JPH08315972A - 誘導加熱コイル - Google Patents

誘導加熱コイル

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JPH08315972A
JPH08315972A JP11560595A JP11560595A JPH08315972A JP H08315972 A JPH08315972 A JP H08315972A JP 11560595 A JP11560595 A JP 11560595A JP 11560595 A JP11560595 A JP 11560595A JP H08315972 A JPH08315972 A JP H08315972A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コイルの中心付近の発熱を押さえて温度の上
昇を防止する。 【構成】 基板2表面上に帯状の導体3を渦巻き状に配
設してなる誘導加熱コイル1において、前記基板2表面
上の帯状導体3を渦巻き方向に複数のレーン5,6,7
に細線化して、該細線化したレーン5,6,7のうち最
内周側のレーン7又は最外周側のレーン5のいずれかを
途中で断って他側に配設するとともに互いに導通させ、
全てのレーン5,6,7の長さを同一にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は炊飯器、電磁調理器等の
調理器に用いられる誘導加熱コイルに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、調理器に用いられる誘導加熱コイ
ルとして、数十本のエナメル線をより合わせたリッツ線
が用いられてきた。このリッツ線は製造コストが高いう
え、渦巻き状に配設する作業が煩雑であったため、近
年、このようなリッツ線に代えて、図19に示すよう
に、基板32の表面に帯状の銅板又は箔からなる導体3
3を渦巻き状態に配設した誘導加熱コイル31が提案さ
れ実用化されている(実開昭55−57997号公報、
特開平6−302377号公報等参照)。この誘導加熱
コイル31に高周波電流を流すと、図20に示すよう
に、コイルの渦巻き方向に直交する方向に交番磁界が形
成され、この磁界内に鍋34が置かれると鍋34に渦電
流が生じて、ジュール熱により発熱する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図21
に示すように、誘導加熱コイル31の中心付近は磁束密
度が大きいため、コイルの中心付近の帯状導体33を貫
通する磁力線回りの渦電流が集中して生じる。この結
果、コイルの中心付近の温度が高温(約200℃)にな
り、基板32やその周辺の部材を劣化させるという問題
があった。そこで、図22に示すように、コイルの幅を
渦巻き方向に複数のレーン35,36,37に細線化し
てコイルを貫通する磁力線による渦電流を微小にするこ
とによって発熱を押さえることが考えられるが、これで
は内周側のレーン37が外周側のレーン35に比べて長
さが短く抵抗が小さくなるため、内周側のレーン37に
電流が集中し、かえって温度が上昇するという欠点があ
る。本発明はかかる問題点に鑑みてなされたもので、コ
イルの中心付近の発熱を押さえて温度の上昇を防止する
ことができる誘導加熱コイルを提供することを目的とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、第1の発明は、基板表面上に帯状の導体を渦巻き状
に配設してなる誘導加熱コイルにおいて、前記基板表面
上の少なくとも中心付近の帯状導体を渦巻き方向に複数
のレーンに細線化して、該細線化したレーンを途中で配
置替えすることにより全てのレーンの長さを同一にした
ものである。ここで、レーンの配置替えとしては次の2
つの態様が好ましい。第1に、最内周側レーン又は最外
周側レーンのいずれかを途中で断って他側に配設して互
いに導通させる。第2に、内周側のレーンと外周側のレ
ーンをそれぞれ途中で断って互いに導通させる。また、
帯状導体を細線化する範囲は、渦巻きの少なくとも中心
付近の数ターンにする。もちろん、全ターンにわたって
細線化してもよい。
【0005】第2の発明は、基板表面上の少なくとも中
心付近の帯状導体を渦巻き方向に複数のレーンに細線化
して、該細線化したレーンのうち内周側のレーンの幅を
外周側のレーンの幅に対して相対的に小さくすることに
より全てのレーンの電気抵抗を同一にしたものである。
第3の発明は、基板表面上の少なくとも中心付近の帯状
導体を渦巻き方向に複数のレーンに細線化して、該細線
化した少なくとも内周側のレーンを含む各レーンを途中
で断って抵抗を介して互いに導通させることにより全て
のレーンの電気抵抗を同一にしたものである。第4の発
明は、前記基板表面上の少なくとも中心付近の帯状導体
を渦巻き方向に複数のレーンに細線化して、該細線化し
た少なくとも外周側のレーンを含む各レーンの途中の所
定長さ間に並列抵抗を接続することにより全てのレーン
の電気抵抗を同一にしたものである。
【0006】
【作用】第1、第2、第3及び第4の発明では、基板表
面上の帯状導体が渦巻き方向に複数のレーンに細線化さ
れているので、各レーンを貫通する磁力線によって当該
レーンに生じる渦電流が小さくなり、コイル中心付近に
おける発熱が押さえられる。第1の発明では、内周側の
レーンが途中で外周側を通り、あるいは外周側のレーン
が途中で内周側を通ることによって全てのレーンの長さ
が同一であるので、各レーンに均一に電流が流れる。第
2の発明では、内周側のレーンの幅が外周側より小さ
く、全てのレーンの電気抵抗が同一であるので、各レー
ンに均一に電流が流れる。第3及び第4の発明では、各
レーンに設けた抵抗によって全てのレーンの電気抵抗が
同一であるので、各レーンに均一の電流が流れる。この
ように、いずれの発明においても、細線化された各レー
ンに均一な電流が流れるので、内周側のレーンが集中的
に発熱することがない。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に従って説
明する。図1は、第1の発明の実施例にかかる誘導加熱
コイル1を示す。基板2の表面には、銅、銀、金、アル
ミニウムその他固有抵抗の小さい導電性材料からなる帯
状導体3が渦巻き状態に配設されている。この帯状導体
3は、両端部4(一端のみ図示)を除いて同一幅の3つ
のレーン5,6,7に渦巻き方向に細線化されている。
これらのうち外周側の第1レーン5は、図2に示すよう
に、中心側端部4から渦巻き方向に沿って外側に向かう
途中のA点で寸断されている。中間の第2レーン6及び
内周側の第3レーン7は、第1レーン5が寸断されたA
点で外側に向かって屈曲し、それぞれ外周側レーン、中
間レーンの延長線上に移動している。さらに、この移動
した第3レーン7の内側で、かつ、内周側レーンの延長
線上には、新たな第1レーン5aが配設されている。
【0008】当初の第1レーン5の終端部と新たな第1
レーン5aの始端部は図3に示すように、基板2の裏側
においてジャンパ線8によって電気的に導通されてい
る。なお、このジャンパ線8を使用する変わりに、図4
に示すように、予め基板2の裏面に形成したプリント配
線パターン9によって導通させてもよい。あるいは、図
5に示すように、基板2の表面で耐熱被覆線8aにより
導通させてもよい。同様にして、誘導加熱コイル1の渦
が1ターンする間にB点及びC点の2つの地点において
レーンが移動されている。このようなレーンの移動は、
渦巻き方向の全長にわたって行われている。この結果、
第1レーン5,5a,…と、第2レーン6,6a,…
と、第3レーン7,7a,…とは、全て同一の長さで、
同一の電気抵抗となっている。
【0009】前記構成の誘導加熱コイル1の両端部4
(他方は図示せず)に高周波電圧を印加すると、各レー
ン5,5a,…、6,6a,…、7,7a,…の電気抵
抗は同一であるために、各レーン5,5a,…、6,6
a,…、7,7a,…には高周波電流が均一に流れ、誘
導加熱コイル1の渦巻き方向と直交する方向に交番磁界
が形成される。そして、この磁界内に置かれた図示しな
い鍋が渦電流によるジュール熱によって発熱し、調理が
行われる。
【0010】誘導加熱コイル1回りの交番磁界を形成す
る磁力線のうち帯状導体3を貫通する磁力線によって帯
状導体3に渦電流が発生するが、該帯状導体3は複数の
レーン5,5a,…、6,6a,…、7,7a,…に細
線化されているので、図2に示すように、磁力線回りの
渦電流は細線化されていない従来の誘導加熱コイル(図
17参照)に比べて小さくなっている。したがって、こ
の渦電流による発熱は少ない。また、細線化された各レ
ーン5,5a,…、6,6a,…、7,7a,…は同一
の長さで、同一の電気抵抗となっているため、いずれか
のレーンに電流が集中して流れることはなく、したがっ
て局部的な発熱が生じない。この結果、誘導加熱コイル
1の中心付近の温度は、従来の200℃から110℃程
度に押さえられることが本発明者らにより確認されてい
る。
【0011】図6は、第1の発明の他の実施例にかかる
誘導加熱コイル1を示す。基板2に渦巻き状態に配設さ
れた帯状導体3は、その渦巻き方向に幅の等しい5つの
レーン5,5′,6,7′,7に細線化されている。中
間レーン6を除く外周レーン5,5′、内周レーン
7′,7は渦巻き方向のある1つの点Aにおいて分断さ
れている。そして、図7に示すように、最外周レーン5
は最内周レーン7と導通されている。また、最外周レー
ン5の内側に隣接する外周レーン5′も、最内周レーン
7の外側に隣接する内周レーン7′と導通されている。
導通の方法は、図3から図5のいずれかに示す方法で行
われる。この結果、各レーン5,5′,6,7′,7は
全て同一の電気抵抗となり、その作用効果は前記図1の
実施例と同様である。なお、この実施例では、レーンの
屈曲がなく、またレーンの分断位置も1カ所でよいの
で、渦巻きの形状が単純になるという利点がある。
【0012】図8は、第2発明の実施例にかかる誘導加
熱コイル1を示す。基板2に渦巻き状態に配設された帯
状導体3は、その渦巻き方向に3つのレーン5,6,7
に細線化されている。この実施例ではレーン5,6,7
の移動はないが、図9に示すように、レーン幅が内周レ
ーン7で最も小さく、中間レーン6、外周レーン5の順
で大きくなっている。この結果、各レーン5,6,7は
全て同一の電気抵抗となっている。したがって、この実
施例においても、レーン5,6,7を貫通する磁力線に
よる渦電流が小さくなるとともに、各レーン5,6,7
の電流が均一になるので、誘導加熱コイル1の発熱が押
さえられる。
【0013】図10は、第3発明の実施例にかかる誘導
加熱コイル1を示す。基板2に渦巻き状態に配設された
帯状導体3は、その渦巻き方向に3つのレーン5,6,
7に細線化されている。各レーン5,6,7の幅は図1
1に示すように同一であり、渦巻き方向の長さは内周レ
ーン7が最も短く、外周レーン5が最も長くなってい
る。しかし、各レーン5,6,7は1カ所で分断され、
裏面側において抵抗R5,R6,R7によって電気的に
導通されている。各レーン5,6,7の抵抗R5,R
6,R7の抵抗値は、内周レーン7が最も大きく、外周
レーン5が最も小さくなっている。この結果、各レーン
5,6,7の電気抵抗が同一になっている。したがっ
て、この実施例においても、レーン5,6,7を貫通す
る磁力線による渦電流が小さくなるとともに、各レーン
5,6,7の電流が均一になるので、誘導加熱コイル1
の発熱が押さえられる。なお、外周レーン5は途中で寸
断しなくてもよいが、この場合は外周レーン5の抵抗を
基準にして他のレーンの抵抗R6,R7を定める。
【0014】図12は、第4発明の実施例にかかる誘導
加熱コイルの帯状導体3を示す。渦巻き方向に細線化さ
れた3つのレーン5,6,7の各幅は同一であり、渦巻
き方向の長さは内周レーン7が最も短く、外周レーン5
が最も長くなっている。しかし、各レーン5,6,7は
所定長さ間に、裏面側において抵抗R5,R6,R7が
並列に接続されている。各レーン5,6,7の所定長さ
の導体と抵抗R5,R6,R7の合成抵抗値は、内周レ
ーン7が最も大きく、外周レーン5が最も小さくなって
いる。この結果、各レーン5,6,7の電気抵抗が同一
になっている。したがって、この実施例においても、レ
ーン5,6,7を貫通する磁力線による渦電流が小さく
なるとともに、各レーン5,6,7の電流が均一になる
ので、誘導加熱コイル1の発熱が押さえられる。なお、
内周レーン7の電気抵抗R7を設けずに、外周レーン5
及び中間レーン6の抵抗R5,R6を調整して各レーン
の抵抗が同一になるようにしてもよい。前記図1、図
6、図8、図10及び図12の誘導加熱コイル1におい
ては、渦巻きの全ターンにわたって複数にレーンに細線
化したが、磁束密度の高い渦巻きの中心付近の数ターン
についてのみ細線化するようにしてもよい。
【0015】図13は、以上説明した誘導加熱コイル1
を用いた炊飯器を示す。この炊飯器では、蓋体11が開
閉可能に取り付けられた本体12に有底容器状の保護枠
13が収容固定され、この保護枠13の中に鍋14が収
容されるようになっている。保護枠13には、底外面中
央に第1の誘導加熱コイル1が配設され、外周丸角部に
は第2の誘導加熱コイル1aが配設されている。これら
のコイル1,1aの下方には複数のフェライト15が放
射状に配設されている。前記第1の誘導加熱コイル1と
しては、図1、図6、図8、図10又は図12に示すい
ずれかの誘導加熱コイルが使用される。また、前記第2
の誘導加熱コイル1aとしては、図15に示すように、
環状のフレキシブル基板16に帯状導体17を渦巻き状
態に配設したものが使用されている。
【0016】前記環状のフレキシブル基板16は、図1
4に示すように、矩形のフレキシブル基板16′より扇
形に無駄なく板取りすることによって歩留まりを向上さ
せることができる。扇形のフレキシブル基板16には、
予め帯状導体17が形成されている。この帯状導体17
は、図16に示すようにフレキシブル基板16の両端を
合わせたときに帯状導体17が渦巻き状態で連続するよ
うに、予め帯状導体17の両端の位置がずらせてある。
この代わり、図17に示すように、帯状導体17の両端
を同じ位置にしておいて、フレキシブル基板16の両端
をずらせて合わせた場合に帯状導体17が渦巻き状態に
連続するようにしてもよい。いずれにしても、帯状導体
17の突合わせ部は図中点線で示すようにハンダ付けか
ハトメ等の他の手段によって電気的に導通される。な
お、本突合わせ部分は経済的材料取りとの関係から3カ
所ぐらいになってもよい。
【0017】前述のようにして環状に接続されたフレキ
シブル基板16からなる第2の誘導加熱コイル1aは、
図15に示すように保護枠13の底の外周丸角部に配設
され、接着剤等によって適宜保持される。一方、矩形の
第1の誘導加熱コイル1は、保護枠13の底中央に配設
され保持される。第1の誘導加熱コイル1の中心側の一
端は後述する電気回路のインバータ回路22に接続さ
れ、他端は第2の誘導加熱コイル1aの一端に接続され
る。また、第2の誘導加熱コイル1aの他端は直流電源
回路21に接続される。
【0018】図18は、前記炊飯器の電磁誘導加熱装置
の回路図を示す。この装置は、直流電源回路21と、イ
ンバータ回路22と、共振回路23とからなっている。
直流電源回路21は、交流電源24からの交流電圧を整
流回路25によって整流し、コイル26及びコンデンサ
27によって平滑して直流電圧を得るものである。イン
バータ回路22は、直流電源回路21で得た直流電圧を
トランジスタ等のスイッチング半導体28によって高周
波電圧に変換するようになっている。スイッチング半導
体28は発振制御回路29によってスイッチング制御さ
れる。共振回路23は、前記インバータ回路22のスイ
ッチング半導体28に対して直列に接続され、かつ、互
いに直列接続された第1の誘導加熱コイル1及び第2の
誘導加熱コイル1aと、これらの2つの誘導加熱コイル
1,1aに対して並列に接続された共振用コンデンサ3
0とからなっている。
【0019】前記構成の誘導加熱装置において、交流電
源24の交流電圧は整流回路25により整流され、コイ
ル26及びコンデンサ27により平滑されて直流電圧と
なる。この直流電圧は、スイッチング半導体28のスイ
ッチングによって高周波電圧に変換される。そして、こ
の高周波電圧は第1の誘導加熱コイル1及び第2の誘導
加熱コイル1aとコンデンサ27とからなるLC共振回
路に印加される。これにより、第1の誘導加熱コイル1
及び第2の誘導加熱コイル1bに生じる交番磁界によっ
て鍋14(図13参照)に渦電流が発生し、この結果ジ
ュール熱によって鍋14が発熱し、炊飯が行われる。第
1の誘導加熱コイル1は、前述のように、3つのレーン
に細線化されて発熱が押さえられているので、基板2や
その他の周辺の部品が劣化することがない。また、コイ
ル1の中心部が従来ほど高温にならないので、コイルの
近辺に遮熱板や放熱板を配置する必要がなく、炊飯器の
構造が単純化、小型化される。
【0020】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、第1、
第2、第3及び第4の発明によれば、いずれも基板表面
上の帯状導体を渦巻き方向に複数のレーンに細線化し、
各レーンの電気抵抗を同一にしたので、コイルの中心付
近において各レーンを貫通する磁力線による渦電流が小
さくなるとともに、各レーンに均一な電流が流れる。こ
の結果、各レーンを貫通する磁力線による渦電流が小さ
くなるとともに、内周側のレーンに電流が集中すること
がなく、コイル中心付近の発熱が押さえられ、コイル周
辺の部材の劣化を防止できるうえ、遮熱や放熱措置を採
る必要がなくなり装置の構造の単純化、小型化を図るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1発明の誘導加熱コイルの実施例を示す平
面図である。
【図2】 図1の部分拡大図である。
【図3】 図2のI−I線断面図である。
【図4】 図3の変形例を示す断面図である。
【図5】 図3の他の変形例を示す断面図である。
【図6】 第1発明の誘導加熱コイルの他の実施例を示
す平面図である。
【図7】 図6の部分拡大図である。
【図8】 第2発明の誘導加熱コイルの実施例を示す平
面図である。
【図9】 図8の部分拡大図である。
【図10】 第3発明の誘導加熱コイルの実施例を示す
平面図である。
【図11】 図10の部分拡大図である。
【図12】 第4発明の誘導加熱コイルの実施例を示す
部分拡大平面図である。
【図13】 本発明の誘導加熱コイルを備えた炊飯器の
概略断面図である。
【図14】 フレキシブル基板の板取り図である。
【図15】 図13に示す炊飯器の誘導加熱コイルの分
解斜視図である。
【図16】 フレキシブル基板の接続部を示す正面図で
ある。
【図17】 図16の変形例を示す正面図である。
【図18】 本発明の誘導加熱コイルを備えた炊飯器の
電気回路図である。
【図19】 従来の誘導加熱コイルの平面図である。
【図20】 従来の誘導加熱コイル回りの磁力線を示す
断面図である。
【図21】 従来の誘導加熱コイルを示す平面図であ
る。
【図22】 細線化された従来の誘導加熱コイルの平面
図である。
【符号の説明】
1…誘導加熱コイル、2…基板、3…帯状導体、5…外
周側レーン、6…中間レーン、7…内周側レーン。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板表面上に帯状の導体を渦巻き状に配
    設してなる誘導加熱コイルにおいて、前記基板表面上の
    少なくとも中心付近の帯状導体を渦巻き方向に複数のレ
    ーンに細線化して、該細線化したレーンを途中で配置替
    えすることにより全てのレーンの長さを同一にしたこと
    を特徴とする誘導加熱コイル。
  2. 【請求項2】 基板表面上に帯状の導体を渦巻き状に配
    設してなる誘導加熱コイルにおいて、前記基板表面上の
    少なくとも中心付近の帯状導体を渦巻き方向に複数のレ
    ーンに細線化して、該細線化したレーンのうち内周側の
    レーンの幅を外周側のレーンの幅に対して相対的に小さ
    くすることにより全てのレーンの電気抵抗を同一にした
    ことを特徴とする誘導加熱コイル。
  3. 【請求項3】 基板表面上に帯状の導体を渦巻き状に配
    設してなる誘導加熱コイルにおいて、前記基板表面上の
    少なくとも中心付近の帯状導体を渦巻き方向に複数のレ
    ーンに細線化して、該細線化した少なくとも内周側のレ
    ーンを含む各レーンを途中で断って抵抗を介して互いに
    導通させることにより全てのレーンの電気抵抗を同一に
    したことを特徴とする誘導加熱コイル。
  4. 【請求項4】 基板表面上に帯状の導体を渦巻き状に配
    設してなる誘導加熱コイルにおいて、前記基板表面上の
    少なくとも中心付近の帯状導体を渦巻き方向に複数のレ
    ーンに細線化して、該細線化した少なくとも外周側のレ
    ーンを含む各レーンの途中の所定長さ間に並列抵抗を接
    続することにより全てのレーンの電気抵抗を同一にした
    ことを特徴とする誘導加熱コイル。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009205898A (ja) * 2008-02-27 2009-09-10 Totoku Electric Co Ltd 渦巻きコイル
WO2023042364A1 (ja) * 2021-09-17 2023-03-23 日本たばこ産業株式会社 エアロゾル生成システム

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