JPH08312782A - シリンダのボトム部材装着方法 - Google Patents

シリンダのボトム部材装着方法

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JPH08312782A
JPH08312782A JP17055496A JP17055496A JPH08312782A JP H08312782 A JPH08312782 A JP H08312782A JP 17055496 A JP17055496 A JP 17055496A JP 17055496 A JP17055496 A JP 17055496A JP H08312782 A JPH08312782 A JP H08312782A
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cylinder tube
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cylinder
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JP17055496A
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Osamu Tsukamoto
修 塚本
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Kayaba Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シリンダチューブ1をカシメ止めすると同時
に、シリンダチューブ1とボトム部材9との相対回転を
阻止できるようにする。 【解決手段】 一端開口部の端面25を接合面としたシ
リンダーチューブ1と、このシリンダーチューブの一端
開口部に挿入する先端挿入部11及びこの先端挿入部と
連続する基端部13を有するボトム部材9とを備える。
そして、上記基端部の端面に先端挿入部とは異形の接合
面24を形成するとともに、この接合面24は、先端挿
入部の周囲から突出する形状にする。上記先端挿入部の
周囲には、シリンダチューブにカシメ加工を施したとき
に逃げ溝として機能する環状溝17を形成し、基端部1
3とは反対側に位置する環状溝の稜部からカシメ力を作
用させる。このようにすることによって、シリンダチュ
ーブ1とボトム部材9とを相対的に接近させ、シリンダ
チューブの一端開口部の接合面25を、ボトム部材側の
接合面24に食い込ませる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、シリンダーチューブ
とボトム部材とを装着する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は、従来から知られているシリンダ
装置で、そのシリンダチューブ101の開口端103
に、ボトム部材105を装着している。そして、シリン
ダチューブ101に対するボトム部材105の挿入部分
には環状溝107を形成している。したがって、環状溝
107に対応するシリンダチューブ101の外周に、カ
シメ加工109を施せば、ボトム部材105がシリンダ
チューブ101から抜けなくなる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の構成による
と次のような問題があった。すなわち、シリンダーチュ
ーブ101とボトム部材105とを連結させる場合、単
に両者を連結させるだけでなく、相互に回り止めを施す
必要がある。なぜなら、取付け状態によっては、ボトム
部材105の取付け軸孔106と、シリンダチューブ1
01に形成した図示していない給排ポートとの相対関係
を一定に保たなければならない等のことがあるからであ
る。ところが、従来のカシメ加工だけでは、十分な回り
止め機能を果たすことができず、回り止めのための加工
を特別に施さなければならないという問題があった。こ
の発明の目的は、カシメ加工すると同時に、回り止め構
造も実現できるシリンダのボトム部材装着方法を提供す
ることである。
【0004】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、一端開口
部の端面を接合面としたシリンダーチューブと、このシ
リンダーチューブの一端開口部に挿入する先端挿入部及
びこの先端挿入部と連続する基端部を有するボトム部材
とを備え、上記基端部の端面に先端挿入部とは異形の接
合面を形成するとともに、この接合面は、先端挿入部の
周囲から突出する形状にし、上記先端挿入部の周囲に
は、シリンダチューブにカシメ加工を施したときに逃げ
溝として機能する環状溝を形成し、基端部とは反対側に
位置する環状溝の稜部からカシメ力を作用させて、シリ
ンダチューブとボトム部材とを相対的に接近させ、シリ
ンダチューブの一端開口部の接合面を、ボトム部材側の
接合面に食い込ませた点に特徴を有する。第2の発明
は、ボトム部材の基端部は、その周囲において互いに対
向する一対の円弧面を形成するとともに、この円弧面に
挟まれた部分を偏平面としてなり、上記円弧面の曲率半
径を、シリンダチューブの一端開口部内径よりも大きく
して、円弧面の端面を接合面とした点に特徴を有する。
【0005】
【作用】シリンダーチューブとボトム部材とを連結・固
定する場合には、まず、ボトム部材の先端挿入部を一端
開口部を介してシリンダーチューブ内に挿入する。その
際、シリンダーチューブとボトム部材とを圧接させて、
ボトム部材の接合面をシリンダチューブの一端開口部に
食込ませる。
【0006】
【実施例】以下、第1図ないし第4図を参照してこの発
明の実施例を説明する。第1図はこの実施例によるシリ
ンダチューブとボトム部材との装着部分を示す断面図で
ある。まず、シリンダーチューブ1があり、このシリン
ダーチューブ1内には、ピストンロッド3が図中左右方
向に移動可能に収容されている。このピストンロッド3
には、ピストン5が取付けられている。又、シリンダー
チューブ1の一端開口部7には、ボトム部材9が挿入・
固定されている。
【0007】上記ボトム部材9は、第3図にも示すよう
に、先端挿入部11と、基端部13とから構成されてい
る。先端挿入部11は、シリンダチューブ1にぴったり
とはまる外径を有するとともに、その周囲には環状溝1
5、17が形成されている。この環状溝15には、第1
図に示すように、Oリング19が装着される。又、環状
溝17は、シリンダチューブ1にカシメ加工を施したと
きの逃げ溝として機能するものである。
【0008】上記基端部13は、その周囲において互い
に対向する一対の円弧面10、10を形成するととも
に、この円弧面10、10に挟まれた部分を偏平面1
2、12としいる。上記のようにした円弧面10、10
の曲率半径は、シリンダチューブ1の一端開口部7の内
径よりも大きくし、その先端部を突出部21、21とす
るとともに、この突出部21、21の先端面を接合面2
4としている。この接合面24は、第4図に示すよう
に、シリンダーチューブ1の一端開口部7の接合面25
に当接されることになる。なお、図中符号23は、ボト
ム部材9の基端部13に形成した取付け軸孔である。
【0009】以上の構成を基にその作用を説明する。ま
ず、シリンダーチューブ1の一端開口部7にボトム部材
9の先端挿入部11を挿入する。次に、先端挿入部11
の環状溝17に対応する位置のシリンダーチューブ1に
カシメ加工を施す。その際、第1図に示すように、ま
ず、基端部13とは反対側に位置する環状溝17の稜部
aからカシメ力を作用させるとともに、そのカシメ力を
徐々に稜部b側に移動するようにする。
【0010】上記のように環状溝の稜部a側から先にカ
シメ力を作用させると、ボトム部材9には、それがシリ
ンダーチューブ1の中に押し込まれるような力が作用す
ることになる。そのためにシリンダチューブ1とボトム
部材9とが少しだけ相対的に接近する。この相対的接近
によって、ボトム部材9の基端部13の突出部21、2
1の接合面24が、シリンダーチューブ1の先端接合面
25に食い込んだ状態となる。この食込みによって、シ
リンダーチューブ1とボトム部材9との相対回転が規制
されることになる。
【0011】以上のようにこの実施例によると、単にカ
シメ加工を施すだけで、シリンダーチューブ1とボトム
部材9とを連結・固定できるだけでなく、両者の相対回
転をも規制できることになる。このように相対回転も同
時に規制できるので、シリンダーチューブ1とボトム部
材9との連結作業が簡単になる。
【0012】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明による装着
方法によると、シリンダーチューブとボトム部材との間
に単にカシメ加工を施すだけで、回り止め構造をも提供
することができるので、作業が大幅に簡単になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のシリンダチューブとボトム部材との
装着部分の断面図である。
【図2】第1図のII−II矢視図である。
【図3】ボトム部材の斜視図である。
【図4】シリンダーチューブとボトム部材とを連結した
状態を示す斜視図である。
【図5】従来のシリンダの一部断面図である。
【符号の説明】
1 シリンダーチューブ 7 一端開口部 9 ボトム部材 11 先端挿入部 13 基端部 17 環状溝 a 稜部 21 突出部 24 接合面 25 接合面

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端開口部の端面を接合面としたシリン
    ダーチューブと、このシリンダーチューブの一端開口部
    に挿入する先端挿入部及びこの先端挿入部と連続する基
    端部を有するボトム部材とを備え、上記基端部の端面に
    先端挿入部とは異形の接合面を形成するとともに、この
    接合面は、先端挿入部の周囲から突出する形状にし、上
    記先端挿入部の周囲には、シリンダチューブにカシメ加
    工を施したときに逃げ溝として機能する環状溝を形成
    し、基端部とは反対側に位置する環状溝の稜部からカシ
    メ力を作用させて、シリンダチューブとボトム部材とを
    相対的に接近させ、シリンダチューブの一端開口部の接
    合面を、ボトム部材側の接合面に食い込ませてなるシリ
    ンダボトム部材装着方法。
  2. 【請求項2】 ボトム部材の基端部は、その周囲におい
    て互いに対向する一対の円弧面を形成するとともに、こ
    の円弧面に挟まれた部分を偏平面としてなり、上記円弧
    面の曲率半径を、シリンダチューブの一端開口部内径よ
    りも大きくして、円弧面の端面を接合面とした請求項1
    記載のシリンダのボトム部材装着方法。
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