JPH03219389A - 現金自動取引装置監視システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、現金自動取引装置監視システムに関し、特に
、金融機関に設置される現金自動取引装置が中央処理装
置を介して接続されたオンライン自動取引システムにお
いて、現金自動取引装置の稼働状況及び障害発生内容等
を遠隔地において詳細に把握できる現金自動取引装置監
視システムに関するものである。

〔従来の技術〕

近年、金融機関の週休二日制の実施に伴い、現金自動取
引装置の無人化稼働が、省力化、顧客サービスといった
面からも広範囲に実施されている。

このため、現金自動取引装置の稼働状況及び障害発生内
容等を遠隔地において把握できる現金自動取引装置監視
システムが実用化されている。

従来の現金自動取引装置監視システムは、中央処理装置
を介すことなく、現金自動取引装置で発生した制御情報
のみを公衆回線により直接、遠隔地にある監視制御端末
へ送り、監視制御端末で表示するものとなっている。

〔発明か解決しようとする課題〕

従って、上述した従来の現金自動取引装置監視システム
には、次のような問題がある。

■従来の現金自動取引装置監視システムは、中央処理装
置とは独立しているので、現金自動取引装置に障害が発
生した時、顧客の取引が中央処理装置において成立した
か否かを判断することかできない。これを判断するため
には、監視員が別オペレーションで口座元帳ファイルの
内容を照会する等しなければならない。そのため、監視
員に現金自動取引に関する専門的な知識が要求される。

■公衆回線を使用しているため、同時に複数の現金自動
取引装置に障害か発生した場合には、その障害内容を把
握するまでには長時間を要し、その対応が遅れてしまう
。このため、顧客サービスの低下につながる。

■現金自動取引装置の稼働状況を把握するためには、常
時、監視制御端末を稼働させなければならず、従来の現
金自動取引装置監視システムを運用するには監視員を確
保する必要がある。

〔課題を解決するための手段〕

本発明による現金自動取引装置監視システムは、現金の
支払い、預金、記帳、残高照会等を行う現金自動取引装
置の稼働状況の監視を遠隔地より行う現金自動取引装置
監視システムにおいて、前記現金自動取引装置からの制
御情報の受信及び制御電文の応答を行う情報受信制御部
と、前記現金目動取引装置での取引の成立、不成立を判
定する取引成立判定部と、前記現金自動取引装置からの
制御情報に詳細な情報を付加して、個別事象管理ファイ
ル及び監視制御端末管理ファイルに蓄積すると共に、監
視制御端末に送信する情報加工累積送信部とを有するこ
とを特徴とする。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例について図面を参照して説明する
。

第１図を参照すると、本発明の一実施例による現金自動
取引装置監視システム１は、現金の支払い、預金、記帳
、残高照会等を行う現金自動支払装置（以下、ＡＴＭと
略称する。）２の稼働状況を遠隔地で監視するシステム
である。ＡＴＭ２は、現金自動支払装置、現金自動預金
装置、現金自動支払預金装置等である。

現金自動取引装置監視システム１は、外部記憶装置４と
監視制御端末５とに接続されている。

外部記憶装置４は、個別事象管理ファイル４１、監視制
御端末管理ファイル４２、及び口座元帳ファイル４３を
有する。

現金自動取引装置監視システム１は、取引制御部１１、
情報受信制御部１２、制御情報送信部１３、取引成立判
定部１４、情報加工累積送信部１５、及び情報検索部１
６を有する。

取引制御部１１は、ＡＴＭ２からの支払い、預金といっ
た取引に対し、口座元帳ファイル４３を参照、更新し、
結果をＡＴＭ２に送信する。さらに、取引制御部１１は
、口座元帳ファイル４３を更新し、成立した取引につい
ては、その取引情報を情報受信制御部１２に通知する。

口座元帳ファイル４３には、金融機関コード、口座番号
、暗証番号、残高、取引明細等が格納される。

情報受信制御部１２は、ＡＴＭ２からの制御情報（開局
要求通知、開局完了通知、障害通知、モード変更通知、
開局完了通知）を受信し、それらに対する応答を行い、
障害通知のみ取引成立判定部１４へ通知し、他の制御情
報、取引情報については、情報加工累積送信部１５へ通
知する。

取引成立判定部１４は、障害通知中の取引内容と個別事
象管理ファイル４１中の該当するＡＴＭの最終取引内容
の各取引通番、金融機関コード、口座番号、取引コード
、取引金額、暗証番号を比較する。取引成立判定部１４
は、これらが等しい場合に、障害発生時の取引が取引制
御部１１において成立したものと判断する。異なる場合
は、取引不成立とみなし、取引成立判定部１４は、その
情報を付加して情報加工累積送信部１５へ通知する。

情報加工累積送信部１５は、情報受信制御部１２からの
取引情報については、個別事象管理ツーアイル４１に最
終取引内容として書込む。又、制御情報については、情
報加工累積送信部１５は、ＡＴＭ別に個別事象管理ファ
イル４１に時系列に累積する。さらに、情報加工累積送
信部１５は、その情報を監視制御端末５への送信電文型
式で監視制御端末管理ファイル４２に時系列に累積し、
かつ、監視制御端末５が稼働中の場合には、その情報を
監視制御端末５へ送信する。

尚、未送信、送信済情報のいずれについても、監視制御
端末５の稼働状況により、後がら監視制御端末５へ送信
する事が可能な様に、監視制御端末５と現金自動取引装
置監視システム１との間で共通な事象通番をもつ。

情報検索部１６は、監視制御端末５からの最終取引内容
照会、ＡＴＭの稼働状況照会等により、個別事象管理フ
ァイル４１及び監視制御端末管理ファイル４２を参照し
、その結果を監視制御端末５へ送信する。

制御情報送信部１３は、監視制御端末５がらのＡＴＭ２
に対する制御指示電文（リモートリセット、開局指示、
取引制限指示）を、ＡＴＭの機種に適したフォーマット
に変換して送信する。

個別事象管理ファイル４１には、ＡＴＭのＩＤ名、金融
機関コード、ＡＴＭ機種コード、開局時間、閉局時間、
稼働状況、運用モード区分、最終取引情報（発生時間、
取引通番、金融機関コード、口座番号、取引コード、取
引金額、暗証番号）、各発生事象ごとに、発生時間、事
象内容、エラーコード、制御指示コード等が格納される
。

監視制御端末管理ファイル４２には、監視制御端末の稼
働区分、事象通番、各発生事象の送信／電文型式情報等
が格納される。

次に、第２図から第７図を用いて、本実施例の動作につ
いて説明する。

まず、第２図を参照して、ＡＴＭ２の開局処理における
動作について説明する。

ＡＴＭ２からの開局要求通知を受信する（ステップ２０
１）と、情報受信制御部１２は、本日が休日であるか営
業日かの判断を行う（ステップ２０２）。休日の場合、
情報受信制御部１２は預金中止区分を立て（ステップ２
０３）、開局指示電文をＡＴＭ２に対し応答する（ステ
ップ２０４）。

その後、ＡＴＭ２からの開局完了通知を受信する（ステ
ップ２０５）と、ＡＴＭ２が正常稼働に入ったとみなし
、情報加工累積送信部１５は、個別事象管理ファイル４
１の開局情報を更新しくステップ２０６）、監視制御端
末管理ファイル４２に開局通知を登録（ステップ２０７
）後、監視制御端末５へ開局通知を送信する（ステップ
２０８）。

最後に、情報受信制御部１２はＡＴＭ２に対しダミー電
文を送信する（ステップ２０９）。

第３図を参照して、ＡＴＭ２からの取引処理における動
作について説明する。

ＡＴＭ２からの取引情報を受信する（ステップ３０１）
と、取引制御部１１は、支払い、預金等の取引の種類に
より、口座元帳ファイル４３を更新しくステップ３０２
）、結果をＡＴＭ２に送信する（ステップ３０３）。さ
らに、取引制御部１１は口座元帳ファイル４３を更新し
、取引が成立した（ステップ３０４の成立）ものについ
ては、その取引情報を情報受信制御部１２に通知し、情
報加工累積送信部１５において個別事象管理ファイル４
１の最終取引情報として更新する（ステップ３０５）。

第４図を参照して、ＡＴＭ２からの障害通知処理におけ
る動作について説明する。

ＡＴＭ２からの障害通知を受信する（ステップ４０１）
と、取引成立判定部１４は、個別事象管理ファイル４１
から該当ＡＴＭ２の最終取引情報を読込み（ステップ４
０２）、障害通知中の取り内容と比較する。読込んだ最
終取引情報と障害通知中の取引内容とが等しい場合には
、取引成立判定部１４は、取引が取引制御部１１で成立
、口座元帳ファイル４３を更新していると判断しくステ
ップ４０３の成立）、取引成立区分を立てる（ステップ
４０４）。読込んだ最終取引情報と障害通知中の取引内
容とが異なる場合には、取引成立判定部１４は、取引不
成立と判断する（ステップ４０３の不成立）。次に、情
報加工累積送信部１５は、情報通知中のエラーコード（
障害コード）をＡＴＭの機種別に分析しくステップ４０
５）、共通なコードに変換し、障害情報を個別事象管理
ファイル４１に更新（ステップ４０６）、監視制御端末
管理ファイル４２に障害通知を登録（ステップ４０７）
後、監視制御端末５へ障害通知を送信する（ステップ４
０８）。最後に、情報受信制御部１２はＡＴＭ２に対し
ダミー電文を送信する（ステップ４０９）。

第５図を参照して、監視制御端末５からのＡＴＭ２に対
する制御指示処理の動作について説明する。

制御情報送信部１３は、監視制御端末５より制御指示（
リモートリセット、閉局指示、取引制限指示）を受信す
る（ステップ５ｏ１）と、個別事象管理ファイル４１の
制御指示処理分を更新（ステップ５０２）　、ＡＴＭ２
に対して制御指示電文を送信しくステップ５０３）、監
視制御端末管理ファイル４２に制御指示通知を登録（ス
テップ５０４）後、監視制御端末５に制御指示通知を送
信する（ステップ５ｏ５）。

第６図を参照して、ＡＴＭ２からのモード変更通知処理
におＩする動作について説明する。

ＡＴＭ２からモード変更通知を受信する（ステップ６０
１）と、情報加工累積送信部１５は、個別事象管理ファ
イル４１の運用モード情報を更新しくステップ６ｏ２）
、監視制御端末管理ファイル４２にモード変更通知を登
録しくステップ６０３）、監視制御端末５ヘモ一ド変更
通知を送信する（ステップ６０４）。最後に、情報受信
制御部１２はＡＴＭ２に対しダミー電文を送信する（ス
テップ６０５）。

第７図を参照して、監視制御端末５からの各種情報照会
処理の動作について説明する。

情報検索部１６は、監視制御端末５より照会電文を受信
する（ステップ７０１）と、個別事象管理ファイル４１
或いは監視制御端末管理ファイル４２を読込み（ステッ
プ７０２）、検索結果を監視制御端末５に送信する（ス
テップ７０３）。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明は、現金の支払い、預金、
記帳、照会等を行う現金自動取引装置を遠隔地より、そ
の稼働状況の監視を行うシステムにおいて、現金自動取
引装置からの取引情報と、制御情報を同一システムに取
り込むことによって、詳細な情報が得られるため、監視
員に特に専門的な知識を必要としないという効果がある
。

又、Ａ　Ｔ　Ｍからの制御情報が取引情報の伝送に使用
する専用回線を利用できるため、障害発生からその障害
内容を把握するまで、短時間ですむため、対応が早く、
顧客サービスの向上につながるという効果がある。

又、監視制御端末が未稼働の状態であっても、ＡＴＭか
らの制御情報は、中央処理装置に累積されるため、監視
時間帯のみ稼働させればよく、システム運用面で効果が
ある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例による現金自動取引装置監視
システムとその周辺装置との構成を示すブロック図、第
２図はＡＴＭからの開局処理における動作説明図、第３
図はＡＴＭからの取引処理における動作説明図、第４図
はＡＴＭからの障害通知処理における動作説明図、第５
図は監視制御端末からのＡＴＭに対する制御指示処理の
動作説明図、第６図はＡＴＭからのモード変更通知処理
における動作説明図、第７図は監視制御端末からの情報
照会処理の動作説明図である。 １・・・現金自動取引装置監視システム、２・・・現金
自動取引装置、４・・・外部記憶装置、５・・・監視制
御端末、１１・・・取引制御部、１２・・・情報受信制
御部、１３・・・制御情報送信部、１４・・・取引成立
判定部、１５・・・情報加工累積送信部、１６・・・情
報検索部、４１・・・個別事象管理ファイル、４２・・
・監視制御端末管理ファイル、４３・・・口座元帳ファ
イル。 第 図 第 図 第６ 図 第 図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、現金の支払い、預金、記帳、残高照会等を行う現金
   自動取引装置の稼働状況の監視を遠隔地より行う現金自
   動取引装置監視システムにおいて、前記現金自動取引装
   置からの制御情報の受信及び制御電文の応答を行う情報
   受信制御部と、前記現金自動取引装置での取引の成立、
   不成立を判定する取引成立判定部と、 前記現金自動取引装置からの制御情報に詳細な情報を付
   加して、個別事象管理ファイル及び監視制御端末管理フ
   ァイルに蓄積すると共に、監視制御端末に送信する情報
   加工累積送信部と を有することを特徴とする現金自動取引装置監視システ
   ム。 ２、さらに、前記現金自動取引装置からの支払い、預金
   といった取引情報を受信し、口座元帳ファイルを更新す
   る取引制御部を有する請求項１記載の現金自動取引装置
   監視システム。 ３、さらに、前記監視制御端末から照会電文を受信する
   と、前記個別事象管理ファイルを読込み、前記現金自動
   取引装置の稼働状況や最終取引の内容を検索し、検索結
   果を前記監視制御端末へ送信する情報検索部と、前記監
   視制御端末からの制御指示電文に応答して、制御電文を
   前記現金自動取引装置へ送信する制御情報送信部とを有
   する請求項１記載の現金自動取引装置監視システム。