JPH08312431A - エンジン制御装置 - Google Patents

エンジン制御装置

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JPH08312431A
JPH08312431A JP14108795A JP14108795A JPH08312431A JP H08312431 A JPH08312431 A JP H08312431A JP 14108795 A JP14108795 A JP 14108795A JP 14108795 A JP14108795 A JP 14108795A JP H08312431 A JPH08312431 A JP H08312431A
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sensor
rotation speed
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Yoshiteru Okumura
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Suzuki Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 一気筒当たり複数の吸気弁を,カム軸の位相
を変化させて開閉する場合において、油圧を高くするこ
となく、アイドル状態でのエンジンの回転数を安定化す
る。 【構成】 エンジン制御装置10は、吸気弁を開閉する
カム軸16a,16b間の位相差θを変化させる位相差
可変手段18と、アクセルペダル20の踏込み量fを検
出するアクセルセンサ22と、踏込み量fに応じて位相
差可変手段18を制御する制御手段24と、スロットル
弁94を開閉するスロットルアクチュエータ92と、エ
ンジン26の回転数nを検出するクランク角検出センサ
38aとを備えている。また、制御手段24は、踏込み
量fと回転数nとに基づきアイドル状態であると判断さ
れると、通常よりも位相差θを減少させるとともに、ス
ロットル開度sを減少させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一気筒当たり複数設け
られた吸気弁を開閉する複数のカム軸の位相差を制御す
ることにより、出力制御を行うエンジン制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般的なガソリンエンジン(以下、単に
「エンジン」という。)では、吸気管に設置されたスロ
ットルバルブにより出力を制御している。そのため、低
負荷時には、スロットルバルブ下流の負圧が大きくなる
ことにより、ポンピングロスが増大するという問題があ
る。特に、低負荷を多用する自動車では、燃費悪化の大
きな要因の一つとなっている。
【0003】そこで、本出願人は、一気筒当たり二個の
吸気弁を設け、これらの吸気弁をそれぞれ開閉するカム
を設け、クランク角に対して固定の位相で一方の吸気弁
を開閉し、クランク角に対して遅れる側に可変とした位
相で他方の吸気弁を開閉することにより、吸入空気量す
なわち出力を制御するエンジン制御装置を発明している
(特開平3-88907 号公報)。ここで、クランク角に対し
て固定の位相で一方の吸気弁を開閉するカムを「固定位
相カム」、クランク角に対して遅れる側に可変とした位
相で他方の吸気弁を開閉するカムを「可変位相カム」と
呼ぶことにする。図18及び図19は、このエンジン制
御装置の動作の一例を示すタイミング図である。高負荷
の場合には、図18に示すように、固定位相カムと可変
位相カムの位相を一致させて、最大の吸入空気量を得
る。一方、低負荷の場合には、図19に示すように、固
定位相カムに対する可変位相カムの位相を遅らせて、圧
縮行程でシリンダに吸入した混合気の一部を吸気管へ戻
すことにより、吸入空気量を制御する。これにより、ノ
ンスロットル運転が可能となるので、燃費を向上でき
る。なお、エンジンの負荷状態は、アクセルペダルの踏
込み量を検出するアクセルセンサにより判断しており、
踏込み量が大きければ高負荷であり、踏込み量が小さけ
れば低負荷である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のエン
ジン制御装置おいて、アイドル状態でのエンジンの回転
数を安定化するために、エンジンの回転数に応じてカム
位相差を制御する方法が考えられる。しかし、カム位相
差の変化速度が十分に大きくなければ、変動する回転数
を安定化することは困難である。カム位相差の変化速度
を速くするためには、カム位相制御に用いる油圧を高く
する必要があるが、油圧を高くすると、今度は油圧ポン
プの駆動ロスが増加するという問題が生ずる。
【0005】また、従来のエンジン制御装置では、ポン
ピングロスが少ないがために、冷機始動後の冷却水の温
度上昇が遅く、O2 フィードバックの開始が遅れる。そ
の遅れの分、排ガス浄化性能が悪化したり、暖房の効き
始めが遅くなったりするおそれがある。
【0006】
【発明の目的】そこで、本発明の第一の目的は、一気筒
当たり複数の吸気弁を,カム軸の位相を変化させて開閉
する場合において、油圧を高くすることなく、アイドル
状態でのエンジンの回転数を安定化できるエンジン制御
装置を提供することにある。
【0007】また、本発明の第二の目的は、一気筒当た
り複数の吸気弁を,カム軸の位相を変化させて開閉する
場合において、冷機始動後の冷却水の温度を速やかに上
昇できるエンジン制御装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するためになされたものであり、一気筒当たり複数設
けられた吸気弁のそれぞれを,クランク軸から伝達され
た動力によって開閉する複数のカム軸に対して,これら
のカム軸間の位相差を変化させる位相差可変手段と、エ
ンジンの負荷状態を検出する負荷状態検出手段と、この
負荷状態検出手段で検出された負荷状態に応じて前記位
相差可変手段を制御する制御手段とを備えたエンジン制
御装置を改良したものである。
【0009】すなわち、請求項1記載のエンジン制御装
置の特徴は、前記エンジンのスロットル弁を開閉するス
ロットルアクチュエータと、前記エンジンの回転数を検
出する回転数センサとが付設され、前記負荷状態検出手
段がアクセルペダルの踏込み量を検出するアクセルセン
サであり、前記制御手段には、前記アクセルセンサで検
出された踏込み量と前記回転数センサで検出された回転
数とに基づき前記エンジンがアイドル状態であると判断
された場合に,前記位相差可変手段を介して通常の負荷
状態よりも前記位相差を減少させるとともに,前記スロ
ットルアクチュエータを介して前記スロットル弁の開度
(以下、「スロットル開度」という。)を減少させる機
能が付設されたことである。
【0010】請求項2記載のエンジン制御装置の特徴
は、前記エンジンのスロットル弁を開閉するスロットル
アクチュエータと、前記エンジンの回転数を検出する回
転数センサと、前記エンジンの冷却水の温度を検出する
温度センサとが付設され、前記負荷状態検出手段がアク
セルペダルの踏込み量を検出するアクセルセンサであ
り、前記制御手段には、前記アクセルセンサで検出され
た踏込み量と前記回転数センサで検出された回転数とに
基づき前記エンジンがアイドル状態であると判断された
場合に、前記温度センサで検出された前記冷却水の温度
が低いほど前記位相差可変手段を介して前記位相差を大
きく減少させるとともに,前記スロットルアクチュエー
タを介して前記スロットル弁の開度を減少させる機能が
付設されたことである。
【0011】請求項3記載のエンジン制御装置の特徴
は、前記エンジンのスロットル弁を開閉するスロットル
アクチュエータと、前記エンジンの回転数を検出する回
転数センサとが付設され、前記負荷状態検出手段がアク
セルペダルの踏込み量を検出するアクセルセンサであ
り、前記制御手段には、前記アクセルセンサで検出され
た踏込み量と前記回転数センサで検出された回転数とに
基づき前記エンジンがアイドル状態であると判断された
場合に,当該回転数が一定の変動を維持するように前記
位相差可変手段と前記スロットル弁とを制御する機能が
付設されたことである。
【0012】請求項4記載のエンジン制御装置の特徴
は、前記エンジンのスロットル弁を開閉するスロットル
アクチュエータと、前記エンジンの冷却水の温度を検出
する温度センサとが付設され、前記制御手段には、前記
温度センサで検出された前記冷却水の温度が低い場合
に、前記スロットルアクチュエータを介して前記スロッ
トル弁の開度を減少させる機能が付設されたことであ
る。
【0013】
【作用】
(1)複数のカム軸は、クランク軸から伝達された動力
によって、それぞれ吸気弁を開閉する。位相差可変手段
は、複数のカム軸のいずれかの位相を変化させることに
より、これらのカム軸間の位相差を変化させる。
【0014】エンジンの動作中は、負荷状態検出手段が
エンジンの負荷状態を検出し、制御手段が負荷状態に応
じて位相差可変手段を制御する。例えば、高負荷であれ
ば位相差を小さくし、低負荷であれば位相差を大きくす
る。
【0015】(2)請求項1乃至3記載のエンジン制御
装置において、制御手段では、アクセルセンサで検出さ
れた踏込み量と回転数センサで検出された回転数とに基
づき,前記エンジンがアイドル状態であると判断され
る。アイドル状態であると判断された後には、以下のよ
うな処理が実行される。
【0016】請求項1記載のエンジン制御装置では、エ
ンジンがアイドル状態になると、位相差可変手段を介し
て通常の負荷状態よりも位相差を減少させるとともに,
スロットルアクチュエータを介してスロットル弁の開度
を減少させる。スロットル弁を閉じた場合、エンジン回
転数が低下すれば、スロットル弁下流の圧力が上昇し、
一回転当たりの吸入空気量は増加し、出力トルク増加に
より回転数が上昇する。また、エンジン回転数が上昇す
れば、スロットル弁下流の圧力が低下し、一回転当たり
の吸入空気量は減少し、出力トルク減少により回転数が
低下する。したがって、スロットル弁を閉じれば、エン
ジン回転数の自己復元性が得られる。
【0017】アイドル状態におけるエンジンの回転数
は、特に低温で不安定となる。そこで、請求項2記載の
エンジン制御装置では、温度センサで検出されたエンジ
ンの冷却水の温度が低いほど、位相差可変手段を介して
位相差を大きく減少させるとともに,スロットルアクチ
ュエータを介してスロットル弁の開度を減少させる。し
たがって、低温でもエンジンの回転数が安定する。
【0018】アイドル状態におけるエンジンの回転数の
変動は、スロットル開度及び位相差を小さくすると小さ
くなり、スロットル開度及び位相差を大きくすると大き
くなる。一方、ポンピングロスは、スロットル開度及び
位相差を小さくすると大きくなり、スロットル開度及び
位相差を大きくすると小さくなる。そこで、請求項3記
載のエンジン制御装置では、回転数が一定の変動を維持
するように位相差可変手段を制御する。つまり、回転数
の変動が一定の範囲よりも大きくなると位相差を小さく
し、回転数の変動が一定の範囲よりも小さくなると位相
差を大きくする。
【0019】(3)請求項4記載のエンジン制御装置で
は、冷却水の温度が低いと、スロットル弁の開度が減少
することにより、ポンピングロスが増加する。したがっ
て、冷却水の温度が急速に上昇する。
【0020】
【実施例】図1及び図2は本発明に係るエンジン制御装
置の一実施例を示し、図1は全体構成図、図2は図1に
おける矢示IIから見た概略側面図である。以下、これら
の図面に基づき説明する。
【0021】エンジン制御装置10は、一気筒当たり二
個設けられた吸気弁12a,12b(図4及び図5参
照)のそれぞれを,クランク軸14から伝達された動力
によって開閉するカム軸16a,16bに対して,カム
軸16bの位相を変化させることによりカム軸16a,
16b間の位相差θを変化させる位相差可変手段18
と、アクセルペダル20の踏込み量fを検出する負荷状
態検出手段としてのアクセルセンサ22と、アクセルセ
ンサ22で検出された踏込み量fに応じて位相差可変手
段18を制御する制御手段24とから概略的に構成され
ている。
【0022】また、エンジン26のスロットル弁94を
開閉するスロットルアクチュエータ92と、エンジン2
6の回転数nを検出する回転数センサとしてのクランク
角検出センサ38aと、エンジン26の冷却水の温度te
m を検出する温度センサ98とが付設されている。
【0023】さらに、制御手段24には、以下に説明す
る種々の機能が設けられているが、次の四つの機能のう
ち少なくとも一つは必ず付設されている。
【0024】第一の機能は、アクセルセンサ22で検出
された踏込み量fとクランク角検出センサ38aで検出
された回転数nとに基づきエンジン26がアイドル状態
であると判断されると、位相差可変手段18を介して通
常の負荷状態よりも位相差θを減少させるとともに、ス
ロットルアクチュエータ92を介してスロットル開度s
を減少させるものである。
【0025】第二の機能は、アクセルセンサ22で検出
された踏込み量fとクランク角検出センサ38aで検出
された回転数nとに基づきエンジン26がアイドル状態
であると判断されると、温度センサ98で検出された冷
却水の温度tem に基づき位相差可変手段18及びスロッ
トルアクチュエータ92を制御するものである。
【0026】第三の機能は、アクセルセンサ22で検出
された踏込み量fとクランク角検出センサ38aで検出
された回転数nとに基づきエンジン26がアイドル状態
であると判断されると、回転数nが一定の変動を維持す
るように位相差可変手段18及びスロットルアクチュエ
ータ92を制御するものである。
【0027】第四の機能は、温度センサ98で検出され
た冷却水の温度tem が低い場合に、位相差可変手段18
を介して通常の負荷状態よりも位相差θを減少させると
ともに、スロットルアクチュエータ92を介してスロッ
トル開度sを減少させる。
【0028】制御手段24は、スロットルアクチュエー
タ92を介してスロットル弁94を開閉し、スロットル
センサ96を介してスロットル開度sを入力する。制御
手段24には、位相差θを増加させる場合にスロットル
アクチュエータ92を介してスロットル開度sを減少さ
せる機能、例えば、踏込み量fと位相差θとをパラメー
タとして予め定められたスロットル開度sに、一致させ
るようにスロットルアクチュエータ92を制御する機能
が付設されている。スロットルアクチュエータ92は、
例えば、スロットル弁94を回動するステッピングモー
タである。スロットルセンサ96は、例えば、スロット
ル弁94とともに可動接点が回動するポテンショメータ
であり、スロットル開度sに応じた電圧を制御手段24
へ出力する。温度センサ98は、例えば、温度に応じて
抵抗値が変化するサーミスタである。
【0029】また、エンジン制御装置10には、エンジ
ン26の始動時を検出する始動検出手段27が付設され
ている。制御手段24には、始動検出手段27でエンジ
ン26の始動時が検出されると,カム軸16a,16b
間の位相差θを小さくするように位相差可変手段18を
制御する機能が付設されている。始動検出手段27は、
エンジン26のクランキングを検出するクランキングス
イッチ28と、エンジン26の回転数nを検出する回転
数センサとしてのクランク角検出センサ38aとにより
構成されている。
【0030】アクセルセンサ22は、例えば、アクセル
ペダル20の踏込みによって可動接点が回動するポテン
ショメータであり、アクセルペダル20の踏込み量fに
応じた電圧を制御手段24へ出力する。クランキングス
イッチ28は、例えば、スタータ29へバッテリの出力
電圧Vbを印加するための手動スイッチであり、スター
タ29の動作中に制御手段24へ‘H’レベル電圧を出
力し、スタータ29の停止中に制御手段24へ‘L’レ
ベル電圧を出力する。制御手段24は、CPU,RO
M,RAM,入出力インタフェース等からなるマイクロ
コンピュータと、そのコンピュータプログラムとから構
成されている。
【0031】クランク軸14の一端にはプーリ30、カ
ム軸16aの一端にはプーリ32a、カム軸16bの一
端にはプーリ32bがそれぞれ設けられている。三個の
プーリ30,32a,32bには、一本のタイミングベ
ルト34が掛け渡されている。プーリ30,32a,3
2b及びタイミングベルト34によって動力伝達機構3
6が構成されている。エンジン26は四サイクルである
ので、クランク軸14が二回転すると、動力伝達機構3
6を介してカム軸16a,16bが一回転する。また、
位相差可変手段18はカム軸16bにのみ設けられてい
る。したがって、カム軸16bのクランク軸14に対す
る位相は可変となっており、一方、カム軸16aのクラ
ンク軸14に対する位相は固定となっている。さらに、
カム軸16aの他端にはクランク角検出センサ38a、
カム軸16bの他端にはカム角検出センサ38bがそれ
ぞれ設けられている。クランク角検出センサ38a及び
カム角検出センサ38bは、例えばロータリエンコーダ
であり、一定の回転角ごとにパルス信号を発生する。ク
ランク角検出センサ38aは、カム軸16aの回転角及
び回転数を検出するが、カム軸16aとクランク軸14
とは位相が固定されているので、クランク軸14の回転
角及び回転数(すなわちエンジン26の回転数n)も検
出することになる。カム角検出センサ38bは、カム軸
16bの回転角及び回転数を検出する。
【0032】なお、図1において、吸気80は、エアク
リーナ82,スロットルチャンバー84,インテークマ
ニホールド86を通って、エンジン26内に導入され
る。排気88は、エキゾーストマニホールド90からエ
ンジン26外へ排出される。
【0033】図3は図1におけるカム軸16a,16b
及びその周辺を示す平面図、図4は図3におけるIV-IV
線縦断面図、図5は図3におけるV-V 線縦断面図であ
る。以下、図3乃至図5に基づき説明する。
【0034】カム軸16aには吸気弁用カム40a及び
排気弁用カム42c,42d、カム軸16bには吸気弁
用カム40bがそれぞれ設けられている。吸気弁用カム
40aは吸気弁12a、吸気弁用カム40bは吸気弁1
2b、排気弁用カム42cは排気弁44c、排気弁用カ
ム42dは排気弁44dをそれぞれ開閉する。ただし、
吸気弁用カム40aはロッカーアーム46を介して吸気
弁12aを開閉する。ロッカーアーム46は、ロッカー
軸46aに回動自在に支持されている。
【0035】図6は、図1における位相差可変手段18
を示す断面図である。以下、図1,図2及び図6に基づ
き説明する。
【0036】位相差可変手段18は、油圧発生部18A
と駆動部18Bとから構成されている。油圧発生部18
Aは、リリーフ弁50,油圧ポンプ52,電磁弁54,
制御弁56,オリフィス58等から構成されている。駆
動部18Bは、油圧発生部18Aに連通するとともにプ
ーリ32bに一体化されたシリンダ68と、内側でヘリ
カルスプライン62aを介してカム軸16bに噛合し,
外側でヘリカルスプライン62bを介してシリンダ68
に噛合し,油圧により押圧される円筒状の中間ギア62
と、中間ギア62を押し戻すリターンスプリング66
と、によって構成されている。ヘリカルスプライン62
a,62bは、軸線に沿って若干斜めに形成されるとと
もに互いに噛み合う外歯と内歯とからなるものである。
油圧又はリターンスプリング66の復元力により中間ギ
ア62が軸線方向に移動することにより、プーリ32b
とカム軸16bとに位相差を生じる。また、油圧発生部
18Aの出力側の油路70は、エンジン26の外壁26
A内、及びカム軸16b内を通って、シリンダ68内に
連通している。電磁弁54は、制御手段24によって通
電される。
【0037】電磁弁54が通電されなければ、油圧ポン
プ52により油路72へ送り出されたオイルは、オリフ
ィス58及び油路74を経由して電磁弁54で排出され
る。そのため、制御弁56はスプリング76によって
(図6において)左方へ移動し、油路70の油圧は油路
78を経て逃げる。これにより、中間ギア62は、リタ
ーンスプリング66により(図6において)左方へ移動
する。その結果、カム軸16a,16b間の位相差θは
減少する。
【0038】電磁弁54が通電されると、油圧ポンプ5
2により油路72へ送り出されたオイルは、電磁弁54
が閉じているので、油路74の油圧を上昇させる。その
ため、制御弁56はスプリング76に抗して(図6にお
いて)右方へ移動し、油路70の油圧が上昇する。これ
により、中間ギア62は、リターンスプリング66に抗
して、(図6において)右方へ移動する。その結果、カ
ム軸16a,16b間の位相差θは増加する。
【0039】図7は、図1における制御手段24の基本
的な動作を示すフローチャートである。以下、図1,図
6及び図7に基づき説明する。
【0040】まず、クランキングスイッチ28から出力
された信号に基づき、エンジン26がクランキングか否
かを判断する(ステップ101)。クランキング中であ
れば、クランク角検出センサ38aで検出されたエンジ
ン26の回転数nが、始動状態を示す設定値n1 よりも
小さいか否かを判断する(ステップ102)。回転数n
が設定値n1 よりも小さければ、エンジン26が始動中
であるので、カム軸16a,16b間の目標位相差θ1
を0°とする(ステップ103)。続いて、クランク角
検出センサ38a及びカム角検出センサ38bを介して
位相差θを検出し(ステップ104)、位相差θが目標
位相差θ1 よりも小さいか否かを判断する(ステップ1
05)。位相差θが目標位相差θ1 よりも大きければ、
電磁弁54への通電のデューティ比を減少させる(ステ
ップ106)。これにより、油路70の油圧が減少し、
中間ギア62が左方へ移動し、位相差θが減少する。一
方、位相差θが目標位相差θ1 よりも小さければ電磁弁
54への通電のデューティ比を増加させる(ステップ1
07)。これにより、油路70の油圧が増加し、中間ギ
ア62が右方へ移動し、位相差θが増加する。
【0041】また、ステップ101でクランキング中で
なければ、又はステップ102で回転数nが設定値n1
よりも大きければ、アクセルセンサ22で検出された踏
込み量f等に基づき、通常制御による目標位相差θ1
算出する(ステップ108)。続いて、ステップ104
からステップ107までの処理を実行する。
【0042】図8は、図7における位相差検出ルーチン
(ステップ104)の内容を示すフローチャートであ
る。図9は、クランク角検出センサ38a及びカム角検
出センサ38bの動作を示すタイムチャートである。以
下、図1,図8及び図9に基づき説明する。
【0043】クランク角検出センサ38a及びカム角検
出センサ38bは、同一構造であり、カム軸16a及び
カム軸16bの1/4回転(周期T)ごとに所定のパル
ス信号を発生する。また、クランク角検出センサ38a
及びカム角検出センサ38bの検出信号は、位相差θが
0°のときに,同時に発生するように調整されている。
したがって、検出信号のずれΔTを周期Tで割った値
は、位相差θに対応している。そこで、ステップ201
では、k×ΔT/Tにより位相差θを得ている。ここ
で、‘k’は、気筒数に応じた定数である。
【0044】図10は、図1における制御手段24によ
るスロットルアクチュエータ92の制御を示すフローチ
ャートである。図11は、踏込み量fと位相差θとをパ
ラメータとして予め定められた目標スロットル開度s1
を示す図表である。図12は、踏込み量f,位相差θ,
スロットル開度s等を示すタイムチャートである。以
下、図1,図10及び図11に基づき説明する。
【0045】制御手段24は、図10に示すフローチャ
ートに従って、スロットルアクチュエータ92を制御す
る。まず、現在のアクセルペダル20の踏込み量fをア
クセルセンサ22から入力し、現在のカム軸16a,1
6b間の位相差θをクランク角検出センサ38a及びカ
ム角検出センサ38bから入力する。そして、これらの
踏込み量f及び位相差θに対応する目標スロットル開度
1 を、図示しないメモリに記憶されている図11のマ
ップから検索する(ステップ301)。次に、スロット
ルセンサ96を介して現在のスロットル開度sを入力
し、スロットル開度sが目標スロットル開度s1 と等し
いか否かを判断する(ステップ302)。等しければそ
のまま終了し、等しくなければスロットル開度sと目標
スロットル開度s1 との大小を比較する(ステップ30
3)。スロットル開度sが目標スロットル開度s1 より
小さければ、スロットルアクチュエータ92を介してス
ロットル開度sを大きくする(ステップ304)。一
方、スロットル開度sが目標スロットル開度s1 より大
きければ、スロットルアクチュエータ92を介してスロ
ットル開度sを小さくする(ステップ305)。
【0046】図12は、図11の制御手段24の動作に
基づく、踏込み量f,位相差θ,スロットル開度s等を
示すタイムチャートである。以下、図1,図6及び図1
2に基づき説明する。
【0047】時間t1〜t2において、アクセルペダル
20を急に踏み込むと、位相差可変手段18のリターン
スプリング66が位相差θを減少させる。リターンスプ
リング66の付勢力は十分に大きくしてあるので、位相
差θの変化速度は十分に大きく、位相差θがアクセルペ
ダル20に追随して急速に減少する。
【0048】時間t3〜t4において、アクセルペダル
20をゆっくり戻すと、位相差可変手段18の油圧ポン
プ52がリターンスプリング66の付勢力に抗して位相
差θを増加させる。このときは、位相差θはゆっくり増
加すればよいので、油圧ポンプ52の油圧のみでアクセ
ルペダル20に追随できる。したがって、スロットル開
度sは全開のままである。
【0049】時間t4〜t5において、アクセルペダル
20を急に戻すと、油圧ポンプ52がリターンスプリン
グ66の付勢力に抗して位相差θを増加させるととも
に、スロットルアクチュエータ92がスロットル開度s
を減少させる。このときは、位相差θがアクセルペダル
20に追随できないため、スロットルアクチュエータ9
2がスロットル開度sを減少させている。したがって、
油圧ポンプ52で発生する油圧が低いために位相差θの
変化速度が小さくても、スロットル開度sが減少するこ
とにより、エンジン26の所望の出力トルクまで急速に
低下する。その後、時間t6において、位相差θが目標
位相差θ1 に一致することにより、スロットル開度sは
再び全開となる。
【0050】図13は、図7における目標位相差算出ル
ーチン(ステップ108)の内容の一例を示すフローチ
ャートである。図14は、検出された冷却水の温度tem
に対応するアイドル状態での基本目標位相差θ0 を示す
図表である。図15は、検出された踏込み量fに対応す
るアイドル状態以外での目標位相差θ1 を示す図表であ
る。以下、図1,図13,図14及び図15に基づき説
明する。
【0051】まず、クランク角検出センサ38aを介し
て入力したエンジン26の回転数nが、アイドル回転数
1 以下か否かを判断する(ステップ401)。回転数
nがアイドル回転数n1 以下であれば、アクセルセンサ
22を介して入力したアクセルペダル20の踏込み量f
に基づき、アクセルペダル20が解放されているか否か
を判断する(ステップ402)。アクセルペダル20が
解放されていれば、アイドル状態であると判断され、温
度センサ98を介して入力したエンジン26の冷却水の
温度tem に対応する基本目標位相差θ0 を、図14に示
すテーブルから検索する(ステップ403)。次に、エ
ンジンの回転数nの変動Δnが許容値Δn1 よりも小さ
いか否かを判断する(ステップ404)。Δn<Δn1
であればフィードバック補正値θfbを増加させ(ステッ
プ405)、Δn≧Δn1 であればフィードバック補正
値θfbを減少させる(ステップ406)。続いて、フィ
ードバック補正値θfbを基本目標位相差θ0 に加算して
目標位相差θ1 とし(ステップ407)、終了する。
【0052】一方、ステップ401で回転数nがアイド
ル回転数n1 以上であれば、又はステップ402でアク
セルペダル20が解放されていなければ、アイドル状態
ではないと判断され、アクセルセンサ22を介して入力
したアクセルペダル20の踏込み量fに対応する目標位
相差θ1 を、図15に示すテーブルから検索する(ステ
ップ408)。続いて、フィードバック補正値θfbを0
に設定して(ステップ409)、終了する。
【0053】図16は、図7における目標位相差算出ル
ーチン(ステップ108)の内容の他の例を示すフロー
チャートである。図17は、検出された冷却水の温度te
m に対応する目標位相差水温補正値θtem を示す図表で
ある。以下、図1,図15,図16及び図17に基づき
説明する。ただし、図16において図13と同一部分は
同一符号を付すことにより重複説明を省略する。
【0054】ステップ401で回転数nがアイドル回転
数n1 以上であれば、又はステップ402でアクセルペ
ダル20が解放されていなければ、アイドル状態ではな
いと判断され、アクセルセンサ22を介して入力したア
クセルペダル20の踏込み量fに対応する基本目標位相
差θ00を、図15に示すテーブルから検索する(ステッ
プ501)。そして、温度センサ98を介して入力した
エンジン26の冷却水の温度tem に対応する目標位相差
水温補正値θtem を、図17に示すテーブルから検索す
る(ステップ502)。続いて、基本目標位相差θ00
ら目標位相差水温補正値θtem を減算して目標位相差θ
1 とする(ステップ503)。この減算の結果、目標位
相差θ1 が負の値となった場合は、目標位相差θ1 を0
とする。次に、フィードバック補正値θfbを0に設定し
て(ステップ504)、終了する。なお、本例では基本
目標位相差θ00から目標位相差水温補正値θtem を減算
している(ステップ503)が、目標位相差水温補正値
θtem の代わりに水温補正係数を用い、かつ、減算の代
わりに乗算を用いてもよい。
【0055】なお、本発明は、いうまでもなく、上記実
施例に限定されない。例えば、一気筒当たり吸気弁及び
カム軸を三個以上とした場合も、本発明に含まれる。
【0056】また、図7,図8,図10,図13,図1
6等に示す制御手段24の動作は、当然のことながら、
所定の時間間隔で何回も繰り返し行われるものである。
【0057】
【発明の効果】請求項1記載のエンジン制御装置によれ
ば、エンジンがアイドル状態になると、位相差可変手段
を介して通常の負荷状態よりも位相差を減少させるとと
もに,スロットルアクチュエータを介してスロットル弁
の開度を減少させるようにしたので、油圧が低いために
カム軸間の位相差の変化速度が小さくても、スロットル
バルブの作用によりエンジンの回転数を安定化できる。
【0058】請求項2記載のエンジン制御装置によれ
ば、温度センサで検出されたエンジンの冷却水の温度が
低いほど、位相差可変手段を介して位相差を大きく減少
させるようにしたので、高い油圧を用いなくても、低温
におけるエンジンの回転数を安定化できる。
【0059】請求項3記載のエンジン制御装置によれ
ば、回転数の変動が一定の範囲よりも大きくなると位相
差を小さくし、回転数の変動が一定の範囲よりも小さく
なると位相差を大きくするようにしたので、高い油圧を
用いなくても、回転数の変動を一定の範囲内に収めつ
つ、ポンピングロスを最小にできる。
【0060】請求項4記載のエンジン制御装置によれ
ば、冷却水の温度が低いと、スロットル開度を減少させ
ることにより、ポンピングロスを増加させるようにした
ので、冷却水の温度を速やかに上昇できる。したがっ
て、02 フィードバックの開始が早くなることにより、
排気ガス浄化性能を向上できるとともに、暖房の効き始
めも早くできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るエンジン制御装置の一実施例を示
す全体構成図である。
【図2】図1における矢示IIから見た概略側面図であ
る。
【図3】図1におけるカム軸及びその周辺を示す平面図
である。
【図4】図3におけるIV-IV 線縦断面図である。
【図5】図3におけるV-V 線縦断面図である。
【図6】図1における位相差可変手段を示す断面図であ
る。
【図7】図1における制御手段の一動作を示すフローチ
ャートである。
【図8】図7における位相差検出ルーチン(ステップ1
04)の内容を示すフローチャートである。
【図9】図1におけるクランク角検出センサ及びカム角
検出センサの動作を示すタイムチャートであり、図9
(イ)がクランク角検出センサであり、図9(ロ)がカ
ム角検出センサである。
【図10】図1における制御手段による、スロットルア
クチュエータの制御を示すフローチャートである。
【図11】本実施例における踏込み量と位相差とをパラ
メータとして予め定められた目標スロットル開度を示す
図表である。
【図12】本実施例における踏込み量,位相差,スロッ
トル開度等を示すタイムチャートであり、図12(イ)
が踏込み量であり、図12(ロ)が位相差であり、図1
2(ハ)がスロットル開度である。
【図13】図7における目標位相差算出ルーチン(ステ
ップ108)の内容の一例を示すフローチャートであ
る。
【図14】本実施例における、検出された冷却水の温度
に対応する基本目標位相差を示す図表である。
【図15】本実施例における、検出された踏込み量に対
応する目標位相差を示す図表である。
【図16】図7における目標位相差算出ルーチン(ステ
ップ108)の内容の他の例を示すフローチャートであ
る。
【図17】本実施例における検出された冷却水の温度に
対応する目標位相差水温補正値を示す図表である。
【図18】従来のエンジン制御装置の動作の一例を示す
タイミング図である。
【図19】従来のエンジン制御装置の動作の一例を示す
タイミング図である。
【符号の説明】
10 エンジン制御装置 12a,12b 吸気弁 14 クランク軸 16a,16b カム軸 18 位相差可変手段 20 アクセルペダル 22 アクセルセンサ(負荷状態検出手段) 24 制御手段 26 エンジン 38a クランク角検出センサ(回転数センサ) 92 スロットルアクチュエータ 94 スロットル弁 98 温度センサ θ カム軸間の位相差 f アクセルペダルの踏込み量 s スロットル開度 tem 冷却水の温度

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一気筒当たり複数設けられた吸気弁のそ
    れぞれを,クランク軸から伝達された動力によって開閉
    する複数のカム軸に対して,これらのカム軸間の位相差
    を変化させる位相差可変手段と、エンジンの負荷状態を
    検出する負荷状態検出手段と、この負荷状態検出手段で
    検出された負荷状態に応じて前記位相差可変手段を制御
    する制御手段とを備えたエンジン制御装置において、 前記エンジンのスロットル弁を開閉するスロットルアク
    チュエータと、前記エンジンの回転数を検出する回転数
    センサとが付設され、 前記負荷状態検出手段がアクセルペダルの踏込み量を検
    出するアクセルセンサであり、 前記制御手段には、前記アクセルセンサで検出された踏
    込み量と前記回転数センサで検出された回転数とに基づ
    き前記エンジンがアイドル状態であると判断された場合
    に,前記位相差可変手段を介して通常の負荷状態よりも
    前記位相差を減少させるとともに,前記スロットルアク
    チュエータを介して前記スロットル弁の開度を減少させ
    る機能が付設されたことを特徴とするエンジン制御装
    置。
  2. 【請求項2】 一気筒当たり複数設けられた吸気弁のそ
    れぞれを,クランク軸から伝達された動力によって開閉
    する複数のカム軸に対して,これらのカム軸間の位相差
    を変化させる位相差可変手段と、エンジンの負荷状態を
    検出する負荷状態検出手段と、この負荷状態検出手段で
    検出された負荷状態に応じて前記位相差可変手段を制御
    する制御手段とを備えたエンジン制御装置において、 前記エンジンのスロットル弁を開閉するスロットルアク
    チュエータと、前記エンジンの回転数を検出する回転数
    センサと、前記エンジンの冷却水の温度を検出する温度
    センサとが付設され、 前記負荷状態検出手段がアクセルペダルの踏込み量を検
    出するアクセルセンサであり、 前記制御手段には、前記アクセルセンサで検出された踏
    込み量と前記回転数センサで検出された回転数とに基づ
    き前記エンジンがアイドル状態であると判断された場合
    に、前記温度センサで検出された前記冷却水の温度が低
    いほど前記位相差可変手段を介して前記位相差を大きく
    減少させるとともに,前記スロットルアクチュエータを
    介して前記スロットル弁の開度を減少させる機能が付設
    されたことを特徴とするエンジン制御装置。
  3. 【請求項3】 一気筒当たり複数設けられた吸気弁のそ
    れぞれを,クランク軸から伝達された動力によって開閉
    する複数のカム軸に対して,これらのカム軸間の位相差
    を変化させる位相差可変手段と、エンジンの負荷状態を
    検出する負荷状態検出手段と、この負荷状態検出手段で
    検出された負荷状態に応じて前記位相差可変手段を制御
    する制御手段とを備えたエンジン制御装置において、 前記エンジンのスロットル弁を開閉するスロットルアク
    チュエータと、前記エンジンの回転数を検出する回転数
    センサとが付設され、 前記負荷状態検出手段がアクセルペダルの踏込み量を検
    出するアクセルセンサであり、 前記制御手段には、前記アクセルセンサで検出された踏
    込み量と前記回転数センサで検出された回転数とに基づ
    き前記エンジンがアイドル状態であると判断された場合
    に,当該回転数が一定の変動を維持するように前記位相
    差可変手段と前記スロットル弁とを制御する機能が付設
    されたことを特徴とするエンジン制御装置。
  4. 【請求項4】 一気筒当たり複数設けられた吸気弁のそ
    れぞれを,クランク軸から伝達された動力によって開閉
    する複数のカム軸に対して,これらのカム軸間の位相差
    を変化させる位相差可変手段と、エンジンの負荷状態を
    検出する負荷状態検出手段と、この負荷状態検出手段で
    検出された負荷状態に応じて前記位相差可変手段を制御
    する制御手段とを備えたエンジン制御装置において、 前記エンジンのスロットル弁を開閉するスロットルアク
    チュエータと、前記エンジンの冷却水の温度を検出する
    温度センサとが付設され、 前記制御手段には、前記温度センサで検出された前記冷
    却水の温度が低い場合に,前記スロットルアクチュエー
    タを介して前記スロットル弁の開度を減少させる機能が
    付設されたことを特徴とするエンジン制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010138862A (ja) * 2008-12-12 2010-06-24 Mitsubishi Motors Corp 可変動弁装置
JP2010196489A (ja) * 2009-02-23 2010-09-09 Mitsubishi Motors Corp 可変動弁装置付エンジン
CN115217609A (zh) * 2022-06-06 2022-10-21 广州汽车集团股份有限公司 发动机的热管理控制方法、装置、电子设备及存储介质

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CN115217609B (zh) * 2022-06-06 2023-07-14 广州汽车集团股份有限公司 发动机的热管理控制方法、装置、电子设备及存储介质

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