JPS6315468B2 - - Google Patents

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JPS6315468B2
JPS6315468B2 JP9983080A JP9983080A JPS6315468B2 JP S6315468 B2 JPS6315468 B2 JP S6315468B2 JP 9983080 A JP9983080 A JP 9983080A JP 9983080 A JP9983080 A JP 9983080A JP S6315468 B2 JPS6315468 B2 JP S6315468B2
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JP
Japan
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accelerator pedal
potentiometer
engine
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signal
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JP9983080A
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JPS5726232A (en
Inventor
Masaharu Asano
Toyoaki Nakagawa
Yoshihisa Kawamura
Yoshitsuna Terasaka
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPS6315468B2 publication Critical patent/JPS6315468B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はデイーゼルエンジンや火花点火エンジ
ンの制御装置に関し、特にアクセルペダル位置を
検出するポテンシヨメータの故障時の安全対策に
関するものである。
従来のエンジンにおいては、吸気系に設けられ
た絞り弁又は燃料噴射量を制御する噴射ポンプの
スリーブ(後記第2図の60)とアクセルペダル
とが機械的に連結されており、アクセルペダルの
位置(踏角)と絞り弁開度又はスリーブ位置とが
直接対応するようになつていた。
ところが最近、アクセルペダル位置、エンジン
回転速度、温度等の各種運転変数に対応して最適
な燃料供給量や吸入空気量を算出し、絞り弁やス
リーブを変位させるアクチユエータ(例えばサー
ボモータ)を上記の算出された値に応じて制御す
る装置が開発されている。
上記の装置においては、アクセルペダル位置を
電気信号に変換する装置が必要であるが、そのた
めの装置として、可変抵抗器に電流を流してお
き、摺動子の位置に応じた電圧信号を出力するポ
テンシヨメータが用いられることが多い。
上記のポテンシヨメータに断線、短絡等の故障
が生じると、エンジンが異常制御され、エンジン
が暴走したり、運転不能になつたりするおそれが
ある。
本発明は上記の問題に鑑みてなされたものであ
り、ポテンシヨメータの異常を検出して異常発生
を表示する装置、及び異常発生時にエンジンの回
転速度を自動的に安全な低い回転速度にするよう
に制御する装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため本発明においては、
アクセルペダルの全閉状態又は全開状態を検出す
る手段を設け、全閉時又は全開時におけるポテン
シヨメータの出力電圧が所定範囲外の値である場
合に異常と判定するように構成している。また本
発明においては、異常時には、アクセルペダル位
置に対応する信号をポテンシヨメータの出力とは
無関係な所定値(例えばアイドル位置相当値)に
固定するか、又は回転速度が所定値(例えばアイ
ドル回転)になるように燃料供給量又は吸入空気
量をフイードバツク制御することにより、回転速
度を安全な値に制御するように構成している。
以下図面に基づいて本発明を詳細に説明する。
第1図は本発明を適用するデイーゼルエンジン
の制御装置の一例図である。
第1図において、1はエアクリーナ、2は吸気
管、3は主燃焼室、4は渦流室、5はグロープラ
グ、6は噴射ノズル、7は噴射ポンプ(詳細後
述)、8は排気管、9は吸気量を調節する絞り弁、
10は絞り弁開度を制御するダイヤフラム弁、1
1は排気管8から吸気管2へ還流するEGR量
(排気還流量)を制御するEGR弁、12及び13
は電磁弁である。また14は負圧源となるバキユ
ームポンプであり、例えばブレーキサーボ用のも
のと共用することが出来る。また15はバキユー
ムポンプ14から与えられる負圧から一定負圧を
つくる定圧弁、16はバツテリ、17はグロープ
ラグ5への通電を制御するグローリレー、18は
噴射ポンプ7の燃料噴射量を制御するサーボ回
路、19はグロープラグ5への通電状態を表示す
るグローランプである。また20はアクセルペダ
ル位置(踏角)に対応したアクセル位置信号IS1
を出力するアクセル位置センサ、21はクランク
角の基準角度(例えば120゜)ごとに基準パルス
IS2を、単位角度(例えば1゜)ごとに単位パルス
IS3を出力するクランク角センサ、22は変速機
がニユートラル(中立)位置にあることを検知し
てニユートラル信号IS4を出力するニユートラル
スイツチ、23は車速に対応した車速信号IS5(変
速機の出力軸の回転速度から検出)を出力する車
速センサ、24はエンジンの冷却水温に対応した
温度信号IS6を出力する温度センサ、25は噴射
ノズル6が燃料噴射を開始するごとに噴射開始信
号IS7を出力するリフトセンサであり、例えば燃
料圧力によつて作動するスイツチ又は圧電素子で
ある。また26は大気の温度と圧力とに対応した
大気密度信号IS8を出力する大気密度センサであ
る。その他、噴射ポンプ7の燃料噴射量を制御す
るスリーブの位置に対応したスリーブ位置信号
IS9(詳細後述)やバツテリ電圧信号IS10等の信号
が用いられる。
また27は演算装置であり、例えば中央処理装
置(CPU)28、読み出し専用メモリ(ROM)
29、読み出し書き込み可能メモリ(RAM)3
0、入出力インタフエース31等からなるマイク
ロコンピユータで構成されている。
演算装置27は、上記の各種センサから与えら
れる各信号IS1〜IS10及び図示しないスタータス
イツチ(スタータモータ作動時にオン)から与え
られるスタータ信号IS11やグロースイツチから与
えられるグロー信号IS12等の信号を入力し、デイ
ーゼルエンジンを最適制御するための各種の制御
信号OS1〜OS7を出力する。
まず絞り弁開度制御信号OS1とEGR制御信号
OS2とはパルス信号であり、これらのパルス信号
のデユーテイを変えて電磁弁12,13をデユー
テイ制御することにより、絞り弁9の開度と
EGR弁11の開度とを制御する。
また燃料遮断制御信号OS3は、噴射ポンプ7内
の燃料遮断弁71(エンジン停止用)の開閉を制
御する。
また燃料噴射量制御信号OS4と前記のスリーブ
位置信号IS9とがサーボ回路18に与えられ、両
信号を一致させるようにサーボ回路18がサーボ
信号S1を出力し、このサーボ信号S1によつてスリ
ーブ位置を制御することにより、燃料噴射量が制
御される。
また噴射時期制御信号OS5によつて噴射ポンプ
7内の噴射時期制御機構を制御することにより、
燃料噴射時期を制御する。なお噴射時期はリフト
センサ25からの噴射開始信号IS7を用いてフイ
ードバツク制御する。
またグロー制御信号OS6によつてグローリレー
17を制御することにより、グロープラグ5への
通電を制御する。
またグローランプ制御信号OS7によつてグロー
ランプ19の点滅を制御することによつてグロー
プラグ5の通電状態を表示する。例えば通電中は
グローランプ19を点灯させ、通電していない場
合は消灯させる。
次に、第2図は噴射ポンプ7の一例の断面図で
ある。
第2図において、まず燃料は、ポンプ本体の入
口32から機関出力軸に連結したドライブシヤフ
ト33により駆動されるフイードポンプ34によ
つて吸引される。
フイードポンプ34からの吐出燃料は、圧力調
整弁35により供給圧を制御されて、ポンプハウ
ジングの内部のポンプ室36へと供給される。
ポンプ室36の燃料は、作動部分の潤滑を行な
うと同時に吸入ポート37を通つて高圧プランジ
ヤポンプ38に送られる。
このポンプ38のプランジヤ39は、ドライブ
シヤフト33に連結したエキセントリツクデイス
ク40に固定されており、継手41を介して、前
記ドライブシヤフト33により機関回転に同期し
て駆動される。
また、エキセントリツクデイスク40は、機関
シリンダ数と同数のフエイスカム42をもち、回
転しながらローラリング43に配設されたローラ
44をこのフエイスカム42が乗り越えるたび
に、所定のカムリフトだけ往復運動する。
従つて、プランジヤ39は回転しながら往復運
動をし、この往復運動によつて吸入ポート37か
ら吸引された燃料が分配ポート45よりデリバリ
バルブ46を通つて前記第1図の噴射ノズル6へ
と圧送される。
その際、燃料の噴射時期は、ローラリング43
によつてフエイスカム42とローラ44との相対
位置を変化させることによつて自由に調節され
る。
ローラリング43は、ドライビングピン47を
介してプランジヤ48と連結している。
なお第2図においては、説明の便宜上からプラ
ンジヤ48の軸線を90゜回転させ、また、フイー
ドポンプ34の軸線も90゜回転させたものが同時
に図示してある。
プランジヤ48を収めたシリンダ49は、ケー
シング50の内部に摺動自在に収装されており、
シリンダ49の右端に油室51、同じく左端に油
室52を区画形成する。なおシリンダ49が右方
に移動したとき油室51と端面高圧室55とを連
絡するための通路49aと50aとが設けられて
いる。
油室51は、燃料通路53によつて他方の油室
52及びフイードポンプ34の吸込側と連通して
おり、かつ油室51と燃料通路53との接続部に
は電磁弁54が設けられている。
またシリンダ49のなかで摺動するプランジヤ
48の端面高圧室55には、通路56を介してポ
ンプ室36の燃料圧力が導かれ、また反対側の低
圧室57はフイードポンプ34の吸込側に連通し
て負圧に近い状態になるが、スプリング58の弾
性力でプランジヤ48を押し戻している。
ポンプ室36の燃料圧力は、フイードポンプ3
4の回転速度に比例して上昇するので、図のよう
に通路49aが閉じられているときには、プラン
ジヤ48はエンジン回転速度の上昇に伴つて図面
左方へと押され、これによつてエキセントリツク
デイスク40の回転方向と逆方向へローラリング
43を回動させるので、噴射時期は回転速度に対
応して早くなる。
またエキセントリツクデイスク40の回転力を
うけてシリンダ49が図面の右側一杯に移動(こ
のとき電磁弁54は開)すると、通路49aと5
0aとを介して油室51と端面高圧室55とが連
通するので、電磁弁54を開閉させてやることに
よつて端面高圧室55の圧力を制御することが出
来る。したがつて、噴射時期制御信号OS5によつ
て電磁弁54の開閉をデユーテイ制御すれば、噴
射時期を電気的に制御することが出来る。
一方、燃料の噴射量は、プランジヤ39に形成
したスピルポート59を被覆するスリーブ60の
位置により決められるのである。例えば、スピル
ポート59の開口部がプランジヤ39の右行によ
り、スリーブ60の右端部を越えると、それまで
プランジヤポンプ室61内から分配ポート45へ
と圧送されていた燃料が、スピルポート59を通
つてポンプ室36へと解放されるので圧送を終了
する。
すなわち、スリーブ60をプランジヤ39に対
して右方向に相対的に変位させると、燃料噴射終
了時期が遅くなつて燃料噴射量が増加し、逆に左
方向に変位させると燃料噴射終了時期が早まつて
燃料噴射量が減少するのである。
上記のスリーブ60の位置制御は、サーボモー
タ62によつて行なう。すなわち、サーボモータ
62の軸63には、ねじが形成されており、中心
にねじ孔を有する滑動子64が螺合されている。
この滑動子64には、ピン66を支点として回
動自在にリンクレバー65が結合している。
リンクレバー65は、支点67を中心として回
動自在に取り付けられ、かつリンクレバー65の
先端部のピボツトピン72を介してスリーブ60
を係止している。
したがつてサーボモータ62が正逆回転すると
滑動子64は左右に移動し、そのためリンクレバ
ー65が支点67を中心として回動し、スリーブ
60を左右に移動させることになる。
サーボモータ62の制御は、燃料噴射量制御信
号OS4に応じてサーボ回路18が出力するサーボ
信号S1によつて行なわれる。
したがつてアクセルペダルと燃料噴射量との間
には直接の対応関係はなくなる。すなわち、アク
セルペダルは、「加速したい」又は「減速したい」
等の運転者の意志を演算装置27に伝えるだけの
手段となり、演算装置27が、その時の運転状態
に応じて最適の燃料噴射量を算出し、燃料噴射量
制御信号OS4によつて最適制御を行なうものであ
る。
またサーボモータ62の近傍に設けられたポテ
ンシヨメータ68の軸は、歯車69及び70によ
つてサーボモータ62の軸63と結合されている
ので、ポテンシヨメータ68の信号はスリーブ6
0の位置を示すことになる。この信号が前記のス
リーブ位置信号IS9となる。
一方、電磁型の燃料遮断弁71は、前記の燃料
遮断制御信号OS3によつて開閉制御され、遮断時
には吸入ポート37を閉鎖して燃料を遮断するこ
とにより、エンジンを停止させるようになつてい
る。
本発明は第1図のアクセル位置センサ20が故
障した場合の安全対策に関するものである。
なお本発明はデイーゼルエンジンにかぎらず火
花点火エンジンにも当然適用することが出来る。
以下、詳細に説明する。
第3図は本発明の一実施例図である。
第3図において、アクセルペダル101が踏ま
れると、ロツド102を介してポテンシヨメータ
100(第1図の20に相当)の摺動子104が
移動するようになつている。なお103はリター
ンスプリングである。またVBは印加電圧、VA
摺動子の位置に対応した出力電圧である。
アクセルペダル101が全閉位置(踏角が0)
のときには、摺動子104は抵抗の左端もしくは
左端に近い所定位置まで移動する。そのためその
ときの出力電圧VAは、0又は0に近い所定値と
なる。したがつてアクセルペダルの全閉時に出力
電圧VAの値が所定値以上である場合に、ポテン
シヨメータが異常と判定するように構成すれば良
い。
演算回路113は、上記の異常判定及び噴射量
の演算を行なう回路である。
まず比較器105は、ポテンシヨメータ100
の出力電圧VA(第1図のアクセル位置信号IS1
相当)と所定電圧V0とを比較し、VA≧V0のとき
高レベルとなる信号S2を出力する。なお所定電圧
V0の値は、正常時におけるアクセルペダル全閉
時の出力電圧VAの値よりやや大きな値に設定し
ておく。
次に全閉スイツチ106は、例えばアクセルペ
ダル101近傍のA点に設置されており、アクセ
ルペダル101が全閉位置のときオンになるスイ
ツチである。
アクセルペダルが全閉でない場合は、全閉スイ
ツチ106がオフなので、トランジスタ107は
オンになつており、そのためトランジスタ107
のコレクタ電位は比較器105の出力に拘りなく
低レベルになつている。
次にアクセルペダルが全閉になると、全閉スイ
ツチ106がオンになるのでトランジスタ107
がオフになる。そのためコレクタ電位は比較器1
05の信号S2の値に応じて定まることになる。
すなわち、ポテンシヨメータが正常であれば、
全閉時にはVA<V0であつて信号S2は低レベルで
あるから、全閉スイツチ106がオンの場合もオ
フの場合も、トランジスタ107のコレクタ電位
は低レベルである。しかしポテンシヨメータに異
常が生じて全閉時にVA≧V0になると、全閉スイ
ツチ106がオンになつた時点でトランジスタ1
07のコレクタ電位が高レベルに立上る。この立
上りでフリツプフロツプ114をセツトする。そ
してフリツプフロツプ114のQ出力を判定信号
S3として用いる。なおフリツプフロツプ114の
リセツト信号S4は、例えば電源投入時(エンジン
始動開始時)に与えるように構成する。
上記の判定信号S3が高レベルのときはポテンシ
ヨメータの異常時であるから、異常表示装置10
8(ランプやブザー等)を作動させて異常発生を
表示する。
一方、切換回路109は、判定信号S3が低レベ
ルの場合すなわち正常時には、A側に切換つて
VA(IS1)をそのまま出力し、判定信号S3が高レ
ベルの場合すなわち異常時には、B側に切換つて
所定電圧VSを出力する。この所定電圧VSの値は、
例えば正常時においてアクセルペダル位置がアイ
ドル位置(全閉)である場合のVAの値に等しい
値に設定する。
次に噴射量演算回路110は、単位パルスIS3
によつて与えられる回転速度と、VA又はVSで与
えられるアクセルペダル位置とに対応して噴射量
を演算し、燃料噴射量制御信号OS4を出力する。
したがつて燃料噴射量制御信号OS4の値は、正
常時には実際のアクセルペダル位置に対応した値
となり、ポテンシヨメータの異常時には、所定電
圧VSで定まる値(例えばアイドル位置)に対応
した値となる。
この燃料噴射量制御信号OS4でサーボ回路11
1(第1図の18に相当)を制御し、サーボモー
タ112(第2図の62に相当)を駆動して噴射
量を制御する。
したがつて第3図の回路においては、スロツト
ルペダル全閉時におけるポテンシヨメータ100
の出力電圧VAが、正常時の範囲を逸脱した場合
に異常と判定し、異常時にはポテンシヨメータの
出力とは無関係な所定電圧VSをアクセル位置信
号として用いるので、ポテンシヨメータが故障し
た場合でも、エンジンが暴走したり、又は運転不
能になつたりするおそれがなくなる。
次に、第3図の演算回路113は、マイクロコ
ンピユータ(第1図の27)で構成することが出
来る。
第4図は、演算回路113をマイクロコンピユ
ータで構成した場合の演算を示すフローチヤート
の一実施例図である。
第4図において、まずP1でエンジンの回転速
度を読み込む。
次にP2でFLAG=1か否かを判定する。この
FLAGはポテンシヨメータが正常が異常かを表示
するFLAGである。P2でYESの場合、すなわち
前回の演算で既に異常と判定していた場合は直ち
にP8へ行く。P2でNOの場合はP3へ行く。
次にP3では、アクセルペダルが全閉か否かの
判定を行ない、YESの場合はP4でVAがV0以上か
否かの判定を行なう。
P4がNOの場合は正常時であり、またP3がNO
の場合は正常・異常の判定を行なわない時である
から、P5でFLAG=0にしたのちP6へ行き、VA
を実際のアクセルペダル位置として読み込んだの
ちP10へ行く。
P4がYESの場合は、異常時であるから、P7
FLAG=1にしたのちP8で異常表示ランプを点灯
させ、次にP9でVSを基準アクセルペダル位置と
して読み込んだのちP10へ行く。
P10では、P6からのVA又はP9からのVSと回転速
度とによつて噴射量を算出する。
次に第5図は、演算回路113をマイクロコン
ピユータで構成した場合の演算を示すフローチヤ
ートの他の実施例図である。
第5図において、まずP11でFLAG=1か否か
を判定する。
P11でYESの場合、すなわち前回の演算で既に
異常と判定していた場合は直ちにP18へ行く。
P11でNOの場合は、P12で回転速度とアクセル
ペダル位置(VA)を読み込む。
次にP13では、アクセルペダルが全閉か否かの
判定を行ない、YESの場合はP14でVAがV0以上
か否かの判定を行なう。
P14がNOの場合は正常時であり、またP13
NOの場合は正常・異常の判定を行なわない時で
あるから、P15でFLAGを0にしたのちP16へ行
く。
P16では、回転速度とアクセルペダル位置とか
ら噴射量を算出したのちP20へ行く。
一方、P14でYESの場合は、異常時であるか
ら、P17でFLAGを1にし、P18で異常時の目標回
転速度(例えばアイドル速度)を設定し、P19
異常表示ランプを点灯させたのちP20へ行く。
P20ではFLAGが1か否かを判定する。
P20でNOの場合は正常時であるからP21へ行
き、P16で算出した噴射量をそのまま出力する。
P20でYESの場合は、異常時であるから、P22
実回転速度が目標回転速度以上か否かを判定す
る。
P22でYESの場合は、P24で噴射量を所定量だけ
減少させて出力し、NOの場合はP23で噴射量を
所定量だけ増加させて出力する。
したがつて第5図のフローチヤートによれば、
異常時には回転速度が目標回転速度に一致するよ
うにフイードバツク制御されることになる。
なお第4図及び第5図の演算は、定時間毎に、
又はエンジン回転に同期して、あるいは割込み等
による所定の関係で、繰返し行なわれる。また
FLAGは、例えば電源投入時に0にリセツトされ
る。
また異常時に回転速度を所定値に制御するには
噴射量の代りに吸入空気量を制御するように構成
してもよい。この方式は特に火花点火エンジンに
適している。
また、これまで説明した実施例においては、ア
クセルペダル全閉時にポテンシヨメータの正常・
異常を判定するように構成しているが、アクセル
ペダルの全開時に判定するように構成してもよ
い。
例えば第3図において、全閉スイツチ106の
代りにアクセルペダルが全開のときにオンになる
スイツチを設け、かつ比較器105はVA≦V0′の
ときに高レベルとなる信号を出力するように構成
すれば良い。ただしV0′は正常時におけるアクセ
ルペダル全開時の出力電圧VAの値よりやや小さ
な値に設定しておく。
以上説明したごとく本発明においては、アクセ
ルペダル全閉時又は全開時におけるポテンシヨメ
ータの出力電圧が所定範囲外の値になつたときに
異常と判定し、異常時には回転速度を安全な低い
値とするように燃料供給量等を制御するように構
成しているので、ポテンシヨメータが故障した場
合でも、エンジンが暴走したり、運転不能になつ
たりするおそれがなくなる。そのため最寄りの修
理工場等まで自力で走行することも可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を適用するデイーゼルエンジン
の制御装置の一例図、第2図は噴射ポンプの一例
図、第3図は本発明の一実施例の回路図、第4図
及び第5図はそれぞれ本発明の演算を示すフロー
チヤートの実施例図である。 符号の説明、1……エアクリーナ、2……吸気
管、3……主燃焼室、4……渦流室、5……グロ
ープラグ、6……噴射ノズル、7……噴射ポン
プ、8……排気管、9……絞り弁、10……ダイ
ヤフラム弁、11……EGR弁、12,13……
電磁弁、14……バキユームポンプ、15……定
圧弁、16……バツテリ、17……グローリレ
ー、18……サーボ回路、19……グローラン
プ、20……アクセル位置センサ、21……クラ
ンク角センサ、22……ニユートラルスイツチ、
23……車速センサ、24……温度センサ、25
……リフトセンサ、26……大気密度センサ、2
7……演算装置、28……CPU、29……
ROM、30……RAM、31……入出力インタ
フエース、32……入口、33……ドライブシヤ
フト、34……フイードポンプ、35……圧力調
整弁、36……ポンプ室、37……吸入ポート、
38……高圧プランジヤポンプ、39……プラン
ジヤ、40……エキセントリツクデイスク、41
……継手、42……フエイスカム、43……ロー
ラリング、44……ローラ、45……分配ポー
ト、46……デリバリバルブ、47……ドライビ
ングピン、48……プランジヤ、49……シリン
ダ、49a……通路、50……ケーシング、50
a……通路、51,52……油室、53……燃料
通路、54……電磁弁、55……端面高圧室、5
6……通路、57……低圧室、58……スプリン
グ、59……スピルポート、60……スリーブ、
61……プランジヤポンプ室、62……サーボモ
ータ、63……軸、64……滑動子、65……リ
ンクレバー、66……ピン、67……支点、68
……ポテンシヨメータ、69,70……歯車、7
1……燃料遮断弁、72……ピボツトピン、10
0……ポテンシヨメータ、101……アクセルペ
ダル、102……ロツド、103……リターンス
プリング、104……摺動子、105……比較
器、106……全閉スイツチ、107……トラン
ジスタ、108……異常表示装置、109……切
換回路、110……噴射量演算回路、111……
サーボ回路、112……サーボモータ、113…
…演算回路、114……フリツプフロツプ、IS1
……アクセル位置信号、IS2……基準パルス、IS3
……単位パルス、IS4……ニユートラル信号、IS5
……車速信号、IS6……温度信号、IS7……噴射開
始信号、IS8……大気密度信号、IS9……スリーブ
位置信号、IS10……バツテリ電圧信号、IS11……
スタータ信号、IS12……グロー信号、OS1……絞
り弁開度制御信号、OS2……EGR制御信号、OS3
……燃料遮断制御信号、OS4……燃料噴射量制御
信号、OS5……噴射時期制御信号、OS6……グロ
ー制御信号、OS7……グローランプ制御信号、S1
……サーボ信号。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 アクセルペダル位置を検出するセンサとし
    て、可変抵抗器に電流を流しておき、摺動子の位
    置に応じた電圧信号を出力するポテンシヨメータ
    を用いたエンジンの制御装置において、アクセル
    ペダルが全閉位置又は全開位置であることを検出
    する手段と、アクセルペダル全閉時又は全開時に
    おける上記ポテンシヨメータの出力電圧が所定範
    囲外の値となつたとき異常と判定する手段とを備
    えたエンジンの制御装置。 2 アクセルペダル位置を検出するセンサとし
    て、可変抵抗器に電流を流しておき、摺動子の位
    置に応じた電圧信号を出力するポテンシヨメータ
    を用いたエンジンの制御装置において、アクセル
    ペダルが全閉位置又は全開位置であることを検出
    する第1の手段と、アクセルペダル全閉時又は全
    開時における上記ポテンシヨメータの出力電圧が
    所定範囲外の値となつたとき異常と判定する第2
    の手段と、異常時にはエンジンの回転速度を予め
    定めた所定値とするように燃料供給量又は空気供
    給量を制御する第3の手段とを備えたエンジンの
    制御装置。 3 上記第3の手段は、異常時にはエンジンの回
    転速度を所定の目標回転速度とするように燃料供
    給量又は吸入空気量をフイードバツク制御するも
    のであることを特徴とする特許請求の範囲第2項
    記載のエンジンの制御装置。 4 上記の回転速度をアイドル回転速度としたこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第3項記載のエン
    ジンの制御装置。 5 上記第2の手段は、異常時にはポテンシヨメ
    ータの出力電圧の代りに所定電圧を用いることを
    特徴とする特許請求の範囲第2項記載のエンジン
    の制御装置。
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