JPH0831659A - アモルファス鉄心油入変圧器 - Google Patents

アモルファス鉄心油入変圧器

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JPH0831659A
JPH0831659A JP11861294A JP11861294A JPH0831659A JP H0831659 A JPH0831659 A JP H0831659A JP 11861294 A JP11861294 A JP 11861294A JP 11861294 A JP11861294 A JP 11861294A JP H0831659 A JPH0831659 A JP H0831659A
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JP
Japan
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iron core
cover
winding
yoke portion
oil
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JP11861294A
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English (en)
Inventor
Masatake Hirai
昌武 平井
Kaoru Osako
馨 大迫
Katsumi Hanaoka
克己 花岡
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Daihen Corp
Original Assignee
Daihen Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】真空注油を行った際に、矩形状鉄心の上部継鉄
部の両側のコーナ部に生じる変形を抑制し、各コーナ部
の形状を短時間で復元させる。 【構成】鉄心11の上部継鉄部11cの両側のコーナ部
11ca及び11cbの積層面を局部的に被覆するように補
強用樹脂層Fを形成する。鉄心11を覆う鉄心カバー
は、コーナ部11ca及び11cbを覆わないように設け
る。補強用樹脂層Fを設けることによりコーナ部11ca
及び11cbの変形を抑制し、コーナ部11ca及び11cb
を露呈させておくことにより、コーナ部11ca及び11
cb内への絶縁油の浸透を容易にして、真空注油後のコー
ナ部11ca及び11cbの形状の復元を短時間で行わせ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アモルファス磁性合金
の薄帯により形成された鉄心を用いた油入変圧器に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】損失が少なく、磁気的な特性が優れた鉄
心材料として、アモルファス磁性合金が注目されてい
る。アモルファス磁性合金からなる鉄心材料はきわめて
薄い薄帯(ストリップ)の形で提供されるため、この材
料により鉄心を形成する場合には巻鉄心の構造をとるこ
とが多い。アモルファス磁性合金の薄帯からなる鉄心
(以下アモルファス鉄心という。)は、左右の脚部と上
下の継鉄部とを有するほぼ矩形状の形に整形された後、
焼鈍されるが、アモルファス磁性合金は焼鈍により脆弱
になって、欠け易い状態になるため、鉄心に巻線を嵌装
する際に作用する外力により、鉄心が欠けて細かい破片
が生じることがある。アモルファス鉄心から生じた破片
は導電性を有するため、変圧器本体を絶縁油中に配置し
た場合に、鉄心から破片が生じると、該破片が絶縁油中
を浮遊して変圧器の絶縁性能を低下させる恐れがある。
【0003】従ってアモルファス鉄心を用いた油入変圧
器に対しては、鉄心を覆うカバーを取り付けたり、破片
が生じ易い鉄心の積層面を樹脂で被覆したりして、鉄心
の破片が絶縁油中に漏れ出るのを防ぐための対策が施さ
れる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】アモルファス鉄心変圧
器に絶縁油を含浸させる際には、一般の変圧器の場合と
同様に真空注油の方法がとられる。真空注油を行う際に
は、変圧器本体をタンク内に収納した後、先ず該タンク
内を真空引きしてアモルファス鉄心の薄帯の積層間や巻
線内に存在する空気を抜き、次いでタンク内に絶縁油を
注入して鉄心の積層間及び巻線内に絶縁油を浸透させ
る。
【0005】鉄心がカバーで覆われていたり、鉄心の積
層面が樹脂で被覆されていたりする場合でも、真空引き
により鉄心の薄帯の積層間に存在する空気を抜くことは
できるが、空気が抜かれた鉄心の積層間に絶縁油を浸透
させることは容易ではなく、タンク内に絶縁油を注入し
た後、鉄心の積層間に絶縁油が浸透して鉄心内部の負圧
が解消するまでの間に相当の時間を要することになる。
アモルファス磁性合金薄帯は剛性が低く、変形し易い状
態にあるため、鉄心の内部が負圧になっていると、特に
変形し易い鉄心の上部継鉄部の両側のコーナ部(鉄心上
部のコーナ部)が押し潰された形に変形する。
【0006】図7はアモルファス鉄心変圧器の鉄心の上
半部を概略的に示したものであるが、この変圧器本体を
タンク内に収納して真空注油を行うと、鉄心1の内部の
負圧が解消するまでの間図示のように、鉄心上部のコー
ナ部が押し潰された形に変形する。鉄心上部のコーナ部
の形状は、鉄心の積層間に絶縁油が十分に浸透した後に
図に鎖線で示した形状に復元するが、鉄心の積層間に絶
縁油が十分に浸透するまでには長時間を要するため、鉄
心上部のコーナ部の形状が復元するまでに長い時間待た
なければならない。
【0007】アモルファス鉄心変圧器では、鉄心に歪み
が生じていると損失が増加し、変圧器の無負荷損失が増
大するため、上記のように鉄心のコーナ部に変形が生じ
ている状態では正常な変圧器特性の測定を行うことがで
きない。そのため、従来のアモルファス鉄心変圧器で
は、注油後、変圧器の特性の測定を行うまで、変圧器を
長時間の間放置しておくことが必要になり、変圧器の製
造から出荷までの一連の作業の能率が悪くなるのを避け
られなかった。
【0008】本発明の目的は、真空注油の際に鉄心の内
部に生じる負圧により鉄心のコーナ部が変形するのを抑
制するとともに、鉄心内への絶縁油の浸透を促進して、
鉄心の形状の復元を短時間で行わせることができるよう
にしたアモルファス鉄心油入変圧器を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、アモルファス
磁性合金の薄帯からなっていて左右の脚部と上下の継鉄
部とを有し、下部継鉄部に接合部を有する鉄心と、該鉄
心を覆う鉄心カバーと、鉄心カバーにより覆われた鉄心
の脚部に嵌装された巻線とを備えた変圧器本体を絶縁油
中に配置してなるアモルファス鉄心油入変圧器に係わる
ものである。
【0010】本発明においては、上記鉄心の上部継鉄部
の両側のコーナ部の積層面を局部的に被覆するように補
強用樹脂層が形成される。本発明においてはまた、鉄心
の上部継鉄部の両側のコーナ部の積層面を露呈させるよ
うに鉄心カバーを設けて、鉄心の上部継鉄部の両側のコ
ーナ部の積層間への絶縁油の浸透を容易にする。
【0011】上記のように鉄心の上部継鉄部の両側のコ
ーナ部の積層面を被覆するように補強用樹脂層を形成す
ると、補強用樹脂層により被覆された部分でアモルファ
ス磁性合金の薄帯が相互に結合されて補強されるため、
上部継鉄部の両側のコーナ部が変形し難い状態になる。
従って、真空注油を行う際に鉄心内部が負圧になる状態
が生じたときに、上部継鉄部の両側のコーナ部が押し潰
されるように変形するのを抑制することができる。
【0012】また上記のように鉄心の上部継鉄部の両側
のコーナ部の補強用樹脂層により被覆されていない積層
面を露呈させるように鉄心カバーを設けると、上部継鉄
部の両側のコーナ部の内部への絶縁油の浸透を容易にす
ることができるため、補強用樹脂層により該コーナ部の
変形が抑制されることと相俟って、上部継鉄部の両側の
コーナ部の形状の復元を短時間で行わせることができ
る。従って注油を行った後、変圧器の特性試験を行うま
での時間を短縮することができ、変圧器の製造から出荷
までの工程の作業能率を向上させることができる。
【0013】なお上記のように構成すると、鉄心上部の
コーナ部の積層面が露呈されるが、変圧器本体を絶縁油
中に配置した状態で鉄心の破片が生じる可能性が高いの
はアモルファス磁性合金の薄帯の切断面が突き合わされ
た状態にある下部継鉄部であって、上部継鉄部からはほ
とんど破片が生じないため、鉄心上部のコーナ部の積層
面を露呈させておいても実用上は何等差し支えがない。
【0014】即ち、鉄心の上部においては、仮に、変圧
器の組み立ての際に生じた鉄心の破片が内部に存在して
いたとしても、該破片は鉄心の自重により薄帯の積層間
に挟みこまれた状態で保持されるので、鉄心の上部から
内部の破片が外部に漏れ出るおそれはない。また鉄心に
巻線を嵌装して変圧器本体を組み立てた後、該変圧器本
体を絶縁油中に配置した状態では、鉄心の上部の積層面
が欠けることはないため、鉄心の上部から破片が生じる
ことはほとんどない。
【0015】本発明においてはまた、鉄心の上部継鉄部
の両側のコーナ部の積層面を覆う部分が網状を呈するよ
うに鉄心カバーを構成してもよい。この場合も鉄心カバ
ーの網状部分を通して鉄心上部のコーナ部の積層間への
絶縁油の浸透を容易にすることができるため、該コーナ
部の形状の復元を短時間で行わせることができる。
【0016】上記網状部分は、鉄心の上部継鉄部をも覆
うように設けるのが好ましい。鉄心の上部継鉄部をも覆
うように上記網状部分を設けると、上部継鉄部の両側の
コーナ部の内部への絶縁油の浸透を更にいっそう容易に
することができるため、鉄心のコーナ部の形状の復元に
要する時間を更に短縮することができる。
【0017】上記網状部分は、鉄心の上部から生じる可
能性がある破片を通過させない程度の細かさの網目を有
していることが好ましい。鉄心の上部から生じる可能性
がある破片は、針状の比較的大きなものであるので、上
記網状部分としては網目が比較的荒いものを用いること
ができる。
【0018】また本発明において、絶縁紙により鉄心の
全体を覆うように鉄心カバーを構成する場合には、該鉄
心カバーと鉄心の上部継鉄部との間に絶縁油を導入する
絶縁油導入口を鉄心カバーの上部に設ける。
【0019】上記のように鉄心全体を覆うように鉄心カ
バーを構成する場合、鉄心カバーの上部継鉄部を覆う部
分に、互いに隙間を介して嵌め合わされた部分を設け
て、該嵌め合わされた部分に形成された隙間を絶縁油導
入口とすることができる。
【0020】このように鉄心全体を覆うように鉄心カバ
ーを構成して、該鉄心カバーの上部に絶縁油導入口を設
けると、鉄心上部のコーナ部内への絶縁油の浸透を容易
にすることができるだけでなく、鉄心の上部から鉄心の
破片が漏出するおそれを無くすことができるため、変圧
器の信頼性を高めることができる。
【0021】上記補強用樹脂層は、鉄心の上部継鉄部の
両側のコーナ部の積層面の内周部から外周側に放射状に
延びるように設けることができる。
【0022】本発明においてはまた、鉄心の上部継鉄部
を局部的に被覆するように更に補強用樹脂層を設けるよ
うにしてもよい。
【0023】本発明においてはまた、鉄心の下部継鉄部
の両側のコーナ部の積層面を局部的に被覆するように更
に補強用樹脂層を設けることもできる。
【0024】
【作用】上記のように、鉄心の上部継鉄部の両側のコー
ナ部の積層面を局部的に被覆するように補強用樹脂層を
形成するとともに、鉄心上部のコーナ部の積層面を露呈
させるか、または鉄心上部のコーナ部の積層面を被覆す
る部分を網状とした鉄心カバーを設けると、鉄心上部の
コーナ部の変形を抑制することができる上に、鉄心上部
のコーナ部の積層間への絶縁油の浸透を容易にすること
ができるため、鉄心上部のコーナ部の形状を短時間で復
元させることができ、注油後変圧器の特性試験を行うま
での時間を短縮することができる。鉄心カバーの上部に
絶縁油導入口を設けた場合にも同様である。
【0025】
【実施例】図1は本発明の実施例で用いる変圧器本体1
0の全体的な構成を一部断面で示した正面図で、これら
の図において11はアモルファス磁性合金の薄帯(以下
単に薄帯ともいう。)により形成された巻鉄心構造のほ
ぼ矩形状のアモルファス鉄心である。この鉄心11は、
左右の脚部11a,11bと、上部継鉄部11c及び下
部継鉄部11dとを有し、上部継鉄部11cの両側のコ
ーナ部11ca,11cb及び下部継鉄部11dの両側のコ
ーナ部11da及び11dbは円弧状を呈するように湾曲さ
れている。アモルファス磁性合金の薄帯を用いた巻鉄心
の構造としては、種々のものが提案されているが、図示
のアモルファス鉄心は、薄帯の巻回体を一か所で切断し
て展開することにより形成した所定の厚さの単位積層体
Lを複数個積層して、各単位積層体Lの両端を下部継鉄
部11dで接合させた構造を有しており、各単位積層体
Lの接合部jでは、アモルファス磁性合金の薄帯の切断
端部が重ね合わされた状態で接合されるか、または突き
合わされた状態で接合されている。
【0026】アモルファス鉄心11の左右の脚部11a
及び11bには左右の巻線12A及び12Bが嵌装され
ている。これらの巻線を嵌装する際には、鉄心11の接
合部が一旦開かれ、脚部11a及び11bがそれぞれ巻
線12A及び12Bの窓部内に挿入された後に、下部継
鉄部11dの各接合部jが再接合される。
【0027】なお図示してないが、アモルファス鉄心1
1の形状を保つため、その内周部には、十分な強度を有
する補強枠が嵌合され、外周部にはステンレス鋼等の鋼
帯が巻き付けられて該鋼帯の両端が溶接等により結合さ
れている。
【0028】アモルファス鉄心11は矩形状に整形され
た後焼鈍されるが、この焼鈍の際に薄帯が脆弱になって
欠け易い状態になり、巻線を嵌装する際等に鉄心の破片
が生じるのを避けられない。この破片が絶縁油中を浮遊
すると、変圧器の絶縁が脅かされることになる。そのた
め、図1には図示してないが、鉄心11の各部が絶縁紙
や樹脂等からなる鉄心カバーにより覆われる。この鉄心
カバーの構造は任意であるが、粘着テープを巻き付ける
等の鉄心11に機械的なストレスを与える構造は避ける
必要がある。本実施例では、鉄心の各部の形状に適合す
るように絶縁紙を折り曲げて形成したカバーを鉄心の各
部に嵌め合わせて取付ける構造を採用している。鉄心の
破片は、特に鉄心の積層面から生じ易いため、鉄心カバ
ーは特に鉄心の積層面を完全に覆うように構成する必要
がある。
【0029】図3は、本実施例で用いるアモルファス鉄
心11の上半部を示したもので、同図において13A及
び13Bはそれぞれ左右の継鉄部11a及び11bを覆
う脚部カバー、13Cは上部継鉄部を覆う上部継鉄部カ
バーである。これらのカバーは薄いクラフト紙を折り曲
げたものからなっていて、鉄心の各部に嵌め合わされて
接着テープ等により鉄心に対して固定されている。また
図示してないが、鉄心の下部には、クラフト紙により下
部継鉄部とその両側のコーナ部とを覆うように形成され
た下部カバーが更に取り付けられていて、該下部カバー
と、左右の脚部カバー13A及び13Bと上部継鉄部カ
バー13Cとにより鉄心カバーが構成されている。即ち
この例では、鉄心カバーが、鉄心の上部継鉄部11cの
両側のコーナ部11ca及び11cbを露呈させた状態で、
鉄心の他の部分全体を覆うように構成されている。
【0030】なお鉄心11の上部継鉄部11c及び左右
の脚部11a,11bをそれぞれ覆うカバー13C及び
13A,13Bは巻線12A及び12Bを嵌装する前に
取付けられ、下部継鉄部11dとその両側のコーナ部と
を覆うカバーは巻線を嵌装して接合部jを閉じた後に取
り付けられる。
【0031】鉄心11の上部継鉄部の両側のコーナ部1
1ca及び11cbの積層面には、該積層面を局部的に被覆
するように熱硬化性の樹脂の液が塗布されて該樹脂が加
熱硬化されることにより、補強用樹脂層Fが形成されて
いる。図3に示した例では、この補強用樹脂層が各コー
ナ部の内周部から外周側に向けて放射状に延びるように
形成されている。なお図3において、補強用樹脂層Fの
部分に付された斜線は該補強用樹脂層を他の部分と区別
するためのものであり、断面を意味するものではない。
【0032】このように各コーナ部の積層面に補強用樹
脂層Fを設けると、該樹脂層により積層面を構成する薄
帯の端部が結合されるため、各コーナ部の機械的強度を
増加させることができ、真空注油により鉄心内が負圧に
なった際のコーナ部11ca及び11cbの変形を抑制する
ことができる。
【0033】アモルファス鉄心11に左右の巻線12A
及び12Bが嵌装された後、巻線12A及び12Bの上
端から上方に突出した鉄心11の上部継鉄部の両側の積
層面に沿わせて上部巻線押え具14,14が配置され
て、これらの上部巻線押え具14,14の両端が巻線1
2A及び12Bの上端に当接され、同様に、巻線12A
及び12Bの下端から下方に突出した鉄心11の下部継
鉄部の両側の積層面に沿わせて下部巻線押え具14´,
14´が配置されて、これらの巻線押え具14´,14
´の両端が巻線12A及び12Bの下端に当接される。
なお図1においては、鉄心11の手前側に配置された上
部及び下部巻線押え具14及び14´の図示を省略して
いる。
【0034】上部巻線押え具14及び下部巻線押え具1
4´は、図4に示したように、矩形板状の基部14aの
両端部から巻線押え部14b,14bを突出させるとと
もに、両巻線押え部の間(鉄心の上部継鉄部及び下部継
鉄部に相応する中間部)から巻線対向部14cを突出さ
せたもので、巻線対向部14cとその両側の巻線押え部
14b,14bとの間にそれぞれ断面がコの字形を呈す
る1対の溝部14d,14dが形成されている。本実施
例の上部及び下部巻線押え具14及び14´において
は、その両端の巻線押え部14b,14bの高さh1 が
中央の巻線対向部14cの高さh2 よりも高く設定され
ている。
【0035】巻線押え具14,14´の溝部14d,1
4dはそれぞれ鉄心のコーナ部の積層面に相応する位置
に設けられていて、図1に示したように、巻線12A,
12Bの上端側及び下端側にそれぞれ上部及び下部巻線
押え具14及び14´を配置した状態で、各巻線押え具
の溝部14d,14dがそれぞれ鉄心の相応するコーナ
部の積層面に対向するようになっている。
【0036】上記のように、巻線12A,12Bの上端
及び下端にそれぞれ上部及び下部巻線押え具14及び1
4´が配置された後、鉄心11の上部継鉄部11c側及
び下部継鉄部11d側にそれぞれ上部巻線締付金具15
及び下部巻線締付金具16が配置される。上部巻線締付
金具15及び下部巻線締付金具16はコ字形に形成され
ていて、それぞれの内側に巻線押え具14を嵌合させた
状態で配置されている。このように巻線締付金具15,
16を配置した状態で、巻線締付金具15,16の底壁
部15a,16aが、それぞれの内側に嵌合された巻線
押え具14,14´の基部14aの端面14a1に当接
し、巻線押え具14,14´の巻線押え部14b,14
bが巻線12A,12Bの端面に当接されている。また
上部巻線押え具14の巻線対向部14cと巻線12A,
12Bの上端の端面との間に形成された隙間及び下部巻
線押え具14´の巻線対向部14cと巻線12A,12
Bの下部端面との間に形成された隙間にそれぞれ上部ス
ペーサ17及び下部スペーサ17´が挿入されている。
【0037】上部及び下部巻線締付金具15及び16の
底壁部15a,16aにはそれぞれ鉄心の継鉄部の長さ
方向に間隔を開けて1対の窓部15b1,15b2及び16
b1,16b2が設けられ、下部巻線締付金具16の窓部1
6b1,16b2を貫通させて巻線12A,12Bの窓部内
に挿入されたバンド18が鉄心11の脚部11a,11
bの外周面を経由した後上部巻線締付金具15の窓部1
5b1,15b2を通して上方に導出されている。上部巻線
締付金具15の一方の窓部15b1から導出されたバンド
18の一端18aは鉤形に成形され、鉤形に成形された
バンドの一端18aは、上部巻線締付金具15の他方の
窓部15b2に隣接させて該巻線締付金具の底壁部15a
に設けられた孔の周縁部に引っ掛けられて係止されてい
る。上部巻線締付金具15の他方の窓部15b2から導出
されたバンド18の他端18b寄りの部分は、上部巻線
締付金具15の上で該バンド18の一端寄りの部分と重
ね合わさせて、バンド18の互いに重ね合わされた部分
が溶接により接合されている。バンド18により上部及
び下部巻線締付金具15及び16が互いに引き寄せられ
る方向に締め付けられて、上部及び下部巻線締付金具1
5及び16と上部及び下部巻線押え具14及び14´と
を介して巻線12A及び12Bが軸線方向に締め付けら
れている。
【0038】図1に示した変圧器の構造では、鉄心11
の下部継鉄部11dが下部巻線締付金具16に当接して
支えられるため、下部継鉄部11dに荷重が集中してか
かり、下部継鉄部11dに歪みが生じて、鉄心の磁気的
な特性が悪化するおそれがある。図2(A)及び(B)
はこのように鉄心の下部継鉄部に荷重が集中して歪みが
生じるのを防ぐことができるようにした変圧器構造を示
したもので、図2(A)は一部を断面で示した図1と同
様の正面図、図2(B)は同図(A)の右側面図であ
る。
【0039】図2(A),(B)に示した例において
も、図1に示した例と同様に、アモルファス鉄心11に
左右の巻線12A及び12Bが嵌装された後、巻線12
A及び12Bの上端から上方に突出した鉄心11の上部
継鉄部の両側の積層面に沿わせて1対の上部巻線押え具
14,14が配置されて、これらの上部巻線押え具1
4,14の両端が巻線12A及び12Bの上端に当接さ
れている。同様に、巻線12A及び12Bの下端から下
方に突出した鉄心11の下部継鉄部の両側の積層面に沿
わせて1対の下部巻線押え具14´,14´が配置され
て、これらの巻線押え具14,14´の両端が巻線12
A及び12Bの下端に当接されている。図2(A)にお
いても、鉄心11の手前側に配置された上部及び下部巻
線押え具14及び14´の図示が省略されている。
【0040】上部及び下部巻線押え具14及び14´
は、図4に示したものと同様の形状を有するが、この例
では、上部巻線押え具14の巻線押え部14b,14b
を巻線12A,12Bの上端面に当接させた状態で巻線
対向部14cと巻線12A,12Bの上端面との間の間
隔が巻線12A及び12Bの上端面と鉄心の上部継鉄部
11cの内周面との間の間隔に等しくなるように、上部
巻線押え具14の巻線押え部14bの高さh1 及び巻線
対向部14cの高さh2 (<h1 )が設定されている。
同様に、下部巻線押え具14´の巻線押え部14b,1
4bを巻線12A,12Bの下端面に当接させた状態で
巻線対向部14cと巻線12A,12Bの下端面との間
の間隔が巻線12A及び12Bの下端面と鉄心の下部継
鉄部11dの内周面との間の間隔に等しくなるように、
下部巻線押え具14´の巻線押え部14bの高さh1 及
び巻線対向部14cの高さh2 が設定されている。
【0041】上部及び下部巻線押え具14及び14´の
それぞれの溝部14d,14dはそれぞれ鉄心の上部継
鉄部及び下部継鉄部の両側のコーナ部の積層面に相応す
る位置に設けられていて、上部及び下部巻線押え具14
及び14´を鉄心11の上部継鉄部11cの積層面及び
下部継鉄部11dの積層面にそれぞれ沿わせて配置した
状態で、各巻線押え具の溝部14d,14dがそれぞれ
鉄心の相応するコーナ部の積層面に対向するようになっ
ている。
【0042】上部巻線押え具14の巻線対向部14cと
左右の巻線12A,12Bの上端面との間及び下部巻線
押え具14´の巻線押え部14cと巻線12A,12B
の下端面との間にそれぞれ形成された隙間に上部スペー
サ17及び下部スペーサ17´が挿入され、鉄心11の
上部継鉄部11cの内周面が上部スペーサ17に当接さ
せられている。
【0043】巻線12A,12Bの上端及び下端にそれ
ぞれ上部及び下部巻線押え具14及び14´が配置され
た後、鉄心11の上部継鉄部11c側及び下部継鉄部1
1d側にそれぞれ断面がコの字形を呈するように形成さ
れた上部巻線締付金具15及び下部巻線締付金具16が
配置され、上部巻線締付金具15及び下部巻線締付金具
16の内側にそれぞれ巻線押え具14及び14´が嵌合
されて、該巻線押え具14及び14´の基部14aの端
面14a1が巻線締付金具15,16の底壁部15a,1
6aの内面に当接させられている。本実施例では、この
ように上部及び下部巻線締付金具15及び16が取り付
けられた状態で、両巻線締付金具15及び16と鉄心の
上部継鉄部11cの外周面及び下部継鉄部11dの外周
面との間にそれぞれ間隙g1 及びg2 が形成されるよう
に、上部及び下部巻線押え具14及び14´の高さ寸法
h1 が設定されている。
【0044】前記実施例と同様に、上部及び下部巻線締
付金具15及び16の底壁部15a,16aにはそれぞ
れ鉄心の継鉄部の長さ方向に間隔を開けて1対の窓部1
5b1,15b2及び16b1,16b2が設けられ、図1の実
施例とまったく同様の構造で、上部及び下部巻線締付金
具15及び16が互いに引き寄せられる方向に締付けら
れている。
【0045】図2の実施例では、左右の巻線12A,1
2Bが下部巻線押え具14´と下部巻線締付金具16と
を介して図示しないベースに対して支持され、鉄心11
はその上部継鉄部11cの内周面が上部スペーサ17に
当接されて、該上部スペーサを介して巻線12A,12
Bに対して支持されている。
【0046】図2のように、鉄心を上部スペーサ17を
介して巻線12A,12Bに対しても支持する構造にす
ると、鉄心の下部継鉄部11dに荷重が集中することが
ないため、鉄心の下部継鉄部の歪みを少なくして鉄心の
磁気特性の低下を防ぐことができる。
【0047】上記のようにして組み立てられた変圧器本
体10は、図示しない変圧器タンク内に挿入され、真空
注油により鉄心11内及び巻線12A,12B内に絶縁
油が含浸される。この真空注油を行う際には、先ず変圧
器本体10が収納されたタンクを密閉して、真空ポンプ
により該タンク内の真空引きを行う。これにより巻線1
2A,12B内及び鉄心11の積層間に存在する空気が
排除される。タンク内の真空引きを充分に行った後、タ
ンク内に絶縁油を注入して、変圧器本体10を該絶縁油
中に浸漬し、巻線12A,12B内及び鉄心11内に絶
縁油を浸透させる。鉄心11内への絶縁油の浸透は直ち
には行われないため、タンク内に絶縁油を注入した後も
鉄心11内の負圧が残留する。この負圧と鉄心の自重と
により、鉄心上部のコーナ部11ca及び11cbが図8に
示すように内側に押し潰された形に変形しようとする
が、本実施例においては、図3に示したように、鉄心上
部のコーナ部11ca及び11cbの積層面に局部的に塗布
された熱硬化性樹脂が加熱硬化されて補強用樹脂層Fが
形成されているため、コーナ部11ca及び11cbの変形
を抑制することができ、該コーナ部11ca及び11cbに
変形が生じるにしても、その変形量を少なくすることが
できる。
【0048】また補強用樹脂層Fはコーナ部11ca及び
11cbの積層面を局部的に被覆するように設けられてい
て、各コーナ部の積層面が露呈され、しかも、鉄心カバ
ーがコーナ部11ca及び11cbを露呈させるように設け
られているため、コーナ部11ca及び11cbの内部への
絶縁油の浸透を容易にすることができる。特に上記実施
例では、各上部巻線押え具14に、鉄心のコーナ部に対
向する溝部14d,14dが設けられていて、これらの
溝部を通して鉄心の各コーナ部の積層面に絶縁油が到達
するため、鉄心のコーナ部内への絶縁油の浸透を促進さ
せることができる。従って、鉄心の上部のコーナ部11
ca及び11cbの形状の復元を短時間で行わせることがで
きる。
【0049】なお鉄心のコーナ部内への絶縁油の浸透を
容易にするため、各上部巻線押え具14と鉄心11との
間に隙間を形成しておくのが好ましい。
【0050】本発明においては、鉄心上部のコーナ部1
1ca及び11cbの積層面に局部的に補強用樹脂層Fを形
成するが、鉄心内が負圧になったときにコーナ部11ca
及び11cbの外周面に放射方向から加わる力に対してコ
ーナ部の変形を抑制するためには、この補強用樹脂層F
をコーナ部の内周部から外周部に向けて放射状に形成す
るのが好ましい。しかし、補強用樹脂層Fのパターンは
図2に示した例に限られるものではなく、例えば図5に
示したように、扇形の窓部Fa を有して、該窓部Fa の
内側に鉄心の積層面が露呈するパターンで補強用樹脂層
Fを設けることもできる。
【0051】図5の実施例では、鉄心11の上部継鉄部
11cを覆うカバー13C´が網状に形成されている。
このように網状のカバー13C´で上部継鉄部11cを
覆うようにすると、該カバー13C´を通して上部継鉄
部11c内に絶縁油を浸透させることができ、上部継鉄
部11c側からもその両側のコーナ部11ca及び11cb
内に絶縁油を浸透させることができるため、鉄心上部の
コーナ部11ca及び11cbの形状の復元に要する時間を
更に短縮することができる。
【0052】図5の実施例では、網状のカバー13C´
が上部継鉄部11cのみを覆っているが、上部継鉄部1
1cとその両側のコーナ部11ca及び11cbとを覆うよ
うに網状のカバーを設けることもできる。この場合、網
状カバーの上部継鉄部11cを覆う部分と、その両側の
コーナ部11ca及び11cbをそれぞれ覆う部分とを一体
に形成してもよく、両者を別体に形成してもよい。
【0053】上記の実施例では、鉄心上部のコーナ部1
1ca及び11cbの積層面にのみ補強用樹脂層Fを設けて
いるが、図6に示すように、上部継鉄部11cの積層面
にも補強用樹脂層Fを設けることができる。この場合上
部継鉄部11cの積層面の補強用樹脂層Fは、図示のよ
うに薄帯の積層方向に延びる互いに平行な複数の帯状部
分からなる縞状のパターンで設けるのが好ましい。
【0054】また鉄心の上部継鉄部11cを図3に示し
た例と同様に絶縁紙からなるカバー13Cで覆い、コー
ナ部11ca及び11cbの積層面を網状のカバーで覆うよ
うにしてもよい。
【0055】なお網状カバーの網目は、鉄心から生じる
可能性がある破片を通過させない程度の細かさを有して
いる必要があるが、鉄心の上部から生じる破片は比較的
大きなものであるので、鉄心の上部を覆う網状のカバー
の網目は比較的荒くすることができる。
【0056】図6の実施例においても、鉄心カバーは、
前述の実施例の場合と同様に、鉄心上部のコーナ部11
ca及び11cbの積層面を露呈させてその他の部分を覆う
ように(コーナ部11ca及び11cbの部分は覆わないよ
うに)設けたり、鉄心上部のコーナ部11ca及び11cb
のみを網状のカバーで覆い、他の部分を絶縁紙からなる
カバーで覆うようにしたりすることができる。
【0057】上記の実施例では、鉄心上部のコーナ部の
積層面に補強用樹脂層Fを設けているが、更に鉄心の下
部継鉄部の両側のコーナ部11da及び11dbの積層面を
局部的に被覆するように補強用樹脂層Fを設けるように
してもよい。
【0058】なお鉄心の下部継鉄部の両側のコーナ部1
1da及び11dbでは、鉄心を構成する薄帯が比較的ルー
ズな状態で積層されているので、真空注油を行った際に
これらのコーナ部内への絶縁油の浸透は容易に行わせる
ことができる。従って、特にコーナ部11da及び11db
に補強用樹脂層を設けなくても、これらのコーナ部の変
形は僅かであり、その形状の復元は短時間で行われる。
【0059】図7は本発明の他の実施例の要部を示した
もので、この例では、鉄心11の全体を覆うように鉄心
カバー20が設けられている。鉄心カバー20は、脚部
11aとコーナ部11caと上部継鉄部11cのほぼ半部
とを覆うように形成された左カバー20Aと、脚部11
bとコーナ部11cbと上部継鉄部11cの他のほぼ半部
とを覆うように形成された右カバー20Bと、鉄心の下
部継鉄部11dとその両側のコーナ部とを覆う下部カバ
ー(図示せず。)とを備え、各カバーは鉄心のそれぞれ
の部分を囲むようにダクト状に形成されている。
【0060】右カバー20Bのコーナ部11cbと上部継
鉄部11cのほぼ半部とを覆う部分は、左カバー20A
のコーナ部11caと上部継鉄部11cのほぼ半部とを覆
う部分によりも大きく形成されていて、上部継鉄部11
cのほぼ中央部で両カバー20A及び20Bの端部どう
しが互いに重なり合った状態で嵌め合わされている。そ
して、カバー20A及び20Bの嵌め合わされた部分に
形成された隙間が絶縁油導入口21となっており、この
絶縁油導入口21から鉄心カバー20内に絶縁油が導入
されるようになっている。
【0061】なおカバー20の各部は、絶縁紙を折り曲
げ成形したものからなっていてもよく、鉄心の積層方向
に対して直角な方向(図7の紙面と直角な方向)に2つ
割に構成された樹脂の成形品からなっていてもよい。
【0062】図7のように、鉄心カバー20の上部に絶
縁油導入口21を設けておくと、該鉄心カバー内に絶縁
油を導入できるため、鉄心内部への絶縁油の浸透を容易
にすることができ、鉄心のコーナ部11ca及び11cbの
形状の復元を短時間で行わせることができる。
【0063】以上本発明の好ましいと思われる実施例に
つき説明したが、本明細書に開示された発明の主な態様
を挙げると下記の通りである。
【0064】(1) アモルファス磁性合金の薄帯から
なっていて左右の脚部と上部及び下部継鉄部と各継鉄部
の両側に形成されたコーナ部とを有し、下部継鉄部に接
合部を有する鉄心と、前記鉄心を覆う鉄心カバーと、前
記鉄心カバーにより覆われた鉄心の脚部に嵌装された巻
線とを備えた変圧器本体を絶縁油中に配置してなるアモ
ルファス鉄心油入変圧器において、前記鉄心の上部継鉄
部の両側のコーナ部の積層面を局部的に被覆するように
補強用樹脂層が形成され、前記鉄心カバーは、前記鉄心
の上部継鉄部の両側のコーナ部の前記補強用樹脂層によ
り被覆されていない積層面を露呈させるように設けられ
ていることを特徴とするアモルファス鉄心油入変圧器。
【0065】(2) アモルファス磁性合金の薄帯から
なっていて左右の脚部と上部及び下部継鉄部と各継鉄部
の両側に形成されたコーナ部とを有し、下部継鉄部に接
合部を有する鉄心と、前記鉄心を覆う鉄心カバーと、前
記鉄心カバーにより覆われた鉄心の脚部に嵌装された巻
線とを備えた変圧器本体を絶縁油中に配置してなるアモ
ルファス鉄心油入変圧器において、前記鉄心の上部継鉄
部の両側のコーナ部の積層面を局部的に被覆するように
補強用樹脂層が形成され、前記鉄心カバーは、前記鉄心
の上部継鉄部の両側のコーナ部の積層面を覆う網状部分
を有していることを特徴とするアモルファス鉄心油入変
圧器。
【0066】(3) 前記網状部分は前記鉄心の上部継
鉄部をも覆うように設けられている上記第2項に記載の
アモルファス鉄心油入変圧器。
【0067】(4) アモルファス磁性合金の薄帯から
なっていて左右の脚部と上下の継鉄部と各継鉄部の両側
に形成されたコーナ部とを有し、下部継鉄部に接合部を
有する鉄心と、前記鉄心を覆う鉄心カバーと、前記鉄心
カバーにより覆われた鉄心の脚部に嵌装された巻線とを
備えた変圧器本体を絶縁油中に配置してなるアモルファ
ス鉄心油入変圧器において、前記鉄心の上部継鉄部の両
側のコーナ部の積層面を局部的に被覆するように補強用
樹脂層が形成され、前記鉄心カバーは、絶縁紙により鉄
心の全体を覆うように形成されていて、該鉄心カバーと
鉄心の上部継鉄部との間に絶縁油を導入する絶縁油導入
口を上部に有していることを特徴とするアモルファス鉄
心油入変圧器。
【0068】(5) 前記鉄心カバーは互いに隙間を介
して嵌め合わされた部分を鉄心の上部継鉄部を覆う部分
に有していて、該嵌め合わされた部分に形成された隙間
が前記絶縁油導入口となっている上記第4項に記載のア
モルファス鉄心油入変圧器。
【0069】(6) 前記補強用樹脂層は、前記鉄心の
上部継鉄部の両側のコーナ部の積層面の内周部から外周
側に放射状に延びるように設けられている上記第1項,
第2項、第3項、第4項または第5項のいずれかに記載
のアモルファス鉄心油入変圧器。
【0070】(7) 前記鉄心の上部継鉄部を局部的に
被覆するように更に補強用樹脂層が設けられている上記
第1項、第2項、第3項、第4項、第5項または第6項
のいずれかに記載のアモルファス鉄心油入変圧器。
【0071】(8) 前記鉄心の下部継鉄部の両側のコ
ーナ部の積層面を局部的に被覆するように更に補強用樹
脂層が設けられている上記第1項、第2項、第3項、第
4項、第5項、第6項または第7項のいずれかに記載の
アモルファス鉄心油入変圧器。 (9) 前記鉄心の上端及び下端にそれぞれ上部巻線締
付金具及び下部巻線締付金具が配置されるとともに、該
上部巻線締付金具と巻線の上端との間及び下部巻線締付
金具と巻線の下端との間にそれぞれ巻線押え具が挿入さ
れ、前記巻線押え具は鉄心の各継鉄部の両側のコーナ部
に対向する部分に溝部を有している上記第1項、第2
項、第3項、第4項、第5項、第6項、第7項または第
8項のいずれかに記載のアモルファス鉄心油入変圧器。
【0072】(10) 前記鉄心の上端側及び下端側に
それぞれ上部巻線締付金具及び下部巻線締付金具が配置
されるとともに、該上部巻線締付金具と巻線の上端との
間及び下部巻線締付金具と巻線の下端との間にそれぞれ
上部巻線押え具及び下部巻線押え具が挿入されて該上部
巻線押え具及び下部巻線押え具がそれぞれ前記鉄心の上
部継鉄部の積層面及び下部継鉄部の積層面に沿わせて配
置され、前記上部巻線押え具及び下部巻線押え具はそれ
ぞれ前記鉄心の上部継鉄部及び下部継鉄部に相応する部
分に前記巻線の上端及び下端とそれぞれ隙間を介して対
向する巻線対向部を有するように形成され、前記上部巻
線押え具の巻線対向部と巻線の上端との間の隙間及び下
部巻線押え具の巻線対向部と巻線の下端との間の隙間に
それぞれ上部スペーサ及び下部スペーサが挿入され、前
記巻線は下部巻線押え具と下部巻線締付金具とを介して
支持され、前記鉄心はその上部継鉄部の内周面が前記上
部スペーサに当接されて、該上部スペーサを介して前記
巻線に対して支持されていることを特徴とする上記第1
項、第2項、第3項、第4項、第5項、第6項、第7項
または第8項のいずれかに記載のアモルファス鉄心油入
変圧器。
【0073】(11) 前記上部巻線押え具及び下部巻
線押え具はそれぞれ鉄心の上部継鉄部及び下部継鉄部の
両側のコーナ部に対向する部分に溝部を有している上記
第10項に記載のアモルファス鉄心変圧器。
【0074】(12) アモルファス磁性合金の薄帯か
らなっていて左右の脚部と上下の継鉄部と各継鉄部の両
側に形成されたコーナ部とを有し、下部継鉄部に接合部
を有する鉄心と、前記鉄心を覆う鉄心カバーと、前記鉄
心カバーにより覆われた鉄心の左右の脚部にそれぞれ嵌
装された左右の巻線とを備えた変圧器本体を絶縁油中に
配置してなるアモルファス鉄心油入変圧器において、前
記鉄心の上部継鉄部の積層面に沿わせた状態で該上部継
鉄部の両側に1対の上部巻線押え具を配置して、該1対
の上部巻線押え具の両端を前記左右の巻線の上端に当接
させるとともに、前記鉄心の下部継鉄部の積層面に沿わ
せた状態で該下部継鉄部の両側に1対の下部巻線押え具
を配置して該1対の下部巻線押え具の両端を左右の巻線
の下端に当接させ、前記上部巻線押え具及び下部巻線押
え具はそれぞれ前記鉄心の上部継鉄部及び下部継鉄部に
相応する中間部分に前記巻線の上端及び下端とそれぞれ
隙間を介して対向する巻線対向部を有するように形成さ
れ、前記上部巻線押え具の巻線対向部と左右の巻線の上
端との間の隙間及び下部巻線押え具の巻線対向部と左右
の巻線の下端との間の隙間にそれぞれ上部スペーサ及び
下部スペーサが挿入され、前記上部巻線押え具の上端及
び下部巻線押え具の下端にそれぞれ当接させた状態で上
部巻線締付金具及び下部巻線締付金具が配置されて、該
上部巻線締付金具及び下部巻線締付金具がバンドにより
互いに引き寄せられる方向に締め付けられ、前記巻線は
下部巻線押え具と下部巻線締付金具とを介して支持さ
れ、前記鉄心はその上部継鉄部の内周面が前記上部スペ
ーサに当接されて、該上部スペーサを介して前記巻線に
対して支持され、前記鉄心の上部継鉄部と上部巻線締付
金具との間及び下部継鉄部と下部巻線締付金具との間に
はそれぞれ隙間が形成されていることを特徴とするアモ
ルファス鉄心油入変圧器。
【0075】(13) アモルファス磁性合金の薄帯か
らなっていて左右の脚部と上下の継鉄部と各継鉄部の両
側に形成されたコーナ部とを有し、下部継鉄部に接合部
を有する鉄心と、前記鉄心を覆う鉄心カバーと、前記鉄
心カバーにより覆われた鉄心の左右の脚部にそれぞれ嵌
装された左右の巻線とを備えた変圧器本体を絶縁油中に
配置してなるアモルファス鉄心油入変圧器において、前
記鉄心の上部継鉄部の両側のコーナ部の積層面を局部的
に被覆するように補強用樹脂層が形成され、前記鉄心カ
バーは、前記鉄心の上部継鉄部の両側のコーナ部の前記
補強用樹脂層により被覆されていない積層面を露呈させ
るように設けられ、前記鉄心の上部継鉄部の積層面に沿
わせた状態で該上部継鉄部の両側に1対の上部巻線押え
具を配置して該1対の上部巻線押え具の両端を前記左右
の巻線の上端に当接させるとともに、前記鉄心の下部継
鉄部の積層面に沿わせた状態で該下部継鉄部の両側に1
対の下部巻線押え具を配置して該1対の下部巻線押え具
の両端を左右の巻線の下端に当接させ、前記上部巻線押
え具及び下部巻線押え具はそれぞれ前記鉄心の上部継鉄
部及び下部継鉄部に相応する中間部分に前記巻線の上端
及び下端とそれぞれ隙間を介して対向する巻線対向部を
有するように形成され、前記上部巻線押え具の巻線対向
部と左右の巻線の上端との間の隙間及び下部巻線押え具
の巻線対向部と左右の巻線の下端との間の隙間にそれぞ
れ上部スペーサ及び下部スペーサが挿入され、前記上部
巻線押え具の上端及び下部巻線押え具の下端にそれぞれ
当接させた状態で上部巻線締付金具及び下部巻線締付金
具が配置されて、該上部巻線締付金具及び下部巻線締付
金具がバンドにより互いに引き寄せられる方向に締め付
けられ、前記巻線は下部巻線押え具と下部巻線締付金具
とを介して支持され、前記鉄心はその上部継鉄部の内周
面が前記上部スペーサに当接されて、該上部スペーサを
介して前記巻線に対して支持され、前記鉄心の上部継鉄
部と上部巻線締付金具との間及び下部継鉄部と下部巻線
締付金具との間にはそれぞれ隙間が形成されていること
を特徴とするアモルファス鉄心油入変圧器。
【0076】(14) アモルファス磁性合金の薄帯か
らなっていて左右の脚部と上下の継鉄部と各継鉄部の両
側に形成されたコーナ部とを有し、下部継鉄部に接合部
を有する鉄心と、前記鉄心を覆う鉄心カバーと、前記鉄
心カバーにより覆われた鉄心の左右の脚部にそれぞれ嵌
装された左右の巻線とを備えた変圧器本体を絶縁油中に
配置してなるアモルファス鉄心油入変圧器において、前
記鉄心の上部継鉄部の両側のコーナ部の積層面を局部的
に被覆するように補強用樹脂層が形成され、前記鉄心カ
バーは、前記鉄心の上部継鉄部の両側のコーナ部の積層
面を覆う網状部分を有するように形成され、前記鉄心の
上部継鉄部の積層面に沿わせた状態で該上部継鉄部の両
側に1対の上部巻線押え具を配置して該1対の上部巻線
押え具の両端を前記左右の巻線の上端に当接させるとと
もに、前記鉄心の下部継鉄部の積層面に沿わせた状態で
該下部継鉄部の両側に1対の下部巻線押え具を配置して
該1対の下部巻線押え具の両端を左右の巻線の下端に当
接させ、前記上部巻線押え具及び下部巻線押え具はそれ
ぞれ前記鉄心の上部継鉄部及び下部継鉄部に相応する中
間部分に前記巻線の上端及び下端とそれぞれ隙間を介し
て対向する巻線対向部を有するように形成され、前記上
部巻線押え具の巻線対向部と左右の巻線の上端との間の
隙間及び下部巻線押え具の巻線対向部と左右の巻線の下
端との間の隙間にそれぞれ上部スペーサ及び下部スペー
サが挿入され、前記上部巻線押え具の上端及び下部巻線
押え具の下端にそれぞれ当接させた状態で上部巻線締付
金具及び下部巻線締付金具が配置されて、該上部巻線締
付金具及び下部巻線締付金具がバンドにより互いに引き
寄せられる方向に締め付けられ、前記巻線は下部巻線押
え具と下部巻線締付金具とを介して支持され、前記鉄心
はその上部継鉄部の内周面が前記上部スペーサに当接さ
れて、該上部スペーサを介して前記巻線に対して支持さ
れ、前記鉄心の上部継鉄部と上部巻線締付金具との間及
び下部継鉄部と下部巻線締め付け金具との間にはそれぞ
れ隙間が形成されていることを特徴とするアモルファス
鉄心油入変圧器。
【0077】(15) 前記上部巻線押え具及び下部巻
線押え具はそれぞれ鉄心の上部継鉄部及び下部継鉄部の
両側のコーナ部の積層面に対向する部分に溝部を有して
いる上記第12項ないし第14項のいずれか1つに記載
のアモルファス鉄心変圧器。
【0078】上記第12項ないし第15項のように構成
した場合には、鉄心の上部継鉄部が巻線を介して支持さ
れるため、鉄心の下部継鉄部に荷重が集中して加わるの
を防ぐことができる。従ってこれらの発明によれば、鉄
心の下部継鉄部が歪んで、その磁気的な特性が悪化する
のを防ぐことができる。
【0079】
【発明の効果】以上のように、請求項1に記載した発明
によれば、鉄心の上部継鉄部の両側のコーナ部の積層面
を局部的に被覆するように補強用樹脂層を形成するとと
もに、鉄心上部のコーナ部の積層面を露呈させるように
鉄心カバーを設けたので、真空注油を行う際の鉄心上部
のコーナ部の変形を抑制することができる上に、鉄心上
部のコーナ部の積層間への絶縁油の浸透を容易にするこ
とができる。従って、真空注油を行った後の鉄心上部の
コーナ部の形状の復元を短時間で行わせることができ、
注油後変圧器の特性試験を行うまでの時間を短縮するこ
とができる利点がある。
【0080】また請求項2に記載した発明によれば、鉄
心の上部継鉄部の両側のコーナ部の積層面を局部的に被
覆するように補強用樹脂層を設けるとともに、該コーナ
部の積層面を網状のカバーで覆うようにしたので、真空
注油後の鉄心上部のコーナ部の形状の復元を短時間で行
わせることができるだけでなく、該コーナ部から鉄心の
破片が絶縁油中に漏れ出るおそれをなくすことができる
ため、信頼性を高めることができる。
【0081】更に請求項3に記載した発明によれば、鉄
心の上部継鉄部をも網状のカバーで覆うことにより、上
部継鉄部の両側のコーナ部内への絶縁油の浸透を容易に
したので、鉄心上部のコーナ部の形状の復元を更に短時
間で行わせることができる。また請求項4に記載した発
明によれば、上部継鉄部の両側のコーナ部の積層面を局
部的に被覆するように補強用樹脂層を設けるとともに、
鉄心全体を覆うように鉄心カバーを構成して、該鉄心カ
バーの上部に絶縁油導入口を形成したので、真空注油を
行った後の鉄心上部のコーナ部の形状の復元を短時間で
行わせることができるだけでなく、鉄心からの破片の漏
出をなくして信頼性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例で用いる変圧器本体を一部断面
で示した正面図である。
【図2】(A)は本発明の他の実施例で用いる変圧器本
体を一部断面で示した正面図である。(B)は(A)の
右側面図である。
【図3】図1及び図2の実施例で用いる鉄心の上部を示
した正面図である。
【図4】図1及び図2の実施例で用いる巻線押え具を示
した斜視図である。
【図5】本発明の他の実施例で用いる鉄心の上部を示し
た正面図である。
【図6】本発明の更に他の実施例で用いる鉄心の上部を
示した正面図である。
【図7】本発明の更に他の実施例で用いる鉄心の上部を
示した正面図である。
【図8】アモルファス磁性合金からなる鉄心を用いた変
圧器に対して真空注油を行った際に生じる鉄心の変形を
説明する説明図である。
【符号の説明】
10 変圧器本体 11 アモルファス鉄心 11a 左側の脚部 11b 右側の脚部 11c 上部継鉄部 11d 下部継鉄部 11ca,11cb 鉄心上部のコーナ部 11da,11db 鉄心下部のコーナ部 12A,12B 巻線 13A,13B,13C 鉄心カバーを構成する各部の
カバー 20 鉄心カバー 21 絶縁油導入口 F 補強用樹脂層 j 鉄心の接合部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アモルファス磁性合金の薄帯からなって
    いて左右の脚部と上下の継鉄部とを有し、下部継鉄部に
    接合部を有する鉄心と、前記鉄心を覆う鉄心カバーと、
    前記鉄心カバーにより覆われた鉄心の脚部に嵌装された
    巻線とを備えた変圧器本体を絶縁油中に配置してなるア
    モルファス鉄心油入変圧器において、 前記鉄心の上部継鉄部の両側のコーナ部の積層面を局部
    的に被覆するように補強用樹脂層が形成され、 前記鉄心カバーは、前記鉄心の上部継鉄部の両側のコー
    ナ部の前記補強用樹脂層により被覆されていない積層面
    を露呈させるように設けられていることを特徴とするア
    モルファス鉄心油入変圧器。
  2. 【請求項2】 アモルファス磁性合金の薄帯からなって
    いて左右の脚部と上下の継鉄部とを有し、下部継鉄部に
    接合部を有する鉄心と、前記鉄心を覆う鉄心カバーと、
    前記鉄心カバーにより覆われた鉄心の脚部に嵌装された
    巻線とを備えた変圧器本体を絶縁油中に配置してなるア
    モルファス鉄心油入変圧器において、 前記鉄心の上部継鉄部の両側のコーナ部の積層面を局部
    的に被覆するように補強用樹脂層が形成され、 前記鉄心カバーは、前記鉄心の上部継鉄部の両側のコー
    ナ部の積層面を覆う網状部分を有していることを特徴と
    するアモルファス鉄心油入変圧器。
  3. 【請求項3】 前記網状部分は前記鉄心の上部継鉄部を
    も覆うように設けられている請求項2に記載のアモルフ
    ァス鉄心油入変圧器。
  4. 【請求項4】 アモルファス磁性合金の薄帯からなって
    いて左右の脚部と上下の継鉄部とを有し、下部継鉄部に
    接合部を有する鉄心と、前記鉄心を覆う鉄心カバーと、
    前記鉄心カバーにより覆われた鉄心の脚部に嵌装された
    巻線とを備えた変圧器本体を絶縁油中に配置してなるア
    モルファス鉄心油入変圧器において、 前記鉄心の上部継鉄部の両側のコーナ部の積層面を局部
    的に被覆するように補強用樹脂層が形成され、 前記鉄心カバーは、絶縁紙により前記鉄心の全体を覆う
    ように形成されていて、該鉄心カバーと鉄心の上部継鉄
    部との間に絶縁油を導入する絶縁油導入口を上部に有し
    ていることを特徴とするアモルファス鉄心油入変圧器。
JP11861294A 1994-05-13 1994-05-31 アモルファス鉄心油入変圧器 Pending JPH0831659A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014192293A (ja) * 2013-03-27 2014-10-06 Daihen Corp アモルファス巻鉄心変圧器
JP2015046456A (ja) * 2013-08-28 2015-03-12 株式会社ダイヘン アモルファス巻鉄心変圧器
WO2017183166A1 (ja) * 2016-04-22 2017-10-26 株式会社日立製作所 アモルファス巻鉄心変圧器

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