JPH08320062A - 車両用自動変速機のシフトロック装置 - Google Patents

車両用自動変速機のシフトロック装置

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Publication number
JPH08320062A
JPH08320062A JP20215595A JP20215595A JPH08320062A JP H08320062 A JPH08320062 A JP H08320062A JP 20215595 A JP20215595 A JP 20215595A JP 20215595 A JP20215595 A JP 20215595A JP H08320062 A JPH08320062 A JP H08320062A
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JP
Japan
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cable
shift
lock
switch
ignition switch
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Pending
Application number
JP20215595A
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English (en)
Inventor
Yoshikatsu Tsuge
美勝 柘植
Yoshio Misaki
喜生 三崎
Masami Wakita
将見 脇田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chuo Hatsujo KK
Chuo Spring Co Ltd
Original Assignee
Chuo Hatsujo KK
Chuo Spring Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Chuo Hatsujo KK, Chuo Spring Co Ltd filed Critical Chuo Hatsujo KK
Priority to JP20215595A priority Critical patent/JPH08320062A/ja
Publication of JPH08320062A publication Critical patent/JPH08320062A/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H61/00Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
    • F16H61/22Locking of the control input devices

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Control Of Transmission Device (AREA)
  • Arrangement Or Mounting Of Control Devices For Change-Speed Gearing (AREA)
  • Gear-Shifting Mechanisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 P位置からシフト操作する短時間のみ電磁ソ
レノイドに通電してシフトロックを解除できる構成によ
り、発熱を最小限に抑えて耐久性を向上させ、かつ電源
の消耗を低減できる。 【解決手段】 緊張状態にあるときパーキングロック部
材3によりシフトレバー1をP位置に固定するロックア
ップケーブル6と、その途中に介装され、該ケーブル6
を固定するための係合子94を備えたケーブル固定機構
9と、係合子94を吸着して係合を解除させる電磁ソレ
ノイド(電磁式アクチュエータ)7と、バネ力で前記ケ
ーブル6を緊張させる捩じりバネ33と、電源回路8と
を備え、イグニッションスイッチ5、P位置スイッチ8
2、およびストップスイッチ83の全てがオンのときの
み電磁ソレノイド7を電源に接続してケーブル固定機構
9を解除し、シフトレバー1のシフトを可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動変速機のシ
フト機構に装着されるキーインターロック付きシフトロ
ック装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動変速機を備えた車両では、不用意な
車両の急発進を防止するため、誤操作防止装置としてつ
ぎの機能を有するキーインターロック付きシフトロック
装置(以下、シフトロック装置という)を付設してい
る。 1)シフトロック:発進時ブレーキを踏まないとP(パ
ーキング)位置からシフト操作できない。 2)キーインターロック:シフトレバーをP位置に入れ
ないとキー式イグニッションスイッチのキーが抜けな
い。また、P位置で駐車中は、シフトレバーを操作でき
ない。
【0003】このシフトロック装置として、従来より、
キーインターロックおよびシフトロックを、ブレーキペ
ダルの操作によりオン・オフするストップスイッチ、シ
フトレバーがP位置に設定されていることを検出するP
位置スイッチ、イグニッションスイッチ、マイクロコン
ピュータ、電磁ソレノイド(電磁式アクチュエータ)、
およびリレーからなる制御装置で行う電子制御式と、キ
ーインターロックをロックアップケーブルで行い、シフ
トロックを電磁ソレノイドで制御するメカニカル式とが
実用されている。
【0004】上記電子制御式は、装着性が優れる半面、
コンピュータが必要となるためコストが嵩む欠点があ
る。メカニカル式は、1つのシフト機構にロックアップ
ケーブルの端末(キーインターロック)の連結構造と、
電磁式アクチュエータ(シフトロック)の連結構造とを
設ける必要であり、シフト機構の構造が複雑化するた
め、低コストに製造できるが組み付け工数が大となる欠
点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記メカニカル式シフ
トロック装置の欠点を改良するため、アメリカ合衆国特
許第4887702号公報に、ロックアップケーブルの
途中に電磁ソレノイドを介装したシフトロック装置が提
案されている。しかるに、このシフトロック装置は、運
転中に電磁ソレノイドに通電し続ける構成となってお
り、電磁ソレノイドが発熱して耐久性が低下する問題が
発生する。また、駐車時には、電磁ソレノイドに通電し
ていないため、シフトレバーがシフトできてしまう。こ
のため、子供のいたずら、運転者の錯誤などでシフトレ
バーを動かしてしまうことがあると、事故につながる恐
れがある。
【0006】この発明の目的は、P位置からシフト操作
する短時間のみ電磁ソレノイド、電磁石などの電磁式ア
クチュエータに通電してシフトロックを解除できる構成
により、電磁式アクチュエータの発熱を最小限に抑えて
耐久性を向上させ、かつ電源の消耗を低減できるととも
に、駐車時にもシフトロックしているため、いたずらや
錯誤による車両事故が確実に防止できる車両用自動変速
機のシフトロック装置の提供にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、キー式イグ
ニッションスイッチ、シフトレバーがP位置に設定され
ていることを検出するP位置スイッチ、ブレーキペダル
が踏まれていることを検出するストップスイッチ、およ
びシフトレバーをP位置に固定するためのパーキングロ
ック部材を備えた車両用自動変速機のシフトロック装置
であって、前記イグニッションスイッチと前記パーキン
グロック部材との間を連結して、前記イグニッションス
イッチの回動位置を前記パーキングロック部材に直結さ
せるとともに、固定状態にあるとき該パーキングロック
部材によりシフトレバーをP位置に固定するためのロッ
クアップケーブルと、該ロックアップケーブルの途中ま
たは端末に介装され、該ロックアップケーブルを固定す
るための係合子を備えたケーブル固定機構と、該ケーブ
ル固定機構に付設され、前記係合子を吸着して固定を解
除させる電磁式アクチュエータと、前記シフトレバーに
装着され前記パーキングロック部材を前記イグニッショ
ンスイッチ方向に付勢するリターンスプリングと、バネ
力で前記ロックアップケーブルをパーキングロック部材
方向に付勢させるバネと、前記電磁式アクチュエータを
電源に電気接続するための電源回路とを備え、前記電源
回路は、前記イグニッションスイッチ、前記P位置スイ
ッチ、および前記ストップスイッチの全てがオンのとき
のみ前記電磁式アクチュエータを電源に電気接続して前
記固定機構を解除して前記ロックアップケーブルの固定
状態を解き、前記パーキングロック部材によるシフトバ
ーのP位置への固定を解き、シフトレバーのシフトを可
能にすることを特徴とする。
【0008】請求項2に記載のシフトロック装置では、
前記ケーブル固定機構は、前記ロックアップケーブルの
アウタケーブルの途中または端末に介装された筒状ハウ
ジングと、該筒状ハウジング内に移動可能に収容される
とともに前記ロックアップケーブルのインナケーブルの
途中または端末に介装された凹所付き固定子と、前記ハ
ウジングに装着され、前記固定子の凹所に常時係合して
いる係合子と、通電時に該係合子による前記固定子の固
定を解除させる前記電磁式アクチュエータとからなるこ
とを特徴とする。
【0009】請求項3に記載のシフトロック装置では、
前記固定子の凹所と、該凹所に係合する係合子の係合部
とは、直交する係合面で係合していることを特徴とす
る。請求項4に記載のシフトロック装置は、前記ケーブ
ル固定機構が前記ロックアップケーブルを固定した状態
において、前記イグニッションスイッチをOFF位置か
らACC位置またはON位置への回動を許容する空振り
機構を設けたことを特徴とする。請求項5に記載のシフ
トロック装置は、前記空振り機構は、前記インナケーブ
ルの先端に連結されるとともに、前記イグニッションス
イッチの回動に連動してスライドするスライド部材内に
設けられたことを特徴とする。
【0010】請求項6に記載のシフトロック装置は、前
記電源回路は、前記電磁式アクチュエータ、前記イグニ
ッションスイッチ、前記P位置スイッチ、前記ストップ
スイッチおよび前記電源を接続するとともに、前記電磁
式アクチュエータに平行して介装され前記イグニッショ
ンスイッチのオン・オフ時に発生する逆起電力を防止す
るダイオードと、前記電磁式アクチュエータとアースと
の間に介装され、前記イグニッションスイッチ、前記P
位置スイッチ、前記ストップスイッチの全てがオンのと
き前記閉回路を閉じるスイッチング素子を有することを
特徴とする。
【0011】
【発明の効果】この発明では、イグニッションスイッ
チ、P位置スイッチ、およびストップスイッチの全てが
オンのときのみ電磁ソレノイドに通電されてシフトロッ
クが解除可能となる。このため電磁ソレノイドへの通電
時間は短時間であり、ジュール熱により電磁式アクチュ
エータが過熱・劣化することが防止できる。この結果、
電磁ソレノイドの耐久性が向上し、消費電力も少ないの
でバッテリーなど電源の消耗が少ない。また、電磁式ア
クチュエータは、ケーブル固定機構の係合子を吸引する
だけの吸引力を有すればよいので、電磁式アクチュエー
タ自体を小型化できる利点がある。
【0012】請求項2に記載の構成では、装着性に優れ
た簡単な構成でケーブル固定機構を形成できる。このた
め、信頼性および経済性に優れる。請求項3に記載の構
成では、凹所と係合子とは直交した係合面で係合してい
るので、係合面が小さくても確実なロックアップケーブ
ルの固定が可能となり、かつ係合子のストロークを小さ
くできる。このため、電磁式アクチュエータを小型化で
きる。
【0013】請求項4に記載の構成では、イグニッショ
ンキーをケーブル固定機構と独立して回動できるため、
アクセサリー(ACC)位置などに自由に投入すること
が可能であり、使用性が向上できる。請求項5に記載の
構成では、空振り機構を装着性に優れた簡単な構成で形
成できる。請求項6に記載の構成では、イグニッション
スイッチのオン・オフ時に発生する逆起電力で、誤作動
が生じることを阻止できる。
【0014】
【実施例】つぎに図に示す実施例とともにこの発明を説
明する。図1は車両用自動変速機のシフト機構の概略構
成を示す。シフト機構100は、シフトレバー1、およ
び該シフトレバー1を車体に取り付けるためのブラケッ
ト2を備える。シフトレバー1は、周知の如く、P(パ
ーキング)位置、R(リバース)位置、N(ニュートラ
ル)位置、D(ドライブ)位置、2(セカンド)位置、
L(ロー)位置などの設定位置を有する。
【0015】ブラケット2は、下板21が車体に締結さ
れて立てられた板状体であり、上部がディテントプレー
ト22、下板21にレバーブラケット23が設けられて
いる。ディテントプレート22には、上縁にディテント
機構の歯形25を有する円弧状打抜き26が形成されて
いる。
【0016】ディテントプレート22の左側面(図1に
おいて表面)の前部(図示左部)に支点ピン27が突設
され、該支点ピン27に回動自在に板状のパーキングロ
ック部材(以下、ロック部材という)3が取り付けられ
ている。
【0017】シフトレバー1は、下端部がレバーブラケ
ット23に回動自在に取り付けられたシャフト11と、
該シャフト11の上端に取り付けられた握り12とを備
える。握り12には、図2、図3に示す如く、押し込み
ボタン13が装着され、シャフト11内にはロッド14
が配設されている。
【0018】該ロッド14の下端には係止ピン15が設
けられるとともに、リターンスプリングとしてのロッド
スプリング10が配設されている。係止ピン15はシャ
フト11に設けられた長手方向のスリット(図示せず)
を通して前記ディテントプレートの打抜き26に差し込
まれ、歯形25に係合して、シフト操作時の位置決めの
ためのディテント機構200を構成している。
【0019】この発明のシフトロック装置4は、シフト
レバー1をP位置に固定するための前記ロック部材3
と、先端(図示左端)がイグニッションスイッチ5に連
結され、後端が前記ロック部材3に連結されたロックア
ップケーブル6とを備える。ロックアップケーブル6に
は、エンジンの始動操作、および車両の発進操作のた
め、ロックアップケーブル6の固定と固定の解除とを行
うシフトロック制御装置40が付設されている。
【0020】ロック部材3は、幅狭の上部に、前記係止
ピン15に係合する切り欠き31が後方に開口して水平
的に設けられている。ロック部材3の上端32には、ロ
ックアップケーブル6の後端に連結されたロック部材連
結具60が係合されている。ロック部材3とディテント
プレート22との間には、捩じりバネ33が介装されて
おり、ロック部材3を反時計方向に回動するように付勢
している。この構成により、ロック部材3は、ロックア
ップケーブル6が固定状態にあるとき反時計方向の回動
を阻止されている。
【0021】このシフト機構100は、ロックアップケ
ーブル6が固定を解除(シフトロックが解除)されたと
き、ロック部材3は時計方向への回動が可能となる。こ
の状態で、ボタン13を押し込むとロッド14が下が
り、ロック部材3は時計方向へ回動し、図3に示す如
く、切り欠き31は打抜き26方向に指向する。このた
め、ディテント機構200において、係止ピン15が歯
形25のP谷(図示左端の歯谷)から外れてシフトレバ
ー1のP位置以外へのシフトが可能になる。
【0022】すなわち、運転者が車両の発進のためシフ
トレバー1をP位置からN(ニュートラル)位置、R
(リバース)位置、D(ドライブ)位置などP位置以外
にシフトする際には、ロックアップケーブル6の固定
(シフトロック)が解除されていること、および握り1
2のボタン13を押し込む操作がなされることとの両方
が必要である。
【0023】また、ロック部材3が図3の位置にあると
き、押し込みボタン13の押圧が開放されているとロッ
ドスプリング(リターンスプリング)10の復帰力によ
りロック部材3を図示左回転させ、ロックアップケーブ
ル6が先端側(イグニッションスイッチ5側)に押され
て、図3の位置から図1の位置に復帰させる。
【0024】キー式イグニッションスイッチ5は、周知
の如く、OFF(オフ)位置、ACC(アクセサリー)
位置、ON(オン)位置、およびSTART(スター
ト)位置を有する。イグニッションキー51(図1に示
す)の回動をスライド部材52の前後方向の移動に変換
する運動変換機構53を有する。
【0025】図2の(イ)に示す如く、スライド部材5
2内には、シリンダ56と、該シリンダ56内に摺動自
在に嵌め込まれ、インナケーブル62の先端が締結され
たピストン57とで構成された空振り機構70が設けら
れている。空振り機構70は、ロックアップケーブル6
が固定された状態において、前記イグニッションスイッ
チ5をOFF位置からACC位置またはON位置への回
動を許容する。この構成では、運動変換機構53と一体
に形成できるため、空振り機構70の製造、組付けが容
易になる利点がある。
【0026】シフトロック制御装置40は、ロックアッ
プケーブル6の中間に介装された電磁式アクチュエータ
としての電磁ソレノイド7、および所定の条件が満たさ
れたとき電磁式アクチュエータとしての電磁ソレノイド
7を電源Vccに接続する電源回路8(図1に示す)
と、電源回路8により電磁ソレノイド7が通電されたと
きロックアップケーブル6を固定するケーブル固定機構
9からなる。
【0027】ロックアップケーブル6は周知の構成を有
し、パイプ状のアウタケーブル61内に、ワイヤからな
るインナケーブル62を挿設した構造を有する。この実
施例では、アウタケーブル61は、イグニッションスイ
ッチ5とケーブル固定機構9との間を連結する前側部
と、ケーブル固定機構9とロック部材連結具60との間
を連結する後側部とからなる。アウタケーブル61後端
は、締結具67により車体へ締結されている。
【0028】ケーブル固定機構9は、図4の(a)、
(b)、(c)に示す如く、アウタケーブル61の途中
に介装された筒状ハウジング91と、該筒状ハウジング
91内に移動可能に収容されるとともにインナケーブル
62の途中に介装された中間径小部(凹所)92付きの
円柱状固定子93と、該固定子93の径小部92に常時
係合する係合子94とからなる。
【0029】係合子94は、電磁ソレノイド7の可動鉄
芯となっている。インナケーブル62は、固定子93の
前後で2分されており、先端がスライド部材52に連結
され、前記捩じりバネ33により前側に付勢され、後端
がロック部材連結具60に連結されている。
【0030】この実施例では、図5に示す如く、固定子
93の径小部(凹所)92は、両側に固定子93の軸芯
に直交する平面921を有する。また、係合子94は、
下面に突設され、両側の係合面941が係合子94の軸
心と平行している係合突起942を有する。
【0031】これにより、固定子93と係合子94と
は、それぞれの移動方向が直交し、かつ係合面941
と、平面921とが直交して係合している。このように
係合面どうしが直交していると、小さい係合面でも確実
にインナケーブル62の固定が可能となり、かつ係合子
94のストロークを小さくできる。この結果、電磁ソレ
ノイド7を小型化できる。
【0032】電磁ソレノイド7は、前記筒状ハウジング
91と直交方向に一体形成された円筒状のハウジング7
1と、該ハウジング71内に嵌め込まれたボビン72
と、該ボビン72に巻かれたコイル73とをそなえる。
ボビン72内には、前記係合子94の後端部が遊嵌さ
れ、該係合子94は配設されたソレノイドスプリングに
より固定子93側に付勢されている。
【0033】電磁ソレノイド7への通電が停止されてい
るとき、係合子94は先端が中間径小部92に係合して
インナケーブル62を常時固定しており、電磁ソレノイ
ド7へ通電されたとき係合子94を吸引してインナケー
ブル62の固定を解除する。
【0034】電源回路8は、図1、図2および図6に示
す如く、エンジンのイグニッションスイッチ5に装着さ
れ、キー51がOFF位置からACC位置またはON位
置へ投入されたときオンするイグニッションスイッチ8
1、シフトレバー1がP位置に設定されていることを検
出するシフト機構のP位置スイッチ82、ブレーキペダ
ルが踏まれたときオンするストップスイッチ83、リレ
ー84、電磁ソレノイド7および電源Vccであるバッ
テリーBATからなる。
【0035】電磁ソレノイド7には、イグニッションス
イッチ81のオン・オフ操作に伴う逆起電力により誤作
動が発生することを防止するための、ダイオードDが並
列接続されている。
【0036】この電源回路8は、イグニッションスイッ
チ81、P位置スイッチ82、およびストップスイッチ
83が全てオンしたとき、リレー84をオンさせ、コイ
ル73を電源Vccに接続する。リレー84は、図6に
示す如く、電磁ソレノイド7とアースとの間に介装され
たスイッチング素子としてのトランジスタT、および該
トランジスタTのベースに入力する前記オン信号を分圧
する抵抗R1 ,R2 で構成されている。なお、リレー8
4は、ダーリントン接続された2つのトランジスタを用
いてもよい。
【0037】つぎに、シフトロック装置4の作用を図7
に示す模式図とともに説明する。(a)は、エンジンが
停止し、車両が駐車し、ブレーキを踏んだ状態にある。
イグニッションスイッチ81がOFF、ストップスイッ
チ83がON、P位置スイッチ82がONの状態を示
す。ロックアップケーブル6は、ソレノイドスプリング
75の付勢力により緊張状態にあり、ロック部材3は図
2の位置に保持されているので、シフトレバー1はP位
置に固定されている。
【0038】(b)は、(a)の状態からイグニッショ
ンスイッチ5をACC位置に投入したときを示す。空振
り機構70の作用で、イグニッションキー51の操作は
可能であるが、シフトレバー1はP位置に固定されてい
る。(c)は、イグニッションスイッチ5をON位置に
投入し、ブレーキを開放している状態を示す。空振り機
構70の作用で、キー51の操作は可能であり、エンジ
ンの始動はしているが、シフトレバー1はP位置に固定
されているため、シフトレバー1のシフトはできない。
【0039】(d)は、(c)の状態からブレーキを踏
んだときを示す。イグニッションスイッチ81、ストッ
プスイッチ83、P位置スイッチ82の全てがONして
いる。このとき電磁ソレノイド7は通電されて係合子9
4を吸引し、係合子94はソレノイドスプリング75を
圧縮して図示上方に移動する。これによりロックアップ
ケーブル6の緊張は開放され、ロック部材3は回動可能
となるため、握り12のボタン13を押し込む操作によ
りシフトレバー1をP位置からシフトすることが可能に
なる。
【0040】(e)は、車両の発進のため、シフトレバ
ー1をD位置などにシフトし、ブレーキペダルを開放し
た状態をしめす。このとき、電磁ソレノイド7への通電
は停止されるが、ロック部材3は図2の位置に保たれる
ため、シフトレバー1のシフトが自在にできる。
【0041】(f)は停車してエンジンを停止させた状
態を示す。この状態でもロック部材3は、捩じりバネ3
3の作用で回転した位置に保たれるため、シフトレバー
1のシフトが自在にできる。(g)は、さらにシフトレ
バー1をP位置に戻した場合を示す。このとき、ロック
部材3をロッドスプリング10の復帰力による付勢力で
ロック部材3は反時計方向に回動して図2の位置に復帰
して、シフトレバー1をP位置に固定する。
【0042】図8は、ケーブル固定機構9の他の実施例
を示す。この実施例では、係合子94は板バネであるソ
レノイドスプリング75が配設されたキーから構成され
ている。 (イ)通電停止時には、図8の(イ)に示す如く、キー
式係合子94の一端部に設けた係合段94Dと、固定子
93の一端部に設けた係合段93Dとが係合して、ロッ
クアップがなされている。
【0043】(ロ)通電時には、図8の(ロ)に示す如
く、キー式係合子94が図示上方に吸引されて、固定子
93の固定を開放する。この実施例も図4の実施例と同
様の作用、効果を奏するとともに、部品数の低減と構造
の簡単化とができる利点がある。
【0044】なお、上記実施例では、フロア式の自動変
速機のシフト機構について説明したが、この発明のシフ
トロック装置は、ハンドルコラム式の自動変速機のシフ
ト機構にも適用できる。また、ケーブル固定機構は、イ
ンナケーブルに取り付けられた係合部付き固定子と、電
磁ソレノイドへの通電停止時にスプリングのバネ力で該
固定子を常時係止し、電磁ソレノイドへの通電時に吸引
され係合が解除する係合子との組み合わせであれば、種
種の構造のものが採用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動変速機のシフト機構およびシフトロック装
置の概略構成図である。
【図2】キーインターロック付きシフトロック装置の構
成図である。
【図3】シフト機構の斜視図である。
【図4】ケーブル固定機構付き電磁ソレノイドの3面図
である。
【図5】ケーブル固定機構付き電磁ソレノイドの正面断
面図である。
【図6】電源回路の回路図である。
【図7】シフトロック装置の作動状態を示す模式図であ
る。
【図8】ケーブル固定機構の他の実施例の断面図であ
る。
【符号の説明】
1 シフトレバー 2 ブラケット 3 パーキングロック部材 4 シフトロック装置 5 イグニッションスイッチ 6 ロックアップケーブル 7 電磁ソレノイド 8 電源回路 9 ケーブル固定機構 10 ロッドスプリング 33 バネ 52 スライド部材 61 アウタケーブル 62 インナケーブル 70 空振り機構 71 ハウジング 81 イグニッションスイッチ 82 P位置スイッチ 83 ストップスイッチ 84 リレー 91 筒状スプリング 92 径小部 93 固定子 94 係合子 100 シフト機構 200 ディテント機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F16H 59:74

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キー式イグニッションスイッチ、シフト
    レバーがP位置に設定されていることを検出するP位置
    スイッチ、ブレーキペダルが踏まれていることを検出す
    るストップスイッチ、およびシフトレバーをP位置に固
    定するためのパーキングロック部材を備えた車両用自動
    変速機のシフトロック装置であって、 前記イグニッションスイッチと前記パーキングロック部
    材との間を連結して、前記イグニッションスイッチの回
    動位置を前記パーキングロック部材に直結させるととも
    に、固定状態にあるとき該パーキングロック部材により
    シフトレバーをP位置に固定するためのロックアップケ
    ーブルと、 該ロックアップケーブルの途中または端末に介装され、
    該ロックアップケーブルを固定するための係合子を備え
    たケーブル固定機構と、 該ケーブル固定機構に付設され、前記係合子を吸着して
    固定を解除させる電磁式アクチュエータと、 前記シフトレバーに装着され前記パーキングロック部材
    を前記イグニッションスイッチ方向に付勢するリターン
    スプリングと、 バネ力で前記ロックアップケーブルをパーキングロック
    部材方向に付勢させるバネと、 前記電磁式アクチュエータを電源に電気接続するための
    電源回路とを備え、 前記電源回路は、前記イグニッションスイッチ、前記P
    位置スイッチ、および前記ストップスイッチの全てがオ
    ンのときのみ前記電磁式アクチュエータを電源に電気接
    続して前記固定機構を解除して前記ロックアップケーブ
    ルの固定状態を解き、前記パーキングロック部材による
    シフトバーのP位置への固定を解き、シフトレバーのシ
    フトを可能にすることを特徴とする車両用自動変速機の
    シフトロック装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記ケーブル固定機
    構は、前記ロックアップケーブルのアウタケーブルの途
    中または端末に介装された筒状ハウジングと、該筒状ハ
    ウジング内に移動可能に収容されるとともに前記ロック
    アップケーブルのインナケーブルの途中または端末に介
    装された凹所付き固定子と、前記ハウジングに装着さ
    れ、前記固定子の凹所に常時係合している係合子と、通
    電時に該係合子による前記固定子の固定を解除させる前
    記電磁式アクチュエータとからなることを特徴とする車
    両用自動変速機のシフトロック装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記固定子の凹所
    と、該凹所に係合する係合子の係合部とは、直交する係
    合面で係合していることを特徴とする車両用自動変速機
    のシフトロック装置。
  4. 【請求項4】 請求項1において、前記ケーブル固定機
    構が前記ロックアップケーブルを固定した状態におい
    て、前記イグニッションスイッチをOFF位置からAC
    C位置またはON位置への回動を許容する空振り機構を
    設けたことを特徴とする車両用自動変速機のシフトロッ
    ク装置。
  5. 【請求項5】 請求項4において、前記空振り機構は、
    前記インナケーブルの先端に連結されるとともに、前記
    イグニッションスイッチの回動に連動してスライドする
    スライド部材内に設けられたことを特徴とする車両用自
    動変速機のシフトロック装置。
  6. 【請求項6】 請求項1において、前記電源回路は、前
    記電磁式アクチュエータ、前記イグニッションスイッ
    チ、前記P位置スイッチ、前記ストップスイッチおよび
    前記電源を接続するとともに、前記電磁式アクチュエー
    タに平行して介装され前記イグニッションスイッチのオ
    ン・オフ時に発生する逆起電力を防止するダイオード
    と、前記電磁式アクチュエータとアースとの間に介装さ
    れ、前記イグニッションスイッチ、前記P位置スイッ
    チ、前記ストップスイッチの全てがオンのとき前記閉回
    路を閉じるスイッチング素子を有することを特徴とする
    車両用自動変速機のシフトロック装置。
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