JPH08315978A - 誘導加熱調理器 - Google Patents

誘導加熱調理器

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JPH08315978A
JPH08315978A JP12341995A JP12341995A JPH08315978A JP H08315978 A JPH08315978 A JP H08315978A JP 12341995 A JP12341995 A JP 12341995A JP 12341995 A JP12341995 A JP 12341995A JP H08315978 A JPH08315978 A JP H08315978A
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勝 川邉
Kenji Hattori
憲二 服部
Hirobumi Noma
博文 野間
Yuji Fujii
裕二 藤井
Hiroshi Tominaga
博 富永
Taizou Ogata
大象 緒方
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 使用者がスタートスイッチを押すだけで毎回
所望の一定の火力または一定の温度でスタートできる誘
導加熱調理器を提供することを目的とする。 【構成】 初期火力をあらかじめ決められた所定の加熱
火力レベルから使用者が変更できる初期火力変更手段8
と、この初期火力変更手段8により変更された加熱火力
レベルを記憶し、変更された場合には電源印加後に加熱
スタート手段4により加熱が開始される際、変更された
初期火力で加熱を開始するよう制御手段5に出力する初
期火力記憶手段9により構成された誘導加熱調理器。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般家庭において使用
される誘導加熱調理器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、誘導加熱を加熱源とした調理器が
高火力・安全性等の面から見直され、調理器の中での比
率が延びてきている。この種の調理器は、製品上面に配
されるトッププレートと呼ばれるセラミック板の下に誘
導加熱のためのコイルを配設しこのコイルに数十キロヘ
ルツの高周波電流を流し、使用者によりセラミック板の
上に載置された鍋に渦電流損を発生しこれによって加熱
するものである。
【0003】このような加熱火力を調節できる従来の一
般的な誘導加熱調理器の構成のブロック図を図7に、操
作表示部の図を図8に示す。101は交流電源(図示せ
ず)から作られた直流電源であり、102は、この直流
電源101に接続された誘導加熱手段である。103は
加熱火力設定手段であり、複数のレベル(段階)を有し
使用者がこの内の一つの加熱火力レベルを設定できる。
104は加熱スタート手段であり、使用者が加熱を開始
するためのものである。105は制御手段であり、加熱
スタート手段104の入力を受け誘導加熱手段102に
出力し加熱火力設定手段103で設定された加熱火力レ
ベルで鍋(負荷)106を加熱する。107は初期火力
設定手段であり、電源印加後加熱火力設定手段103で
加熱火力レベルが設定がされていない場合、加熱スター
ト手段104により加熱が開始される際、あらかじめ決
められた所定の加熱火力レベル(一般的には最大火力に
設定されている)で加熱を開始するよう制御手段105
に出力する。
【0004】本構成の従来例の場合の動作を図7、図8
を用いて説明する。111は加熱スタートスイッチで、
112は加熱状態を示す表示ランプである。113は火
力レベル設定を変更するためのアップダウンスイッチ
で、114は火力レベルを表示する火力表示ランプであ
る。交流電源・直流電源101が印加された状態で加熱
スタート手段104にあたる加熱スタートスイッチ11
1が押されると加熱状態表示ランプ112が点灯する。
同時に初期火力設定手段107により制御手段105に
初期火力レベルが出力され、誘導加熱手段102により
鍋106の加熱が開始される。その際、あらかじめ決め
られた初期火力レベル(本例では「強」)が火力表示ラ
ンプ114の強の部分が点灯表示する。もし使用者がこ
れ以外の火力を設定したい場合は、アップダウンスイッ
チ113で変更する。
【0005】また、このような誘導加熱調理器は、鍋自
身を加熱するため加熱・加熱停止時に温度制御性が良
く、てんぷら等の温度調節が必要な調理にも向いている
ため、温度調節機能付きのタイプも増えてきている。
【0006】そこで、このような温度調節機能付きの誘
導加熱調理器の従来の一般的な構成のブロック図を図9
に、操作表示部の図を図10に示す。
【0007】201は交流電源(図示せず)から作られ
た直流電源であり、202は、この直流電源201に接
続された誘導加熱手段である。203は温度検知手段で
加熱される負荷(鍋)204の温度を検知する。205
は調節温度設定手段で負荷の温度を温度調節する複数の
レベル(段階)を有し使用者がこの内の一つの設定温度
を選択設定できる。206は加熱スタート手段で使用者
が加熱を開始するためのものである。207は制御手段
で加熱スタート手段206及び温度検知手段203の出
力を入力とし調節温度設定手段205で設定された温度
になるよう誘導加熱手段202に出力し負荷204を加
熱する。208は電源印加後加熱スタート手段206に
より加熱が開始される際(調節温度設定手段205によ
り調節温度が設定される前は)あらかじめ決められた所
定の設定温度で温度調節して加熱するよう制御手段20
7に設定温度を出力する初期温度設定手段である。
【0008】本構成の従来例の場合の動作を図9、図1
0を用いて説明する。211は加熱スタートスイッチ
で、212は加熱状態を示す表示ランプである。213
は調節温度の温度設定を変更するためのアップダウンス
イッチで、214は調節温度を表示する調節温度表示ラ
ンプである。交流電源・直流電源201が印加された状
態で加熱スタート手段206にあたる加熱スタートスイ
ッチ211が押されると加熱状態表示ランプ212が点
灯する。同時に初期温度設定手段208により制御手段
207に初期設定温度が出力され、誘導加熱手段202
により負荷204の加熱が開始される。その際、あらか
じめ決められた初期設定温度(本例では「180℃」)
が調節温度表示ランプ214の「180℃」の部分が点
灯表示する。もし使用者がこれ以外の火力を設定したい
場合は、アップダウンスイッチ213で変更する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、誘導加
熱調理器の加熱火力調節をする時、使用者によっては使
用する鍋や調理のメニューにより、いつも火力「弱」を
使用するといった場合がある。この様な使用者の場合、
上記従来の誘導加熱調理器の構成においては、加熱スタ
ートスイッチ111を押した後、アップダウンスイッチ
113を操作して所望の火力を設定しなければならず、
毎回使用時に操作に手間がかかるという不具合点を有し
ていた。
【0010】本発明は上記課題を解決するもので、電源
印加後、加熱を開始した際の初期火力を使用者の所望の
火力に設定・記憶させ、使用開始時に加熱スタートした
だけで(火力設定を変更せずに)使用者の所望の火力で
加熱できる使い勝手の良い誘導加熱調理器を提供するこ
とを第1の目的とする。
【0011】また、温度調節機能付きの誘導加熱調理器
においては、現在主として実用されている温度検知手段
では、使用される負荷(鍋)の底の形状等により、温度
にバラツキが生じ、機器があらかじめ設定されている温
度に負荷を調節できないことがあったり、調理のメニュ
ーにより、いつも例えば「160度」の温度で調理した
い、といった場合がある。この様な使用者の場合、上記
従来の誘導加熱調理器の構成においては、加熱スタート
スイッチ211を押した後、アップダウンスイッチ21
3を操作して所望の調節温度に設定しなおさなければな
らず、毎回使用時に操作に手間がかかるという不具合点
を有していた。
【0012】本発明は上記課題を解決するもので、電源
印加後、加熱を開始した際の初期設定温度を使用者の所
望の調節温度に設定・記憶させ、使用開始時に加熱スタ
ートしただけで(調節温度設定を変更せずに)使用者の
所望の調節温度で加熱・温度調節できる使い勝手の良い
誘導加熱調理器を提供することを第2目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために本発明の第1の課題解決手段は、直流電源と、
前記直流電源に接続された誘導加熱手段と、複数のレベ
ルを有し使用者がこの内の一つの加熱火力レベルを設定
する加熱火力設定手段と、は使用者が加熱を開始する加
熱スタート手段と、この加熱スタート手段の入力を受け
前記誘導加熱手段に出力し前記加熱火力設定手段で設定
された加熱火力レベルで負荷を加熱する制御手段と、電
源印加後前記加熱火力設定手段で加熱火力レベルが設定
がされていない場合には前記加熱スタート手段により加
熱が開始される際あらかじめ決められた所定の加熱火力
レベルで加熱を開始するよう前記制御手段に出力する初
期火力設定手段と、この初期火力をあらかじめ決められ
た所定の加熱火力レベルから使用者が変更できる初期火
力変更手段と、この初期火力変更手段により変更された
加熱火力レベルを記憶し変更された場合には電源印加後
前記加熱スタート手段により加熱が開始される際変更さ
れた初期火力で加熱を開始するよう前記制御手段に出力
する初期火力記憶手段により構成されている。
【0014】また、上記第2の目的を達成するために本
発明の第2の課題解決手段は、直流電源と、前記直流電
源に接続された誘導加熱手段と、加熱される負荷の温度
を検知する温度検知手段と、負荷の温度を温度調節する
複数のレベルを有し使用者がこの内の一つの設定温度を
選択設定する調節温度設定手段と、使用者が加熱を開始
する加熱スタート手段と、この加熱スタート手段及び前
記温度検知手段の入力を受け前記調節温度設定手段で設
定された温度になるよう前記誘導加熱手段に出力し負荷
を加熱する制御手段と、電源印加後前記加熱スタート手
段により加熱が開始される際あらかじめ決められた所定
の設定温度で温度調節して加熱するよう前記制御手段に
設定温度を出力する初期温度設定手段と、この初期温度
をあらかじめ決められた所定の設定温度から使用者が変
更できる初期温度変更手段と、この初期温度変更手段に
より変更された設定温度を記憶し変更された場合には電
源印加後前記加熱スタート手段により加熱される際変更
された設定温度で温度調節して加熱するよう前記制御手
段に出力する初期温度記憶手段により構成されている。
【0015】
【作用】上記第1の課題解決手段によれば、初期火力を
あらかじめ決められた所定の加熱火力レベルから使用者
が変更できる初期火力変更手段と、この初期火力変更手
段により変更された加熱火力レベルを記憶し変更された
場合には電源印加後前記加熱スタート手段により加熱が
開始される際変更された初期火力で加熱を開始するよう
前記制御手段に出力する初期火力記憶手段により構成さ
れているため、電源印加後、加熱を開始した際の初期火
力を使用者の所望の火力に設定・記憶させ、使用開始時
に加熱スタートしただけで(火力設定を変更せずに)使
用者の所望の火力で加熱できる使い勝手の良い誘導加熱
調理器を提供することができる。
【0016】また、第2の課題解決手段によれば、初期
調節温度をあらかじめ決められた所定の調節温度設定か
ら使用者が変更できる初期温度変更手段と、この初期温
度変更手段により変更された調節温度を記憶し変更され
た場合には電源印加後前記加熱スタート手段により加熱
が開始される際変更された初期調節温度で加熱を開始す
るよう前記制御手段に出力する初期温度記憶手段により
構成されているため、電源印加後、加熱を開始した際の
初期調節温度を使用者の所望の温度に設定・記憶させ、
使用開始時に加熱スタートしただけで(調節温度設定を
変更せずに)使用者の所望の調節温度で加熱・温度調節
できる使い勝手の良い誘導加熱調理器を提供することが
できる。
【0017】
【実施例】
(実施例1)以下、その第1の実施例を図面を参照して
説明する。図1に本発明による誘導加熱調理器の構成の
ブロック図、図2に同誘導加熱調理器の操作表示部を示
す図、図3に同誘導加熱調理器の動作フローチャートを
示す。1は交流電源(図示せず)から作られた直流電源
であり、2は、この直流電源1に接続された誘導加熱手
段である。3は加熱火力設定手段であり、複数のレベル
(段階)を有し使用者がこの内の一つの加熱火力レベル
を設定できる。
【0018】4は加熱スタート手段であり、使用者が加
熱を開始するためのものである。5は制御手段であり、
加熱スタート手段4の入力を受け誘導加熱手段2に出力
し加熱火力設定手段3で設定された加熱火力レベルで鍋
(負荷)6を加熱する。7は初期火力設定手段であり、
電源印加後加熱火力設定手段3で加熱火力レベルが設定
がされていない場合、加熱スタート手段4により加熱が
開始される際、あらかじめ決められた所定の加熱火力レ
ベル(最大火力に設定されている)で加熱を開始するよ
う制御手段5に出力する。
【0019】8は初期火力変更手段で、この初期火力を
あらかじめ決められた所定の加熱火力レベルから使用者
が変更できる。9は初期火力記憶手段で、初期火力変更
手段8により変更された加熱火力レベルを記憶し変更さ
れた場合には電源印加後加熱スタート手段4により加熱
が開始される際、変更された初期火力で加熱を開始する
よう制御手段5に出力する。
【0020】本構成の実施例の場合の動作を図1、図2
を用いて説明する。11は加熱スタートスイッチで、1
2は加熱状態を示す表示ランプである。13は火力レベ
ル設定を変更するためのアップダウンスイッチで、14
は火力レベルを表示する火力表示ランプである。15は
初期火力変更スイッチで、これが押されると初期火力変
更モードとなり初期火力変更が可能となる。16は初期
火力変更終了スイッチであり、これが押されると初期火
力変更モードが終了し通常動作モードとなる。17は電
源スイッチで、交流電源を印加する。
【0021】交流電源・直流電源1が印加された状態で
加熱スタート手段4にあたる加熱スタートスイッチ11
が押されると加熱状態表示ランプ12が点灯する。同時
に初期火力設定手段7により制御手段5に初期火力レベ
ルが出力され、誘導加熱手段2により鍋6の加熱が開始
される。その際、あらかじめ決められた初期火力レベル
(本例では「強」)が火力表示ランプ14の強の部分が
点灯表示する。もし使用者がこれ以外の火力を設定した
い場合は、アップダウンスイッチ13で変更する。
【0022】さて、使用者が初期火力を変更したい場合
には、初期火力変更スイッチ15で初期火力変更モード
とし、アップダウンスイッチ13により初期火力を変更
できる。変更後は、初期火力変更終了スイッチ16によ
りこのモードを終了すれば、変更された初期火力が記憶
されるわけである。この部分が、初期火力変更手段8・
初期火力記憶手段9にあたる。
【0023】つぎに、本構成の実施例の具体的動作を図
3を用いて説明する。21で電源スイッチ17が押され
交流電源が印加されるのを待つ。電源スイッチ17が押
されれば22に進み、初期火力を「強」に設定する。次
に23で、電源スイッチ17が押され交流電源が印加さ
れる時に初期火力変更スイッチ15が押されていたかを
判断する。押されていなければ、24に進み、通常動作
となり、加熱スタートスイッチ11が押されると、初期
火力「強」で加熱が開始するわけである。初期火力変更
スイッチ15が押されていれば25に進み、初期火力変
更終了スイッチ16が押されたか判断する。押されてい
れば、24に進み、通常動作となる。押されていなけれ
ば26・27に進み、アップダウンスイッチ13が押さ
れるたびにそれに合わせて初期火力が変更・記憶され
る。
【0024】例えば、アップダウンスイッチ13の左側
のスイッチ(第2図)を2回押すと、初期火力が「中」
に変更・記憶されるようになっており、次に初期火力変
更終了スイッチ16が押されていれば、24に進み、通
常動作となる。これで加熱スタートスイッチ11が押さ
れると、初期火力「中」で加熱が開始するわけである。
また、一度交流電源が停止されても、初期火力が記憶さ
れているので、次回交流電源が印加され、加熱スタート
スイッチ11が押されると、初期火力「中」で加熱が開
始できるわけである。
【0025】また、図3のフローチャートは第1回目に
電源が印加された場合を示しており、2回目以降はステ
ップ22においての初期火力設定は、以前に設定変更記
憶された初期火力設定となる。
【0026】尚、本実施例では、初期火力変更モードに
するスイッチを別に設けているが、元々あるスイッチを
使い(例えばアップダウンスイッチ13の両方のスイッ
チを同時押しする)、同様の動作をさせることが可能で
ある。
【0027】(実施例2)以下、その第2の実施例を図
面を参照して説明する。図4に本発明による誘導加熱調
理器の実施例の構成のブロック図、図5に操作表示部の
図、図6に動作フローチャートを示す。31は交流電源
(図示せず)から作られた直流電源であり、32は、こ
の直流電源1に接続された誘導加熱手段である。33は
温度検知手段で加熱される負荷(鍋)34の温度を検知
する。35は調節温度設定手段で負荷の温度を温度調節
する複数のレベル(段階)を有し使用者がこの内の一つ
の設定温度を選択設定できる。36は加熱スタート手段
で使用者が加熱を開始するためのものである。
【0028】37は制御手段で加熱スタート手段36及
び温度検知手段33の出力を入力とし調節温度設定手段
35で設定された温度になるよう誘導加熱手段32に出
力し負荷34を加熱する。38は電源印加後加熱スター
ト手段36により加熱が開始される際(調節温度設定手
段35により調節温度が設定される前は)あらかじめ決
められた所定の設定温度(「180℃」に設定されてい
る)で温度調節して加熱するよう制御手段37に設定温
度を出力する初期温度設定手段である。39は初期温度
変更手段で、この初期調節温度をあらかじめ決められた
所定の調節温度から使用者が変更できる。40は初期温
度記憶手段で、初期温度変更手段39により変更された
調節温度を記憶し変更された場合には電源印加後加熱ス
タート手段36により加熱が開始される際、変更された
初期調節温度設定で加熱を開始するよう制御手段37に
出力する。
【0029】本構成の実施例の場合の動作を図4、図5
を用いて説明する。41は加熱スタートスイッチで、4
2は加熱状態を示す表示ランプである。43は調節温度
の温度設定を変更するためのアップダウンスイッチで、
44は調節温度を表示する調節温度表示ランプである。
45は初期温度変更スイッチで、これが押されると初期
調節温度変更モードとなり初期調節温度変更が可能とな
る。46は初期温度変更終了スイッチであり、これが押
されると初期調節温度変更モードが終了し通常動作モー
ドとなる。47は電源スイッチで、交流電源を印加す
る。交流電源・直流電源31が印加された状態で加熱ス
タート手段36にあたる加熱スタートスイッチ41が押
されると加熱状態表示ランプ42が点灯する。
【0030】同時に初期温度設定手段38により制御手
段37に初期調節温度が出力され、誘導加熱手段32に
より負荷34の加熱が開始される。その際、あらかじめ
決められた初期調節温度(本例では「180℃」)が調
節温度表示ランプ44の「180」の部分に点灯表示す
る。もし使用者がこれ以外の調節温度を設定したい場合
は、アップダウンスイッチ43で変更する。
【0031】さて、使用者が初期調節温度を変更したい
場合には、初期温度変更スイッチ45で初期調節温度変
更モードとし、アップダウンスイッチ43により初期調
節温度を変更できる。変更後は、初期温度変更終了スイ
ッチ46によりこのモードを終了すれば、変更された初
期調節温度が記憶されるわけである。この部分が、初期
温度変更手段39、初期温度記憶手段40にあたる。
【0032】つぎに、本構成の実施例の具体的動作を図
6を用いて説明する。51で電源スイッチ47が押され
交流電源が印加されるのを待つ。電源スイッチ47が押
されれば52に進み、初期調節温度を「180℃」に設
定する。次に53で、電源スイッチ47が押され交流電
源が印加される時に初期温度変更スイッチ45が押され
ていたかを判断する。押されていなければ、54に進
み、通常動作となり、加熱スタートスイッチ41が押さ
れると、初期調節温度「180℃」で加熱が開始するわ
けである。初期温度変更スイッチ45が押されていれば
55に進み、初期温度変更終了スイッチ46が押された
か判断する。押されていれば、54に進み、通常動作と
なる。押されていなければ56・57に進み、アップダ
ウンスイッチ43が押されるたびにそれに合わせて初期
調節温度が変更・記憶される。
【0033】例えば、図5におけるアップダウンスイッ
チ43の左側のスイッチを2回押すと、初期調節温度が
「160℃」に変更・記憶されるようになっており、次
に初期温度変更終了スイッチ46が押されていれば、5
4に進み、通常動作となる。これで加熱スタートスイッ
チ41が押されると、初期調節温度「160℃」で加熱
が開始するわけである。また、一度交流電源が停止され
ても、初期調節温度が記憶されているので、次回交流電
源が印加され、加熱スタートスイッチ41が押される
と、初期調節温度「160℃」で加熱が開始できるわけ
である。
【0034】また、図6のフローチャートは第1回目に
電源が印加された場合を示しており、2回目以降はステ
ップ22においての初期調節温度は、以前に設定変更記
憶された初期調節温度となる。
【0035】尚、本実施例では、初期調節温度変更モー
ドにするスイッチを別に設けているが、元々あるスイッ
チを使い(例えばアップダウンスイッチ43の両方のス
イッチを同時押しする)、同様の動作をさせることが可
能である。
【0036】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、初期火力
をあらかじめ決められた所定の加熱火力レベルから使用
者が変更できる初期火力変更手段と、この初期火力変更
手段により変更された加熱火力レベルを記憶し変更され
た場合には電源印加後前記加熱スタート手段により加熱
が開始される際変更された初期火力で加熱を開始するよ
う前記制御手段に出力する初期火力記憶手段により構成
されているため、電源印加後、加熱を開始した際の初期
火力を使用者の所望の火力に設定・記憶させ、使用開始
時に加熱スタートしただけで(火力設定を変更せずに)
使用者の所望の火力で加熱できる使い勝手の良い誘導加
熱調理器を提供することができるものである。
【0037】また、初期調節温度をあらかじめ決められ
た所定の調節温度設定から使用者が変更できる初期温度
変更手段と、この初期温度変更手段により変更された調
節温度を記憶し変更された場合には電源印加後前記加熱
スタート手段により加熱が開始される際変更された初期
調節温度で加熱を開始するよう前記制御手段に出力する
初期温度記憶手段により構成されているため、電源印加
後、加熱を開始した際の初期調節温度を使用者の所望の
温度に設定・記憶させ、使用開始時に加熱スタートした
だけで(調節温度設定を変更せずに)使用者の所望の調
節温度で加熱・温度調節できる使い勝手の良い誘導加熱
調理器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の誘導加熱調理器の構成
を示すブロック図
【図2】同誘導加熱調理器の操作表示部を示す図
【図3】同誘導加熱調理器の動作を示すフローチャート
【図4】本発明の第2の実施例の誘導加熱調理器の構成
を示すブロック図
【図5】同誘導加熱調理器の操作表示部を示す図
【図6】同誘導加熱調理器の動作を示すフローチャート
【図7】従来の加熱火力を調節できる誘導加熱調理器の
構成を示すブロック図
【図8】従来の加熱火力を調節できる誘導加熱調理器の
操作表示部を示す図
【図9】従来の加熱温度を調節できる誘導加熱調理器の
構成を示すブロック図
【図10】従来の加熱温度を調節できる誘導加熱調理器
の操作表示部を示す図
【符号の説明】
1、31 直流電源 2、32 誘導加熱手段 3 加熱火力設定手段 4、36 加熱スタート手段 5、37 制御手段 6 鍋 7 初期火力設定手段 8 初期火力変更手段 9 初期火力記憶手段 34 負荷 35 調節温度設定手段 38 初期温度設定手段 39 初期温度変更手段 40 初期温度記憶手段
フロントページの続き (72)発明者 藤井 裕二 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 富永 博 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 緒方 大象 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流電源と、前記直流電源に接続された
    誘導加熱手段と、複数のレベルを有し使用者がこの内の
    一つの加熱火力レベルを設定する加熱火力設定手段と、
    使用者が加熱を開始する加熱スタート手段と、この加熱
    スタート手段の入力を受け前記誘導加熱手段に出力し前
    記加熱火力設定手段で設定された加熱火力レベルで負荷
    を加熱する制御手段と、電源印加後前記加熱火力設定手
    段で加熱火力レベルが設定がされていない場合には前記
    加熱スタート手段により加熱が開始される際あらかじめ
    決められた所定の加熱火力レベルで加熱を開始するよう
    前記制御手段に出力する初期火力設定手段と、この初期
    火力をあらかじめ決められた所定の加熱火力レベルから
    使用者が変更できる初期火力変更手段と、この初期火力
    変更手段により変更された加熱火力レベルを記憶し変更
    された場合には電源印加後前記加熱スタート手段により
    加熱が開始される際変更された初期火力で加熱を開始す
    るよう前記制御手段に出力する初期火力記憶手段により
    構成される誘導加熱調理器。
  2. 【請求項2】 直流電源と、前記直流電源に接続された
    誘導加熱手段と、加熱される負荷の温度を検知する温度
    検知手段と、負荷の温度を温度調節する複数のレベルを
    有し使用者がこの内の一つの設定温度を選択設定する調
    節温度設定手段と、使用者が加熱を開始する加熱スター
    ト手段と、この加熱スタート手段及び前記温度検知手段
    の入力を受け前記調節温度設定手段で設定された温度に
    なるよう前記誘導加熱手段に出力し負荷を加熱する制御
    手段と、電源印加後前記加熱スタート手段により加熱が
    開始される際あらかじめ決められた所定の設定温度で温
    度調節して加熱するよう前記制御手段に設定温度を出力
    する初期温度設定手段と、この初期温度をあらかじめ決
    められた所定の設定温度から使用者が変更できる初期温
    度変更手段と、この初期温度変更手段により変更された
    設定温度を記憶し変更された場合には電源印加後前記加
    熱スタート手段により加熱される際変更された設定温度
    で温度調節して加熱するよう前記制御手段に出力する初
    期温度記憶手段により構成される誘導加熱調理器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013134047A (ja) * 2011-12-27 2013-07-08 Osaka Gas Co Ltd ガスコンロ
JP2014035093A (ja) * 2012-08-07 2014-02-24 Harman Co Ltd 加熱調理器
JP2022071663A (ja) * 2020-10-28 2022-05-16 パナソニックIpマネジメント株式会社 誘導加熱調理器及びコンピュータプログラム

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