JP3222355B2 - エアクリーナ - Google Patents

エアクリーナ

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JP3222355B2
JP3222355B2 JP12234895A JP12234895A JP3222355B2 JP 3222355 B2 JP3222355 B2 JP 3222355B2 JP 12234895 A JP12234895 A JP 12234895A JP 12234895 A JP12234895 A JP 12234895A JP 3222355 B2 JP3222355 B2 JP 3222355B2
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  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関におけるエア
クリーナの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】エアクリーナは、一般に、上向きに開口
したケース本体と下向きに開口したカバー体とで、板状
に構成したフィルターエレメントを挟み固定して、カバ
ー体とフィルターエレメントとの間をダストサイド室に
形成し、フィルターエレメントとケース本体との間をク
リーンサイド室に形成しており、気化器の真上に取付け
るようにした直上型の場合は、カバー体の側面に設けた
空気導入口から大気をダストサイド室に導入し、フィル
ターエレメントで濾過されたクリーンエアを、ケース本
体の下面に形成した空気出口から気化器に送るように構
成している。
【0003】そして、カバー体をケース本体に着脱自在
に固定する手段としては、例えば実開平3−10590
9号公報等に記載されているように、カバー体の中心部
に貫通したセンターボルトをケース本体にねじ込むこと
によって固定する手段と、カバー体の周縁とケース本体
の周縁とを線材製や金属板製等のクランプ体で挟み固定
する手段とがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このうち、カバー体の
周縁とケース本体の周縁とをクランプ体で挟み固定する
手段は、センターボルトでカバー体を固定する手段に比
べて、ダストサイド室に流入した空気の流れ抵抗を低減
できる利点を有するが、カバー体の剛性が低下するた
め、内燃機関の運転時にカバー体の天井板が激しく振動
して騒音の原因になるという問題があった。
【0005】また、従来の直上型のエアクリーナでは、
ダストサイド室の高さ寸法(カバー体の天井板と板状
ィルターエレメントの表面との間の間隔寸法)を略一定
に設定しているが、この従来の形態では、板状フィルタ
ーエレメントのうち空気導入口寄りの部位を空気が集中
的に通過する現象が生じており、このため濾過効率及び
フィルターエレメントの耐久性が低いという問題があっ
た。
【0006】本発明はこの問題を解消することを目的と
するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明は、「上向きに開口したケース本体と、該ケース
本体を覆う下向き開口のカバー体とを備え、ケース本体
の周縁とカバー体の周縁との間に、板状に構成したフィ
ルターエレメントの周縁を介挿し、ケース本体の周縁と
カバー体の周縁とをクランプ体で挟持することにより、
前記カバー体の天井板と前記板状フィルターエレメント
の表面との間の空間をダストサイド室に、前記板状フィ
ルターエレメントの裏面と前記ケース本体の底板との間
の空間をクリーンサイド室に各々形成し、更に、前記ケ
ース本体の底板に前記クリーンサイド室からの空気出口
を設ける一方、前記カバー体の一つの側面板に前記ダス
トサイド室への空気導入口を、当該空気導入口の軸線が
前記板状フィルターエレメントの表面と略平行に延びる
ように設けて成るエアクリーナにおいて、前記カバー体
における天井板を、前記空気導入口の軸線と平行な方向
の断面及び前記空気導入口の軸線と直角な方向の断面の
両方において上向き凸状に緩く湾曲する曲面に形成し、
且つ、前記カバー体の天井板と板状フィルターエレメン
トの表面との間の間隔寸法を、前記空気導入口寄りの部
位から離れるにつれて高くなるように構成する一方、前
記ケース本体からの空気出口を、ケース本体における底
板のうち前記空気導入口から離れた部位に配設し、更
に、前記ケース本体における底板を、当該底板と板状フ
ィルターエレメントの裏面との間の間隔寸法が前記カバ
ー体における空気導入口から離れるにつれて高くなるよ
うに板状フィルターエレメントの裏面に対して傾斜
る。」という構成にした。
【0008】
【発明の作用・効果】このように構成すると、カバー体
の天井板を、前記空気導入口の軸線と平行な方向の断面
及び前記空気導入口の軸線と直角な方向の断面の両方に
おいて上向き凸状に緩く湾曲する曲面に形成したことに
より、当該カバー体の天井板は変形しにくくなって剛性
が向上するから、カバー体とケース本体とをその周縁の
みにおいて挟み固定したものでありながら、内燃機関の
運転時にカバー体の天井板が激しく振動することを防止
又は著しく低減することができるのであり、これによ
り、エアクリーナの箇所の騒音を低減することができ
る。
【0009】ところで、従来のようにダストサイド室の
高さを略一定に設定した形態において、フィルターエレ
メントのうち空気導入口寄りの部位を空気が集中的に通
過するのは、ダストサイド室の奥に行くに従って空気の
流れ抵抗が増大して、ダストサイド室の奥部に空気がこ
もってしまって、ダストサイド室内部での空気の流れが
悪くなるためと考えられる。
【0010】これに対して前記したように、前記カバー
体の天井板と板状フィルターエレメントの表面との間の
間隔寸法を、前記空気導入口寄りの部位から離れるにつ
れて高くなるように構成すると、ダストサイド室の高さ
が奥に向けて高くなるから、ダストサイド室内での空気
の流れ抵抗が著しく減少して、ダストサイド室内での空
気の流れが著しく促進されることになる。従って、ダス
トサイド室内の空気は従来に比べて広く分散した状態で
フィルターエレメントを通過することになり、これによ
り、濾過効率及びフィルターエレメントの耐久性を向上
することができる。
【0011】そして、ダストサイド室の形状を工夫する
だけの簡単な構造であるから、製造コストがアップする
こともない。このように本発明は、ケース本体とカバー
体とをその周縁において挟み固定したタイプのエアクリ
ーナにおいて、製造コストのアップを招来することな
く、騒音を低減できると共に濾過効率及び板状フィルタ
ーエレメントの耐久性を向上できる効果を有する。しか
も、前記ケース本体からの空気出口を、ケース本体にお
ける底板のうち前記空気導入口から離れた部位に配設
し、更に、前記ケース本体における底板を、当該底板と
板状フィルターエレメントの裏面との間の間隔寸法が前
記カバー体における空気導入口から離れるにつれて高く
なるように板状フィルターエレメントの裏面に対して傾
斜したことにより、空気出口からの吸引による負圧をフ
ィルタ ーエレメント裏面の広い範囲にわたって均等に作
用させることができるので、濾過効率をより一層向上す
ることができる効果をも有する。
【0012】
【実施例】次に、本発明を自動車用内燃機関のエアクリ
ーナに適用した実施例を図面に基づいて説明する。図1
は車両のエンジンルームの概略平面図、図2は図1の要
部拡大図であり、これらの図において符号1は車体フレ
ームを示す。車体フレーム1のエンジンルーム内には、
クランク軸が走行方向と直交して延びるようにしてシリ
ンダブロック2を搭載している。
【0013】シリンダブロック2の背面には、各気筒に
吸気するための吸気マニホールド3が装着されている。
シリンダブロック2の上端に取付けたシリンダヘッドカ
バー4の上面には、ブラケット5を介してエアクリーナ
6を螺着しており、このエアクリーナ6の下面に装着し
た気化器7から吸気マニホールドに送気される。図3に
示すように、前記エアクリーナ6は、上向きに開口した
ケース本体8と、下向きに開口したカバー体9と、板状
に構成した紙製等のフィルターエレメント10とを備え
ており、この板状フィルターエレメント10の周縁をカ
バー体9の周縁とケース本体8の周縁とで挟み固定する
ことにより、カバー体9の天井板9bとフィルターエレ
メント10の表面との間の空間をダストサイド室11に
形成する一方、前記フィルターエレメント10の裏面と
ケース本体8の底板8bとの間の空間をクリーンサイド
室12に形成している。
【0014】前記ケース本体8の底板8bに、前記クリ
ーンサイド室12からの空気出口13を形成し、これに
連通するように気化器7を取付けている。他方、カバー
体9の一つの側面板には、前記ダストサイド室11への
空気導入口14が、その軸線が前記板状フィルターエレ
メント10の表面と略平行に延びるように形成されてお
り、この空気導入口14に、断面小判型の空気取り入れ
ダクト15を接続している。この空気取り入れダクト1
5は平面視略L字状に形成されている。カバー体9とケ
ース本体8とを固定するに当たっては、カバー体9にお
ける周縁9aの後部に形成した係止部(図示せず)を、
ケース本体8における周縁8aの後部に形成した係合部
(図示せず)に抜き差し自在に差し込み係止し、カバー
体9における周縁9aの前端部とケース本体8における
周縁8aの前端部とを、線材製や金属板製等のクランプ
体16で挟み固定している。
【0015】そして、図3及び図4に示すように、カバ
ー体9の天井板9bを、前記空気導入口14の軸線と平
行な方向の断面(図3)及び前記空気導入口14の軸線
と直角な方向の断面(図4)の両方において上向き凸状
に緩く湾曲する曲面に形成する。また、ダストサイド室
11の上下高さ寸法H(カバー体9の天井板9bと板状
フィルターエレメント10の表面との間の間隔寸法)
を、前記空気導入口14寄りの部位から離れるにつれて
高くなるように構成する。
【0016】また、ケース本体8の底板8bを水平状に
形成する一方、フィルターエレメント10を側面視で後
傾状の姿勢に配置することにより、クリーンサイド室1
2の高さ寸法を、前部において低く奥部において高くな
るように設定している。換言すると、ケース本体8の底
板8bを、当該底板8bと板状フィルターエレメント1
0の裏面との間の間隔寸法が前記カバー体8における空
気導入口14から離れるにつれて高くなるように板状フ
ィルターエレメント10の裏面に対して傾斜する一方、
この底体8bのうち前記カバー体8における空気導入口
14から離れか部位に、前記空気出口13を配設する。
図1の符号17で示すのはラジェータである。以上の構
成において、大気導入ダクト15からダストサイド室1
1に流入した空気はフィルターエレメント10を通過し
てクリーンサイド室12に至る。
【0017】この場合、ダストサイド室11の高さ寸法
Hが、空気導入口14寄りの部位から離れるにつれて高
くなるように構成されていることにより、ダストサイド
室11内での空気の流れ抵抗が著しく低減するから、ダ
ストサイド室11での空気の流れが従来に比べて著しく
促進されることになる。従って、ダストサイド室11内
の空気は広く分散した状態でフィルターエレメント10
を通過することになり、これにより、濾過効率とフィル
ターエレメント10の耐久性とを向上できるのである。
【0018】しかも、前記したように、ケース本体8の
底板8bを、当該底板8bと板状フィルターエレメント
10の裏面との間の間隔寸法が前記カバー体8における
空気導入口14から離れるにつれて高くなるように板状
フィルターエレメント10の裏面に対して傾斜する一
方、この底体8bのうち前記カバー体8における空気導
入口14から離れか部位に、前記空気出口13を配設し
たことより、空気出口13からの吸引による負圧をフィ
ルターエレメント10の広い範囲にわたって均等に作用
させることができるので、濾過効率をより一層向上する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両のエンジンルームの概略平面図である。
【図2】図1の要部拡大図である。
【図3】図2のIII − III視断面図である。
【図4】図2のIV−IV視断面図である。
【図5】図2のV−V視断面図である。
【符号の説明】
1 車体フレーム 2 シリンダブロック 4 シリンダヘッドカバー 6 エアクリーナ 7 気化器 8 ケース本体8b ケース本体の底板 9 カバー体9b カバー体の天井板 10 フィルターエレメント 11 ダストサイド室 12 クリーンサイド室 13 空気出口 14 空気導入口 15 大気空気導入ダクト 16 クランプ体

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上向きに開口したケース本体と、該ケース
    本体を覆う下向き開口のカバー体とを備え、ケース本体
    の周縁とカバー体の周縁との間に、板状に構成したフィ
    ルターエレメントの周縁を介挿し、ケース本体の周縁と
    カバー体の周縁とをクランプ体で挟持することにより、
    前記カバー体の天井板と前記板状フィルターエレメント
    の表面との間の空間をダストサイド室に、前記板状フィ
    ルターエレメントの裏面と前記ケース本体の底板との間
    の空間をクリーンサイド室に各々形成し、更に、前記ケ
    ース本体の底板に前記クリーンサイド室からの空気出口
    を設ける一方、前記カバー体の一つの側面板に前記ダス
    トサイド室への空気導入口を、当該空気導入口の軸線が
    前記板状フィルターエレメントの表面と略平行に延びる
    ように設けて成るエアクリーナにおいて、前記カバー体における天井板を、前記空気導入口の軸線
    と平行な方向の断面及び前記空気導入口の軸線と直角な
    方向の断面の両方において上向き凸状に緩く湾曲する曲
    面に形成し、且つ、前記カバー体の天井板と板状フィル
    ターエレメントの表面との間の間隔寸法を、前記空気導
    入口寄りの部位から離れるにつれて高くなるように構成
    する一方、前記ケース本体からの空気出口を、ケース本
    体における底板のうち前記空気導入口から離れた部位に
    配設し、更に、前記ケース本体における底板を、当該底
    板と板状フィルターエレメントの裏面との間の間隔寸法
    が前記カバー体における空気導入口から離れるにつれて
    高くなるように板状フィルターエレメントの裏面に対し
    て傾斜した ことを特徴とするエアクリーナ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2607220A (en) * 2020-01-29 2022-11-30 Sekisui House Kk Partition wall sound-insulation structure and sound-insulation member for partition wall
GB2607218A (en) * 2020-01-29 2022-11-30 Sekisui House Kk Sound-insulating structure for building
JP7295162B2 (ja) 2017-01-17 2023-06-20 富士電機株式会社 半導体装置

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GB2607220A (en) * 2020-01-29 2022-11-30 Sekisui House Kk Partition wall sound-insulation structure and sound-insulation member for partition wall
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