JPH08320966A - 現金処理システム - Google Patents

現金処理システム

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JPH08320966A
JPH08320966A JP8167179A JP16717996A JPH08320966A JP H08320966 A JPH08320966 A JP H08320966A JP 8167179 A JP8167179 A JP 8167179A JP 16717996 A JP16717996 A JP 16717996A JP H08320966 A JPH08320966 A JP H08320966A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】各自動取引装置の現金をリアルタイムにきめ細
かく管理し、各自動取引装置内の現金も含めた統合的な
資金運用が実現し、資金運用効率の向上、稼働率の向
上、利用者サービスの向上が図れる現金処理システムを
提供する。 【解決手段】複数の自動取引装置3A,3B,3Cと取
引制御装置1A,1Bとを店内LAN2を介して接続
し、取引制御装置1A,1Bにおいて、複数の自動取引
装置3A,3B,3Cそれぞれの取引の内容並びに現金
の収納量を取引処理ごとに記憶しておくことにより、取
引の内容並びに現金の所在と在高をリアルタイムに把握
しておくことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば、銀行な
どの金融機関において、通貨の入出金取引などを自動的
に行なう現金処理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、入出金装置などの自動取引装置
は、銀行の機械化コーナに設置されて、磁気カードある
いは磁気通帳などの取引媒体を用いて、自動的に現金
(紙幣)の引出し(出金)あるいは預入れ(入金)など
の取引を利用者自身の操作で行なえるものであり、銀行
窓口の営業終了後も時間延長して稼働しており、また、
デパート、スーパーマーケットなどの店内に設置する無
人運用などの使い方もあり、今後ますます設置台数が増
えるものと予測される。
【0003】こうした背景において、自動取引装置の運
用資金の効率化は、人員の効率化、合理化とともに銀行
などの金融機関では重要な課題となっている。この課題
の1つである運用資金の効率化を図るため、入金された
紙幣を出金の紙幣にあてる紙幣自動循環式の自動取引装
置が開発され、実用化されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来は、自動取引装置
で入出金用の紙幣を金種別に収納する金庫を管理し、金
庫の在高が満杯状態に近くなったり、空状態に近くなる
と、その状態をランプの点灯などで通知し、係員の対応
を実現していた。さらに、金庫が満杯や空になると、自
動取引装置の機能を自動縮退させ、入金専用や出金専用
として稼働させることにより効果を上げている。
【0005】しかしながら、近年、自動取引装置が広く
普及し、利用者が自動取引装置に行列することも多くな
り、上記のような対応では係員がタイムリに処置でき
ず、金庫が満杯状態や空状態になってしまい、利用者が
目的の取引ができず、運用を中止しなければならないと
いう問題があった。
【0006】さらに、各自動取引装置の金種別金庫の在
高がきめ細かく管理できていなく、各自動取引装置の現
金を含めた効率的な資金運用ができないという問題があ
った。
【0007】そこで、本発明は、各自動取引装置の現金
をリアルタイムにきめ細かく管理し、各自動取引装置内
の現金も含めた統合的な資金運用が実現し、資金運用効
率の向上、稼働率の向上、利用者サービスの向上が図れ
る現金処理システムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の現金処理システ
ムは、現金に関する自動取引を実行するもので、取引さ
れる現金を金種別に収納する複数の金庫をそれぞれ有す
る複数の自動取引装置と、この複数の自動取引装置それ
ぞれを集中制御する取引制御装置と、前記複数の自動取
引装置と前記取引制御装置とを接続して、前記複数の自
動取引装置それぞれの現金の収納量並びに取引内容など
に関する情報を前記取引制御装置に送信する接続手段と
を有し、前記取引制御装置は、前記複数の自動取引装置
をそれぞれの機器番号で管理し、さらに、前記複数の自
動取引装置それぞれの現金の収納量を管理するために、
前記複数の自動取引装置それぞれの金種別金庫に収納さ
れている現金の収納量に関する情報を記憶する第1の記
憶手段と、前記複数の自動取引装置それぞれに対して、
現金の取引により金種別金庫に対する現金の出入りがあ
った場合に、現金取引処理ごとに、現金の出入りがあっ
た自動取引装置の機器番号と当該装置の金種別金庫ごと
の現金の出入り状態とを記憶する第2の記憶手段とを具
備したことを特徴としている。
【0009】また、本発明の現金処理システムは、銀行
内のある支店内に備えられている第1の自動取引装置並
びに支店の外に備えられている第2の自動取引装置を集
中制御する取引制御装置と、前記第1並びに第2の自動
取引装置と前記取引制御装置とを接続して、前記第1並
びに第2の自動取引装置それぞれの現金の収納量並びに
取引内容などに関する情報を前記取引制御装置に送信す
る接続手段とを有し、前記第1並びに第2の自動取引装
置は、それぞれ現金に関する自動取引を実行し、かつ、
取引される現金を金種別に収納する複数の金庫を具備
し、前記取引制御装置は、前記第1並びに第2の自動取
引装置をそれぞれの機器番号で管理し、さらに、前記第
1並びに第2の自動取引装置それぞれの現金の収納量を
管理するために、前記第1並びに第2の自動取引装置そ
れぞれの金種別金庫に収納されている現金の収納量に関
する情報を記憶する第1の記憶手段と、前記第1並びに
第2の自動取引装置それぞれに対して、現金の取引によ
り金種別金庫に対する現金の出入りがあった場合に、現
金取引処理ごとに、現金の出入りがあった自動取引装置
の機器番号と当該装置の金種別金庫ごとの現金の出入り
状態とを記憶する第2の記憶手段とを具備したことを特
徴としている。
【0010】本発明によれば、複数の自動取引装置それ
ぞれのLANなどの接続手段を介して接続されている取
引制御装置において、複数の自動取引装置それぞれの取
引の内容並びに現金の収納量を取引処理ごとに記憶して
おくことにより、取引の内容並びに現金の所在と在高を
リアルタイムに把握しておくことができる。
【0011】したがって、各自動取引装置を統合的に制
御し、各自動取引装置の取引の内容並びに金種別金庫の
在高をリアルタイムに詳細に管理することにより、各自
動取引装置の現金をリアルタイムにきめ細かく管理し、
各自動取引装置内の現金も含めた統合的な資金運用が実
現する。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1は、本発明に係る現金
処理システムの概念図である。すなわち、たとえば、銀
行の支店内には、支店内の自動取引装置類を制御するた
めの複数の取引制御装置1A,1Bが設置されている。
これら取引制御装置1A,1Bは、接続手段としての店
内LAN(ローカル・エリア・ネットワーク)2に接続
されている。店内LAN2には、支店内の自動取引装置
類が接続されている。店内LAN2に接続されている自
動取引装置類には、複数の自動取引装置(入出金装置;
ATM)3A〜3Bや記帳機4、残高照会機5などがあ
る。また、店外に設置された自動取引装置(入出金装
置;ATM)3Cは、店内に設置されたLAN接続アダ
プタ6を介して店内LAN2に接続されている。これら
の自動取引装置類は、店内LAN2を介して取引制御装
置1A,1Bにより集中制御、運用管理される。
【0013】取引制御装置1A,1Bは、電話回線を通
してホストコンピュータや監視センタなどに接続されて
いる。すなわち、取引制御装置1A,1Bには、モデム
7A,7Bが接続され、特定回線によりセンタ側モデム
8A,8Bと接続され、計算機センタ9と接続される。
計算機センタ9には、自動取引装置類を利用する利用者
の各口座ごとの取引情報が記憶されており、取引制御装
置1A,1Bから送信される取引情報に基づき、該当口
座の取引記録の更新を行ない、取引制御装置1A,1B
に更新結果に基づく取引情報を送出する。
【0014】取引制御装置1A,1Bには、もう1つの
外部回線への接続部がある。すなわち、取引制御装置1
A,1Bには、NCU(ネットワーク・コントロール・
ユニット)モデム10A,10Bが接続され、公衆回線
網11に接続される。これにより、取引制御装置1A,
1Bは、公衆回線網11を介して外部に各種の情報を送
信することができる。
【0015】公衆回線網11を介した取引制御装置1
A,1Bからの情報送出先には、監視センタ12があ
る。監視センタ12では、休日などで自動取引装置類が
無人稼働しているとき、取引制御装置1A,1Bからの
情報に基づき自動取引装置類の運用状態を監視する。ま
た、必要に応じて自動取引装置類を遠隔制御することに
より、障害復旧を行なったり、復旧できない障害が発生
したり、自動取引装置類の内部にセットされている媒体
類の補充がが必要だと判断した場合には、巡回中のパト
ロール車13に指示を出し、自動取引装置類の復旧処理
を行なわさせる。
【0016】パトロール車13には、監視センタ12か
ら公衆回線網11を介した無線システムにより指示が出
される。パトロール車13は、常時あらかじめ決められ
た地区を巡回し、その地区に設置された自動取引装置類
のメンテナンスを行なう。パトロール車13を呼出す方
法には、前述の監視センタ12から呼出す方法と取引制
御装置1A,1Bから公衆回線網11を介して直接呼出
す方法とがある。
【0017】取引制御装置1A,1Bから直接呼出す方
法とは、自動取引装置3A〜3Bなどに障害が発生した
とき、その障害内容によっては監視センタ12からの遠
隔制御では障害復旧ができない場合がある。たとえば、
自動取引装置内にセットしてあるジャーナル用紙や現金
などの補充が必要となった場合や、システムエラーなど
が発生し、自動取引装置を直接にマニュアルで操作しな
いと復旧できない障害が発生する。
【0018】これらの障害が発生したことを自動取引装
置から取引制御装置1A,1Bに通知されると、取引制
御装置1A,1Bは、その通知された障害報告から遠隔
制御では障害復旧ができず、即座にパトロール車13を
呼出す必要があると判断する。取引制御装置1A,1B
は、前述のようにして監視センタ12に障害を報告する
とともに、NCUモデム10A,10Bにより公衆回線
網11を介した無線システムを経由して直接パトロール
車13に障害復旧の指示をだす。
【0019】取引制御装置1A,1Bは、発生した障害
の内容に応じてパトロール車13に障害内容を報告す
る。すなわち、取引制御装置1A,1Bは、障害内容に
応じてあらかじめ決められた文字列を送信する。この文
字列は、公衆回線網11の無線システムを介してパトロ
ール車13に通知される。パトロール車13は、この文
字列の通知を受信すると、パトロール車13内に搭載さ
れている表示器に文字列にして表示する。これにより、
パトロール車13は、自動取引装置で発生した緊急障害
の通知を直接に受信することができ、迅速に障害復旧が
できるとともに監視センタ12からパトロール車13に
通知をだす必要がなくなる。
【0020】特に、この機能は、媒体の残量が少なくな
った場合のニアエンド通知のときにも有効である。すな
わち、媒体の残量が少なくなった場合は、その残分で自
動取引装置は取引を正常に続行することができる。しか
し、媒体の残量が少ないために、早目に補充が必要であ
る。そこで、ニアエンド通知がパトロール車13に通知
されると、パトロール車13は、即座に急行する必要は
ないが緊急物件を処理した後や、巡回経路を変更するこ
とにより対応することが可能となり、効率的な運用が可
能となる。
【0021】取引制御装置1A,1Bは、公衆回線網1
1によりサービスセンタ14に接続されている。サービ
スセンタ14は、自動取引装置類が故障し、修理が必要
な場合や故障を予防するために定期的な点検整備を行な
うサービスマンを派遣する。
【0022】サービスセンタ14は、サービスマンを派
遣する前に、公衆回線網を介して各自動取引装置ごとの
障害データを収集する。すなわち、サービスセンタ14
から公衆回線網11を介して取引制御装置1A,1Bに
対し、障害データの報告を指示する。
【0023】取引制御装置1A,1Bには、各自動取引
装置ごとの障害発生状況が、取引データなどの稼働状況
データとともに記録されている。取引制御装置1A,1
Bは、サービスセンタ14からの障害データ報告指示に
基づき、記録されている障害データをサービスセンタ1
4に報告する。
【0024】サービスセンタ14では、この報告された
障害データに基づき、派遣するサービスマンに対し、ど
のようなメンテナンス作業をすべきか、指示を与えると
ともに持参する部品などの払出しが行なわれる。
【0025】取引制御装置1A,1Bが公衆回線網11
によってサービスセンタ14に接続されていることによ
り、サービスセンタ14から派遣されたサービスマン
は、故障修理するためのマニュアルをサービスセンタ1
4から受けることができる。すなわち、サービスセンタ
14には、常時、サービスマンを支援するための技術ス
タッフが駐在しており、複雑な障害でサービスマンの知
識では修理が不可能な場合などに、公衆回線網を介して
修理作業の指示を行なうことができる。
【0026】すなわち、サービスセンタ14の技術スタ
ッフは、必要に応じて支店に派遣したサービスマンに対
し修理マニュアルを送る。この修理マニュアルは、サー
ビスセンタ14から取引制御装置1A,1Bに送出され
ると、さらに自動取引装置に出力される。自動取引装置
では、内蔵した印字装置により修理マニュアルを印字
し、サービスマンに対し出力する。
【0027】ところが、修理マニュアルを出力する印字
装置が故障している場合には、マニュアルを出力するこ
とができない。このようなときには、取引制御装置1
A,1Bの印字装置に出力される。
【0028】すなわち、取引制御装置1A,1Bは、サ
ービスセンタ14からの修理マニュアルを受信すると、
自動取引装置から報告されている障害内容に基づき、自
動取引装置の印字装置に出力可能か判断する。もし、障
害内容が印字装置に影響しない内容(たとえば紙幣のジ
ャムなど)の場合には、自動取引装置に対し修理マニュ
アルを送出し、出力を指令する。
【0029】また、印字装置が故障して修理マニュアル
の出力が不可能と判断した場合には、取引制御装置1
A,1B自身の印字装置に出力する。しかし、このと
き、サービスマンは、自動取引装置の修理を行なってい
るため、修理マニュアルが出力されたことがわからな
い。そこで、取引制御装置1A,1Bは、自動取引装置
の顧客操作案内装置などの表示部に修理マニュアルが取
引制御装置1A,1Bに出力されていることを表示し、
サービスマンに通知する。このとき、自動取引装置は内
蔵したブザーを鳴動させ、サービスマンに対し表示部を
参照するように誘導する。
【0030】ここで、店内LAN2に接続される自動取
引装置類について説明する。図2は、自動取引装置類の
うち自動取引装置3A〜3Bの外観図である。本体21
の接客面側には、ほぼL字状の顧客操作部103が形成
されていて、その垂直面部には通帳挿入口22、カード
挿入口23、および、伝票発行口24が、また、水平面
部には入出金口25、複数の操作釦26を有したCRT
表示部(案内表示部)27、および、テンキーなどのキ
ーボード28が設けられている。
【0031】図3は、自動取引装置3A〜3Bの概略構
成を示すブロック図である。自動取引装置3A〜3B
は、店内LAN2に接続されるが、自動取引装置3A〜
3Bの内部では、LANアダプタ101があり、店内L
AN2との接続部となっている。LANアダプタ101
は、店内LAN2を介して取引制御装置1A,1Bと各
種データの授受を行なう。LANアダプタ101は、自
動取引装置3A〜3Bに内蔵する各処理部の情報をもと
に、それらの情報を一時蓄積し、取引制御装置1A,1
Bとのデータ送受信のため、データ編集機能を持つとと
もに、店内LAN2におけるデータ送受信手順(プロト
コル)の制御機能を持っている。
【0032】さらに、自動取引装置3A〜3Bの内部に
は、取引処理を行なうための処理部を内蔵している。内
蔵している処理部には、係員操作部102、顧客操作部
103、カード処理部104、明細票処理部105、通
帳処理部106、紙幣処理部107、硬貨処理部108
などがある。
【0033】係員操作部102は、銀行員や保守員な
ど、自動取引装置3A〜3Bを管理する係員のための操
作、表示機能を持っている。すなわち、紙幣や硬貨を自
動取引装置3A〜3Bにセットするときや、自動取引装
置3A〜3Bが故障し、復旧、修理などが必要なとき、
係員などに対して必要な情報を表示し、操作を誘導す
る。さらに、係員が必要な操作をするとき、自動取引装
置3A〜3Bに対して操作の内容を指定したり、操作に
必要な情報のキー入力など、入力機能を持っている。
【0034】顧客操作部103は、前述したように、自
動取引装置3A〜3Bを利用する利用者(顧客)に対す
る操作案内や、入力を行なう部分であり、自動取引装置
3A〜3Bの操作面の各種の表示(取扱表示、取扱種
目)や、CRTとタッチパネルによる操作案内や、操作
入力などを行なう。
【0035】カード処理部104は、カード挿入口23
に挿入された利用者が持参する磁気カードを受入れ、そ
の磁気情報を読取る。この読取った磁気情報は、LAN
アダプタ101、店内LAN2を介して取引制御装置1
A,1Bに送出される。さらに、磁気カードのエンボス
部などの磁気カード表面の光学情報を光学的に読取る機
能も持っている。この読取った光学情報は、取引制御装
置1A,1Bに送出され、磁気カードの使用記録として
電子的に記録される。(詳細については後述する)ま
た、カード処理部104では、振込取引における振込先
を指定入力するための振込カードの発行、受入れも行な
われる。明細票処理部105は、通帳を持参しない利用
者に対し、取引記録を印字した取引明細票を発行する。
この取引明細票に印字する印字情報は、取引制御装置1
A,1Bで編集され、店内LAN2、LANアダプタ1
01を介して明細票処理部105に送出されてくる。
【0036】通帳処理部106は、通帳挿入口22に挿
入された利用者が持参する通帳を受入れ、取引記録など
を印字して返却する。この取引記録は、取引制御装置1
A,1Bにより、計算機センタ9に記録されている該当
の口座情報の問合わせを行ない、通帳印字情報を受信す
る。
【0037】また、通帳処理部106は、通帳の表紙に
貼付してある磁気ストライプに記録されている磁気情報
の読取り、書込みも行なう。これにより、磁気カードを
持参しない利用者でも通帳だけあれば各種の取引が可能
である。
【0038】さらに、通帳処理部106は、印字する通
帳のページがいっぱいとなり、印字行がなくなったとき
には自動的にページをめくる改ページ機構や、通帳の最
終ページまで使用してしまった場合には、新しい通帳を
自動的に発行する通帳発行機能なども持っている。
【0039】紙幣処理部107は、利用者が預金や振込
みのために持参した紙幣を計数し、受入れる入金機能
と、利用者に対し支払いや釣銭として紙幣を払出す出金
機能がある。
【0040】また、紙幣処理部107には、係員が紙幣
を装填したり補充するとき、計数しながら受入れる装填
機能や、自動取引装置3A〜3B内部の現金の実在枚数
をチェックするための精査機能がある。この装填機能と
精査機能により、自動取引装置3A〜3Bの内部の現金
管理を確実に行なうことができる。これらの現金のセッ
ト状況は、LANアダプタ101、店内LAN2を介し
て取引制御装置1A,1Bに送出される。これらの現金
情報は、取引制御装置1A,1Bに記録され、自動取引
装置類を相互に効率よく運用するとともに、効率的な現
金運用を算出し、係員に対しタイムリな現金補充や抜取
りを指示する。
【0041】硬貨処理部108は、硬貨について紙幣処
理部107と同様に入金/出金機能や、装填/精査機能
を持ち、硬貨に関する現金管理を行なう。このような構
成において、たとえば、自動取引装置3Aを利用した利
用者による取引の実行について説明する。一例として、
磁気カードによる支払取引を説明する。まず、取引制御
装置1Aは、店内LAN2を介して自動取引装置3Aの
各処理部に対し取引実行が可能か問合わせをだす。自動
取引装置3Aの各処理部は、その装置の各部について異
常がなく、取引に必要な内蔵する明細票や現金などが充
分にセットされていることを自動的にチェックし、異常
がなければ取引制御装置1Aに対し「取引可能」の回答
を返す。
【0042】さらに、取引制御装置1Aは、特定回線に
より接続された計算機センタ9に対し、取扱開始の許可
を申請する。計算機センタ9から「取引許可」が指令さ
れると、取引制御装置1Aは、自動取引装置3Aが「取
引可能」状態であれば、自動取引装置3Aによる取扱い
を開始する。
【0043】すなわち、自動取引装置3Aの顧客操作部
103に対し取扱中表示を指令するとともに、顧客操作
部103のCRT表示部に対し「いらっしゃいませ、取
引のボタンを押して下さい。……」を表示する。さら
に、カード処理部104、通帳処理部106に対しカー
ドや通帳の受入れ許可を指令する。これにより、利用者
は、自動取引装置3Aが取引取扱い可能であり、希望に
応じて預金、支払、振込などの取引を開始することが可
能となる。
【0044】以上、同様にして自動取引装置3B、記帳
機4、残高照会機5などの自動取引装置類を取扱状態と
する。次に、取引制御装置1A,1Bについて詳細に説
明する。図4は、取引制御装置1A,1Bの外観図であ
る。取引制御装置1A,1Bには、プラズマディスプレ
イによる表示部201があり、各自動取引装置類の稼働
状況などが表示されている。また、表示部201の下側
には、汎用キー202が配置されており、係員による通
常の業務における操作や表示部201の表示内容の切換
えなどは、この汎用キー202により入力が可能となっ
ている。
【0045】すなわち、表示部201の画面の下部に
は、汎用キー202の各キーごとの位置に対応して各キ
ーの機能が表示されている。この表示にしたがって対応
するキーを押下することにより、所定の機能の選択や入
力が可能である。汎用キー202の各キーごとの機能は
必要に応じて切換えることが可能であり、切換えに対応
して表示部201の画面の下部の表示も切換えられる。
【0046】キーボード203は、通常は操作する必要
がない。通常は、もし押下されても論理的無効とされ
る。しかし、特別な場合、この取引制御装置1A,1B
に記憶されている各種の条件を書換えたり、自動取引装
置類に対して特別な指令をだす場合などに、このキーボ
ード203を有効とし、このキーボード203から入力
することができる。
【0047】単票印字部204は、係員が単票をセット
し、必要な印字情報を印字するものである。この単票に
は、係員の汎用キー202による操作により、各自動取
引装置類の稼働状況や現金や媒体などの残量情報が印字
される。
【0048】カード読取部205は、係員の持参する磁
気カードを手で挿入してスライドすることにより、磁気
カードに記録されている磁気情報を読取る。この場合、
その磁気カードには担当者カード、管理者カード、保守
員カードなどがあり、それぞれの磁気カードにより、表
示部201に表示される内容や操作可能なメニューなど
が切換えられる。すなわち、磁気カードに記録されてい
る磁気情報のうち、カード番号はそのカード分類ごとに
あらかじめ登録されている。そこで、取引制御装置1
A,1Bは、読取ったカード番号を解読することによ
り、カード分類を認識することができ、内蔵するプログ
ラムをそのカード分類に応じて切換える。
【0049】カード読取部205で読取った磁気カード
は、カード保持部206に保管される。磁気カードが、
このカード保持部206に保管されている間は、そのカ
ード読取部205で読取った磁気情報を有効とし、操作
することが可能である。取引制御装置1A,1Bのプロ
グラムの入れ換えや記憶されているデータの吸い上げの
ため、フロッピィディスク部207が組み込まれてい
る。
【0050】図5は、取引制御装置1A,1Bの概略構
成を示すブロック図である。主制御部200は全体的な
制御を司る。主制御部200には、、前述した表示部2
01、汎用キー202、キーボード203、単票印字部
204、カード読取部205、カード保持部206、フ
ロッピィディスク部207が接続されるとともに、主制
御部200のプログラムを記憶するプログラム記憶部2
08、プログラムを実行する上で必要なデータを記憶す
る記憶手段としてのデータ記憶部209が接続されてい
る。
【0051】また、主制御部200には、不気発性メモ
リとしてハードディスク装置210が接続されており、
プログラム記憶部208に書込まれるプログラムやデー
タ記憶部209に記憶されているデータのうち、必要な
データが書込まれる。さらに、ハードディスク装置21
0には、各自動取引装置類で実行される取引の取引記録
が書込まれる。
【0052】また、主制御部200には、モデム7Aを
介して計算機センタ9と特定回線により接続するための
モデムインタフェース部211、NCUモデム10Aを
介して監視センタ12やパトロール車13やサービスセ
ンタ14と公衆回線11により接続するためのモデムイ
ンタフェース部212がある。これらモデムインタフェ
ース部211,212は、主制御部200の指示に基づ
き、主制御部200から送出されるデータを、モデム7
AやNCUモデム10Aに対し所定の手順にしたがって
出力制御したり、モデム7A、NCUモデム10Aを介
して計算機センタ9、監視センタ12、パトロール車1
3、サービスセンタ14から送られてくる各種のデータ
を受信し、主制御部200に出力する機能がある。
【0053】また、主制御部200には、店内LAN2
に接続するためのLANインタフェース部213が接続
されており、店内LAN2に接続された自動取引装置類
とのデータの送受信を行なう。
【0054】さらに、主制御部200には、外部印字部
インタフェース部214が接続されており、別途設置さ
れている印字装置に対し、内蔵する単票印字部204で
は印字できない大量の印字データを出力することができ
るようになっている。
【0055】次に、紙幣処理部107について図6を参
照して説明する。筐体600の前側(図中左側)上部に
は、前記入出金口25に対向するように紙幣取込・送出
機構601が設けられているとともに、筐体600内の
後側(図中右側)には、下から順次、各種金庫、すなわ
ち、出金支払不可とされた万円券、千円券を収納するリ
ジェクト庫602、入金損券および入金された五千円券
を収納する五千・損券庫603、出金用千円券および損
券以外の入金千円券を収納する千円庫604、出金用万
円券および損券以外の入金万円券を収納する万円庫60
5、装填および回収紙幣を収納する装填庫606、取忘
れ紙幣を収納する回収庫607が配置されている。
【0056】また、筐体600内には、紙幣Pを鑑査す
る鑑査部608、および、一時集積部609が設けられ
ているとともに、紙幣搬送路610が形成されていて、
紙幣Pを各部に搬送し得るようになっている。紙幣搬送
路610の分岐部には、図示しないロータリソレノイド
を駆動源とする振分ゲート611a〜611gが配設さ
れているとともに、途中には各所に紙幣通過検知器(図
示しない)が配設されている。
【0057】紙幣搬送路610は次のように形成されて
いる。すなわち、入出金口25に対応して設けられた紙
幣取込・送出機構601を起端部とする取込搬送路61
0aが形成され、この取込搬送路610aは、中途部に
鑑査部608が配置された中央搬送路610bに連通し
た状態になっている。中央搬送路610bは、各紙幣収
納部603,604,605,606の配設方向に沿う
区分搬送路610cに連通した状態になっている。
【0058】区分搬送路610cには、リジェクト庫6
02、各紙幣収納部603,604,605,606、
および、回収庫607に紙幣Pを収納するための収納用
搬送路610d,610e,610f,610g,61
0h,610iが分岐されている。また、区分搬送路6
10cには、各紙幣収納部603,604,605,6
06にそれぞれ設けられた取出し機構612を介して取
出された紙幣Pを搬送する取出し搬送路610j,61
0k,610l,610mが合流する状態となってい
る。
【0059】中央搬送路610bの起端には、連絡搬送
路610nを介して区分搬送路610cの終端に連通し
ているとともに、中途部には一時集積部609に紙幣P
を搬送するための分岐搬送路610qが分岐されてい
る。さらに、一時集積部609の紙幣Pを取込・送出機
構601に搬送する送出搬送路610pが設けられてい
る。
【0060】このような構成において、入金時の紙幣P
の流れを説明する。まず、入出金口25に一括して挿入
された紙幣Pは、入出金口25に対向して設けられた紙
幣取込・送出機構601により順次1枚ずつ取込まれ、
取込搬送路610aを介して中央搬送路610bに送り
込まれ、その中途部に配置された鑑査部608で額面、
真偽などが判別される。この結果、正券の場合には、中
央搬送路610bをそのまま搬送されて区分搬送路61
0c内に送り込まれ、区分搬送路610cに配設された
振分ゲート611c,611d,611eが選択的に動
作して収納用搬送路610e,610f,610gに選
択的に振分けられる。そして、五千円券および出金紙幣
として利用できない傷みのひどい損券を五千・損券庫6
03に、千円券を千円庫604に、万円券を万円庫60
5にそれぞれ収納する。
【0061】一方、偽券と判定された場合には、振分ゲ
ート611aによって分岐搬送路610q側に振分けら
れ、この分岐搬送路610qを介して一時集積部609
に集積される。このとき、集積される紙幣Pは羽根車6
13によって一括取出しが良好に行なえるよう整然と集
積される。
【0062】そして、入出金口25に紙幣Pが無くなっ
たことが紙幣有無検出器614により検知されると、一
時集積された偽券が送出用搬送路610pを介して入出
金口25に向けて搬送される。このとき、この紙幣Pは
紙幣取込・送出機構601の働きで紙幣Pの端部が入出
金口25から突出する状態で保持され、利用者が容易か
つ一括して引抜くことができるように構成されている。
【0063】次に、出金時の紙幣Pの流れを説明する。
利用者による支払金種指定、すなわち、万円券、千円券
の指定により、各金種別に金庫、すなわち、万円庫60
5、千円庫604から取出し機構612を介して順次1
枚ずつ取出され、取出し搬送路610k,610lを介
して区分搬送路610cに送り込まれる。そして、この
区分搬送路610cを直進して連絡搬送路610nを介
して中央搬送路610bに送り込まれ、鑑査部608で
スキューしているか2枚取りかなどをチェックし、「支
払可」か「支払不可」かが判定される。
【0064】そして、「支払可」と判定された紙幣P
は、振分ゲート611aを介して分岐搬送路610g側
に振分けられ、一時集積部609に集積され、全ての紙
幣Pの取出しが終了したのち一括して入出金口25に払
出される。
【0065】一方、鑑査部608で「支払不可」と判定
されたスキュー、2枚取りなどの紙幣Pは、振分ゲート
611aで振分けられることなく、中央搬送路610b
を直進して区分搬送路610cに送り込まれる。そし
て、振分ゲート611bによって最下段の収納用搬送路
610dに振分けられ、リジェクト庫602に収納され
るように構成されている。
【0066】また、入金時および出金時とも入出金口2
5の紙幣Pを取り忘れた場合には、取込搬送路610
a、中央搬送路610b、区分搬送路610c、およ
び、最上段の収納用搬送路610iを経て回収庫607
に搬送されて収納されるように構成されている。
【0067】次に、取引制御装置1A,1Bによる自動
取引装置3A,3B,3Cの現金運用管理について、さ
らに詳細に説明する。取引制御装置1A,1Bのデータ
記憶部209には、図7に示すように、自動取引装置
(ATM)3A,3B,3Cごとに金庫別の在高枚数と
最大収納枚数をテーブルで記憶している。これらの情報
はバッテリでバックアップされていて、取引制御装置1
A,1Bの電源を遮断しても情報は保持される。
【0068】そして、自動取引装置3A,3B,3Cの
利用者取引や係員処理により、各金庫への現金の出入り
が有ったとき、現金情報は図8に示すように、ATM機
器番号と各金庫別の出入区分と枚数がセットされ、自動
取引装置3A,3B,3Cから店内LAN2を経由して
取引制御装置1A,1Bに送信されてくる。ここで、上
記出入区分には、金庫からの取出しを示す“出”、金庫
への収納を示す“入”、および金庫の在高枚数を示す
“在”がセットされる。
【0069】次に、自動取引装置3A,3B,3Cの各
操作による現金情報について説明する。まず、係員によ
る装填処理を図13に示すフローチャートにしたがい説
明する。係員操作部102より係員処理要求を行ない、
係員処理選択により装填処理を指定する。係員操作部1
02のガイドにしたがい、紙幣処理部107の装填庫6
06に万円券および千円券をセットし、開始指示をす
る。これにより、装填庫606から紙幣を順次取出し、
鑑査・計数し、万円券の正券は万円庫605に収納し、
千円券の正券は千円庫604に収納し、万円券および千
円券の損券および五千円券はリジェクト庫602に収納
する。
【0070】この装填処理の終了時、現金情報411
(図8参照)は、万円庫605、千円庫604、リジェ
クト庫602の出入区分に“入”、枚数にはそれぞれの
収納枚数がセットされ、自動取引装置3A,3B,3C
から店内LAN2を経由して取引制御装置1A,1Bに
送信される。
【0071】なお、近年、自動取引装置の稼働時間の延
長や休日稼働も広く定着してきており、これに対応する
ため、本実施例では、装填庫606を装填および精査回
収用として用いるだけでなく、万円庫605の予備金庫
として活用し、より長時間稼働できるように工夫してい
る。この場合、係員があらかじめ万円券を装填庫606
にセットしておき、万円庫605がニアエンドとなった
ときに、装填庫606から万円庫605に自動補充し、
万円庫605がニアフルとなったときに、万円庫605
から装填庫606に自動回収するように対応している。
【0072】この場合の係員による予備装填処理を図1
3に示すフローチャートにしたがい説明する。係員操作
部102より係員処理要求を行ない、係員処理選択によ
り予備装填処理を指定する。係員操作部102のガイド
にしたがい、紙幣処理部107の装填庫606に予備装
填の万円券をセットし、セット区分選択ガイドにしたが
い在高または追加を指定する。在高指定の場合は装填庫
606の在高枚数を指定し、追加指定の場合は装填庫6
06に追加した枚数を指定する。
【0073】係員の指定後、現金情報は、在高指定のと
きは図8の符号412に示すように、装填庫606の出
入区分に“在”、枚数に在高枚数がセットされ、追加指
定のときは図8の符号413に示すように、装填庫60
6の出入区分に“入”、枚数に追加枚数がセットされ、
前記同様に取引制御装置1A,1Bに送信される。
【0074】次に、自動補充/回収処理について図18
に示すフローチャートにしたがい説明する。取引制御装
置1A,1Bでは、自動取引装置3A,3B,3Cの利
用者取引処理終了後、または、係員処理終了後、データ
記憶部209に記憶されている図7の自動取引装置別金
庫別在高枚数と最大収納枚数テーブルの中の万円庫在高
枚数情報311(図7参照)を用いて順次、各自動取引
装置のニアエンド、ニアフルをチェックする。
【0075】ニアエンドが検出された場合、当該自動取
引装置の装填庫在高枚数情報312(図7参照)をチェ
ックし、収納があれば、あらかじめ決められている自動
補充枚数と装填庫在高枚数312とを比較し、小さい方
の値を補充枚数とし、図9に示す自動補充指示情報にA
TM機器番号、自動補充指示区分、および、決定した自
動補充枚数をそれぞれセットし、店内LAN2を経由し
て当該自動取引装置に送信する。
【0076】該当自動取引装置では、図9の自動補充指
示情報を受信すると、紙幣処理部107の装填庫606
から順次紙幣を取出し、指示された自動補充枚数まで万
円庫605への補充を行なう。これが終了すると、現金
情報414(図8参照)は、装填庫606の出入区分に
“出”、枚数には取出し枚数がセットされ、万円庫60
5の出入区分に“入”、枚数には収納枚数がセットさ
れ、前記同様に取引制御装置1A,1Bに送信される。
【0077】ニアフルが検出された場合、当該自動取引
装置の装填庫606の最大収納枚数情報313(図7参
照)から在高枚数情報312(図7参照)を差し引くこ
とにより、収納可能枚数を求め、収納可能か否かをチェ
ックし、可能ならば、あらかじめ決められている自動回
収枚数と算出した収納可能枚数とを比較し、小さい方の
値を回収枚数とし、図10に示す自動回収指示情報にA
TM機器番号、自動回収指示区分、および、決定した自
動回収枚数をそれぞれセットし、店内LAN2を経由し
て当該自動取引装置に送信する。
【0078】該当自動取引装置では、図10の自動回収
指示情報を受信すると、紙幣処理部107の万円庫60
5から順次紙幣を取出し、指示された自動回収枚数まで
装填庫606への回収を行なう。これが終了すると、現
金情報415(図8参照)は、装填庫606の出入区分
に“入”、枚数には回収枚数がセットされ、万円庫60
5の出入区分に“出”、枚数には取出し枚数がセットさ
れ、前記同様に取引制御装置1A,1Bに送信される。
【0079】次に、係員による手動補充処理を第14図
に示すフローチャートにしたがい説明する。係員操作部
102にある係員鍵により係員処理要求を行ない、顧客
操作部103の係員処理選択画面により手動補充処理を
指定する。顧客操作部103のガイドにしたがい、紙幣
処理部107の入出金口25に補充紙幣をセットし、入
出金口25の扉を閉じることにより紙幣を取込み、鑑査
・計数を行ない、計数金額を顧客操作部103に表示
し、金額を確認する。
【0080】確認キーが押下されたら、紙幣を各金庫に
収納する。このとき、現金情報416(図8参照)は、
万円庫605、千円庫604の出入区分に“入”、枚数
にはそれぞれの正券の収納枚数がセットされる。また、
このとき万円券、千円券の損券および五千円券は五千・
損券庫603に収納され、五千・損券庫603の出入区
分に“入”、枚数には収納枚数がセットされ、前記同様
に取引制御装置1A,1Bに送信される。
【0081】このときの確認において、取消キーを押下
したときは、入出金口25に紙幣を返却し、これを取出
せば現金情報の送信も無く処理を終了するが、残留紙幣
があれば、これを回収庫607に回収する。このとき、
現金情報417(図8参照)は、回収庫607の出入区
分に“入”、枚数に回収枚数がセットされ、前記同様に
取引制御装置1A,1Bに送信される。
【0082】次に、係員による手動回収処理を第15図
に示すフローチャートにしたがい説明する。係員操作部
102にある係員鍵により係員処理要求を行ない、顧客
操作部103の係員処理選択画面により手動回収処理を
指定する。顧客操作部103のガイドにしたがい、回収
金額を入力する。入力された回収金額を顧客操作部10
3に表示し、金額を確認する。確認が押下されたら、回
収金額を紙幣処理部107の万円庫605および千円庫
604から取出し、リジェクト券はリジェクト庫602
へ、計数された万円券および千円券は入出金口25にセ
ットされる。このとき、顧客操作部103に紙幣取出し
ガイドを表示するとともに、入出金口25の扉を開き、
現金の取出しを待つ。
【0083】そして、入出金口25の扉が閉まるかタイ
ムアウトになったら、入出金口25の残留紙幣を確認す
る。残留があれば、これを回収庫607に収納する。こ
のとき、現金情報418(図8参照)は、万円庫605
および千円庫604の出入区分に“出”、枚数にはそれ
ぞれの取出し枚数がセットされ、リジェクト庫602の
出入区分に“入”、枚数にはリジェクト回数がセットさ
れ、残留紙幣の回収があれば、回収庫607の出入区分
に“入”、枚数に回収枚数がセットされ、前記同様に取
引制御装置1A,1Bに送信される。
【0084】次に、係員による精査回収処理を図16お
よび図17に示すフローチャートにしたがい説明する。
係員操作部102より係員処理要求を行ない、係員処理
選択により精査回収処理を指定する。これにより、装填
庫606が空か否かをチェックし、空でなければ係員操
作部102に装填庫606の紙幣抜取りのガイドを表示
する。これにしたがい、装填庫606を抜取り、その装
填庫606の紙幣を取出し、空の装填庫606をセット
する。
【0085】このとき、装填庫606が空ならば、万円
庫605、千円庫604、五千・損券庫603の順に順
次紙幣を取出し、監査・計数し、装填庫606へ回収す
る。そして、装填庫606が満杯か否かをチェックし、
満杯ならば係員操作部102に装填庫606の紙幣抜取
りのガイドを表示する。これにしたがい、上記同様に装
填庫606の紙幣を取出し、再セットする。
【0086】各金庫の取出しが完了したら、再度、装填
庫606の紙幣抜取りを上記同様に行ない、次にリジェ
クト庫602に紙幣があれば、同様なガイドを係員操作
部102に表示し、紙幣を取出し、再セットさせる。最
後に、回収庫607も同様に処理し、カード処理部10
4のプリンタによって精査情報を印字する。このとき、
現金情報419(図8参照)は、各金庫とも空になった
ので、出入区分に“在”、枚数に「0」がセットされ、
同様に取引制御装置1A,1Bに送信される。
【0087】なお、利用者の入金処理では、前記現金情
報416と同様な情報がセットされ、出金処理では、前
記現金情報418と同様な情報がセットされ、取引制御
装置1A,1Bに送信される。
【0088】次に、取引制御装置1A,1Bでの自動取
引装置3A,3B,3Cからの現金情報の処理について
図19に示すフローチャートにしたがい説明する。取引
制御装置1A,1Bでは、図8の現金情報を受信する
と、データ記憶部209に記憶している図7の自動取引
装置別金庫別のテーブルの該当するATM機器番号の各
金庫の在高枚数を、受信した現金情報の各金庫の出入区
分と枚数により更新する。このとき、出入区分が“出”
のときは減算し、“入”のときは加算し、“在”のとき
は置き換え、これにより各金庫の在高を把握する。
【0089】そして、当該自動取引装置の各金庫の在高
枚数と、各金庫ごとにあらかじめ決められている危険領
域(たとえば、「100」未満または「1700」以
上)や、注意領域(たとえば、「100〜300」また
は「1500〜1700」)と比較し、危険状態や注意
状態を判断し、これ以外を安全状態と判断する。なお、
この場合、装填庫606を万円券予備金庫として活用し
ていて、装填庫606と万円庫605の状態が異なると
きは、両金庫とも安全状態と判断する。
【0090】また、判断する金庫が多くあり、それぞれ
の状態が異なる場合、その対応を明確にし、最終的な自
動取引装置の状態判断とする必要がある。たとえば、状
態の優先順位は、危険、注意、安全の順とし、同じ状態
での金庫の優先順位は万円庫、千円庫、五千・損券庫、
回収庫、リジェクト庫、装填庫の順にし、上位の状態を
自動取引装置の状態とする。
【0091】この自動取引装置の状態により、図11に
示す顧客誘導指示情報にATM機器番号、顧客誘導文言
番号(図12参照)、および、各金庫の状態と在高枚数
をセットし、自動取引装置に送信する。次に、取引制御
装置1A,1Bの表示部201に自動取引装置3A,3
B,3Cの稼働状況を表示する。このとき、危険状態は
反転点滅、注意状態は反転、安全状態は通常表示とし、
さらに、各金庫の在高枚数をグラフで表示する。
【0092】これにより、各自動取引装置の稼働状況が
画面を一見するだけで判断でき、手許資金と合わせ、各
自動取引装置の在高も含めて統合的管理が可能となり、
効率的な資金運用を容易に実現できる。
【0093】また、図11の顧客誘導指示情報を送信さ
れた自動取引装置では、これを受信すると、係員操作部
102にある顧客誘導パネル(図示しない)に顧客誘導
文言番号より顧客誘導文言(図12参照)を表示し、さ
らに、ロビー係員向けに各金庫状態と在高枚数を(必要
により記号化して)表示する。
【0094】このパネル案内により、利用者に自動取引
装置の機能縮退を予告でき、利用者が突然の自動縮退で
目的のサービスを受けられないということを回避でき、
利用者へのサービスが大いに向上するとともに自動取引
装置の自動縮退を回避でき、稼働率を向上させることが
できる。
【0095】また、当パネルのロビー係員向けの各金庫
状態と在高枚数の表示により、ロビー係員は、前記手動
回収処理および手動補充処理の実施により、容易に自動
取引装置相互の資金を融通し、各自動取引装置を効率的
に運用することが可能となる。
【0096】なお、前記実施の形態では、紙幣について
だけ説明したが、硬貨についても同様に処理ができる。
また、他の計数機能を持たない発行媒体についてもセッ
ト枚数を手入力し、発行枚数をソフト的にカウントでき
るものについては、同様に処理ができる。
【0097】
【発明の効果】以上詳述したように本発明の現金処理シ
ステムによれば、複数の自動取引装置それぞれのLAN
などの接続手段を介して接続されている取引制御装置に
おいて、複数の自動取引装置それぞれの取引の内容並び
に現金の収納量を取引処理ごとに記憶しておくことによ
り、取引の内容並びに現金の所在と在高をリアルタイム
に把握しておくことができる。
【0098】したがって、各自動取引装置を統合的に制
御し、各自動取引装置の取引の内容並びに金種別金庫の
在高をリアルタイムに詳細に管理することにより、各自
動取引装置の現金をリアルタイムにきめ細かく管理し、
各自動取引装置内の現金も含めた統合的な資金運用が実
現する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る現金処理システムの
概略構成を示す概念図。
【図2】自動取引装置の外観斜視図。
【図3】自動取引装置の概略的構成を示すブロック図。
【図4】取引制御装置の外観斜視図。
【図5】取引制御装置の概略的構成を示すブロック図。
【図6】自動取引装置に組込まれた紙幣処理部の概略的
構成図。
【図7】取引制御装置に記憶されている自動取引装置ご
との金庫別の在高枚数と最大収納枚数のテーブルを示す
図。
【図8】自動取引装置から取引制御装置へ送られる現金
情報の内容と各取引における例を示す図。
【図9】取引制御装置から自動取引装置へ送られる自動
補充指示情報の内容を示す図。
【図10】取引制御装置から自動取引装置へ送られる自
動回収指示情報の内容を示す図。
【図11】取引制御装置から自動取引装置へ送られる顧
客誘導指示情報の内容を示す図。
【図12】顧客誘導文言番号と各金庫の状態の関連と顧
客誘導文言の例を示す図。
【図13】自動取引装置の係員による装填処理を説明す
るためのフローチャート。
【図14】自動取引装置の係員による手動補充処理を説
明するためのフローチャート。
【図15】自動取引装置の係員による手動回収処理を説
明するためのフローチャート。
【図16】自動取引装置の係員による精査回収処理を説
明するためのフローチャート。
【図17】自動取引装置の係員による精査回収処理を説
明するためのフローチャート。
【図18】取引制御装置から自動取引装置への自動補充
/回収処理を説明するためのフローチャート。
【図19】取引制御装置で自動取引装置からの現金情報
により自動取引装置ごとの在高枚数テーブルの更新と顧
客誘導指示情報を自動取引装置へ送る処理を説明するた
めのフローチャート。
【符号の説明】
1A,1B……取引制御装置、2……店内LAN(接続
手段)、3A,3B,3C……自動取引装置、7A,7
B,8A,8B……モデム、9……計算機センタ、10
A,10B……NCUモデム、11……公衆回線網、2
00……主制御部、201……表示部、209……デー
タ記憶部(記憶手段)、211,212……モデムイン
タフェース部、213……LANインタフェース部、6
02〜607……金庫。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現金に関する自動取引を実行するもの
    で、取引される現金を金種別に収納する複数の金庫をそ
    れぞれ有する複数の自動取引装置と、 この複数の自動取引装置それぞれを集中制御する取引制
    御装置と、 前記複数の自動取引装置と前記取引制御装置とを接続し
    て、前記複数の自動取引装置それぞれの現金の収納量並
    びに取引内容などに関する情報を前記取引制御装置に送
    信する接続手段とを有し、 前記取引制御装置は、前記複数の自動取引装置をそれぞ
    れの機器番号で管理し、さらに、前記複数の自動取引装
    置それぞれの現金の収納量を管理するために、前記複数
    の自動取引装置それぞれの金種別金庫に収納されている
    現金の収納量に関する情報を記憶する第1の記憶手段
    と、前記複数の自動取引装置それぞれに対して、現金の
    取引により金種別金庫に対する現金の出入りがあった場
    合に、現金取引処理ごとに、現金の出入りがあった自動
    取引装置の機器番号と当該装置の金種別金庫ごとの現金
    の出入り状態とを記憶する第2の記憶手段とを具備した
    ことを特徴とする現金処理システム。
  2. 【請求項2】 銀行内のある支店内に備えられている第
    1の自動取引装置並びに支店の外に備えられている第2
    の自動取引装置を集中制御する取引制御装置と、 前記第1並びに第2の自動取引装置と前記取引制御装置
    とを接続して、前記第1並びに第2の自動取引装置それ
    ぞれの現金の収納量並びに取引内容などに関する情報を
    前記取引制御装置に送信する接続手段とを有し、 前記第1並びに第2の自動取引装置は、それぞれ現金に
    関する自動取引を実行し、かつ、取引される現金を金種
    別に収納する複数の金庫を具備し、 前記取引制御装置は、前記第1並びに第2の自動取引装
    置をそれぞれの機器番号で管理し、さらに、前記第1並
    びに第2の自動取引装置それぞれの現金の収納量を管理
    するために、前記第1並びに第2の自動取引装置それぞ
    れの金種別金庫に収納されている現金の収納量に関する
    情報を記憶する第1の記憶手段と、前記第1並びに第2
    の自動取引装置それぞれに対して、現金の取引により金
    種別金庫に対する現金の出入りがあった場合に、現金取
    引処理ごとに、現金の出入りがあった自動取引装置の機
    器番号と当該装置の金種別金庫ごとの現金の出入り状態
    とを記憶する第2の記憶手段とを具備したことを特徴と
    する現金処理システム。
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