JPH08312180A - 多段式駐車設備 - Google Patents

多段式駐車設備

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JPH08312180A
JPH08312180A JP11866995A JP11866995A JPH08312180A JP H08312180 A JPH08312180 A JP H08312180A JP 11866995 A JP11866995 A JP 11866995A JP 11866995 A JP11866995 A JP 11866995A JP H08312180 A JPH08312180 A JP H08312180A
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fire
pipe
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健太郎 三好
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  • Fire-Extinguishing By Fire Departments, And Fire-Extinguishing Equipment And Control Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 消火配管の噴出ヘッドと火元である車両との
位置関係をパレットの昇降位置に関わりなく常に一定に
して消火活動を迅速にかつ確実に行うとともに、パレッ
トと消火配管との干渉をなくして消火配管の取付け作業
を容易に行う。 【構成】 ピット三段式駐車設備において、上下3枚の
パレットP1 ,P2 ,P3 を連結するパレット昇降体4
の側部に消火配管23を設ける。この消火配管23を上
下方向に延びる導入管24と、導入管24上端に最上段
のパレット上面高さに臨むよう設けられた接続口27
と、導入管24下端に設けられた噴出ヘッド28とで構
成する。消火時、接続口27を地上階1の消火ボンベか
ら延びる消火ホースに着脱可能に接続し、消火ボンベか
ら消火ホースを経て導入管24に供給される消火液又は
消火剤を噴出ヘッド28から火元に向けて吹き付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多段式駐車設備の改良
に関し、特に消火装置を備えた多段式駐車設備において
迅速にかつ確実に消火しようとするものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、ピット内や地上に設置された多
段式駐車設備においては、火災対策として消火装置が備
え付けられており、例えば実開平4−90644号公報
に開示されているように、ピット三段式駐車設備におい
て下段パレットに格納された車両を地上から消火する場
合に、上段及び中段パレットが消火活動の邪魔にならな
いようにするために、消火配管を地上階からピットの下
方に延設する等、色々と工夫して効率良く消火活動を行
うようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の公報
例のピット三段式駐車設備では、消火配管がピット壁面
に固定されていることから、下段パレットがピット底面
の定位置に下降停止しているときには、下段パレットに
搭載されている車両と消火配管の噴出ヘッドとの位置関
係が適正になっていて消火に支障を来たさないが、図7
に示すように、パレットaの昇降中に火災が発生して下
段パレットaがピットb底面の定位置から上方に位置し
ているときには、消火配管cの導入管d下端の噴出ヘッ
ドeが下段パレットaに接近し過ぎて噴出ヘッドeの向
きが下段パレットa上の車両fから外れ、折角、地上階
の消火ボンベから延びる消火ホース(共に図示せず)か
ら導入管d上端の接続口hを経て噴出ヘッドeより消火
液又は消火剤を吹き出しても、消火液又は消火剤を火元
である車両fに的確に吹き付けることができなくなり、
消火活動に支障を来たすことになる。
【0004】さらに、このピット三段式駐車設備では、
消火配管cをピットb壁面に取り付けているため、消火
配管cがピットb内に突出した状態となっており、取付
けに際しては消火配管cがパレットaと干渉しないよう
に十分に配慮する必要があって取付け作業がし辛いとい
う問題がある。また、装置類の設置の都合やその他レイ
アウト上等の理由により、駐車設備によってはピットb
の形状が異なる場合があり、この場合には、最適な消火
活動を行い得るようにピットbの形状に合わせてその都
度、形状や寸法の異なる消火配管cを用意しなければな
らず、経費が掛かって不経済である。なお、図7中、i
は上下3枚のパレットaを両側の前後2箇所で連結支持
するパレット支持フレームである。
【0005】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、その目的とするところは、消火配管をパレット側
に設けることにより、消火配管の噴出ヘッドと火元であ
る車両との位置関係をパレットの昇降位置に関わりなく
常に一定にし、消火液又は消火剤を火元である車両に的
確に吹き付けて消火活動を迅速にかつ確実に行うととも
に、消火配管の取付け作業時においてパレットと消火配
管との干渉に腐心することなく取付け作業を容易に行お
うとすることにある。さらには、ピットの形状が異なる
場合であっても、同一規格の消火配管の使用を可能とな
し、経費を節減することにもある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、複数枚のパレットが上下方向に所定間隔
をあけて配置されたパレット昇降体を地面に掘削された
ピット内に昇降可能に配置し、入出庫時、上記各パレッ
トのうち入出庫しようとする目的のパレットを地上階の
乗入れ・乗出しレベルとほぼ同一高さに位置付けるよう
上記パレット昇降体を昇降させるようにした多段式駐車
設備を対象とし、次のような解決手段を講じた。
【0007】すなわち、本発明の第1の解決手段は、消
火液又は消火剤を地上階からピット内に導入する消火配
管を、上下のパレットを連結するように上記パレット昇
降体の側部に設けたことを特徴とする。
【0008】本発明の第2の解決手段は、第1の解決手
段において、消火配管として、上下方向に延びる導入管
を備えたものとする。さらに、地上階の消火ボンベから
延びる消火ホースに着脱可能に接続される接続口を上記
導入管上端に最上段のパレット上面高さに臨むよう設け
る。また、噴出ヘッドを上記導入管下端に設け、上記消
火ボンベから消火ホースを経て導入管に供給される消火
液又は消火剤を上記噴出ヘッドから火元に向けて吹き付
けるようにしたことを特徴とする。
【0009】本発明の第3の解決手段は、第2の解決手
段において、消火配管を車両乗入れ側から見てパレット
昇降体の一方の側部の手前側と、他方の側部の奥部側と
に1本ずつ設ける。この際、各々の噴出ヘッドをパレッ
ト内側に向けるようにしたことを特徴とする。
【0010】
【作用】上記の構成により、本発明の第1,2の解決手
段では、入出庫時、パレット昇降体がピット内を昇降
し、上下方向に所定間隔をあけて配置された複数枚のパ
レットのうち、入出庫しようとする目的のパレットが地
上階の乗入れ・乗出しレベルとほぼ同一高さに位置付け
られ、入庫車両は該パレットに乗り入れる一方、出庫車
両は該パレットから乗り出す。
【0011】この場合において、上記パレット昇降体の
側部に設けられた消火配管は、当然にパレット昇降体と
共に一体となって昇降し、パレット昇降体の昇降途中に
おいて火災が発生すると、駆動装置の稼働が停止され、
上記パレット昇降体は昇降動作を途中で止めてその場に
停止する。上記消火配管も当然にパレット昇降体と共に
昇降動作を停止する。そして、消火液又は消火剤が消火
配管を経て地上階からピット内に導入され、火元である
パレット上の車両に向けて吹き付けられて消火する。第
2の解決手段では、導入管上端の接続口が地上階の消火
ボンベから延びる消火ホースに接続され、該消火ボンベ
から消火ホースを経て導入管に供給された消火液又は消
火剤が上記導入管下端の噴出ヘッドから火元であるパレ
ット上の車両に向けて吹き付けられて消火する。
【0012】この際、消火配管と各パレットとの位置関
係はパレット昇降体の昇降動作に関係なく常に一定であ
ることから、消火配管により地上階からピット内に導入
された消火液又は消火剤が、火元であるパレット上の車
両にそのピット内での位置に関係なく常に消火に最適な
間隔を保って的確に吹き付けられ、消火活動が迅速にか
つ確実に行われる。
【0013】さらに、消火配管はパレット昇降体と一体
となって昇降することから、パレット昇降体の昇降動作
の邪魔にならず、その取付けに際しパレット昇降体との
干渉を念頭に置く必要がなく、消火配管がパレット昇降
体に容易に取り付けられる。また、消火配管はパレット
昇降体側に設けられていることから、ピットの形状に関
わりなく一定の規格の消火配管の使用が可能となり、ピ
ットの形状に応じて規格の異なる消火配管を用意する必
要がなくなって経費が節減される。
【0014】本発明の第3の解決手段では、2本の消火
配管がパレットの中心を基準にして点対称の位置に配置
され、各々の消火配管で車両の前半部分と後半部分の消
火を受け持ち、消火が効率良く行われる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0016】図1〜3は本発明の実施例に係る多段式駐
車設備としてのピット三段式駐車設備を示す。このピッ
ト三段式駐車設備は、地上階1の地面2に掘削されたピ
ット3を備えてなり、該ピット3内にはパレット昇降体
4が昇降可能に配置されている。該パレット昇降体4
は、上段パレットP1 、中段パレットP2 及び下段パレ
ットP3 の3枚のパレットを備えてなり、該各パレット
P1 ,P2 ,P3 の両サイドには、上下方向に延びる4
本のパレット支持フレーム5,5,…が2本ずつ車両乗
入れ・乗出し方向に所定間隔をあけて配置され、上記3
枚のパレットP1,P2 ,P3 を共に一体となって昇降
するように上記4本のパレット支持フレーム5,5,…
で上下方向に所定間隔をあけて連結してほぼ水平に支持
している。
【0017】上記上段、中段及び下段パレットP1 ,P
2 ,P3 のうち下段パレットP3 の裏面には、幅方向に
延びる2つのパレット受梁6,6が前後に所定間隔をあ
けて取り付けられ、該各パレット受梁6の両端には2つ
のガイドスプロケット7,7が1つずつ取り付けられて
いる。
【0018】一方、ピット底面3aの図1右端には2本
の補助柱8,8が前後に所定間隔をあけて立設され、該
各補助柱8上端にはバランス手段としてのバランスチェ
ーン9,9の一端がそれぞれ固定され、該各バランスチ
ェーン9は、上記両ガイドスプロケット7,7のうち図
1右端のガイドスプロケット7に下側から掛け渡されて
上記パレット受梁6に沿って下段パレットP2 の幅方向
に延び、図1左端のガイドスプロケット7に上側から掛
け渡された後、ピット底面3aに固定されている。そし
て、この前後2本のバランスチェーン9,9で上記パレ
ット昇降体4を各上段、中段及び下段パレットP1 ,P
2 ,P3 の水平状態を保持した状態で昇降案内するよう
になされている。
【0019】上記ピット底面3aの図1左端には2本の
主柱10,10が前後に所定間隔をあけて立設され、該
両主柱10,10のうち後側の主柱10内側の上寄りに
は、ブレーキ付ギャードモータからなる駆動モータ11
がブラケット12に支持されて配置され、該駆動モータ
11の出力軸11aには駆動スプロケット13が取り付
けられている。一方、上記両支柱10,10の上端には
シャフト14が橋絡され、該シャフト14の後寄りには
従動スプロケット15が取り付けられ、該従動スプロケ
ット15及び駆動スプロケット13には、エンドレスチ
ェーンからなる駆動チェーン16が巻き掛けられてい
る。
【0020】図1左側の各支柱10は中空形状に形成さ
れ、その中空部上端には上記シャフト14の両端が嵌挿
され、該嵌挿部分に上側スプロケット17が並設されて
いる。また、図1左側の各支柱10の中空部下端には同
じく下側スプロケット18が並設され、この上下一対の
上側及び下側スプロケット17,18にはエンドレスチ
ェーン19が巻き掛けられている。
【0021】この前後のエンドレスチェーン19,19
には、パレット掛止具(図示せず)が取り付けられ、一
方、上記パレット昇降体4における下段パレットP3 の
前後2箇所には、上記パレット掛止具と係合するフック
20が取り付けられ、該フック20を上記パレット掛止
具に係合させた状態でパレット昇降体4を昇降案内する
ようにしている。
【0022】そして、上記駆動モータ11の起動により
その回転力を駆動スプロケット13、駆動チェーン1
6、従動スプロケット15、上側スプロケット17、エ
ンドレスチェーン19及び下側スプロケット18に伝
え、上記パレット昇降体4を昇降させ、上記各パレット
P1 ,P2 ,P3 のうち入出庫しようとする目的のパレ
ットP1 ,P2 ,P3 を地上階1の地面2である乗入れ
・乗出しレベルとほぼ同一高さに位置付け、入庫車両C
を各パレットP1 ,P2 ,P3 に乗り入れて格納した
り、あるいは各パレットP1 ,P2 ,P3 から乗り出し
て退出するようになされている。
【0023】上記地上階1のピット3上端の両サイドに
は、入出庫時に利用者が通過するための通路21,21
が設けられ、該各通路21には、2つの切欠部21a,
21aが上記各パレット支持フレーム5に対応するよう
にコの字形に切欠き形成され、パレット昇降体4の昇降
時に各パレット支持フレーム5が切欠部21aを上下方
向に通過するようになっている。
【0024】また、車両乗入れ側から見て右側の通路2
1の奥部側と左側の通路21の手前側には、中段パレッ
トP2 専用の消火口21bが2つ形成され、該両消火口
21b,21bはパレットの中心を基準にして点対称の
位置に配置されている。この各消火口21bは平常時は
蓋22で覆われているが、消火に際してはこの蓋22を
取り、消火口21bに地上階1から後述する消火ホース
31を挿入して消火活動を行うようになっている。
【0025】図4〜6に示すように、本発明の特徴とし
て、上記パレット昇降体4の両側部には、消火液又は消
火剤を地上階1からピット3内に導入する消火配管2
3,23が上下の上段パレットP1 と中段パレットP2
とを上下に連結するように設置されている。該各消火配
管23は、車両乗入れ側から見てパレット昇降体4の一
方(図3右側)の側部の手前側と、他方(図3左側)の
側部の奥部側とにパレットの中心を基準にして点対称の
位置になるように1本ずつ設けられている。
【0026】上記各消火配管23は上下方向に延びる導
入管24を備えてなり、この導入管24は、上記上段パ
レットP1 及び中段パレットP2 裏面に固定されたブラ
ケット25に止め具26によって取り付けられている。
上記導入管24上端には、接続口27が上段パレットP
1 上面高さに臨むよう設けられ、該接続口27の内部に
はゴムパッキン等からなるリング状のシール材27aが
装着され、後述する消火ホース31の噴出ノズル30先
端のテーパ接続部30aを上記シール材27aに挿入す
るようにしている。また、上記導入管24下端には噴出
ヘッド28が取り付けられ、該噴出ヘッド28はパレッ
ト内側にかつ斜下方に向いている。そして、図1及び図
3に示すように、点対称位置に配置された2本の消火配
管23,23によって消火液又は消火剤を車両Cの前半
部分と後半部分に斜上方から吹き付けるようにしてい
る。なお、各通路21の消火配管23対応箇所には、該
消火配管23との干渉を回避するための切欠部21cが
形成されている。
【0027】一方、図6に示すように、地上階1の地面
2には、消火液又は消火剤が貯留された消火ボンベ29
が設置され、該消火ボンベ29には、先端に噴出ノズル
30を有する消火ホース31が引き回し可能なよう移動
自在に接続されている。この消火ホース31の噴出ノズ
ル30先端にはテーパ接続部30aが形成されていると
ともに、その基端側にはレバー32が設けられ、該レバ
ー32の切換え操作により消火ボンベ29から供給され
る消火液又は消火剤の通過を許容したり遮断するように
している。そして、上記噴出ノズル30のテーパ接続部
30aを消火配管23の接続口27に挿入することで消
火配管23の接続口27が消火ホース31に着脱可能に
接続され、上記消火ボンベ29から消火ホース31を経
て消火配管23の導入管24に供給される消火液又は消
火剤を噴出ヘッド28から火元に向けて吹き付けるよう
にしている。
【0028】このように、本実施例では、消火配管23
をパレット昇降体4の側部に取り付けていることから、
パレット昇降体4が昇降すると消火配管23も同じスト
ロークだけ同時に昇降する。つまり、パレット昇降体4
の下段パレットP3 と消火配管23の噴出ヘッド28と
の位置関係はパレット昇降体4の昇降動作に関係なく常
に一定であり、昇降途中において下段パレットP3 上の
車両Cに火災が発生しても、消火液又は消火剤を噴出ヘ
ッド28から火元である車両Cに向けて常に消火に最適
な間隔を保って的確に吹き付けることができ、消火活動
を迅速にかつ確実に行うことができる。
【0029】また、上記実施例では、消火配管23がパ
レット昇降体4と一体となって昇降することから、パレ
ット昇降体4の昇降動作に邪魔されるということがな
く、その取付けに際しこのことを念頭に置かずに消火配
管23をパレット昇降体4に容易に取り付けることがで
きる。また、消火配管23をパレット昇降体4側に設け
ていることから、ピット3の形状に関わりなく一定の規
格の消火配管23を使用することができ、ピット3形状
に応じて規格の異なる消火配管23を用意せずに済み経
費を節減することができる。
【0030】さらに、上記実施例では、2本の消火配管
23,23をパレットの中心を基準にして点対称の位置
に配置していることから、各々の消火配管23,23で
車両Cの前半部分と後半部分の消火を受け持って消火を
効率良く行うことができる。
【0031】なお、上記実施例では、消火配管23によ
る消火対象が下段パレットP3 に搭載した車両Cであ
り、中段パレットP2 に搭載した車両Cは、地上階1に
近いのでその消火は消火口21bから消火ホース31を
挿入して行うようにしているが、下段パレットP3 側と
同様に消火配管23をパレット昇降体4に設けて消火す
るようにしてもよい。
【0032】また、上記実施例では、消火配管23の接
続口27に対する消火ホース31の接続をシール材27
aを介して行うようにしているが、ワンタッチで着脱可
能な周知のソケット方式にしてもよく、その手段は問わ
ない。
【0033】さらに、上記実施例では、ピット三段式駐
車設備を示したが、ピット四段式のものにも適用可能で
あり、この場合には噴出ヘッド28をパレット昇降体4
の上下2箇所に設置して最下段のパレット上の車両とそ
の上隣のパレット上の車両とを同時に又は別々に消火で
きるようにしてもよいし、あるいは長さの異なる消火配
管23を用意して最下段用及びその上段用のパレットと
にそれぞれ分担させるようにしてもよい。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1及び2に
係る本発明によれば、消火液又は消火剤を地上階からピ
ット内に導入する消火配管をパレット昇降体の側部に設
けたので、パレット昇降体が昇降途中で火災により停止
しても、その昇降位置に関係なく消火配管と各パレット
との位置関係を常に一定に確保でき、消火液又は消火剤
を火元であるパレット上の車両に消火に最適な間隔を保
って的確に吹き付けて消火活動を迅速にかつ確実に行う
ことができる。また、消火配管をパレット昇降体に設け
てパレット昇降体と一体となって昇降させるので、消火
配管がパレット昇降体の昇降動作の邪魔になることがな
く、このことに気を使わずに消火配管をパレット昇降体
に容易に取り付けることができる。さらに、消火配管を
パレット昇降体側に設けたので、ピットの形状に関わり
なく一定の規格の消火配管を使用でき、消火配管の標準
化ができて経費を節減することができる。
【0035】請求項3に係る本発明によれば、2本の消
火配管を点対称の位置に配置して車両の前後2箇所から
全体を効率良く消火することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ピット三段式駐車設備の正面図である。
【図2】ピット三段式駐車設備の側面図である。
【図3】ピット三段式駐車設備の平面図である。
【図4】パレット昇降体の消火配管取付け部分を示す正
面図である。
【図5】図4のA矢視図である。
【図6】地上階の消火ボンベから延びる消火ホースを接
続した状態の消火配管の接続口部分を示す断面図であ
る。
【図7】従来例のピット三段式駐車設備において昇降途
中で非常停止した場合の消火配管と下段パレットとの位
置関係を示す側面図である。
【符号の説明】
1 地上階 2 乗入れ・乗出しレベル(地面) 3 ピット 4 パレット昇降体 23 消火配管 24 導入管 27 接続口 28 噴出ヘッド 29 消火ボンベ 31 消火ホース P1 上段パレット P2 中段パレット P3 下段パレット

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数枚のパレットが上下方向に所定間隔
    をあけて配置されたパレット昇降体を地面に掘削された
    ピット内に昇降可能に配置し、 入出庫時、上記各パレットのうち入出庫しようとする目
    的のパレットを地上階の乗入れ・乗出しレベルとほぼ同
    一高さに位置付けるよう上記パレット昇降体を昇降させ
    るようにした多段式駐車設備であって、 上記パレット昇降体の側部には、消火液又は消火剤を地
    上階からピット内に導入する消火配管が上下のパレット
    を連結するように設けられていることを特徴とする多段
    式駐車設備。
  2. 【請求項2】 消火配管は、上下方向に延びる導入管
    と、 該導入管上端に最上段のパレット上面高さに臨むよう設
    けられ、地上階の消火ボンベから延びる消火ホースに着
    脱可能に接続される接続口と、 上記導入管下端に設けられ、上記消火ボンベから消火ホ
    ースを経て導入管に供給される消火液又は消火剤を火元
    に向けて吹き付ける噴出ヘッドとで構成されていること
    を特徴とする請求項1記載の多段式駐車設備。
  3. 【請求項3】 消火配管は、車両乗入れ側から見てパレ
    ット昇降体の一方の側部の手前側と、他方の側部の奥部
    側とに1本ずつ設けられ、各々の噴出ヘッドをパレット
    内側に向けていることを特徴とする請求項2記載の多段
    式駐車設備。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100400786C (zh) * 2006-04-04 2008-07-09 贾广生 一种组合式液压垂直升降立体停车库的制作方法
CN100408796C (zh) * 2006-06-27 2008-08-06 贾广生 一种液压直顶式立体停车设备结构的制作方法

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CN100400786C (zh) * 2006-04-04 2008-07-09 贾广生 一种组合式液压垂直升降立体停车库的制作方法
CN100408796C (zh) * 2006-06-27 2008-08-06 贾广生 一种液压直顶式立体停车设备结构的制作方法

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