JPS60121119A - 自動二輪車用エアクリ−ナ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分！！？） この発明は、自動二輪車用エアクリーナに関する。

（従来技術） 一般に、１」動二輪車では、その車体にエンジンが支持
されると共に、エンジン上方で同上車体に燃料タンクが
支持される。

」二記描成において、エンジンと燃料タンクとの間の空
間を有効利用するために、この空間にエンジンに連結さ
れる気化器と、この気化器上方で軸心縦向きの吸気管を
介してこの気化器に連結されるエアクリーナとが設けら
れる場合がある（特開昭５５−４６００７号公報）。

ところでこのように構成した場合、エンジンと燃料タン
ク間の上記空間は限られたものであるため、吸気管の管
長を十分に採ることができず、よって、吸気に十分な慣
性効果を得ることができない場合がある。また、この吸
気管の管長をできるだけ長くしようとすれば、これら吸
気管とエアクリーナの配置構成が複雑化し、保守点検も
煩雑となる。しかも、管長を長く１−ればこのような吸
気管により制約を受けてエアクリーナのクリーナケース
容量が小さくなり、このため、このクリーナケースによ
るザイレンサ効果が低下するという不都合もある。

これを解決しようとするものとして特開昭５６−１４８
６６２号公報、または第１０図、第１１図の先行技術が
ある。しかし、特開昭５６−１４８６６２号公報のもの
では、複数の吸気管の間のはならずサイレンサ効果が小
さい。また、第１０図、第１１図のものでは、複数の吸
気管３１の外側にクリーナエレメント３２が配設される
分だけクリーナケース３３が吸気管３１の外側へ大きく
拡がり過ぎてしまう。

（発明の目的） この発明は、上記のような事情に注目してなされたもの
で、エアクリーナをコンパクト化する一方、吸気′ｉを
できるだけ長くすることによって慣性効果を向上させ、
かつ、吸気管を長くした場合にもエアクリーナのクリー
ナケース容量を確保してサイレンサ効果を向上させるこ
とを目的とする。

（発明の構成） １−足口的を達成するためのこの発明の特徴とするとこ
ろは、エアクリーナと気化器を連結する複数の吸気管を
このエアクリーナのクリーナケース内に収納し、これら
複数の吸気管の間にクリーナエレメントを配設した点に
ある。

（実施例） 以下、この発明の実施例を図面により説明する。

第１図から第３図はこの発明の第１実施例を示し、ｌは
自動二輪車で、その車体フレーム２にはＶ型機気筒エン
ジン３が支持され、このエンジン３のに一方で同ト１ｊ
体フレーム２に燃料タンク４が支持されている。６は前
輪、７は後輪、８はシートである。

上記エンジン３の各気筒９には気化器１１がそれぞれ連
結され、これら気化器１１は前後気筒９．９間に配置さ
れる。また、これら気化器１１上方にはエアクリーナ１
２が設けられ、これら気化器１１とエアクリーナ１２は
軸心縦向きの吸気管１３により連結される。

上記エアクリーナ１２は、エンジン３への吸気をろ過ス
るエレメント１４と、このエレメント１４を内蔵するク
リーナケース１６とを有している。

上記クリーナケース１６は、」一方に開口する下部ケー
ス１７と、この下部ケース１７の開口を覆う」二部ケー
ス１８とを有し゛、これら両ケースト７，１８はボルト
２０によりＲ脱自在とされている。また、これら両ケー
ス１７．１８間には仕切板１９が介在され、下部ケース
１７の底板１７ａと仕切板１９との間に１−記エレメン
ト１４が挟まれている。一方、−１−配下部ケース１７
の底板１７ａには外気を吸入する外気吸気＋−＋　２１
が形成され、仕切板１９にはニレメン）１４でろ過され
た空気を下部ケース１７内から上部ケース１８内へ流入
させる連通孔２２が形成される。

１、記吸気管１３は、気化器１１と上部ケース１８内と
を連結するもので、その下部にゴム製の弾性筒状ブラケ
ット２３を有し、このブラケット２３の上端が下部ケー
ス１７の底板１７ａに連結され、同下端が気化器１１に
連結される。一方、ニレメン）１４の径方向外方域で同
吸気管１３の上部がクリーナケース１６内を上方に延び
て上部ケース１８内に開口するよう形成される。このた
め、ニレメン）１４の周囲のエアクリーナ１２外壁が、
これら複数の吸気管の中心線を結んでなる空間より外方
に突出することとなる。そして、この吸気管１３上部の
開口がニレメン）１４を通過した外気を吸入するろ過空
気吸気口２４とされている。

以下の各図は他の実施例を示し、上記実施例と共通の部
分については図面に符合を付してその説明を省略する。

第４図は第２実施例を示し、外気吸気口２１は下部ケー
ス１７の側壁に形成され、ろ過空気吸気口２４は仕切板
１９から上方位置に形成される。

第５図は第３実施例を示し、第１実施例における仕切板
１９がエレメント１４とされている。

第６図は第４実施例を示し、第１実施例における仕切板
１９が省略され、エレメント１４は下部ケース１７と上
部ケース１８に挟まれている。

第７図は第５実施例を示し、下部ケース１７の底板１７
ａ中央に外気吸気口２１が形成されている。他の構成は
第４実施例と同様である。

第８図と第９図は第６実施例を示し、エレメント１４は
軸心横向きの円筒形とされている。そして、このエレメ
ント１４の内孔に外気が流入するように下部ケース１７
の側壁に外気吸気口２１が形成される。この下部ケース
１７の側壁と対面する同下部ケース１７の側壁にはエレ
メント１４を出入自在とする出入口２６が形成され、こ
の出入口２６はカバ一部材２７で覆われ、このカバ一部
材２７はボルト２８により下部ケース１７に固定されて
いる。

（発明の効果） この発明によれば、複数の吸気管の間にクリーナエレメ
ントを配設するとともにクリーナエレメントの周囲のエ
アクリーナ外壁がこれら複数の吸気管の中心線を結んで
なる空間より突出したため、クリーナケース内で吸気管
をできるだけ長い寸法に形成できるのであり、よって、
吸気管の管長を十分に長く採ることができて慣性効果の
向上が達成される。

また、各吸気管はクリーナケース内に設けられることと
なるため、エアクリーナと吸気管による吸気系がまとま
りのある形状とされ、よって、これらの配置構成が筒素
化され、エアクリーナのコンパクト化が達成される。ま
た、クリーナケースは上、下部ケースに分割されている
ため、このケース内にあるエレメントや吸気管の保守点
検は容易である。

しかも、クリーナケースは吸気管と共に吸気管の周りの
空間を全体的に覆う構成であるため、吸気管を長くした
ことによる何らの制約を受けることなくクリーナケース
に十分の容量を確保させることができる。よって、エア
クリーナのサイレンサ効果を向上させることができる。

【図面の簡単な説明】

図はこの発明の実施例を示し、第１図から第３図は第１
実施例を示し、第１図は自動二輪車の全体側面図、第２
図は第１図のＩＩ　−ＩＩ線矢視部分断面図、第３図は
第２図の■−■−線矢視断面図、第４図から第７図はそ
れぞれ第２実施例から第５実施例を示すエアクリーナの
縦断面図、第８図と第９図は第６実施例を示し、第８図
はエアクリーナの縦断面図、第９図は第８図のｌＸ−１
）Ｃ線矢視断面図、第１θ図と第１１図はそれぞれ従来
例を示すエアクリーナの縦断面図である。 ｌ・・自動二輪車、３・拳エンジン、４・φ燃料タンク
、１１・・気化器、１２・φエアクリーナ、１３・・吸
気管、１４・・エレメント、１６・・クリーナケース、
１７・・下部ケース、１８・中上部ケース、２１・・外
気吸気口、２４・・ろ過空気吸気口。 特許出願人　ヤマ／＼発動機株式会社

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、多気筒エンジンと、このエンジンの上方に配置され
   る燃料タンクとが設けられ、これらエンジンと燃料タン
   クとの間の空間に同上エンジンに連結される気化器と、
   この気化器上方で軸心縦向きの複数の吸気管を介してこ
   の気化器に連結されるエアクリーナとが設けられ、この
   エアクリーナがエンジンへの吸気をろ過するニレメンｉ
   ・と、このエレメントを内蔵するクリーナケースとをイ
   ｉし、このクリーナケースが、」二方に開「ニ１する下
   部ケースと、この下部ケースの開１」をＹａう上部ケー
   スとを有し、下部ケースに外気を吸入する外気吸気口が
   形成され、上記吸気管が下部ケースの下部を貫通し、そ
   の吸気管の上部がクリーナケース内を上方に延びて上部
   ケース内に開１」シ、この間１」がエレメントを通過し
   た」二記外気を吸入するろ過空気吸気口とされた自動二
   輪車用エアクリーナにおいて、上記複数の吸気管の間に
   クリーナエレメントを配設するとともにクリーナエレメ
   ントの周囲のエアクリーナ外壁がこれら複数の吸気管の
   中心線を結んでなる空間より突出してなる自動二輪車用
   エアクリーナ。