JPH0237462A - 自動取引装置の監視装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、金融機関等に設置される自動取引装置の監視
を行ない、この自動取引装置の動作状況を示す情報を選
別して、上位監視装置に通知する自動取引装置の一次監
視装置に関する。

（従来の技術）　。

銀行等の金融機関などにおいては、顧客への対応の効率
化を図るため、自動取引装置を用いて入出金処理等を行
なっている。この自動取引装置により、窓口で係員が対
応しなくても顧客は、現金の預は入れや引出しを行なう
ことができる。

さて、この自動取引装置は、ホストコンピュータにより
集中管理され、各種の情報処理を行なっている。また、
この情報処理のシステムとは別に、自動取引装置に障害
が発生した場合に直ちに係員が対応できるように監視シ
ステムが組まれている。

この監視システムは、複数の自動取引装置を一括し、そ
れらの動作状態の変化を直接監視する監視装置と、複数
の監視装置を一括し、間接的に自動取引装置の動作状態
を監視する上位監視装置とから構成されている。

第２図に、従来の自動取引装置の監視システムの構成図
を示す。

図において、ホストコンピュータ１には、伝送回線２を
介して複数の自動取引装置３が接続されている。自動取
引装置３は、構内回線４を介して監視装置５に接続され
ている。また、自動取引装置３が監視装置５の設置され
た支店以外の遠隔地に設置されている場合には、両者は
構内回線６と、モデム７と、専用回線８と、モデム９及
び構内回線１ｏを介して接続されている。

また、各監視装置５は、伝送回線１１を介して、網制御
装置１２に接続されている。網制御装置１２は、加入者
回線１３、公衆網１４、加入者回線１５、網制御装置１
６、伝送回線１７を介して上位監視装置２０に接続され
ている。

以上の構成の監視システムにおいて、自動取引装置３は
、伝送回線２を通じてホストコンピュータ１の制御を受
け、各種の取引処置を行なう。

一方、各自動取引装置３は、監視装置５によりその動作
状態の監視がなされる。

この監視装置５は、自動取引装置３から送られる動作状
態を示す状態情報を用いてその障害発生または解除の判
断を行ない、さらに取引取扱の制限、制限解除等を指示
する機能や、自動取引装置３の運用状況を上位監視装置
２０に通知する機能を備えている。また、自動取引装置
３の取引取扱の制限、制限解除等を、上位監視装置２０
の指示により設定する機能も備えている。

さて、以上の監視システムにおいて、監視装置５の設置
された支店の営業時間中は、係員が監視装置５を操作し
、自動取引装置３の運用状態及び障害発生または解除の
監視を行なっている。障害発生時には、係員が速やかに
適切な処置を施す。

これに対し、支店の営業時間外は、上位監視装置２０に
より、監視装置５を介して遠隔操作により自動取引装置
３の障害発生または解除の監視を行なっている。

即ち、自動取引装置３の監視を省力化するため、多数の
自動取引装置３及び監視装置５を一括して集中的にその
監視を行なう。

第３図に、従来の監視装置３の操作パネルの構成図を示
す。

図において、操作パネル３０は、大きく分けて操作部３
０ａと表示部３０ｂとから構成されている。操作部３０
ａには、自動取引装置３（第２図）への指示を行なう各
種のスイッチが設けられている。また、表示部３０ｂに
は、自動取引装置３の動作状態を示す状態情報を表示す
る各種ランプ類が設けられている。

さて、自動取引装置の動作状態を示す状態情報は、この
表示部３０ｂにより認識することができる。即ち、自動
取引装置３に障害が発生または解除した場合には、表示
部３０ｂの状態・確認部３１の各種ランプ及びエラ一番
号表示部３２により認識することができる。

第４図及び第５図に、自動取引装置３から監視装置５に
通知される状態情報のタイミングチャートを示す。

第４図は、自動取引装置３゛から監視装置５に向けて、
状態情報を一方的に通知する場合のタイミングチャート
である。これは、自動取引装置３が所定の取引処理を行
なった場合、その都度行なわれる処理である。

図のように、自動取引装置３は、その取引処理を行なう
場合、所定の項目から構成される状態情報Ａを出力する
。監視装置５では、この状態情報Ａに基づいて、第３図
に示した操作パネル３０の各種ランプ類の点灯を行なう
。

第５図は、監視装置５からの要求に応じて、自動取引装
置３が状態情報Ａを通知する場合のタイミングチャート
である。これは、一定時間毎に、監視装置５が自動取引
装置３の状態を把握するために行なわれる処理である。

図のように監視装置５は、自動取引装置３に向けて通知
要求信号Ｑを出力する。自動取引装置３では、この通知
要求信号Ｑに応答して、状態情報Ａを監視装置５に向け
て通知する。監視装置５では、この状態情報Ａに基づい
て、第３図に示した操作パネル３０の各種ランプ類の表
示を行なう。

また、先に説明したように、支店の営業時間外には、自
動取引装置３及び監視装置５は、上位監視装置２０（第
２図）により監視され、この上位監視装置２０の係員に
より管理されることになる。このため、支店の営業時間
中に監視装置５が受けていた自動取引装置３からの状態
情報の通知は、そのまま上位監視装置２０に転送される
ことになる。そして、上位監視装置２０により自動取引
装置３の障害を認識すると、係員は通知された状態情報
に基づいて、自動取引装置３の内部又は近傍に設置され
た電話等を用いて、顧客に対し障害状況の問診、確認を
行なう。また、上位監視装置２０により、係員は自動取
引装置３への障害後日指示を送出する。

（発明が解決しようとする課題） さて、第２図に示したような監視システムにおいて、上
位装置２０が多数の監視装置５を介して自動取引装置３
の監視をする場合について考える。

上位監視装置２０で自動取引装置３の監視をする場合は
、先に説明したように、監視装置５の設置された支店の
営業時間外の時である。このため、自動取引装置３の監
視を監視装置５により行なっていた場合には、その動作
状態の監視には取引処理の監視も含まれていた。しかし
、上位監視装置２０では、自動取引装置３の取引処理の
監視は、通常行なわない。上位監視装置２０は、自動取
引装置３の障害発生及び解除の監視を主たる目的とする
装置であるからである。上位監視装置２ｏは、自動取引
装置３の障害の状況を示す情報や口座番号、取引金額、
されに取引金種等の情報のみを必要とする。これらの情
報は、自動取引装置３の内部又は近傍に設置された電話
等を用いて、上位監視装置２０側の係員と自動取引装置
３側の顧客との間で障害状況の問診及び確認を行なう場
合に必要な情報である。

しかし、従来の監視装置５は、自動取引装置３からその
動作状態を示す状態情報の通知を受けると、そのまま上
位監視装置２０に通知していた。

このため、自動取引装置３に障害が発生した場合はもち
ろん、正常に動作している場合にも上位監視装置２０へ
と状態情報が通知されることになる。これにより、監視
装置５と上位監視装置２０との間に、上位監視装置２ｏ
の必要とする情報以外の通知を行なう不要通信が発生し
ていた。１台の上位監視装置２０に設けられた入力回線
数には限りがある。このため、上位監視装置２０に接続
することのできる監視装置５の台数は、この監視装置５
と上位監視装置２ｏとの間の通信量（トランザクション
）によって決まる。よって、上位監視装置２０に接続す
る監視装置５の台数を、不必要な通信を含めて決定して
いた。このため、上位監視装置２０の監視効率が非常に
悪かった。また、監視装置５と上位監視装置２０の間の
不必要な通信に対しても回線使用料金が課金されるため
、その経済効率も悪かった。

本発明は以上の点に着目してなされたもので、監視装置
から上位監視装置への情報の通知を、自動取引装置に障
害が発生したとき及び解除したときに上位監視装置の必
要とする項目を選択して行なう自動取引装置の監視装置
を提供することを目的とするものである。

（課題を解決す−るための手段） 本発明の自動取引装置の監視装置は、自動取引装置の監
視を行ない、この自動取引装置の動作状態を上位監視装
置に通知する自動取引装置の監視装置において、前記自
動取引装置種々の動作状態を示す状態情報を一時記憶す
る情報記憶部と、前記状態情報の中から、前記上位装置
の必要とする監視情報を選別する情報選別部と、前記自
動取引装置から入力する新状態情報の中から選別した監
視情報と、前記情報記憶部にそれ以前に記憶されていた
旧状態情報の中から選別した監視情報とを比較する比較
部と、この比較の結果が不一致の場合に、前記自動取引
装置の障害の発生及び解除と判断し、前記新状態情報の
中から選別した前記監視情報を前記上位監視装置に通知
する判定部とを有するものである。

（作用） 以上の装置は、自動取引装置から状態情報の通知を受け
た場合、情報記憶部に一時記憶させる。

そして、自動取引装置から再び新たな新状態情報の通知
を受けた場合、この新状態情報と、以前に情報記憶部に
記憶された旧状態情報とから、上位監視装置の必要とす
る監視情報を情報選別部で選別する。この情報選別部で
選別された２種の監視情報を比較部で比較する。この比
較の結果、不一致の場合には、判定部により、自動取引
装置の障害の発生及び解除と判断して新状態情報の中か
ら選別した監視情報を上位監視装置に通知する。これに
より、監視装置から上位監視装置への通知は、自動取引
装置に障害が発生した場合及び障害が解除した場合のみ
にすることができる。

（実施例） 第１図に、本発明に係る監視装置の主要部のブロック図
を示す。

図は、監視装置２１の要部を抜出したものである。

第１図に示した監視装置２１は、第２図に示した監視シ
ステムの監視装置５゛に該当するものである。

第１図において、監視装置２１は、プロセッサ２２に接
続された、情報記憶部２３と、状態表示部２４と、通信
制御部２５と、情報選別部２６と、比較部２７とかう構
成されている。情報選別部２６には選別テーブル２６ａ
が設けられ、比較部２７には判定部２７ａが設けられて
いる。

この監視装置２１には、通信回線４０を介して自動取引
装置３が接続され、通信回線４１を介して上位監視装置
２０が接続されている。

プロセッサ２２は、監視装置２１全体の制御を行なう回
路である。情報記憶部２３は、通信回線４０を介して通
知された自動取引装置３からの状態情報を、−時格納す
るＲＡＭ　（ランダム・アクセス・メモリ）である。状
態表示部２４は、第３図に示した操作パネル３０と同様
の構造で、自動取引装置３に各種の指示を行なったり、
自動取引装置３から通知された状態情報の表示を行なう
ものである。通信制御部２５は、自動取引装置３及び上
位監視装置２０との通信を制御する回路である。

状態選別部２６は、自動取引装置３から新たに通知され
た状態情報と、以前に情報記憶部２３に格納された状態
情報から、所定の情報のみを取出す回路である。

ここで、自動取引装置３から新たに通知された状態情報
を新状態情報と呼び、情報記憶部２３に格納された状態
情報を旧状態情報と呼ぶことにする。

選別テーブル２６ａは、状態情報の各項目に対応して、
上位監視装置２０が必要としている項目か否かを示して
いる。情報選別部２６は、この選別テーブル２６ａによ
り上位監視装置２０の必要とする情報を認識する。比較
部２７は、新状態情報から選別された監視情報と、旧状
態情報から選別された監視情報とを比較する回路である
。判定部２７ａは、比較部２７による比較の結果が不一
致の場合、自動取引装置３に障害が発生したまたは、解
除したと判断し、新状態情報から選別した監視情報を上
位監視装置２０に通知する回路である。

第６図に、本発明に係る情報記憶部２３のメモリ構成図
を示す。

情報記憶部２３に格納される情報は、大きく分けて操作
誘導項目２．３ａ、処理項目２３ｂ、状態・制御項目２
３ｃ、障害詳細情報項目２３ｄの４項目から構成されて
いる。

操作誘導項目２３ａは、取引成立ａ１、取引不成立ａ２
、取引成立不明８３等を示す項目の情報から構成されて
いる。処理項目２３ｂは、支払ｂ１、照会ｂ２、入金ｂ
３等を示す項目の情報から構成されている。状態・制御
項目２３ｃは、万円孔エンドｃ１、千円札エンド０２等
を示す項目の情報から構成されている。障害詳細情報２
３ｄは、口座番号ｄ１、取引金額ｄ２、取引金種ｄ３等
を示す項目の情報から構成されている。

第７図に、情報選別部２６に設置された、選別テーブル
の構成図を示す。

第７図に示した選別テーブル２６ａは、第６図に示した
情報記憶部２３の各項目、即ち状態情報の各項目に対応
して、複数項目に分割されている。このテーブルの各項
目は、１ビット表示され、上位監視装置２０は、この項
目の値が“°Ｏ”の場合は、対応する状態情報の項目を
必要としていない。よって、テーブルの項目の値が“°
１”の場合は、対応する状態情報の項目を必要としてい
ることを示している。

即ち、第７図に示した選別テーブル２６ａによると、第
６図に示した万円孔エンドＣ１、千円札エンドＣ２、Ｖ
項目ｃｖ、さらに口座番号ｄ１、取引金額ｄ２、取引金
種ｄ３等が、上位監視装置２０の必要とする情報だとい
うことを示している。

ここで、第８図を用いて、第１図に示した監視装置２１
の動作を説明する。

ここでは、情報記憶部２３には、既に自動取引装置３か
ら通知された状態情報、即ち旧状態情報が格納されてい
るものとする。

まず、監視装置２１は、自動取引装置３からの新たな状
態情報、即ち新状態情報の通知を受信する（ステップＳ
Ｌ）。次に監視装置２１は、この新状態情報に基づいて
、状態表示部２４に設けられた各種ランプ類の点灯を行
なう（ステップＳ２）。そして、情報選別部２６は、選
別テーブル２６ａに基づいて、新状態情報及び旧状態情
報からそれぞれ監視情報を選別しくステップＳ３）　　
ステップＳ４゛に移る。ステップＳ４では、比較部２７
において、新状態情報と旧状態情報に基づいた２種の監
視情報の比較を行なう。この監視情報の比較は、第５図
に示した各項目の内、状態制御項目２３ｃの上位監視装
置２０の必要とする項目、この場合、万円孔エンドＣ１
、千円札エンドｃ２、■項目ＣＶについて行なわれる。

ステップＳ４の比較の結果、一致の場合には、ステップ
Ｓ９に移る。また、比較の結果、不一致の場合には、ス
テップＳ５に移る。ステップＳ５では、判定部２７ａに
より自動取引装置３に障害が発生した又は解除したと判
断し、ステップＳ６に移る。ステップＳ６では、通信制
御部２５を介して上位監視装置２０への発呼処理を行な
う。そしてプロセッサ２２は、新状態情報から選別され
た監視情報を上位監視装置２０に送信する（ステップＳ
７）。ステップＳ７の送信が終了すると、監視装置２１
と上位監視装置２ｏとの間の通信回線４１を切断しくス
テップＳ８）、新状態情報を情報記憶部２３に記憶させ
る（ステップＳ９）。そして再びステップＳ１に戻り、
自動取引装置３からの新状態情報の通知を待つ。

以上のように、自動取引装置３が正常な場合及び異常な
場合の状態情報を情報記憶部２３に格納し、新たに自動
取引装置から通知される新状態情報の通知を受けた場合
、既に情報記憶部２３に格納された状態情報（旧状態情
報）と比較することにより、容易に自動取引装置３の変
化を把握でき、その障害発生及び解除を認識することが
できる。この障害発生及び解除の判断がなされた場合に
、新状態情報から選別した監視情報を上位装置２０に送
る。

本発明の自動取引装置の監視装置は、以上の実施例に限
定されない。

実施例においては、情報記憶部２３に、以前に通知され
た状態情報（旧状態情報）を格納しておいたが、予め所
定の値を格納して′おき、この値を新状態情報と比較す
るように構成しても差し支えない。さらに、情報記憶部
２３に格納する情報は状態情報としたが、格納する前に
情報選別部２６による選別を行ない、この結果得られた
監視情報を格納するように構成してもよい。この場合、
比較部２７は、情報選別部２６に格納された監視情報と
、新たに通知された親監視情報から選別された監視情報
を比較することになる。

また、状態選別部２６の選別テーブル２６ａの値は、以
下のいずれかの方法で設定されても良い。

■監視装置２１自身で固定情報として設定記憶されてい
る。

■監視装置２１の操作部より設定記憶情報の入力あるい
は変更を行う。

■自動取引装置３からの電文により、選別テーブル２６
ａの値の設定を行う。

■上位監視装置２ｏからの監視装置２１への電文により
選別テーブル２６ａの値の設定をする。

（発明の効果） 以上の構成の本発明の自動取引装置の監視装置は、自動
取引装置の障害が発生したとき又は解除したときに、上
位監視装置の必要とする監視情報のみを選別して通知す
るため、不要通信を防止することができる。このため、
不要通信によるトランザクションを考慮する必要が無く
なるので、１台の上位監視装置２０で監視する監視装置
２１及び自動取引装置３を増やすことが出来、その監視
効率が向上する。また、不要通信による回線使用が無く
なるので、その経済効率も向上する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る監視装置の主要部のブロック図、
第２図は従来の自動取引装置の監視システムの構成図、
第３図は従来の監視装置の操作パネルの構成図、第４図
及び第５図は自動取引装置から監視装置に送られる状態
情報のタイミングチャート、第６図は本発明に係る情報
記憶部のメモリ構成図、第７図は情報選別部に設置され
た選別テーブルの構成図、第８図は本発明の監視装置の
動作を示すフローチャートである。 ３・・・自動取引装置、２２０・・・上位監視装置、２
１・・・監視装置、２２・・・プロセッサ、２３・・・
情報記憶部、２４・・・状態表示部、２５・・・通信制
御部、２６・・・情報選別部、２６ａ・・・選別テーブ
ル、２７・・・比較部、２７ａ・・・判定部。 特許出願人　沖電気工業株式会社 本発明に係る監視装置の主夢部のブロック図第１図 従来の自動取引装置の監視システムの塙成田第２図 ＾ 第４図 第５図 情報選別部のメモリ構成図 第６図 選別チーグルの構成図 第７図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 自動取引装置の監視を行ない、この自動取引装置の動作
   状態を上位監視装置に通知する自動取引装置の監視装置
   において、 前記自動取引装置種々の動作状態を示す状態情報を一時
   記憶する情報記憶部と、 前記状態情報の中から、前記上位装置の必要とする監視
   情報を選別する情報選別部と、 前記自動取引装置から入力する新状態情報の中から選別
   した監視情報と、前記情報記憶部にそれ以前に記憶され
   ていた旧状態情報の中から選別した監視情報とを比較す
   る比較部と、 この比較の結果が不一致の場合に、前記自動取引装置の
   障害の発生及び解除と判断し、前記新状態情報の中から
   選別した前記監視情報を前記上位監視装置に通知する判
   定部とを有することを特徴とする自動取引装置の監視装
   置。