JPH1047142A - エンジン制御装置 - Google Patents

エンジン制御装置

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Publication number
JPH1047142A
JPH1047142A JP21795196A JP21795196A JPH1047142A JP H1047142 A JPH1047142 A JP H1047142A JP 21795196 A JP21795196 A JP 21795196A JP 21795196 A JP21795196 A JP 21795196A JP H1047142 A JPH1047142 A JP H1047142A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
angle sensor
crank angle
phase difference
cam
engine
Prior art date
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Pending
Application number
JP21795196A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiteru Okumura
芳輝 奥村
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Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、センサに異常が検出されても、通
常通りの走行を可能とし得ることを目的としている。 【構成】 このため、エンジン制御装置において、クラ
ンク角センサまたはカム角センサの異常を検出した際に
は位相差可変手段により位相差を0度とすべく制御する
とともにスロットルアクチュエータによりスロットルバ
ルブを開閉動作させてエンジンの吸入空気量を制御する
機能を制御手段に付加して設けている。また、エンジン
制御装置において、クランク角センサの異常を検出した
際には位相差可変手段により位相差を0度とすべく制御
するとともにクランク角センサからの検出信号の代わり
にカム角センサからの検出信号を入力しこのカム角セン
サからの検出信号を運転制御用信号として使用する機能
を前記制御手段に付加して設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はエンジン制御装置
に係り、特にクランク角センサまたはカム角センサの異
常を検出した際に、位相差可変手段により位相差を0度
とすべく制御するとともに、スロットルアクチュエータ
によりスロットルバルブを開閉動作させてエンジンの吸
入空気量を制御し、また、クランク角センサの異常を検
出した際には、位相差可変手段により位相差を0度とす
べく制御するとともに、クランク角センサからの検出信
号の代わりに、カム角センサからの検出信号を入力し、
このカム角センサからの検出信号を運転制御用信号とし
て使用し、クランク角センサの異常が検出されても、通
常通りの走行を可能とし得るエンジン制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般的なガソリンエンジン(以下、単に
「エンジン」という。)では、吸気管に設置されたスロ
ットルバルブを開閉することにより出力を制御してい
る。このため、低負荷時には、スロットルバルブ下流側
の負圧が大きくなることにより、ポンピングロスが増大
するという問題がある。特に、低負荷を多用する自動車
では、燃費悪化の大きな要因の一つとなっている。
【0003】前記エンジン制御装置においては、本出願
人が、1気筒当たり2個の吸気弁を設け、これらの吸気
弁を夫々開閉するカムを設け、クランク角に対して固定
の位相で一方の吸気弁を開閉し、クランク角に対して遅
れる側に可変とした位相で他方の吸気弁を開閉すること
により、吸入空気量すなわち出力を制御するものを既に
出願している(特開平3−88907号公報)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のエン
ジン制御装置においては、クランク角を検出するクラン
ク角センサやカム角を検出するカム角センサが設けられ
ているが、これらの各角センサの異常時の対策に関する
ものはない。
【0005】前記クランク角センサまたはカム角センサ
が異常、つまり故障すると、カム位相差を検出すること
ができなくなり、カム位相差を任意の値に制御すること
が不可能となる。
【0006】そしてこのとき、カム位相差が制御できな
いので、意図する出力に制御することができず、出力低
下によるエンスト、または不要な出力上昇等が惹起され
る惧れがあり、実用上不利であるという不都合がある。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明は、上
述不都合を除去するために、エンジンの複数の気筒に1
気筒当たり少なくとも2個の吸気弁を配設し、これらの
吸気弁をクランク軸から伝達された動力によって開閉す
る2本のカム軸を設け、一方のカム軸をクランク角に対
して固定したカム位相とするとともに他方のカム軸をク
ランク角に対して可変としてカム軸間の位相差を変化さ
せる位相差可変手段を設け、この位相差可変手段とスロ
ットルアクチュエータにより開閉されるスロットルバル
ブとによりエンジンの吸入空気量を制御する制御手段を
有するエンジン制御装置において、クランク角を検出す
るクランク角センサを設けるとともにカム角を検出する
カム角センサを設け、予め設定される所定条件によって
クランク角センサまたはカム角センサの異常を検出した
際には前記位相差可変手段により位相差を0度とすべく
制御するとともに前記スロットルアクチュエータにより
スロットルバルブを開閉動作させてエンジンの吸入空気
量を制御する機能を前記制御手段に付加して設けたこと
を特徴とする。
【0008】また、エンジンの複数の気筒に1気筒当た
り少なくとも2個の吸気弁を配設し、これらの吸気弁を
クランク軸から伝達された動力によって開閉する2本の
カム軸を設け、一方のカム軸をクランク角に対して固定
したカム位相とするとともに他方のカム軸をクランク角
に対して可変としてカム軸間の位相差を変化させる位相
差可変手段を設け、この位相差可変手段とスロットルア
クチュエータにより開閉されるスロットルバルブとによ
りエンジンの吸入空気量を制御する制御手段を有するエ
ンジン制御装置において、クランク角を検出するクラン
ク角センサを設けるとともにカム角を検出するカム角セ
ンサを設け、予め設定される所定条件によってクランク
角センサの異常を検出した際には前記位相差可変手段に
より位相差を0度とすべく制御するとともに前記クラン
ク角センサからの検出信号の代わりにカム角センサから
の検出信号を入力しこのカム角センサからの検出信号を
運転制御用信号として使用する機能を前記制御手段に付
加して設けたことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】上述の如く発明したことにより、
予め設定される所定条件によってクランク角センサまた
はカム角センサの異常を検出した際には、位相差可変手
段により位相差を0度とすべく制御するとともに、スロ
ットルアクチュエータによりスロットルバルブを開閉動
作させてエンジンの吸入空気量を制御し、通常通りの走
行を可能としている。
【0010】また、予め設定される所定条件によってク
ランク角センサの異常を検出した際には、位相差可変手
段により位相差を0度とすべく制御するとともに、クラ
ンク角センサからの検出信号の代わりに、カム角センサ
からの検出信号を入力し、このカム角センサからの検出
信号を運転制御用信号として使用し、クランク角センサ
の異常が検出されても、通常通りの走行を可能としてい
る。
【0011】
【実施例】以下図面に基づいてこの発明の実施例を詳細
に説明する。
【0012】図1〜図19はこの発明の第1実施例を示
すものである。図3において、2はエンジン制御装置で
ある。
【0013】このエンジン制御装置2は、エンジン4の
複数の図示しない気筒に1気筒当たり少なくとも2個、
例えば2個の吸気弁(図示せず)を配設し、これらの吸
気弁を図示しないクランク軸から伝達された動力によっ
て開閉する2本の第1、第2カム軸6−1、6−2を設
け、第1カム軸6−1をクランク角に対して固定したカ
ム位相とするとともに第2カム軸6−2をクランク角に
対して可変としてカム軸間の位相差を変化させる位相差
可変手段8を設け、この位相差可変手段8とスロットル
アクチュエータ10により開閉されるスロットルバルブ
12とによりエンジンの吸入空気量を制御する制御手段
14を有している。
【0014】前記エンジン4の図示しない動力伝達機構
は、クランク軸の一端に設けたクランクプーリ(図示せ
ず)と、第1カム軸6−1の一端にに設けた第1プーリ
(図示せず)と、第2カム軸6−2の一端に第2プーリ
(図示せず)と、3個のプーリに捲回される1本のタイ
ミングベルトとによって構成されている。
【0015】エンジン4は4サイクルであるので、クラ
ンク軸が2回転すると、動力伝達機構が第1、第2カム
軸6−1、6−2を1回転させる。
【0016】第1カム軸6−1に図示しない吸気弁用第
1カム及び排気弁用第1カム、第2カムを夫々設けると
ともに、第2カム軸6−2には吸気弁用第2カム(図示
せず)を設ける。吸気弁用第1カムは図示しない第1吸
気弁を開閉し、吸気弁用第2カムは図示しない第2吸気
弁を開閉し、排気弁用第1カムは図示しない第1排気弁
を開閉するとともに、排気弁用第2カムは図示しない第
2排気弁を開閉する。ただし、吸気弁用第1カムは図示
しないロッカアームを介して第1吸気弁を開閉してお
り、ロッカアームは、ロッカ軸(図示せず)に回動自在
に支持されている。
【0017】前記位相差可変手段8は、油圧発生部8A
と駆動部8Bとから構成されている。油圧発生部8A
は、リリーフ弁や油圧ポンプ、後述する電磁バルブ5
4、制御弁、オリフィス等から構成されている。駆動部
8Bは、油圧発生部8Aに連通するとともに図示しない
第2プーリに一体化されたシリンダ(図示せず)と、内
側で図示しない第1ヘリカルスプラインを介して第2カ
ム軸6−2に噛合し、外側で図示しない第2ヘリカルス
プラインを介してシリンダ(図示せず)に噛合し、油圧
により押圧されピストンとして動作する円筒状の中間ギ
ヤ(図示せず)と、中間ギヤを押し戻す図示しないリタ
ーンスプリングとによって構成されている。
【0018】第1、第2ヘリカルスプラインは、軸線に
沿って若干斜めに形成されるとともに、互いに噛み合う
外歯と内歯とからなるものである。油圧またはリターン
スプリングの復元力により中間ギヤが軸線方向に移動す
ることにより、第2プーリと第2カム軸6−2とに位相
差を生ずる。また、油圧発生部8Aの出力側の油路は、
エンジン4の外壁内及び第2カム軸6−2内を通って、
シリンダ内に連通している。
【0019】前記油圧発生部8Aの電磁バルブ54は、
制御手段14によって通電されるものであり、電磁バル
ブ54が通電されなければ、油圧ポンプにより油路へ送
り出されたオイルは、オリフィス及び油路を経由して電
磁バルブ54で排出される。そのため、制御弁はスプリ
ングの付勢力によって移動し、油路の油圧は油路を経て
逃げる。これにより、中間ギヤはリターンスプリングの
付勢力により移動し、第1、第2カム軸6−1、6−2
間の位相差θは減少する。
【0020】電磁バルブ54が通電されると、油圧ポン
プにより油路へ送り出されたオイルは、電磁バルブ54
が閉じているので、油路の油圧を上昇させる。このた
め、制御弁はスプリングの付勢力に抗して逆方向へ移動
し、油路の油圧が上昇する。これにより、中間ギヤはリ
ターンスプリングの付勢力に抗して逆方向へ移動し、第
1、第2カム軸6−1、6−2間の位相差θを増加させ
る。
【0021】また、前記エンジン制御装置2に、アクセ
ルペダル16の踏み込み量fを検出する負荷状態検出手
段としてのアクセルセンサ18を設け、前記制御手段1
4はアクセルセンサ18で検出された踏み込み量fに応
じて前記位相差可変手段8を制御している。
【0022】前記クランク角、つまり前記エンジン4の
回転数nを検出する回転数センサとしてのクランク角セ
ンサ20を設けるとともに、カム角を検出するカム角セ
ンサ22を設け、エンジン4の冷却水の温度temを検
出する温度センサ24を設ける。
【0023】前記クランク角センサ20は、第1カム軸
6−1の他端に設けられ、カム角センサ22は第2カム
軸の他端に設けられている。クランク角センサ20及び
カム角センサ22は、例えばロータリエンコーダであ
り、一定の回転角毎にパルス信号を発生する。
【0024】そして、前記クランク角センサ20は、第
1カム軸6−1の回転角及び回転数を検出するが、第1
カム軸6−1とクランク軸とは位相が固定されているの
で、クランク軸の回転角及び回転数(すなわちエンジン
の回転数n)も検出することになる。前記カム角センサ
22は、第2カム軸6−2の回転角及び回転数を検出す
る。
【0025】なお、図3において、吸気は、エアクリー
ナ26、スロットルチャンバ28、吸気マニホルド30
を順次通過して前記エンジン4内に導入される。また、
排気は、エンジン4から排気マニホルド32を通過して
エンジン4外部へ排出される。
【0026】更に、前記制御手段14は、クランク角セ
ンサ20からの回転数nやカム角センサ22からのカム
角、温度センサ24からの冷却水の温度temを夫々入
力するとともに、スロットルアクチュエータ10を介し
てスロットルバルブ12を開閉し、スロットルセンサ3
4を介してスロットル開度sを入力する。
【0027】前記制御手段14には、位相差θを増加さ
せる場合にスロットルアクチュエータ10を介してスロ
ットル開度sを減少させる機能、例えば踏み込み量fと
位相差θとをパラメータとして予め設定されたスロット
ル開度sに、一致させるようにスロットルアクチュエー
タ10を制御する機能が付設されている。
【0028】このスロットルアクチュエータ10は、例
えばスロットルバルブ12を回動するステッピングモー
タである。
【0029】また、前記スロットルセンサ34は、例え
ばスロットルバルブ12とともに可動接点が回動するポ
テンショメータであり、スロットル開度sに応じた電圧
を制御手段14へ出力する。そして、前記温度センサ2
4は、例えば温度に応じて抵抗値が変化するサーミスタ
である。
【0030】前記アクセルセンサ18は、例えばアクセ
ルペダル16の踏み込みによって可動接点が回動するポ
テンショメータであり、アクセルペダル16の踏み込み
量fに応じた電圧を制御手段14へ出力する。
【0031】また、前記エンジン制御装置2に、エンジ
ン4の始動時を検出する始動検出手段36を設け、前記
制御手段14には、始動検出手段36でエンジン4の始
動時が検出されると、2本の第1、第2カム軸6−1、
6−2間の位相差θを小さくするように位相差可変手段
8を制御する機能が付設されている。始動検出手段36
は、エンジン4のクランキングを検出するクランキング
スイッチ38と、エンジン4の回転数nを検出する回転
数としての前記クランク角センサ20とからなる。
【0032】前記クランキングスイッチ38は、例えば
スタータ40へ図示しないバッテリの出力電圧Vbを印
加するための手動スイッチであり、スタータ40の動作
中に制御手段14へ’H’レベル電圧を出力し、スター
タ40の停止中に制御手段14へ’L’レベル電圧を出
力する。
【0033】そして、予め設定される所定条件によって
クランク角センサ20またはカム角センサ22の異常を
検出した際には、前記位相差可変手段8により位相差を
0度とすべく制御するとともに、前記スロットルアクチ
ュエータ10によりスロットルバルブ12を開閉動作さ
せてエンジン4の吸入空気量を制御する機能を前記制御
手段14に付加して設ける構成とする。
【0034】詳述すれば、前記クランク角センサ20の
異常を検出する所定条件とは、カム角センサ22からの
パルスが所定回数入力される間に、クランク角センサ2
0からのパルスが1度も入力されない場合である(図1
9参照)。
【0035】また、前記カム角センサ22の異常を検出
する所定条件とは、クランク角センサ20からのパルス
が所定回数入力される間に、カム角センサ22からのパ
ルスが1度も入力されない場合である(図18参照)。
【0036】前記制御手段14は、図4に示す如く、ク
ランク角センサ20とカム角センサ22とが連絡する位
相差検出手段42と、カム角センサ異常検出手段44
と、クランク角センサ異常検出手段46と、アクセルセ
ンサ18が連絡する目標位相差設定手段48と、このア
クセルセンサ18と位相差検出手段42とカム角センサ
異常検出手段44とクランク角センサ異常検出手段46
とが夫々連絡する目標スロットル開度設定手段50と、
目標スロットル開度設定手段50と前記スロットルセン
サ34とが連絡するとともにスロットルアクチュエータ
10を制御するスロットルアクチュエータ制御手段52
と、位相差検出手段42とカム角センサ異常検出手段4
4とクランク角センサ異常検出手段46と目標位相差設
定手段48とが連絡し、カム位相差制御手段である電磁
バルブ54を制御する電磁バルブ制御手段56とを有す
る。
【0037】更に、前記位相差検出手段42は、クラン
ク角センサ20の検出信号の周期Tと、クランク角セン
サ20の検出信号とカム角センサ22の検出信号との信
号のずれ△Tとから位相差を検出するものである。
【0038】前記カム角センサ異常検出手段44は、ク
ランク角センサ20の検出信号がN回入力される間にカ
ム角センサ22の検出信号が1回も入力されない場合
に、カム角センサ22が異常であると判定する。
【0039】前記クランク角センサ異常検出手段46
は、カム角センサ22の検出信号がN回入力される間に
クランク角センサ20の検出信号が1回も入力されない
場合に、クランク角センサ20が異常であると判定す
る。
【0040】前記目標位相差設定手段48は、アクセル
センサ18からの検出信号(つまりアクセルペダル16
の踏み込み量f)に応じて目標位相差を設定する。
【0041】前記目標スロットル開度設定手段50は、
アクセルペダル16の踏み込み量fと位相差とに応じて
目標スロットル開度を設定するものである。カム角セン
サ異常時またはクランク角センサ異常時には、位相差を
検出することはできないが、オープン制御により位相差
を0度とすべく電磁バルブ54を制御しており、位相差
を0度として目標スロットル開度を設定する
【0042】前記スロットルアクチュエータ制御手段5
2は、スロットルセンサ34により検出したスロットル
開度が目標スロットル開度になるようにスロットル開度
を制御する。
【0043】前記電磁バルブ制御手段56は、カム角セ
ンサ異常時またはクランク角センサ異常時に、位相差が
0度となるように制御デューティを0とする(オープン
制御)。また、異常時以外の場合には、位相差が目標位
相差となるように電磁バルブ54への制御デューティを
制御する(フィードバック制御)。
【0044】前記制御手段14を実際のハード通りに開
示すると、制御手段14は、図5に示す如く、CPU5
8、ROM60、RAM62、入力インタフェース6
4、出力インタフェース66からなるマイクロコンピュ
ータと、そのコンピュータプログラムとから構成され
る。
【0045】次に図1のカム角センサ異常検出用フロー
チャートに沿って作用を説明する。
【0046】カム角センサ異常検出用プログラムがスタ
ート(100)すると、カム角センサフラグが0あるい
は1であるかの判断(102)を行う。
【0047】カム角センサフラグが0(入力なし)の場
合には、カウンタデクリメント、つまりカウンタの値を
1減少させる処理(104)に移行させ、カム角センサ
フラグが1(入力有り)の場合には、カウンタプリセッ
ト、つまりカウンタの値を所定値nにセットする処理
(106)に移行させる。
【0048】カウンタデクリメント、つまりカウンタの
値を1減少させる処理(104)を行った後に、カウン
タが0であるか否かの判断(108)を行い、この判断
(108)がYESの場合には、カム角センサ異常フラ
グを1(110)とするとともに、クランク角センサ入
力フラグを1(112)とし、カム角センサ異常検出用
プログラムをエンド(118)させる。
【0049】カウンタが0であるか否かの判断(10
8)がNOの場合には、クランク角センサ入力フラグを
1(112)とし、カム角センサ異常検出用プログラム
をエンド(118)させる。
【0050】また、上述のカウンタプリセット、つまり
カウンタの値を所定値nにセットする処理(106)を
行った後に、カム角センサ入力フラグを0(114)と
するとともに、カム角センサ異常フラグを0(116)
とし、クランク角センサ入力フラグを1(112)と
し、カム角センサ異常検出用プログラムをエンド(11
8)させる。
【0051】また、図2のクランク角センサ異常検出用
フローチャートに沿って作用を説明する。
【0052】クランク角センサ異常検出用プログラムが
スタート(150)すると、クランク角センサフラグが
0あるいは1であるかの判断(152)を行う。
【0053】クランク角センサフラグが0(入力なし)
の場合には、カウンタデクリメント、つまりカウンタの
値を1減少させる処理(154)に移行させ、クランク
角センサフラグが1(入力有り)の場合には、カウンタ
プリセット、つまりカウンタの値を所定値nにセットす
る処理(156)に移行させる。
【0054】カウンタデクリメント、つまりカウンタの
値を1減少させる処理(154)を行った後に、カウン
タが0であるか否かの判断(158)を行い、この判断
(158)がYESの場合には、クランク角センサ異常
フラグを1(160)とするとともに、カム角センサ入
力フラグを1(162)とし、クランク角センサ異常検
出用プログラムをエンド(168)させる。
【0055】カウンタが0であるか否かの判断(15
8)がNOの場合には、カム角センサ入力フラグを1
(162)とし、クランク角センサ異常検出用プログラ
ムをエンド(168)させる。
【0056】また、上述のカウンタプリセット、つまり
カウンタの値を所定値nにセットする処理(156)を
行った後に、クランク角センサ入力フラグを0(16
4)とするとともに、クランク角センサ異常フラグを0
(166)とし、カム角センサ入力フラグを1(16
2)とし、クランク角センサ異常検出用プログラムをエ
ンド(168)させる。
【0057】さすれば、従来のものにおいては、位相差
を検出できなくなった場合に、位相差を最大と最小とに
制御することはできるが、位相差を任意の位相差に制御
することは不可能である。そして、位相差を最大とする
と、吸入空気量が最小となって走行が困難となり、逆に
位相差を最小とすると、吸入空気量は最大となるが、ス
ロットル開度によって制御可能であるので、走行可能で
ある。
【0058】このような点に鑑み、クランク角センサ2
0またはカム角センサ22の異常を検出した場合に、電
磁バルブ54への通電を停止し、位相差を0度とすべく
制御し、アクセルペダル16の踏み込み量fに応じたス
ロットル開度とし、走行可能としている。
【0059】ここで、図6の前記カム角センサ異常検出
手段44の作用を説明する。
【0060】カム角センサ異常検出手段44は、プログ
ラムのスタート(44A)によってクランク角センサ2
0からの検出信号がN回入力される間にカム角センサ2
2からの検出信号が一度も入力されていないか否かの判
断(44B)を行う。
【0061】そして、この判断(44B)がYESの場
合には、カム角センサ22が異常であると判定(44
C)し、プログラムをエンド(44E)させるととも
に、判断(44B)がNOの場合には、カム角センサ2
2が異常でないと判定(44D)し、プログラムをエン
ド(44E)させる。
【0062】図7の前記クランク角センサ異常検出手段
46の作用を説明する。
【0063】クランク角センサ異常検出手段46は、プ
ログラムのスタート(46A)によってカム角センサ2
2からの検出信号がN回入力される間にクランク角セン
サ20からの検出信号が一度も入力されていないか否か
の判断(46B)を行う。
【0064】そして、この判断(46B)がYESの場
合には、クランク角センサ20が異常であると判定(4
6C)し、プログラムをエンド(46E)させるととも
に、判断(46B)がNOの場合には、クランク角セン
サ20が異常でないと判定(46D)し、プログラムを
エンド(46E)させる。
【0065】図8及び図9の前記位相差検出手段42の
作用を説明する。
【0066】位相差検出手段42は、プログラムがスタ
ート(42A)すると、図9に示す如き検出信号のずれ
△Tと周期Tと定数Kとから式 K×△T/T によって値を算出し、この算出した値を位相差θとした
(42B)後に、プログラムをエンド(42C)させ
る。
【0067】図10及び図11の前記目標位相差設定手
段48の作用を説明する。
【0068】目標位相差設定手段48は、プログラムが
スタート(48A)すると、図11に示す如きアクセル
ペダルの踏み込み量による目標位相差テーブルからテー
ブル検索値を求め、このテーブル検索値を目標位相差と
し(48B)、プログラムをエンド(48C)させる。
【0069】図12の前記電磁バルブ制御手段56の作
用を説明する。なお、図16のフローチャートも電磁バ
ルブ制御手段56の作用を示すものであり、図12のも
のと略同様に開示されているが、記載箇所において異な
る点があるので、参考までに開示しておく。
【0070】前記電磁バルブ制御手段56は、プログラ
ムがスタート(56A)すると、カム角センサ22が異
常であるか否かの判断(56B)を行い、この判断(5
6B)がNOの場合には、クランク角センサ20が異常
であるか否かの判断(56C)に移行させることとも
に、判断(56B)がYESの場合には、制御デューテ
ィを0とし(56D)、プログラムをエンド(56H)
させる。
【0071】クランク角センサ20が異常であるか否か
の判断(56C)がNOの場合には、位相差が目標位相
差未満であるか否かの判断(56E)に移行させ、判断
(56C)がYESの場合には、制御デューティを0と
し(56D)、プログラムをエンド(56H)させる。
【0072】また、位相差の検出及び目標位相差の算出
を行った後に行われる位相差が目標位相差未満であるか
否かの判断(56E)がNOの場合には、制御デューテ
ィを減少させ(56F)、プログラムをエンド(56
H)させるとともに、判断(56E)がYESの場合に
は、制御デューティを増加させ(56G)、プログラム
をエンド(56H)させる。
【0073】図13及び図14の前記目標スロットル開
度設定手段50の作用を説明する。
【0074】目標スロットル開度設定手段50は、プロ
グラムがスタート(50A)すると、カム角センサ22
が異常であるか否かの判断(50B)を行い、この判断
(50B)がNOの場合には、クランク角センサ20が
異常であるか否かの判断(50C)に移行させるととも
に、判断(50B)がYESの場合には、位相差を0度
とする処理(50D)に移行させる。
【0075】クランク角センサ20が異常であるか否か
の判断(50C)がYESの場合には、位相差を0度と
する処理(50D)に移行させた後に、図14に示す如
き目標スロットル開度マップからのマップ検索値を目標
スロットル開度とし(50E)、プログラムをエンド
(50F)させるとともに、判断(50C)がNOの場
合には、図14に示す如き目標スロットル開度マップか
らのマップ検索値を目標スロットル開度とし(50
E)、プログラムをエンド(50F)させる。
【0076】図15の前記スロットルアクチュエータ制
御手段52の作用を説明する。なお、図17のフローチ
ャートはスロットル開度制御を示すものであり、図15
のものと略同様に開示されているが、記載箇所のおいて
異なる点があるので、参考までに開示しておく。
【0077】前記スロットルアクチュエータ制御手段5
2は、プログラムがスタート(52A)すると、スロッ
トル開度が目標スロットル開度と等しいか否かの判断
(52B)を行い、判断(52B)がNOの場合には、
スロットル開度が目標スロットル開度未満であるか否か
の判断(52C)に移行させ、判断(52B)がYES
の場合には、プログラムをエンド(52F)させる。
【0078】上述のスロットル開度が目標スロットル開
度未満であるか否かの判断(52C)がYESの場合に
は、スロットル開度を増加(52D)させた後に、プロ
グラムをエンド(52F)させ、判断(52C)がNO
の場合には、スロットル開度を減少(52E)させた後
に、プログラムをエンド(52F)させる。
【0079】これにより、エンジンの出力制御におい
て、通常は位相差とスロットル開度とを対応させて運転
者のアクセルワークに見合った制御を行っており、クラ
ンク角センサ20またはカム角センサ22の異常が検出
されても、通常通りの走行が可能、つまり通常時もセン
サ異常時も運転者の感覚に影響を及ぼすことがなく、実
用上有利である。
【0080】また、クランク角センサ20とカム角セン
サ22とを有するエンジン制御装置2においては、制御
手段14のプログラム内の変更のみで対処することがで
き、構成が複雑化する惧れが全くなく、コストを低廉に
維持し得て、経済的にも有利である。
【0081】図20〜図44はこの発明の第2実施例を
示すものである。この第2実施例において、上述第1実
施例と同一機能を果たす箇所には同一符号を付して説明
する。
【0082】この第2実施例の特徴とするところは、予
め設定される所定条件によってクランク角センサ20の
異常を検出した際には、位相差可変手段8により位相差
を0度とすべく制御するとともに、クランク角センサ2
0からの検出信号の代わりに、カム角センサ22からの
検出信号を入力し、このカム角センサ22からの検出信
号を運転制御用信号、例えば燃料噴射制御や点火制御用
信号として使用する機能を制御手段72に付加して設け
た点にある。
【0083】すなわち、図20に示す如く、エンジン4
の複数、例えば4個の図示しない気筒の夫々にインジェ
クタ74と点火プラグ76とを設け、エアクリーナ26
とスロットルバルブ12間の吸気系にエアフローセンサ
78を設ける。
【0084】また、前記制御手段72に、インジェクタ
74と、点火プラグ76と、エアフローセンサ78と、
排気ガス濃度、つまり排気ガス中の酸素濃度を検出する
O2センサ80と、クランク角センサ20に連絡する点
火コイル82と、ダイアグスイッチ84と、ダイアグラ
ンプ86とを夫々接続して設ける。
【0085】前記制御手段72は、図21及び図22に
示す如く、クランク角センサ20とカム角センサ22と
が連絡する位相差検出手段42と、カム角センサ異常検
出手段44と、クランク角センサ異常検出手段46と、
アクセルセンサ18が連絡する目標位相差設定手段48
と、このアクセルセンサ18と位相差検出手段42とカ
ム角センサ異常検出手段44とクランク角センサ異常検
出手段46とが夫々連絡する目標スロットル開度設定手
段50と、目標スロットル開度設定手段50と前記スロ
ットルセンサ34とが連絡するとともにスロットルアク
チュエータ10を制御するスロットルアクチュエータ制
御手段52と、位相差検出手段42とカム角センサ異常
検出手段44とクランク角センサ異常検出手段46と目
標位相差設定手段48とが連絡し、カム位相差制御手段
である電磁バルブ54を制御する電磁バルブ制御手段5
6と、クランク角センサ20とカム角センサ22とが連
絡するとともにクランク角センサ異常検出手段46とが
連絡する回転数検出手段88と、この回転数検出手段8
8とエアフローセンサ78とが連絡する噴射量設定手段
90と、点火時期設定手段92と、クランク角センサ2
0、カム角センサ22、クランク角センサ異常検出手段
46、噴射量設定手段90が連絡する噴射制御手段94
と、通電時間設定手段96と、クランク角センサ20、
カム角センサ22、クランク角センサ異常検出手段4
6、点火時期設定手段92、通電時間設定手段96が連
絡する点火制御手段98とを有する。
【0086】前記位相差検出手段42やカム角センサ異
常検出手段44、クランク角センサ異常検出手段46、
目標位相差設定手段48、目標スロットル開度設定手段
50、スロットルアクチュエータ制御手段52、電磁バ
ルブ制御手段56は、上述した第1実施例のものと同様
に機能するので、説明は省略する。
【0087】前記回転数検出手段88は、クランク角セ
ンサ20が異常でない場合には、クランク角センサ20
の検出信号により回転数を検出し、クランク角センサ2
0の異常時には、クランク角センサ20の検出信号が入
力されないので、クランク角信号入力毎に行うエンジン
回転数の計算が実行されず、代わりにカム角信号により
エンジン回転数を計算する。
【0088】前記噴射量設定手段90は、エアフローセ
ンサ78で計測した吸入空気量(時間当たり)をエンジ
ン回転数(rpm)で割り、回転数当たりの吸入空気量
を算出する。そして、算出した値に変換係数をかけ、噴
射量を算出する。この噴射量は、回転数当たりの噴射量
となる。また、通常は、水温、O2 センサフィードバッ
ク等の補正を行っているが、ここでは説明を省略する。
【0089】前記点火時期設定手段92は、エンジン負
荷すなわち回転数当たりの吸入空気量とエンジン回転数
とに応じて予め設定された点火時期のマップ(図33参
照)を検索し、点火時期を算出する。
【0090】前記噴射制御手段94は、クランク角セン
サ20が異常でない場合には、クランク角センサ20か
らの検出信号入力時に、インジェクタ74をON動作
し、噴射量から計算したOFF時刻までの間、インジェ
クタ74を駆動する。この際には、カム角センサ22か
らの検出信号による制御は行われない(図30参照)。
【0091】また、クランク角センサ20の異常時に
は、クランク角センサ20からの検出信号が入力されな
いので、クランク角センサ20からの検出信号入力毎の
処理は実行されず、代わりに、カム角センサ22からの
検出信号入力毎に、同様の処理を行う(図31参照)。
【0092】前記点火制御手段98は、クランク角セン
サ20が異常でない場合には、クランク角センサ20か
らの検出信号入力毎に、点火時刻、通電開始時刻を計算
し、点火コイル82への通電を制御し、カム角センサ2
2からの検出信号入力時には、クランク角センサ20か
らの検出信号が入力されないので、クランク角センサ2
0からの検出信号入力毎の処理は実行されず、代わり
に、カム角センサ22からの検出信号入力毎にの処理を
実行し、点火コイル82への通電を制御する。また、ク
ランク角センサの異常時には、位相差を0度とし、クラ
ンク角センサ20からの検出信号の代わりに、カム角セ
ンサ22からの検出信号を用いることが可能となる。
【0093】次に図23のクランク角センサ異常検出用
フローチャートに沿って作用を説明する。
【0094】クランク角センサ異常検出用プログラムが
スタート(200)すると、クランク角センサフラグが
0あるいは1であるかの判断(202)を行う。
【0095】クランク角センサフラグが0(正常)の場
合には、クランク角センサ異常検出用プログラムをエン
ド(208)させ、クランク角センサフラグが1(異
常)の場合には、点火制御処理(204)に移行させ
る。
【0096】そして、点火制御処理(204)を行った
後に、燃料噴射制御処理(206)行い、クランク角セ
ンサ異常検出用プログラムをエンド(208)させる。
【0097】ここで、図24の前記回転数検出手段88
の作用を説明する。
【0098】回転数検出手段88は、クランク角センサ
20からの検出信号入力毎に、プログラムのスタート
(88A)によってクランク角センサ20からの検出信
号の周期が計測され(88B)、定数Kを周期で割って
求めた値をエンジン回転数とし(88C)、プログラム
をエンド(88D)させる。
【0099】また、回転数検出手段88は、図25に示
す如く、カム角センサ22からの検出信号入力毎に、プ
ログラムのスタート(88A−1)によってクランク角
センサ20が異常であるか否かの判断(88B−1)を
行い、この判断(88B−1)がNOの場合には、プロ
グラムをエンド(88E−1)させ、判断(88B−
1)がYESの場合には、カム角センサ22からの検出
信号の周期が計測され(88C−1)、定数Kを周期で
割って求めた値をエンジン回転数とし(88D−1)、
プログラムをエンド(88E−1)させる。
【0100】図26の前記噴射量設定手段90の作用を
説明する。
【0101】噴射量設定手段90は、プログラムのスタ
ート(90A)によって空気量をエンジン回転数で割っ
て求めた値を回転当たりの空気量とし(90B)、変換
係数に回転当たりの空気量をかけた値を噴射量とし(9
0C)、プログラムをエンド(90D)させる。
【0102】図27の前記噴射制御手段94の作用を説
明する。
【0103】噴射制御手段94は、クランク角センサ2
0からの検出信号入力毎に、プログラムのスタート(9
4A)によってインジェクタ74をOFFからON動作
させ(94B)、定数Kに噴射量をかけてインジェクタ
駆動時間とし(94C)、現在時刻にインジェクタ駆動
時間を加算してインジェクタOFF時刻とし(94
D)、インジェクタOFF時刻をセット(94E)した
後に、プログラムをエンド(94F)させる。
【0104】また、噴射制御手段94は、図28に示す
如く、カム角センサ22からの検出信号入力毎に、プロ
グラムのスタート(94A−1)によってクランク角セ
ンサ20が異常であるか否かの判断(94B−1)を行
い、この判断(94B−1)がNOの場合には、プログ
ラムをエンド(94G−1)させ、判断(94B−1)
がYESの場合には、インジェクタ74をOFFからO
N動作させ(94C−1)、定数Kに噴射量をかけてイ
ンジェクタ駆動時間とし(94D−1)、現在時刻にイ
ンジェクタ駆動時間を加算してインジェクタOFF時刻
とし(94E−1)、インジェクタOFF時刻をセット
(94F−1)した後に、プログラムをエンド(94G
−1)させる。
【0105】噴射制御手段94によるインジェクタOF
F時刻は、図29に示す如く、プログラムのスタート
(94A−2)によってインジェクタ74をOFFから
ON動作させ(94B−2)、プログラムをエンド(9
4C−2)させる。
【0106】図32の前記点火時期設定手段92の作用
を説明する。
【0107】点火時期設定手段92は、プログラムがス
タート(92A)すると、空気量をエンジン回転数で割
った値を回転当たりの空気量とし(92B)、回転当た
りの空気量と回転数から点火時期を検索し(92C)、
プログラムをエンド(92D)させる。
【0108】図34の前記通電時間設定手段96の作用
を説明する。
【0109】通電時間設定手段96は、プログラムがス
タート(96A)すると、図35に開示されるマップの
バッテリ電圧から通電時間を検索し(96B)、プログ
ラムをエンド(96C)させる。
【0110】図36の前記点火制御手段98の作用を説
明する。
【0111】点火制御手段98は、クランク角センサ2
0からの検出信号入力毎に、プログラムのスタート(9
8A)によってクランク角センサ20の検出信号の周期
と点火時期とから点火時刻を算出し(98B)、点火時
刻から通電時間を引いた値を通電開始時刻とし(98
C)、通電開始時刻をセット(98D)した後に、プロ
グラムをエンド(98E)させる。
【0112】また、点火制御手段98は、図37に示す
如く、カム角センサ22からの検出信号入力毎に、プロ
グラムのスタート(98A−1)によってクランク角セ
ンサ20が異常であるか否かの判断(98B−1)を行
い、この判断(98B−1)がNOの場合には、プログ
ラムをエンド(98F−1)させ、判断(98B−1)
がYESの場合には、カム角センサ22の検出信号の周
期と点火時期とから点火時刻を算出し(98C−1)、
点火時刻から通電時間を引いた値を通電開始時刻とし
(98D−1)、通電開始時刻をセット(98E−1)
した後に、プログラムをエンド(98F−1)させる。
【0113】前記点火制御手段98による通電開始時刻
は、図38に示す如く、プログラムをスタート(98A
−2)すると、通電開始をOFFからON動作させ(9
8B−2)、点火時刻をセット(98C−2)した後
に、プログラムをエンド(94D−2)させる。
【0114】前記点火制御手段98による点火時刻は、
図39に示す如く、プログラムをスタート(98A−
3)すると、点火をOFFからON動作させ(98B−
3)、プログラムをエンド(94C−3)させる。な
お、クランク角センサ20が異常でない場合のタイムチ
ャートを図40に示し、クランク角センサ20が異常時
のタイムチャートを図41に示す。
【0115】また、一般に、点火制御は、4気筒の場合
に、主にクランク角センサからの検出信号とエアフロー
センサからの検出信号とを使用し、点火信号を出力する
ものである(図42参照)。そして、点火信号のON
(通電開始)と点火信号のOFF(点火)との時刻を制
御する。
【0116】具体的には、クランク角センサの立ち上が
りや立ち下がりからの時間を計測し、点火信号をONま
たはOFFする。クランク角センサの立ち下がりから点
火信号のOFFまでの時間(点火タイミング)は、クラ
ンク角センサからの検出信号の周期から計算したエンジ
ン回転数やエアフローセンサから計算したエンジン負荷
によって設定された点火時期となるように算出される
(図33参照)。前記点火信号のONのタイミングは、
点火に必要な通電時間(バッテリ電圧に依存する)を計
算して設定される。点火コイルで高圧となった二次電圧
はディストリビュータによって各点火プラグに配電され
る。
【0117】更に、燃料制御は、主にクランク角センサ
からの検出信号とエアフローセンサからの検出信号とO
2 センサからの検出信号とを使用し、燃料噴射信号を出
力するものである(図43参照)。そして、エアフロー
センサにより計測した空気量とエンジン回転数とによ
り、回転毎の空気量を算出する。この回転毎の空気量か
ら基本となる噴射量を計算し、O2 センサからの検出信
号によるフィードバック補正や、水温による補正等を加
味して噴射量を求め、この噴射量に対応したパルス幅の
パルスをクランク角信号に同期させて出力する。
【0118】前記エンジン制御装置2においては、エン
ジン制御に必要なセンサ類に異常が生じた場合に、運転
者に異常を知らせるランプが点灯する。例えば、ダイア
グスイッチがOFFの場合には、異常があった際にダイ
アグランプを点灯させ、異常がない際にはダイアグラン
プは消灯されている。また、ダイアグスイッチがONの
場合には、点滅により故障コードを出力し、正常な際
に、図44(a)に示す如き正常コード12を出力し、
異常な際には、図44(b)に示す如き異常コード22
を出力する。
【0119】さすれば、通常のエンジンでは、クランク
角センサは1個しか設けられておらず、クランク角セン
サからの検出信号が入力されないと、点火制御や燃料噴
射制御が行われず、エンストするものであるが、クラン
ク角センサ20からの検出信号の代わりに、カム角セン
サ22からの検出信号を入力して使用することができ
る。このとき、位相差が0度の時にクランク角センサ2
0からの検出信号とカム角センサ22からの検出信号と
が一致するように設定する。
【0120】これにより、予め設定される所定条件によ
ってクランク角センサ20の異常を検出した際に、位相
差可変手段8により位相差を0度とすべく制御するとと
もに、クランク角センサ20からの検出信号の代わり
に、カム角センサ22からの検出信号を入力し、このカ
ム角センサ22からの検出信号を運転制御用信号、例え
ば燃料噴射制御や点火制御用信号として使用することが
でき、クランク角センサ20の異常が検出されても、上
述第1実施例のものと同様に、通常通りの走行が可能、
つまり通常時もセンサ異常時も運転者の感覚に影響を及
ぼすことがなく、実用上有利である。
【0121】また、クランク角センサ20とカム角セン
サ22とを有するエンジン制御装置2においては、制御
手段72のプログラム内の変更のみで対処することがで
き、構成が複雑化する惧れが全くなく、コストを低廉に
維持し得て、経済的にも有利である。
【0122】なお、この発明は上述第1、第2実施例に
限定されるものではなく、種々の応用改変が可能であ
る。
【0123】例えば、この発明の第1実施例において
は、予め設定される所定条件によってクランク角センサ
20またはカム角センサ22の異常を検出する構成とし
たが、クランク角センサ20とカム角センサ22との両
方が同時に異常となる場合を検出するため、図45に示
す如く、制御手段14とエンジンのクランキングを検出
するクランキングスイッチ38とを連絡する電路途中を
分岐し、バッテリとスタータモータMとを連絡する電路
と前記分岐電路との間にリレーRを設け、クランクキン
グ検出回路を構成してクランキングスイッチがON時且
つ検出信号が検出されない状態が所定時間経過した場合
に、クランク角センサまたはカム角センサが異常である
と判定することも可能である。
【0124】
【発明の効果】以上詳細に説明した如くこの発明によれ
ば、エンジンの複数の気筒に1気筒当たり少なくとも2
個の吸気弁を配設し、これらの吸気弁をクランク軸から
伝達された動力によって開閉する2本のカム軸を設け、
一方のカム軸をクランク角に対して固定したカム位相と
するとともに他方のカム軸をクランク角に対して可変と
してカム軸間の位相差を変化させる位相差可変手段を設
け、位相差可変手段とスロットルアクチュエータにより
開閉されるスロットルバルブとによりエンジンの吸入空
気量を制御する制御手段を有するエンジン制御装置にお
いて、クランク角を検出するクランク角センサを設ける
とともに、カム角を検出するカム角センサを設け、予め
設定される所定条件によってクランク角センサまたはカ
ム角センサの異常を検出した際に、位相差可変手段によ
り位相差を0度とすべく制御するとともにスロットルア
クチュエータによりスロットルバルブを開閉動作させて
エンジンの吸入空気量を制御する機能を制御手段に付加
して設けたので、クランク角センサまたはカム角センサ
の異常が検出されても、通常通りの走行が可能、つまり
通常時もセンサ異常時も運転者の感覚に影響を及ぼすこ
とがなく、実用上有利である。また、クランク角センサ
とカム角センサとを有するエンジン制御装置において
は、制御手段のプログラム内の変更のみで対処すること
ができることにより、構成が複雑化する惧れが全くな
く、コストを低廉に維持し得て、経済的にも有利であ
る。
【0125】また、エンジンの複数の気筒に1気筒当た
り少なくとも2個の吸気弁を配設し、これらの吸気弁を
クランク軸から伝達された動力によって開閉する2本の
カム軸を設け、一方のカム軸をクランク角に対して固定
したカム位相とするとともに他方のカム軸をクランク角
に対して可変としてカム軸間の位相差を変化させる位相
差可変手段を設け、位相差可変手段とスロットルアクチ
ュエータにより開閉されるスロットルバルブとによりエ
ンジンの吸入空気量を制御する制御手段を有するエンジ
ン制御装置において、クランク角を検出するクランク角
センサを設けるとともに、カム角を検出するカム角セン
サを設け、予め設定される所定条件によってクランク角
センサの異常を検出した際に、位相差可変手段により位
相差を0度とすべく制御するとともにクランク角センサ
からの検出信号の代わりにカム角センサからの検出信号
を入力しこのカム角センサからの検出信号を運転制御用
信号として使用する機能を制御手段に付加して設けたの
で、所定条件によってクランク角センサの異常を検出し
た際に、位相差可変手段により位相差を0度とすべく制
御するとともに、クランク角センサからの検出信号の代
わりに、カム角センサからの検出信号を入力し、このカ
ム角センサからの検出信号を運転制御用信号として使用
することができ、クランク角センサの異常が検出されて
も、通常通りの走行が可能、つまり通常時もセンサ異常
時も運転者の感覚に影響を及ぼすことがなく、実用上有
利である。また、クランク角センサとカム角センサとを
有するエンジン制御装置においては、制御手段のプログ
ラム内の変更のみで対処することができることにより、
構成が複雑化する惧れが全くなく、コストを低廉に維持
し得て、経済的にも有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例を示すエンジン制御装置
のカム角センサ異常検出用フローチャートである。
【図2】クランク角センサ異常検出用フローチャートで
ある。
【図3】エンジン制御装置の構成図である。
【図4】エンジン制御装置のブロック図である。
【図5】実際のハード通りに開示した際のエンジン制御
装置のブロック図である。
【図6】カム角センサ異常検出手段の動作を示すフロー
チャートである。
【図7】クランク角センサ異常検出手段の動作を示すフ
ローチャートである。
【図8】位相差検出手段の動作を示すフローチャートで
ある。
【図9】クランク角センサとカム角センサとの検出信号
を示す図である。
【図10】目標位相差設定手段の動作を示すフローチャ
ートである。
【図11】目標位相差テーブルを示す図である。
【図12】電磁バルブ制御手段の動作を示すフローチャ
ートである。
【図13】目標スロットル開度設定手段の動作を示すフ
ローチャートである。
【図14】目標スロットル開度マップを示す図である。
【図15】スロットルアクチュエータ制御手段の動作を
示すフローチャートである。
【図16】電磁バルブ制御手段の動作を示す他のフロー
チャートである。
【図17】スロットルアクチュエータ制御手段の動作を
示す他のフローチャートである。
【図18】カム角センサ異常検出用タイムチャートであ
る。
【図19】クランク角センサ異常検出用タイムチャート
である。
【図20】この発明の第2実施例を示すエンジン制御装
置の構成図である。
【図21】エンジン制御装置の第1のブロック図であ
る。
【図22】エンジン制御装置の第2のブロック図であ
る。
【図23】クランク角センサ異常検出用フローチャート
である。
【図24】クランク角センサからの検出信号入力毎の回
転数検出手段の動作を示すフローチャートである。
【図25】カム角センサからの検出信号入力毎の回転数
検出手段の動作を示すフローチャートである。
【図26】噴射量設定手段の動作を示すフローチャート
である。
【図27】クランク角センサからの検出信号入力毎の噴
射制御手段の動作を示すフローチャートである。
【図28】カム角センサからの検出信号入力毎の噴射制
御手段の動作を示すフローチャートである。
【図29】インジェクタOFF時刻の噴射制御手段の動
作を示すフローチャートである。
【図30】クランク角センサ異常でない時のタイムチャ
ートである。
【図31】クランク角センサ異常時のタイムチャートで
ある。
【図32】点火時期設定手段の動作を示すフローチャー
トである。
【図33】エンジン回転数に応じた点火時期のマップを
示す図である。
【図34】通電時間設定手段の動作を示すフローチャー
トである。
【図35】バッテリ電圧と通電時間との関係を示す図で
ある。
【図36】クランク角センサからの検出信号入力毎の点
火制御手段の動作を示すフローチャートである。
【図37】カム角センサからの検出信号入力毎の点火制
御手段の動作を示すフローチャートである。
【図38】通電開始時刻の点火制御手段の動作を示すフ
ローチャートである。
【図39】点火時刻の点火制御手段の動作を示すフロー
チャートである。
【図40】クランク角センサ異常でない時のタイムチャ
ートである。
【図41】クランク角センサ異常時のタイムチャートで
ある。
【図42】4気筒エンジンの点火制御を説明するタイム
チャートである。
【図43】4気筒エンジンの燃料制御を説明するタイム
チャートである。
【図44】ダイアグスイッチのコードを示し、(a)は
正常コード12を示すタイムチャート、(b)は異常コ
ード22を示すタイムチャートである。
【図45】この発明の他の実施例を示すクランキング検
出回路図である。
【符号の説明】
2 エンジン制御装置 4 エンジン 6−1 第1カム軸 6−2 第2カム軸 8 位相差可変手段 10 スロットルアクチュエータ 12 スロットルバルブ 14 制御手段 16 アクセルペダル 18 アクセルセンサ 20 クランク角センサ 22 カム角センサ 24 温度センサ 26 エアクリーナ 28 スロットルチャンバ 30 吸気マニホルド 32 排気マニホルド 34 スロットルセンサ 36 始動検出手段 38 クランキングスイッチ 40 スタータ 42 位相差検出手段 44 カム角センサ異常検出手段 46 クランク角センサ異常検出手段 48 目標位相差設定手段 50 目標スロットル開度設定手段 52 スロットルアクチュエータ制御手段 54 電磁バルブ 56 電磁バルブ制御手段 58 CPU 60 ROM 62 RAM 64 入力インタフェース 66 出力インタフェース

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンの複数の気筒に1気筒当たり少
    なくとも2個の吸気弁を配設し、これらの吸気弁をクラ
    ンク軸から伝達された動力によって開閉する2本のカム
    軸を設け、一方のカム軸をクランク角に対して固定した
    カム位相とするとともに他方のカム軸をクランク角に対
    して可変としてカム軸間の位相差を変化させる位相差可
    変手段を設け、この位相差可変手段とスロットルアクチ
    ュエータにより開閉されるスロットルバルブとによりエ
    ンジンの吸入空気量を制御する制御手段を有するエンジ
    ン制御装置において、クランク角を検出するクランク角
    センサを設けるとともにカム角を検出するカム角センサ
    を設け、予め設定される所定条件によってクランク角セ
    ンサまたはカム角センサの異常を検出した際には前記位
    相差可変手段により位相差を0度とすべく制御するとと
    もに前記スロットルアクチュエータによりスロットルバ
    ルブを開閉動作させてエンジンの吸入空気量を制御する
    機能を前記制御手段に付加して設けたことを特徴とする
    エンジン制御装置。
  2. 【請求項2】 エンジンの複数の気筒に1気筒当たり少
    なくとも2個の吸気弁を配設し、これらの吸気弁をクラ
    ンク軸から伝達された動力によって開閉する2本のカム
    軸を設け、一方のカム軸をクランク角に対して固定した
    カム位相とするとともに他方のカム軸をクランク角に対
    して可変としてカム軸間の位相差を変化させる位相差可
    変手段を設け、この位相差可変手段とスロットルアクチ
    ュエータにより開閉されるスロットルバルブとによりエ
    ンジンの吸入空気量を制御する制御手段を有するエンジ
    ン制御装置において、クランク角を検出するクランク角
    センサを設けるとともにカム角を検出するカム角センサ
    を設け、予め設定される所定条件によってクランク角セ
    ンサの異常を検出した際には前記位相差可変手段により
    位相差を0度とすべく制御するとともに前記クランク角
    センサからの検出信号の代わりにカム角センサからの検
    出信号を入力しこのカム角センサからの検出信号を運転
    制御用信号として使用する機能を前記制御手段に付加し
    て設けたことを特徴とするエンジン制御装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6567740B2 (en) * 1999-04-21 2003-05-20 Siemens Aktiengesellschaft Circuit for load control and method for the emergency operation of an internal combustion engine
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JP2009257210A (ja) * 2008-04-17 2009-11-05 Denso Corp エンジン制御装置
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