JPH0818651A - 電話機 - Google Patents

電話機

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Publication number
JPH0818651A
JPH0818651A JP6173577A JP17357794A JPH0818651A JP H0818651 A JPH0818651 A JP H0818651A JP 6173577 A JP6173577 A JP 6173577A JP 17357794 A JP17357794 A JP 17357794A JP H0818651 A JPH0818651 A JP H0818651A
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JP
Japan
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data
message
pager
circuit
line
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Application number
JP6173577A
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English (en)
Inventor
Bunshi Ichiyama
文士 市山
Junko Hirata
純子 平田
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電話機において、ページャーにメッセージを
送るとき、これを確実にできるようにする。 【構成】 第1のメモリ31から呼び出し番号のデータ
PGRNUMを取り出す。この取り出したデータPGRNUMを形成
回路25に供給してDTMF信号に変換するとともに、
このDTMF信号を回線1に送出して接続相手を呼び出
す。この接続相手が呼び出されて情報の受け付け状態に
なったことを、音声検出回路26の検出出力に基づいて
検出する。この検出出力したがって、第2のメモリ31
から情報のデータMSGDTを取り出す。この取り出したデ
ータMSGDTを形成回路25に供給してDTMF信号に変
換するとともに、このDTMF信号を回線1を通じて接
続相手に送出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば、ページャー
の呼び出し機能を有する電話機に関する。
【0002】
【従来の技術】プッシュホンから表示機能付きのページ
ャーにメッセージを送ることができるが、その場合のキ
ー操作と、キー操作に対する回線側の応答との関係は、
図4に示すとおりである。すなわち、 オフフックする。 ページャーの呼び出し番号にしたがって、ダイヤル
キーを押す。 ページャーとの回線が接続される。 メッセージの入力を指示するアナウスが送られてく
る。 メッセージの入力を受け付ける状態となる。 目的とするメッセージにしたがって、ダイヤルキー
を押す。 オンフックする。 という操作および応答である。
【0003】なお、項のメッセージの入力は、各文
字、あるいは定型の単語や文章に、数字が割り当てられ
ているので、その数字をダイヤルキーから入力すること
により実現するものである。したがって、このメッセー
ジは、プッシュホンから回線に、DTMF信号の状態で
送り出される。
【0004】そして、上記〜項が実行されると、
項に該当するページャーの表示素子には、項により入
力したメッセージが表示される。
【0005】したがって、表示機能を有するページャー
においては、任意のメッセージを受信することができ
る。
【0006】そこで、留守番電話機として、ページャー
の呼び出し機能を有するものがある。すなわち、そのよ
うな留守番電話機においては、これに、表示機能付きの
ページャーの呼び出し番号と、そのページャーに表示さ
せたいメッセージとを、あらかじめ登録しておく。
【0007】すると、電話がかかってきたとき、 1.OGM(着呼時に電話の相手に留守であることを伝え
る応答のメッセージ)を再生して相手に送出する。 2.ICM(電話の相手からの用件のメッセージ)を録音
する。 3.相手が電話を切ったら、あらかじめ登録しておいたペ
ージャーの呼び出し番号をダイヤルする。 → そのページャーが呼び出される。 4.あらかじめ登録しておいたメッセージをDTMF信号
によりページャーに送出する。 → ページャーには、そのメッセージが表示される。 となるものである。
【0008】したがって、ページャーの所有者は、電話
があってICMの残されていることを、外出先で知るこ
とができる。さらに、ページャーの所有者が、留守番電
話機に電話をかけ、リモコン機能によりそのICMを再
生すれば、用件を知ることもできる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記3.項の
ダイヤルを行ってから上記4.項のメッセージの送出まで
の期間は、メーカがあらかじめプログラムしておいた固
定の長さである。
【0010】ところが、上記項のキー操作が終了して
から、上記項の回線接続までの時間T3は、ページャ
ー局や回線の状況によって異なる。また、上記項のア
ナウスの内容や長さや、メッセージの受け付け状態にな
るまでの時間T5もページャー局によって異なる。
【0011】このため、上述したページャーの呼び出し
機能を有する留守番電話機において、上記4.項を実行す
るとき、項の受け付け状態になる前に4.項を実行して
しまったり、逆に項の受け付け状態になっても、項
の時間内に4.項を実行できないことがある。
【0012】すると、その結果、4.項のメッセージが送
出されず、電話があってICMが残されても、これがペ
ージャーの所有者に通知されないことがある。
【0013】さらに、一般の電話機などにおいて、1つ
の短縮ダイヤルに、ページャーの呼び出し番号と、メッ
セージとを登録して使用する場合も、ページャーの呼び
出し番号と、メッセージとの間に設定する期間は、ユー
ザが設定する固定のポーズ期間となるので、やはり、同
じようなトラブルを生じてしまう。
【0014】この発明は、このような問題点を解決しよ
うとするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】このため、この発明にお
いては、各部の参照符号を後述の実施例に対応させる
と、呼び出し番号のデータPGRNUMを記憶する第1のメモ
リ31と、情報のデータMSGDTを記憶する第2のメモリ
31と、接続相手からの音声帯域の信号を検出する音声
検出回路26と、DTMF信号の形成回路25とを設け
る。そして、第1のメモリ31から呼び出し番号のデー
タPGRNUMを取り出し、この取り出したデータPGRNUMを形
成回路25に供給してDTMF信号に変換するととも
に、このDTMF信号を回線1に送出して接続相手を呼
び出し、この接続相手が呼び出されて情報の受け付け状
態になったことを、音声検出回路26の検出出力に基づ
いて検出し、この検出出力したがって、第2のメモリ3
1から情報のデータMSGDTを取り出し、この取り出した
データMSGDTを形成回路25に供給してDTMF信号に
変換するとともに、このDTMF信号を回線1を通じて
接続相手に送出するようにしたものである。
【0016】
【作用】ページャー局がメッセージの受け付け状態にな
るまで、メッセージの送出を待ち、メッセージの受け付
け状態になると、メッセージが送出される。
【0017】
【実施例】図1において、10はこの発明による留守番
電話機の一例を示し、11および12はその送話器およ
び受話器、13および14は留守番電話用の再生装置お
よび録音再生装置である。
【0018】この場合、再生装置13は、OGMを再生
するためのものであり、この例においては、図示はしな
いが、OGMのデジタル音声データの書き込まれたメモ
リと、このメモリの読み出しおよびそのアドレスを制御
する制御回路と、OGMのデジタル音声データをアナロ
グのOGM信号に変換するD/Aコンバータとから構成
されている。また、録音再生装置14は、ICMを録音
および再生するためのものであり、この例においては、
録音再生装置14は、カセットテープを記録・再生媒体
として使用するカセットテープレコーダにより構成され
ている。
【0019】さらに、15は音声信号処理回路を示し、
この処理回路15は、通話やICMやOGMなどの音声
信号を、送話器11、受話器12、再生装置13および
録音再生装置14に対して、選択的にアクセスするため
のものである。
【0020】また、16は4線/2線変換回路などを有
するスピーチネットワーク回路、17は回線インターフ
ェイス回路を示し、これは、フックスイッチに対応する
スイッチ素子、着呼時のリンガ信号の検出回路、DTM
F信号のデコーダ回路などを有する。そして、処理回路
15からの音声信号ラインが、スピーチネットワーク回
路16およびインターフェイス回路17を通じて電話回
線1に接続されている。
【0021】さらに、21は着呼時のリンガ、22はダ
イヤルキー、23は送受器の上げ下げを検出するスイッ
チ(フックスイッチ)、24は各種の操作キー(操作ス
イッチ)である。また、25はDTMF信号を形成する
形成回路、26は音声検出回路、30はマイクロコンピ
ュータである。この場合、検出回路26は、回線音の有
無、周波数などの検出を行い、その検出結果をマイクロ
コンピュータ30に伝達するものである。
【0022】また、マイクロコンピュータ30は、シス
テムコントロール用でもあり、図示はしないが、CP
U、ROM、RAMなどを有するとともに、そのROM
には、各種の処理プログラムの一部として、例えば図2
および図3に示すような通知ルーチン100が書き込ま
れている。
【0023】そして、マイクロコンピュータ30に素子
21〜24および回路25、26が接続されるととも
に、マイクロコンピュータ30から回路13〜15、1
7に制御信号が供給される。
【0024】さらに、このマイクロコンピュータ30
は、検出回路26からの検出出力を時間的に解析し、ペ
ージャー局がメッセージを受信可能かどうかの判別も行
う。すなわち、ページャーを呼び出すと、項のアナウ
スとして、例えば、「番号を押して下さい」などの指示
の言葉があり、続いて、項のメッセージの受け付け状
態になると、メッセージの入力を促す所定の合図音、例
えば、「プ、プ、プ、・・・」という一定の周波数の断
続音、一定の周波数の連続音、無音などの状態になる。
そこで、これらのパターンを判別することにより、項
の状態になったことを判別するものである。
【0025】また、マイクロコンピュータ30は、デー
タ記憶用としてメモリ31を有する。このメモリ31
は、データの書き込みを電気的に行うことのできるRO
Mとされ、あるいは、図示はしないが、電池によりバッ
クアップされたRAMとされ、すなわち、メモリ31は
不揮発性のメモリとされ、電源をオフにしたときでも、
書き込まれたデータを保持できるようにされている。
【0026】そして、このメモリ31には、データPGRN
UM、MSGDT、MDFLG、NTCFLGが記憶されている。この場
合、データPGRNUMは、この留守番電話機10が呼び出す
ページャーの呼び出し番号のデータであり、データMSGD
Tは、そのページャーに表示するメッセージのデータで
ある。
【0027】また、データMDFLGは、着呼時の電話機1
0の動作モードが、在宅モード(通常の着呼のモード)
であるか留守番電話モードであるかを示すモードフラグ
であり、データNTCFLGは、ICMが録音されたとき、こ
のことを、データPGMNUMの示す呼び出し番号のページャ
ーに通知するか通知しないかを示す通知フラグである。
なお、これらフラグMDFLG、NTCFLGは、操作キー24の
うちの対応するキーを押すと、その押すごとに反転する
ものである。
【0028】そして、マイクロコンピュータ30のRO
Mのプログラムにしたがって、それぞれの処理が以下の
ように実行される。
【0029】〈発呼および通話〉電話機10が待機状態
にあるとき、送受器11、12を電話機10から取り上
げると、これによりスイッチ23が例えばオンからオフ
になるとともに、これがマイクロコンピュータ30によ
り検出される。そして、マイクロコンピュータ30によ
り、インターフェイス回路17がオフフック状態とさ
れ、ネットワーク回路16がインターフェイス回路17
を通じて回線1に接続される。
【0030】そこで、ダイヤルキー22から相手の電話
番号を入力すると、そのキー出力がマイクロコンピュー
タ30を通じて形成回路25に供給され、形成回路25
からは相手の電話番号に対応したDTMF信号が出力さ
れ、このDTMF信号が、ネットワーク回路16および
インターフェイス回路17を通じて回線1へと出力され
る。したがって、ダイヤルが行われたことになる。
【0031】そして、相手が電話に出ると、その相手の
音声信号が、回線1→インターフェイス回路17→ネッ
トワーク回路16→処理回路15の信号ラインを通じて
受話器12に供給される。また、送話器11からの音声
信号が、処理回路15→ネットワーク回路16→インタ
ーフェイス回路17の信号ラインを通じて回線1に出力
される。したがって、相手と通話をすることができる。
【0032】〈終話〉通話を終了したので、送受器1
1、12を電話機10に置くと、これによりスイッチ2
3がオフからオンになり、これがマイクロコンピュータ
30により検出され、マイクロコンピュータ30により
インターフェイス回路17はオンフック状態とされ、電
話機10は待機状態に戻る。すなわち、終話したことに
なる。
【0033】〈在宅モード時の着呼〉これは、電話機1
0が在宅モードに設定されている場合である。すなわ
ち、着呼があると、その着呼を告げる回線1からのリン
ガ信号がインターフェイス回路17により検出され、こ
れがマイクロコンピュータ30に通知される。すると、
マイクロコンピュータ30の処理がルーチン100のス
テップ101からスタートし、次にステップ102にお
いて、モードフラグMDFLGをチェックすることにより、
在宅モードであるか留守番電話モードであるかが判別さ
れる。
【0034】そして、今の場合は、留守番電話モードな
ので、処理はステップ102からステップ103に進
み、このステップ103以降において、通常の着呼処理
が行われる。すなわち、マイクロコンピュータ30によ
りリンガ21が制御されてリンガ音が鳴らされる。そし
て、リンガ音が鳴ったので、送受器11、12を電話機
10から取り上げると、これによりスイッチ23がオン
からオフになり、これがマイクロコンピュータ30によ
り検出される。そして、マイクロコンピュータ30によ
りリンガ21が止められるとともに、インターフェイス
回路17はオフフック状態とされる。したがって、以
後、上述のように、電話の相手と通話をすることができ
る。
【0035】〈留守番電話モード時の着呼〉これは、電
話機10が留守番電話モードに設定されている場合であ
る。そして、この場合には、マイクロコンピュータ10
において、ルーチン100が実行され、ICMが録音さ
れると、このICMの録音されたことが、ページャーを
通じてその所有者に通知される。
【0036】すなわち、着呼があると、上述のように、
マイクロコンピュータ30の処理がルーチン100のス
テップ101からスタートし、ステップ102におい
て、モードフラグMDFLGをチェックすることにより、在
宅モードであるか留守番電話モードであるかが判別され
る。
【0037】そして、今の場合は、留守番電話モードな
ので、処理はステップ102からステップ111に進
み、このステップ111において、接続処理が実行さ
れ、すなわち、インターフェイス回路17がオフフック
状態とされて回線1がネットワーク回路16に接続され
るとともに、ネットワーク回路16が処理回路15を通
じて装置13、14に接続される。
【0038】続いて、処理はステップ112に進み、こ
のステップ112において、マイクロコンピュータ30
により再生装置13が制御されて再生モードとされ、再
生装置13からは、留守であることを告げるOGMの音
声信号が再生される。そして、このOGMの音声信号
が、再生装置13→処理回路15→ネットワーク回路1
6→インターフェイス回路17の信号ラインを通じ、回
線1に送り出される。したがって、電話をかけてきた相
手は、留守であることを告げるOGMを聴くことにな
る。
【0039】そして、このOGMの再生が終了すると、
マイクロコンピュータ30の処理はステップ113に進
み、このステップ113において、電話の相手がオンフ
ックしているかどうかが、インターフェイス回路17を
通じてチェックされ、オンフックしているときには、処
理はステップ113からステップ114に進み、このス
テップ114において、インターフェイス回路17がオ
ンフック状態とされるなどの回線1の開放処理が実行さ
れ、その後、ステップ115において、このルーチン1
00を終了し、電話機10は待機状態に戻る。
【0040】しかし、ステップ113において、相手が
オンフックしていないときには、処理は113からステ
ップ121に進み、このステップ121において、録音
再生装置14が制御されて録音モードとされる。
【0041】そこで、電話をかけてきた相手が伝言、す
なわち、ICMを話すと、そのICMの音声信号が、回
線1からインターフェイス回路17→ネットワーク回路
16→処理回路15の信号ラインを通じて録音再生装置
14に供給される。こうして、相手のICMが録音再生
装置14に録音されていく。
【0042】そして、このICMを終了し、電話の相手
がオンフックすると、これがインターフェイス回路17
を通じてマイクロコンピュータ30に通知され、録音再
生装置14は停止モードとされてICMの録音は終了さ
れ、その後、マイクロコンピュータ30の処理はステッ
プ122に進み、このステップ122において、回線1
の開放処理が実行される。
【0043】続いて、ステップ123において、通知フ
ラグNTCFLGがチェックされ、このフラグNTCFLGが通知し
ないにセットされているときには、処理はステップ12
3からステップ115に進み、このルーチン100を終
了して待機状態となる。すなわち、フラグNTCFLGが通知
しないを示しているときには、ICMが録音されても、
何も行われない。
【0044】しかし、ステップ123において、通知フ
ラグNTCFLGが通知するにセットされているときには、処
理はステップ123からステップ131に進み、このス
テップ131において、回線1がステップ122により
開放されてから確実に使用できるようになるまでの時
間、例えば15秒の時間待ちが行われる。
【0045】そして、その後、処理はステップ132に
進み、このステップ132において、インターフェイス
回路17がオフフック状態とされるなどの接続処理が行
われ、ネットワーク回路16および検出回路26がイン
ターフェイス回路17を通じて回線1に接続される。し
たがって、この処理により、図4にも示す項の処理が
行われたことになる。
【0046】次にステップ133において、メモリ31
からページャーの呼び出し番号のデータPGRNUMが読み出
されて形成回路25に供給され、そのデータPGRNUMに対
応したDTMF信号、すなわち、ページャーの呼び出し
番号のデータMF信号が形成され、このDTMF信号
が、ネットワーク回路16およびインターフェイス回路
17を通じて回線1に送り出される。したがって、この
処理により、項の処理が行われたことになり、データ
PGRNUMの示す呼び出し番号のページャーが呼び出される
ことになる。
【0047】続いて、処理はステップ134に進み、こ
のステップ134において、検出回路26の検出出力の
モニタが開始され、次に処理はステップ135に進む。
そして、このステップ135において、検出回路26の
検出出力から、項のメッセージの受け付け状態になっ
たかどうかがチェックされ、受け付け状態になっていな
いときには、処理はステップ135からステップ136
に進み、このステップ136において、処理がステップ
134からステップ135に進んでから、所定の時間が
経過したかどうかがチェックされ、経過していないとき
には、処理はステップ136からステップ135に戻
る。
【0048】こうして、ステップ133により、ページ
ャーの呼び出しを行うと、ページャー局が項のメッセ
ージの受け付け状態になるのを待つ状態となるととも
に、この待機状態がステップ136で決まる所定の期
間、続けられる。
【0049】そして、ステップ135、135が繰り返
されている期間に、ページャー局が項のメッセージの
入力の受け付け状態になると、これがステップ135に
より検出され、処理はステップ135からステップ14
1に進み、このステップ141において、メモリ31か
らメッセージのデータMSGDTが読み出されて形成回路2
5に供給され、そのデータMSGDTに対応したDTMF信
号、すなわち、ページャーに表示するメッセージとなる
DTMF信号が形成され、このDTMF信号が、ネット
ワーク回路16およびインターフェイス回路17を通じ
て回線1に送り出される。したがって、この処理によ
り、項の処理が行われたことになり、ステップ133
で呼び出したページャーには、データMSGDTによるメッ
セージが表示される。
【0050】そして、このメッセージのデータMSGDTの
送出が終了すると、処理はステップ142に進み、この
ステップ142において、インターフェイス回路17が
オンフック状態とされるなどの回線1の開放処理が実行
され、その後、ステップ143において、このルーチン
100を終了し、電話機10は待機状態に戻る。
【0051】こうして、ルーチン100によれば、不在
時に電話があってICMが録音されると、メモリ31に
登録されている呼び出し番号PGRNUMのページャーが呼び
出され、項のメッセージの受け付け状態になると、メ
モリ31に記憶されているメッセージのデータMSGDTが
回線1に送り出されるので、そのメッセージがページャ
ーに表示される。
【0052】なお、ステップ135、136が繰り返さ
れているとき、ステップ136の制限時間が経過したと
きには、ステップ135における項のメッセージの受
け付け状態の検出を失敗したと見なされ、処理はステッ
プ136からステップ141に進み、メッセージのデー
タMSGDTが送出されてルーチン100を終了する。
【0053】〈ICMのリモコン再生〉これは、電話機
10に録音されたICMを外部の電話機からリモコンに
より再生して聴く場合であるが、これは、一般の留守番
電話機のそれと同様である。
【0054】すなわち、上記のように、電話機10にI
CMが録音されると、これがページャーを通じて通知さ
れる。そこで、電話機10に対して電話をかけ、所定の
識別コードをダイヤルキーから入力し、さらに、ICM
の再生を指示するコードをダイヤルキーから入力する。
【0055】すると、録音再生装置14が制御されて再
生モードとされ、ICMが再生され、その再生されたI
CMの音声信号が、処理回路15→ネットワーク回路1
6→インターフェイス回路17の信号ラインを通じ、回
線1に送り出される。したがって、外部の電話機からI
CMを聴くことができる。
【0056】〈その他〉上述において、装置13、14
は共通の装置とすることもでき、そのときの記録媒体
は、メモリやカセットテープ以外にミニディスクなどと
することもできる。さらに、ページャーを呼び出してか
ら所定の期間が経過しても、電話がないときには、再
度、呼び出しを行うようにすることもできる。
【0057】
【発明の効果】上述の電話機10によれば、不在時に電
話があってICMが録音されると、メモリ31に登録さ
れている呼び出し番号PGRNUMのページャーが呼び出され
るが、この場合、特にこの発明によれば、ページャー局
が項のメッセージの受け付け状態になるまで待ち、こ
の受け付け状態になると、メモリ31に記憶されている
メッセージのデータMSGDTを回線1に送り出すようにし
ているので、時間T3、T5がページ局などによって異な
っていても、メッセージを確実に送出することができ
る。
【0058】また、このようにメッセージを確実に送出
することができるので、例えば、電話があってICMが
残されたことを、ページャーの所有者に確実に通知する
ことができる。
【0059】さらに、短縮ダイヤルに、ページャーの呼
び出し番号と、メッセージとを登録して使用する場合
も、確実にページャーを呼び出してメッセージを表示す
ることができる。あるいは、ページャーの呼び出し番号
と、複数のメッセージとをそれぞれ別の短縮ダイヤルに
登録しておけば、必要なときに組み合わせて使用するこ
とができ、その自由度が大きくなる。
【0060】また、FAXサービスなどの情報提供サー
ビスなどを行っている相手を呼び出し、その後、ダイヤ
ルキー操作によりサービス内容を指示するような場合に
も、同様に簡単に利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一例を示す系統図である。
【図2】この発明における処理ルーチンの一例の一部を
示すフローチャートである。
【図3】図2の続きの一例を示すフローチャートであ
る。
【図4】ページャーにメッセージを送る場合の手順およ
びそのときの回線側の応答との関係を示す図である。
【符号の説明】
1 電話回線 10 留守番電話機 11 送話器 12 受話器 13 再生装置 14 録音再生装置 15 信号処理回路 16 スピーチネットワーク回路 17 回線インターフェイス回路 22 ダイヤルキー 25 DTMF信号の形成回路 26 音声検出回路 30 マイクロコンピュータ 31 メモリ 100 通知ルーチン

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】呼び出し番号のデータを記憶する第1のメ
    モリと、 情報のデータを記憶する第2のメモリと、 接続相手からの音声帯域の信号を検出する音声検出回路
    と、 DTMF信号の形成回路とを有し、 上記第1のメモリから上記呼び出し番号のデータを取り
    出し、 この取り出したデータを上記形成回路に供給して上記D
    TMF信号に変換するとともに、このDTMF信号を回
    線に送出して上記接続相手を呼び出し、 この接続相手が呼び出されて上記情報の受け付け状態に
    なったことを、上記音声検出回路の検出出力に基づいて
    検出し、 この検出出力したがって、上記第2のメモリから上記情
    報のデータを取り出し、 この取り出したデータを上記形成回路に供給して上記D
    TMF信号に変換するとともに、このDTMF信号を上
    記回線を通じて上記接続相手に送出するようにした電話
    機。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の電話機において、 上記呼び出し番号のデータが、表示機能付きページャー
    の呼び出し番号のデータとされ、 上記情報のデータが、上記表示機能付きページャーにメ
    ッセージとして表示されるデータとされた電話機。
  3. 【請求項3】 請求項1あるいは請求項2に記載の電話
    機において、 上記第1および第2のメモリが、短縮ダイヤルを登録す
    るメモリとされた電話機。
  4. 【請求項4】 請求項1あるいは請求項2に記載の電話
    機において、 外部からの伝言を録音して再生する録音再生装置を有
    し、 上記外部からの伝言が上記録音再生装置に録音されたと
    き、上記呼び出しおよび上記情報の送出の処理が行われ
    るようにした電話機。
JP6173577A 1994-07-01 1994-07-01 電話機 Pending JPH0818651A (ja)

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JP6173577A JPH0818651A (ja) 1994-07-01 1994-07-01 電話機

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