に、ステップST70でタイマ1
5を制御して累積録音時間を録音開始前に戻した後に、
ステップST71で文字メッセージの受信状態とする。
これにより、受信音声信号が最初からDTMF信号であ
るときは、音声録再部10Aでその受信音声信号の録音
が回避されると共に、最初に発呼側の音声(用件)が録
音された後に文字メッセージを示すDTMF信号が送ら
れてくる場合にはDTMF信号が送られてくる前に録音
された音声(用件)は無効扱いされて消去される。
【0049】ステップST65で受信音声信号のレベル
がL1未満でないとき、つまり受信音声信号が無音信号
でないときは、ステップST72で録音有効フラグをた
て、すなわちマイコン10AのRAMの録音有効フラグ
のビットデータを“1”として、ステップST66に進
む。ステップST66で録音開始後T2が経過したと判
定するとき、ステップST67で累積録音時間がT1
満でないと判定するとき、あるいはステップST68で
発呼側で回線切断されたと判定するときは、ステップS
T73で録音有効フラグがたっているか否かを判定す
る。
【0050】ステップST73で録音有効フラグがたっ
ていると判定するときは、ステップST74で録音を終
了し、ステップST75でタイマ(タイマA)15を停
止させて累積録音時間の累積を停止させ、ステップST
76でカウンタ17の累積録音件数をインクリメントし
た後に、ステップST77で通話切断(回線切断)の状
態とする。ステップST73で録音有効フラグがたって
いないと判定するときは、ステップST78で音声録再
部10Aを制御して録音を停止し、それまでの録音内容
を消去すると共に、ステップST79でタイマ15を制
御して累積録音時間を録音開始前に戻した後に、ステッ
プST77に進んで通話切断(回線切断)の状態とす
る。これにより、録音される受信音声信号が一度も所定
レベルL1以上とならないときは、録音された受信音声
信号は無効扱いされて消去されることとなる。
【0051】このように本例においては、留守録モード
に設定されている状態で、受信音声信号がDTMF信号
であるときは、音声録再部10Aで受信音声信号の記録
は行われず、累積録音時間および累積録音件数は増加し
ないように制御される。また、受信音声信号のレベルが
所定レベルL1以上でないときは、録音された受信音声
信号は無効とされて消去され、累積録音時間および累積
録音件数が増加しないように制御される。さらに、受信
音声信号が最初は音声(用件)でその後にDTMF信号
となるときは、最初の音声(用件)は無効とされて消去
され、累積録音時間および累積録音件数が増加しないよ
うに制御される。したがって、実質的な録音可能件数お
よび録音可能時間の減少を良好に回避できる。
【0052】なお、上述実施例は、簡易型携帯電話機
(PHS)に適用したものであるが、この発明は留守録
機能を有するその他の電話機に同様に適用できることは
勿論である。
【0053】
【発明の効果】この発明によれば、留守録モードにおい
て録音される受信音声信号が、例えば無音信号やDTM
F信号等で有効なものでないときは、累積録音件数のカ
ウント値が増加しないように制御するため、実質的な録
音可能件数の減少を良好に回避できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る電話機の第1実施例を示す系統
図である。
【図2】第1実施例の外線着信時の動作を示すフローチ
ャート(1/2)である。
【図3】第1実施例の外線着信時の動作を示すフローチ
ャート(2/2)である。
【図4】この発明に係る電話機の第2実施例を示す系統
図である。
【図5】第2実施例の外線着信時の動作を示すフローチ
ャート(1/2)である。
【図6】第2実施例の外線着信時の動作を示すフローチ
ャート(2/2)である。
【符号の説明】
1 アンテナ 2 無線部 3 ディジタル変復調部 4 TDMA処理部 5 音声コーデック部 6 スピーカ 7 マイクロホン 8,8A マイクロコンピュータ 9 DTMF復調部 10,10A 音声録再部 11 呼出音出力部 12 キー入力部 13 通話キー 14 表示部 15,16 タイマ 17,18 カウンタ 19 不揮発性メモリ 20 受信音声信号のレベル判別部 21 変換フォーマット記憶部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信音声信号を録音するための録音手段
    と、上記録音手段で録音される受信音声信号の累積録音
    件数をカウントするカウント手段とを有し、 留守録モードに設定されている場合、上記カウント手段
    でカウントされる上記累積録音件数が所定値に満たない
    ときは上記録音手段で上記受信音声信号が録音される電
    話機において、 上記受信音声信号が有効か否かを判別する有効性判別手
    段と、 上記有効性判別手段で上記受信音声信号が有効でないと
    判別されるとき、上記カウント手段がカウント動作を行
    わないように制御するカウント制御手段とを備えること
    を特徴とする電話機。
  2. 【請求項2】 上記有効性判別手段では、上記受信音声
    信号が無音信号であるとき、上記受信音声信号が有効で
    ないと判別することを特徴とする請求項1に記載の電話
    機。
  3. 【請求項3】 上記有効性判別手段では、上記受信音声
    信号がDTMF信号であるとき、上記受信音声信号が有
    効でないと判別することを特徴とする請求項1に記載の
    電話機。
JP7052861A 1995-03-13 1995-03-13 電話機 Pending JPH08251275A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9666325B2 (en) 2011-03-31 2017-05-30 Tohoku University Copper alloy and method of manufacturing copper alloy

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