JPH08312474A - エアクリーナ - Google Patents

エアクリーナ

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JPH08312474A
JPH08312474A JP12234895A JP12234895A JPH08312474A JP H08312474 A JPH08312474 A JP H08312474A JP 12234895 A JP12234895 A JP 12234895A JP 12234895 A JP12234895 A JP 12234895A JP H08312474 A JPH08312474 A JP H08312474A
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JP
Japan
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air
cover body
filter element
side chamber
peripheral edge
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JP12234895A
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Eiichi Komatsu
栄一 小松
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Daihatsu Motor Co Ltd
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Daihatsu Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】気化器の真上に設けるようにしたタイプのエア
クリーナにおいて、構造を複雑化することなく、濾過効
率とフィルターエレメントの耐久性とを向上する。 【構成】カバー体9の上面9bを、緩い曲率で上向き凸
となるように湾曲した断面に形成する。ダストサイド室
11の上下高さ寸法Hを、空気導入口14寄りの前部が
低く奥部が高くなり、且つ、空気出口13に対応した部
位が最も高くなるように設定する。ダストサイド室11
内での空気の流れ抵抗が低減することにより、ダストサ
イド室11内での空気の流れが促進されるため、空気が
フィルターエレメント10を広い範囲にわたって分散し
た状態で通過する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関におけるエア
クリーナの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】エアクリーナは、一般に、上向きに開口
したケース本体と下向きに開口したカバー体とでフィル
ターエレメントを挟み固定して、カバー体とフィルター
エレメントとの間をダストサイド室に形成し、フィルタ
ーエレメントとケース本体との間をクリーンサイド室に
形成しており、気化器の真上に取付けるようにした直上
型の場合は、カバー体の側面に設けた空気導入口から大
気をダストサイド室に導入し、フィルターエレメントで
濾過されたクリーンエアを、ケース本体の下面に形成し
た空気出口から気化器に送るように構成している。
【0003】そして、カバー体をケース本体に着脱自在
に固定する手段としては、例えば実開平3−10590
9号公報等に記載されているように、カバー体の中心部
に貫通したセンターボルトをケース本体にねじ込むこと
によって固定する手段と、カバー体の周縁とケース本体
の周縁とを線材製や金属板製等のクランプ体で挟み固定
する手段とがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このうち、カバー体の
周縁とケース本体の周縁とをクランプ体で挟み固定する
手段は、センターボルトでカバー体を固定する手段に比
べて、ダストサイド室に流入した空気の流れ抵抗を低減
できる利点を有するが、カバー体の剛性が低下するた
め、内燃機関の運転時にカバー体の上面が激しく振動し
て騒音の原因になるという問題があった。
【0005】また、従来の直上型のエアクリーナでは、
ダストサイド室の高さ寸法(カバー体の上面とフィルタ
ーエレメントとの間の間隔寸法)を略一定に設定してい
るが、この従来の形態では、フィルターエレメントのう
ち空気導入口寄りの部位を空気が集中的に通過する現象
が生じており、このため濾過効率及びフィルターエレメ
ントの耐久性が低いという問題があった。
【0006】本発明はこの問題を解消することを目的と
するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明は、「上向きに開口したケース本体と、該ケース
本体を覆う下向き開口のカバー体とを備え、ケース本体
の周縁とカバー体の周縁との間にフィルターエレメント
の周縁を介挿し、ケース本体の周縁とカバー体の周縁と
をクランプ体で挟持することにより、カバー体とフィル
ターエレメントとの間の空間をダストサイド室に、フィ
ルターエレメントとケース本体との間の空間をクリーン
サイド室に各々形成し、更に、前記ケース本体の下面に
空気出口を設ける一方、カバー体の一側面には空気導入
口を設けて成るエアクリーナにおいて、前記カバー体の
上面を、上向き凸状に緩く湾曲する曲面に形成し、且
つ、前記カバー体の上面とフィルターエレメントとの間
の間隔寸法を、前記空気導入口寄りの部位から空気出口
に対応した部位まで徐々に高くなるように設定する」の
構成にした。
【0008】
【発明の作用・効果】このように構成すると、カバー体
の上面を上向き凸状に湾曲させたことにより、当該カバ
ー体の上面は変形しにくくなって剛性が向上するから、
カバー体とケース本体とをその周縁のみにおいて挟み固
定したものでありながら、内燃機関の運転時にカバー体
の上面が激しく振動することを防止又は著しく低減する
ことができるのであり、これにより、エアクリーナの箇
所の騒音を低減することができる。
【0009】ところで、従来のようにダストサイド室の
高さを略一定に設定した形態において、フィルターエレ
メントのうち空気導入口寄りの部位を空気が集中的に通
過するのは、ダストサイド室の奥に行くに従って空気の
流れ抵抗が増大して、ダストサイド室の奥部に空気がこ
もってしまって、ダストサイド室内部での空気の流れが
悪くなるためと考えられる。
【0010】これに対して上記本願の構成にすると、ダ
ストサイド室の高さが奥に向けて高くなるから、ダスト
サイド室内での空気の流れ抵抗が著しく減少して、ダス
トサイド室内での空気の流れが著しく促進されることに
なる。従って、ダストサイド室内の空気は従来に比べて
広く分散した状態でフィルターエレメントを通過するこ
とになり、これにより、濾過効率及びフィルターエレメ
ントの耐久性を向上することができる。
【0011】そして、ダストサイド室の形状を工夫する
だけの簡単な構造であるから、製造コストがアップする
こともない。このように本発明は、ケース本体とカバー
体とをその周縁において挟み固定したタイプのエアクリ
ーナにおいて、製造コストのアップを招来することな
く、騒音を低減できると共に濾過効率及びフィルターエ
レメントの耐久性を向上できる効果を有する。
【0012】
【実施例】次に、本発明を自動車用内燃機関のエアクリ
ーナに適用した実施例を図面に基づいて説明する。図1
は車両のエンジンルームの概略平面図、図2は図1の要
部拡大図であり、これらの図において符号1は車体フレ
ームを示す。車体フレーム1のエンジンルーム内には、
クランク軸が走行方向と直交して延びるようにしてシリ
ンダブロック2を搭載している。
【0013】シリンダブロック2の背面には、各気筒に
吸気するための吸気マニホールド3が装着されている。
シリンダブロック2の上端に取付けたシリンダヘッドカ
バー4の上面には、ブラケット5を介してエアクリーナ
6を螺着しており、このエアクリーナ6の下面に装着し
た気化器7から吸気マニホールドに送気される。図3に
示すように、前記エアクリーナ6は、上向きに開口した
ケース本体8と、下向きに開口したカバー体9と、紙製
等のフィルターエレメント10とを備えており、フィル
ターエレメント10の周縁をカバー体9の周縁とケース
本体8の周縁とで挟み固定することにより、カバー体9
とフィルターエレメント10との間の空間をダストサイ
ド室11に形成し、フィルターエレメント10とケース
本体8との間の空間をクリーンサイド室12に形成して
いる。
【0014】ケース本体8の奥部下面に空気出口13を
形成し、これに連通するように気化器7を取付けてい
る。他方、カバー体9の前面には空気導入口14が形成
されており、この空気導入口14に、断面小判型の空気
取り入れダクト15を接続している。空気取り入れダク
ト15は平面視略L字状に形成されている。カバー体9
とケース本体8とを固定するに当たっては、カバー体9
における周縁9aの後部に形成した係止部(図示せず)
を、ケース本体8における周縁8aの後部に形成した係
合部(図示せず)に抜き差し自在に差し込み係止し、カ
バー体9における周縁9aの前端部とケース本体8にお
ける周縁8aの前端部とを、線材製や金属板製等のクラ
ンプ体16で挟み固定している。
【0015】そして、図3及び図4に示すように、カバ
ー体9の上面9bを、側断面と正断面との両方の状態で
上向き凸となるように緩い曲率に湾曲形成する。また、
ダストサイド室11の上下高さ寸法H(カバー体9の上
面9bとフィルターエレメント10との間の間隔寸法)
を、ダストサイド室11の前部から奥部に向けて拡大す
ると共に、ケース本体8の空気出口13に対応した部位
において最も高くなるように設定する。
【0016】また、ケース本体8の下面を水平状に形成
する一方、フィルターエレメント10を側面視で後傾状
の姿勢に配置することにより、クリーンサイド室12の
高さ寸法を、前部において低く奥部において高くなるよ
うに設定している。図1の符号17で示すのはラジェー
タである。以上の構成において、大気導入ダクト15か
らダストサイド室11に流入した空気はフィルターエレ
メント10を通過してクリーンサイド室12に至る。
【0017】この場合、ダストサイド室11の高さ寸法
が前部から奥部に向けて拡大するように形成されている
ことにより、ダストサイド室11内での空気の流れ抵抗
が著しく低減するから、ダストサイド室11での空気の
流れが従来に比べて著しく促進されることになる。従っ
て、ダストサイド室11内の空気は広く分散した状態で
フィルターエレメント10を通過することになり、これ
により、濾過効率とフィルターエレメント10の耐久性
とを向上できるのである。
【0018】なお、実施例のように、空気出口13をケ
ース本体8の後部に配置すると共に、クリーンサイド室
12の高さ寸法を前部が低く奥部が高くなるように設定
すると、空気出口13からの吸引による負圧をフィルタ
ーエレメント10の広い範囲にわたって均等に作用させ
ることができるので、濾過効率をより一層向上すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両のエンジンルームの概略平面図である。
【図2】図1の要部拡大図である。
【図3】図2のIII − III視断面図である。
【図4】図2のIV−IV視断面図である。
【図5】図2のV−V視断面図である。
【符号の説明】
1 車体フレーム 2 シリンダブロック 4 シリンダヘッドカバー 6 エアクリーナ 7 気化器 8 ケース本体 9 カバー体 10 フィルターエレメント 11 ダストサイド室 12 クリーンサイド室 13 空気出口 14 空気導入口 15 大気空気導入ダクト 16 クランプ体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上向きに開口したケース本体と、該ケース
    本体を覆う下向き開口のカバー体とを備え、ケース本体
    の周縁とカバー体の周縁との間にフィルターエレメント
    の周縁を介挿し、ケース本体の周縁とカバー体の周縁と
    をクランプ体で挟持することにより、カバー体とフィル
    ターエレメントとの間の空間をダストサイド室に、フィ
    ルターエレメントとケース本体との間の空間をクリーン
    サイド室に各々形成し、更に、前記ケース本体の下面に
    空気出口を設ける一方、カバー体の一側面には空気導入
    口を設けて成るエアクリーナにおいて、 前記カバー体の上面を、上向き凸状に緩く湾曲する曲面
    に形成し、且つ、前記カバー体の上面とフィルターエレ
    メントとの間の間隔寸法を、前記空気導入口寄りの部位
    から空気出口に対応した部位まで徐々に高くなるように
    設定したことを特徴とするエアクリーナ。
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