JPH1068528A

JPH1068528A - 加熱調理器

Info

Publication number: JPH1068528A
Application number: JP22633996A
Authority: JP
Inventors: Shuji Sato; 周史佐藤; Masaru Kawabe; 勝川邉; Shinobu Machida; 忍町田; Yoshihiro Yamashita; 佳洋山下; Hiroshi Tominaga; 博富永; Hironobu Tanaka; 裕展田中
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Current assignee: Panasonic Holdings Corp
Priority date: 1996-08-28
Filing date: 1996-08-28
Publication date: 1998-03-10

Abstract

(57)【要約】【課題】高出力の電気製品と同じ電源ブレーカーを使
用して、高火力の加熱調理器を使用した場合、加熱開始
をしたとき他の電気製品の使用を中止しなければ当該加
熱調理器が使用できないという課題を有していた。【解決手段】最大火力の設定を所定値以下に変更する
火力セーブ手段１４を備え、火力セーブ手段１４による
最大火力の設定変更を加熱が停止するまで継続させるこ
とにより、他の電気製品との同時使用を可能とした。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、加熱調理器に関す
るものである。

【０００２】

【従来の技術】近年、加熱調理器の中でも誘導加熱を加
熱源とした調理器やスピード加熱が行える高火力のもの
が増えている。

【０００３】以下従来の一般的な加熱調理器について、
誘導加熱調理器を例として説明する。図１０に従来例の
誘導加熱調理器の構成を示すブロック図を、図１１に従
来例の誘導加熱調理器の操作表示部を示す。

【０００４】１は、加熱コイルからなる加熱手段、２は
加熱手段１に高周波電流を供給する加熱制御手段、３は
使用者が加熱を開始するための加熱開始手段、４は使用
者が火力レベルを設定する火力設定手段、６は設定され
た火力レベルを表示する表示手段、５は制御手段で、加
熱開始手段３の指示により、火力設定手段４で設定され
た火力になるよう加熱制御手段２の駆動を制御し、表示
手段６に設定火力の表示を行うものである。

【０００５】以上の構成による従来の誘導加熱調理器の
動作を図１０と図１１により説明する。７は加熱開始手
段３にあたる加熱切／入キーで、８は加熱手段１の火力
レベルを設定するためのアップキー８ａとダウンキー８
ｂで、９は火力レベルを表示する液晶表示素子である。

【０００６】まず、加熱切／入キー７が押されると液晶
表示素子９により強設定が表示され、制御手段５は、加
熱制御手段２を最大火力となるよう制御する。その状態
でダウンキー８ｂを一回押す毎に液晶表示素子９は３、
２、１、弱の順で表示を切り換える。ここで火力表示の
「強」は１４００Ｗ、「３」は９００Ｗ、「２」は７０
０Ｗ、「１」は４５０Ｗ、「弱」は２５０Ｗに対応して
いる。制御手段５はそれぞれの出力になるよう加熱制御
手段２を駆動している。

【０００７】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、電子レ
ンジ、電気ジャーポットや電気暖房器など高出力の電気
製品と同じ電源ブレーカーを使用して、上記従来の加熱
調理器を使用した場合、加熱開始をしたとき、最大火力
１４００Ｗで駆動するため、他の電気製品の使用を中止
しなければこの加熱調理器が使用できないという課題を
有していた。

【０００８】

【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、本発明は、制御手段に指示を行って最大火力の設定
を所定値以下に変更する火力セーブ手段を備え、制御手
段は、火力セーブ手段による最大火力の設定変更を加熱
停止手段の指示により加熱を停止するまで継続するよう
制御するものである。

【０００９】また、別の手段として、前記加熱開始手段
の指示により加熱を開始するまでは、前記火力セーブ手
段による火力セーブの設定を、前記火力セーブ手段の指
示により取り消して初期設定の最大火力に戻すことが出
来るようにしたものである。

【００１０】また、別の手段として、加熱開始手段の指
示により加熱を開始してからの時間を計時する計時手段
を設け、加熱開始から所定時間以内は、前記火力セーブ
手段による火力セーブの設定と、一旦設定された火力セ
ーブの設定を前記火力セーブ手段の指示により初期設定
の最大火力設定に戻すこととが出来るようにしたもので
ある。

【００１１】また、別の手段として、使用者が設定し、
設定された所定時間後に調理を終了するタイマー手段を
設け、タイマー調理中は、加熱開始からの時間に関係な
く前記火力セーブ手段による火力セーブの設定が出来る
ようにしたものである。

【００１２】また、別の手段として、加熱時間や調理物
の温度等により火力設定の変更を前記制御手段により自
動的に行う複数の加熱モードを備え、この複数の加熱モ
ードから任意の加熱モードを選択するモード切換手段を
設け、このモード切換手段により加熱モードが変更され
た場合には前記火力セーブ手段による火力セーブの設定
を初期化するようにしたものである。

【００１３】また、別の手段として、加熱時間や調理物
の温度等により火力設定の変更を前記制御手段により自
動的に行う複数の加熱モードを備え、この複数の加熱モ
ードから任意の加熱モードを選択するモード切換手段を
設け、このモード切換手段により加熱モードが変更され
た場合には計時手段の測定時間を初期化するようにした
ものである。

【００１４】さらに、別の手段として、火力セーブ手段
より制御手段に最大火力設定変更の指示があった場合に
その時の火力設定手段の設定を最大火力設定とするよう
にしたものである。

【００１５】

【発明の実施の形態】請求項１記載の発明は、加熱手段
と、加熱手段に電力を供給する加熱制御手段と、加熱の
開始を指示する加熱開始手段と、加熱の停止を指示する
加熱停止手段と、加熱の火力レベルを設定する火力設定
手段と、加熱開始手段と火力設定手段の指示により加熱
制御手段を駆動する制御手段と、制御手段に指示を行っ
て最大火力の設定を所定値以下に変更する火力セーブ手
段とを備え、制御手段は、火力セーブ手段による最大火
力の所定値以下への設定変更を加熱停止手段の指示によ
り加熱を停止するまで継続するよう制御することによ
り、一旦火力セーブ手段により最大火力の設定を所定値
以下にすると加熱を停止するまでは火力のセーブを継続
したままで初期設定の高火力には再設定できないという
作用を有するものである。

【００１６】請求項２記載の発明は、加熱開始手段の指
示により加熱を開始するまでは、火力セーブ手段による
火力セーブの設定を、火力セーブ手段の指示により取り
消して初期設定の最高火力に戻すことが出来るようにし
たことにより、加熱を開始するまでは火力セーブの設定
も、その火力セーブの設定を取り消して初期設定の高火
力に戻すことも、使用者の任意にできるという作用を有
するものである。

【００１７】請求項３記載の発明は、加熱開始手段の指
示により加熱を開始してからの時間を計時する計時手段
を設け、加熱開始から所定時間以内は、火力セーブ手段
による最大火力の設定変更を火力セーブ手段の指示によ
り行えることが出来るようにしたことにより、加熱を開
始してから所定時間経過するまでは、火力セーブの設定
も、その火力セーブの設定を取り消して初期設定の高火
力に戻すことも、使用者の任意にできるという作用を有
するものである。

【００１８】請求項４記載の発明は、使用者が設定した
所定時間後に調理を終了するタイマー手段を設け、タイ
マー調理中は、加熱開始からの時間に関係なく前記火力
セーブ手段による火力セーブの設定を使用者の任意にで
きることにより、更に使い勝手を向上させることができ
る。

【００１９】請求項５記載の発明は、加熱時間や調理物
の温度等により火力設定の変更を前記制御手段により自
動的に行う複数の加熱モードを備え、この複数の加熱モ
ードから任意の加熱モードを選択するモード切換手段を
設け、このモード切換手段により加熱モードが変更され
た場合には前記火力セーブ手段による最大火力の設定変
更を初期化するようにしたことにより、一旦、火力セー
ブを設定した状態で一定火力合わせの加熱を行っていて
も、例えば、鍋物調理専用の加熱モードに切り換えた場
合には、火力セーブが初期化され初期設定の高火力で鍋
物専用の加熱シーケンスで加熱を行うという作用を有す
るものである。

【００２０】請求項６記載の発明は、加熱時間や調理物
の温度等により火力設定の変更を前記制御手段により自
動的に行う複数の加熱モードを備え、この複数の加熱モ
ードから任意の加熱モードを選択するモード切換手段を
設け、このモード切換手段により加熱モードが変更され
た場合には計時手段の測定時間を初期化するようにした
ことにより、一旦高火力のままで加熱モードが変更され
た場合でも、加熱開始からの時間には関わりなく加熱モ
ードが変更されてから所定時間以内ならば、火力セーブ
の設定を行って最高火力設定を所定値以下にすることが
できるという作用を有する。

【００２１】請求項７記載の発明は、火力セーブ手段よ
り制御手段に最大火力設定変更の指示があった場合にそ
の時の火力設定手段の設定を最大火力設定とするように
したことにより、最高火力により調理を行った後低い火
力で長時間の調理を行っていた場合等に火力セーブ設定
を行うと、その時の低い火力設定で最高火力が設定され
それ以上は火力が大きくならないという作用を有するも
のである。

【００２２】

【実施例】以下、その実施例を図面を参照して説明す
る。

【００２３】本実施例のなかで、前述の従来例と同一構
成の部分については、同一符号を付与し説明を省略す
る。

【００２４】図１に本発明の第１〜７の実施例の加熱調
理器の構成のブロック図を示す。図２は、本実施例の加
熱調理器の例として誘導加熱調理器の操作表示部分を示
す。

【００２５】図２において、１０は加熱開始手段であ
り、複数の加熱モードを切り替えるモード切換手段１８
としての役割も持っており、１０ｃの一定火力加熱を行
う加熱キー、被調理物の温度測定を行い所定の温度に保
つよう加熱する１０ｂの揚げ物キー、鍋物の出し汁の沸
騰検知を行う１０ａの鍋物キー、により構成される。ま
た、１１は加熱停止手段１６の指示を使用者が入力する
もので、この切キー１１を操作することによって加熱の
停止を行える。

【００２６】（実施例１）図１に示すように、従来例の
構成に最大火力設定値を所定値以下に低く抑える火力セ
ーブ手段７を付加したもので、この火力セーブ手段の働
きにより最高火力設定値を低く抑えると、一旦加熱を停
止するまで火力セーブ手段７からの指示があっても低く
抑えた最高火力設定が変更されることがない。

【００２７】この一連の動作を、図３に示す。加熱を開
始すると、火力設定は最高火力の「強」になっているの
で１４００Ｗで加熱を開始する。ここで、火力セーブ手
段１４を構成する火力セーブキー１２を使用者が押すと
図３に示すように火力設定は最高の「強」のままで加熱
手段１の出力は１０００Ｗとなる。

【００２８】そしてこの最高火力設定の１４００Ｗから
１０００Ｗへの変更は、使用者が加熱停止手段１６であ
る切キー１１を操作して加熱を停止するまで継続し、図
３に示すように一旦加熱を停止すると次回の加熱は初期
設定の１４００Ｗで開始するものである。

【００２９】（実施例２）本実施例においては、図４に
示すように加熱を開始するまでは、火力セーブキー１２
の受け付けを随時行うようにしたものである。すなわ
ち、図４に示すように、加熱開始前に火力セーブキー１
２を一回操作しておくと、加熱を開始したときは「強」
設定でありながら、初期設定の１４００Ｗではなく１０
００Ｗで加熱を開始するものである。また、加熱開始ま
でに火力セーブキー１２を２回押すと火力セーブの設定
は初期化され、この状態で加熱を開始すると最高火力は
初期設定の１４００Ｗとなる。つまり、加熱を開始する
までに火力セーブキー１２を操作する度に、火力セーブ
手段１４の働きで、１４００Ｗ設定と１０００Ｗ設定と
の切換を繰り返すものである。

【００３０】（実施例３）本実施例においては、図１に
示す計時手段１５を設けており、この計時手段１５の働
きで、図５に示すように加熱を開始してから所定時間で
ある３０秒間は、火力セーブキー１２の受け付けを行う
ようにしたものである。すなわち、加熱開始後３０秒間
は、火力セーブキー１２を操作する度に、火力セーブ手
段１４の働きで、１４００Ｗ設定と１０００Ｗ設定との
切換を繰り返すものである。

【００３１】（実施例４）本実施例は図１に示すよう
に、使用者が設定し、設定された任意の時間で調理を終
了するタイマー手段１７を設けている場合で、このタイ
マー手段１７は、図２に示すタイマー設定キー１３の、
時間キー１３ａ、分キー１３ｂ、取消キー１３ｃによっ
て使用者がタイマー時間設定を行うものである。

【００３２】この構成によるタイマー調理中は、計時手
段１５の働きを停止して、火力セーブキー１２の受け付
けを加熱開始からの時間に関係なく随時行うようにした
ものである。

【００３３】図６にこの実施例の動作を示している。加
熱を開始した後にタイマー設定を行うと、加熱開始から
所定時間３０秒経過してからも火力セーブキー１２を受
け付けて火力セーブ手段１４の働きにより最高火力設定
を１４００Ｗから１０００Ｗに設定変更しているもので
ある。

【００３４】（実施例５）本実施例においては、図１に
示すようにモード切換手段１８を設けている。このモー
ド切換手段１８は、加熱モードとして制御手段５に記憶
されている、被加熱物の鍋の中の油の温度を所定温度に
保つ揚げ物専用温度調節モードと被加熱物の鍋の中の水
分の沸騰検知を行う鍋物モードと所定火力を一定に保つ
モードとを、モード切換キーの鍋物キー１０ａ、揚げ物
キー１０ｂ、加熱キー１０ｃにより切り換えているもの
である。使用者は、この３つのキーを操作することによ
って任意の加熱モードを選択することができるものであ
る。

【００３５】この時の火力セーブ手段１４の動作を図７
に示す。鍋物キー１０ａを操作して沸騰検知を行った後
に火力を自動的に落とす鍋物モードで加熱を開始し、火
力セーブキー１２を操作して最高火力設定を１４００Ｗ
から１０００Ｗにした後にモード切換手段１８の加熱キ
ー１０ｃを操作して、一定火力で加熱を開始するモード
にて加熱を開始すると、この時の火力は最高設定の
「強」となり１４００Ｗの火力で加熱を行うものであ
る。

【００３６】（実施例６）本実施例においては、図８に
示すように、使用者が、モード切換手段１８の鍋物キー
１０ａ、揚げ物キー１０ｂ、加熱キー１０ｃの３つのキ
ーを操作することによって任意の加熱モードを選択した
さいに、モードを選択してから所定時間である３０秒間
は、火力セーブキー１２の受け付けを行うようにしたも
のである。すなわち、モード切り換え後３０秒間は、火
力セーブキー１２を操作する度に、火力セーブ手段１４
の働きで、最高火力設定の１４００Ｗ設定と１０００Ｗ
設定との切換を繰り返すものである。

【００３７】（実施例７）本実施例においては、図９に
示すように、調理中に使用者が図１に示す火力設定手段
４のアップキー８ａとダウンキー８ｂによって火力を設
定変更した場合に、その時点で火力セーブキー１２を操
作すると、その時の設定火力が例えば「２」の７００Ｗ
であったとすると、火力セーブキー１２の操作以降は、
アップキー８ａで火力設定を「３」にしても「強」にし
ても火力は７００Ｗのままとなるものである。

【００３８】

【発明の効果】以上のように、請求項１記載の発明によ
れば、加熱停止の操作を行うまでは、火力セーブ手段の
働きが継続するため調理途中で誤って火力セーブキーを
操作して最高火力の設定が初期化されて大きくなり、調
理器を接続している交流電源の電源容量を超えてしま
う、ということがない安全な加熱調理器を提供できると
いう効果が得られるものである。

【００３９】また、請求項２記載の発明によれば、加熱
を開始するまでは火力セーブ手段の働きで火力セーブの
設定を行ったり、また火力セーブを初期化して最高火力
に戻したりを随時行うことができるので、誤って火力セ
ーブの設定にしてしまった場合にも、その設定を引き続
き簡単な操作で解除することができる使い勝手のよい加
熱調理器を提供できるという効果が得られるものであ
る。

【００４０】また、請求項３記載の発明によれば、最高
火力の設定で加熱を開始した後も計時手段の働きにより
加熱開始後所定時間は、火力セーブの設定とその取消が
随時行え、誤って高火力で調理を開始してしまった場合
にもすぐに火力セーブの機能を動作させることができ、
また、所定時間以降は、調理途中で誤って火力セーブキ
ーを操作して最高火力の設定が初期化されて大きくな
り、調理器を接続している交流電源の電源容量を超えて
しまう、ということがない安全な加熱調理器を提供でき
るという効果が得られるものである。

【００４１】また、請求項４記載の発明によれば、タイ
マー調理中は加熱開始からの時間の設定に関わりなく火
力セーブの設定を行えるため、長時間の煮込み調理や、
調理物を所定時間ゆでる場合など、タイマーを働かせな
がら最高火力で下ごしらえした後に火力セーブの設定を
しておけば、長時間の低火力での調理中はこの加熱調理
器と同じ電源を他の機器で使用していても電源容量を抑
えることのできる安全で使い勝手の良い加熱調理器を提
供できるという効果が得られるものである。

【００４２】また、請求項５記載の発明によれば、使用
者がモード切換手段により加熱モードを切り換えた場合
には、火力セーブの設定が初期化されるため、使用者が
切り換えた加熱モードで期待する高火力の調理が行える
使い勝手の良い加熱調理器を提供することができるとい
う効果が得られるものである。

【００４３】また、請求項６記載の発明によれば、使用
者がモード切換手段により加熱モードを切り換えた場合
には計時手段により測定した加熱を開始してからの時間
によらず、モードを切り換えた時点から所定時間は火力
セーブの操作が行えるため、引き続き火力セーブの設定
を行いたい場合にはその設定を行うことができる使い勝
手のよい加熱調理器を提供できるという効果を得られる
ものである。

【００４４】さらに、請求項７記載の発明によれば、使
用者が任意に設定した火力設定を火力セーブの設定とす
る事ができるため、長時間の煮込み料理等の場合にも調
理途中で誤って高火力に設定してしまうことのない使い
勝手の良い加熱調理器を提供できるものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の第１〜７の実施例の加熱調理器の構成
を示すブロック図

【図２】同、加熱調理器の操作表示部を示した図

【図３】本発明の第１の実施例の加熱調理器の動作を示
すタイムチャート

【図４】本発明の第２の実施例の加熱調理器の動作を示
すタイムチャート

【図５】本発明の第３の実施例の加熱調理器の動作を示
すタイムチャート

【図６】本発明の第４の実施例の加熱調理器の動作を示
すタイムチャート

【図７】本発明の第５の実施例の加熱調理器の動作を示
すタイムチャート

【図８】本発明の第６の実施例の加熱調理器の動作を示
すタイムチャート

【図９】本発明の第７の実施例の加熱調理器の動作を示
すタイムチャート

【図１０】従来例の加熱調理器の構成を示すブロック図

【図１１】従来例の加熱調理器の操作表示部を示した図

【符号の説明】

１加熱手段２加熱制御手段３加熱開始手段４火力設定手段５制御手段６表示手段７加熱切／入キー８火力設定キー８ａアップキー８ｂダウンキー９液晶表示素子１０モード切換キー１０ａ鍋物キー１０ｂ揚げ物キー１０ｃ加熱キー１１切キー１２火力セーブキー１３タイマー設定キー１４火力セーブ手段１５計時手段１６加熱停止手段１７タイマー手段１８モード切り換え手段

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者山下佳洋大阪府門真市大字門真1006番地松下電器産業株式会社内 (72)発明者富永博大阪府門真市大字門真1006番地松下電器産業株式会社内 (72)発明者田中裕展大阪府門真市大字門真1006番地松下電器産業株式会社内

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】加熱手段と、前記加熱手段に電力を供給
する加熱制御手段と、加熱の開始を指示する加熱開始手
段と、加熱の停止を指示する加熱停止手段と、加熱の火
力レベルを設定する火力設定手段と、前記加熱開始手段
と前記火力設定手段の指示により前記加熱制御手段を駆
動する制御手段と、前記制御手段に指示を行って最大火
力の設定を所定値以下に変更する火力セーブ手段とを備
え、前記制御手段は、前記火力セーブ手段による最大火
力の設定変更を前記加熱停止手段の指示により加熱を停
止するまで継続するよう制御してなる加熱調理器。
【請求項２】火力セーブ手段は、加熱開始手段の指示
により加熱を開始するまでは、火力セーブの設定、及び
一旦設定された火力セーブの設定を初期設定の最大火力
設定に戻すことを可能としてなる請求項１記載の加熱調
理器。
【請求項３】加熱開始手段の指示により加熱を開始し
てからの時間を計時する計時手段を備え、火力セーブ手
段は、加熱開始からの所定時間以内のみ、火力セーブの
設定、及び一旦設定された火力セーブの設定を初期設定
の最大火力設定に戻すことを可能としてなる請求項２記
載の加熱調理器。
【請求項４】使用者の設定した所定時間後に調理を終
了するタイマー手段を備え、火力セーブ手段は、少なく
ともタイマー調理中に、加熱開始からの時間に関係なく
火力セーブの設定を可能としてなる請求項１〜３のいず
れか１項に記載の加熱調理器。
【請求項５】加熱時間や調理物の温度等により火力設
定の変更を制御手段により自動的に行う複数の加熱モー
ドと、前記複数の加熱モードから任意の加熱モードを選
択するモード切換手段とを備え、前記モード切換手段に
より加熱モードが変更された場合には、火力セーブの設
定を初期設定の最大火力設定に戻すようにしてなる請求
項１〜４のいずれか１項に記載の加熱調理器。
【請求項６】モード切換手段により加熱モードが変更
された場合に、計時手段の測定時間を初期化するように
してなる請求項５記載の加熱調理器。
【請求項７】火力セーブ手段より制御手段に最大火力
設定変更の指示があった場合に、その時点で使用者が任
意に設定していた火力設定手段による設定火力を最大火
力設定としてなる請求項１記載の加熱調理器。