JPH09242591A - 車両の制御装置 - Google Patents

車両の制御装置

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JPH09242591A
JPH09242591A JP8049350A JP4935096A JPH09242591A JP H09242591 A JPH09242591 A JP H09242591A JP 8049350 A JP8049350 A JP 8049350A JP 4935096 A JP4935096 A JP 4935096A JP H09242591 A JPH09242591 A JP H09242591A
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    • F02D9/00Controlling engines by throttling air or fuel-and-air induction conduits or exhaust conduits
    • F02D9/02Controlling engines by throttling air or fuel-and-air induction conduits or exhaust conduits concerning induction conduits
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D11/00Arrangements for, or adaptations to, non-automatic engine control initiation means, e.g. operator initiated
    • F02D11/06Arrangements for, or adaptations to, non-automatic engine control initiation means, e.g. operator initiated characterised by non-mechanical control linkages, e.g. fluid control linkages or by control linkages with power drive or assistance
    • F02D11/10Arrangements for, or adaptations to, non-automatic engine control initiation means, e.g. operator initiated characterised by non-mechanical control linkages, e.g. fluid control linkages or by control linkages with power drive or assistance of the electric type
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  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Control Of Transmission Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】電気操作系に異常が発生して機械操作系によっ
てスロットルバルブが回動されるようになったときに、
アクセル操作部材の操作によって内燃機関の出力トルク
が急激に変化するのを抑制し、運転者に違和感を与えな
いようにする。 【解決手段】スロットルバルブ23は電気操作系又は機械
操作系によって駆動される。電気操作系はスプリング34
の付勢力に抗し、バルブ23の開度をアクセルペダル35の
操作量に応じた開度となるように電気的に調整する。機
械操作系は電気操作系の異常時にペダル35が所定量以上
操作された場合にのみ同ペダル35及びバルブ23を機械的
に接続し、スプリング34の付勢力に抗してバルブ23を回
動させる。電子制御装置(ECU)48は、電気操作系の
異常時にはエンジン12の出力トルクをペダル35の操作量
に応じた出力トルクよりも低くすべく、一部のインジェ
クタ38への通電を停止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両の制御装置に係
り、より詳しくは、スロットルバルブの開度が電気的に
調整されるタイプの内燃機関を搭載した車両の制御装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】車両に搭載された内燃機関では、吸入空
気と燃料との混合気を燃焼して出力を得ている。この内
燃機関では通常、吸入空気量の変化に応じて噴射燃料量
が調整され、それにともない出力トルクが変化する。
【0003】従来、吸入空気量を調整するためのスロッ
トルバルブを駆動する機構として、アクセルペダルをワ
イヤ等によってスロットルバルブに機械的に接続したも
のが知られている。この機構では、アクセルペダルの踏
み込み量(アクセル開度PA)とスロットルバルブの回
動角度(スロットル開度TA)とが一対一に対応してい
る。これに対し、近年ではスロットル開度を電気的に調
整する、いわゆる電子制御スロットル装置が採用される
ようになってきている。この装置は、アクセルペダルの
踏み込み量に応じたスロットルバルブの目標開度をコン
ピュータによって演算し、実際のスロットル開度TAが
前記目標開度に合致するように電動モータを駆動制御す
るものである。この装置には、アクセル開度PAに対す
るスロットル開度TAの特性を種々の態様で設定できる
利点がある。
【0004】前記電子制御スロットル装置では、電気操
作系の構成部品、例えば電動モータに異常が発生したと
きにもスロットルバルブを回動させる必要がある。そこ
で、例えば、特開平5−71365号公報には図7に示
す装置が提案されている。この装置では、中間レバー7
5及び連動レバー76が、スプリング74により、スロ
ットルバルブ73を閉弁させる方向へ常に回動付勢され
ている。ワイヤ78によってアクセルペダル(図示略)
に接続されたアクセルレバー77は、通常、中間レバー
75から離間している。
【0005】電動モータ71の異常時には電磁クラッチ
72がオフされ、同モータ71の回転がスロットルバル
ブ73に伝達されなくなる。一方、アクセルペダルが所
定量以上踏み込まれないと、アクセルレバー77が中間
レバー75に当接せず、アクセルペダルの踏み込み操作
がスロットルバルブ73に伝達されない。従って、スプ
リング74によって回動付勢されたスロットルバルブ7
3は、アクセルペダルの踏み込み操作にかかわらず全閉
状態となる。そして、アクセルペダルが所定量以上踏み
込まれてアクセルレバー77が中間レバー75に接する
と、アクセルペダルとスロットルバルブ73とが機械的
に接続された状態となる。アクセル開度PAとスロット
ル開度TAとが一対一で対応するようになる。
【0006】この電動モータ71の異常時のアクセル開
度PAに対するスロットル開度TAの特性は図8(a)
で示される。アクセルレバー77が中間レバー75に接
するときのアクセル開度PAを所定値αとすると、アク
セル開度PAが所定値α未満の領域ではスロットル開度
TAが零であり、所定値α以上の領域では同アクセル開
度PAに比例してスロットル開度TAが増加する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、従来
の電子制御スロットル装置では、電気操作系の異常時に
アクセル開度PAが所定値α未満の場合、アクセルペダ
ルの踏み込み量にかかわらずスロットルバルブ73が開
弁されないことから、内燃機関の出力トルクが増加しな
い。このため、運転者が同出力トルクが出始める点を探
りながらかなり急激にアクセルペダルを踏み込むことが
予想される。この踏み込みによりアクセルレバー77が
中間レバー75に接すると、アクセル開度PAに比例し
てスロットル開度TAが増加する。その結果、図8
(b)で示すように内燃機関の出力トルクが急激に増加
し、運転者に違和感を与えるおそれがある。
【0008】さらに、自動変速機を搭載した車両の内燃
機関に前記公報の技術を適用した場合、電気操作系の異
常時には、正常時よりも車速SPDが高くならなければ
変速が行われなくなり、運転者に違和感を与えるおそれ
がある。
【0009】この現象について説明すると、仮に電気操
作系の正常時におけるアクセル開度PAとスロットル開
度TAとの関係が、図9において二点鎖線で示すような
特性で設定されているものとする。この正常時にはアク
セル開度をPA1(<α)にすればスロットル開度がT
A1となるのに、異常時にはアクセル開度をPA2(>
α)にしなければ同じスロットル開度TA1とならな
い。一方、自動変速機の変速処理に用いられる複数の変
速線は、図10に示すように車速SPDとアクセル開度
PAとに基づき決定されている。この図10を参照する
と、スロットル開度TA1とするのにPA1のアクセル
開度を要する正常時には、車速がSPD1であれば自動
変速機が1速から2速に変速するのに、スロットル開度
TA1とするのにPA2のアクセル開度を要する異常時
には、車速がSPD2(>SPD1)とならなければ1
速から2速に変速しないことがわかる。
【0010】本発明は前述した事情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、電気操作系の構成部品に異常が
起こって機械的にスロットルバルブが駆動されるように
なったときに、内燃機関の出力トルクが急激に増加した
り高車速とならなければ変速が行われなくなったりする
不具合を解消し、運転者に違和感を与えないようにする
ことである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に記載の第1の発明は、車両に搭載され、か
つ吸入空気量を調整するためのスロットルバルブを有す
る内燃機関と、前記スロットルバルブを回動させるべく
運転者により操作されるアクセル操作部材と、前記スロ
ットルバルブを閉弁させる方向へ付勢する付勢部材と、
前記付勢部材の付勢力に抗し、前記スロットルバルブの
開度をアクセル操作部材の操作量に応じた開度に電気的
に調整する電気操作系と、前記電気操作系の異常時に前
記アクセル操作部材が所定量以上操作された場合にのみ
同アクセル操作部材及びスロットルバルブを機械的に接
続し、前記付勢部材の付勢力に抗してスロットルバルブ
を回動させる機械操作系と、前記電気操作系の異常時に
は、内燃機関の出力トルクをアクセル操作部材の操作量
に応じた出力トルクよりも低くするトルク変更手段とを
備えている。
【0012】上記第1の発明では、電気操作系の正常時
に運転者がアクセル操作部材を操作した場合、スロット
ルバルブは次のように作動させられる。アクセル操作部
材及びスロットルバルブが機械的に接続されず、機械操
作系によってはアクセル操作部材の操作がスロットルバ
ルブに伝達されない。スロットルバルブは、その開度が
アクセル操作部材の操作量に応じた開度となるように電
気操作系によって調整される。
【0013】電気操作系に異常が発生して同操作系によ
るスロットルバルブの駆動が不能になると、スロットル
バルブは付勢部材によって閉弁する方向へ回動させられ
る。アクセル操作部材の操作量が所定量未満であると、
依然として同アクセル操作部材とスロットルバルブとが
機械的に接続されない。スロットルバルブが閉じられ、
内燃機関の出力トルクが増加しない。アクセル操作部材
が所定量以上操作されると、同操作部材とスロットルバ
ルブとが機械的に接続され、機械操作系による力の伝達
が可能となる。スロットルバルブは付勢部材の付勢力に
抗し、アクセル操作部材の操作に応じて回動させられ
る。
【0014】そして、この電気操作系の異常時には、ト
ルク変更手段により、内燃機関の出力トルクがアクセル
操作部材の操作量に応じた出力トルクよりも低減され
る。従って、運転者が出力トルクが出始める点を探りな
がら急激にアクセル操作部材を操作してスロットルバル
ブの開度が増大しても、出力トルクは急激に増加しなく
なる。
【0015】請求項2に記載の第2の発明は、車両に搭
載され、かつ吸入空気量を調整するためのスロットルバ
ルブを有する内燃機関と、前記スロットルバルブを回動
させるべく運転者により操作されるアクセル操作部材
と、前記アクセル操作部材の操作量と車速との関係にお
いて、変速のための切替え線をまたいだ際には同切替え
線にて区切られた変速領域に対応する変速段へと変速処
理する自動変速機と、前記スロットルバルブを閉弁させ
る方向へ付勢する付勢部材と、前記付勢部材の付勢力に
抗し、前記スロットルバルブの開度をアクセル操作部材
の操作量に応じた開度に電気的に調整する電気操作系
と、前記電気操作系の異常時に前記アクセル操作部材が
所定量以上操作された場合にのみ同アクセル操作部材及
びスロットルバルブを機械的に接続し、前記付勢部材の
付勢力に抗してスロットルバルブを回動させる機械操作
系と、前記電気操作系の異常時には、前記変速用切替え
線を低車速にて切り替わる方向へ移行させる切替え線移
行手段とを備えている。
【0016】上記第2の発明では、電気操作系及び機械
操作系によるスロットルバルブの回動動作は第1の発明
と同様である。これに加え自動変速機は、電気操作系の
正常時であって、アクセル操作部材の操作量と車速との
関係において定められた、変速のための切替え線をまた
いだ場合、同切替え線にて区切られた変速領域に対応す
る変速段へと変速処理する。この変速線は、電気操作系
の異常時において、切替え線移行手段により切替え線を
低車速にて切り替わる方向へ移行させられる。従って、
正常時に比べて車速が高くならなくても、正常時と同程
度の車速で切替え線をまたがせて変速を行わせることが
可能となる。
【0017】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)以下、第1の発明を具体化した第
1の実施の形態を図1〜図3に従って説明する。
【0018】図1に示すように、車両11には内燃機関
としての多気筒ガソリンエンジン(以下単にエンジンと
いう)12が搭載されている。エンジン12はシリンダ
ブロック13及びシリンダヘッド14を備えている。シ
リンダブロック13には複数のシリンダボア(1つのみ
図示)15が紙面と直交する方向へ並設され、各シリン
ダボア15内にはピストン16が往復動可能に収容され
ている。各ピストン16はコネクティングロッド17を
介してクランクシャフト(図示略)に連結されている。
各ピストン16の往復運動はコネクティングロッド17
によって回転運動に変換された後クランクシャフトに伝
達される。
【0019】シリンダブロック13及びシリンダヘッド
14間において各ピストン16の上側には燃焼室18が
形成されている。シリンダヘッド14には、各燃焼室1
8において開口する吸気ポート19及び排気ポート20
がそれぞれ設けられている。これらのポート19,20
を開放及び閉鎖するために、シリンダヘッド14には吸
気バルブ21及び排気バルブ22がそれぞれ略垂直方向
に往復動可能に支持されている。
【0020】吸気ポート19にはスロットルバルブ2
3、サージタンク24、吸気マニホルド25等を備えた
吸気通路26が接続されている。エンジン12の外部の
空気は、吸気通路26の各部材23,24,25を順に
通過して燃焼室18に取り込まれる。
【0021】スロットルバルブ23は吸気通路26内に
軸27により一体回動可能に支持されており、電気操作
系又は機械操作系によって駆動される。吸気通路26を
流れる空気の量(吸入空気量)は、スロットルバルブ2
3の回動角度に応じて決定される。スロットルバルブ2
3の駆動機構の詳細は従来技術に開示されているものと
同様である。すなわち、軸27の一方の端部(図1の左
端部)には電磁クラッチ28を介して電動モータ29が
接続されている。軸27の反対側の端部には、連動レバ
ー30、中間レバー31及びアクセルレバー32が設け
られている。
【0022】連動レバー30は軸27上に固定されてお
り、スプリング33によりスロットルバルブ23を開弁
させる方向へ回動付勢されている。中間レバー31は軸
27上に相対回動可能に支持されており、付勢部材とし
てのスプリング34によりスロットルバルブ23を閉弁
させる方向へ回動付勢されている。連動レバー30及び
中間レバー31にはそれぞれ突起(図示略)が形成され
ており、これらの突起において両レバー30,31が互
いに接触及び離間するようになっている。後者のスプリ
ング34の付勢力は前者のスプリング33のそれよりも
強く設定されている。従って、電磁クラッチ28がオフ
されて電動モータ29の回転が軸27に伝達されなくな
ると、スロットルバルブ23はスプリング33よりも強
い付勢力を有するスプリング34によって自動的に閉弁
されることになる。そして、これらの電磁クラッチ2
8、電動モータ29、連動レバー30、中間レバー31
及びスプリング33,34によって電気操作系が構成さ
れている。
【0023】アクセルレバー32は軸27上に相対回動
可能に支持されており、車両11の室内に設けられたア
クセル操作部材としてのアクセルペダル35に対し、ワ
イヤ36によって機械的に連結されている。このアクセ
ルレバー32はスプリング37によりスロットルバルブ
23を閉弁させる方向へ回動付勢されている。アクセル
レバー32には突起(図示略)が形成されている。この
突起は通常中間レバー31から離間しており、電磁クラ
ッチ28がオフされて、電動モータ29の回転が軸27
に伝達されなくなり、かつアクセルペダル35が所定量
以上踏み込まれたときにのみ同中間レバー31に接触す
るように構成されている。そして、前記アクセルレバー
32、ワイヤ36及びスプリング37によって機械操作
系が構成されている。
【0024】吸気マニホルド25には、各吸気ポート1
9へ向けて燃料を噴射するための複数のインジェクタ3
8が取り付けられている。そして、各インジェクタ38
から噴射される燃料と吸入空気とからなる混合気は各燃
焼室18内へ導入される。この混合気に着火するため
に、シリンダヘッド14には点火プラグ39が取り付け
られている。点火プラグ39はディストリビュータ40
によって分配された点火信号に基づいて駆動される。デ
ィストリビュータ40は、イグナイタ41から出力され
る高電圧を、クランクシャフトの回転角に同期して、点
火プラグ39に分配して印加する。そして、燃焼室18
内へ導入された混合気は点火プラグ39の点火によって
爆発・燃焼される。このときに生じた高温高圧の燃焼ガ
スによりピストン16が往復動し、クランクシャフトが
回転して、エンジン12の駆動力が得られる。
【0025】排気ポート20には、排気マニホルド4
2、触媒コンバータ(図示略)等を備えた排気通路43
が接続されている。燃焼室18で生じた燃焼ガスは排気
通路43の各部材42を順に通ってエンジン12の外部
へ排出される。
【0026】前記エンジン12の運転状態を検出するた
めに、スロットルセンサ44、アクセルセンサ45、吸
気圧センサ46、回転速度センサ47等の各種センサが
用いられている。スロットルセンサ44はスロットルバ
ルブ23の軸27の回動角度であるスロットル開度TA
を検出し、アクセルセンサ45はアクセルペダル35の
踏み込み量であるアクセル開度PAを検出する。吸気圧
センサ46は吸気通路26内の圧力である吸気圧PMを
検出し、回転速度センサ47はディストリビュータ40
内のロータの回転から、クランクシャフトの回転速度で
あるエンジン回転速度NEを検出する。
【0027】これらのセンサ44〜47による検出値に
基づき電磁クラッチ28、電動モータ29、各インジェ
クタ38、イグナイタ41等のアクチュエータを制御す
るために電子制御装置(以下、ECUという)48が用
いられている。ECU48は、所定の制御プログラムや
データを保持するメモリ48a、その制御プログラム等
に従って各種の演算処理を行うCPU、前記センサやア
クチュエータとの間でのデータの送受信を制御する入出
力ポートを備える。ECU48は各センサ44〜47か
らの検出信号を入力し、それらの入力に基づき各アクチ
ュエータを作動させ、燃料噴射制御、点火時期制御、ス
ロットル制御、トルク変更制御等を実行する。
【0028】例えば、燃料噴射制御のためにECU48
は吸気圧PM、エンジン回転速度NE等に基づき吸入空
気量を求め、その量の空気によって燃焼される燃料の質
量(燃料噴射量)を求める。ここで、燃料噴射量はイン
ジェクタ38のソレノイドコイル(図示略)への通電時
間によって決定される。そのため、そのときのエンジン
12の運転状態に基づき、燃料噴射量に関連するパラメ
ータとしてインジェクタ38に対する通電時間TAUを
算出する。この時間TAUにわたり各ソレノイドコイル
に通電し、インジェクタ38から噴射される燃料量を制
御する。
【0029】点火時期制御のために、メモリ48aには
エンジン12の運転状態に応じた最適な点火時期に関す
るデータが予め記憶されている。ECU48は各センサ
からの検出信号により、エンジン12の運転状態、例え
ばエンジン回転速度NE、吸気圧PM、暖気状態などを
検知する。そして、メモリ48a内のデータを参照して
最適な点火時期を割り出し、イグナイタ41に一時電流
の遮断信号を出力して点火時期を制御する。
【0030】スロットル制御のために、ECU48はア
クセルセンサ45により得られた運転者のアクセル動作
から最適なスロットル開度(目標開度)を演算し、スロ
ットルセンサ44による実際のスロットル開度TAがこ
の目標開度に合致するように電動モータ29を駆動制御
する。また、ECU48は電気操作系の各構成部材、例
えば電動モータ29が正常に作動しているか否か診断す
る。例えば、電動モータ29に指令信号を出力してから
所定時間が経過してもスロットル開度TAが目標開度に
合致あるいは収束しないときには、同電動モータ29に
異常が発生しているものと診断する。そして、正常と診
断した場合には電磁クラッチ28をオンさせ、異常と診
断した場合には同クラッチ28をオフさせる。
【0031】次に、トルク変更処理ルーチンの内容を、
図2のフローチャートに従って説明する。このルーチン
は所定時間毎に実行される。ECU48はまずステップ
101において電気操作系に異常が発生しているか否か
を判定する。この判定条件が満たされていなければ、そ
の後の処理を行わずこのルーチンを終了する。これに対
し、前記判定条件が満たされていれば、ステップ102
においてそのときのアクセル開度PAが所定値α以上か
否かを判定する。所定値αは、アクセルペダル35の踏
み込みにより、アクセルレバー32の突起が中間レバー
31に接触するときのアクセル開度PAである。換言す
れば、電気操作系の異常時にアクセルペダル35の踏み
込み操作がスロットルバルブ23に伝達され始めるとき
のアクセル開度PAである。
【0032】ステップ102の判定条件が満たされてい
なければ(PA<α)、その後の処理を行わずこのルー
チンを終了する。これに対し、同判定条件が満たされて
いると(PA≧α)、ステップ103へ移行する。そし
て、一部のインジェクタ38の通電を停止し、対応する
一部の気筒への燃料供給を停止させてこのルーチンを終
了する。
【0033】本実施の形態では、前述したECU48に
よるステップ103の処理がトルク変更手段に相当す
る。次に、前記のように構成された本実施の形態の作用
及び効果について、図2,3を参照して説明する。
【0034】電動モータ29を含む電気操作系の正常作
動時に運転者がアクセルペダル35を踏み込み操作した
場合、図2ではステップ101の判定条件が満たされ
ず、ステップ102,103の両処理が行われない。そ
の結果、スロットルバルブ23は次のように作動する。
アクセルレバー32の突起が中間レバー31から離間
し、アクセルペダル35及びスロットルバルブ23が機
械的に接続されない。機械操作系によってはアクセルペ
ダル35の操作がスロットルバルブ23に伝達されな
い。スロットルバルブ23はスプリング34の付勢力に
抗し、スロットル開度TAがアクセルペダル35の踏み
込み量に応じた目標開度に一致するように、電気操作系
によって調整される。
【0035】電気操作系に異常が発生して同操作系によ
るスロットルバルブ23の駆動が不能となり、その異常
が診断された場合、電磁クラッチ28がオフされる。電
動モータ29の回転の軸27への伝達が遮断される。ス
プリング34によって閉弁方向へ回動付勢されているス
ロットルバルブ23は全閉になろうとする。
【0036】この状態において、アクセルペダル35の
踏み込み量がわずかであり、図3(a)に示すようにア
クセル開度PAが所定値α未満であると、アクセルレバ
ー32の突起が依然として中間レバー31に接触せず、
スロットル開度TAが零である。図2ではステップ10
2の判定条件が満たされず、ステップ101,102の
処理が繰り返し行われる。エンジン12の出力トルクは
図3(b)に示すように低いままである。
【0037】電気操作系の異常時において、アクセルペ
ダル35の踏み込みによりアクセル開度PAが所定値α
以上になると、アクセルレバー32の突起が中間レバー
31に接触し、アクセルペダル35とスロットルバルブ
23とが機械的に接続される。機械操作系による力の伝
達がなされるようになる。スロットルバルブ23はスプ
リング34の付勢力に抗し、アクセルペダル35の踏み
込み操作量に応じた量だけ回動させられる。このため、
PA≧αの領域ではアクセル開度PAの増加に比例して
スロットル開度TAが増加する。
【0038】ここで、このときのスロットル開度TAに
応じて吸入された空気の量を基準として燃料噴射量を演
算し、その量の燃料を仮にそのまま全インジェクタ38
から噴射させると、図3(b)においてニ点鎖線で示す
ように、アクセル開度PAが所定値αを越えたところで
急激に増加する。しかし、本実施の形態では、図2のス
テップ101,102,103の処理が順に行われ、一
部のインジェクタ38に対する通電が停止され、そのイ
ンジェクタ38から対応する気筒への燃料の噴射が停止
される。燃焼室18への燃料の供給量は正常時よりも少
なくなる。このため、図3(b)において実線で示すよ
うに、エンジン12の出力トルクは全インジェクタ38
から燃料を噴射した場合に比べ低くなる。換言すると、
PA≧αとなった場合、出力トルクの増大が抑制され
る。出力トルクの急激な増加にともなう車両11の急激
な挙動が抑制され、運転者に違和感を与えることがな
い。
【0039】本実施の形態は前述した事項以外にも次に
示す特徴を有する。 (a)エンジン12の出力トルクの急激な増加を抑制す
る対策としては、前述したもの以外にもアクセルレバー
32と中間レバー31との間に、アクセル開度PAとス
ロットル開度TAとの関係を図3(a)において二点鎖
線で示すような特性とするためのカムを介在させること
が考えられる。この特性では、アクセル開度PAの増加
に対するスロットル開度TAの増加の程度が実線で示す
異常時よりも低い。しかし、この対策ではカムの分だけ
部品点数が増加し、コストが上昇したり、機械操作系が
大型化したり、重量が増加したりする問題が新たに生ず
る。これに対し、本実施の形態ではカムを用いていない
ので、前記のような新たな問題をともなわずに出力トル
クを低減することができる。
【0040】(b)図2のステップ103において通電
を停止するインジェクタ38の数を種々変更することに
より、電気操作系の異常時における出力トルクの低減量
を簡単に調整することができる。 (第2の実施の形態)次に、第2の発明を具体化した第
2の実施の形態について、図1及び図4〜図6に従って
説明する。
【0041】本実施の形態は、図1に示すように車両1
1に自動変速機49が搭載されている点と、車両11の
走行速度である車速SPDを検出するための車速センサ
50が用いられている点と、一部の気筒への燃料供給停
止に代え、電気操作系の正常時と異常時とで自動変速機
49の変速処理に用いられる切替え線を異ならせている
点とが、第1の実施の形態と大きく異なっている。な
お、第1の実施の形態と同一の構成要素には同一の符号
を付してその説明を省略する。
【0042】自動変速機49は、エンジン12のクラン
クシャフトの回転を車両11の駆動輪に伝達するための
動力伝達装置の一部を構成するものである。自動変速機
49はクラッチの後段に取り付けられ、複数組のギヤの
噛み合わせによってエンジン回転速度NEや出力トルク
を変換する。この変速処理は、ECU48のメモリ48
aに記憶された切替え線としての複数の変速線に基づき
行われる。これらの変速線は図5に示すように車速SP
Dとアクセル開度PAと関係において決定されている。
【0043】ECU48は図5の変速線を参照し、その
ときの車速SPDとアクセル開度PAとに対応する変速
領域を選択し、その変速領域に対応する変速段となるよ
うに、自動変速機49における変速用のソレノイドバル
ブ51を駆動制御する。より詳しくは、変速線をまたい
だ場合、その変速線にて区切られた変速領域に対応する
変速段へと変速させるための指令信号をソレノイドバル
ブ51に出力する。すると、同バルブ51により油圧回
路が切替えられ、ギヤ位置(1速、2速、3速、4速
等)が決定され、変速が行われる。また、変速線をまた
がない場合にはECU48はそのときの変速領域に対応
する変速段に保持するための指令信号をソレノイドバル
ブ51に出力する。
【0044】図4はECU48によって実行される変速
線変更処理ルーチンを示しており、所定のタイミングで
実行される。このルーチンはフラグFに基づき実行され
る。このフラグFは電気操作系の正常時には「0」に設
定され、同電気操作系の異常時には「1」に設定され
る。
【0045】ECU48はまずステップ201におい
て、電気操作系に異常が発生しているか否かを判定す
る。この判定条件が満たされていれば、ステップ202
においてフラグFが「1」であるか否かを判定する。こ
の判定条件が満たされていれば(F=1)、その後の処
理を行わずにこのルーチンを終了し、同条件が満たされ
ていなければ(F=0)、ステップ203へ移行する。
【0046】ステップ203ではメモリ48aに記憶さ
れている各変速線を、低車速にて切り替わる方向へオフ
セットさせる。ここで、1速から2速へ変速させるため
の変速線L1をオフセットさせる場合を例に採って説明
すると、図3(a)に示すように所定のスロットル開度
TA1を予め決めておき、電気操作系の正常時において
このスロットル開度TA1にするのに必要なアクセル開
度PA1と、電気操作系の異常時においてスロットル開
度TA1にするのに必要なアクセル開度PA2とをそれ
ぞれ求める。
【0047】図6を参照し、アクセル開度PA1で変速
線L1をまたぎ、1速から2速へ変速するときの車速S
PD1を求める。同様にして、アクセル開度PA2で変
速線L1をまたぎ、1速から2速へ変速するときの車速
SPD2を求める。両車速SPD2,SPD1の偏差Δ
SPDをとり、その偏差ΔSPD分だけ変速線L1を低
車速側(図6の左側)に移行(オフセット)させる。す
ると、電気操作系の正常時には図6において実線で表さ
れた変速線L1が、異常時には二点鎖線で示す位置に変
更される。異常時であっても正常時とほぼ同じ車速(S
PD1)で1速から2速に変速されることになる。他の
変速線に関しても同様に偏差ΔSPD分だけ低車速側に
オフセットさせる。
【0048】そして、図4のステップ204においてフ
ラグFを「0」から「1」に切替え、このルーチンを終
了する。一方、前記ステップ201の判定条件が満たさ
れていないと、ステップ205へ移行し、フラグFが
「1」であるか否かを判定する。この判定条件が満たさ
れていなければ(F=0)、その後の処理を行わずこの
ルーチンを終了する。また、ステップ205の判定条件
が満たされていれば(F=1)、ステップ206におい
て変速線を元の状態、すなわち、図6の実線で示す状態
に戻す。ステップ207でフラグFを「1」から「0」
に切替え、このルーチンを終了する。
【0049】本実施の形態では、前述したECU48に
よるステップ203の処理が切替え線移行手段に相当す
る。次に、前記のように構成された本実施の形態の作用
及び効果について、図4〜図6を参照して説明する。
【0050】電気操作系の正常時には、図4におけるス
テップ201,205の処理が繰り返し行われる。図5
を参照して、車速SPDとアクセル開度PAとに対応す
る変速領域が選択され、その変速領域に対応する変速段
となるようにソレノイドバルブ51が駆動制御される。
【0051】電気操作系に異常が発生し、第1の実施の
形態で説明したように、同操作系に代えて機械操作系に
よってスロットルバルブ23が駆動されるようになった
場合、その切り替わり直後には、図4におけるステップ
201,202,203,204の処理が順に行われ
る。各変速線が偏差ΔSPDだけ低車速側へオフセット
される。その後は異常状態が継続する限りステップ20
1,202の処理が繰り返し行われ、自動変速機49の
変速処理には前記のようにしてオフセットされた変速線
が用いられる。そのため、仮に前記オフセット処理を行
わないと、電気操作系の正常時よりも高い車速SPD2
にならなければ変速が行われないのに対し、本実施の形
態では、異常時であっても正常時と同程度の車速SPD
1で同じ変速が行われることになる。電気操作系が異常
となっても運転者に違和感を与えることなく、変速を行
わせることができる。
【0052】なお、本発明は次に示す別の実施の形態に
具体化することができる。 (1)図2のステップ103の処理を次のように変更し
てもよい。一部のインジェクタ38への通電を停止する
のではなく、全インジェクタ38の通電時間を正常時よ
りも一定割合短くする。また、点火プラグ39による点
火時期を正常時よりも遅らせる。さらに、一部のインジ
ェクタ38への通電停止による燃料供給停止と点火時期
の遅角の両方を行う。これらの場合にも電気操作系の異
常時にエンジン12の出力トルクを低減させて運転者に
違和感を与えないようにすることができる。
【0053】(2)第2の実施の形態では、変速線のオ
フセット量として偏差ΔSPDを用いたが、このオフセ
ット量を適宜変更してもよい。この場合、変速線を低車
速にて切り替わる側へ移行させることのできる量に設定
する必要がある。好ましくは、オフセット量を偏差ΔS
PDに近い値に設定するのがよい。正常時と同程度の車
速SPDで変速がなされるからである。
【0054】(3)図4の変速線変更処理ルーチンにお
いて、ステップ205,206,207の処理を省略す
る。そして、ステップ201の判定条件が満たされてい
る場合には、すなわち、電気操作系が正常に作動してい
る場合には、その後の処理を行うことなくこのルーチン
を終了するようにしてもよい。
【0055】(4)電気操作系の異常を診断する方法と
して従来技術(特開平5−71365号公報)に挙げら
れたものを用いてもよい。この場合、中間レバー31
に、同レバー31と連動レバー30とが離間していると
きにオンし、当接したときにオフするレバー当接スイッ
チを設ける。そして、電動モータ29により、レバー当
接スイッチがオフするほどスロットルバルブ23が開弁
側へ回動させられたとき電気操作系を異常と診断する。
【0056】(5)第2の実施の形態において、電気操
作系の異常時用の変速線図を予め作成しておき、電気操
作系の正常時と異常時とで変速線図を切替えるようにし
てもよい。
【0057】以上、本発明の各実施の形態について説明
したが、各形態から把握できる請求項以外の技術的思想
について、以下にそれらの効果とともに記載する。 (イ)請求項1に記載の制御装置において、前記内燃機
関は複数の燃料噴射手段(インジェクタ38)を備え、
前記トルク変更手段は一部の燃料噴射手段からの燃料噴
射を停止させるものである車両の制御装置。
【0058】このような構成とすることにより、既存の
部品を用い、制御内容を若干変更するだけで異常時に出
力トルクを低減させることができる。出力トルクの低減
のためにカム等の専用の部品を別途設けなくてもすみ、
コスト上昇、機械操作系の大型化、重量増加等を回避で
きる。
【0059】(ロ)請求項1に記載の制御装置におい
て、前記内燃機関は吸入空気及び燃料の混合気に点火す
るための点火手段(点火プラグ39、ディストリビュー
タ40、イグナイタ41)を備え、前記トルク変更手段
は、電気操作系の異常時の点火手段による点火時期を正
常時における点火時期よりも遅らせるものである車両の
制御装置。このような構成としても、上述した(イ)と
同様の効果が得られる。
【0060】(ハ)請求項2に記載の制御装置におい
て、前記切替え線移行手段は、電気操作系の正常時にお
いてスロットルバルブの開度を所定値(TA1)にする
のに必要な第1のアクセル開度(PA1)と、電気操作
系の異常時において前記所定値(TA1)にするのに必
要な第2のアクセル開度(PA2)とをそれぞれ求める
手段と、前記第1のアクセル開度(PA1)で所定の切
替え線をまたぐときの車速(SPD1)と、前記第2の
アクセル開度(PA2)で同切替え線をまたぐときの車
速(SPD2)とを求め、両車速の偏差(ΔSPD)分
だけ前記切替え線を低車速にて切り替わる方向へ移行さ
せる手段とを有するものである車両の制御装置。
【0061】このような構成とすることにより、電気操
作系の異常時には正常時とほぼ同一の車速で変速を行わ
せることができる。
【0062】
【発明の効果】第1の発明によれば、電気操作系の構成
部品に異常が発生して機械操作系によってスロットルバ
ルブが回動されるようになったときに、アクセル操作部
材の操作によって内燃機関の出力トルクが急激に変化す
るのを抑制し、運転者に違和感を与える不具合を解消で
きる。
【0063】第2の発明によれば、電気操作系の構成部
品に異常が発生して機械操作系によってスロットルバル
ブが回動されるようになったときに、正常時と同程度の
車速で変速を行わせることが可能となり、運転者に違和
感を与える不具合を解消できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態における車両の制御装置の概
略構成図。
【図2】トルク変更処理ルーチンを示すフローチャー
ト。
【図3】(a)はアクセル開度とスロットル開度との対
応関係を示す特性図であり、(b)はアクセル開度と出
力トルクとの対応関係を示す特性図。
【図4】第2の実施の形態における変速線変更処理ルー
チンを示すフローチャート。
【図5】電気操作系の正常時に用いられる変速線図。
【図6】電気操作系の正常時の変速線と異常時の変速線
との関係を説明するための変速線図。
【図7】従来の技術を示す斜視図。
【図8】(a)はアクセル開度とスロットル開度との対
応関係を示す特性図であり、(b)はアクセル開度と出
力トルクとの対応関係を示す特性図。
【図9】アクセル開度とスロットル開度との対応関係を
示す特性図。
【図10】自動変速機の変速処理に用いられる変速線
図。
【符号の説明】
11…車両、12…内燃機関としてのガソリンエンジ
ン、23…スロットルバルブ、34…付勢部材としての
スプリング、35…アクセル操作部材としてのアクセル
ペダル、48…トルク変更手段及び切替え線移行手段を
構成するECU、49…自動変速機、TA…スロットル
バルブの開度であるスロットル開度、PA…アクセル操
作部材の操作量であるアクセル開度、SPD…車速、L
1…切替え線としての変速線。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F02D 45/00 345 F02D 45/00 345Z

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両に搭載され、かつ吸入空気量を調整
    するためのスロットルバルブを有する内燃機関と、 前記スロットルバルブを回動させるべく運転者により操
    作されるアクセル操作部材と、 前記スロットルバルブを閉弁させる方向へ付勢する付勢
    部材と、 前記付勢部材の付勢力に抗し、前記スロットルバルブの
    開度をアクセル操作部材の操作量に応じた開度に電気的
    に調整する電気操作系と、 前記電気操作系の異常時に前記アクセル操作部材が所定
    量以上操作された場合にのみ同アクセル操作部材及びス
    ロットルバルブを機械的に接続し、前記付勢部材の付勢
    力に抗してスロットルバルブを回動させる機械操作系
    と、 前記電気操作系の異常時には、内燃機関の出力トルクを
    アクセル操作部材の操作量に応じた出力トルクよりも低
    くするトルク変更手段とを備えた車両の制御装置。
  2. 【請求項2】 車両に搭載され、かつ吸入空気量を調整
    するためのスロットルバルブを有する内燃機関と、 前記スロットルバルブを回動させるべく運転者により操
    作されるアクセル操作部材と、 前記アクセル操作部材の操作量と車速との関係におい
    て、変速のための切替え線をまたいだ際には同切替え線
    にて区切られた変速領域に対応する変速段へと変速処理
    する自動変速機と、 前記スロットルバルブを閉弁させる方向へ付勢する付勢
    部材と、 前記付勢部材の付勢力に抗し、前記スロットルバルブの
    開度をアクセル操作部材の操作量に応じた開度に電気的
    に調整する電気操作系と、 前記電気操作系の異常時に前記アクセル操作部材が所定
    量以上操作された場合にのみ同アクセル操作部材及びス
    ロットルバルブを機械的に接続し、前記付勢部材の付勢
    力に抗してスロットルバルブを回動させる機械操作系
    と、 前記電気操作系の異常時には、前記変速用切替え線を低
    車速にて切り替わる方向へ移行させる切替え線移行手段
    とを備えた車両の制御装置。
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