JPH08312737A - 無段変速機 - Google Patents

無段変速機

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JPH08312737A
JPH08312737A JP7122517A JP12251795A JPH08312737A JP H08312737 A JPH08312737 A JP H08312737A JP 7122517 A JP7122517 A JP 7122517A JP 12251795 A JP12251795 A JP 12251795A JP H08312737 A JPH08312737 A JP H08312737A
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rotation
clutch
centrifugal clutch
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Takamasa Onda
隆雅 恩田
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H61/00Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
    • F16H61/66Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing specially adapted for continuously variable gearings
    • F16H61/664Friction gearings
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H57/00General details of gearing
    • F16H57/08General details of gearing of gearings with members having orbital motion

Abstract

(57)【要約】 【目的】無段変速機において、寿命および伝達効率の向
上を図るとともにコンパクトな構成を可能とする。 【構成】遊星ギヤ機構14のサンギヤに入力部材12が
結合され、遊星キャリア37に出力部材13が結合さ
れ、入力部材12と同一の回転軸線を有する回転制御部
材16の入力部材12とは逆方向の回転がワンウェイク
ラッチ18で制止され、遊星ギヤ機構14のリングギヤ
36および回転制御部材16間には、入力部材12の回
転数に応じて係合作動する第1遠心クラッチ19が設け
られ、入力部材12およびリングギヤ36間には、入力
部材12の回転数が第1遠心クラッチ19の係合作動を
規定する回転数よりも大きくなったときに係合作動する
第2遠心クラッチ20が設けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、入力側および出力側間
で変速比を無段階に変化させることを可能として動力伝
達を行う無段変速機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、無端状のベルトを用いた無段変速
機が、たとえば特開平4−171343号公報等で既に
よく知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
ようなベルト式無段変速機では、ベルトの摩耗ならびに
摩耗による変速比の劣化が避けられないために寿命に問
題があり、また伝達効率、特に高速時の伝達効率が比較
的低く、しかも入力側および出力側が相互に離隔して配
置されるのでコンパクトな構成が困難である。
【0004】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、寿命および伝達効率の向上を図るとともに、
コンパクトな構成を可能とした無段変速機を提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、入力部材と、該入力部材と同一軸線まわ
りに回転自在な出力部材と、入力部材に結合されるサン
ギヤおよびリングギヤに噛合される遊星ギヤが遊星キャ
リアで回転自在に支承されるとともに遊星キャリアが出
力部材に結合される遊星ギヤ機構と、入力部材と同一の
回転軸線を有する回転制御部材と、入力部材の回転方向
とは逆方向に前記回転制御部材が回転することを制止す
るが入力部材の回転方向と同一方向への回転制御部材の
回転を許容して回転制御部材および固定部材間に設けら
れるワンウェイクラッチと、入力部材の回転数が第1設
定回転数に達するのに応じて係合を開始するとともに入
力部材の回転数が第1設定回転数よりも大きな第2設定
回転数に達したときに係合を完了するようにして前記リ
ングギヤおよび回転制御部材間に設けられる第1遠心ク
ラッチと、入力部材の回転数が第2設定回転数よりも大
きな第3設定回転数に達するのに応じて係合を開始する
とともに入力部材の回転数が第3設定回転数よりも大き
な第4設定回転数に達したときに係合を完了するように
して入力部材およびリングギヤ間に設けられる第2遠心
クラッチとを備えることを特徴とする。
【0006】
【作用】上記構成によれば、入力部材に第1設定回転数
未満の回転動力が入力されたときには、遊星ギヤ機構に
おけるサンギヤの回転に応じた遊星ギヤの回転によりリ
ングギヤが入力部材と逆方向に回転する。この際、第1
設定回転数未満では第1遠心クラッチの係合作動は開始
されておらず、入力部材と逆方向へのリングギヤの空転
が許容されており、入力部材から出力部材に動力は伝達
されない。而して入力部材の回転数が第1設定回転数に
達すると、第1遠心クラッチの係合作動が開始され、回
転制御部材には第1遠心クラッチの係合力に応じた入力
部材とは逆方向の回転動力が伝達されるが、この回転制
御部材の入力部材とは逆方向の回転はワンウェイクラッ
チの働きにより阻止される。このため、リングギヤは第
1遠心クラッチの係合力に応じて制動されることにな
り、遊星ギヤ機構では、リングギヤの回転速度に応じて
遊星キャリアがサンギヤすなわち入力部材と同一方向に
回転し、入力部材の回転速度変化に伴う第1遠心クラッ
チの係合力変化に応じて変速比を変化させながら遊星キ
ャリアすなわち出力部材に回転動力が伝達されることに
なる。入力部材の回転数がさらに増大して第2設定回転
数に達すると第1遠心クラッチの係合力が最大となり、
リングギヤの回転が完全に停止されることにより遊星ギ
ヤ機構で定まる一定の変速比で入力部材から出力部材に
回転動力が伝達される。入力部材の回転数が第3設定回
転数に達すると、第2遠心クラッチの係合作動が開始さ
れ、入力部材およびリングギヤ間が第2遠心クラッチの
係合力に応じて連結され、リングギヤは入力部材と同一
方向に回転することになるので、入力部材の回転速度変
化に伴う第2遠心クラッチの係合力変化に応じて変速比
を変化させながら出力部材に回転動力が伝達されること
になる。この際、第1遠心クラッチも係合状態にあるが
回転制御部材は入力部材と同一方向に回転することが許
容されているので、リングギヤが入力部材と同一方向に
回転することは許容されている。而して入力部材の回転
数が第4設定回転数に達すると、第2遠心クラッチの係
合が完了し、入力部材およびリングギヤ間が完全に一体
化されて回転作動するのに伴い、入力部材および出力部
材が一体となって回転するようになる。
【0007】
【実施例】以下、図面により本発明の実施例について説
明する。
【0008】図1ないし図6は本発明の第1実施例を示
すものであり、図1は無段変速機の縦断面図、図2は無
段変速機の概略構成図、図3は図1の2−2線拡大断面
図、図4は図1の4−4線拡大断面図、図5は伝達トル
ク特性図、図6は皿ばねの荷重特性図である。
【0009】先ず図1において、図示しない自動二輪車
に搭載されたエンジンの側部にはミッションケース5が
結合されており、該ミッションケース5内に、エンジン
のクランク軸6と、該クランク軸6に相対回転自在に支
承される出力ギヤ7との間に介設される無段変速機8が
収納され、出力ギヤ7は図示しない駆動輪に連なる減速
ギヤ9に噛合される。
【0010】クランク軸6には、円筒状のブッシュ10
が装着されるとともに、無段変速機8の構成要素である
入力部材12がスプライン結合され、クランク軸6の端
部には、入力部材12を前記ブッシュ10との間に挟持
するナット11が螺合される。而して出力ギヤ7は、ブ
ッシュ10を介してクランク軸6に回転自在に支承され
るものであり、クランク軸6に対する相対回転が可能で
ある。
【0011】図2を併せて参照して、無段変速機8は、
クランク軸6にスプライン結合される入力部材12と、
該入力部材12と同一軸線まわりに回転自在な出力部材
13と、入力部材12および出力部材13間に設けられ
る遊星ギヤ機構14および第1ワンウェイクラッチ15
と、入力部材12と同一軸線まわりの回転が可能な回転
制御部材16と、該回転制御部材16の回転軸線と同一
軸線を有してミッションケース5に固定される固定部材
としての固定軸17および回転制御部材16間に設けら
れた第2ワンウェイクラッチ18と、前記遊星ギヤ機構
14のリングギヤ36および回転制御部材16間に設け
られる第1遠心クラッチ19と、入力部材12および前
記リングギヤ36間に設けられる第2遠心クラッチ20
とを備える。
【0012】入力部材12は、クランク軸6の軸線に直
交する平面内で円板状に形成されるものであり、その内
周部がクランク軸6にスプライン結合される。また出力
部材13はブッシュ10を同軸に囲繞する円筒状に形成
されるものであり、その一端を入力部材12に摺接させ
た状態でブッシュ10によりクランク軸6に相対回転自
在に支承される。しかも出力部材13の他端部にはギヤ
21が設けられており、このギヤ21が出力ギヤ7に噛
合される。
【0013】入力部材12には、出力部材13を同軸に
囲繞する円筒部12aが一体に設けられており、この円
筒部12aと、出力部材13との間に第1ワンウェイク
ラッチ15が設けられる。
【0014】図3において、第1ワンウェイクラッチ1
5は、出力部材13と、入力部材12の円筒部12a
と、出力部材13および円筒部12a間の周方向に間隔
をあけた位置に配置される複数のローラーキー22と、
各ローラーキー22の外方側に共通に係止されるばね2
3とを備える。
【0015】出力部材13の外周面の周方向に間隔をあ
けた複数個所には、内方凹部24が設けられる。また円
筒部12aの内周面は、出力部材13の外周面に近接対
向するものであり、該円筒部12aの内周面には、前記
内方凹部24に対応する複数の外方凹部25が設けられ
る。
【0016】内方凹部24は、ローラーキー22の内方
側に噛合可能な内方噛合部26と、一端が該内方噛合部
26に連設されるとともに出力部材13の周方向一側
(図3の左側)に向かうにつれて半径方向外方位置とな
るように傾斜した内方傾斜面27とから成り、内方噛合
部26は、ローラーキー22の内方側略1/4周の外面
に当接可能として円弧状に形成される。
【0017】また外方凹部25は、ローラーキー22全
体を収容可能な収容部28と、一端が該収容部28に連
設されるとともに前記出力部材13の周方向一側(図3
の左側)に向かうにつれて半径方向内方位置となるよう
に傾斜した外方傾斜面29と、ローラーキー22を前記
内方噛合部26との間に挟むことを可能として外方傾斜
面29の他端に連設される外方噛合部30とから成る。
而して収容部28は、ローラーキー22が出力部材13
の外周面に接触することを回避するようにローラーキー
22全体を収容し得る形状に形成され、外方噛合部30
は、ローラーキー22を前記内方噛合部26との間に挟
むことを可能として円弧状に形成される。
【0018】各ローラーキー22の軸方向中央部におけ
る外周には、環状の係止溝31がそれぞれ設けられる。
またばね23は、外力が作用しない自由状態では両端が
ほぼ連なる円形となるようにばね線材を彎曲成形して成
るものであり、全てのローラーキー22の係止溝31に
外方側から係止される。而して全てのローラーキー22
に係止したときに、ばね23は、その両端を離反させた
状態となり、その状態でばね23は、各ローラーキー2
2を内方凹部24側に付勢するばね力を発揮する。
【0019】また円筒部12aには、ローラーキー22
の移動に応じたばね23の変位を許容して該ばね23を
収納する環状溝32が、円筒部12aの内周面に開口す
るようにして設けられる。
【0020】このような第1ワンウェイクラッチ15に
よれば、図3の矢印33で示すように、内方凹部24の
内方噛合部26をローラーキー22に噛合させる方向に
出力部材13が回転せしめられると、出力部材13の回
転数がばね23のばね力で定まる設定回転数以下の状態
では、内方凹部24の内方噛合部26と外方凹部25の
外方噛合部30との間にローラーキー22が挟まれて、
出力部材13と入力部材12の円筒部12aとの間で動
力伝達が行なわれ、第1ワンウェイクラッチ15が動力
伝達状態となる。而してクランク軸6すなわち円筒部1
2aが、出力部材13を超える回転数で回転し始める
と、各ローラーキー22が、ばね23のばね力に抗して
外方凹部25の収容部28に収容されることになり、こ
れにより入力部材12の円筒部12aおよび出力部材1
3間の動力伝達が遮断される。
【0021】再び図1および図2において、遊星ギヤ機
構14は、サンギヤ35と、該サンギヤ35を同軸に囲
繞するリングギヤ36と、サンギヤ35およびリングギ
ヤ36に噛合する複数の遊星ギヤ38を回転自在に支承
する遊星キャリア37とを備えるものであり、サンギヤ
35は、入力部材12における円筒部12aの先端部外
周にスプライン結合され、また遊星キャリア37は出力
部材13に結合され、さらにリングギヤ36は筒体39
の一端に一体に設けられる。
【0022】固定軸17は、クランク軸6と同一軸線を
有してミッションケース5に固定されるものであり、回
転制御部材16は、その固定軸17を同軸に囲繞するよ
うに配設される。
【0023】図4において、第2ワンウェイクラッチ1
8は、固定軸17にスプライン結合されるクラッチイン
ナー41と、クラッチインナー41を同軸に囲繞して回
転制御部材16に圧入等によって固定されるクラッチア
ウター42と、クラッチインナー41およびクラッチア
ウター42間の周方向に間隔をあけた位置に配置される
複数のローラーキー43と、各ローラーキー43の外方
側に共通に係止されるばね44とを備える。
【0024】クラッチインナー41の外周面の周方向に
間隔をあけた複数個所には、内方凹部45が設けられ
る。またクラッチアウター42の内周面は、クラッチイ
ンナー41の外周面に近接対向するものであり、該クラ
ッチアウター42の内周面には、前記内方凹部45に対
応する複数の外方凹部46が設けられる。
【0025】内方凹部45は、ローラーキー43の内方
側に噛合可能な内方噛合部47と、一端が該内方噛合部
47に連設されるとともにクラッチインナー41の周方
向一側(図4の左側)に向かうにつれて半径方向外方位
置となるように傾斜した内方傾斜面48とから成り、内
方噛合部47は、ローラーキー43の内方側略1/4周
の外面に当接可能として円弧状に形成される。
【0026】また外方凹部46は、ローラーキー43全
体を収容可能な収容部49と、一端が該収容部49に連
設されるとともに前記クラッチインナー41の周方向一
側(図4の左側)に向かうにつれて半径方向内方位置と
なるように傾斜した外方傾斜面50と、ローラーキー4
3を前記内方噛合部47との間に挟むことを可能として
外方傾斜面50の他端に連設される外方噛合部51とか
ら成る。而して収容部49は、ローラーキー43がクラ
ッチインナー41の外周面に接触することを回避するよ
うにローラーキー43全体を収容し得る形状に形成さ
れ、外方噛合部51は、ローラーキー43を前記内方噛
合部47との間に挟むことを可能として円弧状に形成さ
れる。
【0027】各ローラーキー43の軸方向中央部におけ
る外周には、環状の係止溝52がそれぞれ設けられる。
またばね44は、外力が作用しない自由状態では両端が
ほぼ連なる円形となるようにばね線材を彎曲成形して成
るものであり、全てのローラーキー43の係止溝52に
外方側から係止される。而して全てのローラーキー43
に係止したときに、ばね44は、その両端を離反させた
状態となり、その状態でばね44は、各ローラーキー4
3を内方凹部45側に付勢するばね力を発揮する。
【0028】またクラッチアウター42には、ローラー
キー43の移動に応じたばね44の変位を許容して該ば
ね44を収納する環状溝53が、クラッチアウター42
の内周面に開口するようにして設けられる。
【0029】このような第2ワンウェイクラッチ18に
よれば、回転制御部材16と一体のクラッチアウター4
2が、図4の矢印54で示すように、入力部材12と逆
方向であって外方噛合部51をローラーキー43に噛合
させる方向に回転したときには、外方凹部46の外方噛
合部51と内方凹部45の内方噛合部47との間にロー
ラーキー43が挟まれて、クラッチアウター42すなわ
ち回転制御部材16からクラッチインナー41に動力を
伝達しようとするが、クラッチインナー41は固定軸1
7にスプライン結合されているので、クラッチアウター
41および回転制御部材16が制止されることになる。
一方、図4の矢印55で示すように、クラッチアウター
42が、入力部材12と同一方向に回転するときには、
各ローラーキー43が、ばね44のばね力に抗して外方
凹部46の収容部49に収容されることになり、これに
よりクラッチアウター42すなわち回転制御部材16が
固定軸17のまわりに空転可能となる。
【0030】第1遠心クラッチ19は、リングギヤ36
を一端側に一体に有して回転制御部材16を囲繞する筒
体39と、回転制御部材16との間に設けられるもので
あり、筒体39に外周部がスプライン結合される複数枚
の外側クラッチ板57と、それらの外側クラッチ板57
間に重合配置されるとともに内周部が回転制御部材16
にスプライン結合される一枚あるいは複数枚の内側クラ
ッチ板58と、最外端の外側クラッチ板57の外面に対
向して筒体39の内面に嵌着される受圧板59と、最内
端および最外端の外側クラッチ板57間に縮設されるば
ね60と、最内端の外側クラッチ板57の内面に対向す
る保持板61で回転自在に支承されるとともに最内端の
外側クラッチ板57の内面に転がり接触する複数の球状
ベアリング62と、保持板61に関して外側クラッチ板
57とは反対側に配置されて前記各球状ベアリング62
を転がり接触せしめる押圧板63と、押圧板63に関し
て保持板61と反対側で押圧板63に対向して入力部材
12に一体に設けられるカム板64と、カム板64およ
び押圧板63間に配設される複数の遠心ボール65とを
備える。而してカム板64の押圧板63に対向する面の
周方向に間隔をあけた複数個所には、カム板64の半径
方向外方に向かうにつれて押圧板63に近接するように
傾斜して各遠心ボール65を転がり接触させる複数のカ
ム面64aが設けられる。また最内端の外側クラッチ板
57に保持板61側から係合するストッパリング83が
筒体39の内面に嵌着されており、このストッパリング
83によりばね60のセット荷重が定まる。
【0031】このような第1遠心クラッチ19によれ
ば、入力部材12すなわちカム板64の回転によって各
遠心ボール65に遠心力が作用し、その遠心力の作用に
応じて遠心ボール65がカム面64aに沿ってカム板6
4の半径方向外方位置に移動することにより、押圧板6
3がばね60のばね力に抗して最内端の外側クラッチ板
57を押圧し、押圧板63の押圧力がばね60のばね力
に打ち勝って外側および内側クラッチ板57,58を相
互に摩擦係合させたときに、筒体39すなわちリングギ
ヤ36と回転制御部材16とが連結されることになる。
而してばね60のばね力は、入力部材12すなわちカム
板64の回転数が予め定められた第1設定回転数、たと
えば自動二輪車の発進時の回転数となったときに押圧板
63に生じる押圧力により、第1遠心クラッチ19の摩
擦係合を開始し、第1設定回転数よりも大きな第2設定
回転数となったときに摩擦係合を完了するように設定さ
れる。
【0032】第2遠心クラッチ20は、筒体39の一端
側のリングギヤ36に近接した部分から半径方向内方に
張出した第1受圧板66と、第1受圧板66からカム板
64側に間隔をあけた位置で筒体39に外周部がスプラ
イン結合される第2受圧板67と、第2受圧板67およ
びカム板64間に配置される保持板68で回転自在に保
持されて第2受圧板67およびカム板64に転がり接触
する複数の球状ベアリング69と、第1および第2受圧
板66,67間に縮設されるばね70と、第1受圧板6
6に摩擦係合可能として第1受圧板66に対向するとと
もに内周部が入力部材12の円筒部12aにスプライン
結合される第1摩擦板71と、第2受圧板67に摩擦係
合可能として第2受圧板67に対向するとともに内周部
が前記円筒部12aにスプライン結合される第2摩擦板
72と、第1摩擦板71からサンギヤ35側に間隔をあ
けた位置で円筒部12aの外面に嵌着される止め輪75
および第1摩擦板71間に設けられる皿ばね74とを備
える。しかも第1摩擦板71の外周部は第2摩擦板72
の外周部に液密に嵌合されるものであり、第1および第
2摩擦板71,72の外周部間には液室73が形成され
る。また第2受圧板67に保持板68側から係合するス
トッパリング84が筒体39に嵌着されており、該スト
ッパリング84によりばね70のセット荷重が定まる。
【0033】この第2遠心クラッチ20によれば、入力
部材12すなわち第1および第2摩擦板71,72の回
転によって、両摩擦板71,72間に保持される潤滑液
に遠心力が作用し、液室73側に潤滑液が寄せられるこ
とによって液室73の圧力が増加する。而して液室73
の圧力によって両摩擦板71,72には、相互に離反す
る方向の力が作用するが、その力が皿ばね74のばね力
に打ち勝って第1摩擦板71を第1受圧板66に摩擦係
合させるまで移動させたときに第2摩擦板72も第2受
圧板67に摩擦係合し、筒体39すなわちリングギヤ3
6と円筒部12aすなわち入力部材12とが連結される
ことになる。而して皿ばね74のばね力は、入力部材1
2の回転数が、第1遠心クラッチ19の第2設定回転数
よりも高く設定された第3設定回転数となったときに、
第1摩擦板71に生じる押圧力によって第2遠心クラッ
チ20の摩擦係合が開始され、第3設定回転数よりも大
きな第4設定回転数となったときに摩擦係合を完了する
ように設定される。
【0034】ところで、カム板64には、該カム板64
との間に潤滑液溜77を形成するようにしてカバー78
が装着されており、ミッションケース5および固定軸1
7に設けられた潤滑液導入路79が潤滑液溜77に連通
され、入力部材12には、潤滑液溜77の潤滑液を第1
および第2摩擦板71,72の内周部間に導く供給路8
1が設けられる。
【0035】次にこの第1実施例の作用について図5を
参照しながら説明すると、図示しないキック始動装置に
よる回転運動が出力ギヤ7を介して第1ワンウェイクラ
ッチ15の出力部材13に図3の矢印33で示すように
与えられると、出力部材13は内方凹部24の内方噛合
部26をローラーキー22に噛合させる方向に回転し、
ばね23のばね力で定まる設定回転数以下の状態では、
外方凹部25の外方噛合部30と内方凹部24の内方噛
合部26との間にローラーキー22が挟まれて、出力部
材13と、クランク軸6に対して相対回転不能な入力部
材12の円筒部12aとの間で動力伝達が行なわれる。
すなわち第1ワンウェイクラッチ15が動力伝達状態と
なり、上記キック始動装置からの動力がクランク軸6に
入力され、エンジンが始動されることになる。一方、遊
星ギヤ機構14では、第1ワンウェイクラッチ15によ
って出力部材13から入力部材12に動力が伝達されて
いることに伴いサンギヤ35および遊星キャリア37が
一体に回転するので、リングギヤ36もサンギヤ35お
よび遊星キャリア37とともに入力部材12と同一方向
に回転するが、このときの入力部材12の回転数は第1
設定回転数よりも低いことから第1遠心クラッチ19は
動力遮断状態に在り、リングギヤ36は空転する。
【0036】而してエンジンが始動され、クランク軸6
すなわち入力部材12の円筒部12aが、出力部材13
の回転数を超える回転数で回転し始めると、第1ワンウ
ェイクラッチ15では、各ローラーキー22が、ばね2
3のばね力に抗して外方凹部25の収容部28に収容さ
れることになる。これにより第1ワンウェイクラッチ1
5による動力伝達が遮断され、クランク軸6からの回転
動力が出力部材13に伝達されることはない。
【0037】エンジン回転数がアイドル回転数以上であ
る第1設定回転数N1 まで上昇すると、サンギヤ35が
入力部材12とともに回転するのに応じて遊星ギヤ38
を介してリングギヤ36すなわち筒体39が入力部材1
2とは逆方向に回転するとともに、第1遠心クラッチ1
9の係合作動が開始される。これにより回転制御部材1
6には第1遠心クラッチ19の係合力に応じた入力部材
12とは逆方向の回転動力が伝達されるが、回転制御部
材16の入力部材12とは逆方向の回転は第2ワンウェ
イクラッチ18によって阻止されるものであり、筒体3
9すなわちリングギヤ36の回転が制動されることにな
る。このため、リングギヤ36は第1遠心クラッチ19
の係合力に応じて制動されることになり、遊星ギヤ機構
14では、リングギヤ36の回転速度に応じて遊星キャ
リア37がサンギヤ35すなわち入力部材16と同一方
向に回転し、入力部材12の回転速度変化に伴う第1遠
心クラッチ19の係合力変化に応じて変速比を変化させ
ることになり、入力部材12および出力部材13間の伝
達トルクが入力部材12の回転数増大に応じて増大す
る。
【0038】入力部材12の回転数がさらに増大して第
2設定回転数N2 に達すると、第1遠心クラッチ19の
摩擦係合力が最大となり、リングギヤ36の回転が完全
に停止する。したがって遊星ギヤ機構14で定まる一定
の変速比で入力部材12から出力部材13に回転動力が
伝達されることになり、エンジン回転数に比例して出力
部材13に動力が伝達される。これは自動二輪車の低速
走行時に対応するものである。
【0039】入力部材12の回転数が第2設定回転数N
2 以上の第3設定回転数N3 に達すると、第2遠心クラ
ッチ20の係合作動が開始され、入力部材12およびリ
ングギヤ36間が第2遠心クラッチ20の係合力に応じ
て連結され、リングギヤ36は入力部材12と同一方向
に回転することになるので、入力部材12の回転速度変
化に伴う第2遠心クラッチ20の係合力変化に応じて変
速比を変化させながら出力部材13に回転動力が伝達さ
れることになる。この際、第1遠心クラッチ19も係合
状態にあるが、回転制御部材16は入力部材12と同一
方向に回転することが許容されているので、リングギヤ
36が入力部材12と同一方向に回転することは許容さ
れている。
【0040】入力部材12の回転数が第3設定回転数N
3 以上の第4設定回転数N4 に達して第2遠心クラッチ
20の摩擦係合が完了すると、リングギヤ36および筒
体39は入力部材12と一体となって同一方向に回転す
ることになる。而してサンギヤ34およびリングギヤ3
6が入力部材12とともに一体に回転作動するのに伴
い、遊星ギヤ機構14を介して入力部材12および出力
部材13が一体となって回転するようになり、これは自
動二輪車の高速走行時に対応するものである。
【0041】ところで、第2遠心クラッチ20における
皿ばね74の荷重特性は、図6で示すようなものであ
り、最大荷重をセット荷重と定めているときには、第2
遠心クラッチ20の摩擦係合完了時には皿ばね74のば
ね荷重がセット荷重よりも低い値となっている。したが
って減速時には、図5の破線で示すように、第4設定荷
重N4 よりも低い回転数となるまでは高速走行時の状態
が継続される。
【0042】このように本発明に従う無段変速機8で
は、入力部材12および出力部材13を同一軸線上に配
置することでコンパクトな構成とすることが可能であ
り、しかもベルトを用いた従来のものと比べて耐久性の
向上を図ることが可能である。また低速側では遊星ギヤ
機構14で得られる通常の伝達効率を得ることが可能で
あり、また高速側では入力部材12および出力部材13
を直結とした高い伝達効率を得ることが可能となる。
【0043】図7は本発明の第2実施例を示すものであ
り、上記第1実施例に対応する部分には同一の参照符号
を付す。
【0044】入力部材12およびリングギヤ36間に設
けられる第2遠心クラッチ20′は、筒体39から半径
方向内方に張出した第1受圧板66と、筒体39に外周
部がスプライン結合される第2受圧板67と、保持板6
8で回転自在に保持されて第2受圧板67およびカム板
64に転がり接触する複数の球状ベアリング69と、両
受圧板66,67間に縮設されるばね70と、第1受圧
板66に対向する第1摩擦板71と、第2受圧板67に
対向する第2摩擦板72′と、第1摩擦板71を第2摩
擦板72′に近接させる方向のばね力を発揮する皿ばね
74とを備える。
【0045】第2摩擦板72′の内周部は、入力部材1
2の円筒部12aにおける外周にスプライン結合され
る。また、第1摩擦板71の内周部は第2摩擦板72′
の内周部にスプライン結合され、第1摩擦板71の外周
部は第2摩擦板72′の外周部に液密に嵌合され、第1
および第2摩擦板71,72の外周部間には液室73が
形成される。また第2摩擦板72′の内周部外面に止め
輪75が嵌着され、該止め輪75および第1摩擦板71
間に皿ばね74が設けられる。
【0046】この第2実施例によれば、無段変速機の全
体組立時において、第1摩擦板71、第2摩擦板7
2′、皿ばね74および止め輪75を組立体として予め
組立ておくことができ、組立作業能率の向上に寄与する
ことができる。
【0047】以上、本発明の実施例を説明したが、本発
明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の
範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計
変更を行うことが可能である。
【0048】
【発明の効果】以上のように本発明は、入力部材と、該
入力部材と同一軸線まわりに回転自在な出力部材と、入
力部材に結合されるサンギヤおよびリングギヤに噛合さ
れる遊星ギヤが遊星キャリアで回転自在に支承されると
ともに遊星キャリアが出力部材に結合される遊星ギヤ機
構と、入力部材と同一の回転軸線を有する回転制御部材
と、入力部材の回転方向とは逆方向に前記回転制御部材
が回転することを制止するが入力部材の回転方向と同一
方向への回転制御部材の回転を許容して回転制御部材お
よび固定部材間に設けられるワンウェイクラッチと、入
力部材の回転数が第1設定回転数に達するのに応じて係
合を開始するとともに入力部材の回転数が第1設定回転
数よりも大きな第2設定回転数に達したときに係合を完
了するようにして前記リングギヤおよび回転制御部材間
に設けられる第1遠心クラッチと、入力部材の回転数が
第2設定回転数よりも大きな第3設定回転数に達するの
に応じて係合を開始するとともに入力部材の回転数が第
3設定回転数よりも大きな第4設定回転数に達したとき
に係合を完了するようにして入力部材およびリングギヤ
間に設けられる第2遠心クラッチとを備えるので、入力
部材および出力部材を同一軸線上に配置したコンパクト
な構成とすることができ、ベルトを用いた従来のものと
比べて耐久性の向上を図ることが可能であり、さらに高
い伝達効率を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の無段変速機の縦断面図である。
【図2】無段変速機の概略構成図である。
【図3】図1の2−2線拡大断面図である。
【図4】図1の4−4線拡大断面図である。
【図5】伝達トルク特性図である。
【図6】皿ばねの荷重特性図である。
【図7】第2実施例の無段変速機の要部縦断側面図であ
る。
【符号の説明】
8・・・無段変速機 12・・・入力部材 13・・・出力部材 14・・・遊星ギヤ機構 16・・・回転制御部材 17・・・固定部材としての固定軸 18・・・ワンウェイクラッチ 19・・・第1遠心クラッチ 20,20′・・・第2遠心クラッチ 35・・・サンギヤ 36・・・リングギヤ 37・・・遊星キャリア 38・・・遊星ギヤ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力部材(12)と、該入力部材(1
    2)と同一軸線まわりに回転自在な出力部材(13)
    と、入力部材(12)に結合されるサンギヤ(35)お
    よびリングギヤ(36)に噛合される遊星ギヤ(38)
    が遊星キャリア(37)で回転自在に支承されるととも
    に遊星キャリア(37)が出力部材(13)に結合され
    る遊星ギヤ機構(14)と、入力部材(12)と同一の
    回転軸線を有する回転制御部材(16)と、入力部材
    (12)の回転方向とは逆方向に前記回転制御部材(1
    6)が回転することを制止するが入力部材(12)の回
    転方向と同一方向への回転制御部材(16)の回転を許
    容して回転制御部材(16)および固定部材(17)間
    に設けられるワンウェイクラッチ(18)と、入力部材
    (12)の回転数が第1設定回転数に達するのに応じて
    係合を開始するとともに入力部材(12)の回転数が第
    1設定回転数よりも大きな第2設定回転数に達したとき
    に係合を完了するようにして前記リングギヤ(36)お
    よび回転制御部材(16)間に設けられる第1遠心クラ
    ッチ(19)と、入力部材(12)の回転数が第2設定
    回転数よりも大きな第3設定回転数に達するのに応じて
    係合を開始するとともに入力部材(12)の回転数が第
    3設定回転数よりも大きな第4設定回転数に達したとき
    に係合を完了するようにして入力部材(12)およびリ
    ングギヤ(36)間に設けられる第2遠心クラッチ(2
    0,20′)とを備えることを特徴とする無段変速機。
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