JP3279220B2 - 内燃機関の制御装置 - Google Patents
内燃機関の制御装置Info
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- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
- Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
Description
気的に駆動する電子スロットル制御装置、いわゆるドラ
イブバイワイヤ(DBW)をそなえた車両に適用され
る、内燃機関の制御装置に関する。
て、アクセルペダルとスロットルバルブとの間を電気信
号で連絡するようにしたドライブバイワイヤ(以下、D
BWという)が開発されている。このようなDBWで
は、アクセルペダルとスロットルバルブとが機械的には
接続されておらず、アクセルペダルの操作量(アクセル
開度)の他にも種々のパラメータに基づいてコンピュー
タにより仮想のアクセル開度(疑似アクセル開度)を設
定し、これに応じてスロットルバルブを制御することが
でき、電子スロットル制御装置とも称される。
されていない(即ち、アクセル開度が微小な所定値以下
の)アイドル運転時に、スロットルバルブを微調整しな
がらアイドルスピードをコントロールしたりできるほ
か、車両の走行状態やエンジンの運転状態に応じてアク
セル開度(運転者の操作)を補正するようにして疑似ア
クセル開度を設定して、これに基づいたスロットル制御
により、フィーリングのよいエンジン運転を実現するこ
ともできる。
る内燃機関(一般には、ガソリンエンジン)であって、
シリンダ内に直接燃料を噴射する火花点火式筒内噴射型
内燃機関(以下、エンジンという)が、実用化されてい
る。かかるエンジンでは、燃料噴射タイミングを自由に
行なえ混合気の形成状態を自由に制御できる特性を利用
して機関の燃費性能の向上と出力性能の向上とを両立さ
せることができる。
ンでは、圧縮行程で燃料を噴射することで、層状燃焼に
より燃料の極めて希薄な状態(即ち、空燃比が理論空燃
比よりも極めて大)での運転(超リーン燃焼運転)を行
なうことができ、その燃焼形態として超リーン運転モー
ド(圧縮行程噴射モード又は圧縮リーン運転モード)を
そなえており、燃料消費率の大幅な向上を実現すること
ができる。
して吸気行程で燃料を噴射する予混合燃焼運転も当然な
がら行なうことができ、この場合には、燃焼室(シリン
ダ内)へ直接燃料を噴射することにより、各燃焼サイク
ルで噴射した燃料の大半をその燃焼サイクル内で確実に
燃焼させることができるため、エンジン出力を向上させ
ることもできる。
転モードほどではないが燃料の希薄な状態(即ち、空燃
比が理論空燃比よりも大)で運転を行なうリーン運転モ
ード(吸気リーン運転モード)と、空燃比が理論空燃比
となるようにO2 センサ情報等に基づいてフィードバッ
ク制御を行なうストイキオ運転モード(ストイキオフィ
ードバック運転モード)と、燃料の過濃な状態(即ち、
空燃比が理論空燃比よりも小)で運転を行なうエンリッ
チ運転モード(オープンループモード)とを、燃焼形態
として設定できる。
れば、即ち、エンジンの回転数が低く負荷も小さけれ
ば、圧縮リーン運転モードとして燃費の向上を図り、こ
れよりもエンジン回転数やエンジン負荷が増大するにし
たがって、吸気リーン運転モード,ストイキオ運転モー
ド,エンリッチ運転モードの順に選択するように構成さ
れている。
運転)の場合、空燃比を大きくするために、燃焼室によ
り多くの空気を供給する必要があるが、この圧縮リーン
運転は、エンジン負荷の低い領域、即ち、アクセルペダ
ルの踏込量(アクセル開度)の小さい領域で運転を行な
うので、アクセル開度に応じたスロットルバルブ開度で
は所要の空燃比を満たすことができない。
通路を迂回するエアバイパス通路を設け、このエアバイ
パス通路に電子制御バルブ(エアバイパスバルブ)を介
装し、アクセル開度に応じたスロットルバルブ開度では
吸気不足となるときに、このエアバイパスバルブを必要
な空気量に応じて開放して空気供給を行なうようにした
技術も開発されている。
点火式筒内噴射型エンジンに、前述のドライブバイワイ
ヤ(DBW)を適用することも考えられる。つまり、D
BWではアクセル開度に対応せずにスロットルバルブ開
度を制御しうるので、アクセル開度に応じた量よりも多
量の空気を燃焼室に供給することができ、火花点火式筒
内噴射型エンジンの圧縮リーン運転時などにアクセル開
度が小さくても必要量の空気を燃焼室に供給することが
できるのである。
DBWの万が一の故障に対する対策も用意しておきた
い。そこで、このような対策の一つとして、DBWに設
けられるアクセルポジションセンサ(APS)及びスロ
ットルポジションセンサ(TPS)等のセンサ類や、ス
ロットル弁を駆動するアクチュエータ等をそれぞれ複数
設けるように構成することが考えられる。
ータ等(以下、これらをまとめて制御系統という)を二
重に設け、一方の制御系統が故障した場合には、他方の
(正常な方の)制御系統を用いてDBWを制御するよう
に構成するのである。そして、DBWにこのような二重
の制御系統を設けることでDBWのフェイルセーフ化を
図り、DBWの安全性や信頼性を高めることができるの
である。
することも考えられるが、このような場合には、スロッ
トル弁を強制的に閉じるとともに、スロットル弁をバイ
パスする通路を開放して、車両の走行に必要な最低限の
一定吸気量を確保するようにすればよい。このような構
成によれば、少なくとも車両の自力走行が可能となるの
で、車両の立ち往生を防止することができ、ドライバの
運転により車両を修理工場等まで持ち込むことが可能と
なる。
の全てが故障したにもかかわらず何らかの理由により制
御系統の故障が検出できなかった場合には、スロットル
弁の動きが予想できないものとなってしまうことが考え
られる。そこで、複数の制御系統の全てが故障し、且つ
これを検出できなかった場合であっても何らかの安全対
策を用意しておきたい。
ので、電子スロットル制御装置(ドライブバイワイヤ)
の複数組の制御系統の全てが故障し、且つこれらの制御
系統の故障が検出できなかった場合でも、スロットル弁
の不測の動作を防止して車両の安全性を高めるようにし
た、内燃機関の制御装置を提供することを目的とする。
の本発明の内燃機関の制御装置では、複数組の電子スロ
ットル制御系統が設けられており、このうち一組の電子
スロットル制御系統によりエンジンのスロットル弁が電
気的に駆動される。また、スロットル弁の開度はアクセ
ルペダルの操作量に基づいて設定される。
系統のうちの一組の電子スロットル制御系統の故障が判
定され、且つブレーキスイッチによりブレーキの作動が
検出された場合には、規制手段によりスロットル弁の開
度の上限が規制され、車両の安全性を高めることができ
る。また、故障判定手段により複数組の電子スロットル
制御系統のうち全ての電子スロットル制御系統の故障が
判定された場合には、吸気量制御手段によりスロットル
弁が閉方向に駆動されるとともに所定量の吸気がエンジ
ンに供給される。これにより、車両の走行に必要な最低
限の吸気量が確保され少なくとも車両の自力走行が可能
となる。
制御装置では、電子スロットル制御系統は、アクセルペ
ダルの操作量を検出するアクセル開度検出手段であっ
て、故障判定手段では、複数のアクセル開度検出手段に
よる検出情報の差に基づいて、アクセル開度検出手段が
故障を判定される。
の形態について説明すると、図1〜図6は本発明の一実
施形態としての内燃機関の制御装置が適用される筒内噴
射式内燃機関を示すものであり、これらの図に基づいて
説明する。 〔筒内噴射内燃機関の全体説明〕まず、本実施例にかか
る火花点火式筒内噴射型内燃機関(以下、筒内噴射エン
ジンともいう)の構成について、図2を参照しながら説
明する。
気通路、3はスロットル弁設置部分、4はエアクリーナ
である。吸気通路2は、上流側から吸気管7,スロット
ルボディ5,サージタンク8,吸気マニホールド9の順
で接続された構成になっている。スロットルボディ5に
は、電気的に制御される電子制御スロットルバルブ(吸
気量調整手段)15が備えられており、この電子制御ス
ロットルバルブ15は後述するスロットル制御コンピュ
ータ(スロットルコントローラ)160を通じて開度制
御される。なお、スロットルバルブの目標開度(目標ス
ロットル開度)は、後述するエンジン制御コンピュータ
(エンジンECU)16で、アクセルポジションセンサ
(TPS1)51Aで検出されたアクセルペダル50の
踏込量(アクセル開度)及びエンジン運転状態に応じて
設定されるようになっている。
ルブ15及びエンジンECU16及びスロットルコント
ローラ160等から電子スロットル制御装置〔即ち、ド
ライブバイワイヤ(DBW)〕150が構成されてい
る。また、このような電子制御スロットルバルブ15と
並列に、リンプホームバルブ装置(LHV)12が装備
されている。このLHV12は、後述する電子制御スロ
ットルバルブ故障時(閉故障時)に機関の燃焼が成立す
るよう空気を供給するためのものであり、電子制御スロ
ットルバルブ15を迂回するようにサージタンク8上流
側に設けられたバイパス通路13と、このバイパス通路
13に介装されたLHV本体14とからなり、LHV本
体14は後述するエンジン制御コンピュータ(エンジン
ECU)16により制御されるリニアソレノイド(図示
略)で駆動されるようになっている。
り、吸気通路2及び排気通路17の燃焼室18への開口
部、即ち吸気ポート2A及び排気ポート17Aには、吸
気弁19及び排気弁20が装備されている。さらに、2
1は燃料噴射弁(インジェクタ)であり、本実施形態で
は、インジェクタ21が燃焼室18へ直接燃料噴射する
ように配設されている。
は燃料供給路、24は低圧燃料ポンプ、25は高圧燃料
ポンプ、26は低圧レギュレータ、27は高圧レギュレ
ータ、28はデリバリパイプであり、燃料タンク22内
の燃料を低圧燃料ポンプ24で駆動して更に高圧燃料ポ
ンプ25で加圧して所定の高圧状態で燃料供給路23
A,23B,デリバリパイプ28を通じてインジェクタ
21へ供給するようになっている。この際、低圧燃料ポ
ンプ24から吐出された燃料圧力は低圧レギュレータ2
6で調圧され、高圧燃料ポンプ25で加圧されてデリバ
リパイプ28に導かれる燃料圧力は高圧レギュレータ2
7で調圧されるようになっている。
に還流する排出ガス還流通路(EGR通路)、30はE
GR29を通じた排出ガスの還流量を調整するEGRバ
ルブ(排出ガス量調整手段)であり、32はブローバイ
ガスを還元する流路であり、33はクランク室積極換気
用のバルブであり、34はキャニスタであり、35は排
出ガス浄化用触媒(ここでは、三元触媒)である。
CU16では、インジェクタ21の駆動制御や、図示し
ない点火プラグを作動させる点火コイルの駆動制御や、
EGRバルブの開度制御や、高圧レギュレータ27によ
る燃圧制御等に加えて、LHV12の制御を、エンジン
の運転状態や故障状態に応じて行なうようになってい
る。また、スロットルコントローラ160では、電子制
御スロットルバルブ15の開閉制御をドライバのアクセ
ル指令やエンジンの運転状態や故障状態に応じて行なう
ようになっている。
示すように、第1のアクセルポジションセンサ(APS
1)51A,エアフローセンサ(図示略),吸気温度セ
ンサ36,スロットル開度を検出するスロットルポジシ
ョンセンサ(TPS)37B,アイドルスイッチ38,
ブーストセンサ(図示略),エアコンスイッチ(図示
略),変速ポジションセンサ(図示略),車速センサ
(図示略),パワーステアリングの作動状態を検出する
パワステスイッチ(図示略),スタータスイッチ(図示
略),第1気筒検出センサ40,クランク角センサ4
1,エンジンの冷却水温を検出する水温センサ42,排
出ガス中の酸素濃度を検出するO2センサ43等から、
検出信号が送信されるようになっている。なお、クラン
ク角センサ41に基づいて機関回転数(エンジン回転
数)を算出しうるので、クランク角センサ41を便宜上
エンジン回転数センサとよぶ。
は、図2に示すように、アクセルポジションセンサ(A
PS)51B,スロットルポジションセンサ(TPS)
37A等から、検出信号が送信されるようになってい
る。そして、エンジンECU16とスロットルコントロ
ーラ160とは、互いに通信により情報を交換しうるよ
うに構成されている。
T)170と、自動変速機170を制御する自動変速機
コントローラ(ATコントローラ)171とが付設され
ており、エンジンECU16とこのATコントローラ1
71との間でも通信により互いに情報を交換しうるよう
に構成されている。また、本エンジンには、オートクル
ーズ機能もそなえられており、オートクルーズ関連の入
力情報に応じて、スロットルコントローラ160による
スロットル開度制御等が行なわれるようになっている。
転モードとして、後期リーン燃焼運転モード(圧縮行程
噴射モード),前期リーン燃焼運転モード,ストイキオ
フィードバック運転燃焼運転モード,オープンループ燃
焼運転モードがあり、エンジンの運転状態(即ち、エン
ジン回転数及びエンジン負荷)や車両の走行状態等に応
じてこれらのモードの何れかが選択されるようになって
いる。
燃料噴射を圧縮行程後期のように極めて点火時期に近い
段階で行ない、しかも燃料を点火プラグの近傍に集めて
部分的にはリッチにし全体的にはリーンとしながら、層
状燃焼を行なうモードであり、着火性,燃焼安定性を確
保しつつ節約運転を行なうことのできる超希薄燃焼モー
ドである。本実施形態では総合空燃比が約24以上の領
域に設定されており、最も希薄燃焼を実現することがで
きるが、総合空燃比については、本実施形態よりも低い
領域(例えば総合空燃比が約23以上程度の範囲)に設
定してもよく、また、本実施形態よりも高い領域に設定
してもよい。
焼モードであるが、このモードでは、燃料噴射を後期リ
ーン燃焼運転モードよりも前(主として、吸気行程)に
行ない、燃料を予混合して全体的には理論空燃比よりも
リーンとしながら着火性,燃焼安定性を確保しつつある
程度の出力を得るようにしながら、節約運転を行なうモ
ードである。ここでは、前期リーン燃焼運転モードの領
域を、総合空燃比が約24以下で理論空燃比以上の領域
に設定されている。
モードは、O2 センサの出力に基づいて、空燃比をスト
イキオ状態に維持しながら十分なエンジン出力を効率よ
く得られるようにしている。このモードでは、吸気行程
での燃料噴射に基づく予混合燃焼が行なわれる。また、
オープンループ燃焼運転モードでは、加速時や発進時等
に十分な出力が得られるように、オープンループ制御に
よりストイキオ又はリッチな空燃比での燃焼を行なう。
このモードでは、吸気行程での燃料噴射に基づく予混合
燃焼が行なわれる。
数及びエンジン負荷に応じて、後述するエンジンECU
16により選択されるが、通常は、低回転,低負荷状態
では後期リーン燃焼運転モードが選択され、エンジン回
転数やエンジン負荷が増加していくと、前期リーン燃焼
運転モード、ストイキオ燃焼運転モードの順に切り替え
られ、さらにエンジン回転数やエンジン負荷が増加すれ
ばオープンループモード(エンリッチ燃焼運転モード)
へと切り替えられる。
モードを選択した上で、各種制御を行なうが、スロット
ルバルブ制御に着目すると、圧縮行程で燃料噴射して空
燃比の極めて大きい後期リーン燃焼運転モードでは、目
標空燃比を実現するためには、アクセル開度に応じたス
ロットルバルブ開度では空気不足になるため、アクセル
開度に応じたスロットルバルブ開度よりも大幅に大きい
目標開度(疑似目標開度)を設定してこれに基づいてス
ロットルバルブの開度制御を行なうようになっている。
また、ストイキオフィードバック燃焼運転モードやオー
プンループ燃焼運転モードでも、アクセル開度に応じた
スロットルバルブ開度では空気不足になる場合があり、
この場合には、アクセル開度に応じたスロットルバルブ
開度よりも適当に大きい目標開度(疑似目標開度)を設
定してこれに基づいてスロットルバルブの開度制御を行
なうようになっている。 〔吸気制御系の説明〕ここで、本発明の制御装置に関す
る電子スロットル制御装置(DBW)150及びLHV
12の制御系(即ち、リンプホームバルブ制御装置)1
20に着目して説明すると、これらの制御系は、図1に
示すように構成される。
スロットルバルブ15は、スロットルボディ5内の吸気
通路5Aに介装されたバタフライ弁151と、バタフラ
イ弁151を支持する軸152に外装されてバタフライ
弁151に閉動付勢力を与えるリターンスプリング15
3と、軸152を回転駆動する電動モータ(スロットル
アクチュエータ)154と、アクチュエータ154と軸
152との間に介装されたギヤ機構155とをそなえて
いる。
1の開度(スロットル弁開度)を検出するスロットルポ
ジションセンサ37として、第1のスロットルポジショ
ンセンサ(TPS1)37Aと第2のスロットルポジシ
ョンセンサ(TPS2)37Bとが付設されている。こ
のように、本装置では、二つのスロットルポジションセ
ンサ(TPS1,TPS2)37A,37Bが設けられ
ているが、これは、スロットルポジションセンサ37
A,37Bの故障時にそなえたものである。
ットルバルブ15と、この電子制御スロットルバルブ1
5の目標開度を設定するエンジンECU16と、エンジ
ンECU16で設定された目標開度に基づいてアクチュ
エータ154の作動を制御してスロットルバルブ開度を
調整するスロットルコントローラ160とから構成され
ている。
CU16には、目標開度設定部16Aがそなえられ、ス
ロットルコントローラ160には、スロットル開度フィ
ードバック制御部160Aがそなえられている。図3は
スロットル制御に着目した制御ブロック図であり、図3
に示すように、エンジンECU16の目標開度設定部1
6Aには、第1のアクセルポジションセンサ(APS
1)51Aからの検出情報とクランク角センサ41(図
2参照)の検出結果から得られるエンジン回転数とから
目標エンジントルクを設定する機能16aと、この設定
された目標エンジントルクに吸気温補正及び大気圧補正
を施す機能16bと、エアコン,電気負荷等に関する補
正を施す機能16cと、この補正後の目標エンジントル
クとエンジン回転数とから目標スロットル開度を設定す
る機能16dとがそなえられる。
のスロットルポジションセンサ(TPS2)37Bから
の検出情報に基づいてダッシュポット制御開度を設定す
る機能16eと、水温センサ(WTS)で検出されたエ
ンジンの冷却水温情報等に応じてアイドルスピード制御
開度を設定する機能16fとをそなえるとともに、これ
らの各設定開度の中から最大値を選択する機能16gを
そなえており、選択した最大設定開度をスロットルバル
ブの目標開度として、スロットルコントローラ160に
出力するようになっている。
スロットル開度フィードバック制御部160Aでは、こ
のエンジンECU16から出力されたスロットルバルブ
目標開度に応じてモータ駆動電流を決定し、アクチュエ
ータ(スロットル制御サーボともいう)154の駆動を
制御するが、この際、スロットルコントローラ160内
では、第1のスロットルポジションセンサ(TPS1)
37Aで検出されたスロットルバルブ開度(実開度)に
応じてスロットルバルブをフィードバック制御するよう
になっている。
に、スロットルポジションセンサ(TPS1,TPS
2)37A,37Bの場合と同様に、アクセルポジショ
ンセンサ51も、第1のアクセルポジションセンサ(A
PS1)51Aと第2のアクセルポジションセンサ(A
PS2)51Bとの二つが設けられているが、これも故
障時にそなえたものである。
(APS1)51Aの検出信号はエンジンECU16に
入力されてスロットルバルブ目標開度の設定に用いら
れ、第2のアクセルポジションセンサ(APS2)51
Bの検出信号はスロットルコントローラ160に入力さ
れて、第1のアクセルポジションセンサ51Aの故障時
にはこの第2のアクセルポジションセンサ51Bの検出
信号がスロットルコントローラ160から通信によりエ
ンジンECU16に送信されてスロットルバルブ目標開
度の設定に用いられるようになっている。
も、第1のスロットルポジションセンサ(TPS1)3
7Aの検出信号はスロットルコントローラ160に入力
されてスロットルバルブ15のフィードバック制御に用
いられ、第2のスロットルポジションセンサ(TPS
2)37Bの検出信号はエンジンECU16に入力され
て、前述のダッシュポット制御等に用いられるほか、第
1のスロットルポジションセンサ37Aの故障時にはこ
の第2のスロットルポジションセンサ37Bの検出信号
がエンジンECU16から通信によりスロットルコント
ローラ160に送信されてスロットルバルブのフィード
バック制御に用いられるようになっている。
ロットルボディ5内の吸気通路5Aと並列に(即ち、電
子制御スロットルバルブ15のバタフライ弁151の上
流側と下流側との間に)装備されたバイパス通路13
と、このバイパス通路13にLHV本体14と、このL
HV本体14を開閉駆動する図示しないリニアソレノイ
ドと、このリニアソレノイドの作動を制御するエンジン
ECU16とから構成され、その制御系(リンプホーム
バルブ制御装置)120は、リニアソレノイド及びエン
ジンECU16とから構成される。
50の万が一の故障に対処するためにそなえられている
が、本装置では、このようなDBW150の故障対策と
して、エンジンECU16及びスロットルコントローラ
160において、種々の故障判定を行なうようになって
おり、各故障判定に対して例えばリンプホームバルブ装
置12を用いるなどしてそれぞれの対応処理を行なうよ
うになっている。
理に利用しうるように、バッテリ61からスロットルコ
ントローラ160への電源供給回路には、電源リレー6
2が介装されており、エンジンECU16によって適宜
オン・オフしうるようになっている。ここで、各故障判
定処理について説明する。 A.ポジションフィードバック故障 まず、電子制御スロットルバルブ15の開度(ポジショ
ン)を、指令通りに調整できないという故障(ポジショ
ンフィードバック故障)の判定処理について説明する。
バルブ系の固着(全閉固着を含む)や、モータ出力オ
ープン故障があり、ポジションフィードバック故障信号
を受信した場合に、故障と判定する。ただし、イグニ
ッションスイッチがオンである。モータリレーがオン
である、又は、エンジンECU16からスロットルコン
トローラ160への通信異常が発生している。バッテ
リ電圧Vbが所定値以上ある。スロットルコントロー
ラ160からエンジンECU16への通信異常は発生し
ていない。といった故障判定前提条件が全て成立した場
合にこの故障判定を行なう。
に、電子制御スロットルバルブ15の固着があるが、こ
の場合、第1のスロットルポジションセンサ(TPS
1)37Aで固着した電子制御スロットルバルブ15の
開度を検出できる。そこで、この開度情報から、スロッ
トルバルブ15が第1所定開度以上で固着した場合(バ
ルブ開固着)には、開固着対応処理(バルブ開固着フェ
ール処理)を行ない、スロットルバルブ15が第2所定
開度以下で固着した場合(バルブ閉固着)には、閉固着
対応処理(バルブ閉固着フェール処理)を行なうように
なっている。 B.モータ故障 モータ故障には、モータ地絡,モータ天絡(過電流
検出)があるが、モータ出力の地絡,天絡故障信号を受
信した場合に、故障と判定する。ただし、モータリレ
ーがオンである。スロットルコントローラ160から
エンジンECU16への通信異常は発生していない。と
いった故障判定前提条件が全て成立した場合にこの故障
判定を行なう。このようなモータ故障時には、後述する
リンプホームモード処理を行なう。 C.TPS故障 スロットルポジションセンサ37には、第1及び第2の
2つのTPS37A,37Bがあるが、スロットルコン
トローラ160によるフィードバック制御に用いられる
第1のスロットルポジションセンサ(TPS1)37A
については、電流回路のオープン又はショートによる
故障とリニアリティ不良とがあり、第2のスロットル
ポジションセンサ(TPS2)37Bについては、特
性異常と電流回路のオープン又はショートによる故障
とがあり、それぞれの故障信号を受信した場合に、故障
と判定する。
ンスイッチがオンである。スロットルコントローラ1
60からエンジンECU16への通信異常は発生してい
ない。という故障判定前提条件が全て成立した場合にお
いて行なう。そして、第1のスロットルポジションセン
サ(TPS1)37Aの故障時には、スロットルバルブ
のフィードバック制御に支障を来すので、エンジンの運
転領域を制限する処理を行なう。また、第1のスロット
ルポジションセンサ(TPS1)37Aの故障時に、既
に第2のスロットルポジションセンサ(TPS2)37
Bが故障していたり、後述する通信異常(エンジンEC
U16からスロットルコントローラ160への通信異
常)があると、リンプホーム処理を行なう。 D.通信故障 通信は、エンジンECU16とスロットルコントローラ
160との間で行なわれ、通信故障には、エンジンEC
U16からスロットルコントローラ160への通信異常
と、スロットルコントローラ160からエンジンECU
16への通信異常とがある。
トローラ160への通信異常については、スロットルコ
ントローラ160がエンジンECU16からの通信故障
信号を受信した場合に、故障と判定する。ただし、この
故障判定は、バッテリ電圧Vbが所定値以上ある。
スロットルコントローラ160からエンジンECU16
への通信異常は発生していない。といった故障判定前提
条件が全て成立した場合において行なう。
で設定されたスロットルバルブの目標開度をスロットル
コントローラ160で取り込めず、吸気量制御を適切に
行なえないおそれが高くなるため、次のような処理を行
なう。 リーン運転禁止処理 クルーズコントロール制御禁止処理 エンジン高回転時(例えばNe≧3000rpm)燃
料カット処理 ・スロットルコントローラ160からエンジンECU1
6への通信異常については、以下の条件のいずれかが成
立した場合に、故障と判定する。
以上ある。クルージングスイッチがオフである。とい
った故障判定前提条件が全て成立した場合において行な
う。
がスロットルコントローラ160から制御信号等を取り
込めず、吸気量制御を適切に行なえないおそれが高くな
るため、次のような処理を行なう。 スロットルコントローラ160に通信フェイルを送信 リーン運転禁止処理 クルーズコントロール制御禁止処理 エンジン高回転時(例えばNe≧3000rpm)燃
料カット処理 ブレーキ踏込時、エンジンECU16からのスロット
ルバルブ15の指令目標開度を上限クリップする。 E.スロットルコントローラ故障 スロットルコントローラ160の故障については、以下
〜の条件の全てが成立した場合、又は、以下〜
の条件の全てが成立した場合に、故障と判定する。
び第2スロットルポジションセンサ(TPS2)37B
に異常がない。 エンジンECU16からスロットルコントローラ16
0への通信異常が発生している。
び第2スロットルポジションセンサ(TPS2)37B
に異常がない。 スロットルコントローラ160からエンジンECU1
6への通信異常が発生している。
されたら、リンプホーム処理を行なう。 F.APS故障 アクセルポジションセンサ51には、第1及び第2の2
つのAPS51A,51Bがあるが、これらの第1及び
第2のアクセルポジションセンサ(APS1,APS
2)51A,51Bについては、電流回路のショート
による故障,センサGNDオープンによる故障と、電
流回路のオープンによる故障,センサGNDショートに
よる故障と、特性異常とがある。 ・第2のアクセルポジションセンサ(APS2)51B
の電流回路のショートによる故障,センサGNDオープ
ンによる故障は、通信異常がなく、且つ、第1のア
クセルポジションセンサ(APS1)51Aに異常がな
いという条件が成立していることを前提に、以下の両条
件が成立したら判定する。
の出力値VAPS2が所定値V1以上である(例えばV1=
4.5vとすると、VAPS2≧4.5vである)。 第1のアクセルポジションセンサ51Aの出力値V
APS1が所定領域内にある(例えば0.2v≦VAPS1≦
2.5v)である。 ・第2のアクセルポジションセンサ(APS2)51B
の電流回路のオープンによる故障,センサGNDショー
トによる故障は、第2のアクセルポジションセンサ51
Bの出力値VAPS2が所定値V2以下である(例えばV2
=0.2vとすると、VAPS2<0.2vである)ときに
判定する。 ・第1のアクセルポジションセンサ(APS1)51A
の電流回路のショートによる故障,センサGNDオープ
ンによる故障は、通信異常がなく、且つ、第2のア
クセルポジションセンサ(APS2)51Bに異常がな
いという条件が成立していることを前提に、以下の両条
件が成立したら判定する。
の出力値VAPS1が所定値V3以上である(例えばV2=
4.5vとすると、VAPS1≧4.5vである)。 第2のアクセルポジションセンサ51Bの出力値V
APS2が所定領域内にある(例えば0.2v≦VAPS2≦
2.5v)である。 ・第1のアクセルポジションセンサ(APS1)51A
の電流回路のオープンによる故障,センサGNDショー
トによる故障は、第1のアクセルポジションセンサ51
Aの出力値VAPS1が所定値V4以下である(例えばV4
=0.2vとすると、VAPS1<0.2vである)ときに
判定する。 ・また、アクセルポジションセンサの特性異常は、アイ
ドルスイッチがオン(即ち、アイドル運転中)を前提条
件に、VAPS2≧1.1vのときに判定する。
51Bの故障時には、次のような処理を行なう。 VAPS =VAPS1/2に設定 リーン運転禁止処理 クルーズコントロール制御禁止処理 エンジン出力上限クリップ処理 ただし、第2のアクセルポジションセンサ(APS2)
51Bの故障検出後に、スロットルコントローラ160
からエンジンECU16への通信異常が生じた場合に
は、リンプホーム処理を行なう。
1Aの故障時には、次のような処理を行なう。 VAPS =VAPS2/2に設定 リーン運転禁止処理 クルーズコントロール制御禁止処理 エンジン出力上限クリップ処理 ただし、既に第2のアクセルポジションセンサ(APS
2)51Bが故障していれば、リンプホーム処理を行な
う。
は、次のような処理を行なう。 VAPS =VAPS1/2に設定 リーン運転禁止処理 クルーズコントロール制御禁止処理 エンジン出力上限クリップ処理 ただし、既に第1のアクセルポジションセンサ(APS
1)51Aが故障していれば、リンプホーム処理を行な
う。
つ、端子電圧Lo検出された場合に行なう。このLH
V12の故障時には、以下の処理を行なう。 強制圧縮リーン運転とする。
0rpm)燃料カット処理 EGRをカットする。 アイドルスピードコントロールのエンジン回転数フィ
ードバック制御を禁止する。 ところで、リンプホーム処理は次のように行なう。
の出力値が所定値以下〔(5v−VAPS2)>1.5v〕
のときには、全気筒燃料噴射する。 第2のアクセルポジションセンサ(APS2)51B
の出力値が所定値以上〔(5v−VAPS2)≦1.5v〕
のときには、一部の気筒(例えば全6気筒なら3気筒)
を燃料噴射カットする。
S2)51Bの故障時には、一部の気筒(例えば全6気
筒なら3気筒)を燃料噴射カットする。 ブレーキ踏込時には、一部の気筒(例えば全6気筒な
ら3気筒)を燃料噴射カットする。 2)後退走行時 一部の気筒(例えば全6気筒なら3気筒)を燃料噴射カ
ットする。
(ブレーキスイッチオン時)には所定時間(例えば2秒
間)LHV12を5Hzでデューティ制御する。 D:リーン運転を禁止する。
ョンスイッチがオフ操作されるまでは正常復帰しない。
して説明する。上述したように、このドライブバイワイ
ヤ(DBW)150では、ドライブバイワイヤ150の
故障時にそなえて2つのアクセルポジションセンサ(ア
クセル開度検出手段)51A,51B及び2つのスロッ
トルポジションセンサ(スロットル開度検出手段)37
A,37Bが設けられており、これにより2組の電子ス
ロットル制御系統231,232が構成されている(図
6参照)。
(以下、第1制御系統という)231は、第1のアクセ
ルポジションセンサ(APS1)51A,第1のスロッ
トルポジションセンサ(TPS1)37A及び電動モー
タ(スロットルアクチュエータ)154をそなえ、第2
の電子スロットル制御系統(以下、第2制御系統とい
う)232は、第2のアクセルポジションセンサ(AP
S2)51B,第2のスロットルポジションセンサ(T
PS2)37B及び電動モータ(スロットルアクチュエ
ータ)154をそなえている。なお、本実施形態におい
ては、第1制御系統231と第2制御系統232とで共
通のモータ154を用いているが、第1,第2制御系統
231,232においてそれぞれ異なるモータを設けて
構成してもよい。
1のアクセルポジションセンサ(APS1)51Aから
のアクセル開度情報に基づいてスロットルコントローラ
160にてスロットル開度が設定され、スロットルコン
トローラ160からの制御信号に基づいて、バタフライ
弁151が設定開度となるように電動モータ154が駆
動される。また、このバタフライ弁151の開度は第1
のスロットルポジションセンサ(TPS1)37Aによ
り、スロットルコントローラ160のフィードバック制
御部160Aにフィードバックされるようになってい
る。
6及びスロットルコントローラ160には、故障判定手
段70が設けられており、この故障判定手段70によ
り、各センサ類やモータ154の故障が判定されるよう
になっている。そして、第1制御系統231のうち、第
1のアクセルポジションセンサ(APS1)51Aや第
1のスロットルポジションセンサ(TPS1)37Aが
故障していると判定されると、第2制御系統232によ
り、DBW150が制御されるのである。
重化することにより、一方の制御系統231が故障して
も、他方の制御系統232によりDBW150を制御す
ることでフェイルセーフを図るようになっているのであ
る。また、第1制御系統231の故障が判定された場合
には、ECU16により警告手段180が作動するよう
になっている。この警告手段180は、例えば車両のイ
ンストルメントパネル内に設けられた警告灯であって、
この警告灯を点灯させることにより、第1制御系統23
1に故障が生じたことをドライバに知らせ、早期の修理
を促すようになっている。
2の全てが故障することも考えられるが、このような場
合には、上述したリンプホーム処理が実行される。すな
わち、故障判定手段70により両方の制御系統231,
232の故障が判定されると、スロットルコントローラ
160に設けられた吸気量制御手段201により、モー
タリレーがオフに制御されて電動モータ154の電源が
遮断されるとともに、LHV12がオンに制御されるよ
うになっている。
フに制御されることにより、スロットル弁15の弁体
(バタフライ弁)151がリターンスプリング153の
付勢力により閉動駆動され、スロットル弁15が略全閉
状態となる。また、LHV12がオンに制御されること
によりバイパス通路13が開放されて、吸気通路2に取
り入れられた吸気はスロットルボディ5内のバイパス通
路13を通って一定量の吸気がエンジン1に供給される
ようになっている。
1,232が故障したとしても、車両の走行に必要な最
低限の吸気量が確保されるので、車両が立ち往生するこ
となく、修理工場等までは自力で走行できるようになっ
ているのである。ここで、車両の走行に必要な最低限の
吸気量とは、例えば車両が80km/h程度の車速で走
行可能な程度の吸気量である。
が故障している(以下、このような故障を二重故障とい
う)にもかかわらず、故障判定手段70で二重故障を判
定できない場合が考えられる。特に、本実施形態におい
ては、アクセルポジションセンサ51A,51Bの故障
を、これらのセンサ51A,51Bの検出情報の差に基
づいて判定しているため、後述の場合には、二重故障の
判定が困難になる場合がある。すなわち、具体的には、
故障判定手段70では、基本的にはアクセルポジション
センサ(APS1)51Aからの出力値VAPS1とアクセ
ルポジションセンサ(APS2)51Bからの出力値V
APS2との差が所定値以内であれば、各アクセルポジショ
ンセンサ51A,51Bが正常に作動していると判定す
るようになっているため、一方のセンサ故障は判定でき
るが、その後もう一方のセンサが同じ位置で故障した場
合には、二重故障を判定しない場合も考えられるのであ
る。
1A,51Bが二重故障しているにもかかわらず、この
ような二重故障を判定しなかった場合には、上述したリ
ンプホーム処理モードが実行されず、スロットル弁15
の動きが予想できないものとなってしまうので、このよ
うな面からも二重故障に至る以前に何らかの対策を講じ
る必要がある。
は、故障判定手段70により一方のアクセルポジション
センサ(ここでは、代表して第1のアクセルポジション
センサ51Aを用いる)の故障が判定された場合に、ド
ライバがブレーキを踏み込むと、ドライバに減速又は走
行停止の意思があるものとして、スロットル弁15の開
度を所定の開度にクリップするようになっているのであ
る。
コントローラ160には、スロットル弁の開度を規制す
るための規制手段240が設けられている。そして、故
障判定手段70からの情報により一方のアクセルポジシ
ョンセンサ51Aの故障が判定されるとともに、ブレー
キスイッチ200からの情報によりドライバがブレーキ
ペダルを踏み込んだことが検出されると、この規制手段
240によりスロットル弁15の開度が所定の上限値で
クリップされるようになっているのである。したがっ
て、このような場合には、エンジンの出力が確実に抑制
され、確実に車両を減速又は停止させることができるの
である。
開度の上限値クリップ処理は、電動モータ(スロットル
アクチュエータ)154への指令目標開度電圧の上限値
をクリップすることにより行なわれる。つまり、一方の
アクセルポジションセンサ51Aの故障が判定され、且
つブレーキペダルの踏み込みが検出されると、スロット
ルコントローラ160では、モータ154に対して、例
えば指令目標開度電圧を0.8Vに設定し、この電圧に
対応するスロットル弁開度が、開度上限値としてクリッ
プされるようになっている。
では、アクセルポジションセンサ51A,51Bの二重
故障を判定しなかった場合の対策として、アクセルポジ
ションセンサ51A,51Bのうちの一方の故障が判定
されると、ブレーキの作動に基づいてスロットル弁の開
度の上限値をクリップするので、この後、他方のアクセ
ルポジションセンサ51B,51Aが故障したにもかか
わらずこの故障が判定されなかった場合でも、スロット
ル弁15の不測の動作を防止でき車両の安全性を高める
ことができるのである。
限値クリップ以外にも、アクセルポジションセンサ51
A,51Bのいずれかの故障が判定された場合には、上
述のF.APS故障の項目で説明したように、以下の処
理が実行される。 VAPS =VAPS2/2に設定又はVAPS =VAPS1/2に
設定 リーン運転禁止処理 クルーズコントロール制御禁止処理 本発明の一実施形態としての内燃機関の制御装置は、上
述のように構成されているので、吸気制御系の故障、即
ち、電子スロットル制御装置(DBW)150及びLH
V12系の故障に対しては、例えば図4に示すように、
処理が行なわれる。
(ステップA10)により、LHV故障の判定にかかる
処理を行なう。LHV故障の判定は、LHVソレノイ
ドがオフであるか否か、及び、端子電圧Lo検出され
ているか否かを判定するが、LHVソレノイドがオフ
且つ端子電圧Lo検出されていれば、LHV故障であ
ると判定する。この場合には、ステップA20の判定を
経て、ステップA30でエンジン出力抑制処理を行な
う。具体的には、次の各処理を行なう。
転モード(圧縮行程噴射モード)に設定し、エンジン出
力の抑制を図る。 エンジン回転数Neが所定回転数(例えば3000r
pm)以上になったら、燃料をカット(燃料供給停止)
を行ない、エンジン出力の抑制を図る。 EGRをカット(停止)し、排気ガス浄化よりも安定
燃焼を優先させる。
て、エンジン回転数フィードバック制御を禁止して、安
定燃焼を優先させる。 一方、LHV故障でなければ、ステップA20の判定を
経て、ステップA40に進み、APSフェイルフラグF
fail1 が1であるか否かを判定する。このAPSフェイ
ルフラグFfail1 は、アクセルポジションセンサ(AP
S)51A,51Bのいずれかが故障した場合には1と
なり、そうでなければ0となる。ここで、フラグFfail
1 が1であればステップA80のAPS二重故障判定ル
ーチンへ進み、フラグFfail1 が1でなければステップ
A50のAPS故障判定ルーチンへ進む。
では、第1のアクセルポジションセンサ(APS1)5
1A,第2のアクセルポジションセンサ(APS2)5
1Bのそれぞれについて、電流回路のショートによる
故障,センサGNDオープンによる故障、電流回路の
オープンによる故障,センサGNDショートによる故
障、特性異常時について、前述のような判定処理を行
なう。
ップA70を経て、ステップA80に進み、APS故障
が二重故障、即ち、第1及び第2のアクセルポジション
センサ(APS1,APS2)51A,51Bがいずれ
も故障しているか否かが判定される。APSが二重故障
なら、ステップA300に進み、リンプホーム処理を行
ない、APSが二重故障でなければ、即ち、2つのAP
Sの一方のみが故障している場合は、ステップA90に
進む。
00がオンか否か、即ち、ブレーキ操作が行なわれてい
るか否かが判定される。ブレーキ操作が行なわれていれ
ば、ステップA100に進み、スロットル開度指令値を
所定の上限値にクリップ処理して、吸気量を抑えること
で、エンジン出力を抑制する。ブレーキ操作が行なわれ
ていなければ、ステップA120に進み、APS故障に
応じて、各故障時処理を行なう。
51Bの故障時には、VAPS =VAPS1/2に設定し、
リーン運転を禁止し、クルーズコントロール制御を
禁止し、エンジン出力上限をクリップ処理する。ただ
し、第2のアクセルポジションセンサ(APS2)51
Bの故障検出後に、スロットルコントローラ160から
エンジンECU16への通信異常が生じた場合には、リ
ンプホーム処理を行なう。
故障時には、VAPS =VAPS2/2に設定し、リーン
運転を禁止し、クルーズコントロール制御を禁止し、
エンジン出力上限をクリップ処理する。ただし、既に
第2のアクセルポジションセンサ(APS2)51Bが
故障していれば、リンプホーム処理を行なう。また、ア
クセルポジションセンサの特性異常時には、VAPS =
VAPS1/2に設定し、リーン運転を禁止し、クルー
ズコントロール制御を禁止し、エンジン出力上限をク
リップする。ただし、既に第1のアクセルポジションセ
ンサ(APS1)51Aが故障していれば、リンプホー
ム処理を行なう。
A60からステップA130のETV判定ルーチンへ進
む。このETV判定ルーチンでは、スロットルコントロ
ーラの故障を判定する。イグニッションスイッチがオ
ンであり、第2アクセルポジションセンサ(APS
2)及び第2スロットルポジションセンサ(TPS2)
に異常がなく、エンジンECU16からスロットルコ
ントローラ160への通信異常が発生していて、|
(VAPS2)/2−(5v−VTPS2)|≧1vである場
合、又は、イグニッションスイッチがオンであり、
第2アクセルポジションセンサ(APS2)及び第2ス
ロットルポジションセンサ(TPS2)に異常がなく、
スロットルコントローラ160からエンジンECU1
6への通信異常が発生していて、|(エンジンECU
指令開度電圧−VTPS2)|≧1vの場合、スロットルコ
ントローラの故障と判定する。
たら、ステップA140を経て、ステップA300に進
み、リンプホーム処理を行ない、スロットルコントロー
ラの故障が判定されなければ、ステップA150の通信
故障判定ルーチンへ進む。この通信故障判定ルーチンで
は、通信故障には、エンジンECU16からスロットル
コントローラ160への通信異常と、スロットルコント
ローラ160からエンジンECU16への通信異常とが
判定される。
ローラ160への通信異常については、バッテリ電圧
Vbが所定値以上あり、スロットルコントローラ16
0からエンジンECU16への通信異常は発生していな
い状況下(ゾーン)において判定し、スロットルコント
ローラ160がエンジンECU16からの通信故障信号
を受信した場合に、故障と判定する。
ンECU16への通信異常については、バッテリ電圧
Vbが所定値以上あり、クルージングスイッチがオフ
である状況下(ゾーン)において判定し、チェックサ
ムエラーがあり、オーバラン・フレーミングエラーが
あり、所定時間(例えば25msec間)通信未完で
ある場合に、故障と判定する。
ップA160を経て、ステップA170に進み、通信故
障対応処理を行なう。つまり、エンジンECU16から
スロットルコントローラ160への通信異常時には、吸
気量制御を適切に行なえないおそれが高くなるため、
リーン運転を禁止し、クルーズコントロール制御を禁
止し、エンジン高回転時(例えばNe≧3000rp
m)には燃料カットを行なう。
エンジンECU16への通信異常時には、吸気量制御を
適切に行なえないおそれが高くなるため、スロットル
コントローラ160に通信フェイルを送信して、リー
ン運転を禁止し、クルーズコントロール制御を禁止
し、エンジン高回転時(例えばNe≧3000rp
m)には燃料カットを行ない、ブレーキ踏込時には、
エンジンECU16からのスロットルバルブの指令目標
開度を上限クリップする。
160を経て、ステップA180のモータ故障判定ルー
チンに進む。モータ故障判定ルーチンでは、モータリ
レーがオンであり、スロットルコントローラ160か
らエンジンECU16への通信異常は発生していない状
況下(ゾーン)で、モータ出力の地絡,天絡故障信号を
受信した場合に、モータ故障と判定する。
90を経て、ステップA300に進み、リンプホーム処
理を行ない、モータ故障が判定されなければ、ステップ
A200のTPS故障判定ルーチンに進む。TPS故障
判定ルーチンでは、イグニッションスイッチがオンで
あり、スロットルコントローラ160からエンジンE
CU16への通信異常は発生していないという状況下
(ゾーン)で、それぞれの故障信号を受信した場合に、
故障と判定する。なお、スロットルコントローラ160
によるフィードバック制御に用いられる第1のスロット
ルポジションセンサ(TPS1)37Aについては、
電流回路のオープン又はショートによる故障とリニア
リティ不良とがあり、第2のスロットルポジションセン
サ(TPS2)37Bについては、特性異常と電流
回路のオープン又はショートによる故障とがある。
結果に基づいて、ステップA210で、TPS1とTP
S2とのいずれか一方が故障しているか否かが判定され
る。ここで、TPS1とTPS2とのいずれか一方が故
障していれば、ステップA220に進み、TPS1とT
PS2との両方が共に故障しているか否かが判定され
る。
ていれば、ステップA300に進み、リンプホーム処理
を行ない、そうでなければ(即ち、TPS1とTPS2
とのいずれか一方のみが故障している場合)、ステップ
A230に進み、リーンモード禁止処理を行なう。この
リーンモード禁止処理は、リーンモードは、高精度なス
ロットル制御の基に成立するモードなので、TPS故障
時にはリーンモードでは安定燃焼を損なうおそれがあ
る。これを回避するためにリーンモードを禁止するので
ある。
S)がいずれも故障していなければ、ステップS210
を経て、ステップS240のポジションフィードバック
故障判定ルーチン(POS F/B故障判定ルーチン)
に進む。ポジションフィードバック故障判定ルーチンで
は、ポジションフィードバックの故障、つまり、バル
ブ系の固着(全閉固着を含む)や、モータ出力オープ
ンを判定するが、この判定は、イグニッションスイッ
チがオンであって、モータリレーがオンである、又
は、エンジンECU16からスロットルコントローラ1
60への通信異常が発生していて、バッテリ電圧Vb
が所定値以上あり、スロットルコントローラ160か
らエンジンECU16への通信異常は発生していない状
況下(ゾーン)で、ポジションフィードバック故障信号
を受信した場合に、故障と判定する。
なければ、ステップA250を経て、故障処理は行なわ
ない(リターンする)が、ポジションフィードバック故
障が判定されれば、ステップA250を経て、ステップ
A260に進み、第2スロットルバルブ開度VTPS2が所
定値K1(K1:バルブ全開に近い値)以上か否かが判
定される。ここで、第2スロットルバルブ開度VTPS2が
所定値K1以上なら、ステップA280へ進み、バルブ
開固着フェイル処理を行なう。
ブ開度VTPS2が所定値K1以上でなければ、ステップA
270に進み、第2スロットルバルブ開度VTPS2が所定
値K2(K2:バルブ全閉に近い値)以下か否かが判定
される。ここで、第2スロットルバルブ開度VTPS2が所
定値K2以下なら、ステップA290へ進み、バルブ閉
固着フェイル処理を行なう。
TPS2が、所定値K1,K2の間の値であれば、ステップ
A300に進み、リンプホーム処理を行なう。次に、本
実施形態にかかる内燃機関の制御装置において特徴とな
るリンプホーム処理時の動作について説明すると、この
ステップA300のリンプホーム処理は、図5に示すよ
うに行なわれる。
ン運転モードを禁止する(ステップB10)。つまり、
高精度なスロットル制御を要求するリーン運転モードを
回避して、ストイキオモード等によってより安定した燃
焼が行なえるようにする。次に、モータリレー(電源リ
レー)62をオフにする。これにより、スロットルコン
トローラ160には電力供給されなくなり、スロットル
コントローラ160を通じたスロットルバルブ制御は行
なわれなくなり、リンプホームバルブ14のみを制御し
て吸気量調整を行なうようになる。
否か、即ち、ブレーキ操作が行なわれているか否かが判
定される(ステップB30)。ブレーキスイッチ200
がオンならば、リンプホームバルブ(LHV)14を所
定時間(例えば2秒間)だけデューティ制御する(ステ
ップB40)。つまり、このリンプホームバルブ14
は、通常時にはオンかオフかのいずれかにセットされる
オン・オフバルブであが、電磁バルブなので、デューテ
ィ制御も可能であり、ここでは、例えばデューティ比5
0%程度としてLHV14の開度を抑制することで、バ
イパス通路13に流れる空気量を低下させる。そして、
これにより吸気マニホールド9の負圧を増加させマスタ
バック負圧を確保するようになっているのである。した
がって、ドライブバイワイヤ150が故障してリンプホ
ーム処理が行なわれても、ブレーキ操作時には十分なマ
スタバック負圧が確保されるので、通常時と同等の制動
力を確保できるのである。
始時の所定時間(ここでは2秒間)で十分であり、所定
時間経過したら、デューティ制御は終了する。なお、こ
のリンプホームバルブ14のデューティ制御を所定時間
内に規制することで、ソレノイドの耐久性も確保され
る。一方、ブレーキスイッチ200がオフならば、リン
プホームバルブ(LHV)14をオン(開)状態にする
(ステップB50)。
行なったら、ステップB60に進み、車両が前進してい
るか否かを判定する。車両が前進していなければ、車両
は後退していることになり、一部の気筒の燃料カット
(例えば6気筒中の3気筒を燃料カット)を行ない、エ
ンジン出力の抑制を行なう(ステップB110)。車両
が前進していれば、ステップB70に進み、第2のアク
セルポジションセンサ(APS2)51Bの出力値が所
定値以上か否か〔(5v−VAPS2)>1.5vか又は
(5v−VAPS2)≦1.5vか〕を判定する。
きには、ステップB110に進み、一部の気筒の燃料カ
ット(例えば6気筒中の3気筒を燃料カット)を行な
い、エンジン出力の抑制を行なう。また、(5v−V
APS2)>1.5vなら、ステップB80に進み、第2の
アクセルポジションセンサ(APS2)51Bが故障し
ているか否かを判定する。この故障判定は前述のように
行なう。
10に進み、一部の気筒の燃料カット(例えば6気筒中
の3気筒を燃料カット)を行ない、エンジン出力の抑制
を行なう。APS2が故障していなければ、ステップB
90に進み、ブレーキスイッチ200がオンか否か、即
ち、ブレーキ操作が行なわれているか否かが判定され
る。
らば、一部の気筒の燃料カット(例えば6気筒中の3気
筒を燃料カット)を行ない、エンジン出力の抑制を行な
う。ブレーキスイッチ200がオンでなければ、ステッ
プB100に進み、全気筒で燃料噴射を行ない、出力を
確保する。また、リンプホーム処理時には、警告灯18
0の点灯も行なう。
行時で、APS2故障がなく(即ち、APS2情報から
ドライバの速度要求意思を把握できる状態である)、ブ
レーキ操作がされていないで、アクセル開度が所定値以
上ある場合、すなわち、ドライバがエンジン出力を要求
している時には、燃料カットは行なわないが、後進走行
時や、APS2故障時や、ブレーキ操作時や、アクセル
開度が所定値以下の場合には、安全側の制御として、一
部の気筒の燃料カット(例えば6気筒中の3気筒を燃料
カット)を行ない、エンジン出力の抑制を行なうのであ
る。
れば車速を得ることができ、ブレーキ操作すれば減速や
停止をおこなうことができ、吸気系の故障時にも、残さ
れたドライバ意思反映手段であるブレーキ操作情報に基
づいて、ドライバ意思を反映した車速制御を一定レベル
で行なえるのである。ところで、本発明の内燃機関の制
御装置の特徴となる動作について説明すると、上述のス
テップA80,A90,A100で説明したように、ス
テップA80でAPS故障が二重故障、即ち、第1及び
第2のアクセルポジションセンサ(APS1,APS
2)51A,51Bがいずれも故障していることが判定
されず、2つのAPSの一方のみが故障していることが
判定されると、ステップA90では、ブレーキスイッチ
200がオンか否か、即ち、ブレーキ操作が行なわれて
いるか否かが判定され、ブレーキ操作が行なわれていれ
ば、ステップA100に進み、スロットル開度指令値を
所定の上限値にクリップ処理して、吸気量を抑えること
でエンジン出力を抑制するのである。
ンサの故障が判定されると、ブレーキの作動によりスロ
ットル弁の開度の上限値がクリップされるので、この後
他方のアクセルポジションセンサが故障したにもかかわ
らず故障判定されなかった場合でも、スロットル弁の不
測の動作を防止することができ、車両の安全性を高める
ことができる利点がある。
正常であっても、一方のアクセルポジションセンサの故
障時には、ブレーキの作動が検出されるとスロットル弁
の開度の上限値がクリップされるので、ドライバにエン
ジン出力の変化により車両の異常を認識させて、早期の
車両の修理を促すという利点もある。また、これによ
り、ドライブバイワイヤ150の信頼性や安全性も向上
する利点がある。
て簡単に述べると、リセット条件としては、イグニッシ
ョンキーOFF,バッテリOFF等があり、再走行時に
前述した制御を繰り返すとともに、再判定時にDBW正
常とされた場合は、通常制御に復帰する。なお、その際
に、フェイル情報としてフェイル内容をコンピュータに
記憶させれば、車両点検時にDBWシステムの再チェッ
クを行なうことができる。
関に本制御装置を適用した場合について説明したが、本
発明の内燃機関の制御装置は、このような実施形態に限
定されるものではなく、電子スロットル制御装置と、複
数組の電子スロットル制御系統とをそなえた車両に広く
適用することができる。
発明の内燃機関の制御装置によれば、故障判定手段によ
り複数組の制御系統のうちの一組の電子スロットル制御
系統の故障が判定され、且つブレーキスイッチによりブ
レーキの作動が検出された場合には、規制手段によりス
ロットル弁の開度の上限が規制されるので、この後他方
の電子スロットル制御系統が故障したにもかかわらず故
障判定されなかった場合でも、スロットル弁の不測の動
作を防止することができ、車両の安全性を高めることが
できる利点がある。
常であっても、一方の電子スロットル制御系統の故障時
には、ブレーキの作動が検出されるとスロットル弁の開
度の上限値がクリップされるので、ドライバにエンジン
出力の変化により車両の異常を認識させて、早期の車両
の修理を促すという利点もある。また、これにより、電
子スロットル制御装置の信頼性や安全性も向上する利点
がある。
制御装置によれば、電子スロットル制御系統としてアク
セル開度検出手段を設け、複数のアクセル開度検出手段
による検出情報の差に基づいて、アクセル開度検出手段
の故障を判定するようなシステムにおいて、アクセル開
度検出手段が二重故障しているにも関わらずこの二重故
障が判定されなかった場合でも、確実にスロットル弁の
不測の動作を防止することができ、やはり車両の安全性
を高めることができる利点がある。
置の要部を示す模式的な構成図である。
置を示すブロック図である。
御系を示すブロック図である。
御系のフェイル対策処理を示すフローチャートである。
御系のフェイル対策処理のうちのリンプホーム処理を示
すフローチャートである。
置の要部機能に着目した模式的なブロック図である。
ションセンサ 37A 第1のスロットルポジションセンサ(TPS
1) 37B 第2のスロットルポジションセンサ(TPS
2) 51 アクセル開度検出手段としてのアクセルポジショ
ンセンサ 51A 第1のアクセルポジションセンサ(APS1) 51B 第2のアクセルポジションセンサ(APS2) 70 故障判定手段 150 電子スロットル制御装置又はドライブバイワイ
ヤ(DBW) 154 電動モータ(スロットルアクチュエータ) 160 スロットル制御コンピュータ(スロットルコン
トローラ) 180 警告手段 200 ブレーキスイッチ 201 吸気量制御手段 231 第1制御系統(第1の電子スロットル制御系
統) 232 第2制御系統(第2の電子スロットル制御系
統) 240 規制手段
Claims (2)
- 【請求項1】 アクセルペダルの操作量に基づいてエン
ジンのスロットル弁を電気的に駆動する複数組の電子ス
ロットル制御系統と、ブレーキの作動状態を検出するブ
レーキスイッチとをそなえ、 該複数組の電子スロットル制御系統のうち一組の電子ス
ロットル制御系統の故障を判定するとともに、該複数組
の全ての電子スロットル制御系統の故障を判定する故障
判定手段と、 該故障判定手段により該複数組の全ての電子スロットル
制御系統の故障が判定されると、該スロットル弁を閉方
向に駆動するとともに所定量の吸気をエンジンに供給す
る吸気量制御手段と、 該故障判定手段により該複数組のうちの一組の電子スロ
ットル制御系統の故障が判定されるとともに、該ブレー
キスイッチによりブレーキの作動が検出されると、該ス
ロットル弁の開度の上限を規制する規制手段とをそなえ
ていることを特徴とする、内燃機関の制御装置。 - 【請求項2】 該電子スロットル制御系統が該アクセル
ペダルの操作量を検出するアクセル開度検出手段として
構成され、 該故障判定手段が、該複数のアクセル開度検出手段によ
る検出情報の差に基づいて、該アクセル開度検出手段の
故障を判定するように構成されていることを特徴とす
る、請求項1記載の内燃機関の制御装置。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12343297A JP3279220B2 (ja) | 1997-04-25 | 1997-04-25 | 内燃機関の制御装置 |
US09/061,185 US6047679A (en) | 1997-04-25 | 1998-04-17 | Control apparatus for an internal combustion engine |
KR1019980014462A KR100329297B1 (ko) | 1997-04-25 | 1998-04-23 | 내연기관의제어장치 |
DE69827189T DE69827189T2 (de) | 1997-04-25 | 1998-04-27 | Steuereinrichtung für eine Brennkraftmaschine |
EP98303262A EP0874147B1 (en) | 1997-04-25 | 1998-04-27 | Control apparatus for an internal combustion engine |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12343297A JP3279220B2 (ja) | 1997-04-25 | 1997-04-25 | 内燃機関の制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10299554A JPH10299554A (ja) | 1998-11-10 |
JP3279220B2 true JP3279220B2 (ja) | 2002-04-30 |
Family
ID=14860435
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12343297A Expired - Fee Related JP3279220B2 (ja) | 1997-04-25 | 1997-04-25 | 内燃機関の制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3279220B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3491587B2 (ja) * | 1999-12-21 | 2004-01-26 | 株式会社デンソー | 回転角度検出センサのフェイルモード調整方法 |
JP3826673B2 (ja) | 2000-05-25 | 2006-09-27 | 日産自動車株式会社 | 車両の走行制御装置 |
-
1997
- 1997-04-25 JP JP12343297A patent/JP3279220B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10299554A (ja) | 1998-11-10 |
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