JPH08316752A - 音声ミキシング操作卓 - Google Patents

音声ミキシング操作卓

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JPH08316752A
JPH08316752A JP8107562A JP10756296A JPH08316752A JP H08316752 A JPH08316752 A JP H08316752A JP 8107562 A JP8107562 A JP 8107562A JP 10756296 A JP10756296 A JP 10756296A JP H08316752 A JPH08316752 A JP H08316752A
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channel
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switch
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console
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JP8107562A
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John William East
ウィリアム イースト ジョン
Simon Irving Harrison
アービング ハリソン サイモン
Paul Anthony Frindle
アンソニー フリンドル ポール
William Kentish
ケンティッシュ ウィリアム
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Sony Europe BV United Kingdom Branch
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Sony United Kingdom Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04HBROADCAST COMMUNICATION
    • H04H60/00Arrangements for broadcast applications with a direct linking to broadcast information or broadcast space-time; Broadcast-related systems
    • H04H60/02Arrangements for generating broadcast information; Arrangements for generating broadcast-related information with a direct linking to broadcast information or to broadcast space-time; Arrangements for simultaneous generation of broadcast information and broadcast-related information
    • H04H60/04Studio equipment; Interconnection of studios

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Circuit For Audible Band Transducer (AREA)
  • Vehicle Step Arrangements And Article Storage (AREA)
  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
  • Stereophonic System (AREA)
  • Tone Control, Compression And Expansion, Limiting Amplitude (AREA)
  • Control Of Amplification And Gain Control (AREA)
  • Percussion Or Vibration Massage (AREA)
  • Diaphragms For Electromechanical Transducers (AREA)
  • Telephone Function (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザ操作制御器の数が少なく機能性に富
み、ユーザ操作が容易で小型の音声ミキシング操作卓を
得る。 【解決手段】 本発明の音声ミキシング操作卓10は、
各々が夫々のチャンネルに対する所定のチャンネル機能
を選択するユーザ操作チャンネル制御器の列を含む制御
パネル12と、選択されたチャンネルのグループを上記
チャンネル制御器の列に配分する手段と、所定のチャン
ネル機能が少なくとも1つのチャンネルに対して選択さ
れていることを示す全体的機能インディケータとを具え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各音声チャンネル
で複数の音声処理機能が実行される複数の音声チャンネ
ルを処理する音声(オーディオ)ミキシング操作卓(コ
ンソール)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、音声ミキシング操作卓は、音声信
号処理モジュールを互いに所望の関係に接続し、これを
操作卓上の手動操作スイッチで制御するという別々の技
術に基いてきた。しかし、従来の音声ミキシング操作卓
は、その物理的な大きさ、手動操作制御器(フェーダ、
可変抵抗器、スイッチなど)の総数及び装置全体の相対
的な非柔軟性を含め、幾つかの欠点を有する。音声ミキ
シング操作卓は大抵128個程度のチャンネルを含み、
その各チャンネルで利得、等化その他の音声処理機能が
実行され、各チャンネルは専用のチャンネルフェーダが
設けられている。また、各チャンネルは、100程度の
パラメータ(例えば、利得、等化フィルタ周波数など)
調整器と、1つのチャンネルのモニタリングができるソ
ロ(単独)モードの如き特定の動作モードを制御するた
めのボタンとを必要とすることがある。このことは、操
作卓が全体で極めて多数のフェーダ、ボタン、制御ノブ
などを含むことを意味する。
【0003】したがって、種々異なる音声処理機能を制
御する複数のユーザ操作制御器を含む前面パネルと、ユ
ーザ操作制御器の設定に応じて音声信号を処理するデジ
タル信号プロセッサとを具えた音声ミキシング操作卓
が、これまでに提案された。また、チャンネルの選択し
たグループに配分しうるフェーダの列をミキシング操作
卓に設けることにより、フェーダの数を減らすことも提
案された。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述の技術により、操
作卓全体の大きさが減ると同時に融通性が増すことを願
っている。しかしながら上述の技術の欠点は、ミキシン
グ操作卓の実際の音声機能及びユーザ制御器の相互接続
とそれらの機能の処理との間における直接的な物理関係
が失われることである。例えば、現在フェーダの列に配
分されていないチャンネルに関連する制御機能の状態を
表示する場合に、問題が生じる。本発明は、これらの欠
点を考慮に入れた、ユーザ操作制御器の数が比較的少な
く機能性に富み、ユーザ操作が容易で小型の音声ミキシ
ング操作卓を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、一面におい
て、各音声チャンネルで複数の音声処理機能が実行され
る複数の音声チャンネルを処理する次の如き音声ミキシ
ング操作卓を提供する。その操作卓は、各々が夫々のチ
ャンネルに対する所定のチャンネル機能を作動させるユ
ーザ操作チャンネル制御器の列を含む制御パネルと、チ
ャンネルの選択されたグループをチャンネル制御器の列
に配分する手段と、所定のチャンネル機能が少なくとも
1つのチャンネルに対して作動されていることを示す全
体的(グローバル)機能インディケータとを具える。
【0006】全体的機能インディケータを設けることに
より、所定のチャンネル機能が少なくとも1つのチャン
ネルについて作動されていること及び該チャンネルが現
在チャンネル制御器の列に配分されているチャンネルグ
ループ内にあることを、該インディケータで示すことが
できる。
【0007】上記操作卓は、ユーザ操作の全体的機能取
消し制御器を具え、これにより、ユーザが該全体的機能
取消し制御器を操作すると、全チャンネルにおける所定
のチャンネル機能が取消されるのがよい。全体的機能取
消し制御器を設けることにより、全チャンネルにおけ
る、即ち、現在チャンネル制御器の列に配分されている
チャンネルと、現在チャンネル制御器の列に配分されて
いないチャンネルの両方のチャンネルにおける所定のチ
ャンネル機能の取消しが可能となるので、上記機能が作
動されている非配分チャンネルを見付けて、これを取消
すことは必要でなくなる。
【0008】チャンネル制御器は、チャンネル機能イン
ディケータ(例えば、発光体)を付けることができるボ
タンでよく、該インディケータは、当該ボタンに対応す
るチャンネルに対し所定の機能が現在選択されているこ
とを示すものである。全チャンネルにおける所定のチャ
ンネル機能を取消す全体的機能取消しボタンには、全体
的機能インディケータを付けるのがよい。
【0009】本発明の好適な具体構成では、ユーザ操作
チャンネル制御器の列の各チャンネル制御器は、夫々の
チャンネルフェーダと関連しており、配分手段が、選択
されたチャンネルグループをチャンネル制御器の列及び
関連するチャンネルフェーダに割当てている。また、本
発明の好適な具体構成では、所定の機能は1つのチャン
ネルをモニタする単独チャンネルモニタリング機能であ
る。
【0010】単独チャンネルモニタリング制御器を起動
させると、起動された単独チャンネルモニタリング制御
器をもつチャンネルを除く他のすべてのチャンネルの音
が消えるのがよい。こうすると、オペレータは、複雑な
ミックスの成分音(一般に別々の楽器)を個別に聴くこ
とが可能になる。全体的機能インディケータ及び全体的
機能取消しボタンはまた、フェード前聴取及びフェード
後聴取機能にも適用できるのがよい。
【0011】本発明は、他の面において、各音声チャン
ネルで複数の音声処理機能が実行される複数の音声チャ
ンネルを処理する次の如き音声ミキシング操作卓を提供
する。その操作卓は、各々を夫々のチャンネルに配分し
うる単独機能セレクタの列を含む制御パネルを具え、単
独機能セレクタは複数の単独チャンネルモニタリング機
能の1つを選択し、単独機能セレクタによって選択しう
る単独モードは、次の1つ以上の単独モードを含んでい
る。即ち、 −夫々のユーザ操作制御器の第1の操作により、1つ以
上のチャンネルの各々が単独モニタリングのために選択
され、この選択が、適正なユーザ操作制御器の第2の操
作又は全体的機能取消し制御器による全体的取消しの操
作のどちらかによって取消されるモード、 −対応するユーザ操作制御器の第1の操作により、1チ
ャンネルが単独モニタリングのために選択され、この選
択が、対応するユーザ操作制御器の第2の操作又は全体
的機能取消し制御器による全体的取消し操作又は他のチ
ャンネル用のユーザ操作制御器の第1の操作のいずれか
によって取消されるモード、及び −或るチャンネル用のユーザ操作制御器の操作期間中の
み該チャンネルが単独モニタリングのために選択され、
この選択が、上記ユーザ操作制御器のユーザ操作の終了
によって取消されるモード。
【0012】また、その又は各インディケータは、選択
作動中であることを示すため発光するのがよい。
【0013】本発明はまた、上述の如く構成された操作
卓に使用できる論理ボタンを提供する。その論理ボタン
は、高い位置と低い位置の間を動くボタン部材と、該ボ
タン部材の高い位置で開放し該ボタン部材の低い位置で
閉成するスイッチ接点と、上記ボタン部材の第1の押下
時の上記スイッチ接点の第1の閉成に応答して非作動論
理状態から作動論理状態に変化し、上記ボタン部材の第
1の解放時の上記スイッチ接点の第1の開放のあとに続
く上記ボタン部材の第2の押下時の第2の閉成により、
上記作動状態を維持し、上記ボタン部材の第2の解放時
の上記スイッチ接点の第2の開放に応答して作動論理状
態から非作動論理状態に変化する論理ラッチ手段とを具
える。上述のような論理スイッチによれば、機械的ラッ
チ型のスイッチを模倣することが可能である。
【0014】上記論理ボタンは、その作動論理状態で発
光し、非作動論理状態では発光しないインディケータを
含むのがよい。
【0015】本発明はまた、上述した操作卓に使用でき
るユーザ操作制御器をも提供する。その制御器は、オン
状態とオフ状態を有し、第1段階で、ユーザ操作制御器
がオフからオンに切替えられるオンへの切替えタイミン
グと、ユーザ操作制御器がオンからオフに切替えられる
オフへの切替えタイミングとを記憶し、あとの段階で上
記制御器の切替えを自動的に再生する動作を行う自動化
モード・コントローラを具える。該自動化モード・コン
トローラは、切替えタイミングを重ね書きすることによ
り、あとの段階でオン及び(又は)オフへの切替えタイ
ミングを選択的に変える動作をすることができる。
【0016】自動化モード・コントローラは、次の如き
切替えに応動するのがよい。即ち、 −記録されたオンへの切替えタイミングの前のオンへの
スイッチ切替えに続く、記録されたオンへの切替えタイ
ミングの後であるが記録されたオフへの切替えタイミン
グの前のオフへのスイッチ切替え(記録されたオンへの
切替えタイミングに上記オンへのスイッチ切替えタイミ
ングを重ね書きすることにより、記録されたオンへの切
替えタイミングを早めるため)、又は −記録されたオンへの切替えタイミングの後であるが記
録されたオフへの切替えタイミングの前のオンへのスイ
ッチ切替えに続く、記録されたオフへの切替えタイミン
グの後のオフへのスイッチ切替え(記録されたオフへの
切替えタイミングに上記オフへのスイッチ切替えタイミ
ングを重ね書きすることにより、記録されたオフへの切
替えタイミングを遅らせるため)、又は −記録されたオンへの切替えタイミングの前のオンへの
スイッチ切替えに続く、記録されたオフへの切替えタイ
ミングの後のオフへのスイッチ切替え(記録されたオン
及びオフへの切替えタイミングを消去するため)。
【0017】本発明の具体構成では、制御室ラウドスピ
ーカのための信号源を選択するユーザ操作制御器が設け
られる。従来の操作卓では、フェード後聴取(AFL)
又はフェード前聴取(PFL)機能が作動していると
き、その結果を制御室ラウドスピーカで聴いている。ラ
ウドスピーカ信号源選択機能の作用は、ラウドスピーカ
を永続的に主ステレオ出力バスにのみ接続して、オペレ
ータがヘッドホンを使って個人的にAFL及びPFL機
能をモニタできるようにすると共に、複雑なミックスは
ラウドスピーカで聴けるようにすることである。
【0018】本発明はまた、更に他の面からみて、各音
声チャンネルで複数の音声処理機能が実行される複数の
音声チャンネルを処理する次の如き音声ミキシング操作
卓を提供する。その操作卓は、多チャンネル記録手段、
第1の利得制御器(例えば録音レベル制御器)、及び第
2の直列接続された利得制御器(例えばモニタレベル制
御器)を具え、第2の利得制御器は第1の利得制御器に
応動する機能をもつ。
【0019】第2の利得制御器は、第1の利得制御器の
調整に応答して第2の利得制御器に対して逆の利得調整
を加えることにより、録音利得が変化するときにもモニ
タ機能の使用者に一定の出力を与えて、録音レベル制御
器の調整によって録音時の信号対雑音比を最適化できる
ようにするのがよい。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を説明する。図1は、音声信号を処理する本発明
ミキシング操作卓の概略図である。図1に示されるミキ
シング操作卓10は、録音スタジオで使用されるもので
ある。操作卓10は、前面(制御)パネル12、信号プ
ロセッサのアレイ15及び複数の制御プロセッサ(バッ
ファ回路を含む)16より成るプロセッサ回路網14、
並びに1以上の入力/出力インタフェース・プロセッサ
を含むインタフェース18を具える。図1にはまたホス
トユニット20が示されており、これは、システムの残
余の部分に恒久的に接続してもよく、或いは操作の初期
化及び手直し段階の間にのみ接続してもよいであろう。
【0021】パネル12は、図1に図解的に示す如くフ
ェーダ、スイッチ、回転型制御器、ビデオ表示ユニッ
ト、発光体及び他のインディケータを含むオペレータ制
御器のアレイを具えている。パネル12にはまた、操作
卓の動作時に入力及び制御を行うためのキーボード、ト
ラッキング・デバイス等及び汎用プロセッサ(図示せ
ず)を選択的に設けてもよい。パネル上の1以上のビデ
オ表示ユニットを、汎用コンピュータ用の表示器として
使用することもできる。
【0022】1つの具体例では、ホストユニット20
は、ミキシング操作卓の他の機能とインタフェース接続
するためのコンピュータ利用設計(CAD)パッケージ
及び他のソフトウェアパッケージを組込んだ汎用ワーク
ステーションとして具現される。ホストユニットはま
た、所望の機能性を与えるために特殊目的処理回路を含
む特製ワークステーションとして、又はメインフレーム
(本体)コンピュータとして、又はコンピュータ回路網
(ネットワーク)の一部として具現することもできよ
う。図1に示す如く、ホスト(制御)ユニット20は、
ディスプレー(表示器)20Dと、キーボードやマウス
等のユーザインタフェース・デバイス20Iと、処理及
び交信ユニット20Pとを含む。
【0023】通常の操作時、ミキシング操作卓の制御は
前面パネル、即ちミキシングデスク12で行われる。ミ
キシング操作卓10は、プロセッサ回路網14と、例え
ばスピーカ、マイクロホン、記録装置、音楽器具の如き
各種の入力/出力デバイス(図示せず)との間で音声及
び制御データを授受するため、他の装置に接続される。
スタジオ回路網の動作を前面パネル12で制御できるの
で、スタジオ回路網内のデバイスと所要の処理機能の実
行手段との間のデータ交信が、プロセッサ回路網14に
よりパネル制御器の操作に応答して行われる。
【0024】プロセッサ回路網14は、前面パネル12
上の各種制御器の状態に応答する制御部(16)と、上
記制御器の設定に応じて所要の音声処理機能を実行し、
音声データをスタジオ回路網とI/Oインタフェース1
8を介して交信する音声信号処理部(15)とに大別さ
れる、と考えることができる。
【0025】デジタル音声データの処理は、多数の信号
処理集積回路(SPIC)を含む並列の信号プロセッサ
(処理)アレイ15によって行われる。SPICはマイ
クロプログラム制御の下で動作し、動作の初期化段階で
ホストユニット20によってマイクロコードがこれに転
送される。好適な実施形態では、プロセッサ回路網14
は、複数のカードが付けられたラック上に配置される。
各カードは、例えば25個のSPICのアレイを担持
し、水平及び垂直バスがカード間に接続され、論理的及
び電気的な点からみて、これらのSPICは1つの大き
なアレイを形成する。バスは、周期的なパイプライン・
レジスタと連結して接続され、該連結部の周りの双方向
交信を可能とし、アレイの連結度を広げている。信号処
理アレイ15はまた、I/Oインタフェース18に接続
される。
【0026】並列処理アレイ15は、信号処理回路網上
にデジタル音声処理チャンネルを定めることにより、ス
タジオ回路網の構成及び前面パネル12の制御器の設定
に応じて要求されるすべての音声処理機能を全体で実行
する。初期化段階の間に転送されるマイクロコードは、
個々の音声信号処理機能に対するものであるが、データ
の経路選択及び係数データの供給については、実行時に
制御プロセッサ16の制御を受ける。特定の機能の入切
を切替えるため、或いはデータの経路を変更するため、
制御プロセッサ16は、SPICのアレイ15とインタ
フェース接続して信号データ、係数及びアドレスをSP
ICに書込み、信号データ、係数及びアドレスをSPI
Cから読出す。
【0027】制御プロセッサ16は、チャンネルフェー
ダ26、スイッチ39及び制御ノブ38の如きユーザ操
作可能のパネル制御器のオペレータによる操作に応答し
て、音声信号の信号レベルなどの如き特性を変える。
【0028】図1に見られるように、ミキシング操作卓
10の制御パネル12は、2つのサブ(副)パネル22
及び24と中央制御パネル40とに分割される。サブパ
ネル22及び24は、ユーザが操作のやり方を変える必
要なしに左側又は右側のどちらかのサブパネルを使える
よう、同一構成とするのがよい。中央制御パネル40
は、制御パネルの全操作及び各サブパネル22,24の
操作に適用できる中央集権的な機能を含む。
【0029】各サブパネル22及び24には、ユーザの
近くにチャンネルフェーダ26の列が配置される。これ
らのチャンネルフェーダ26は、選択されたチャンネル
の利得を調整する主チャンネルフェーダとなる。フェー
ダ26の各列の上に、回転型制御ノブ38及び制御ボタ
ン39の如き複数のユーザ入力デバイスを含む制御領域
30がある。制御ノブ38は制御パラメータの調整に用
い、制御ボタン39は一般に制御機能の入切を切替える
のに用いる。種々のユーザ操作制御器は、制御領域30
に、行うべき代表的な音声信号処理機能に適合するよう
に配置することができる。これらの制御器を制御領域に
論理的に配置すれば、それら制御器のユーザ操作が容易
になる。
【0030】中央制御パネル40も、音声操作卓の総合
利得を制御するマスタ(親)フェーダを含む主要操作卓
動作を制御する一連のフェーダを有する。それはまた、
全体の制御機能を調整したり、選択された機能を割当て
たり、それらの入切を切替えたりする制御ノブ48及び
制御ボタン50を含む制御領域44を有する。
【0031】各サブパネル22,24と中央制御パネル
40との間には、隣接するサブパネル22又は24のチ
ャンネルフェーダ26(例えば16個、24個又は32
個のチャンネルフェーダ)に割当てられる使用可能チャ
ンネル(好適な実施例では、例えば256チャンネル)
のグループを選択するための、押しボタン28のブロッ
クが設けられる。
【0032】チャンネルフェーダ26の列の各フェーダ
の直ぐ下に、個々のチャンネルを制御領域30に割当て
るためのアクセス制御ボタン32の列がある。個々のチ
ャンネルには、該ボタン列の各制御ボタン32及び上記
フェーダ列の各フェーダ26が割当てられる。アクセス
制御ボタン32には、特定のアクセス制御ボタンが作動
され該チャンネルがアクセスされていることを示す発光
源が設けられる。
【0033】各サブパネル22,24及び中央制御パネ
ル40は、所望の情報を表示するための可視表示器3
4,46を有する。また、可視インディケータ(例えば
ボタン内の発光体)をボタン32及び39に設けてそれ
らの作動を示し、可視表示器を制御ノブ38に設けてそ
れらの現在の「位置」を示す。
【0034】図2は、図1のパネル12の右下部分の詳
細図である。チャンネルフェーダの列26Bの各チャン
ネルフェーダ26の上方に、単独(ソロ)ボタン36が
設けられる。単独ボタンを押すと、当該ボタン及びその
直ぐ下方のフェーダに現在対応している信号処理チャン
ネルを、他のチャンネルと切離してモニタすることがで
きる。よって、例えば、大抵の場合スタジオモニタのラ
ウドスピーカを用いて特定の楽器をモニタできる。後述
のように、本発明の好適な具体例では種々の単独モード
が設けられる。図2にはまた、個々のチャンネルに制御
領域30を割当てる上述のアクセス制御ボタン32の列
32Bが示され、これらのチャンネルには、該ボタン列
32Bの各ボタン32及びフェーダ列26Bの対応フェ
ーダ26が割当てられる。
【0035】図2にはまた、幾つかの単独モード制御ボ
タン及びインディケータが示される。これらには、単独
モニタリング・モードを選択する単独モードボタン4
1、AFLバスを介してAFLモニタリング・モードを
選択するAFLモードボタン42、及び全体的単独取消
しボタン43が含まれる。全体的単独取消しボタン43
は、単独モード又はAFLモードが少なくとも1つのチ
ャンネルについて作動しているとき、発光する。
【0036】また、次の3種類の単独モードの1つを選
択する3つのボタン45A,45B及び45Cが示され
ている。それらの対応関係は、次のとおりである。 45A−夫々のユーザ操作制御器の第1の操作により、
1つ以上のチャンネルの各々が単独モニタリングのため
に独立して選択され、その選択が、適正なユーザ操作制
御器の第2の操作又は全体的機能取消し制御器による全
体的取消し操作のどちらかによって取消される標準的な
単独モード。 45B−夫々のユーザ操作制御器の第1の操作により、
1つ以上のチャンネルの各々が単独モニタリングのため
に選択され、その選択が、適正なユーザ操作制御器の第
2の操作又は全体的機能取消し制御器による全体的取消
し操作又は他のチャンネルに対するユーザ操作制御器の
第1の操作のいずれかによって取消されるインタロック
(連動)単独モード。 45C−或るチャンネルに対するユーザ操作制御器の操
作期間中のみ単独モニタリングのために該チャンネルが
選択され、その選択が、該ユーザ操作制御器のユーザ操
作の終了によって取消される一時的単独モード。
【0037】図3は、制御パネル12上のユーザ入力デ
バイス(スイッチ32及び36並びにアナログ入力デバ
イス26及び38)と信号処理回路網(S/P)15と
の関係を示す接続図である。具体的には、制御パネル1
2は、走査制御器56に応答して制御パネル上の全ユー
ザ操作制御器を順番に夫々サンプル(サンプリング)す
る並直列変換装置52を有する。スイッチ32,36の
如き、2進出力信号を与えるユーザ入力デバイスからサ
ンプルされた値は、ライン53を介して直接プロセッサ
回路網14に並直列変換された信号として送られる。制
御ノブ38及びフェーダ26の如きアナログ入力デバイ
スからサンプルされたアナログ値は、A/D変換器54
を介してプロセッサ回路網14に時分割多重方式で供給
される。こうして、制御パネル12のユーザ操作制御器
は、キーボード等のユーザ入力デバイスの技術に熟練し
た者によく知られた方法でサンプルされる。走査制御器
56は、図2に示すように制御パネル12内に含めても
よく、或いは、破線58で示す如く信号処理回路網14
から直接走査制御を行ってもよい。
【0038】A/D変換器54からの時分割多重信号
は、単数又は複数の制御プロセッサ16で処理されて入
力信号が別個の制御及び信号処理チャンネルに割当てら
れ、信号処理チャンネル内の信号処理回路網(アレイ)
15で所要の信号処理機能が実行され、入力及び出力音
声信号が入力及び出力ラインI/Oを介して供給され
る。
【0039】動作の際、本発明の好適な実施例では、ユ
ーザは、特定のサブパネル(例えば、サブパネル22)
用のキーのブロック28の適当なキーを操作することに
より、使用できるチャンネルの特定のグループ(例え
ば、本例では256チャンネルからの16チャンネルの
32グループの1つ)を選択する。ユーザはそれから、
フェーダ26の列内の特定のチャンネルフェーダに対す
るアクセス制御キー32を操作することにより、制御ノ
ブ及びボタン38及び39並びに制御領域30のブロッ
クを、選択したチャンネルに割当てる。選択されたチャ
ンネルの音声処理段(階)を、ブロックの入力フィール
ド(領域)を用いて定めることができる。次いで、当該
音声処理チャンネルに対する制御パラメータを、当該チ
ャンネルに対するユーザ操作制御ノブ38、ボタン39
及びチャンネルフェーダ26を操作することにより、調
整し制御することができる。その時点で、選択したチャ
ンネルグループ内の他のチャンネルに対する利得を、フ
ェーダ26の列内の他のフェーダにより調整できる。選
択したチャンネルグループは、キーブロック28内の適
当なキーを押すことにより、いつでも変えることがで
き、制御領域30内の制御ノブ38及びボタン39の割
当ては、制御ボタン32の列内の適当な制御ボタンを押
すことにより、選択したチャンネルグループのどれか1
つのチャンネルに変更することができる。
【0040】図4は、制御プロセッサ16で実現され
る、割当てができる制御処理チャンネルに関する制御構
造を示す模式図である。図4は、フェーダ26の列の1
つに現在割当てられているチャンネルの特定の1つに対
する単独ボタン36を操作したときに行われる動作を示
すものである。現在作動中の他のチャンネルに対して
も、並列の制御処理チャンネルが存在することを認めら
れたい。
【0041】単独ボタン36からの出力は、切替えラッ
チ機能61による処理の後、直並列変換及び割当て機能
62に供給される。直並列変換/割当て機能62は、制
御ボタン28の適正な1つの操作に応答して、フェーダ
及び単独ボタンの列に関連する制御チャンネルの1グル
ープを選択し、それにより、単独モード切替え入力を当
該単独ボタン36に現在割当てられている制御処理チャ
ンネル68に送る動作をする。
【0042】選択ボタンにより選択できる選択に従い、
或るチャンネルに対する単独ボタン36を作動すると該
チャンネルに自動的にアクセスされ、それにより、パネ
ル12の制御領域30上の制御器を関連チャンネルに配
分するため、アクセス制御ボタン32を別に作動させる
必要がないようにするのがよい。
【0043】制御処理チャンネル68の出力は、並直列
変換器66を介して単独ボタン36に対する単独モード
・インディケータ発光体36Iに供給され、当該ボタン
に現在割当てられているチャンネルに対する単独モード
が選択されたかどうかを示す。発光体36Iは、単独ボ
タン36自体の中に組込むことができる。制御処理チャ
ンネルからのもう1つの出力は、少なくとも1つのチャ
ンネルに対し単独モードが作動されているとき、該チャ
ンネルが現在フェーダ及び単独ボタン26/36の列に
割当てられているか否かに拘らず、全体的単独モード取
消しインディケータ発光体43Iを作動すべく供給され
る。
【0044】単独モードが現在作動中のチャンネルを記
録するために、1ビット・レジスタ64の複数グループ
が設けられる。1ビット・レジスタの各グループは、選
択可能なチャンネルの夫々のグループに対応する。関連
チャンネルに対し単独モードが選択されるとき、論理1
ビットが適正なレジスタ内に記憶され、そうでないと
き、論理0ビットが記憶される。例えば16,24又は
32のチャンネルの各グループに対する単独モード状態
は、1つの16ビットワードで記憶できるが、好適な具
体例では、256チャンネル全部に対する単独モード状
態は32個の16ビット制御ワードで記憶される。した
がって、レジスタ64は、制御プロセッサのメモリ内の
所定メモリアドレスに記憶される所定の制御ワードで具
現されるのがよい。
【0045】単独モードがどれか特定のチャンネルで作
動されているかどうかを決定するには、単に、当該チャ
ンネルに対する適正ビットが論理1であるかどうかを決
定するだけでよい。少なくとも1チャンネルに単独モー
ドがセットされているかどうかを決めるには、制御プロ
セッサは、単に、制御ワードのどれかが非ゼロであるか
どうかを決めるだけでよい。
【0046】全体的単独モード取消しボタン43は、制
御処理チャンネル68を含むすべての制御チャンネルに
接続される。実際には、単独モード取消しボタン43に
対する接続は、全体的単独モード取消しボタン43が操
作されると、全制御チャンネルが制御ワード64をリセ
ットし、任意のチャンネルに対し前に選択された単独モ
ードがあれば、チャンネルが現在単独ボタンの列36B
に割当てられているか否かに拘らず、これを取消すよう
に接続される。
【0047】単独モードボタン45A,45B及び45
Cは、単独モード形式を選択するために制御(処理)チ
ャンネル68に接続される。これらのボタン45A,4
5B及び45Cは、全体的インタロック切替え機能63
を介して、単独モードが全チャンネルに対して共通に選
択されるように各チャンネルと組合せられる。制御プロ
セッサ16に具現された制御チャンネルからの制御及び
係数信号出力は、信号処理アレイ15に具現された対応
する信号チャンネルに送られる。
【0048】図5は、図4に示した切替えラッチ機能6
1を示す流れ図である。この切替え機能は、実際に手動
スイッチを設ける必要なしに、機械的スイッチのラッチ
型切替え機能をシミュレート(模倣)するものである。
したがって、簡単な論理型スイッチをパネル12で使用
してもよい。論理スイッチは、対応する制御ボタンを押
下すると閉じ、対応制御ボタンを上げると開く。
【0049】これに対し、従来の機械的ラッチスイッチ
は、第1操作でスイッチを押下するとスイッチ接点が閉
じ、次の操作でボタンを解放すると開く。切替えラッチ
機能は、内部用のレジスタAと、出力値(1又は0で表
されるオン又はオフ)を含むレジスタBとを有する。上
記スイッチからの入力も、押下又は解放を表す1又は0
で示す。
【0050】システムの初期化時、レジスタA及びBを
共に0にクリアする。入力スイッチを操作すると、切替
えラッチ機能は、入力が1であるかどうかを調べる(ス
テップ70)。入力が1であれば、切替えラッチ機能
は、ステップ72で、レジスタBの値(出力)が1かど
うかを調べる。もしそうならば、レジスタAにおける値
を1にセットし(ステップ74)、その他の動作は行わ
ない。即ち、出力値は1のままである。もし入力が1で
Bの値(出力)が0ならば、Bの値を1にセットする
(ステップ75)。即ち、出力が「オフ」から「オン」
に変わる。入力が0であれば、切替えラッチ機能はAの
値が1であるかどうかを調べる(ステップ71)。Aの
値が1ならば、A及びBの値を0にセットする(ステッ
プ73)。即ち、出力が「オン」から「オフ」に変わ
る。したがって、切替え機能は、実際のスイッチ接触状
態をモニタするスイッチのラッチモードで動作する。
【0051】図6は、図5について述べた処理の結果生
じる切替え状態を示す一連のタイミング図(a),
(b)及び(c)より成る。A1は、制御ボタンの第1
操作を表し、D1は当該ボタンの押下を表し、R1は第
1操作における当該ボタンの解放を表す。A2は当該ボ
タンの第2操作を表し、D2は当該ボタンの押下を表
し、R2は第2操作における当該ボタンの解放を表す。
75は、図5のステップ75におけるオフからオンへの
機能値の変化を表し、73は、図5のステップ73にお
ける対応機能の変移を表す。図6の(c)において、7
5I及び73Iは、ボタンに対応する発光体の発光及び
消光の変移を夫々示す。発光体はボタン内に含めるのが
よく、発光及び消光は、当該ボタンに関する制御機能の
起動及び解放に関連する。
【0052】図7は、単独動作モードの具現例を示す模
式図である。全体的単独モード取消しボタン43は、各
制御チャンネル68に対する単独モード制御器92に接
続される。全体的単独モードボタンが作動されると、夫
々のチャンネルに対する全制御ワード64の内容がゼロ
にリセットされ、以前にセットされた全単独モードが取
消される。
【0053】3つのスイッチ45A,45B及び45C
は、単独モード制御器92に現在選択されている単独モ
ードを表す信号を供給するため、インタロック切替え機
能63を介して各チャンネル68に対する単独モード制
御器92に接続される。図7に示すチャンネルの単独ボ
タン36に対する切替え機能61の出力は、該チャンネ
ルの単独モード制御器92に接続される。各チャンネル
の単独ボタン36に対する切替え機能61の出力は、O
R機能90の夫々の入力に接続される。OR機能90の
出力は、各チャンネル68の単独モード制御器92に共
通接続される。
【0054】単独モード機能は、3つの動作モードを有
する。ボタン45Aの操作によって選択される第1のモ
ードでは、その又は各チャンネル用の単独ボタンの第1
操作により、1以上のチャンネルの各々が単独モニタリ
ングのために選択され、その選択は、夫々のチャンネル
に対する単独ボタンの第2操作又は全体的機能取消し制
御器による全体的取消し操作のどちらかによって取消さ
れる。
【0055】この第1モードでは、或るチャンネルに対
する単独ボタンを操作すると、単独モード制御器92
は、当該チャンネルに対する適正な制御ワード64内の
適正なビットに論理1が記憶されているかどうかを調べ
る。当該制御チャンネルについて論理1が記憶されてい
ることが決まると、単独モードが現在行われていると決
定され、従って、論理0が制御ワード64内の当該ビッ
ト位置に書込まれ、単独モードがオフになり、単独モー
ドが取消され、単独ボタン36用の発光体36Iがオフ
となる。代わりに、適正な制御ワード64内の適正なビ
ット位置に論理0が記憶されていることが決まると、制
御ワード64の当該位置に論理1が記憶され、単独モー
ドをオンとし、単独モード機能が作動され、適正な単独
ボタン36用の発光体36Iがオンになる。全体的単独
モード・インディケータ41がまだ発光していないと
き、これも制御チャンネル68によって発光させられ
る。同様に、全体的単独取消しボタン43内の発光体が
まだ発光していなければ、これが発光する。このモード
における全体的単独モード取消しボタン43の操作は、
現在作動中の全単独モードを取消す。
【0056】ボタン45Bの操作によって選択される第
2のインタロックされるモードでは、関連チャンネルに
対する単独ボタン36の第1操作により或るチャンネル
が単独モニタリングのために選択され、その選択は、夫
々のチャンネルに対する単独ボタンの第2操作又は全体
的機能取消し制御器による全体的取消し操作又は他のチ
ャンネルに対する単独ボタンの第1操作のいずれかによ
って取消される。
【0057】この第2モードでは、ある特定のチャンネ
ルに対する単独ボタン36を作動すると、前に選択され
た単独モードがすべて、全制御ワード64をゼロにリセ
ットすることにより、取消される。或るチャンネルが前
にセットされていれば、ORゲート90の出力が高であ
ることで検知されるであろう。これはまた、どれかの単
独モードの発光を取消す。そうすると、殆ど同時に、関
連チャンネルに対する適正な制御ワード内の適正なビッ
ト位置に論理1が書込まれ、当該チャンネルに対する単
独モードが作動し、当該チャンネルに対する単独モード
スイッチ36用の発光体36Iをオンとする。全体的単
独モード・インディケータ41及び全体的単独モード取
消しボタン43がまだ発光していないとき、これらも制
御チャンネル68によって発光させられる。このモード
では、全体的単独モード取消しボタン43の操作は、現
在作動中の単独モードがあれば、これを取消す。
【0058】ボタン45Cの操作によって選択される第
3のモードでは、或るチャンネルに対するユーザ操作制
御器の操作期間中のみ該チャンネルを単独モニタリング
のために選択し、上記ユーザ操作制御器のユーザ操作が
終わると、その選択が取消される。この第3モードで
は、或るチャンネルに対する単独ボタンの押下中にのみ
単独モードが該チャンネルに対して作動される。したが
って、一時的単独モードの間、単独ボタンに対する切替
え機能61は迂回され(バイパス94)、これにより、
単独ボタンに関連するスイッチの物理的閉成又は開放
が、単独モードが作動するかしないかを決め、当該ボタ
ンの押下中に適正な制御ワード64内の適正なビットの
中に論理1が一時的に書込まれる。
【0059】制御室ラウドスピーカの信号源を選択する
のに、ユーザ操作制御器が設けられる。従来の操作卓で
は、フェード後聴取(AFL)又はフェード前聴取(P
FL)機能を作動させるとき、その結果を制御室ラウド
スピーカで聴いている。ラウドスピーカ源選択機能を作
動させると、ラウドスピーカを永続的に主ステレオ出力
バスのみに接続し、オペレータがヘッドホンを用いてA
FL及びPFL機能を個人的にモニタできるようにする
と共に、複雑なミックスをラウドスピーカで聴けるよう
にする。
【0060】図8は、本発明による音声ミキシング操作
卓で実現される信号処理チャンネルの例を示す模式図で
ある。図8において、マイクロホン110は、録音レベ
ル制御器112を介して記録チャンネル114(例え
ば、多トラックテープレコーダの1記録チャンネル)に
接続される。記録チャンネル114の出力又は録音レベ
ル制御器112の出力は、スイッチ116によって選択
され、モニタレベル制御器122を介して出力セレクタ
124に送られ、主バス130又はAFLバス132に
送られる。モニタレベル制御器118は、論理回路12
0を介してモニタレベル制御器122に接続され、論理
回路120は、録音レベル制御器112に対して行われ
る調整を補正する。
【0061】録音の際、信号対雑音比を最適化して、録
音したものをあとで再生するときの雑音レベルを減らす
ため、考えられる最大の信号レベルを記録チャンネル1
14に確実に記録することが望ましい。もし録音レベル
制御器112に対して動的な変化が施されると、これ
は、記録チャンネルを介して又は直接スイッチ116に
送られる出力値に影響を与える。したがって、録音レベ
ル制御器112の位置の変化を補正するため必然的にモ
ニタレベル制御器118の位置を手動で変える必要が生
じるが、これをなくすために、モニタレベル制御器11
8からのフェーダ位置値(大抵dBで示される。)を減
算器120の正入力に送り、録音レベル制御器112か
らのフェーダ位置値(大抵dBで示される。)を減算器
120の負入力に送る。こうすれば、録音レベル制御器
112の位置におけるどんな変化も、モニタレベル制御
器122内で相殺される。
【0062】図8に示した構成は、プロセッサ回路網1
4における制御及び信号処理チャンネル内でデジタル的
に具現されるものである。即ち、例えば、制御器112
及び118に対する入力値は、制御プロセッサ16上の
制御チャンネルを実行することにより供給され、図4に
おける単独ボタンの操作とおおむね類似のやり方で、フ
ェーダ位置値を維持し調整する。ただし、フェーダ制御
器の場合、入力デバイスが単独モードスイッチでなくフ
ェーダであり、制御プロセッサが減算器120を実現す
る点が異なる。録音レベル制御器112からの出力は、
係数データとして直接信号処理路(パス)内の適正な位
置に送られる。これは、録音レベル制御器112を実現
する信号処理回路網上で実行される。減算器120の出
力は、フェーダ制御器機能122によって表される如
く、補正されるモニタレベル制御器118を実現するた
めの係数データとして信号処理回路網に送られる。図8
には極めて簡単な信号処理路を示したが、信号処理チャ
ンネルは、多くの段階及び多くの異なる信号処理動作を
含みうることを理解されたい。
【0063】複雑な信号処理動作では、予めプログラム
された切替え動作が望まれる時がある。ミキシング操作
時に特定時間だけ選択的に取消すため、消音スイッチの
動作を予めプログラムするのが望ましいことがある。例
えば、一連の打楽器演奏を表すチャンネルで、ドラム音
が必要でない場合に、ドラマーが偶然に余計なドラム音
を録音したことがあった。消音ボタンを使えば、そのド
ラム音を取消すことが可能である。これは通常、録音さ
れた素材にあとの段階で適当な時間に消音を施して行わ
れる。しかし、消音スイッチのオン及びオフ時間を正確
に決定することは、難題である。第1段階で、消音動作
の開始を正確に特定することは可能かも知れないが、消
音動作の終了を正確に特定することは不可能であろう。
従来は、消音の変移を訂正するには、その状況を繰返
し、その消音動作を記録し直す必要があった。しかし、
その後の試みで、消音動作の解除が正確な時間に行われ
たとしても、初めの動作の時間が不正確となるであろ
う。
【0064】したがって、本発明の1つの具体構成で
は、開始を早めるか又は終了を遅らせることにより消音
動作の開始又は消音動作の終了のいずれか一方を調整す
るように、制御プロセッサをプログラムすることができ
る。この機能を実現するための論理を図10の流れ図に
示し、図9に図10の流れ図で行われる各種の動作を示
す。
【0065】図9の(a)は、スイッチ位置がオンの期
間に第1の信号が中断、即ち消音される場合における2
信号のミックスの考えられる第1段階を示す。即ち、図
9の(a)に示す如く、第1段階で消音動作はT0N及
びT0F間でオンされ、T1N及びT1F間で再びオン
になり、3回目のT2Nでまたオンとなる。したがっ
て、図9の(b)に示す如く、あとの段階で、第1段階
の動作が繰返される。いま、T0Fでの第1作動の終わ
り及びT1Nでの作動の始めのタイミングが不正確であ
る、と仮定する。
【0066】図9の(c)及び(d)は夫々、T0Nの
変移を早めT1Fの変移を遅らせM0′及びM1′を与
えるための、訂正信号入力及びその結果生じた信号を示
す。図9の(a)に示す第1消音動作M0の前縁T0N
を早めて、図9の(d)に示す第1消音動作M0′を得
るために、消音スイッチを第1消音動作の前回のT0N
変移の前のt0nでオンとし、第1消音動作M0の前回
のT0N及びT0F変移の間のt0nでオフとする。よ
って、自動切替えコントローラの制御論理回路は、記録
された消音スイッチ動作の前縁を早めて、t0nに対応
したタイミングで生じる第1消音動作M0′の新しい前
縁を発生するように構成する。
【0067】図9の(a)に示す第2消音動作M1の後
縁T1Fを遅らせて、図9の(d)に示す第2消音動作
M1′を得るために、消音スイッチを第2消音動作の前
回のT1N及びT1F間のt1nでオンとし、第2消音
動作の前回のT1F変移の後のt1fでオフとする。よ
って、自動切替えコントローラの制御論理回路は、記録
された第2の消音スイッチ動作の後縁を遅らせて、t1
fに対応したタイミングで生じる第2消音動作M1′の
新しい後縁を発生するように構成する。
【0068】図9の(e)は、選択された消音信号を消
去するために入力される訂正信号を示す。図9の(a)
に示す第1消音動作M0を消去して図9の(f)に示す
如く第1消音動作を消すには、消音制御ボタンを、前回
の第1消音動作M0の前縁T0Nの前のt0nでオンと
し、前回の第1消音動作M0の後縁T0Fの後のt0n
でオフとする。よって、自動切替えコントローラの制御
論理回路は、この一連の操作に応答して前に記録された
消音スイッチ動作を消すように構成する。
【0069】図10は、自動化された切替え制御タイミ
ングを取るための、図4の制御処理チャンネル68の自
動モードコントローラの制御論理を示す。ステップ14
0で、tnがTNより小で、tfがTNより大きいがT
Fより小であれば、図9の(c)及び(d)の第1消音
動作に示したように、ステップ142でTNはtnに早
められる。ステップ144で、tnがTNより大きいか
TFより小で、tfがTFより大であれば、図9の
(c)及び(d)の第2消音動作に示すように、ステッ
プ146でTFはtfに等しくセットされる。
【0070】ステップ148で、tnがTNより小で、
tfがTFより大ならば、ステップ150でTN及びT
Fは共に消去され、図9の(e)及び(f)の第1消音
動作について示されるように関連する消音動作が取消さ
れる。他の条件ではすべて、ステップ152に示す如
く、何の動作も行われない。
【0071】以上、夫々の処理チャンネルに動的に割当
てうるユーザ制御器を具えた音声ミキシング操作卓の種
々の実施形態について述べた。特に、音声ミキシング操
作卓の単独(ソロ)モード及び制御ボタン操作の実施形
態を説明した。本発明の具体構成によれば、最高の機能
性をもつがユーザ操作制御器の数が比較的少なく、論理
及びユーザ操作が容易で小型の音声ミキシング操作卓を
得ることができる。
【0072】この出願では本発明の特定の具体構成につ
いて述べたが、本発明の範囲内において、これらの具体
構成に多くの改変及び(又は)付加を施しうることは、
認められるであろう。例えば、図1では、2つのサブパ
ネル及び1つの中央制御領域をもつ制御パネルを示した
が、サブパネルの数を変えてもよいことは認められよ
う。同様に、各サブパネルに異なる数のフェーダを設け
てもよい。更に、制御パネル内に種々の制御領域を異な
る配置にして設けてもよい。
【0073】また、消音制御の如き幾つかの切替え機能
について、自動モードのような幾つかの切替え制御動作
を述べたが、本発明の範囲内において、切替え機能及び
動作の他の組合せも考えられるであろう。望むならば、
図8に示す如く、録音レベル制御値をモニタレベル制御
値から減じる簡単な減算機能の代わりに、個々のフェー
ダ特性(例えば、非線型特性)を考慮に入れるため、も
っと複雑な機能を用いることもできよう。また、図8で
は、録音フェーダ及びモニタ用フェーダに言及したが、
図8にて適用される原理は、2つの、フェーダ又は他の
可変制御機能を信号処理チャンネルに直列に組込む場合
に、どんな信号処理チャンネルにも適用できるものであ
る。
【0074】
【発明の効果】本発明によれば、ユーザ操作制御器の数
が比較的少なく種々の機能に富み、ユーザ操作制御器と
実際の音声機能及び機能の処理との関係が分かり易く、
ユーザ操作が容易で小型の音声ミキシング操作卓を得る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の音声ミキシング操作卓の概略図
【図2】図1の操作卓の制御パネルの右下部の詳細図
【図3】図1のパネル上のユーザ操作制御器とプロセッ
サ回路網14との接続関係を示す模式図
【図4】図1の操作卓の制御プロセッサの具体例を示す
模式図
【図5】図4の切替えラッチ機能61の動作を示す流れ
【図6】図5の動作のタイミング図
【図7】単独モード機能を実現する構成の例を示す模式
【図8】図1の操作卓の信号処理チャンネルの例を示す
模式図
【図9】図10の示す自動切替えモードの各種動作のタ
イミング図
【図10】図1の操作卓の自動切替えモードを示す流れ
【符号の説明】
10 音声ミキシング操作卓、12 制御パネル、14
プロセッサ回路網、15 信号プロセッサのアレイ、
16 制御プロセッサ、18 I/Oインタフェース、
28 押しボタン(配分手段)、41 全体的単独(機
能)ボタン(インディケータ)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 サイモン アービング ハリソン イギリス国 オックスフォード,スタント ン ハーコート,ベリーメッド 44 (72)発明者 ポール アンソニー フリンドル イギリス国 オックスフォードシャー,ウ ィットニー,イートン クロース 104 (72)発明者 ウィリアム ケンティッシュ イギリス国 オックスフォードシャー,チ ッピング ノートン,リーズ アプローチ 1

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各音声チャンネルで複数の音声処理機能
    が実行される複数の音声チャンネルを処理する音声ミキ
    シング操作卓であって、各々が夫々のチャンネルに対す
    る所定のチャンネル機能を選択するユーザ操作チャンネ
    ル制御器の列を含む制御パネルと、選択されたチャンネ
    ルのグループを上記チャンネル制御器の列に配分する手
    段と、上記所定のチャンネル機能が少なくとも1つのチ
    ャンネルに対して選択されていることを示す全体的機能
    インディケータとを具えた音声ミキシング操作卓。
  2. 【請求項2】 上記全体的機能インディケータは、上記
    チャンネルが、上記チャンネル制御器の列に現在配分さ
    れているチャンネルグループ内にあるかどうかに拘ら
    ず、上記所定のチャンネル機能が少なくとも1つのチャ
    ンネルに対して選択されていることを示す請求項1の操
    作卓。
  3. 【請求項3】 ユーザ操作の全体的機能取消し制御器を
    有し、これにより、該全体的機能取消し制御器のユーザ
    操作が、上記所定のチャンネル機能をすべてのチャンネ
    ルにおいて取消す請求項1又は2の操作卓。
  4. 【請求項4】 上記ユーザ操作の全体的機能取消し制御
    器のユーザ操作は、上記所定のチャンネル機能を、上記
    チャンネル制御器の列に現在配分されているチャンネル
    及び現在配分されていないチャンネルの両方を含む全チ
    ャンネルにおいて取消す請求項3の操作卓。
  5. 【請求項5】 上記チャンネル制御器がボタンである請
    求項1〜4のいずれか1項の操作卓。
  6. 【請求項6】 各ボタンは、上記所定の機能が、現在当
    該ボタンに対応する上記チャンネルに対して選択されて
    いることを示すチャンネル機能インディケータと関連し
    ている請求項5の操作卓。
  7. 【請求項7】 上記全体的機能インディケータは、上記
    所定のチャンネル機能を全チャンネルで取消す全体的機
    能取消しボタンと関連している請求項1〜6のいずれか
    1項の操作卓。
  8. 【請求項8】 上記ユーザ操作チャンネル制御器の列の
    各チャンネル制御器は、夫々のチャンネルフェーダと関
    連し、上記の配分手段は、選択されたチャンネルのグル
    ープを上記チャンネル制御器の列及び関連するチャンネ
    ルフェーダに配分する請求項1〜7のいずれか1項の操
    作卓。
  9. 【請求項9】 上記所定機能が単独チャンネルモニタリ
    ング機能である請求項1〜8のいずれか1項の操作卓。
  10. 【請求項10】 単独チャンネルモニタリング制御器の
    起動が、現在それに配分されているチャンネルの音声信
    号に自動的にモニタをアクセスさせる請求項9の操作
    卓。
  11. 【請求項11】 複数の単独チャンネルモニタリング機
    能の1つを選択する単独機能セレクタを更に含む請求項
    9又は10の操作卓。
  12. 【請求項12】 上記単独機能セレクタによって選択で
    きる上記単独モードは、次の1つ以上の単独モード、即
    ち −夫々のユーザ操作制御器の第1の操作により、1つ以
    上のチャンネルの各々が単独モニタリングのために選択
    され、この選択が、適正なユーザ操作制御器の第2の操
    作又は全体的機能取消し制御器による全体的取消し操作
    のどちらかによって取消されるモード、 −対応するユーザ操作制御器の第1の操作により、1チ
    ャンネルが単独モニタリングのために選択され、この選
    択が、対応するユーザ操作制御器の第2の操作又は全体
    的機能取消し制御器による全体的取消し操作又は他のチ
    ャンネル用のユーザ操作制御器の第1の操作のいずれか
    によって取消されるモード、及び −或るチャンネル用のユーザ操作制御器の操作期間中の
    み該チャンネルが単独モニタリングのために選択され、
    この選択が、上記ユーザ操作制御器のユーザ操作の終了
    によって取消されるモードを含む請求項11の操作卓。
  13. 【請求項13】 制御室ラウドスピーカのための信号源
    を選択するユーザ操作制御器が設けられる請求項1〜1
    2のいずれか1項の操作卓。
  14. 【請求項14】 その又は各インディケータが、選択作
    動中であることを示すために発光する請求項1〜13の
    いずれか1項の操作卓。
  15. 【請求項15】 上記ユーザ操作チャンネル制御器は論
    理ボタンを含み、該論理ボタンは、高い位置と低い位置
    に動くボタン部材と、該ボタン部材の高い位置で開放し
    該ボタン部材の低い位置で閉成するスイッチ接点と、該
    ボタン部材の第1の押下時の上記スイッチ接点の第1の
    閉成に応答して非作動論理状態から作動論理状態に変化
    し、上記ボタン部材の第1の解放時の上記スイッチ接点
    の第1の開放のあとに続く上記ボタン部材の第2の押下
    時の第2の閉成により、上記作動状態を維持し、上記ボ
    タン部材の第2の解放時の上記スイッチ接点の第2の開
    放に応答して作動論理状態から非作動論理状態に変化す
    る論理ラッチ手段とを具える請求項1〜14のいずれか
    1項の操作卓。
  16. 【請求項16】 上記論理ボタンの上記作動論理状態で
    発光し、上記非作動論理状態では発光しないインディケ
    ータを含む請求項15の操作卓。
  17. 【請求項17】 オン状態とオフ状態を有する上記ユー
    ザ操作制御器と、第1段階で、該ユーザ操作制御器がオ
    フからオンに切替えられるオンへの切替えタイミング
    と、該ユーザ操作制御器がオンからオフに切替えられる
    オフへの切替えタイミングとを記憶し、あとの段階で上
    記制御器の切替えを自動的に再生する動作を行う自動化
    モード・コントローラとを有し、該自動化モード・コン
    トローラは、あとの段階で、切替えタイミングを重ね書
    きすることによりオンへの及び(又は)オフへの切替え
    タイミングを選択的に変える動作をする請求項1〜16
    のいずれか1項の操作卓。
  18. 【請求項18】 オン状態とオフ状態を有するユーザ操
    作制御器と、第1段階で、該ユーザ操作制御器がオフか
    らオンに切替えられるオンへの切替えタイミングと、該
    ユーザ操作制御器がオンからオフに切替えられるオフへ
    の切替えタイミングとを記憶し、あとの段階で上記制御
    器の切替えを自動的に再生する動作を行う自動化モード
    ・コントローラとを具え、該自動化モード・コントロー
    ラは、あとの段階で、切替えタイミングを重ね書きする
    ことによりオンへの及び(又は)オフへの切替えタイミ
    ングを選択的に変える動作をするものである、音声ミキ
    シング操作卓。
  19. 【請求項19】 上記自動化モード・コントローラは、
    上記記録されたオンへの切替えタイミングの前のオンへ
    のスイッチ切替えに続く、上記記録されたオンへの切替
    えタイミングの後であるが上記記録されたオフへの切替
    えタイミングの前のオフへのスイッチ切替えに応答し
    て、上記記録されたオンへの切替えタイミングに上記オ
    ンへのスイッチ切替えタイミングを重ね書きすることに
    より、上記記録されたオンへの切替えタイミングを早め
    る動作をする請求項17又は18の操作卓。
  20. 【請求項20】 上記自動化モード・コントローラは、
    上記記録されたオンへの切替えタイミングの後であるが
    上記記録されたオフへの切替えタイミングの前のオンへ
    のスイッチ切替えに続く、上記記録されたオフへの切替
    えタイミングの後のオフへのスイッチ切替えに応答し
    て、上記記録されたオフへの切替えタイミングに上記オ
    フへのスイッチ切替えタイミングを重ね書きすることに
    より、上記記録されたオフへの切替えタイミングを遅ら
    せる動作をする請求項17〜19のいずれか1項の操作
    卓。
  21. 【請求項21】 上記自動化モード・コントローラは、
    上記記録されたオンへの切替えタイミングの前のオンへ
    のスイッチ切替えに続く、上記記録されたオフへの切替
    えタイミングの後のオフへのスイッチ切替えに応答し
    て、上記記録されたオン及びオフへの切替えタイミング
    を消去する動作をする請求項17〜20のいずれか1項
    の操作卓。
  22. 【請求項22】 各音声チャンネルで複数の音声処理機
    能が実行される複数の音声チャンネルを処理する音声ミ
    キシング操作卓であって、多チャンネル記録手段、第1
    の利得制御器、及び第2の直列接続された利得制御器を
    具え、上記第2の利得制御器は上記第1の利得制御器に
    応動する機能をもつ音声ミキシング操作卓。
  23. 【請求項23】 上記第2の利得制御器は、上記第1の
    利得制御器の調整に応答して該第2の利得制御器に対し
    逆の利得調整を加える請求項22の操作卓。
  24. 【請求項24】 上記第1の利得制御器は録音レベル利
    得制御器であり、上記第2の利得制御器はモニタレベル
    利得制御器である請求項22又は23の操作卓。
  25. 【請求項25】 高い位置と低い位置とに動くボタン部
    材と、該ボタン部材の高い位置で開放し該ボタン部材の
    低い位置で閉成するスイッチ接点と、該ボタン部材の第
    1の押下時の上記スイッチ接点の第1の閉成に応答して
    非作動論理状態から作動論理状態に変化し、上記ボタン
    部材の第1の解放時の上記スイッチ接点の第1の開放の
    あとに続く上記ボタン部材の第2の押下時の第2の閉成
    により、上記作動状態を維持し、上記ボタン部材の第2
    の開放時の上記スイッチ接点の第2の開放に応答して作
    動論理状態から非作動論理状態に変化する論理ラッチ手
    段とを具えた論理ボタン。
  26. 【請求項26】 上記論理ボタンが上記作動論理状態の
    とき発光し、上記非作動論理状態のとき発光しないイン
    ディケータを含む請求項25の論理ボタン。
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