JPH08318452A - 被加工物搬入搬出制御装置 - Google Patents

被加工物搬入搬出制御装置

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JPH08318452A
JPH08318452A JP7145290A JP14529095A JPH08318452A JP H08318452 A JPH08318452 A JP H08318452A JP 7145290 A JP7145290 A JP 7145290A JP 14529095 A JP14529095 A JP 14529095A JP H08318452 A JPH08318452 A JP H08318452A
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Masahiro Minohara
昌宏 蓑原
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Seibu Electric and Machinery Co Ltd
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Seibu Electric and Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】各種の加工等の処理を実行する処理手段に被加
工物を搬入・搬出する被加工物搬入搬出制御装置に関
し、順次連続的に移送される被加工物に不適正なものが
含まれていた場合も適正な被加工物に各種の処理を実行
して予め対応付けられたパレットに搬出載置できる被加
工物搬入搬出制御装置。 【構成】移送コンベア1により連続的に移送される被加
工物を処理部2に対して取出しロボット3が搬入・搬出
し、各種の処理を処理部2が実行し、中間搬入点11に
おける被加工物の適否を検出部51が検出し、この検出
された検出信号に基づいて処理部2、取出しロボット3
又は受渡部7の動作を制御手段が制御し、中間搬入点1
1から中間搬出点12側へパレットを移送制御するよう
にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は各種の加工等の処理を実
行する処理手段に被加工物を搬入・搬出する被加工物搬
入搬出制御装置に関し、特に単一供給流路の移送手段の
中間点から被加工物の移送順序を乱すことなく被加工物
を搬入・搬出することができる被加工物搬入搬出制御装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の被加工物搬入搬出制御装
置として図5に示すものがあった。この図4は従来の被
加工物搬入搬出制御装置の全体構成図である。同図にお
いて従来の被加工物搬入搬出制御装置は、パレット上に
予め対応付けられて載置された被加工物を一部分岐して
主供給流路10a及び分岐流路10bで順次移送する移
送コンベア10と、この移送コンベア10の主供給流路
10aから移送される被加工物を複数個搬入し、この複
数個の被加工物に対して各種処理を並行して実行する処
理部2と、前記主供給流路10aの中間搬入点10cか
ら被加工物を取出して処理部2へ搬入すると共に、前記
処理部2で処理された被加工物を取出して主供給流路1
0aの中間搬出点10pへ搬出する取出しロボット3
と、前記処理部2のNC旋盤部21、洗浄部22及び計
測部23の各相互間における被加工物の受渡しを行なう
ローディング部4と、前記移送コンベア10により移送
されるパレット上の被加工物の有無等を検出して検出信
号を出力する検出部5と、この検出信号に基づいてパレ
ットを主供給流路10aと分岐流路10bとに分配する
分配部6とを備える構成である。
【0003】前記パレットは、相互に特定の関連を有す
る複数の被加工物が載置され、この載置された各被加工
物に関する加工及び処理の情報を記憶するIDメモリを
有する構成である。このパレットのIDメモリは、移送
コンベア10に隣接して配設される処理部2又はその他
の処理部(図示を省略する)に搬入される際に搬入され
る被加工物に関する情報が読出され、さらに搬出される
際にこの搬出される被加工物に関する情報が書込まれ
る。
【0004】このように前記パレットと被加工物とは特
定の関連を有することから、各々が予め対応付けられて
おり移送コンベア10で移送される際にはこの関連を維
持する必要がある。次に、前記構成に基づく従来装置の
搬入・搬出の動作につい説明する。
【0005】まず、被加工物がパレットに載置されて移
送コンベア10により順次移送され、この移送されるパ
レット上に被加工物が適正に載置されているか否かを検
出部5が検出して検出信号を出力する。この検出信号に
基づいて分配部6は適正に被加工物が載置されたパレッ
トのみを主供給流路10a側に移送させ、適正に被加工
物が載置されていないパレットを分岐流路10b側に選
別して移送させる。
【0006】前記移送コンベア10の主供給流路10a
で移送されるパレットが中間搬入点10cに到達する
と、取出しロボット3がパレット上の被加工物を順次取
り出して処理部2へ搬入する。この順次搬入された被加
工物は処理部2のNC旋盤部21、洗浄部22及び計測
部23へとローディング部4により順次受渡されて並行
して各々処理される。
【0007】この処理された被加工物は取出しロボット
3により処理部2から取出されて搬出され、移送コンベ
ア10の主供給流路10aにおける中間搬出点10pに
移送されて予め対応付けられたパレット上に再度載置さ
れる。即ち、取出しロボット3が被加工物を中間搬入点
10cから取出して中間搬出点10pへ搬出するまでの
タイミングと、前記移送コンベア10の主供給流路10
aがパレットを中間搬入点10cから中間搬出点10p
まで移送するタイミングとが同期するように制御され
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の、被加工物搬入
搬出制御装置は以上のようにう構成されていたことか
ら、パレット上の不適正な被加工物を分離しなければ適
正な被加工物が予め対応付けられたパレットに再度載置
されることができず、適正な被加工物を移送する主供給
流路10aと不適正な被加工物を移送する分岐流路10
bとを個別に併設しなければならないという課題を有し
ていた。このように主供給流路10aと分岐流路10b
とを併設して移送コンベア10を形成した場合には、移
送コンベア10が大型化すると共に、主供給流路10a
と分岐流路10bとの分岐点部分及び合流点部分の構造
が複雑化することとなる。
【0009】仮に、従来の被加工物搬入搬出制御装置に
おいて分岐流路10bを移動コンベア10に形成するこ
となく単一の供給流路とする主供給流路10aのみで構
成した場合には、予め対応付けられたパレットに被加工
物を戻すことができない。このパレットと被加工物との
関連が乱されると、パレットのIDメモリに書き込まれ
た情報を被加工物の加工又は処理に際して利用すること
ができないという課題を有する。さらに、パレットに載
置される複数の被加工物相互間での特定の関連が乱され
て、後段の組立て工程で支障が生じることとなる。
【0010】本発明は前記課題を解消するためになされ
たもので、順次連続的に移送される被加工物に不適正な
ものが含まれていた場合も適正な被加工物に各種の処理
を実行してを予め対応付けられたパレットに迅速且つ正
確に搬出載置することができる被加工物搬入搬出制御装
置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係る被加工物搬
入搬出制御装置は、循環移動する単一の供給流路で形成
され、当該供給流路に被加工物が載置されたパレットを
滑動自在に摺接状態で支持し、当該パレットを順次移送
する移送手段と、前記被加工物を複数個取込み、当該複
数個の被加工物に対して同時に複数の処理を実行する処
理手段と、前記移送手段の供給流路における中間搬入点
から被加工物を取出して処理手段へ搬入すると共に、処
理手段で処理された被加工物を取出して前記移送手段の
供給流路における中間搬出点へ搬出する取出手段と、前
記処理手段における複数の処理部相互間における被加工
物の受渡しを行う受渡手段と、前記移送手段の中間搬入
点に移送されたパレットの被加工物が適正か否かを検出
して検出信号を出力する検出手段と、前記中間搬出点に
順次移送されるパレットの移動又は停止を制御する移動
停止制御手段と、前記検出信号に基づいて移動停止制御
手段、処理手段、取出手段又は受渡手段のうち少なくと
も1つを調整して、取出手段により処理手段からから搬
出される被加工物を中間搬入点におけるパレットと同じ
パレットに中間搬出点で載置するように制御する制御手
段とを備え、前記検出手段から中間搬入点にあるパレッ
トに関して検出手段から不適正とする検出信号が出力さ
れた場合に、取出手段で被加工物を取出すことなく、当
該取出手段が被加工物を取出したときと同様に前記処理
手段又は受渡手段の少なくとも一つを動作させる架空処
理動作を行い、前記検出手段から不適正とする検出信号
が出力されるものであって架空処理動作がなされないパ
レットが中間搬入点と中間搬出点との間に所定個数以上
存在する場合には、中間搬入点にあるパレットに関して
不適性とする検出信号が検出手段から出力されると当該
パレットに対して架空処理動作を行なうことなく、移動
停止制御手段が前記パレットを中間搬出点側へ移送する
【0012】また、本発明に係る被加工物搬入搬出制御
装置は必要に応じて、被加工物の搬入から搬出までの情
報を順次更新して保持し、この更新される情報に基づい
て制御手段が各制御動作を実行するものである。
【0013】
【作用】本発明においては、移送手段により連続的に移
送される被加工物を処理手段に対して取出手段が搬入・
搬出し、この搬入された被加工物に対して各種の処理を
処理手段が実行し、この各種の処理手段における各種の
処理部相互間における被加工物を受渡手段が受渡し、移
送手段の中間搬入点に移送されたパレットにおける被加
工物の適否を検出手段が検出し、この検出された検出信
号に基づいて処理手段、取出手段又は受渡手段の動作を
制御手段が制御し、中間搬出点の状態により被加工物が
適正でないパレットに対しても架空処理動作を行なうこ
となく中間搬入点から中間搬出点側へパレットを移送制
御するようにしたので、被加工物を予め対応付けられた
パレットに確実に搬出載置することができると共に、こ
の被加工物の搬入から搬出までの所要時間を極力短縮化
できる。
【0014】また、本発明においては、被加工物の搬入
から搬出までの各処理動作毎に情報を更新し、この更新
された情報に基づいて制御手段が各制御動作を実行する
ようにしたので、被加工物に対する各情報を確実に管理
できることとなり、被加工物を予め対応付けられたパレ
ットにより確実且つ迅速にに搬出載置することができる
ことができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1ないし図3に
基づいて説明する。この図1は本実施例に係る被加工物
搬入搬出制御装置の全体構成図、図2は図1に記載する
装置の動作フローチャート、図3は図1に記載する装置
が対象とするパレット及び被加工物の外観斜視図を示
す。
【0016】前記各図において本実施例に係る被加工物
搬入搬出制御装置は、3個の相互に関連する被加工物W
11・W12・W13、〜、Wn1・Wn2・Wn3が載置されたパ
ッレトP1、〜、Pnを滑動自在に支持して順次矢印方
向に移送するフリーフローコンベア構造の移送コンベア
1と、この移送コンベア1の中間搬入点11から被加工
物W11(又は、W21、〜、Wn1)を後段側へ搬入すると
共に、後段側から被加工物W11(又は、W11、〜、Wn
1)を移送コンベア1の中間搬出点12へ搬出する取出
しロッボト3と、この取出しロボット3から搬入された
2個の被加工物W11・W21(又はW21・W31、・・・)
を取込んでNC旋盤加工、計測処理を同時に実行する処
理部2とを有する構成である。
【0017】前記取出しロッボト3と処理部2との間に
は、位相合せ部31、受渡部7、仮置台71及びローデ
ィング部4が各々配設される構成である。前記処理部2
は、ローディング部4から搬入される被加工物W11、
〜、Wn1を数値制御に基づく旋盤加工を行うNC旋盤部
21と、このNC旋盤加工された被加工物W11、〜、W
n1を洗浄する洗浄部22と、この洗浄された被加工物W
11、〜、Wn1の加工精密度を計測する計測部23とを備
える構成である。
【0018】前記位相合せ部31は、取出しロボット3
から搬入され、又は取出しロボット3へ搬入される各被
加工物W11(又は、W21、〜、Wn1)の載置方向を検出
して調整する構成である。前記受渡部7は、位相合せ部
31で位相調整された被加工物W11(又は、W21、〜、
Wn1)をさらに側方の処理部2側の仮置台71へ移送す
る構成である。前記ローディング部4は、仮置台71に
移送された被加工物W11(又は、W21、〜、Wn1)を前
記処理部2の各処理工程へ搬入・搬出して移送する構成
である。前記仮置台71は受渡部7から搬入(又は搬
出)される被加工物W11(又は、W21、〜、Wn1)とロ
ーディング部4から搬出(又は搬入)される被加工物W
21(又は、W11、W31〜、Wn1)との入れ替えのために
設けられる。
【0019】前記移送コンベア1の中間搬入点11には
搬入検出部51が配設され、この搬入検出部51は中間
搬入点11を挟んで発光部51a及び受光部51bを対
向して備え、発光部51aから射出された光が移送され
るパッレトP1、〜、Pn上に被加工物W11、〜、Wn1が
正常に載置されている場合には遮断されることから、こ
の光の遮断の有無を受光部51bが検出することにより
搬入の適否を判断する。また、前記移送コンベア1の中
間搬出点12には搬出検出部52が配設され、前記搬入
検出部51と同様に発光部52a及び受光部52b備
え、この受光部51bの検知信号により搬入の適否を判
断する。
【0020】前記移送コンベア1の中間搬入点11には
搬入ストッパ部81が配設され、この搬入ストッパ部8
1は移送コンベア1により順次滑動自在に移送されるパ
レットP1、〜、Pnの移動を、前記取出しロボット3か
ら加工等の処理をされた被加工物W11、〜、Wn1が載置
されるまで滞留停止する構成である。また、前記移送コ
ンベア1の中間搬出点12には搬出ストッパ部82が配
設される。
【0021】また、前記移送コンベア1、処理部2、取
出しロボット3、ローディング部4、検出部5、受渡部
7及びストッパ部8の各々は制御演算部9により制御さ
れる。この制御演算部9は、前記中間搬入点にあるパレ
ットに関して不適正判断された場合に、取出しロボット
3で被加工物W11、〜、Wn1を取出すことなく、当該取
出しロボット3が被加工物W11、〜、Wn1を取出したと
きと同様に前記ローディング部4を動作させる架空処理
動作を行い、不適正なパレットP1、(P2、〜、Pn)
であって架空処理動作がなされないパレットP1、(P
2、〜、Pn)が中間搬入点11と中間搬出点12との
間に存在する場合には、中間搬入点11にあるパレット
P1、(P2、〜、Pn)に関して不適正と判断されたと
きであってもこのパレットP1、(P2、〜、Pn)に対
して架空処理動作を行なうことなく中間搬出点12側へ
移送する構成である。
【0022】なお、前記パレットP1、〜、Pnには各々
載置される各被加工物W11・W12・W13、〜、Wn1・W
n2・Wn3関するデータを記憶するIDメモリM11、〜、
Mn2が設けられ、この移送コンベア1に隣接して設けら
れるIDリード・ライタ54、55で読取られ、また書
込まれる構成である。
【0023】次に、前記構成に基づく本実施例の動作を
説明する。前提として、移送コンベア1から順次移送さ
れるパレットP1、〜、PnのうちパレットP1、〜、P5
までについては、中間搬入点11で搬入検出部51が検
出するとパレットP1、〜、P5に載置された被加工物W
11、〜、W51を取出しロボット3が搬入する。前記パレ
ットP1、〜、Pnにより相互に関連する3個の被加工物
W11・W12・W13、〜、Wn1・Wn2・Wn3が図3に示す
ように載置され、この中間に載置された被加工物W11、
〜、Wn1のみが順次搬入対象とする。
【0024】まず、前記被加工物W11に関しては、移送
コンベア1の中間搬入点11でそのパレットP1(又は
P2、〜、Pn)の存在の有無を近接センサ53が判断す
る(ステップ1)。このパレットP1(又はP2、〜、P
n)が存在すると判断された場合には中間搬入点11の
ロケータ(図示を省略)を上昇させてパレットP1(又
はP2、〜、Pn)の位置を確認する(ステップ2)。こ
の位置が確認されたパレットP1(又はP2、〜、Pn)
のIDメモリM11(又はM21、〜、Mn1)からIDリー
ダ・ライタ54がIDデータD11(又はD21、〜、Dn
1)を読みだし、さらにこの中間搬入点11に搬入され
たことのデータを付加してIDメモリM11(又はM21、
〜、Mn1)に書込む(ステップ3)。
【0025】前記読出されたIDデータD11(又はD2
1、〜、Dn1)及び前記搬入検出部51の検出データに
基づいて制御演算部9はパレットP1(又はP2、〜、P
n)が空パレット(被加工物が載置されていないパレッ
ト)又はNGパレット(IDデータにより適正でないと
判断されるパレット及びIDデータが十分でないパレッ
ト)であるか否かを判断する(ステップ4)。このパレ
ットP1(又はP2、〜、Pn)が空パレット又はNGパ
レットであると判断した場合には、さらに制御演算部9
は前記中間搬入点11と中間搬出点12との間に、空パ
レット又はNGパレットであって架空処理動作が実行さ
れていない先行するパレットP11、〜、Pm(P11、
〜、PmはパレットP1、〜、Pnに先行して移送されて
いるパレットである。)が滞留しているか否かを判断す
る(ステップ5)。この制御演算部9の判断は、前記ス
テップ4における判断結果と前記搬出及び搬入の各スト
ッパ部81、82の各出力を演算し、この演算結果に基
づいて行なう。
【0026】前記ステップ5において空パレット又はN
Gパレットであって架空処理動作が実行されていない前
記先行するパレットP11(又はP12、〜、Pm)が滞留
停止していないと判断された場合には、この中間搬入点
11に位置するパレットP1(又はP2、〜、Pn)に対
して架空処理動作を実行するように制御演算部9が制御
演算し、処理部2、取出しロボット3、ローディング部
4、受渡部7がこの架空処理動作を実行する(ステップ
6)。
【0027】また、前記ステップ4において搬入された
パレットP1(又はP2、〜、Pn)が空パレット又はN
Gパレットでないと判断(即ち、適正なパレットである
との判断)された場合には、制御演算部9は取出しロボ
ット3に対してパレットP1(又はP2、〜、Pn)から
被加工物W11(又はW21、〜、Wn1)を取出すように指
令し、この被加工物W11(又はW21、〜、Wn1)に対し
て通常処理動作を実行する(ステップ7)。この通常処
理動作は制御演算部9が処理部2、ローディング部4、
受渡部7に対して取出された被加工物W11(又はW21、
〜、Wn1)に予め定められた動作を実行させる。この通
常処理動作が開始されるとロケータ(図示を省略)が下
降して中間搬入点11のパレットP1(又はP2、〜、P
n)から被加工物W11(又はW21、〜、Wn1)が取出さ
れたことを制御演算部9が確認する(ステップ8)。こ
の取出しが確認されると制御演算部9はIDリーダ・ラ
イタ54がパレットP1(又はP2、〜、Pn)のIDメ
モリM11(又はM21、〜、Mn1)に被加工物W11(又は
W21、〜、Wn1)が取出されて通常処理動作に移行され
たことを内容とするIDデータD11(又はD21、〜、D
n1)を書込む(ステップ9)。
【0028】前記ステップ9においてIDデータD11
(又はD21、〜、Dn1)が書き込まれた場合、前記ステ
ップ5において空パレット又はNGパレットであって架
空処理動作が実行されていないパレットP11(又はP1
2、〜、Pm)が滞留停止していないと判断された場合に
は、いずれも搬入ストッパ部81が遮断杆を引くことに
より中間搬入点11にあるパレットP1(又はP2、〜、
Pn)を中間搬出点12側へ送出する(ステップ1
0)。この中間搬出点12側への送出の後に、搬入スト
ッパ部81が遮断杆を突出させてパレットP1(又はP
2、〜、Pn)の次に移送されるパレットP2(又はP3、
〜、Pn+1)を中間搬入点11に停止させる。
【0029】このパレットP2(又はP3、〜、Pn+1)
が中間搬出点12側へ移送されると、前記搬入ストッパ
部81の動作に伴って出力される信号を制御演算部9が
積算する(ステップ11)。この制御演算部9の積算
は、中間搬出点12までの間に滞留停止するパレットの
積算値に「1」を加算することにより行なう。
【0030】さらに、近接センサ56が中間搬出点12
にパレットP1(又はP2、〜、Pn)の存在の有無を判
断する(ステップ12)。このパレットP1(又はP2、
〜、Pn)が中間搬出点12が存在すると判断された場
合には、制御演算部9は搬出側のロケータ(図示を省
略)を上昇させて搬出側のパレット位置を確認する(ス
テップ13)。このパレット位置が確認されたパレット
P1(又はP2、〜、Pn)のIDメモリM11(又はM2
1、〜、Mn1)からIDデータD11(又はD21、〜、Dn
1)を読出し、さらにこの中間搬出点12に搬入された
ことのデータを付加して前記IDメモリM11(又はM2
1、〜、Mn1)に書込む(ステップ14)。
【0031】また、この中間搬出点12に搬入されたパ
レットP1(又はP2、〜、Pn)に前記通常処理動作が
実行されているか否かを制御演算部9が判断する(ステ
ップ15)。このパレットP1(又はP2、〜、Pn)が
通常処理動作に係るものであると判断された場合には、
制御演算部9の制御に基づいて取出しロボット3が該当
する被加工物W11(又はW21、〜、Wn1)をパレットP
1(又はP2、〜、Pn)に載置する(ステップ16)。
この被加工物W11(又はW21、〜、Wn1)が載置された
パレットP1(又はP2、〜、Pn)のIDメモリM11
(又はM21、〜、Mn1)に対して処理部2のNC旋盤部
21、洗浄部22、計測部23において各々実行された
結果のデータを付加したパレット情報をIDデータD11
(又はD21、〜、Dn1)として書込む(ステップ1
7)。さらに、この制御演算部9が搬出側のロケータ
(図示を省略)を下降させて中間搬出点12に位置する
パレットP1(又はP2、〜、Pn)へ被加工物W11(又
はW21、〜、Wn1)が確実に載置されたかを確認する
(ステップ18)。
【0032】この被加工物W11(又はW21、〜、Wn1)
の載置が確認された場合、又は前記ステップ15におい
て通常処理動作の対象とされないパレットP1(又はP
2、〜、Pn)である場合には、それぞれを下流側へ送出
する(ステップ19)。この下流側へのパレットP1
(又はP2、〜、Pn)の送出がなされると、制御演算部
9が中間搬入点11から中間搬出点12までの間に滞留
停止するパレットの積算値から「1」を減算する(ステ
ップ20)。
【0033】このようにして移送コンベア1で順次連続
して移送されるパレットP1(又はP2、〜、Pn)の被
加工物W11(又はW21、〜、Wn1)を取出して所定の処
理を実行した後に、この被加工物W11(又はW21、〜、
Wn1)を対応するパレットP1(又はP2、〜、Pn)に
正確且つ迅速に戻して載置することができる。また、パ
レットP1(又はP2、〜、Pn)のうち空パレット又は
NGパレットに該当する場合には架空処理動作を実行す
ることにより、さらに正確に被加工物W11(又はW21、
〜、Wn1)の戻し載置を行なえることとなる。さらに、
架空処理動作のパレットP1(又はP2、〜、Pn)が存
在する場合には架空処理動作を実行することなく通過さ
せるようにしているので、処理動作の時間を短縮できる
こととなる。
【0034】なお、本実施例においては、中間搬入点1
1と中間搬出点12との間に滞留停止するパレットP1
(又はP2、〜、Pn)に空パレット又はNGパレットで
あって架空処理動作が実行されないものが存在する場合
には、中間搬入点11に位置するパレットP1(又はP
2、〜、Pn)に対して架空処理動作を行わない構成とし
たが、このようなパレットが所定数(例えば、3個)以
上存在する場合にのみ架空処理動作を行わないように構
成することもできる。このパレットの所定数は中間搬入
搬入点11から中間搬出点12までの間にパレットを滞
留停止できる許容個数により任意に設定することができ
る。
【0035】また、前記実施例においては各パレットP
1、〜、Pnの状態及び内容をパレットP1、〜、Pn側に
配設されるIDメモリM11、〜、Mn1に順次書込む構成
としたが、制御演算部9の制御演算に基づいてこの内部
メモリ又は外部メモリに格納するように構成することも
できる。
【0036】
【発明の効果】以上のように本発明においては、移送手
段により連続的に移送される被加工物本発明において
は、移送手段により連続的に移送される被加工物を処理
手段に対して取出手段が搬入・搬出し、この搬入された
被加工物に対して各種の処理を処理手段が実行し、この
各種の処理手段における各種の処理部相互間における被
加工物を受渡手段が受渡し、移送手段の中間搬入点に移
送されたパレットにおける被加工物の適否を検出手段が
検出し、この検出された検出信号に基づいて処理手段、
取出手段又は受渡手段の動作を制御手段が制御し、中間
搬出点の状態により被加工物が適正でないパレットに対
しても架空処理動作を行なうことなく中間搬入点から中
間搬出点側へパレットを移送制御するようにしたので、
被加工物を予め対応付けられたパレットに確実に搬出載
置することができると共に、被加工物の搬入から搬出ま
での所要時間を極力短縮化できるという効果を奏する。
また、本発明においては、被加工物の搬入から搬出まで
の各処理動作毎に情報を更新し、この更新された情報に
基づいて制御手段が各制御動作を実行するようにしたの
で、被加工物に対する各情報を確実に管理できることと
なり、被加工物を予め対応付けられたパレットにより確
実且つ迅速にに搬出載置することができるという効果を
有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係る被加工物搬入搬出制御装置の全
体構成図である。
【図2】図1に記載する実施例装置の動作フローチャー
トである。
【図3】図1に記載する実施例装置におけるパレット及
び被加工物の外観斜視図である。
【図4】従来の被加工物搬入搬出制御装置の全体構成図
である。
【符号の説明】
1 移送コンベア 2 処理部 3 取出しロボット 4 ローディング部 6 分配部 7 受渡部 9 制御演算部 11 中間搬入点 12 中間搬出点 21 NC旋盤部 22 洗浄部 23 計測部 31 位相合せ部 51、52 検出部 53、56 近接センサ 54、55 IDリーダ・ライタ 71 仮置部 81、82 ストッパ部 W11・W12・W13、〜、Wn1・Wn2・Wn3 被加工物 P1、〜、Pn パッレト M11、〜、Mn1 IDメモリ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 循環移動する単一の供給流路で形成さ
    れ、当該供給流路に被加工物が載置されたパレットを滑
    動自在に摺接状態で支持し、当該パレットを順次移送す
    る移送手段と、前記被加工物を複数個取込み、当該複数
    個の被加工物に対して同時に複数の処理を実行する処理
    手段と、前記移送手段の供給流路における中間搬入点か
    ら被加工物を取出して処理手段へ搬入すると共に、処理
    手段で処理された被加工物を取出して前記移送手段の供
    給流路における中間搬出点へ搬出する取出手段と、前記
    処理手段における複数の処理部相互間における被加工物
    の受渡しを行う受渡手段と、前記移送手段の中間搬入点
    に移送されたパレットの被加工物が適正か否かを検出し
    て検出信号を出力する検出手段と、前記中間搬出点に順
    次移送されるパレットの移動又は停止を制御する移動停
    止制御手段と、前記検出信号に基づいて移動停止制御手
    段、処理手段、取出手段又は受渡手段のうち少なくとも
    1つを調整して、取出手段により処理手段からから搬出
    される被加工物を中間搬入点におけるパレットと同じパ
    レットに中間搬出点で載置するように制御する制御手段
    とを備え、 前記検出手段から中間搬入点にあるパレットに関して検
    出手段から不適正とする検出信号が出力された場合に、
    取出手段で被加工物を取出すことなく、当該取出手段が
    被加工物を取出したときと同様に前記処理手段又は受渡
    手段の少なくとも一つを動作させる架空処理動作を行
    い、 前記検出手段から不適正とする検出信号が出力されるも
    のであって架空処理動作がなされないパレットが中間搬
    入点と中間搬出点との間に所定個数以上存在する場合に
    は、中間搬入点にあるパレットに関して不適正とする検
    出信号が検出手段から出力されると当該パレットに対し
    て架空処理動作を行なうことなく、移動停止制御手段が
    前記パレットを中間搬出点側へ移送することを特徴とす
    る被加工物搬入搬出制御装置。
  2. 【請求項2】 前記請求項1に記載の被加工物搬入搬出
    制御装置において、 前記被加工物の搬入から搬出までの情報を順次更新して
    保持し、この更新される情報に基づいて制御手段が各制
    御動作を実行することを特徴とする被加工物搬入搬出制
    御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN115351584A (zh) * 2022-08-31 2022-11-18 珞璜(重庆)机器人有限公司 一种缸头自动化加工系统

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