JPH08312638A - ボールジョイント構造体 - Google Patents

ボールジョイント構造体

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JPH08312638A
JPH08312638A JP14528595A JP14528595A JPH08312638A JP H08312638 A JPH08312638 A JP H08312638A JP 14528595 A JP14528595 A JP 14528595A JP 14528595 A JP14528595 A JP 14528595A JP H08312638 A JPH08312638 A JP H08312638A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 均一で良好な回動トルクが得られるボールジ
ョイント構造体の提供。 【構成】 球頭部112を有するボールスタッド11
と,ソケット12と,球頭部112とソケット12との
間に介設されたボールシート14と,キャップ21とを
有するボールジョイント構造体1である。加圧力によっ
て部材を内側に向かって変形させる加圧調整部31がソ
ケット12,キャップ21又はボールシート14に形成
されており,組付け時に上記加圧力を制御し,球頭部1
12とボールシート14の締付け状態が所望のものとな
るようにする。加圧調整部31には,キャップ21に設
けた変形容易な薄肉部などがある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,自動車の懸架装置等に
用いられるボールジョイント構造体に関する。
【0002】
【従来技術】回動自在のボールスタッドを有するボール
ジョイント構造体は,例えば自動車の懸架装置等に用い
られている。懸架装置等に用いられているボールジョイ
ント構造体90は,図18に示すように,球頭部911
と軸部912とを有するボールスタッド91と,ボール
スタッド91の球頭部911を回動自在に支承するソケ
ット92と,球頭部911とソケット92との間に介設
されたボールシート93と,ボールシート93の端部を
被うキャップ94とを有する。
【0003】そして,ボールスタッド91が滑らかに回
動するためには,球頭部911とボールシート93との
間に隙間(ガタ)が生じたり,両者の間の締め付け状態
が強くなり過ぎたりしないようにしなければならない。
【0004】しかしながら,各部材91〜94は,一定
の加工公差を許容して製作されるから,上記隙間の発生
や締付け過多状態の発生は避け難いものである。即ち,
球頭部911の球径,ソケット92の軸心位置及びキャ
ップ94の固定部位置,ボールシート93の内球径及び
曲率中心位置等には一定の加工公差があり,製品個体間
にばらつきがある。
【0005】そのため,ボールスタッド91の回動トル
クが大きすぎたり,ガタが生じたり緩すぎたりする。そ
のため,部材91〜94の加工公差を吸収し,ボールス
タッド91の回動を滑らかにし回動トルクを均一にする
ため,各種の対策が取られている。例えば,図19に示
すように,球頭部911の先端側とキャップ94との間
に弾性係数の小さい弾性部材96を配置し,前記加工公
差を吸収する方法が提案されている。
【0006】
【解決しようとする課題】しかしながら,ボールスタッ
ドの回動を滑らか且つ均一にするために改良された従来
のボールジョイント構造体(図19)には次のような問
題がある。第1点は,新たに弾性部材96を設けたため
部品点数が増えたことであり,第2点は製品の個体毎に
生ずる加工誤差の差によって依然としてボールスタッド
の回動トルクに若干の差が生ずることである。
【0007】本発明は,かかる従来の問題点に鑑みて,
部品点数を増やすことなく均一で良好な回動トルクが得
られるボールジョイント構造体を提供しようとするもの
である。
【0008】
【課題の解決手段】本発明は,軸部と球頭部とからなる
ボールスタッドと,該ボールスタッドの球頭部を回動自
在に支承するソケットと,上記球頭部とソケットとの間
に介設されたボールシートと,上記ソケットに固定され
該ボールシートの上端部側又は下端部側を被うキャップ
とを有するボールジョイント構造体であって,上記ソケ
ット,キャップ又はボールシートには,外側から加えた
加圧力によって該部材を内側に向かって変形させること
のできる加圧調整部が予め形成されており,全体を組付
ける際に上記加圧調整部に対する加圧力を制御し,上記
球頭部とボールシートとの間の締め付け状態が所望のも
のとなるように調整することを特徴とするボールジョイ
ント構造体にある。
【0009】本発明において最も注目すべきことは,ソ
ケット,キャップ又はボールシートに加圧調整部を設け
ておき,全体を組上げる際に加圧調整部に加圧力を加え
て球頭部とボールシートとの間の締付け状態が所望のも
のとなるようにしたことである。上記加圧調整部には,
例えば,キャップに設けた変形が容易な薄肉部がある
(図2,図3参照)。キャップに上記のような薄肉部を
設けておき,該薄肉部又はその周辺に外側から加圧力を
加えれば,該薄肉部又はその周辺を内側に向かって変形
させることができるからである(図1,図4参照)。
【0010】上記加圧調整部の他の例として,キャップ
の縁端部にソケットをかしめて固定する構造を採用し,
キャップの縁端部における内外両面を外面側からかしめ
て挟持する挟持部をソケットに設け,該挟持部が挟持す
るキャップの縁端部の内面側に形成した欠肉部を上記加
圧調整部とするものがある(図5,符号331参照)。
【0011】上記挟持部を外面側からキャップの縁端部
に押圧すれば,キャップが塑性変形し上記欠肉部内に周
辺の肉部が進入し徐々に該欠肉部を狭小化することがで
きる。そして,これによる上記欠肉部の狭小化の程度
(大小)によって,キャップの内側への陥入の程度を変
化させることができるからである(図5から図6への変
形参照)。
【0012】
【作用及び効果】本発明にかかるボールジョイント構造
体のソケット,キャップ又はボールシートには,外側か
ら加えた加圧力によって上記部材を内側に変形すること
のできる加圧調整部が予め形成されている。それ故,上
記ボールジョイント構造体を組付ける際に上記加圧調整
部に加圧力を加えれば,該加圧調整部を設けた部材(ソ
ケット,キャップ又はボールシート)が内側に向かって
変形する。
【0013】そして,この内側に向かった変形の大きさ
は,上記加圧力の大小によって変化する。その結果,上
記加圧力によって球頭部とボールシートとの間の締付け
状態も変化する。即ち,球頭部とボールシートとの隙間
が大きめになるよう予め組付けておき,上記加圧力を適
度な値とすることによって球頭部とボールシートとの間
の締付け状態を調整することができる。
【0014】そして,球頭部とボールシートとの間の締
め付け状態を適度とすることにより,ボールスタッドの
回動運動を所望の滑らかさを持った適度の回動トルクの
ものとすることができる。また,上記球頭部とボールシ
ートの締付け強度は製品の個体別に調整するから製品個
体毎に生ずる加工公差のバラツキをこれによって吸収す
ることができ,製品の品質を均一にすることができる。
【0015】また,本発明にかかるボールジョイント構
造体は,加圧調整部を設けるという比較的容易な構造変
更が要部であり,新たな追加部品は必要なく,コストの
上昇を低目に抑制することができる。上記のように,本
発明によれば,部品点数を増やすことなく均一で良好な
回動トルクが得られるボールジョイント構造体を得るこ
とができる。
【0016】
【実施例】
実施例1 本発明の実施例1にかかるボールジョイント構造体につ
き,図1,図2を用いて説明する。本例は,図1に示す
ように,軸部111と球頭部112とからなるボールス
タッド11と,ボールスタッド11の球頭部112を回
動自在に支承するソケット12と,球頭部112とソケ
ット12との間に介設されたカップ状のボールシート1
4と,ソケット12に固定されボールシート14の上端
部側を被うキャップ21とを有するボールジョイント構
造体1である。
【0017】キャップ21には,図1,図2に示すよう
に,外側から加えた加圧力によってキャップ21を内側
に向かって変形させることのできる加圧調整部31が予
め形成されており,全体を組付ける際に加圧調整部31
に対する加圧力を制御し,上記球頭部112とボールシ
ート14との間の締め付け状態が所望のものとなるよう
に調整される。
【0018】加圧調整部31は,キャップ21に設けた
薄肉部である。該薄肉部は,キャップ21の内面側に形
成され,キャップ21の縁部の近くを一周する環状の溝
をなす。そして,図2に示すように,ボールジョイント
構造体1を組み上げた後に,加圧工具81をキャップ2
1の上方から押圧して,キャップ21を変形させ,図1
に示すように,球頭部112とボールシート14との間
の締め付け状態が適度となるようにする。
【0019】なお,キャップ21の材料は,鋼板であ
り,ボールシート14の材料はポリアセタールなどの合
成樹脂である。図1,図2において,符号121は,キ
ャップ21をかしめ固定するソケット12の挟持部であ
る。
【0020】次に本例のボールジョイント構造体1の作
用効果について述べる。本例では,キャップ21の内面
側に,加圧調整部31である環状の薄肉部が設けられて
いる。そして,上記環状薄肉部の中央側(円心側)を加
圧治具81で押圧することにより,キャップ21と共に
ボールシート14を内側に向かって変形させることがで
き,これによって球頭部112とボールシート14との
間の締め付け状態が変化する。
【0021】また,この変形の程度は,加圧治具81の
押圧力によって変化する。それ故,球頭部112とボー
ルシート14との間の締め付け状態が緩めとなるよう組
付けた後,上記押圧力を徐々に加えながら,上記締め付
け状態を変化させ,ボールスタッド11のソケット12
に対する回動トルクを検知し,ボールスタッド11に所
望の回動トルクが得られるようにすることができる。
【0022】従って,ボールジョイント構造体1の製品
個体間に寸法のばらつき等があった場合でも,各ボール
ジョイント構造体1は均一で良好な回動トルクが得られ
る。また,加圧調整部31を設ける他には新規部品の追
加は不要でありコストの上昇を低目に抑制することがで
きる。上記のように,本例によれば,部品点数をふやす
ことなく均一で良好な回動トルクが得られるボールジョ
イント構造体1を得ることができる。
【0023】実施例2 本例は,図3,図4に示すように,実施例1において,
加圧調整部32をキャップ22の外面側に設けた複数個
の凹部としたもう1つの実施例である。即ち,図3,図
4に示すように,キャップ22の外面側に複数個の凹部
を形成して薄肉部を形成し,これを加圧調整部32とす
る。
【0024】そして,図3に示すように,加圧調整部3
2を加圧治具82で押圧し,図4に示すように,キャッ
プ22の内面側に凸部321を形成する。そして,これ
によってボールシート15の上方が押圧され,図4に示
すように,ボールシート15と球頭部112とを隙間が
ないように接触させることができる。その結果,ボール
スタッド11はソケット12に対して滑らかに回動す
る。その他については,実施例1と同様である。
【0025】実施例3 本例は,図5に示すように,キャップ23の縁端部の内
面231側に欠肉部331を形成してキャップ23の加
圧調整部33としたもう1つの実施例である。即ち,図
5に示すように,ソケット12は,キャップ23の縁端
部における内外両面231,232を外面側からかしめ
て挟持する挟持部121を有しており,加圧調整部33
は挟持部121が挟持するキャップ23の縁端部の内面
231側に形成された欠肉部331である。
【0026】上記欠肉部331は,キャップ23の縁端
部を1周するように環状に形成されている。そして,図
5に示すように,挟持部121を加圧ローラ83によっ
て押圧し,その加圧力によって縦長形状の欠肉部331
を図6に示す横長形状の欠肉部332に変形させる。
【0027】同時に,キャップ23の内面231が内側
に陥入し,ボールシート15を内側の方向に押圧する。
その結果,図6に示すように,ボールシート15と球頭
部112とは隙間が生じないように接触し適度な締め付
け状態となる。そして,ボールスタッド11はソケット
12に対して滑らかに回動する。その他については,実
施例1と同様である。
【0028】実施例4 本例は,図7に示すように,ボールシート16の上部に
鍔部161を設け,これをソケット12の挟持部121
によって挟持される加圧調整部34としたもう1つの実
施例である。即ち,ソケット12の挟持部121は,キ
ャップ24の縁端部と鍔部161の両方を挟持する。そ
して,挟持部121を押圧すると,キャップ24に比べ
てより変形し易い樹脂製のボールシート16の鍔部16
1が押し潰される。
【0029】その結果,キャップ24がソケット12の
内側方向に陥入しボールシート16を圧迫する。そし
て,図7に示すように,ボールシート16と球頭部11
2との間に隙間がなくなり,適度な締め付け状態となる
よう両者を接触させることができ,ボールスタッド11
はソケット12に対して滑らかに回動する。その他につ
いては,実施例1と同様である。
【0030】実施例5 本例は,図8に示すように,ソケット13は球頭部11
2の頂部を被うように形成されていると共にキャップ2
5はボールシート17の下端部側を被うように形成され
ており,キャップ25の加圧調整部をキャップ25の側
部251に設けた凹部255としたもう1つの実施例で
ある。
【0031】ソケット13は球頭部112の頂部を含む
三方を被い,キャップ25はボールシート17の下端部
側を被うと共にソケット13の開口部側に設けたソケッ
ト13の挟持部131によってソケット13にかしめ固
定される。また,キャップ25は,図10に示すよう
に,上記挟持部131によって挟持される固定部252
とボールシート17の下側部に当接する側部251とを
有する。
【0032】そして,側部251には,リング状の凹部
255(図9)が形成されており,側部251は,凹部
255を狭隘化することにより,内側の方向に変形す
る。即ち,固定部252をソケット13に固定した後,
図8に示すように,矢印F方向からプレスする加圧治具
84によって側部251を外下方から内上方に圧迫し,
側部251を図10の破線のように変形させ,同時にボ
ールシート17の下部を球頭部112に押圧する。
【0033】その結果,球頭部112とボールシート1
7との間の隙間が消滅すると共に両者の締め付け状態が
適度となり,ボールスタッド11はソケット13に対し
て滑らかに回動する。その他については,実施例1と同
様である。
【0034】実施例6 本例は,図11,図12に示すように,実施例5におい
て,加圧調整部の凹部256を上下に走る4本の溝とし
たもう1つの実施例である。即ち,キャップ25の側部
251には,上下方向に走る溝形の凹部256が形成さ
れている。そして,加圧治具84(図11)を用いてキ
ャップ25の側部251を押圧し,図13に示すよう
に,凹部256を狭隘化してキャップ25を内側に変形
させる。その他については,実施例5と同様である。
【0035】実施例7 本例は,図14,図15に示すように,実施例5におい
て,キャップの側部に凹部を設けず,キャップ25の固
定部253とソケット13の挟持部131との間に空隙
部257を設け,これをキャップ25の加圧調整部とし
たもう1つの実施例である。即ち,図14に示すよう
に,固定部253の上面と挟持部131との間に空隙部
257が生ずるように,挟持部131の内側を階段状に
形成し,加圧ローラ83によって挟持部131を押圧す
る。
【0036】その結果,図15に示すように,固定部2
53が変形し,空隙部257は狭められる。そして,キ
ャップ25とボールシート17とが上方に押し上げら
れ,球頭部112に対する締付け状態が変化する。その
他については,実施例5と同様である。
【0037】実施例8 本例は,図16,図17に示すように,実施例5におい
て,キャップの側部に凹部を設けず,ボールシート18
に鍔部181を設けて加圧調整部とし,ソケット13の
挟持部131がキャップ25の固定部253と鍔部18
1とを挟持するようにしたもう1つの実施例である。即
ち,図16に示すように,挟持部131にキャップ25
の固定部253とボールシート18の鍔部181とを挟
持させ,加圧ローラ83で挟持部131を押圧する。
【0038】その結果,図17に示すように,ボールシ
ート18の鍔部181が押し潰されてキャップ25とボ
ールシート18が上方に押し上げられ球頭部112に対
する締め付け状態が変化する。なお,図17,図18に
おいて符号182は,ボールシート18の変形を容易に
するための空隙である。その他については実施例5と同
様である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1のボールジョイント構造体の断面図。
【図2】実施例1のボールジョイント構造体の加圧変形
前における要部断面図。
【図3】実施例2のボールジョイント構造体の加圧変形
前における要部断面図。
【図4】実施例2のボールジョイント構造体の加圧変形
後における要部断面図。
【図5】実施例3のボールジョイント構造体の加圧変形
前における要部断面図。
【図6】実施例3のボールジョイント構造体の加圧変形
後における要部断面図。
【図7】実施例4のボールジョイント構造体の要部断面
図。
【図8】実施例5のボールジョイント構造体の要部断面
図。
【図9】図8のA−A矢視線断面図。
【図10】実施例5のキャップの加圧変形の模式的説明
図。
【図11】実施例6のボールジョイント構造体の断面
図。
【図12】図11のB−B矢視線断面図。
【図13】実施例6のキャップの加圧変形の模式的説明
図。
【図14】実施例7の加圧調整部近傍の拡大図(加圧変
形前)。
【図15】実施例7の加圧調整部近傍の拡大図(加圧変
形後)。
【図16】実施例8の加圧調整部近傍の拡大図(加圧変
形前)。
【図17】実施例8の加圧調整部近傍の拡大図(加圧変
形後)。
【図18】従来のボールジョイント構造体の断面図。
【図19】他の従来のボールジョイント構造体の要部断
面図。
【符号の説明】
1...ボールジョイント構造体, 11...ボールスタッド, 112...球頭部, 12,13...ソケット, 14〜18...ボールシート, 21〜25...キャップ, 31〜34...加圧調整部,

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸部と球頭部とからなるボールスタッド
    と,該ボールスタッドの球頭部を回動自在に支承するソ
    ケットと,上記球頭部とソケットとの間に介設されたボ
    ールシートと,上記ソケットに固定され該ボールシート
    の上端部側又は下端部側を被うキャップとを有するボー
    ルジョイント構造体であって,上記ソケット,キャップ
    又はボールシートには,外側から加えた加圧力によって
    該部材を内側に向かって変形させることのできる加圧調
    整部が予め形成されており,全体を組付ける際に上記加
    圧調整部に対する加圧力を制御し,上記球頭部とボール
    シートとの間の締め付け状態が所望のものとなるように
    調整することを特徴とするボールジョイント構造体。
  2. 【請求項2】 請求項1において,上記加圧調整部は,
    上記キャップに設けた変形が容易な薄肉部であることを
    特徴とするボールジョイント構造体。
  3. 【請求項3】 請求項1において,上記ソケットは,上
    記キャップの縁端部における内外両面を外面側からかし
    めて挟持する挟持部を有しており,上記加圧調整部は,
    上記挟持部が挟持する上記キャップの縁端部内面側に形
    成された欠肉部であることを特徴とするボールジョイン
    ト構造体。
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