JPH08317182A - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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JPH08317182A
JPH08317182A JP7148256A JP14825695A JPH08317182A JP H08317182 A JPH08317182 A JP H08317182A JP 7148256 A JP7148256 A JP 7148256A JP 14825695 A JP14825695 A JP 14825695A JP H08317182 A JPH08317182 A JP H08317182A
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JP7148256A
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English (en)
Inventor
Yuko Ikeda
祐子 池田
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、DTMF信号によりリモート制御し
て原稿を作成しファクシミリ送信できるファクシミリ装
置を提供することを目的としている。 【構成】オペレータは外出先の電話機からファクシミリ
装置に電話し、ファクシミリ装置が着呼すると、文字変
換/文書作成を指定するリモコン用コード「11*」を
入力する。ファクシミリ装置はこのコードが入力される
と、文書変換/文書作成モードに移行し、文書作成方法
の入力を促す音声ガイドを出力して、DTMF信号によ
る入力が指定されると、電話機から送られるDTMF信
号を文字変換するとともに変換した文字データを音声出
力する。途中、文章作成方法が数字入力、音声入力ある
いは定型文指定入力に変更されると、変更された方法に
より文章を作成して、作成した文章を画情報に変換し、
指定された送信先にファクシミリ送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ファクシミリ装置に関
し、詳細には、リモート制御可能なファクシミリ装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】近時、ファクシミリ装置はその普及に伴
って、高度化、多機能化が進んでおり、ファクシミリ装
置の各種機能を外出先の電話機から所定のDTMF(Du
al Tone-Multifrequency)信号を送信することによって
制御可能なリモート制御機能を備えたものが出現してい
る。
【0003】従来のこの種のファクシミリ装置として
は、例えば、送話者に対して留守の伝言を伝える音声応
答部と、送話者の音声信号を分析、認識する音声認識部
と、音声認識されたディジタルデータを文字フォントデ
ータに変換する文字変換部と、前記文字フォントデータ
を記録紙上に印字する印字部と、これらの各部を制御す
る制御部と、を有するもの(特開平4−356860号
公報参照)がある。
【0004】このファクシミリ装置によれば、留守のと
きにファクシミリ装置に送話者から音声によるメッセー
ジがあった場合に、当該音声によるメッセージを文字に
変換して、的確に伝達することができる。
【0005】また、従来、子電話を接続可能なファクシ
ミリ装置において、ファクシミリ本体に上記子電話から
のデュアルトーン信号を検出する検出回路を有し、子電
話より所定のデュアルトーン信号を送ることにより、前
もってセットされた原稿の送信処理を行うファクシミリ
装置(特開平3−101360号公報参照)がある。
【0006】このファクシミリ装置によれば、ファクシ
ミリ本体に子電話からデュアルトーン信号を送ることに
より、予めファクシミリ本体にセットした原稿を送信す
ることができる。
【0007】さらに、従来、音声帯域信号を検出し、そ
の内容を識別する識別手段と、この識別手段の識別結果
に基づいて上記音声帯域信号の内容に対応する文字を上
記音声帯域信号の内容に対応する文字を上記音声帯域信
号と文字コードとの対応表により選択する文字選択手段
と、この文字選択手段によって選択された文字を印字ま
たは表示する出力手段と、を有するファクシミリ装置
(特開平2−26463号公報参照)がある。
【0008】このファクシミリ装置によれば、DTMF
信号を受信してこのDTMF信号を文字選択手段によっ
て所定文字に変換して出力することにより、外部の公衆
電話機等からでもメッセージをファクシミリ装置に送信
することができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のファクシミリ装置にあっては、外部からのリ
モート操作によりファクシミリ装置の機能をいまだ十分
に活用することができず、ファクシミリ装置の利用性を
向上させる上でなお改良の余地があった。
【0010】すなわち、特開平4−356860号公報
記載のファクシミリ装置にあっては、留守のときにファ
クシミリ装置に送話者から音声によるメッセージがあっ
た場合に、当該音声によるメッセージを文字に変換し
て、的確に伝達することはできるが、電話機等からファ
クシミリ装置をリモート操作して、他のファクシミリ装
置に画情報を送信させること、例えば、外出先から自宅
のファクシミリ装置をリモート操作して、他のファクシ
ミリ装置に画情報を送信させることができず、ファクシ
ミリ装置の利用性を向上させる上でなお改良の余地があ
った。
【0011】また、特開平3−101360号公報記載
のファクシミリ装置にあっては、ファクシミリ本体に子
電話からデュアルトーン信号を送ることにより、予めフ
ァクシミリ本体に予めセットした原稿を送信することは
できるが、このファクシミリ装置を利用するためには、
予めファクシミリ装置に送信原稿をセットしておく必要
があり、予めセットした原稿により当該ファクシミリ装
置が占有される結果となるとともに、電話機等からファ
クシミリ装置をリモート操作して、そのとき送信を必要
とする内容の原稿を他のファクシミリ装置に送信させる
ことができず、ファクシミリ装置の利用性を向上させる
上でなお改良の余地があった。
【0012】さらに、特開平2−26463号公報記載
のファクシミリ装置にあっては、DTMF信号を受信し
てこのDTMF信号等を所定文字に変換して出力するこ
とにより、外部の公衆電話機等からでもメッセージをフ
ァクシミリ装置に送信することはできるが、上記同様
に、電話機等からファクシミリ装置をリモート操作し
て、そのとき送信を必要とする原稿の内容を他のファク
シミリ装置に送信させることはできず、ファクシミリ装
置の利用性を向上させる上でなお改良の余地があった。
特に、相手先のファクシミリ装置が、当該機能を有して
いないときには、リモート操作によりメッセージを送る
ことができない。
【0013】このように、ファクシミリ装置が普及した
今日であっても、公衆電話機や携帯電話機の普及に比較
して、公衆ファクシミリ装置は少なく、外出先から、意
図する原稿を意図する相手先にファクシミリ送信するの
になお不便であり、従来のファクシミリ装置において
は、この問題をなお十分に解決することができない。
【0014】そこで、本発明は、筆記用具が無くても、
意図する内容の原稿を会社や自宅のファクシミリ装置を
利用して、意図する相手先のファクシミリ装置に送信で
きる利用性の良好なファクシミリ装置を提供することを
目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明のフ
ァクシミリ装置は、外部の通信端末から着呼後に入力さ
れる所定のDTMF信号によりリモート制御可能とした
ファクシミリ装置において、DTMF信号と対応させて
文字データを記憶するデータ記憶手段と、受信したDT
MF信号に基づいて前記データ記憶手段の記憶する文字
データを読み出す読出手段と、前記読出手段の読み出し
た文字データを画情報に変換する画情報変換手段と、前
記画情報変換手段の変換した画情報を指定された相手先
にファクシミリ送信させる制御手段と、を備えることに
より、上記目的を達成している。
【0016】この場合、例えば、請求項2に記載するよ
うに、前記ファクシミリ装置は、前記DTMF信号に割
り当てられている値を数値データとして文字化する数値
化手段を、さらに備え、前記画情報変換手段は、前記数
値化手段の文字化した数値データを画情報に変換するも
のであってもよい。
【0017】また、例えば、請求項3に記載するよう
に、前記データ記憶手段は、所定のDTMF信号に対応
させて予め入力された文字、図形等の所定の定型文を記
憶し、前記読出手段は、前記DTMF信号に基づいて前
記データ記憶手段から前記定型文を読み出してもよい。
【0018】さらに、例えば、請求項4に記載するよう
に、前記ファクシミリ装置は、前記読出手段の読み出し
た文字データあるいは(及び)前記数値化手段の文字化
した数値データを音声データに変換する文字/音声変換
手段と、前記文字/音声変換手段の変換した音声データ
を音声出力する音声出力手段と、を備え、前記制御手段
は、予め設定された文章の区切りあるいは(及び)文章
の終わりを示すDTMF信号を受信すると、前記読出手
段の読み出した文字データあるいは(及び)前記数値化
手段の文字化した数値データを前記文字/音声変換手段
により音声データに変換させ、前記音声出力手段を介し
て前記通信端末に音声出力させるものであってもよい。
【0019】請求項5記載の発明のファクシミリ装置
は、リモート制御可能なファクシミリ装置において、外
部の通信端末から着呼後に入力される音声を文字データ
に変換する音声/文字変換手段と、前記音声/文字変換
手段の変換した文字データを画情報に変換する画情報変
換手段と、前記画情報変換手段の変換した画情報を指定
された相手先にファクシミリ送信させる制御手段と、を
備えることにより、上記目的を達成している。
【0020】この場合、例えば、請求項6に記載するよ
うに、前記ファクシミリ装置は、前記音声/文字変換手
段の変換した文字データを音声データに変換する文字/
音声変換手段と、前記文字/音声変換手段の変換した音
声データを音声出力する音声出力手段と、を備え、前記
制御手段は、前記音声/文字変換手段の変換した文字デ
ータを前記文字/音声変換手段により音声データに変換
させ、前記音声出力手段を介して前記通信端末に音声出
力させるものであってもよい。
【0021】
【作用】請求項1記載の発明のファクシミリ装置によれ
ば、文字データをDTMF信号と対応させてデータ記憶
手段に記憶し、着呼後に、外部の通信端末からDTMF
信号を受信すると、読出手段が、受信したDTMF信号
に基づいてデータ記憶手段の記憶する文字データを読み
出す。
【0022】読出手段の読み出した文字データを、画情
報変換手段が画情報に変換し、制御手段が、画情報変換
手段の変換した画情報を指定された相手先にファクシミ
リ送信させる。
【0023】したがって、電話機等の外部通信端末から
DTMF信号により文字データを指定することにより文
章を作成し、作成した文章を指定の送信先のファクシミ
リ装置に画情報として送信させることができる。
【0024】その結果、近くにファクシミリ装置が無く
ても、外出先の電話機等からDTMF信号を自宅や会社
のファクシミリ装置に送信することによりリモート制御
して、文章を作成し、作成した文章を意図する送信先の
ファクシミリ装置に送信することができ、ファクシミリ
装置の利用性を向上させることができる。
【0025】この場合、例えば、請求項2に記載するよ
うに、ファクシミリ装置が、DTMF信号に割り当てら
れている値を数値データとして文字化する数値化手段
を、さらに備え、画情報変換手段が、数値化手段の文字
化した数値データを画情報に変換するようにすると、D
TMF信号により数値データを簡単、かつ、迅速に文字
化させて、文章を簡単に作成することができ、ファクシ
ミリ装置の利用性をより一層向上させることができる。
【0026】また、例えば、請求項3に記載するよう
に、データ記憶手段が、所定のDTMF信号に対応させ
て予め入力された文字、図形等の所定の定型文を記憶
し、読出手段が、DTMF信号に基づいてデータ記憶手
段から定型文を読み出すようにすると、リモート制御に
より文章をより一層簡単に作成することができるととも
に、複雑な文章をもリモート制御により作成することが
でき、ファクシミリ装置の利用性をさらにより一層向上
させることができる。
【0027】さらに、例えば、請求項4に記載するよう
に、ファクシミリ装置が、読出手段の読み出した文字デ
ータあるいは(及び)数値化手段の文字化した数値デー
タを音声データに変換する文字/音声変換手段と、文字
/音声変換手段の変換した音声データを音声出力する音
声出力手段と、を備え、制御手段が、予め設定された文
章の区切りあるいは(及び)文章の終わりを示すDTM
F信号を受信すると、読出手段の読み出した文字データ
あるいは(及び)数値化手段の文字化した数値データを
文字/音声変換手段により音声データに変換させ、音声
出力手段を介して通信端末に音声出力させるようにする
と、DTMF信号により指定した文字データや数値デー
タが意図する文字データであるかどうかを簡単、かつ、
容易に確認することができ、意図する文章を正確に作成
することができる。
【0028】請求項5記載の発明のファクシミリ装置に
よれば、外部の通信端末から着呼後に音声が入力される
と、音声/文字変換手段が、入力された音声を文字デー
タに変換し、音声/文字変換手段の変換した文字データ
を、画情報変換手段が、画情報に変換する。
【0029】そして、この画情報変換手段の変換した画
情報を、制御手段が、リモート制御により指定された相
手先にファクシミリ送信させる。
【0030】したがって、外出先の電話機等から音声に
より意図する文章を入力することにより、入力した文章
を意図する送信先に画情報としてファクシミリ送信する
ことができ、ファクシミリ装置の利用性を向上させるこ
とができるとともに、文章を簡単に入力することができ
る。
【0031】この場合、例えば、請求項6に記載するよ
うに、ファクシミリ装置が、音声/文字変換手段の変換
した文字データを音声データに変換する文字/音声変換
手段と、文字/音声変換手段の変換した音声データを音
声出力する音声出力手段と、を備え、制御手段が、音声
/文字変換手段の変換した文字データを文字/音声変換
手段により音声データに変換させ、音声出力手段を介し
て通信端末に音声出力させるようにすると、音声により
入力した内容が適切にファクシミリ装置に認識されてい
るかどうかを簡単、かつ、容易に確認することができ、
正確な文章を作成することができる。
【0032】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を添付図面に基
づいて詳細に説明する。
【0033】尚、以下に述べる実施例は、本発明の好適
な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付
されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特
に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様
に限られるものではない。
【0034】図1〜図4は、本発明のファクシミリ装置
の一実施例を示す図である。
【0035】図1は、本発明のファクシミリ装置の一実
施例を適用したファクシミリ装置1のブロック図であ
る。
【0036】図1において、ファクシミリ装置1は、ス
キャナ2、プロッタ3、DCR4、SAFメモリ5、N
CU6、システム制御部7、システム情報記憶部8、ラ
インバッファ9、音声・文字変換/音声発生装置10及
び通信制御部11等を備えており、上記各部は、バス1
2により接続されている。
【0037】スキャナ2は、例えば、CCD(Charge C
oupled Device)を利用したイメージスキャナ等が利用
されており、一般に、ADF(自動原稿送り装置)を備
えている。ADFには、複数枚の原稿がセットされ、A
DFは、セットされた原稿を1枚ずつスキャナ2の原稿
読取部に送給する。
【0038】スキャナ2は、ADFから搬送されてきた
原稿を走査し、原稿の画情報を所定の解像度で読み取っ
て、DCR4あるいはプロッタ3に出力する。
【0039】プロッタ3としては、例えば、サーマル素
子を利用したサーマル記録装置、あるいは、電子写真式
記録装置等が使用され、プロッタ3は、サーマル記録装
置が使用されているときには、感熱記録紙に直接、ある
いは、普通記録紙にインクシートを介して間接的に受信
画像やスキャナ2で読み取った画情報を記録する。
【0040】DCR(符号化・復号化部)4は、画情報
の電送時間の短縮化と効率化及びSAFメモリ5への蓄
積の効率化を図るものであり、画情報を所定の符号化方
式に従って符号化し、また、符号化された画情報を復号
化する。
【0041】SAFメモリ5は、例えば、大容量のRA
M(Random Access Memory)あるいはハードディスク装
置等で構成され、主に画情報を蓄積する。SAFメモリ
5には、送信原稿の画情報や受信画情報が蓄積され、シ
ステム制御部7の制御下で、所定時期に読み出されて送
信処理や記録処理等が行われる。
【0042】NCU6は、回線、例えば、公衆電話回線
に接続されており、システム制御部7の制御下で動作し
て、回線からの発呼に対して自動着呼し、また、回線へ
の自動発呼処理を行う。
【0043】通信制御部11は、相手ファクシミリ装置
との間でファクシミリ制御信号を交換し、ファクシミリ
通信手順を実行する。特に、通信制御部11は、着呼後
に、相手先から送られてくるDTMF信号を受信し、D
TMF信号の種類を検出して、その内容をシステム制御
部7に通知する。
【0044】システム情報記憶部8は、ROM(Read O
nly Memory)やRAM(Random Access Memory)等で構
成され、ファクシミリ装置1のシステムプログラムが格
納されているとともに、後述するリモート処理プログラ
ム及びこのリモート処理プログラムを実行するために必
要な各種データ及びシステムデータ等が格納されてい
る。
【0045】特に、システム情報記憶部(データ記憶手
段)8は、図2に示すような文字変換コード表を記憶し
ている。この文字変換コード表は、DTMF信号と文字
情報(文字データ)とを対応させたコード表であり、図
2に示すように、DTMF信号の1の位と10の位とに
より文字情報を特定するコード表である。図2に示す文
字変換コード表には、ひらがなとアルファベットが設定
されている。
【0046】また、システム情報記憶部8は、図示しな
いが、ファクシミリ装置1の操作表示部のキー操作によ
り前記文字変換コード表の文字を指定することにより作
成された定型文やスキャナ2で読み取られSAFメモリ
5に格納された定型原稿の管理データを指定入力された
DTMF信号に対応させて記憶している。
【0047】なお、定型原稿の画情報自体は、SAFメ
モリ5に格納され、この定型原稿を管理するのに必要な
管理データ、例えば、定型原稿の名称、SAFメモリ5
の格納アドレス等がシステム情報記憶部8に記憶され
る。
【0048】さらに、システム情報記憶部8は、上記文
字変換コード表の文字データを画情報に変換する画情報
変換処理プログラムを格納している。
【0049】システム情報記憶部8の記憶する上記リモ
ート処理プログラムには、DTMF信号に基づいてこの
文字変換コード表を検索して、DTMF信号を文字デー
タに変換する文字変換処理プログラム、音声・文字変換
/音声発生装置10を制御して文字データを音声データ
に変換して、音声出力させる音声出力プログラム、DT
MF信号に割り当てられている数値を数字データに変換
する数字変換処理プログラム及び画情報変換処理プログ
ラム等が、組み込まれている。
【0050】また、システム情報記憶部8は、システム
制御部7がファクシミリ装置1を制御する上で必要な各
種データや演算結果等のデータを記憶し、特に、上記リ
モート処理を実行する上で必要な各種データを記憶す
る。
【0051】さらに、システム情報記憶部8は、送信相
手先電話番号や動作時間等のリモート処理を行う上で必
要なデータを記憶し、送信相手先電話番号は、予めファ
クシミリ装置1の操作表示部(図示略)から入力され
て、システム情報記憶部8に格納される。そして、リモ
ート処理により画情報を送信する送信相手先電話番号
は、DTMF信号により予め記憶されている送信相手先
電話番号から選択すること、例えば、ワンタッチ指定や
短縮指定することにより行ってもよいし、DTMF信号
により直接送信相手先電話番号をファクシミリ装置1に
指定するようにしてもよい。
【0052】システム制御部7は、システム情報記憶部
8内のプログラムに基づいて、システム情報記憶部8の
RAMをワークメモリとして利用しつつファクシミリ装
置1の各部を制御し、ファクシミリ装置1としての処理
を実行するとともに、後述するリモート処理を実行す
る。
【0053】特に、システム制御部7は、システム情報
記憶部8の記憶する文字変換処理プログラムに基づいて
受信したDTMF信号や音声を文字データに変換し、ま
た、画情報変換処理プログラムに基づいて文字データを
画情報に変換する。
【0054】したがって、上記システム情報記憶部8
は、DTMF信号と対応させた文字データ、定型文及び
定型原稿を記憶するデータ記憶手段として機能し、ま
た、上記システム制御部7は、受信したDTMF信号を
データ記憶手段であるシステム情報記憶部8の記憶する
文字データに対応させて読み出す読出手段、読み出した
文字データを画情報に変換する画情報変換手段及び変換
した画情報を指定された相手先にファクシミリ送信させ
る制御手段として機能する。
【0055】音声・文字変換/音声発生装置(文字/音
声変換手段、音声/文字変換手段、音声出力手段)10
は、音声を文字データに変換し、また、文字データを音
声データに変換する音声・文字変換ジェネレータを備え
ており、着呼後に、回線から送られてきた音声を文字デ
ータに変換し、また、上記システム制御部7がDTMF
信号に基づいて文字変換した文字データを音声データに
変換して、変換した音声データを拡声出力(音声出力)
する。
【0056】ラインバッファ9は、上記システム制御部
7がDTMF信号に基づいて文字変換した1行分の文字
データを記憶し、また、上記音声・文字変換/音声発生
装置10が音声を文字変換した1行分の文字データを記
憶する。
【0057】ファクシミリ装置1は、上記各部の他に、
例えば、操作表示部等を備え、操作表示部は、テンキ
ー、スタートキー、ストップキー及びファンクションキ
ー等の各種操作キーを備えるとともに、ディスプレイ
(例えば、液晶ディスプレイ)を備えている。操作表示
部は、各操作キーにより送信操作等の各種命令が入力さ
れ、ディスプレイには、操作キーから入力された命令内
容やファクシミリ装置1からオペレータに通知する各種
情報が表示される。
【0058】次に、作用を説明する。
【0059】本実施例のファクシミリ装置1は、着呼
後、DTMF信号が入力されると、DTMF信号に基づ
いて文字データに変換し、また、音声が入力されると、
入力された音声を文字データに変換し、変換した文字デ
ータを画情報に変換して、指定された送信先にファクシ
ミリ送信するところにその特徴がある。
【0060】以下、このリモート操作処理について、図
3及び図4に示すシーケンス図に基づいて説明する。
【0061】いま、簡単のため、図3の上部に示すよう
に、「たにさん 13じまっています 営業3課○○」
(「たに」は、仮の人名であり、「○○」は、送信者の
氏名である。)なる文字を外部の電話機等からファクシ
ミリ装置1にDTMF信号により指定して、指定の相手
先のファクシミリ装置にファクシミリ送信させるものと
して、以下、説明する。
【0062】なお、図3及び図4において、左欄は、フ
ァクシミリ装置1の動作を示しており、右欄は、オペレ
ータによる電話機等での操作内容を示している。そし
て、「」内の文字は、ファクシミリ装置1の音声による
出力あるいは電話機からのオペレータによる音声による
入力を示しており、左欄の※印の音声内容は、電話機か
らDTMF信号あるいは音声により入力された内容の復
唱内容であることを示している。
【0063】また、「*(アスタリスク)」は、PB
(プッシュボタン)の入力操作の終了を示すために入力
されるPBを示し、「#(パウンド)」は、入力済の内
容を訂正する際に入力されるPBを示している。
【0064】オペレータは、外出先の電話機等からファ
クシミリ装置1をリモート操作するには、まず、ファク
シミリ装置1にダイヤルし、ファクシミリ装置1が着呼
すると、文章変換/文章作成を指定するリモコン用コー
ド、例えば、「11*」(電話機のPBの「1」を2回
操作して、「*」を操作する。)を入力操作する。
【0065】電話機は、入力操作されたPBに対応する
DTMF信号をファクシミリ装置1に送信する。
【0066】ファクシミリ装置1は、電話モードとファ
クシミリモードの自動切換モードに設定されており、こ
の状態で、NCU6が回線からの鳴動信号を検出する
と、システム制御部7が通信制御部11にCNG信号
(コーリングトーン信号)の検出動作を行わせて、ファ
クシミリ通信であるか否かをチェックする。
【0067】システム制御部7は、通信制御部11が所
定時間内にCNG信号を検出しないと、電話着信と判断
して、ファクシミリ装置1の各部の制御を始めるが、こ
のとき、回線からDTMF信号が入力されると、入力さ
れたDTMF信号をシステム情報記憶部8に記憶されて
いる文字変換/文章作成用リモコンコードであるか検索
して、DTMF信号の解析を行う。
【0068】システム制御部7は、受信したDTMF信
号が文字変換/文章作成用リモコンコードであると、リ
モコンモードの文字変換/文章作成モードに移行し、音
声・文字変換/音声発生装置10を駆動して、文章作成
方法の指定を促す音声ガイダンス、例えば、「文章作成
方法を入力してください」を出力させる。
【0069】なお、この音声ガイダンスのデータは、予
め音声・文字変換/音声発生装置10内等に格納されて
おり、音声・文字変換/音声発生装置10は、システム
制御部7からの指定により、指定された音声ガイダンス
の内容を音声出力して、NCU6を介して相手先に送信
する。
【0070】オペレータは、PBを入力操作してDTM
F信号に対応するコード指定を行うことにより文章作成
を行うときには、この音声ガイダンスに応じて、電話機
のPBを操作して、DTMF信号によりコード指定を行
って文章を作成するコード、例えば、「1*」を入力す
る。
【0071】ファクシミリ装置1のシステム制御部7
は、「1*」が入力されると、DTMF信号でのコード
指定による文章作成が選択されたと判断して、ファクシ
ミリ装置1の各部を制御し、次のDTMF信号が入力さ
れるのを待つ。
【0072】オペレータは、PBを操作することによ
り、DTMF信号により作成する文章内容の文字を1字
ずつ指定する。
【0073】すなわち、オペレータは、まず、「た」を
指定する「41」のPBを入力操作し、入力終了を示す
「*」を入力する。
【0074】システム制御部7は、「41*」のDTM
F信号を受信すると、DTMF信号「41」によりシス
テム情報記憶部8の文字変換コード表を検索して、文字
データ「た」を読み出し、ラインバッファ9に格納させ
るとともに、音声・文字変換/音声発生装置10にライ
ンバッファ9に格納させた文字データを音声出力させ
て、電話機等の相手先に出力させる。
【0075】オペレータは、入力したPBのDTMF信
号に対応する文字データが音声として送られてくるの
で、この音声により入力操作したPBが意図した文字に
対応するDTMF信号のPBであるかどうかを確認する
ことができる。
【0076】オペレータは、送られてくる音声により入
力したPBが意図する文字に対応していることを確認す
ると、次の文字のDTMF信号、例えば、「に」を示す
「52」のPBを入力して、「*」を入力する。
【0077】システム制御部7は、上記同様に、次に受
信したDTMF信号に対応する文字データ、例えば、
「に」をシステム情報記憶部8から読み出し、ラインバ
ッファ9に格納するとともに、音声・文字変換/音声発
生装置10によりラインバッファ9に格納した文字デー
タ(「に」)を音声出力させる。
【0078】上記同様に、オペレータは、送られてくる
音声により入力したPBのDTMF信号により意図する
文字が指定されていることを確認すると、次の文字に対
応するDTMF信号のPBを入力するが、このとき、例
えば、「さ」に対応するDTMF信号のPBを入力する
のを間違って、「し」に対応するDTMF信号のPBを
入力すると、ファクシミリ装置1から「し」の音声が送
られてくる。
【0079】この音声によりDTMF信号の送り間違い
を確認すると、オペレータは、訂正を行うために、
「#」のPBを入力する。
【0080】システム制御部7は、「#」のDTMF信
号が送られてくると、直前に送られてきたDTMF信号
による文字の訂正であると判断して、音声・文字変換/
音声発生装置10を駆動し、訂正を行うことを通知する
旨の音声ガイド、例えば、「訂正します」を音声出力さ
せて、オペレータに通知する。
【0081】オペレータは、次に、訂正後の文字「さ」
に対応するPB「31*」を入力すると、上記同様に、
入力したPBに対応する音声「さ」が、ファクシミリ装
置1から送られてくる。
【0082】すなわち、ファクシミリ装置1は、訂正を
要求する「#」のDTMF信号が送信されてくると、ラ
インバッファ9に最新に格納した1文字を、次に送信さ
れてくるDTMF信号の指定する文字に訂正し、訂正後
の文字を音声出力する。
【0083】オペレータは、この音声により意図する文
字のDTMFが送信されたことを確認すると、次に、次
の意図する文字「ん」に対応するPB「03*」を入力
し、ファクシミリ装置1から入力したPBに対応する音
声「ん」が送信されてくると、スペース(空白)を示す
PB「05*」を入力する。
【0084】ここで、オペレータは、DTMF信号がひ
らがなではなく、数値を指定する数字入力であることを
ファクシミリ装置1に通知するために、「*」を再度入
力して、作成手段(文章作成方法)の変更を通知する。
【0085】ファクシミリ装置1は、「*」のDTMF
信号が入力されると、作成手段の変更であると認識し
て、音声・文字変換/音声発生装置10を駆動し、作成
手段の指定を要求する音声ガイダンス、例えば、「文章
作成方法を入力してください」を出力させる。
【0086】オペレータは、この音声ガイダンスに基づ
いて、数字入力を指定するために、所定のPB、例え
ば、「2*」を入力する。
【0087】ファクシミリ装置1は、「2*」のDTM
F信号が入力されると、以降のDTMF信号を数値を指
定するものとして処理する。
【0088】したがって、オペレータは、入力モードを
数字入力モードに変更するだけで、意図する数値のPB
を入力操作すれば、そのまま数値データをファクシミリ
装置1に送信することができ、文書作成を行う上でのフ
ァクシミリ装置1の操作性を向上させることができる。
【0089】オペレータは、その後、「13*」を入力
すると、ファクシミリ装置1から入力したPBの数値に
対応する音声「いちさん」が送信されきて、続けて、決
定操作を促す音声ガイダンス、例えば、「よければ*を
訂正は#を押してください」が送信されてくる。
【0090】オペレータは、訂正する必要がないときに
は、次の操作を行うが、このとき、上記同様にして、意
図する文章の文字に対応するPBを入力して、文章を作
成することができるが、本実施例では、ここで、文章の
作成方法をDTMF信号による作成方法から音声文字変
換による作成方法に切り換えて文章の作成を行うものと
すると、「*」を操作して、作成手段の変更を要求す
る。
【0091】ファクシミリ装置1は、「*」のDTMF
信号が入力されると、上記同様に、作成手段の変更であ
ると認識して、音声・文字変換/音声発生装置10を駆
動し、作成手段の指定を要求する音声ガイダンス、例え
ば、「文章作成方法を入力してください」を出力させ
る。
【0092】オペレータは、この音声ガイダンスに基づ
いて、音声文字変換を指定するためのPB、例えば、
「3*」を入力する。
【0093】ファクシミリ装置1は、「3*」のDTM
F信号が入力されると、音声文字変換による文章作成で
あると認識して、以降の処理を行う。
【0094】ここで、オペレータは、図4に示すよう
に、「時、待っています。」を電話機から音声入力し、
その後に、「*」のPBを投入する。
【0095】ファクシミリ装置1は、音声文字変換モー
ドに切り換えた後、回線から音声が入力されると、音声
・文字変換/音声発生装置10により入力された音声を
文字データに変換して、ラインバッファ9に上記スペー
スに続けて蓄積するとともに、認識した文字データ、例
えば、「じまっています」を音声データに変換して、音
声出力させる。
【0096】ファクシミリ装置1は、続いて、決定操作
を促す音声ガイダンス、例えば、「よければ*を訂正は
#を押してください」を送信する。
【0097】オペレータは、訂正する必要がないときに
は、音声入力による文章の作成が完了したことを示すP
B、例えば、「*」を入力する。
【0098】ファクシミリ装置1は、「*」のDTMF
信号を受信すると、図4に示すように、作成手段の指定
を要求する音声ガイダンス、例えば、「文章作成方法を
入力してください」を出力し、オペレータは、ファクシ
ミリ装置1から文章作成方法の指定を要求する音声ガイ
ダンスに応じて、定型文・定型原稿指定による文章作成
を指定するPB、例えば、「4」を入力操作した後、入
力操作の終了を示すPB「*」を入力し、続いて、定型
文・定型原稿を指定するPB、例えば、「1」を入力し
た後、PBの入力操作の終了を示すPB「*」を入力す
る。
【0099】なお、この定型文1の内容は、本実施例で
は、上記「営業3課 ○○」である。
【0100】ファクシミリ装置1は、定型文・定型原稿
指定による文章作成を示すDTMF信号が入力される
と、定型文・定型原稿指定による文章作成モードに移行
し、その後に定型文・定型原稿を指定するDTMF信号
が入力されると、入力されたDTMF信号に基づいて、
システム情報記憶部8から定型文・定型原稿の名称を及
び定型文・定型原稿の内容を読み出して、指定が定型文
のときには、定型文の内容をラインバッファ9に格納す
るとともに、音声・文字変換/音声発生装置10を駆動
して、定型文・定型原稿の名称、例えば、「定型1」を
音声出力させる。
【0101】ファクシミリ装置1は、続いて、決定操作
を促す音声ガイダンス、例えば、「よければ*を訂正は
#を押してください」を送信する。
【0102】オペレータは、ファクシミリ装置1から送
信されてきた定型文の名称でよければ、「*」を入力操
作し、定型文・定型原稿の訂正を行うときには、「#」
を入力操作した後、定型文・定型原稿の指定のやり直し
を行う。
【0103】ファクシミリ装置1は、「*」のDTMF
信号が送信されてくると、音声・文字変換/音声発生装
置10を駆動して、次の文章の作成を促す音声ガイダン
ス、例えば、「文章作成方法を入力してください」を音
声出力させ、これに対して、オペレータが、文章作成の
終了を示すPBを投入して、「*」のDTMFが送信さ
れてくると、文章作成の終了を示す音声ガイダンス、例
えば、「終了します」を音声出力した後、確定した文章
内容の音声出力を行う。
【0104】すなわち、ファクシミリ装置1は、文章作
成が終了すると、音声・文字変換/音声発生装置10を
駆動して、ラインバッファ9に格納されている文字デー
タ、例えば、「たにさん、いちさんじまっています」を
音声出力させるとともに、定型文の名称「定型1」を音
声出力させ、続いて、決定操作を促す音声ガイダンス、
例えば、「よければ*を訂正は#を押してください」を
送信する。
【0105】これに応じて、「*」が送信されてくる
と、ファクシミリ装置1は、文字入力が完了したと判断
して、音声・文字変換/音声発生装置10を駆動し、送
信相手先の指定を促す音声ガイダンス、例えば、「相手
先を指定してください」を音声出力させる。
【0106】オペレータは、この音声ガイダンスに応じ
て、相手先指定操作を行う。
【0107】相手先指定操作は、短縮キーにより相手先
の指定を行う短縮指定、ワンタッチキーにより相手先の
指定を行うワンタッチ指定及びテンキー(10)キーに
より相手先ファクシミリ装置の電話番号を直接入力する
直接入力の方法等があり、いま、ワンタッチ指定により
相手先の指定を行うものとすると、オペレータは、ワン
タッチ指定を指定するPB、例えば、「**」を入力し
た後、ワンタッチキー、例えば、「1」を入力する。
【0108】ファクシミリ装置1は、ワンタッチ指定を
示すDTMF信号「**」とワンタッチキー「1」のD
TMF信号が送信されてくると、ワンタッチキー「1」
に予め登録されている相手先の電話番号をシステム情報
記憶部8から読み出し、音声・文字変換/音声発生装置
10を駆動して、読み出した電話番号を音声出力させ
て、続いて、決定操作を促す音声ガイダンス、例えば、
「よければ*を訂正は#を押してください」を送信す
る。
【0109】オペレータは、ファクシミリ装置1から送
信されてきた電話番号が相手先の電話番号であれば、
「*」を操作し、間違っていれば、「#」を入力した
後、再度、相手先の指定をやり直す。
【0110】ファクシミリ装置1は、「*」のDTMF
信号が送信されてくると、次に、音声・文字変換/音声
発生装置10を駆動して、送信方法の指定を促す音声ガ
イダンス、例えば、「送信方法を指定してください」を
音声出力させる。
【0111】この送信方法としては、例えば、通常のフ
ァクシミリ送信を行う通常送信、親展送信を行う親展送
信、指定時刻に送信を行う時刻指定送信、一度に複数の
相手先に同じ内容の原稿の送信を行う同報送信、中継局
を介して送信を行う中継送信等があり、これらの各送信
方法にDTMF信号が割り当てられている。例えば、通
常送信には「0」、親展送信には「1」、時刻指定送信
には「2」、同報送信には「3」、中継送信には「4」
が、それぞれ割り当てられている。
【0112】いま、通常送信を指定するものとすると、
オペレータは、通常送信を指定する「0」のPBを入力
操作した後、入力操作の終了を示す「*」を操作する。
【0113】ファクシミリ装置1は、通常送信を指定す
るDTMF信号が入力されると、音声・文字変換/音声
発生装置10を駆動して、通常送信が指定された旨の音
声ガイダンス、例えば、「通常送信」を音声出力させ、
続いて、全てのリモート操作が完了したことを示す音声
ガイダンス、例えば、「受話器を置いてください」を音
声出力させる。
【0114】なお、ファクシミリ装置1は、送信方法と
して、時刻指定送信が指定されると、送信時刻の指定を
テンキーにより行うための音声ガイダンスの指示を行
い、また、同報送信や中継送信が指定されると、複数の
相手先の指定をテンキーにより行うための音声ガイダン
スの指示を行う。
【0115】ファクシミリ装置1は、上記音声ガイダン
スに応じてオペレータが受話器を置き、回線が切断され
ると、上記文字作成処理によりラインバッファ9に格納
した文字データを画情報に変換し、指定された相手先に
発呼して、変換した画情報を送信する。
【0116】このように、本実施例によれば、オペレー
タは、外出先の電話機等からDTMF信号によりファク
シミリ装置1をリモート操作して、文字データを指定す
ることにより文章を作成し、作成した文章を指定の送信
先のファクシミリ装置に画情報として送信させることが
できる。
【0117】その結果、近くにファクシミリ装置が無く
ても、外出先の電話機等からDTMF信号を自宅や会社
のファクシミリ装置1に送信することによりリモート制
御して、文章を作成し、作成した文章を意図する送信先
のファクシミリ装置に送信することができ、ファクシミ
リ装置の利用性を向上させることができる。
【0118】また、本実施例によれば、電話機等からの
音声を文字データに変換して、文章作成することができ
るので、文章を簡単に入力することができ、ファクシミ
リ装置1の利用性をより一層向上させることができる。
【0119】さらに、本実施例によれば、所定のDTM
F信号に対応させて予め入力された文字、図形等の所定
の定型文・定型原稿を記憶し、DTMF信号により定型
文が指定されると、指定された定型文・定型原稿を読み
出して、ファクシミリ送信することができ、リモート制
御により文章をより一層簡単に作成することができると
ともに、複雑な文章をもリモート制御により作成するこ
とができ、ファクシミリ装置1の利用性をさらにより一
層向上させることができる。
【0120】以上、本発明者によってなされた発明を好
適な実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記
実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しな
い範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0121】例えば、上記実施例においては、定型文を
指定することにより、指定された定型文の内容を画情報
に変換して、送信しているが、指定された定型文の内容
の修正を行えるようにしてもよい。
【0122】この場合、例えば、定型文の一部分の内容
をDTMF信号あるいは音声により指定されると、指定
された内容をDTMF信号あるいは音声により再入力さ
れた内容に修正を行えるようにする。
【0123】また、上記実施例においては、DTMF信
号あるいは音声により文字指定が行われると、1文字毎
に指定された文字を音声出力し、文字指定が全て終了す
ると、指定により作成された文章の文字を再度音声出力
するようにしているが、これに限るものではなく、全て
の文字指定が終了した時点で文字指定された全ての文字
の文章の内容を音声出力するようにしてもよい。
【0124】なお、この場合、指定された文字のうち特
定の文字を指定することにより、修正を行えるようにす
ると、より便利である。
【0125】さらに、上記実施例において、作成した文
章をDTMF信号を指定して、リモート操作により、新
たな定型文として登録できるようにしてもよい。
【0126】また、上記実施例においては、複数の文章
作成方法、すなわち、DTMF信号で1文字毎に文字指
定することによる文章作成、音声/文字変換による文章
作成及び定型文の指定による文章作成により、文章作成
を行っているが、これに限るものではなく、1種類の文
章作成方法で行ってもよい。
【0127】
【発明の効果】請求項1記載の発明のファクシミリ装置
によれば、文字データをDTMF信号と対応させてデー
タ記憶手段に記憶し、着呼後に、外部の通信端末からD
TMF信号を受信すると、読出手段が、受信したDTM
F信号に基づいてデータ記憶手段の記憶する文字データ
を読み出す。
【0128】読出手段の読み出した文字データを、画情
報変換手段が画情報に変換し、制御手段が、画情報変換
手段の変換した画情報を指定された相手先にファクシミ
リ送信させる。
【0129】したがって、電話機等の外部通信端末から
DTMF信号により文字データを指定することにより文
章を作成し、作成した文章を指定の送信先のファクシミ
リ装置に画情報として送信させることができる。
【0130】その結果、近くにファクシミリ装置が無く
ても、外出先の電話機等からDTMF信号を自宅や会社
のファクシミリ装置に送信することによりリモート制御
して、文章を作成し、作成した文章を意図する送信先の
ファクシミリ装置に送信することができ、ファクシミリ
装置の利用性を向上させることができる。
【0131】この場合、請求項2に記載するように、フ
ァクシミリ装置が、DTMF信号に割り当てられている
値を数値データとして文字化する数値化手段を、さらに
備え、画情報変換手段が、数値化手段の文字化した数値
データを画情報に変換するようにすると、DTMF信号
により数値データを簡単、かつ、迅速に文字化させて、
文章を簡単に作成することができ、ファクシミリ装置の
利用性をより一層向上させることができる。
【0132】また、請求項3に記載するように、データ
記憶手段が、所定のDTMF信号に対応させて予め入力
された文字、図形等の所定の定型文を記憶し、読出手段
が、DTMF信号に基づいてデータ記憶手段から定型文
を読み出すようにすると、リモート制御により文章をよ
り一層簡単に作成することができるとともに、複雑な文
章をもリモート制御により作成することができ、ファク
シミリ装置の利用性をさらにより一層向上させることが
できる。
【0133】さらに、請求項4に記載するように、ファ
クシミリ装置が、読出手段の読み出した文字データある
いは(及び)数値化手段の文字化した数値データを音声
データに変換する文字/音声変換手段と、文字/音声変
換手段の変換した音声データを音声出力する音声出力手
段と、を備え、制御手段が、予め設定された文章の区切
りあるいは(及び)文章の終わりを示すDTMF信号を
受信すると、読出手段の読み出した文字データあるいは
(及び)数値化手段の文字化した数値データを文字/音
声変換手段により音声データに変換させ、音声出力手段
を介して通信端末に音声出力させるようにすると、DT
MF信号により指定した文字データや数値データが意図
する文字データであるかどうかを簡単、かつ、容易に確
認することができ、意図する文章を正確に作成すること
ができる。
【0134】請求項5記載の発明のファクシミリ装置に
よれば、外部の通信端末から着呼後に音声が入力される
と、音声/文字変換手段が、入力された音声を文字デー
タに変換し、音声/文字変換手段の変換した文字データ
を、画情報変換手段が、画情報に変換する。
【0135】そして、この画情報変換手段の変換した画
情報を、制御手段が、リモート制御により指定された相
手先にファクシミリ送信させる。
【0136】したがって、外出先の電話機等から音声に
より意図する文章を入力することにより、入力した文章
を意図する送信先に画情報としてファクシミリ送信する
ことができ、ファクシミリ装置の利用性を向上させるこ
とができるとともに、文章を簡単に入力することができ
る。
【0137】この場合、請求項6に記載するように、フ
ァクシミリ装置が、音声/文字変換手段の変換した文字
データを音声データに変換する文字/音声変換手段と、
文字/音声変換手段の変換した音声データを音声出力す
る音声出力手段と、を備え、制御手段が、音声/文字変
換手段の変換した文字データを文字/音声変換手段によ
り音声データに変換させ、音声出力手段を介して通信端
末に音声出力させるようにすると、音声により入力した
内容が適切にファクシミリ装置に認識されているかどう
かを簡単、かつ、容易に確認することができ、正確な文
章を作成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のファクシミリ装置の一実施例の回路ブ
ロック図。
【図2】図1のファクシミリ装置のシステム情報記憶部
に格納されているDTMF信号と文字データとを対応さ
せた文字変換コード表の一例を示す図。
【図3】図1のファクシミリ装置による文字変換/文章
作成リモート処理と電話機によるリモート操作を対応さ
せて示すシーケンス図。
【図4】図3の文字変換/文章作成リモート処理と電話
機によるリモート操作を対応させて示すシーケンスの続
きを示すシーケンス図。
【符号の説明】
1 ファクシミリ装置 2 スキャナ 3 プロッタ 4 DCR 5 SAFメモリ 6 NCU 7 システム制御部 8 システム情報記憶部 9 ラインバッファ 10 音声・文字変換/音声発生装置 11 通信制御部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外部の通信端末から着呼後に入力される所
    定のDTMF信号によりリモート制御可能としたファク
    シミリ装置において、 DTMF信号と対応させて文字データを記憶するデータ
    記憶手段と、 受信したDTMF信号に基づいて前記データ記憶手段の
    記憶する文字データを読み出す読出手段と、 前記読出手段の読み出した文字データを画情報に変換す
    る画情報変換手段と、 前記画情報変換手段の変換した画情報を指定された相手
    先にファクシミリ送信させる制御手段と、を備えたこと
    を特徴とするファクシミリ装置。
  2. 【請求項2】前記ファクシミリ装置は、 前記DTMF信号に割り当てられている値を数値データ
    として文字化する数値化手段を、さらに備え、 前記画情報変換手段は、 前記数値化手段の文字化した数値データを画情報に変換
    することを特徴とする請求項1記載のファクシミリ装
    置。
  3. 【請求項3】前記データ記憶手段は、 所定のDTMF信号に対応させて予め入力された文字、
    図形等の所定の定型文を記憶し、 前記読出手段は、 前記DTMF信号に基づいて前記データ記憶手段から前
    記定型文を読み出すことを特徴とする請求項1または請
    求項2記載のファクシミリ装置。
  4. 【請求項4】前記ファクシミリ装置は、 前記読出手段の読み出した文字データあるいは(及び)
    前記数値化手段の文字化した数値データを音声データに
    変換する文字/音声変換手段と、 前記文字/音声変換手段の変換した音声データを音声出
    力する音声出力手段と、 を備え、 前記制御手段は、 予め設定された文章の区切りあるいは(及び)文章の終
    わりを示すDTMF信号を受信すると、前記読出手段の
    読み出した文字データあるいは(及び)前記数値化手段
    の文字化した数値データを前記文字/音声変換手段によ
    り音声データに変換させ、前記音声出力手段を介して前
    記通信端末に音声出力させることを特徴とする請求項1
    から請求項3のいずれかに記載のファクシミリ装置。
  5. 【請求項5】リモート制御可能なファクシミリ装置にお
    いて、 外部の通信端末から着呼後に入力される音声を文字デー
    タに変換する音声/文字変換手段と、 前記音声/文字変換手段の変換した文字データを画情報
    に変換する画情報変換手段と、 前記画情報変換手段の変換した画情報を指定された相手
    先にファクシミリ送信させる制御手段と、 を備えたことを特徴とするファクシミリ装置。
  6. 【請求項6】前記ファクシミリ装置は、 前記音声/文字変換手段の変換した文字データを音声デ
    ータに変換する文字/音声変換手段と、 前記文字/音声変換手段の変換した音声データを音声出
    力する音声出力手段と、 を備え、 前記制御手段は、 前記音声/文字変換手段の変換した文字データを前記文
    字/音声変換手段により音声データに変換させ、前記音
    声出力手段を介して前記通信端末に音声出力させること
    を特徴とする請求項5記載のファクシミリ装置。
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